JPH0665205U - 袋のネックシール用口取りテープ - Google Patents

袋のネックシール用口取りテープ

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JPH0665205U
JPH0665205U JP1034793U JP1034793U JPH0665205U JP H0665205 U JPH0665205 U JP H0665205U JP 1034793 U JP1034793 U JP 1034793U JP 1034793 U JP1034793 U JP 1034793U JP H0665205 U JPH0665205 U JP H0665205U
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adhesive
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盛雄 若林
陽一郎 山岸
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Nichiban Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 結束機の案内途中で横ずれしたり、巻重体の
連れ回りによるほぐれや弛みが発生しにくい袋のネック
シール用口取りテープを提供すること。 【構成】 柔軟で切れやすい紙の少なくとも片面に、高
粘性物質の塗布層を設けてなるテープであって、該塗布
層を設けた面の静摩擦係数が0.35〜0.90の範囲
内である粘着テープ型袋のネックシール用口取りテー
プ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、粘着型袋のネックシール用口取りテープに関し、さらに詳しくは、 袋のネックシーラー(バッグシーラー:結束機)を用いて粘着テープにより袋口 を結束するに際し、剥離用テープとして使用される口取りテープに関する。
【0002】
【従来の技術】
パン・菓子類、野菜、果物、生麺、冷凍食品などをビニール袋等に袋詰めした 後、結束機を用いて、その袋口(袋のネック)を片面粘着テープにて結束するこ とが行われている。この場合、粘着テープを袋のネックに輪掛けして、粘着テー プの両端の粘着面を互いに重ね合わせて貼着しているため、開封時に、この粘着 テープが剥れ難く、内容物を取り出すために、袋を破ったり、あるいは粘着テー プや袋をはさみで切断したりすることが多い。したがって、袋の開封に手間がか かり、しかも内容物の残りを保存するには、他の容器に移さなければならなかっ た。
【0003】 そこで、近年、粘着テープによる袋口の貼り合わせに際し、粘着テープの両端 にわたって口取りテープを貼着し、これにより袋の開封を容易にする方法が提案 されている。その具体例としては、図2に示すように、袋(5)のネックに粘着 テープ(4)を輪掛けして、粘着面を互いに重ねて貼り合わせることにより封を すると共に、その両端部に口取りテープ(1)を重ね合わせて貼着する方法があ る。
【0004】 袋を開封するには、粘着テープ(4)と口取りテープ(1)を重ね合わせた両 端部を両側に引っ張ると、図2に示すように、口取りテープ(1)の中央部が切 断され、粘着テープ同士の貼り合わせ部が容易に剥れる。この方法によれば、粘 着テープで封をした袋の開封が容易であり、しかも粘着テープの粘着部分が残っ ているため、再封緘もできる。
【0005】 従来、このような口取りテープ付きの袋のネックシールを行う装置として、各 種の結束機(バッグシーラー)が提案されている(特公昭41−6840号、実 公昭60−16490号、実公平2−34171号など)。これらの結束機に共 通している構造は、粘着テープ(シーリングテープ)の巻重体と口取りテープの 巻重体を装着し、各巻重体から粘着テープと口取りテープを導き出して対向させ るようにすることである。そして、結束機のネック挿入溝に袋のネック部を挿入 すると、両テープの間に袋のネックが挿入されると同時に、粘着テープと口取り テープが押圧され、かつ、適当な長さに切断され、それによって、粘着テープが 袋のネックに輪掛けされて、粘着面同士が貼り合わされ、その両端部に口取りテ ープが貼着されるようになっている。
【0006】 口取りテープは、芯体にロール状に重ねて巻いた巻重体から巻き戻し、誘導路 を滑らせて所定箇所に案内する方法が一般的である。誘導路のかわりに、回転ロ ーラを用いて誘導する方法もある。誘導は、口取りテープがシーリングテープに 対して、対向位置に来るように行われる。
【0007】 ところで、従来、口取りテープとしては、紙テープが汎用されているが、誘導 路を滑らせて案内する途中で横ずれして、シーリングテープに対する位置決めを 正確に行うことができず、仕上がりが悪くなるという問題があった。また、自動 結束による高速化等に伴い、口取りテープが強く引っ張られた場合に、口取りテ ープ巻重体の展開性が緩やか過ぎるため、連れ回りによるほぐれや弛みが発生し やすく、しわや絡み付きなどのトラブルの原因となっている。さらに、口取りテ ープ巻重体を結束機に装着する際にも、容易に展開してほぐれるため、装着が困 難である。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、結束機の案内途中で横ずれしたり、巻重体の連れ回りによる ほぐれや弛みが発生しにくい袋のネックシール用口取りテープを提供することに ある。 本考案者らは、前記従来技術の問題点を克服するために鋭意研究した結果、柔 軟で切れやすい紙基材の片面または両面に、高粘性を示す化学物質または化学組 成物を塗布して、塗布面の静摩擦係数を特定の範囲内に調整することにより、適 度の滑り防止効果を有する口取りテープを得ることができ、それによって、前記 目的を達成できることを見いだし、その知見に基づいて本考案を完成するに至っ た。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かくして、本考案によれば、柔軟で切れやすい紙の少なくとも片面に、高粘性 物質の塗布層を設けてなるテープであって、該塗布層を設けた面の静摩擦係数が 0.35〜0.90の範囲内であることを特徴とする粘着テープ型袋のネックシ ール用口取りテープが提供される。
【0010】 以下、本考案について詳述する。 本考案で使用する基材の紙は、柔軟で切れやすい材質のものであれば特に限定 されず、従来、口取りテープとして公知のものも使用できる。 本考案においては、基材の紙の片面または両面に高粘性物質の塗布層を設ける ことにより、塗布面の静摩擦係数を特定の範囲内に調整する。高粘性物質とは、 高粘性を示す化学物質または化学組成物であり、例えば、天然ゴムや合成ゴムに 粘着付与樹脂を配合した組成物、アクリル系共重合体、ポリウレタンなどを挙げ ることができる。より具体的には、例えば、素練り天然ゴム/フェノールテルペ ン樹脂(重量比7:3〜9.5:0.5)、スチレンブタジエン共重合ゴム/ア ルキルフェノール樹脂(重量比7:3〜9.5:0.5)、半固状アクリル系共 重合体、半固状ポリウレタンなどが例示される。また、高粘性物質には、無機充 填剤、老化防止剤、消泡剤、分散剤、増粘剤等の各種添加剤を適宜配合してもよ い。
【0011】 これらの高粘性物質は、通常、エマルジョンまたは溶液として基材の紙の片面 または両面に塗布される。塗布された高粘性物質は、塗布層を形成するが、その 一部または大部分が紙に含浸していてもよい。図1に、本考案の口取りテープの 1実施例の断面構造を示す。本考案の口取りテープ(1)は、基材の紙(3)の 片面に高粘性物質の塗布層(2)が設けられている。必要に応じて、高粘性物質 の塗布層を紙の両面に設けてもよい。高粘性物質の塗布層を片面のみに設ける場 合には、巻重体とする際に、該塗布面を下側にすることが好ましい。
【0012】 本考案の最大の特徴点は、高粘性物質の塗布面の静摩擦係数(測定法:JIS K−7152)を0.35〜0.90の範囲内に調整することである。静摩擦 係数が0.35未満であると、結束機での案内途中で横ずれのため、シーリング テープとの重ね合わせにずれを生じたり、自動結束による高速化により、口取り テープがほぐれて、しわや絡み付きなどトラブルの原因となる。なお、従来、汎 用されている紙テープでは、その静摩擦係数は0.24程度と低く、結束機の誘 導路を案内する途中で横ずれを起こしやすく、しかも巻重体がほぐれやすい。
【0013】 逆に、静摩擦係数が0.90を越えると、口取りテープが結束機での誘導途中 で誘導路等に貼り付いて、切断するなどのトラブルを生じやすい。なお、従来、 粘着テープの分野において、弱粘着タイプとしてよく知られている易剥離型粘着 剤(実公昭51−53252号、実開昭54−84356号など)を紙に塗布し た場合、その塗布面の静摩擦係数は1.30程度と高く、本考案の目的には不適 当なものである。
【0014】 高粘性物質の塗布量は、通常、0.1〜2.0g/m2の範囲内であることが 好ましい。塗布量が0.1g/m2未満であると、十分な滑り防止効果を得るこ とが難しく、逆に、2.0g/m2を越えると、口取りテープ巻重体を結束機に 装着した状態で長時間放置した場合、口取りテープが結束機にくっついたり、巻 重体の巻き戻しが困難になることがある。 本考案の口取りテープは、各種結束機に装着して使用することができる。結束 機における口取りテープの案内方法も、誘導路による方法のみならず、ロールに よる方法も適用される。
【0015】
【実施例】
以下に実施例を挙げて、本考案についてより具体的に説明するが、本考案は、 この実施例のみに限定されるものではない。
【0016】 [実施例] 素練り天然ゴム/フェノールテルペン樹脂(重量比9:1)を主成分とし、こ れに無機充填剤、老化防止剤、消泡剤、分散剤、及び増粘剤を添加した組成物の エマルジョンを作成した(固形分濃度約55重量%)。これを静摩擦係数0.2 4の柔軟で切れやすい口取りテープ用の紙基材の片面に、塗布量0.8g/m2 の割合で塗布し、乾燥させた。このようにして得られた口取りテープの塗布面の 静摩擦係数(JIS K−7125−1987;プラスチックフィルム及びシー トの摩擦係数試験方法により測定)は、0.5であった。
【0017】 この口取りテープを9mm幅に裁断し、長さ50mを芯体にロール状に巻いた 巻重体とした。この巻重体をニチバン株式会社製の結束機「ニチバン バッグシ ーラー BS−3000」に装着した。一方、セロハン基材のシーリングテープ 巻重体を装着した。そして、ビニール袋のネックシール実験を行ったところ、実 施例の口取りテープは、結束機の案内途中で横ずれを生じることがなかった。ま た、口取りテープは、適度の滑り防止効果を有しているため、巻重体の巻き戻し がゆる過ぎたり、きつ過ぎたりすることがなく、強く引っ張った場合にも、テー プの連れ回りによるほぐれや弛みの発生はなかった。 比較のため、未処理の紙基材の巻重体を用いて同様に操作したところ、巻重体 がほぐれやすく、かつ、結束機の案内途中で横ずれを起こしやすかった。
【0018】
【考案の効果】
本考案の口取りテープによれば、口取りテープが結束機の案内途中で横ずれし ないため、シーリングテープに対する位置合わせが正確であり、仕上がりが美麗 である。また、本考案の口取りテープを使用すると、自動結束など口取りテープ を強く引っ張った場合にも、口取りテープ巻重体の連れ回りによるほぐれや弛み が発生しない。さらに、本考案の口取りテープ巻重体は、適度に抑制された展開 性(巻き戻し性)を有しているため、結束機への口取りテープ巻重体の装着作業 が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の口取りテープの1実施例の断面図であ
る。
【図2】口取りテープが貼着された袋のネックシールを
示す略図である。
【符号の説明】
1:口取りテープ 2:高粘性物質の塗布層 3:紙基材 4:シーリングテープ(粘着テープ) 5:袋(袋口部)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟で切れやすい紙の少なくとも片面
    に、高粘性物質の塗布層を設けてなるテープであって、
    該塗布層を設けた面の静摩擦係数が0.35〜0.90
    の範囲内であることを特徴とする粘着テープ型袋のネッ
    クシール用口取りテープ。
  2. 【請求項2】 高粘性物質の塗布量が0.1〜2.0g
    /m2の範囲内である請求項1記載の口取りテープ。
JP1993010347U 1993-02-16 1993-02-16 袋のネックシール用口取りテープ Expired - Fee Related JP2593449Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009169082A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Olympus Imaging Corp 結像光学系及びそれを有する電子撮像装置

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