JPH0665160U - 車両の後輪操舵装置 - Google Patents

車両の後輪操舵装置

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JPH0665160U
JPH0665160U JP762393U JP762393U JPH0665160U JP H0665160 U JPH0665160 U JP H0665160U JP 762393 U JP762393 U JP 762393U JP 762393 U JP762393 U JP 762393U JP H0665160 U JPH0665160 U JP H0665160U
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JP
Japan
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wheel steering
rear wheel
vehicle
axle
bell crank
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Pending
Application number
JP762393U
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English (en)
Inventor
弘明 長内
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ベルクランクの支点ずれを防止し、パワーシリ
ンダのストローク量と転舵角との関係を一定として後輪
操舵の安定性を向上させる。 【構成】左右のスプリングシート53,53が平行なリ
ンク部材41a,41bで結合されているので、左右の
リーフスプリングに支点軸75,77に作用する力が分
散されてスプリングシート53の車軸方向の移動を減少
させることができると共に、左右の支点軸75,77の
軸間距離の変化がなくなり、以て、各スプリングシート
53の左右方向の動きが互いに規制されて位置ずれが抑
制される。これにより、パワーシリンダ69のストロー
ク量とリヤアクスル49の転舵角との関係を常に一定の
関係にすることができ、以て、後輪操舵の安定性が向上
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両の後輪操舵装置に関し、特に、ベルクランクの支点ずれを防止 してパワーシリンダのストローク量と転舵角との関係を一定として、後輪操舵の 安定性を向上させた技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両の後輪操舵装置としては、実開平4−22373号公報や図7〜図 9(実願平3−845号参照)に示すようなものがある。 図7〜図9に示すものは、以下のように構成される。 即ち、図において、リヤアクスル49は、車体フレーム47に支持されたリー フスプリング51にアッパスプリングシート53,ロアスプリングシート55, アッパアクスルシート57,ロアアクスルシート59を介して装着されている。
【0003】 また、リヤアクスル49の右側後部に突設されたシリンダブラケット67には 油圧式複動片ロッド型のパワーシリンダ69がリヤアクスル49に対して斜め後 方へ向けて枢着されると共に、パワーシリンダ69の伸縮ロッド71のロッドエ ンド71aは、左側のベルクランク73のアーム73aに枢着され、該ベルクラ ンク73の枢着部は、上記アッパスプリングシート53に設けられた支点軸77 に軸支されている。また、右側のアッパスプリングシート53の支点軸77にも ベルクランク79が軸支されており、両ベルクランク73,79のアーム73a ,79a間はタイロッド81によって連結されている。
【0004】 一方、リヤアクスル49の後方には、アクスルブラケット83が、上記支点軸 75,77よりも内側の位置にボルトにより締結され、該アクスルブラケット8 3には前記ベルクランク73,79の各アーム73b,79bが挿通している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、かかる後輪操舵装置において、後輪101を操舵するためにパワー シリンダ69のロッド71を伸縮させるとベルクランク73はスプリングシート 53の支点軸75を回転中心として回転し、ベルクランク73の一端がアクスル ブラケット83部で回転摺動することによりリヤアクスル49が転舵するが、こ の際スプリングシート53はリーフスプリング51により支持されており、支点 軸75に作用する力によりリーフスプリング51に撓みや捩れが発生すると、ス プリングシート53が車軸方向に位置が変化することによりベルクランク73, 79の支点軸75,77間の距離が変ってしまいパワーシリンダ69のストロー ク量と転舵角との関係が一定に定まらず、後輪操舵が不安定になるといった問題 点があった。
【0006】 そこで、本考案はかかる従来の問題点に鑑みなされたものであり、ベルクラン クの支点ずれを防止してパワーシリンダのストローク量と転舵角との関係を一定 として後輪操舵の安定性を向上させた車両の後輪操舵装置を提供することを目的 とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案は、リーフスプリング式サスペンションで後輪を懸架した車 両であって、車両左右のリーフスプリングの各スプリングシート部に車両左右方 向に回動自由にそれぞれベルクランクを軸支し、各ベルクランクの一端をロッド を介して互いに連結すると共に、各ベルクランクの他端をリヤアクスル左右にそ れぞれ固定した各ブラケットに摺動且つ揺動可能に連結し、車体側に固定したパ ワーシリンダで一方のベルクランクを回動操作することで、一対のベルクランク を介してリヤアクスルに取り付けた後輪を転舵させる構成の車両の後輪操舵装置 において、互いに平行なリンク部材を自在継手を介して左右の前記スプリングシ ート間に連結する構成とした。
【0008】
【作用】
かかる構成によれば、後輪を操舵するためにパワーシリンダのロッドを伸縮さ せると、該ロッドによって一方のベルクランクの支点軸に力が作用することにな る。 そして、左右のスプリングシートが平行リンクで結合されているので、左右の リーフスプリングに支点軸に作用する力が分散されてスプリングシートの車軸方 向の移動を減少させることができると共に、左右の支点軸の軸間距離の変化がな くなり、以て、各スプリングシートの左右方向の動きが互いに規制されて位置ず れが抑制される。
【0009】 これにより、パワーシリンダのストローク量とリヤアクスルの転舵角との関係 を常に一定の関係にすることができ、後輪操舵の安定性が向上する。
【0010】
【実施例】
以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 尚、従来例と同一構成部分については同一符号を付してその説明を省略する。 本実施例を示す図1において、車両前後方向に延びる左右一対の車体フレーム 47には、後輪101を取り付けたリヤアクスル49が左右一対のスプリングシ ート53,53を介して支持されている。
【0011】 スプリングシート53,53には、ベルクランク73,79の中間が支点軸7 5,77により車両左右方向に回動自由に軸支されており、ベルクランク73, 79の一端は、それぞれ前記リヤアクスル49に固定した左右のアクスルブラケ ット83に摺動且つ揺動可能に連結しており、他端はタイロッド81を介して互 いに連結されている。
【0012】 そして、パワーシリンダ69が、リヤアクスル49にブラケット67を介して 固定され、その伸縮ロッド71のロッドエンド71aは、一方のベルクランク7 3に連結されている。 また、互いに平行な2本のリンク部材41a,41bが自在継手としてのボー ルジョイント42を介して左右のスプリングシート53,53間に連結されてい る。
【0013】 図2は、ベルクランク73のアーム73bが挿着されるアクスルブラケット 83の拡大図を示す。該アクスルブラケット83は、外形が球状に形成されたイ ンナーレース85と、該インナーレース85の受け部が球面状に形成されたアウ タレース87とで球面滑り軸受を構成し、アーム73bが挿通するインナーレー ス85の滑り孔89にはブッシュ91が介装されている。
【0014】 そして、アウタレース87は、対向する2枚のサイドプレート93を支持ブラ ケット95にボルト締めしてサイドプレート93間に位置決めされている。また 、アクスルブラケット83内はグリース潤滑されており、ベルクランク73のア ーム73bとの間にはシールを行うためのブーツ97が装着されている。そして 、上記インナーレース85とアウタレース87によってベルクランク73の揺動 運動を受け、また、ブッシュ91によってベルクランク73の摺動運動を受ける ようになっている。尚、99はグリースを充填するためのグリースニップルであ る。また、図示しないが、右側のベルクランク79のアーム79bが挿通するア クスルブラケット83も上記と同様の構造を有する。
【0015】 また、図3に示すように、アッパスプリングシート53の下部には左右端部が 円弧状の凸部53aが設けられ、アッパアクスルシート57には上記凸部53a を前後方向にガイドする一対の凸部57aが左右の両縁部に設けられており、こ れらの両凸部53a,57aによりリヤアクスル49とアッパスプリングシート 53及びアッパアクスルシート57とが係止規制される。
【0016】 次に、図4により本考案の実施例に使用される油圧回路を説明する。 図において、ドライバーが例えばステアリングを左に切って左に操舵した場合 、コントロールユニット1からの信号により制御弁2が図中右方向に駆動され、 油圧ポンプ3で吸い上げられたオイルタンク4内のオイルはチェック弁5、フィ ルタ6、制御弁2、フェイルセーフ弁12を介してパワーシリンダ69の図中右 側の油室69aに供給される。
【0017】 そして、パワーシリンダ69の図中左側の油室69bはフェイルセーフ弁12 及び制御弁2を介してオイルタンク4に連通しているので、油室69aの油圧が 高くなり、ピストン69cを介して後軸側に連結するロッド71が伸長方向に移 動する。そして、後輪が左方向に転舵される。 このように、ハンドルの操舵方向に応じて制御弁2を切換制御することにより 、パワーシリンダ69の油室69a,69bの油圧をコントロールして後輪を左 右方向に転舵できる。尚、7はリリーフ弁、8はアンロード弁で、圧力スイッチ 9により油圧回路内の油圧が所定値以上になった場合にコントロールユニット1 により開弁駆動されて圧油をオイルタンク4に戻すようになっており、10はア キュムレータである。
【0018】 次に、図5及び図6により本考案にかかる後輪操舵装置の作用を説明する。 車両の走行中、ドライバーがステアリングを操作して前輪を右側に操舵した場 合、図5に示すように、パワーシリンダ69の伸縮ロッド71が収縮してベルク ランク73を支点軸75を回転中心として反時計回りに回動させると共に、タイ ロッド81を介して一方のベルクランク73と連結する他方のベルクランク79 が支点軸77を中心に同じ方向に回動する。
【0019】 即ち、このようにベルクランク73,79が各支点軸75,77を回転中心と して左方向に回動すると、車両の左側に位置するベルクランク73には図6(a )に示すような車両前方向の力Aが作用し、同時に右側のベルクランク79には 図5に示すような車両後方向の力Bが作用する。そして、アッパスプリングシー ト53の凸部53aがアッパアクスルシート57の凸部57a内を摺動し乍ら、 上記ベルクランク73,79の作用力で図5のようにリヤアクスル49が前輪と 同位相の右側へ転舵されることになる。
【0020】 また、同様に、ドライバーが前輪を左側に操舵した場合、図6(b)に示すよ うに、前記ベルクランク73,79の作用力と反対方向の作用力がリヤアクスル 49に働き、リヤアクスル49が左側に転舵されることになる。 そして、左右のスプリングシート53,53が平行なリンク部材41a,41 bで結合されているので、左右のリーフスプリングに支点軸75,77に作用す る力が分散されてスプリングシート53の車軸(左右)方向の移動を減少させる ことができると共に、左右の支点軸75,77の軸間距離の変化がなくなり、以 て、各スプリングシート53の左右方向の動きが互いに規制されて位置ずれが抑 制される。
【0021】 これにより、パワーシリンダ69のストローク量とリヤアクスル49の転舵角 との関係を常に一定の関係にすることができ、以て、後輪操舵の安定性が向上す る。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、互いに平行なリンク部材を自在継手を 介して左右のスプリングシート間に連結する構成としたので、パワーシリンダに よって一方のベルクランクの支点に力が作用するが、各スプリングシートの左右 方向の動きが互いに規制されて位置ずれが抑制され、パワーシリンダのストロー ク量とリヤアクスルの転舵角との関係を常に一定の関係にすることができ、以て 、後輪操舵の安定性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車両の後輪操舵装置を示す平面
図。
【図2】(a)は、アクスルブラケットの正面図、
(b)は、(a)のV−V線断面図。
【図3】(a)は、リヤアクスルとスプリングシート間
の摺動部の構造を示す平面図、(b)は、(a)のA−
A線断面図。
【図4】本考案に係る後輪操舵装置に使用される油圧回
路図。
【図5】リヤアクスルが右側に転舵された状態を示す後
輪操舵装置の平面図。
【図6】ベルクランクのリヤアクスルへの作用力を説明
するための説明図。
【図7】従来の後輪操舵装置を示す平面図。
【図8】図7のリーフスプリングとリヤアクスルとの連
結部の側面面。
【図9】図7の背面図。
【符号の説明】
41a,b リンク部材 47 車体フレーム 49 リヤアクスル 53 スプリングシート 69 パワーシリンダ 73,79 ベルクランク 75,77 支点軸 81 タイロッド 83 アクスルブラケット 101 後輪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リーフスプリング式サスペンションで後輪
    を懸架した車両であって、 車両左右のリーフスプリングの各スプリングシート部に
    車両左右方向に回動自由にそれぞれベルクランクを軸支
    し、各ベルクランクの一端をロッドを介して互いに連結
    すると共に、 各ベルクランクの他端をリヤアクスル左右にそれぞれ固
    定した各ブラケットに摺動且つ揺動可能に連結し、車体
    側に固定したパワーシリンダで一方のベルクランクを回
    動操作することで、一対のベルクランクを介してリヤア
    クスルに取り付けた後輪を転舵させる構成の車両の後輪
    操舵装置において、 互いに平行なリンク部材を自在継手を介して左右の前記
    スプリングシート間に連結する構成としたことを特徴と
    する車両の後輪操舵装置。
JP762393U 1993-02-26 1993-02-26 車両の後輪操舵装置 Pending JPH0665160U (ja)

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JP762393U JPH0665160U (ja) 1993-02-26 1993-02-26 車両の後輪操舵装置

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