JPH066500B2 - セメント用収縮低減剤 - Google Patents
セメント用収縮低減剤Info
- Publication number
- JPH066500B2 JPH066500B2 JP1129578A JP12957889A JPH066500B2 JP H066500 B2 JPH066500 B2 JP H066500B2 JP 1129578 A JP1129578 A JP 1129578A JP 12957889 A JP12957889 A JP 12957889A JP H066500 B2 JPH066500 B2 JP H066500B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cement
- shrinkage
- reducing agent
- present
- alcohol
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B24/00—Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
- C04B24/02—Alcohols; Phenols; Ethers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2103/00—Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
- C04B2103/56—Opacifiers
- C04B2103/58—Shrinkage reducing agents
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はセメント用収縮低減剤に関する。
［従来の技術］ 従来、セメント・モルタルおよびコンクリート（以下
「セメント組成物」と称する。）の重大な欠点の１つと
して乾燥ひび割れが発生しやすいことがあり、それはセ
メントの乾燥収縮の大きいことに起因している。
「セメント組成物」と称する。）の重大な欠点の１つと
して乾燥ひび割れが発生しやすいことがあり、それはセ
メントの乾燥収縮の大きいことに起因している。
そのため従来からセメント組成物の乾燥収縮を低減する
低減剤について種々提案され、たとえばアルコールのア
ルキレンオキシド付加物やアルキルフェノールのアルキ
レンオキシド付加物が知られている（例えば特開昭５６
−３７２５９号公報および特公昭６２−１０９４７号公
報）。
低減剤について種々提案され、たとえばアルコールのア
ルキレンオキシド付加物やアルキルフェノールのアルキ
レンオキシド付加物が知られている（例えば特開昭５６
−３７２５９号公報および特公昭６２−１０９４７号公
報）。
［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、従来の乾燥収縮低減剤をセメント組成物
に添加した場合、少ない添加量では充分効果がでなかつ
た。
に添加した場合、少ない添加量では充分効果がでなかつ
た。
［課題を解決するための手段］ 本発明者らは少ない添加量でも収縮低減効果の得られる
収縮低減剤について鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。
収縮低減剤について鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。
すなわち本発明は、一般式 ＲＯＨ （１） （式中、Ｒは炭素数４〜６のアルキル基または炭素数５
〜６シクロアルキル基である。）で示されるアルコール
の１種または２種以上の混合物からなり、セメントに対
して０．５〜１０重量％添加して使用されることを特徴
とするセメント用収縮低減剤である。
〜６シクロアルキル基である。）で示されるアルコール
の１種または２種以上の混合物からなり、セメントに対
して０．５〜１０重量％添加して使用されることを特徴
とするセメント用収縮低減剤である。
一般式（１）において、Ｒの炭素数４〜６のアルキル基
としては、ｎ−ブチル基、iso-ブチル基、tert−ブチル
基、ｎ−ペンチル基、iso-ペンチル基、tert−ペンチル
基、ｎ−ヘキシル基、iso-ヘキシル基、などが、炭素数
５〜６のシクロアルキル基としては、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基などがあげられる。これらのうち
好ましいのはブチル基である。
としては、ｎ−ブチル基、iso-ブチル基、tert−ブチル
基、ｎ−ペンチル基、iso-ペンチル基、tert−ペンチル
基、ｎ−ヘキシル基、iso-ヘキシル基、などが、炭素数
５〜６のシクロアルキル基としては、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基などがあげられる。これらのうち
好ましいのはブチル基である。
上記一般式（１）で示されるアルコールとしては、たと
えば、ｎ−ブチルアルコール、iso-ブチルアルコール、
tert−ブチルアルコール、ｎ−ペンチルアルコール、is
o-ペンチルアルコール、tert−ペンチルアルコール、ｎ
−ヘキシルアルコール、iso-ヘキシルアルコール、シク
ロペンチルアルコール、シクロヘキシルアルコールなど
があげられる。
えば、ｎ−ブチルアルコール、iso-ブチルアルコール、
tert−ブチルアルコール、ｎ−ペンチルアルコール、is
o-ペンチルアルコール、tert−ペンチルアルコール、ｎ
−ヘキシルアルコール、iso-ヘキシルアルコール、シク
ロペンチルアルコール、シクロヘキシルアルコールなど
があげられる。
本発明の収縮低減剤の使用できるセメントとしては、普
通ポルトランドセメント、特殊ポルトランドセメント
（早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメ
ント）、アルミナセメント、高炉セメント、フライアッ
シュセメントなどがあげられ、セメントの種類の影響を
受けない。さらに、骨材の種類、併用する混和剤および
混和材料の制約を受けない。すなわちコンクリート用減
水剤、空気連行剤、膨張材、本発明以外の収縮低減剤、
その他公知のモルタルまたはコンクリート用混和材料と
併用することもできる。
通ポルトランドセメント、特殊ポルトランドセメント
（早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメ
ント）、アルミナセメント、高炉セメント、フライアッ
シュセメントなどがあげられ、セメントの種類の影響を
受けない。さらに、骨材の種類、併用する混和剤および
混和材料の制約を受けない。すなわちコンクリート用減
水剤、空気連行剤、膨張材、本発明以外の収縮低減剤、
その他公知のモルタルまたはコンクリート用混和材料と
併用することもできる。
本発明の収縮低減剤の使用量は、一般式（１）で示され
る化合物のアルキル基の炭素数によっても異なるが、セ
メントに対して通常０．５〜１０重量％である。使用量
が０．５重量％未満では収縮低減効果は少なく、一方１
０重量％を超えるとセメント組成物の強度が無添加のも
のと比較して約２／３以下となり実用性において充分で
ない。
る化合物のアルキル基の炭素数によっても異なるが、セ
メントに対して通常０．５〜１０重量％である。使用量
が０．５重量％未満では収縮低減効果は少なく、一方１
０重量％を超えるとセメント組成物の強度が無添加のも
のと比較して約２／３以下となり実用性において充分で
ない。
本発明のセメント用収縮低減剤の添加手段は、普通一般
に行われているセメント混和剤の場合と同じように使用
できる。たとえば混練水に予め適量のセメント用収縮低
減剤を混和してもよいし、一度練り上がったコンクリー
ト等に添加しても良い。さらに、硬化したセメント製品
の表層部に浸透させてもよい。
に行われているセメント混和剤の場合と同じように使用
できる。たとえば混練水に予め適量のセメント用収縮低
減剤を混和してもよいし、一度練り上がったコンクリー
ト等に添加しても良い。さらに、硬化したセメント製品
の表層部に浸透させてもよい。
本発明の収縮低減剤を添加したコンクリートなどの施工
法は従来の場合と同じでよく、コテ塗り、型枠への充
填、吹き付け塗り、コーキングガンによる注入などの方
法をとりうる。また、硬化ないし養生法としては気乾養
生、湿空養生、水中養生、加熱促進養生（蒸気養生、オ
ートクレーブ養生など）のいずれでもよく、また各々の
併用でもよい。また各場合の条件も従来と同様でよい。
法は従来の場合と同じでよく、コテ塗り、型枠への充
填、吹き付け塗り、コーキングガンによる注入などの方
法をとりうる。また、硬化ないし養生法としては気乾養
生、湿空養生、水中養生、加熱促進養生（蒸気養生、オ
ートクレーブ養生など）のいずれでもよく、また各々の
併用でもよい。また各場合の条件も従来と同様でよい。
［実施例］ 以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれ
に限定されるものではない。
に限定されるものではない。
実施例１〜５、比較例１ 本発明の収縮低減剤（実施例１〜５）を表１に示す。
（１）各種の本発明の収縮低減剤を、それぞれセメント
に対して２重量％添加したものおよび添加しないものに
ついて、ＪＩＳ Ａ１１２９のダイアルゲージ法にて収
縮試験を、ＪＩＳＡ１１１６により空気連行量を、ＪＩ
Ｓ Ｒ５２０１により強度を測定し表−１に示す結果を
得た。
に対して２重量％添加したものおよび添加しないものに
ついて、ＪＩＳ Ａ１１２９のダイアルゲージ法にて収
縮試験を、ＪＩＳＡ１１１６により空気連行量を、ＪＩ
Ｓ Ｒ５２０１により強度を測定し表−１に示す結果を
得た。
なお、水／セメント比は６５％、砂／セメント比は２０
０％である。砂としては豊浦標準砂を用いた。また、養
生は水中養生１週間後、２０℃、相対温度５０％雰囲気
下に所定の期間放置して行った （２）実施例の本発明の収縮低減剤と比較品（前述の特
開昭５６−３７２５９号公報に提案のもの）をセメント
重量比０．１、０．５、１．０、２．０、４．０％添加
したときの乾燥収縮率を測定した。（試験方法は実施例
（１）と同様である。） ［発明の効果］ 本発明のセメント用収縮低減剤は、少ない添加量でも収
縮低減効果が充分であり、また、従来のポリオキシアル
キレンアルキルエーテル系収縮低減剤と比較して安価な
アルコールであるため、従来の収縮低減剤に比較して低
コストでコンクリート等の乾燥収縮を大幅に低減でき
る。
０％である。砂としては豊浦標準砂を用いた。また、養
生は水中養生１週間後、２０℃、相対温度５０％雰囲気
下に所定の期間放置して行った （２）実施例の本発明の収縮低減剤と比較品（前述の特
開昭５６−３７２５９号公報に提案のもの）をセメント
重量比０．１、０．５、１．０、２．０、４．０％添加
したときの乾燥収縮率を測定した。（試験方法は実施例
（１）と同様である。） ［発明の効果］ 本発明のセメント用収縮低減剤は、少ない添加量でも収
縮低減効果が充分であり、また、従来のポリオキシアル
キレンアルキルエーテル系収縮低減剤と比較して安価な
アルコールであるため、従来の収縮低減剤に比較して低
コストでコンクリート等の乾燥収縮を大幅に低減でき
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 茂 京都府京都市東山区一橋野本町11番地の１ 三洋化成工業株式会社内 (56)参考文献 特公 昭57−2669（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】一般式 ＲＯＨ （１） （式中、Ｒは炭素数４〜６のアルキル基、または炭素数
５〜６のシクロアルキル基である）で示されるアルコー
ルの１種または２種以上の混合物からなり、セメントに
対して０．５〜１０重量％添加して使用されることを特
徴とするセメント用収縮低減剤。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1129578A JPH066500B2 (ja) | 1989-05-22 | 1989-05-22 | セメント用収縮低減剤 |
| US07/751,961 US5181961A (en) | 1989-05-22 | 1991-08-29 | Cement composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1129578A JPH066500B2 (ja) | 1989-05-22 | 1989-05-22 | セメント用収縮低減剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02307849A JPH02307849A (ja) | 1990-12-21 |
| JPH066500B2 true JPH066500B2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=15012928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1129578A Expired - Lifetime JPH066500B2 (ja) | 1989-05-22 | 1989-05-22 | セメント用収縮低減剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH066500B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1149808A2 (en) | 2000-04-28 | 2001-10-31 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Cement admixture and cement composition comprising this |
| WO2010013744A1 (ja) | 2008-07-31 | 2010-02-04 | 株式会社日本触媒 | 水硬性材料用収縮低減剤および水硬性材料用収縮低減剤組成物 |
| US8933151B2 (en) | 2010-01-08 | 2015-01-13 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Shrinkage-reducing agent for hydraulic material |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2117585C (en) * | 1993-09-14 | 2001-06-05 | Edward T. Shawl | Cement composition |
| ES2352319T3 (es) * | 2000-03-31 | 2011-02-17 | W.R. GRACE & CO.-CONN. | Mezcla para minimizar la preesencia de polvo fino superficial sobre estructuras de cemento y de hormigón. |
| JP2001342051A (ja) * | 2000-05-31 | 2001-12-11 | Taiheiyo Cement Corp | 湿式吹付けコンクリート |
| EP2223903A1 (en) * | 2009-02-06 | 2010-09-01 | Alexander Unger | Thin floating screed |
| EP2716615A1 (en) | 2012-10-04 | 2014-04-09 | Construction Research & Technology GmbH | Hydraulic composition |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6019983B2 (ja) * | 1980-06-04 | 1985-05-18 | 東洋製罐株式会社 | 可撓性包装体用搬送具の外容器に対する内容器出し入れ装置 |
-
1989
- 1989-05-22 JP JP1129578A patent/JPH066500B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1149808A2 (en) | 2000-04-28 | 2001-10-31 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Cement admixture and cement composition comprising this |
| WO2010013744A1 (ja) | 2008-07-31 | 2010-02-04 | 株式会社日本触媒 | 水硬性材料用収縮低減剤および水硬性材料用収縮低減剤組成物 |
| US8933151B2 (en) | 2010-01-08 | 2015-01-13 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Shrinkage-reducing agent for hydraulic material |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02307849A (ja) | 1990-12-21 |
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