JPH0664890B2 - テ−プカセツト - Google Patents
テ−プカセツトInfo
- Publication number
- JPH0664890B2 JPH0664890B2 JP61170123A JP17012386A JPH0664890B2 JP H0664890 B2 JPH0664890 B2 JP H0664890B2 JP 61170123 A JP61170123 A JP 61170123A JP 17012386 A JP17012386 A JP 17012386A JP H0664890 B2 JPH0664890 B2 JP H0664890B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cassette
- component
- erroneous erasure
- cassette half
- tape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、オーディオ,ビデオあるいはデータレコーダ
等の磁気テープを収納したテープカセットに関するもの
である。
等の磁気テープを収納したテープカセットに関するもの
である。
従来の技術 従来より、第5図に示す様にカセット1の誤消去防止に
は通常、カセット本体に一体的に成形されている爪2を
折り取って、記録の消去の可能性の有無を判別してい
た。しかしながらこの方法では一度爪2を折ってしまう
と、再記録する場合に、折り取った爪に相当するものを
補充せねばならず、普通テープを貼り付けたりするが、
このテープの粘着剤がはみ出て、カセットや再生装置に
悪影響を与えることがあった。そこでくり返し使用可能
な構造が各種考えられてきた(例えば、実開昭60−1469
86号公報)。
は通常、カセット本体に一体的に成形されている爪2を
折り取って、記録の消去の可能性の有無を判別してい
た。しかしながらこの方法では一度爪2を折ってしまう
と、再記録する場合に、折り取った爪に相当するものを
補充せねばならず、普通テープを貼り付けたりするが、
このテープの粘着剤がはみ出て、カセットや再生装置に
悪影響を与えることがあった。そこでくり返し使用可能
な構造が各種考えられてきた(例えば、実開昭60−1469
86号公報)。
第6図はカセットハーフの要部斜視図である。第6図に
おいて、3はカセットハーフ、4はカセットハーフ3内
に設けられた誤消去防止爪5の存在の有無を確かめるス
ペースである。カセットが通常の記録可能状態にあると
き誤消去防止爪5はカセットハーフのスペース4の上に
ある。カセットが記録を完了して消去や再生が不可能な
状態の時、誤消去防止爪5はカセットハーフ1内のミゾ
6をスライドして、収納部7で収納される。このカセッ
トが再び記録される時、誤消去防止爪5はもとの位置に
スライドすることで、記録可能な状態となる。
おいて、3はカセットハーフ、4はカセットハーフ3内
に設けられた誤消去防止爪5の存在の有無を確かめるス
ペースである。カセットが通常の記録可能状態にあると
き誤消去防止爪5はカセットハーフのスペース4の上に
ある。カセットが記録を完了して消去や再生が不可能な
状態の時、誤消去防止爪5はカセットハーフ1内のミゾ
6をスライドして、収納部7で収納される。このカセッ
トが再び記録される時、誤消去防止爪5はもとの位置に
スライドすることで、記録可能な状態となる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記の従来の構成では、誤消去防止片がス
ライド途中のどの位置でも止まることがあり、誤動作し
てしまったり、誤消去防止機構がカセットの背面側から
しか判別できないという問題点があった。
ライド途中のどの位置でも止まることがあり、誤動作し
てしまったり、誤消去防止機構がカセットの背面側から
しか判別できないという問題点があった。
また、新しいカセットシステムを構築するにあたり、2
方向すなわち背面側及び下面側からの誤消去防止の確認
する必要が生じてきた。特にデッキ等が小型化してくる
とスペースの点で側面から判別するというのは大きな問
題となっている。
方向すなわち背面側及び下面側からの誤消去防止の確認
する必要が生じてきた。特にデッキ等が小型化してくる
とスペースの点で側面から判別するというのは大きな問
題となっている。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、誤消去の
可否を確実に行なわせしめると共に2方向から見てカセ
ットの消去の可否を判断する誤消去防止部を有するテー
プカセットを提供することを目的とする。
可否を確実に行なわせしめると共に2方向から見てカセ
ットの消去の可否を判断する誤消去防止部を有するテー
プカセットを提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するために本発明のテープカセットは、
カセットハーフの背面に位置し、スライドする事により
背面部に開口を設ける第1の部品と、前記第1の部品と
連動し、前記カセットハーフ底面部に設けられた穴を通
して前記底面部に露出した第2の部品からなり、前記第
1の部品には、カセットハーフの前記第1の部品の収納
部に設けられた第1の凹部と第2の凹部との間に設けら
れた傾斜をもった山部と、第1、第2の凹部に係合する
弾性舌片が設けられ、前記第1の部品のスライド動作に
連動して前記第2の部品が左右に変位し、前記カセット
ハーフ底面に誤消去防止の可否を表示するものである。
カセットハーフの背面に位置し、スライドする事により
背面部に開口を設ける第1の部品と、前記第1の部品と
連動し、前記カセットハーフ底面部に設けられた穴を通
して前記底面部に露出した第2の部品からなり、前記第
1の部品には、カセットハーフの前記第1の部品の収納
部に設けられた第1の凹部と第2の凹部との間に設けら
れた傾斜をもった山部と、第1、第2の凹部に係合する
弾性舌片が設けられ、前記第1の部品のスライド動作に
連動して前記第2の部品が左右に変位し、前記カセット
ハーフ底面に誤消去防止の可否を表示するものである。
作 用 この構成によりカセット背面の誤消去防止部をスライド
させることにより、消去の可否が判断できるとともに、
スライドする第1の部品と連動する第2の部品が底面の
穴から露出することにより、カセットの底面側からも消
去の可否が判断できるものであり、さらに、カセットハ
ーフに設けられた傾斜した山部と第1の部材に設けられ
た弾性舌片との係合により、誤消去防止の可否位置を確
実に決定することができるものである。
させることにより、消去の可否が判断できるとともに、
スライドする第1の部品と連動する第2の部品が底面の
穴から露出することにより、カセットの底面側からも消
去の可否が判断できるものであり、さらに、カセットハ
ーフに設けられた傾斜した山部と第1の部材に設けられ
た弾性舌片との係合により、誤消去防止の可否位置を確
実に決定することができるものである。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。第1図は本発明の一実施例におけるテープカセ
ットの要部分解斜視図である。第1図において、8はハ
ーフ下部、9は誤消去防止部に設けられた溝、10は第1
の凹部、11は第2の凹部、13はハーフ上部及び下部を組
み合わせるネジ穴、14はケース下部8の下面に開口した
誤消去検出穴、12はボス、15は誤消去防止部の開口部、
16は誤消去防止用の第1の部品、17は溝、18は弾性用舌
片部、19は動作用の引掛部、20は傾斜面、21は誤消去防
止用の第2の部品、22は検出部、23はボス、24は回動
穴、27はハーフ下部8の第1の凹部10と第2の凹部11の
中間に設けられた山部である。
明する。第1図は本発明の一実施例におけるテープカセ
ットの要部分解斜視図である。第1図において、8はハ
ーフ下部、9は誤消去防止部に設けられた溝、10は第1
の凹部、11は第2の凹部、13はハーフ上部及び下部を組
み合わせるネジ穴、14はケース下部8の下面に開口した
誤消去検出穴、12はボス、15は誤消去防止部の開口部、
16は誤消去防止用の第1の部品、17は溝、18は弾性用舌
片部、19は動作用の引掛部、20は傾斜面、21は誤消去防
止用の第2の部品、22は検出部、23はボス、24は回動
穴、27はハーフ下部8の第1の凹部10と第2の凹部11の
中間に設けられた山部である。
以上のように構成された本実施例のテープカセットにつ
いて以下その動作を説明する。
いて以下その動作を説明する。
誤消去防止用の第1の部品16は溝9内に収まり、この溝
内を引掛部19に爪をかけて摺動動作をする事ができ、摺
動作動時には弾性用舌片部18が第1の凹部10と第2の凹
部11の間に設けられた山部27を越えて移動する。誤消去
防止用の第2の部品21はボス12に回動穴24がはまり込み
回動可能であり、ボス23は、溝17に係合しており、検出
部22は誤消去検出穴14にはまり込みケース下面に露出し
ている。
内を引掛部19に爪をかけて摺動動作をする事ができ、摺
動作動時には弾性用舌片部18が第1の凹部10と第2の凹
部11の間に設けられた山部27を越えて移動する。誤消去
防止用の第2の部品21はボス12に回動穴24がはまり込み
回動可能であり、ボス23は、溝17に係合しており、検出
部22は誤消去検出穴14にはまり込みケース下面に露出し
ている。
第2図において、誤消去防止用の第1の部品16を矢印25
の方向に摺動させると、溝17は傾斜面20を持っているの
でボス23がこの面に添って動く事によって検出部22が矢
印26の方向に回動する。これによって、誤消去防止部に
開口部15が表われ、ケース下面側にも検出部22が移動す
る事によって開口部が出来る事になる。弾性用舌片部18
は誤消去防止用の第1の部品16が開口部15の位置にある
時に、凹部10に開口部15が開口である時には凹部11には
まり込み確実な位置を決めているものである。第3図は
ケース下から見た図である。
の方向に摺動させると、溝17は傾斜面20を持っているの
でボス23がこの面に添って動く事によって検出部22が矢
印26の方向に回動する。これによって、誤消去防止部に
開口部15が表われ、ケース下面側にも検出部22が移動す
る事によって開口部が出来る事になる。弾性用舌片部18
は誤消去防止用の第1の部品16が開口部15の位置にある
時に、凹部10に開口部15が開口である時には凹部11には
まり込み確実な位置を決めているものである。第3図は
ケース下から見た図である。
第4図において、弾性用舌片部18は第1の凹部10と第2
の凹部11を移動する際にこの山部27を越えなければなら
ないので、誤消去防止用の第1の部品16を動作させる際
のクリック感が得られる事と、山部27の傾斜によって第
1の部品16が動作の途中で止まる事がないのでさらに確
実で信頼性の高い動作となるわけである。
の凹部11を移動する際にこの山部27を越えなければなら
ないので、誤消去防止用の第1の部品16を動作させる際
のクリック感が得られる事と、山部27の傾斜によって第
1の部品16が動作の途中で止まる事がないのでさらに確
実で信頼性の高い動作となるわけである。
これらの誤消去防止の第1の部品16及び第2の部品21の
動きにより、例えばビデオデッキ側(図示せず)では開
口がなくなれば記録可能と判断したり、開口が出れば記
録不可と判断する事がカセットハーフの側面及びケース
下面において同様に出来るわけである。
動きにより、例えばビデオデッキ側(図示せず)では開
口がなくなれば記録可能と判断したり、開口が出れば記
録不可と判断する事がカセットハーフの側面及びケース
下面において同様に出来るわけである。
発明の効果 以上のように本発明は、誤消去防止用の二つの部品を利
用してカセットケースの背面と下面において同時に誤消
去防止の動作作用が行えるものであり、これからますま
すデッキが小型化されていっても十分対応できるもので
ある。すなわち、誤消去検出をカセットケースの背面か
ら検出する方式に比べてカセットの投影面積内で誤消去
検出ができ、きわめて容易に記録の可否が判断できる。
さらに、誤消去防止のスライド動作においてもきわめて
信頼性の高い確実な動作の行えるテープカセットを提供
できるものである。
用してカセットケースの背面と下面において同時に誤消
去防止の動作作用が行えるものであり、これからますま
すデッキが小型化されていっても十分対応できるもので
ある。すなわち、誤消去検出をカセットケースの背面か
ら検出する方式に比べてカセットの投影面積内で誤消去
検出ができ、きわめて容易に記録の可否が判断できる。
さらに、誤消去防止のスライド動作においてもきわめて
信頼性の高い確実な動作の行えるテープカセットを提供
できるものである。
第1図は本発明の一実施例におけるテープカセットの要
部分解斜視図、第2図は同組立後の上面図、第3図は同
ケース下から見た状態を示す下面斜視図、第4図は同要
部摺動図、第5図は従来のテープカセットの斜視図、第
6図は同テープカセットの要部斜視図である。 8……ハーフ下、9,17……溝、10……第1の凹部、11…
…第2の凹部、12……ボス、13……ネジ穴、14……誤消
去検出穴、15……開口部、16……第1の部品、18……弾
性用舌片部、19……引掛部、20……傾斜面、21……第2
の部品、22……検出部、23……ボス、24……回動穴、27
……山部。
部分解斜視図、第2図は同組立後の上面図、第3図は同
ケース下から見た状態を示す下面斜視図、第4図は同要
部摺動図、第5図は従来のテープカセットの斜視図、第
6図は同テープカセットの要部斜視図である。 8……ハーフ下、9,17……溝、10……第1の凹部、11…
…第2の凹部、12……ボス、13……ネジ穴、14……誤消
去検出穴、15……開口部、16……第1の部品、18……弾
性用舌片部、19……引掛部、20……傾斜面、21……第2
の部品、22……検出部、23……ボス、24……回動穴、27
……山部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 作本 秀樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−11778(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】磁気テープを収納する内側に第1、第2の
凹部を有し、当該凹部間に傾斜を持つ山部が形成された
カセットハーフと、前記カセットハーフの背面に位置
し、スライドすることにより前記カセットハーフ背面部
に開口を設ける第1の部品と、この第1の部品と連動
し、前記カセットハーフの底面部に設けられた穴を通し
て当該カセットハーフ底面部に露出した第2の部品とを
有し、 前記第1の部品に、前記カセットハーフ第1、第2の凹
部に係合する弾性舌片部を設け、この弾性舌片部が、当
該凹部間を前記山部に沿ってスライドすることに連動し
て、前記第2の部品が左右に変位し、前記カセットハー
フ底面に誤消去防止の可否を表示することを特徴とする
テープカセット。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61170123A JPH0664890B2 (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | テ−プカセツト |
KR1019880700282A KR920003643B1 (ko) | 1986-07-18 | 1987-07-16 | 테이프카세트 |
EP19870904733 EP0274544B1 (en) | 1986-07-18 | 1987-07-16 | Tape cassette |
PCT/JP1987/000520 WO1988000756A1 (en) | 1986-07-18 | 1987-07-16 | Tape cassette |
DE87904733T DE3788637T2 (de) | 1986-07-18 | 1987-07-16 | Bandkassette. |
US07/178,993 US4844377A (en) | 1986-07-18 | 1987-07-16 | Tape cassette |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61170123A JPH0664890B2 (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | テ−プカセツト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6326882A JPS6326882A (ja) | 1988-02-04 |
JPH0664890B2 true JPH0664890B2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=15899068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61170123A Expired - Lifetime JPH0664890B2 (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | テ−プカセツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0664890B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW230252B (en) * | 1993-03-17 | 1994-09-11 | Sony Co Ltd | A cassette having a recording medium and a recording/reproducing apparatus for use with the cassette |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52103819U (ja) * | 1976-02-05 | 1977-08-06 | ||
JPH0754622B2 (ja) * | 1984-06-29 | 1995-06-07 | 松下電器産業株式会社 | テープカセツト |
JPS6211778U (ja) * | 1985-07-05 | 1987-01-24 |
-
1986
- 1986-07-18 JP JP61170123A patent/JPH0664890B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6326882A (ja) | 1988-02-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |