JPH066450Y2 - 自動車用口金付白熱電球 - Google Patents

自動車用口金付白熱電球

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JPH066450Y2
JPH066450Y2 JP1987129136U JP12913687U JPH066450Y2 JP H066450 Y2 JPH066450 Y2 JP H066450Y2 JP 1987129136 U JP1987129136 U JP 1987129136U JP 12913687 U JP12913687 U JP 12913687U JP H066450 Y2 JPH066450 Y2 JP H066450Y2
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slope
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crimp
light bulb
incandescent light
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JPS6435657U (ja
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亨 元生
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Ushio Denki KK
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Ushio Denki KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車の照明灯、例えばヘッドライトあるい
はフォグランプ等に好適に用いられる自動車用口金付白
熱電球に関するものである。
〔考案の背景〕
自動車の照明灯としては、一般に口金付白熱電球が広く
用いられている。この口金付白熱電球は、通常、ハロゲ
ン白熱電球と、この白熱電球の圧着封止部に固定された
口金とを具えてなり、この口金付白熱電球が自動車に備
え付けられているリフレクタに装着されて用いられる。
自動車用口金付白熱電球においては、大きな振動を受け
やすい状況で使用されるため、白熱電球の位置ずれが生
じないよう特に優れた耐振性が要求される。
従来においては、耐振性を高めるために、白熱電球の圧
着封止部を口金の内部空間に挿入配置したうえ、両者を
接着剤により固定する手段が知られている。斯かる手段
によれば、相当大きな接着強度を得ることが可能であ
り、耐振性の点では優れた手段であるが、接着剤を用い
るため、接着作業に相当の時間を要し、製造に手間がか
かる問題点がある。
このようなことから、本考案者は、第5図に示すよう
に、四角筒状の口金80を用い、当該口金80の一対の幅広
側板81,82のそれぞれを内側に切り起こすことにより係
止用舌片83,84を形成し、当該舌片83,84により白熱電球
90の圧着封止部91を挟圧すると共に、当該舌片83,84の
先端を圧着封止部91の扁平面92に形成した突起93,94に
当接させることにより、口金80を圧着封止部91に固定す
る手段について鋭意研究を重ねてきた。
このような手段によれば、接着剤を用いずに口金を圧着
封止部に固定することができるので、製造が簡単で量産
化が可能である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、ここに新たな問題点が判明した。すなわ
ち、口金80を圧着封止部91に固定する作業は、口金80の
内部に圧着封止部91を挿入して行なわれるが、この挿入
時に突起93,94が欠けて破損する事故が発生し、その結
果歩留りが悪くなる問題点がある。
詳細に説明すると、圧着封止部91を口金80の内部に挿入
すると、口金80の舌片83,84の先端が突起93,94の斜面95
に当接し、さらに当該先端が斜面95を擦りながら頂部96
側に移動するにつれて当該舌片83,84による圧接力が大
きくなり、この圧接力は当該先端が頂部96にきたときに
最高となり、そして当該先端が頂部96を越すと、突起9
3,94の当接面97が扁平面92に対してほぼ直角であるため
当該舌片83,84の弾性力が急に開放されてその先端が圧
着封止部91の扁平面92側に復帰して当接面97に当接する
こととなり、このとき頂部96に相当大きな力が作用す
る。このように頂部96に大きな力が作用するので、当該
頂部96が欠けて破損する事故が発生しやすい。
〔考案の目的〕
本考案は以上の如き事情に基いてなされたものであっ
て、その目的は、白熱電球の圧着封止部に形成した突起
を破損することなく当該圧着封止部に口金を固定するこ
とができる自動車用口金付白熱電球を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、一端に扁平な圧着封止部を有し他端に排気管
残部を有するガラス製封体内にフィラメントが配設され
た白熱電球と、当該白熱電球の圧着封止部を取り囲むよ
う配設された四角筒状の口金とを具え、前記口金の一対
の幅広側板のそれぞれにおいて内側に切り起こしてその
先端が当該口金の外端部側に向かうよう屈曲させた係止
用舌片を前記白熱電球の圧着封止部の幅広面に形成した
突起に係止させることにより当該口金を当該圧着封止部
に固定してなる自動車用口金付白熱電球において、前記
突起は、前記圧着封止部の根もと部側および外端部側か
らそれぞれ斜めに立ち上がる第1の斜面部および第2の
斜面部を具えた断面がほぼ三角形状の形態を有し、第1
の斜面部は第2の斜面部より急傾斜であり、かつ第1の
斜面部と第2の斜面部との交差角度が80〜110度であ
り、当該第1の斜面部に前記係止用舌片が当接されるこ
とを特徴とする。
〔考案の作用効果〕
本考案によれば、圧着封止部に形成する突起が特定の形
状であるので、圧着封止部を口金の内部に挿入する際
に、口金の係止用舌片の弾性力が突起に作用しても当該
突起が破損されることなしに圧着封止部に口金を固定す
ることができ、従って高い歩留りで自動車用口金付白熱
電球を製造することができ、しかも挿入作業が容易であ
り、更に係止用舌片による確実な係止を達成することが
できる。
詳細に説明すると、圧着封止部に形成された突起が、当
該圧着封止部の根もと部側および外端部側からそれぞれ
斜めに立ち上がる第1の斜面部および第2の斜面部を具
えた断面がほぼ三角形状の形態を有し、第1の斜面部は
第2の斜面部より急傾斜であり、かつ第1の斜面部と第
2の斜面部との交差角度が80〜110度であるため、第1
の斜面部は係止用舌片との係止に十分な角度を有すると
共に、突起の頂部の傾斜が緩やかな形態となり、従って
圧着封止部を口金の内部に挿入する作業において、口金
の係止用舌片が第2の斜面部から第1の斜面部へ無理な
く滑らかに移行するようになるので挿入作業が容易であ
ると共に、口金の係止用舌片の弾性力が突起に作用して
も当該突起が破損されることが防止され、しかも当該係
止用舌片により突起の第1の斜面部が確実に係止される
ようになる。
これに対して、第1の斜面部と第2の斜面部との交差角
度が80度未満のときには、突起の頂部の傾斜が急になる
ため、口金の係止用舌片の弾性力が突起に作用したとき
に突起の破損を十分に防止することができない。一方当
該交差角度が110度を超えるときには、第1の斜面部の
傾斜が緩やかすぎて係止用舌片による係止が不十分とな
る。
〔考案の具体的構成〕
以下、図面を参照しながら本考案の構成を具体的に説明
する。
第1図および第2図は、本考案に係る自動車用口金付白
熱電球の一例を示す説明図である。同図において、10は
一端封止型白熱電球、20は口金、60はソケットである。
白熱電球10は、一端に扁平な圧着封止部11を有し他端に
排気管残部12を有する例えば硬質ガラス製封体13内にフ
ィラメント14が配設されて構成されている。15はリード
であり、当該リード15の一端がフィラメント14に接続さ
れ、他端が圧着封止部11を気密に貫通して外部に突出し
ている。なお、ツィンフィラメント型の白熱電球とする
場合には、封体13内には2つのフィラメントが配設され
る。
41,42は白熱電球10の圧着封止部11の幅広面31および32
に一体的に形成された突起である。これらの突起41,42
は、圧着封止部11の根もと部側および外端部側からそれ
ぞれ斜めに立ち上がる第1の斜面部43および第2の斜面
部44を具えた断面がほぼ三角形状の形態を有し、第1の
斜面部43は第2の斜面部44より急傾斜であり、かつ第1
の斜面部43と第2の斜面部44との交差角度αが80〜110
度であり、当該第1の斜面部43が係止用舌片の当接面と
される。
ここで「断面がほぼ三角形状の形態」とは、厳密なもの
ではなく、突起41,42を封体13の管軸を含む圧着封止部1
1に垂直な平面で切断したときの断面がおよそ三角形状
の形態であるという意味であり、頂部45が曲面あるいは
平坦面であってもよい。
第1の斜面部43と第2の斜面部44との交差角度αが80度
未満のときには、突起41,42の頂部45の傾斜が急になる
ため、突起41,42の破損を十分に防止することができな
い。一方当該交差角度αが110度を超えるときには、第
1の斜面部43の傾斜が緩やかすぎて係止用舌片51,52に
よる係止が不十分となる。
そして、この例の圧着封止部11は、第3図および第4図
に示すように、その中央が両側よりも深く圧着された形
態を有している。従って、圧着封止部11の全体の厚さD
を従来と同等としながら、突起41,42の突出高さHを大
きくすることができるので、突起41,42の形状精度を十
分なものとすることができる。
すなわち、圧着封止部11は、一対の所定の型を具えたピ
ンチシール機を用いて、封体用ガラス管の開口端部を圧
着して形成するが、当該型の内面にはガラスとの離型性
をよくするために離型油を塗布するので、突起41,42の
突出高さHが小さいときには離型油の存在によって突起
41,42の形状がゆがみやすいが、上記のように圧着封止
部11の中央を両側よりも深く圧着して突起41,42の突出
高さHを大きくすることにより、形状精度の高い突起4
1,42を形成することができる。
さらに、この例においては、第2の斜面部44は中央が膨
出する曲面状の形態を有している。このような曲面状と
することにより、口金20の内部に圧着封止部11を挿入す
る際には、当該第2の斜面部44に係止用舌片51,52の先
端が無理なく滑らかに接触するようになり、当該挿入作
業を一層円滑に遂行することができる。
なお、図示はしないが、圧着封止部11の扁平面のそれぞ
れに複数例えば2個の突起を列状に形成してもよい。
口金20は、金属製で断面が矩形状の形態を有していて、
白熱電球10の圧着封止部11を取り囲むよう配設されてい
る。25および26は口金20の上部に設けられた鍔部であ
る。
51,52は係止用舌片であり、口金20の一対の幅広側板21,
22のそれぞれにおいて内側に切り起こされてその先端が
当該口金20の外端部側に向かうよう屈曲されて形成され
ている。これら一対の係止用舌片51,52により圧着封止
部11の突起41,42の第1の斜面部43が弾性的に係止され
ると共に、圧着封止部11が挟圧されている。
以上の構成によれば、圧着封止部11に形成された突起4
1,42が、当該圧着封止部11の根もと部側および外端部側
からそれぞれ斜めに立ち上がる第1の斜面部43および第
2の斜面部44を具えた断面がほぼ三角形状の形態を有
し、第1の斜面部43は第2の斜面部44より急傾斜であ
り、しかも第1の斜面部43と第2の斜面部44との交差角
度αが80〜110度であるため、第1の斜面部43は係止用
舌片51,52との係止に十分な角度を有すると共に、突起4
1,42の頂部45の傾斜が緩やかな形態となり、従って圧着
封止部11を口金20の内部に挿入する作業において、口金
20の係止用舌片51,52が第2の斜面部44から第1の斜面
部43へ無理なく滑らかに移行するようになるので、挿入
作業が容易であり、口金20の係止用舌片51,52の弾性力
が突起41,42に作用したときにその破損が防止され、し
かも当該係止用舌片51,52により突起41,42の第1の斜面
部43が確実に係止されるようになる。
結局、突起41,42を破損することなく圧着封止部11に口
金20を確実に固定することができ、従って高い歩留りで
自動車用口金付白熱電球を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本考案に係る自動車用口
金付白熱電球の一例を示す説明用正面図および縦断側面
図、第3図および第4図はそれぞれ白熱電球の説明用正
面図および底面図、第5図は従来の自動車用口金付白熱
電球を示す説明用正面図である。 10…白熱電球、11…圧着封止部 12…排気管残部、13…封体 14…フィラメント、15…リード 20…口金、21,22…幅広側板 31,32…幅広面、41,42…突起 43…第1の斜面部、44…第2の斜面部 45…頂部、51,52…係止用舌片 60…ソケット、80…口金 83,84…係止用舌片、90…白熱電球 91…圧着封止部、93,94…突起 96…頂部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に扁平な圧着封止部を有し他端に排気
    管残部を有するガラス製封体内にフィラメントが配設さ
    れた白熱電球と、当該白熱電球の圧着封止部を取り囲む
    よう配設された四角筒状の口金とを具え、前記口金の一
    対の幅広側板のそれぞれにおいて内側に切り起こしてそ
    の先端が当該口金の外端部側に向かうよう屈曲させた係
    止用舌片を前記白熱電球の圧着封止部の幅広面に形成し
    た突起に係止させることにより当該口金を当該圧着封止
    部に固定してなる自動車用口金付白熱電球において、 前記突起は、前記圧着封止部の根もと部側および外端部
    側からそれぞれ斜めに立ち上がる第1の斜面部および第
    2の斜面部を具えた断面がほぼ三角形状の形態を有し、
    第1の斜面部は第2の斜面部より急傾斜であり、かつ第
    1の斜面部と第2の斜面部との交差角度が80〜110度で
    あり、当該第1の斜面部に前記係止用舌片が当接される
    ことを特徴とする自動車用口金付白熱電球。
JP1987129136U 1987-08-27 1987-08-27 自動車用口金付白熱電球 Expired - Lifetime JPH066450Y2 (ja)

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JPS6435657U JPS6435657U (ja) 1989-03-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5794164U (ja) * 1980-12-02 1982-06-10

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JPS6435657U (ja) 1989-03-03

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