JPH0664109B2 - 電動機運転装置の劣化予知診断方法 - Google Patents

電動機運転装置の劣化予知診断方法

Info

Publication number
JPH0664109B2
JPH0664109B2 JP1319512A JP31951289A JPH0664109B2 JP H0664109 B2 JPH0664109 B2 JP H0664109B2 JP 1319512 A JP1319512 A JP 1319512A JP 31951289 A JP31951289 A JP 31951289A JP H0664109 B2 JPH0664109 B2 JP H0664109B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contactor
electric motor
thermal relay
operating device
deterioration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1319512A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03180773A (ja
Inventor
博之 三谷
一男 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP1319512A priority Critical patent/JPH0664109B2/ja
Publication of JPH03180773A publication Critical patent/JPH03180773A/ja
Publication of JPH0664109B2 publication Critical patent/JPH0664109B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Protection Of Generators And Motors (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は電動機や抵抗器等の開閉および保護を目的と
する電動機運転装置の特にサーマルリレーの劣化予知診
断方法に関するものである。
[従来の技術] 第3図および第4図に、従来より周知の電動機運転装置
の接続図を示す。
図において、電動機運転装置10は主回路電源の開閉を行
なうしや断器12と、電動機20の運転および停止を行なう
電磁接触器14又はサイリスタやトライアック素子等で構
成された半導体接触器114と、電動機の過負荷や動作不
能等の異常による過電流によって動作するサーマルリレ
ー116等を具備している。
しや断器に投入した状態において、接触器14又は114の
主回路接点を閉じると、電動機20が通電され運転を開始
する。電動機20の運転中に過負荷や拘束による動作不能
等によって定格電流よりも大きい電流(過電流)が流れ
る等の異常が発生すると、サーマルリレー16の内部の熱
動素子が動作して接触器14又は114の主回路接点を開
く。これにより電動機20の運転が停止される。
サーマルリレー16は一般に、電動機の定格電流において
は動作せず、定格電流の120%の通電においては2時間
以内に動作し、定格電流の200%の通電においては4分
以内に動作するような特性を有しており、電動機20の過
負荷や拘束による動作不能等の異常を検出し、電動機20
が故障に致る前にその運転を停止させる。
[発明が解決しようとする課題] 以上のように、サーマルリレーは電動機等の保護機能を
有しているため、その性能を一定に保つべく性能の劣化
を事前に予知する必要がある。しかしながら、従来から
周知の電動機運転装置はサーマルリレーの性能の劣化予
知機能を有さず、サーマルリレーを電動機運転装置から
取り外して検査しなければならないという問題点を有し
ていた。
この発明の以上のように問題点を解決するためになされ
たものであり、サーマルリレーを電動機運転装置から取
り外すことなく容易に性能の劣化を予知診断する方法を
提供するものである。
[課題を解決するための手段] この発明に係る電動機運転装置の劣化予知診断方法は、 しや断器、サーマルリレーおよび接触器を有する電動機
運転装置と電動機との間に第1の接触器を設け、 第1の接触器に並列に第2の接触器を接続し、 第2の接触器の各端子に一端を短絡した負荷抵抗器を接
続し、 電動機運転装置のしや断器を投入した状態で第1の接触
器を開離して電動機の運転を停止し、 第2の接触器を閉成して負荷抵抗器の抵抗値により設定
される所定の電流をサーマルリレーに印加し、 サーマルリレーに前記所定の電流が印加されてからサー
マルリレーが動作するまでの所用時間を測定する、 各工程を有している。
[作用] 第1の接触器を開離することにより電動機の運転を停止
し、第2の接触器を閉成することによりサーマルリレー
に負荷抵抗器の抵抗値によって設定される所定の電流す
なわち模擬過電流が印加される。この模凝過電流の値を
電動機の定格電流の120%および200%となるように抵抗
値を調整することにより、架空の電動機の異常状態を作
り出す。この模擬過電流の印加開始からサーマルリレー
の初期特性等と比較することによりサーマルリレーすな
わち電動機運転装置の劣化を診断する。
[実施例] この発明に係る電動機運転装置の劣化診断方法を実施す
るための装置の実施例を第1図又は第2図に示す。
図において、電動機運転装置10は従来のものと同様に主
回路電源の開閉を行なうしや断器12と、電動機20の運転
および停止を行なう電磁接触器14又はサイリスタやトラ
イアック素子等で構成された半導体接触器114と、電動
機の過負荷や動作不能等の異常による過電流によって動
作するサーマルリレー16等を具備している。
劣化予知診断装置30は第1の接触器である運転用電磁接
触器32又は運転用半導体接触器132と、第2の接触器で
ある診断用電磁接触器34又は診断用半導体接触器134
と、一端を短絡接続した負荷抵抗器36とを有し、電動機
運転装置10と電動機20との間に接続されている。
第1の接触器32又は132と第2の接触器34又は134とは並
列に接続され、第1の接触器32又は132が閉状態にある
とき第2の接触器34又は134が開状態となり、また第1
の接触器32又は132が開状態にあるとき第2の接触器34
又は134が閉状態となるように電気的にインターロック
するように構成されている。
負荷抵抗器36の抵抗値は電動機20の定格電流に対して一
定の値、例えば120%あるいは200%の模擬過電流をサー
マルリレー16に印加するようにその値が可変的に調整さ
れている。
次に実施例の動作を説明する。
電動機運転装置10のしや断器12が主回路電源に投入され
た状態において接触器14と劣化予知診断装置30の第1の
接触器32又は132がそれぞれ閉じられると電動機20が通
電され、電動機20は運転を開始する。
次に第1の接触器32又は132を動作してその主回路接点
を開状態にすると電動機20が停止する。同時に又はこの
後、第2の接触器34又は134の主回路接点を閉状態にす
ると、負荷抵抗器36の抵抗値よって設定される所定の電
流(模擬過電流)がサーマルリレー16に印加される。こ
こで、模擬過電流をサーマルリレー16に印加し始めてか
らサーマルリレー16が動作するまでの所用時間の測定を
開始する。所用時間の測定はタイマーやカウンターを劣
化予知診断装置中に設けてもよいし、あるいは市販の測
定器を接続してもよい(時間測定方法は周知により図示
せず)。
例えば負荷抵抗器36の抵抗値が、定格電流の200%の模
擬過電流を流すように調整されているとすると、サーマ
ルリレー16が模擬過電流の通電開始後4分以内に動作し
て接触器14の主回路接点が開離すれば正常であると診断
される。この後、第2の接触器34又は134を開離するこ
とにより診断作業を完了する。なお、サーマルリレー16
の動作に要する実際の測定時間と所定値例えば4分との
差(遅れ)を測定することによりサーマルリレー16の劣
化度を判断する。
さらに、上記測定値をランプやメータ等の表示装置に表
示したりプリンタ等に記録するように構成してもよい。
また劣化予知診断装置30を電動機運転装置10内に一体化
して設けてもよい。
[発明の効果] 以上のように、この発明は負荷抵抗器の抵抗値により設
定された模擬過電流をサーマルリレーに印加し、サーマ
ルリレーが動作するまでの時間を測定することにより電
動機運転装置の劣化予知診断を行なうので、サーマルリ
レーを電動機運転装置から取り外す必要がなく、容易に
性能の劣化予知診断をすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る電動機運転装置の劣化予知診断
方法を実施するために適した装置の一実施例を示す図、
第2図は別の実施例を示す図、第3図および第4図はそ
れぞれ周知の電動機運転装置の構成を示す図である。 図中、10は電動機運転装置、12はしや断器、14は電磁接
触器、16はサーマルリレー、20は電動機、30は劣化予知
診断装置、32は運転用電磁接触器、34は診断用電磁接触
器、36は負荷抵抗器、114は半導体接触器、132は運転用
半導体接触器、134は診断用半導体接触器である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】しや断器、サーマルリレーおよび接触器を
    有する電動機運転装置と電動機との間に第1の接触器を
    設け、 第1の接触器に並列に第2の接触器を接続し、 第2の接触器の各端子に一端を短絡した負荷抵抗器を接
    続し、 電動機運転装置のしや断器を投入した状態で第1の接触
    器を開離して電動機の運転を停止し、 第2の接触器を閉成して負荷抵抗器の抵抗値により設定
    される所定の電流をサーマルリレーに印加し、 サーマルリレーに前記所定の電流が印加されてからサー
    マルリレーが動作するまでの所用時間を測定する、 各工程を有する電動機運転装置の劣化予知診断方法。
  2. 【請求項2】前記第1および第2の接触器として電磁接
    触器又は半導体接触器を用いることを特徴とする請求項
    (1)記載の電動機運転装置の劣化予知診断方法。
JP1319512A 1989-12-08 1989-12-08 電動機運転装置の劣化予知診断方法 Expired - Fee Related JPH0664109B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1319512A JPH0664109B2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08 電動機運転装置の劣化予知診断方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1319512A JPH0664109B2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08 電動機運転装置の劣化予知診断方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03180773A JPH03180773A (ja) 1991-08-06
JPH0664109B2 true JPH0664109B2 (ja) 1994-08-22

Family

ID=18111055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1319512A Expired - Fee Related JPH0664109B2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08 電動機運転装置の劣化予知診断方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0664109B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6600021B2 (ja) 2018-02-08 2019-10-30 ファナック株式会社 負荷駆動装置および負荷駆動方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03180773A (ja) 1991-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR19990036823A (ko) 탭셀렉터의 감시방법
CN106771993B (zh) 一种断路器分合闸动作模拟试验装置及试验方法
JPS6341428B2 (ja)
JP3870321B2 (ja) 開閉器の動作特性監視装置
JP3590389B2 (ja) 電機機器のための巻線レアショート監視装置
JP2008003039A (ja) ロックアウト装置の動作監視装置、断路器、ロックアウト装置の動作管理方法
JPH0664109B2 (ja) 電動機運転装置の劣化予知診断方法
Mikheev et al. Diagnostics and an on-load operation algorithm of high-speed voltage regulators
US4263491A (en) Method for checking electric contacts of an enclosed-type switching device and an auxiliary apparatus for use with the switching device to use the method
JP3799017B2 (ja) 3相モータ始動手順の改良式制御方法
JP2008043145A (ja) デジタル保護リレー
US3846641A (en) Control system for a plurality of loads
JPH0894702A (ja) 電磁継電器用耐電圧試験装置
US1783520A (en) Thermal control system
JP4476753B2 (ja) 開閉機器の異常診断方法
JPH0646522A (ja) 遮断器用操作制御回路の常時監視装置
JPH0992100A (ja) 直流高速度真空遮断器
JP3487578B2 (ja) 開閉器用電動操作装置の異常診断装置
JPH0345190Y2 (ja)
SU692008A1 (ru) Стенд дл диагностировани автотракторных генераторов переменного тока
US20220068579A1 (en) Pressure monitoring device and pressure monitoring method for vacuum valve
JP2564381B2 (ja) 電動機の制御装置
SU1695441A1 (ru) Устройство дл защиты от утечки тока в сети переменного тока с глухозаземленной нейтралью
JP3627785B2 (ja) 高圧開閉器の制御電源装置
JPH0749424Y2 (ja) 負荷時タップ切換装置の故障診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees