JPH0663957A - 成形型の位置測定方法 - Google Patents
成形型の位置測定方法Info
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- JPH0663957A JPH0663957A JP4225738A JP22573892A JPH0663957A JP H0663957 A JPH0663957 A JP H0663957A JP 4225738 A JP4225738 A JP 4225738A JP 22573892 A JP22573892 A JP 22573892A JP H0663957 A JPH0663957 A JP H0663957A
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- molding die
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- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】寸法が大きくかつ重量もある移動可能なFRP
製の浴槽や洗い床の成形型の位置を、安価な装置で且つ
高精度で測定し、高い精度で位置決めできる成形型の位
置測定方法を提供すること。 【構成】成形型1の基準部位に対して所定量変位した立
方体状の位置検出用構造体3を付設し、ダイヤルゲージ
6を三つの面P1,P2,P3に押し当てることによっ
て、その位置を測定し、その位置と前記所定変位量に基
づいて、前記成形型1の基準部位の位置を得る。
製の浴槽や洗い床の成形型の位置を、安価な装置で且つ
高精度で測定し、高い精度で位置決めできる成形型の位
置測定方法を提供すること。 【構成】成形型1の基準部位に対して所定量変位した立
方体状の位置検出用構造体3を付設し、ダイヤルゲージ
6を三つの面P1,P2,P3に押し当てることによっ
て、その位置を測定し、その位置と前記所定変位量に基
づいて、前記成形型1の基準部位の位置を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、FRP(熱硬化性樹
脂をガラス繊維や炭素繊維等で強化した繊維強化プラス
チック)のハンドレーアップやスプレーアップ成形にお
いて、表面樹脂膜の吹きつけ工程や繊維層の吹きつけ工
程等へ移送することが可能である成形型に関し、各工程
において精密な作業を行うために正確な位置を測定する
方法と、そのための構造体を付加した成形型に関するも
のである。
脂をガラス繊維や炭素繊維等で強化した繊維強化プラス
チック)のハンドレーアップやスプレーアップ成形にお
いて、表面樹脂膜の吹きつけ工程や繊維層の吹きつけ工
程等へ移送することが可能である成形型に関し、各工程
において精密な作業を行うために正確な位置を測定する
方法と、そのための構造体を付加した成形型に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】FRP成形型,特に浴槽のように寸法が
大きいものの成型品は、寸法が大きくかつ重量もあるの
で、搬送後の位置決めを行うことが難しく、そのため、
自動化が困難であった。そのため、なんらかの位置測定
装置に基づく位置補正が必要となる。
大きいものの成型品は、寸法が大きくかつ重量もあるの
で、搬送後の位置決めを行うことが難しく、そのため、
自動化が困難であった。そのため、なんらかの位置測定
装置に基づく位置補正が必要となる。
【0003】従来の位置測定装置としては、接触式と非
接触式の二種類の位置測定装置に大別される。前者は、
ダイヤルゲージやレバー式テストインジケータ等であ
り、位置を検出したい物体そのものに、可動式測定部を
接触させて、その測定部の変位量に基づいて、対象物の
位置を検出するものである。後者は、画像処理技術等で
あり、カメラからのイメージ情報に基づいて物体の位置
を検出するものである。
接触式の二種類の位置測定装置に大別される。前者は、
ダイヤルゲージやレバー式テストインジケータ等であ
り、位置を検出したい物体そのものに、可動式測定部を
接触させて、その測定部の変位量に基づいて、対象物の
位置を検出するものである。後者は、画像処理技術等で
あり、カメラからのイメージ情報に基づいて物体の位置
を検出するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者は、構造が簡単で
安価であるが、可動式測定部を対象物に直接接触させる
ことができない場合には対応できないという問題があ
り、後者は、直接接触しなくても測定ができる反面、装
置が高価で、寸法の大きな対象物の場合には、分解能の
問題から位置測定の精度が低下しやすい傾向にあるとい
う問題があった。
安価であるが、可動式測定部を対象物に直接接触させる
ことができない場合には対応できないという問題があ
り、後者は、直接接触しなくても測定ができる反面、装
置が高価で、寸法の大きな対象物の場合には、分解能の
問題から位置測定の精度が低下しやすい傾向にあるとい
う問題があった。
【0005】FRP製の浴槽や洗い床の成形型は、一般
的に非常に寸法が大きいため、画像処理等の非接触式の
位置測定装置は不適当である。また、成形型の表面は、
厚みにばらつきのあるFRP製の製品によって全面にわ
たって覆われているため、表面のFRP製の製品に接触
することはできても、内側の成形型に接触することはで
きないので、接触式の位置測定装置も不適当であった。
的に非常に寸法が大きいため、画像処理等の非接触式の
位置測定装置は不適当である。また、成形型の表面は、
厚みにばらつきのあるFRP製の製品によって全面にわ
たって覆われているため、表面のFRP製の製品に接触
することはできても、内側の成形型に接触することはで
きないので、接触式の位置測定装置も不適当であった。
【0006】このような事情によって、成形型の正確な
位置測定が不可能であるため、脱型前に行われる切断加
工や研削加工または補強材の組み立て作業等を自動化す
ることができないという問題があた。
位置測定が不可能であるため、脱型前に行われる切断加
工や研削加工または補強材の組み立て作業等を自動化す
ることができないという問題があた。
【0007】そこで、本発明においては、寸法が大きく
かつ重量もある移動可能なFRP製の浴槽や洗い床の成
形型の位置を、安価な装置で且つ高精度で測定すること
が可能な位置測定方法を確立することを目的とし、以
て、高い精度の位置決めが要求される加工作業や組み立
て作業を自動化しようとするものである。
かつ重量もある移動可能なFRP製の浴槽や洗い床の成
形型の位置を、安価な装置で且つ高精度で測定すること
が可能な位置測定方法を確立することを目的とし、以
て、高い精度の位置決めが要求される加工作業や組み立
て作業を自動化しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の成形型の位置測
定方法においては、表面が所定形状に成形された構造体
を、成形型の基準部位に対して、所定寸法変位させて付
設し、この構造体の表面位置を測定することによって、
前記成形型の基準部位の位置を得るように構成した。
定方法においては、表面が所定形状に成形された構造体
を、成形型の基準部位に対して、所定寸法変位させて付
設し、この構造体の表面位置を測定することによって、
前記成形型の基準部位の位置を得るように構成した。
【0009】また、前記構造体として、互いに直交する
三平面を備えた構造体を用いるとよい。また、前記構造
体として、円柱の底面の一部と、側面の一部とを備えた
構造体を用い、この構造体の底面の位置測定するととも
に、前記側面上を走査して前記円柱の中心軸の位置を算
出することによって、前記成形型の基準部位の位置を得
るようにしてもよい。
三平面を備えた構造体を用いるとよい。また、前記構造
体として、円柱の底面の一部と、側面の一部とを備えた
構造体を用い、この構造体の底面の位置測定するととも
に、前記側面上を走査して前記円柱の中心軸の位置を算
出することによって、前記成形型の基準部位の位置を得
るようにしてもよい。
【0010】
【作用】本発明の成形型の位置測定方法によれば、表面
が所定形状に成形された構造体を、成形型の基準部位に
対して、所定寸法変位させて付設したので、この構造体
の表面位置を測定することによって、前記成形型の基準
部位の位置が得られる。
が所定形状に成形された構造体を、成形型の基準部位に
対して、所定寸法変位させて付設したので、この構造体
の表面位置を測定することによって、前記成形型の基準
部位の位置が得られる。
【0011】また、互いに直交する三平面を備えた構造
体を用いると、前記三平面の位置を測定することによっ
て、前記成形型の基準部位の位置を知ることができる。
また、円柱の底面と、側面の一部とを備えた構造体を用
いると、前記底面の位置を測定するとともに、前記側面
を走査することによって円柱の中心軸の位置を知ること
ができるので、前記成形型の基準部位の位置を知ること
ができる。
体を用いると、前記三平面の位置を測定することによっ
て、前記成形型の基準部位の位置を知ることができる。
また、円柱の底面と、側面の一部とを備えた構造体を用
いると、前記底面の位置を測定するとともに、前記側面
を走査することによって円柱の中心軸の位置を知ること
ができるので、前記成形型の基準部位の位置を知ること
ができる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の成形型の位置測定方法及び
該方法に用いる成形型について実施例を示した図面に基
づいて詳細に説明する。図1は、本発明による成形型の
位置測定方法に関する実施例に用いる測定装置の構成図
である。
該方法に用いる成形型について実施例を示した図面に基
づいて詳細に説明する。図1は、本発明による成形型の
位置測定方法に関する実施例に用いる測定装置の構成図
である。
【0013】図1において、1は成形型、2は搬送可能
な前記成形型1の取付け部、3は該取付け部2に付設し
た位置検出用構造体である。成形型1の表面には例えば
浴槽等のFRP積層部4が成形されている。
な前記成形型1の取付け部、3は該取付け部2に付設し
た位置検出用構造体である。成形型1の表面には例えば
浴槽等のFRP積層部4が成形されている。
【0014】5は位置測定装置であり、ダイヤルゲージ
6と走査機構7と演算装置8を備えている。9は、前記
位置測定装置5からの位置信号に基づいて加工装置10の
位置を制御する位置補正装置である。
6と走査機構7と演算装置8を備えている。9は、前記
位置測定装置5からの位置信号に基づいて加工装置10の
位置を制御する位置補正装置である。
【0015】前記位置検出用構造体3の具体的な構造を
図2に示す。この成形型1の三次元の基準面をS1,S
2,S3とし、前記成形型1に立方体の位置検出用構造
体3を付設した。前記位置検出用構造体3の直交する三
つの面P1,P2,P3はそれぞれ前記基準面S1,S
2,S3と平行であり、対応する面間の隔たりΔX,Δ
Y,ΔZは所定の寸法になるように、成形型1と位置検
出用構造体3との相対的な位置は調整されている。前記
位置検出用構造体3が上述した構造である点が、本発明
の特許請求の範囲に記載した「表面が所定形状に成形さ
れた構造体」に対応し、前記位置検出用構造体3の三つ
の面P1,P2,P3がそれぞれ前記基準面S1,S
2,S3と平行であり、対応する面間の隔たりΔX,Δ
Y,ΔZが所定の寸法である点が、本発明の特許請求の
範囲に記載した「構造体を、成形型の基準部位に対し
て、所定寸法変位させて付設し」ていることに対応して
いる。
図2に示す。この成形型1の三次元の基準面をS1,S
2,S3とし、前記成形型1に立方体の位置検出用構造
体3を付設した。前記位置検出用構造体3の直交する三
つの面P1,P2,P3はそれぞれ前記基準面S1,S
2,S3と平行であり、対応する面間の隔たりΔX,Δ
Y,ΔZは所定の寸法になるように、成形型1と位置検
出用構造体3との相対的な位置は調整されている。前記
位置検出用構造体3が上述した構造である点が、本発明
の特許請求の範囲に記載した「表面が所定形状に成形さ
れた構造体」に対応し、前記位置検出用構造体3の三つ
の面P1,P2,P3がそれぞれ前記基準面S1,S
2,S3と平行であり、対応する面間の隔たりΔX,Δ
Y,ΔZが所定の寸法である点が、本発明の特許請求の
範囲に記載した「構造体を、成形型の基準部位に対し
て、所定寸法変位させて付設し」ていることに対応して
いる。
【0016】以上の条件のもとに、位置測定装置5のダ
イヤルゲージ6を、位置検出用構造体3の各面P1,P
2,P3に順次接触させて、それぞれの面の位置を測定
する。その測定値を隔たりΔX,ΔY,ΔZに基づい
て、成形型1の三次元の基準面S1,S2,S3のそれ
ぞれの位置を求める。成形型1の三次元の基準面S1,
S2,S3のそれぞれの位置に基づいて、位置補正装置
9によって加工装置10による加工位置を制御する。
イヤルゲージ6を、位置検出用構造体3の各面P1,P
2,P3に順次接触させて、それぞれの面の位置を測定
する。その測定値を隔たりΔX,ΔY,ΔZに基づい
て、成形型1の三次元の基準面S1,S2,S3のそれ
ぞれの位置を求める。成形型1の三次元の基準面S1,
S2,S3のそれぞれの位置に基づいて、位置補正装置
9によって加工装置10による加工位置を制御する。
【0017】上記位置検出用構造体3に代えて、図3に
示すように、断面が四分円の円柱側面P4と、これに垂
直な底面P5とを備えた位置検出用構造体31を成形型
1に付設してもよい。このとき、前記円柱側面P4の中
心軸の位置は、前記基準面S1,S3と平行であり、対
応する面との間の隔たりΔX1,ΔZ1は所定の寸法に
なるように調整されている。そして、位置検出用構造体
31の底面P5は前記基準面S2と平行で、隔たりΔY
1は所定の寸法になるように調整されている。
示すように、断面が四分円の円柱側面P4と、これに垂
直な底面P5とを備えた位置検出用構造体31を成形型
1に付設してもよい。このとき、前記円柱側面P4の中
心軸の位置は、前記基準面S1,S3と平行であり、対
応する面との間の隔たりΔX1,ΔZ1は所定の寸法に
なるように調整されている。そして、位置検出用構造体
31の底面P5は前記基準面S2と平行で、隔たりΔY
1は所定の寸法になるように調整されている。
【0018】図2の位置検出用構造体3の場合には、三
面の位置測定を要したが、図3の位置検出用構造体31
によれば、以下に説明するように、円柱側面P4と底面
P5の二面の位置測定だけで、成形型1の基準面の位置
を得ることが可能となるので、測定時間を短縮すること
ができる。
面の位置測定を要したが、図3の位置検出用構造体31
によれば、以下に説明するように、円柱側面P4と底面
P5の二面の位置測定だけで、成形型1の基準面の位置
を得ることが可能となるので、測定時間を短縮すること
ができる。
【0019】図3の位置検出用構造体31を用いた場合
の、位置測定のフローチャートを図4に基づいて説明す
る。図4は図3に示した位置検出用構造体31の側面図
である。この位置検出用構造体31の円柱側面P4にダ
イヤルゲージ6の出没ニードル61を押し当てた状態
で、ダイヤルゲージ6を走査機構7によって垂直方向
(Z軸方向)へ、所定長dz移動させる。このとき、出没
ニードル61の先端は、円柱側面P4の表面上を位置A
から位置Bまで、接触しつつ移動する。このときの、ダ
イヤルゲージ値の変化量はdxとすると、中心軸と出没ニ
ードル61の先端の位置の隔たりx1,z1 は以下の通りに
求めることができる。
の、位置測定のフローチャートを図4に基づいて説明す
る。図4は図3に示した位置検出用構造体31の側面図
である。この位置検出用構造体31の円柱側面P4にダ
イヤルゲージ6の出没ニードル61を押し当てた状態
で、ダイヤルゲージ6を走査機構7によって垂直方向
(Z軸方向)へ、所定長dz移動させる。このとき、出没
ニードル61の先端は、円柱側面P4の表面上を位置A
から位置Bまで、接触しつつ移動する。このときの、ダ
イヤルゲージ値の変化量はdxとすると、中心軸と出没ニ
ードル61の先端の位置の隔たりx1,z1 は以下の通りに
求めることができる。
【0020】上記位置検出用構造体31の半径rは既知
であるので、前記2点A,Bを通る半径と基準面S3と
のなす角をそれぞれα,βとすると、 dx=rcos α−rcos β dz=rsin β−rsin α これから、 cos α−cos β=dx/r sin β−sin α=dz/r これから、 cos (β−α)=1−(dx2 +dz2 )/2r2 cos (α+β)=(dz2 −dx2 )/(dx2 +dz2 ) ここで、 cos (β−α)=1−(dx2 +dz2 )/2r2 =C1 cos (α+β)=(dz2 −dx2 )/(dx2 +dz2 )=C2 と、おくと、 β−α=cos -1C1 α+β=cos -1C2 故に、 α=(cos -1C2−cos -1C1)/2 β=(cos -1C2+cos -1C1)/2 以上のことから、 x1=rcos α=rcos ((cos -1C2−cos -1C1)/2) z1=rsin α=rsin ((cos -1C2−cos -1C1)/2) 但し、C1=1−(dx2 +dz2 )/2r2 C2=(dz2 −dx2 )/(dx2 +dz2 )
であるので、前記2点A,Bを通る半径と基準面S3と
のなす角をそれぞれα,βとすると、 dx=rcos α−rcos β dz=rsin β−rsin α これから、 cos α−cos β=dx/r sin β−sin α=dz/r これから、 cos (β−α)=1−(dx2 +dz2 )/2r2 cos (α+β)=(dz2 −dx2 )/(dx2 +dz2 ) ここで、 cos (β−α)=1−(dx2 +dz2 )/2r2 =C1 cos (α+β)=(dz2 −dx2 )/(dx2 +dz2 )=C2 と、おくと、 β−α=cos -1C1 α+β=cos -1C2 故に、 α=(cos -1C2−cos -1C1)/2 β=(cos -1C2+cos -1C1)/2 以上のことから、 x1=rcos α=rcos ((cos -1C2−cos -1C1)/2) z1=rsin α=rsin ((cos -1C2−cos -1C1)/2) 但し、C1=1−(dx2 +dz2 )/2r2 C2=(dz2 −dx2 )/(dx2 +dz2 )
【0021】このようにして、半径rとダイヤルゲージ
6のZ軸方向への移動量dzと、そのときのダイヤルゲー
ジ値の変化量dxの値から、出没ニードル61の先端が接
触した位置Aと位置検出用構造体31の中心軸との隔た
りx1,z1を求めることができるのである。このよう
にして求めた隔たりx1,z1と既定の隔たりΔX1,
ΔZ1から、成形型1の基準面S1,S3のそれぞれの
位置を求める。
6のZ軸方向への移動量dzと、そのときのダイヤルゲー
ジ値の変化量dxの値から、出没ニードル61の先端が接
触した位置Aと位置検出用構造体31の中心軸との隔た
りx1,z1を求めることができるのである。このよう
にして求めた隔たりx1,z1と既定の隔たりΔX1,
ΔZ1から、成形型1の基準面S1,S3のそれぞれの
位置を求める。
【0022】基準面S2に関しては、ダイヤルゲージを
Y軸方向から接触させて底面P5の位置を測定し、既定
の隔たりΔY1に基づいて知ることができる。このよう
にして求めた成形型1の三次元の基準面S1,S2,S
3のそれぞれの位置に基づいて、位置補正装置9によっ
て加工装置10による加工位置を制御するのである。
Y軸方向から接触させて底面P5の位置を測定し、既定
の隔たりΔY1に基づいて知ることができる。このよう
にして求めた成形型1の三次元の基準面S1,S2,S
3のそれぞれの位置に基づいて、位置補正装置9によっ
て加工装置10による加工位置を制御するのである。
【0023】なお、上記ダイヤルゲージ6に代えて、所
定の出没量によって作動するリミットスイッチ等を備え
た検出機構を用いてもよい。また、位置検出用構造体と
しては、立方体状の例と円柱状の例を示したが、直方体
状や他の形状でも可能であり、また、複数のダイヤルゲ
ージ等によって同時に三次元の測定を行ってもよい。
定の出没量によって作動するリミットスイッチ等を備え
た検出機構を用いてもよい。また、位置検出用構造体と
しては、立方体状の例と円柱状の例を示したが、直方体
状や他の形状でも可能であり、また、複数のダイヤルゲ
ージ等によって同時に三次元の測定を行ってもよい。
【0024】このようにして、この成形型の位置測定方
法によれば、寸法が大きくかつ重量もある移動可能なF
RP製の浴槽や洗い床の成形型1の位置を、それに付設
した位置測定用構造体3,31の位置を測定することに
って、高精度で測定することが可能であるので、測定し
た結果に基づいて、位置補正装置9を制御し、よって加
工装置10による加工位置を正確に設定することが可能
となる。
法によれば、寸法が大きくかつ重量もある移動可能なF
RP製の浴槽や洗い床の成形型1の位置を、それに付設
した位置測定用構造体3,31の位置を測定することに
って、高精度で測定することが可能であるので、測定し
た結果に基づいて、位置補正装置9を制御し、よって加
工装置10による加工位置を正確に設定することが可能
となる。
【0025】なお、加工装置10の方の位置を制御せず
に、成形型1の位置の方を制御するようにしてもよい。
このように高い精度の位置決めをすることによって、加
工作業や組み立て作業を自動化できるのである。
に、成形型1の位置の方を制御するようにしてもよい。
このように高い精度の位置決めをすることによって、加
工作業や組み立て作業を自動化できるのである。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明の成形型の位置測
定方法によれば、成形型に付設した構造体の位置を測定
することによって、前記成形型の基準部位の位置を得る
ことができるので、それに基づいて成形型を正確に位置
決めできるので、続く工程の加工作業や組み立て作業を
機械を用いた自動化することができるようになり、生産
効率を改善することができるという効果が得られる。
定方法によれば、成形型に付設した構造体の位置を測定
することによって、前記成形型の基準部位の位置を得る
ことができるので、それに基づいて成形型を正確に位置
決めできるので、続く工程の加工作業や組み立て作業を
機械を用いた自動化することができるようになり、生産
効率を改善することができるという効果が得られる。
【0027】そして、本発明の位置測定方法に用いる成
形型によれば、以上のような効果の得られる成形型を提
供することができるのである。
形型によれば、以上のような効果の得られる成形型を提
供することができるのである。
【図1】本発明による成形型の位置測定方法に関する実
施例に用いる測定装置の構成図である。
施例に用いる測定装置の構成図である。
【図2】前記実施例における成形型の要部側面図であ
る。
る。
【図3】別例の成形型の要部の側面図である。
【図4】図3の成形型の要部を拡大した側面図である。
1 成形型 3 位置検出用構造体 5 位置測定装置 6 ダイヤルゲージ 7 走査機構 8 演算装置 S1,S2,S3 成形型の基準面(基準部位) P1,P2,P3,P4,P5 位置検出用構造体の表
面 P1,P2,P3 構造体の三面 P4 円柱の側面の一部 P5 円柱の底面の一部 ΔX,ΔY,ΔZ 隔たり
面 P1,P2,P3 構造体の三面 P4 円柱の側面の一部 P5 円柱の底面の一部 ΔX,ΔY,ΔZ 隔たり
Claims (3)
- 【請求項1】表面が所定形状に成形された構造体を、成
形型の基準部位に対して、所定寸法変位させて付設し、
前記構造体の表面位置を測定することによって、前記成
形型の基準部位の位置を得ることを特徴とする成形型の
位置測定方法。 - 【請求項2】前記構造体として、互いに直交する三平面
を備えた構造体を用いることを特徴とする請求項1の位
置測定方法。 - 【請求項3】円柱の底面の少なくとも一部と、前記円柱
の側面の少なくとも一部とを備えた構造体を、成形型の
基準部位に対して、所定寸法変位させて付設し、前記構
造体の底面の位置測定するとともに、前記側面上を走査
して前記円柱の中心軸の位置を算出することによって、
前記成形型の基準部位の位置を得ることを特徴とする成
形型の位置測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4225738A JPH0663957A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 成形型の位置測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4225738A JPH0663957A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 成形型の位置測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0663957A true JPH0663957A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=16834064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4225738A Pending JPH0663957A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 成形型の位置測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0663957A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007178137A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Japan Atomic Energy Agency | 表面形状変位量の測定装置及び測定方法 |
US8807663B2 (en) | 2011-03-08 | 2014-08-19 | Plombco Inc. | Overmolded wheel-balancing weight |
CN113524515A (zh) * | 2021-09-15 | 2021-10-22 | 顺庭模具科技南通有限公司 | 一种批量模具成型检测装置 |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP4225738A patent/JPH0663957A/ja active Pending
Cited By (4)
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