JPH0663827A - 穴明放電加工装置 - Google Patents

穴明放電加工装置

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Publication number
JPH0663827A
JPH0663827A JP26267392A JP26267392A JPH0663827A JP H0663827 A JPH0663827 A JP H0663827A JP 26267392 A JP26267392 A JP 26267392A JP 26267392 A JP26267392 A JP 26267392A JP H0663827 A JPH0663827 A JP H0663827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machining
hole
working fluid
pipe electrode
electric discharge
Prior art date
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Pending
Application number
JP26267392A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Inoue
潔 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INR Kenkyusho KK
Original Assignee
INR Kenkyusho KK
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Publication date
Application filed by INR Kenkyusho KK filed Critical INR Kenkyusho KK
Priority to JP26267392A priority Critical patent/JPH0663827A/ja
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 穴明加工において、穴の抜け際の安定性を高
め、それにより安定して能率の良い穴明加工ができるよ
うにするものである。 【構成】 中空パイプ電極1を被加工体4に対向した間
隙に、前記中空パイプ電極1から加工液を噴流供給しな
がら、加工電源6によってパルス放電を行って穴明加工
するものに於いて、前記中空パイプ電極1に加工液を加
圧供給するポンプ9と吸引するポンプ10と、この加圧
供給と吸引とを切り換えるバルブ11,12,13,1
4及び制御装置15等から成る加工液供給装置を設け、
加工穴の抜け際を液圧検出器20によって検出し、前記
制御装置15を作動してバルブ11〜14の制御を行
い、加工液の加圧供給から吸引に切換えるようにしたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穴明放電加工装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、パイプ電極を用い、該パイプ電極
から加工間隙に加工液を噴流しながら放電加工により穴
明け加工するのに、噴流する加工液の液圧を20kg/
cm以上の高圧噴流することによって加工速度が高ま
り、深穴加工を可能ならしめる方法が提案されている。
しかしながら、この高圧噴流によっても、加工穴の抜け
際には、噴流する液圧が急激に低下して加工が不安定に
なり、特に高圧噴流によって中子等が振動して短絡を起
こすため、安定加工が出来なくなる欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の点に
鑑み、特に穴明加工の抜け際の安定性を高め、それによ
り安定して、能率の良い穴明加工をできるようにするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】中空パイプ電極を被加工
体に対向した間隙に、前記中空パイプ電極から加工液を
噴流供給しながらパルス放電を行って穴明加工する穴明
放電加工装置に於いて、前記中空右パイプ電極に加工液
の加圧供給と吸引とが切換制御できる加工液供給装置を
設け、該加工液供給装置を加工穴の抜け際より、噴流か
ら噴引に切換えるようにしたことを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明は前記のように、穴明加工中、加工穴の
抜け際より噴流から吸引に加工液の供給を切換えるよう
にしたから、加工穴の抜け際でも加工間隙に充分な流量
で加工液を流すことができる。したがって、加工穴の抜
け際の安定性を高めることができ、能率の良い穴明加工
をすることができる。
【0006】
【実施例】以下、図面の一実施例により本発明を説明す
る。図1において、1は細長いパイプ電極で、断面形状
は円形以外に図2に示すように、四角(イ)図、三角
(ロ)図、D形(ハ)図、五角形(ニ)図、更に(ホ)
図や(ヘ)図に示す形、等任意の穴明け形状に成形して
あり、材質はCu,Bs,Al,Zn,その他合金材を
任意に利用する。このパイプ電極1を加工ヘッド2の先
端チャック3に、取付固定して加工する。4は被加工体
で、X,Y移動テーブル5に固定され、前記パイプ電極
1の対向により、穴明加工が行われる。6は電極1と被
加工体4間にパルス電圧を加える加工電源、7は電極1
の位置決めガイド、8はガイドを貫通する通電子、9は
加工液を加圧供給するポンプで、パイプ電極1のチャッ
ク部分3からパイプ1を通して加工間隙に噴流する。1
0はパイプ電極1から加工液を吸引するポンプで各ポン
プ9,10による加工液供給路の切換を、各バルブ1
1,12,13,14の切換制御によって行う。15は
バルブ切換制御装置、16は加工液の供給タンクで、加
工液には主として水もしくは水を主成分とする水系加工
液を用い、このフィルタ、イオン交換樹脂等の処理装置
が前記タンク16に設けてある。17は被加工体4を浸
漬する加工タンクで、ポンプ10の供給液をバルブ1
8,19の分流調整によって供給し、加工排液を前紀供
給タンク16に戻して循環させる。20は加工液の加工
供給路に設けた圧力検出器で、この検出信号を前記制御
装置15に供給して制御する。21,22は加工テーブ
ル5をX軸及びY軸に駆動するモータ、23は加工ヘッ
ド2をZ軸に駆動するモータで、いずれもNC制御装置
24によって制御される。
【0007】今、各バルブが制御装置15により制御さ
れ、バルブ11,14が開、バルブ12,13が閉状態
とすると、ポンプ9により加圧供給された加工液は、パ
イプ電極1を通って、被加工体4との加工間隙に噴流供
給される。噴流液圧は通常5〜15kg/cm程度の
噴流を行い、加工電源6から加工パルスを供給して放電
を行い、このパルス放電の繰り返しによって加工を行
う。加工パルスは仕上程度によってパルス幅がτon=
5〜30μs程度のパルスを供給する。加工の進行にし
たがってZ軸モータ23を駆動してパイプ電極1に送り
を与えながら加工するが、この加工進行速度はほぼ定速
に進行し、NC制御装置24の設定速度でモータ23を
駆動することにより、パイプ電極1を定速で被加工体4
内に侵入させて加工を行う。勿論、間隙の放電状態によ
り送りの停止、及び後退バック等の制御装置を設けるこ
とによって、安定加工することができる。
【0008】加工中の被加工体4の加工穴内には加工液
の加圧噴流によって常に一定の圧力の加工液が介在し、
したがって加工穴側壁面とパイプ電極1の側面との間に
気中放電が発生するようなことはなく、又、ガイド7に
よってパイプ電極1を安定にガイドしているので、電極
側面の短絡の発生もなく、追従する電極1の先端に集中
して放電を発生させることができ、高精度に高速度に加
工を進めることができる。始めの位置の穴加工が終えた
ら、電極1を上昇して後モータ22,23駆動により、
次の穴明位置に位置出し制御して同様の穴明加工するこ
とができる。又、加工中電極1に振動を与えたり、レシ
プロ運動を与えながら加工することができる。
【0009】しかして、図3に加工間隙の拡大を示すよ
うに、加工穴の抜け際には加工の安定度が悪化する。即
ち、電極1の先端と対向する被加工体4側の加工穴底面
に一個所でも微小な穴4aがあくと、パイプ電極1から
噴流する加工液が、この微小穴4aを通って抜けてしま
い、間隙の液圧が急低下し、加工間隙の他の部分、例え
ば、電極1の側面と被加工体4の穴の側面との対向間隙
部分には、噴流液の流通がなくなってしまい、したがっ
てその部分の加工屑の排除ができず、短絡とかアークが
発生して加工が進まなくなる。
【0010】この様な状態に於いては、加工液供給路に
設けた圧力検出器20の検出信号は所定のレベル以下に
低下する。この信号を制御装置15に加えて、バルブ切
換を行うようにする。即ち、バルブ11、14を閉、バ
ルブ12,13を開に切換制御する。このバルブ切換に
よって、ポンプ10がバルブ12を通して吸引力を作用
し、パイプ電極1を通して、加工間隙に介在する加工液
の吸引を行う。この吸引制御によるときは、吸引力があ
まり高くなくても、間隙に滞留を生じさせることなく、
良好な加工液流通を行わせることができ、したがって、
安定加工を続けて穴の貫通加工を容易にすることができ
る。
【0011】例えば、電極の断面形状が図2(イ)の四
角形の内径8×8mm、肉圧0.7mmtのパイプ電極
で、厚さ5mmの鉄材に穴明け加工するとき、加工液に
比抵抗が5×10Ωcmの水を用い、これをパイプ電
極から噴流し、波高値Ip=40Aのパルス放電により
加工した。加工液の噴流は穴の抜け際を噴流圧力の低下
により検出し、噴流を吸引に切換えて加工したとき、穴
の貫通までの平均加工速度が10mm/minで加工で
きた。流通加工液圧は、約5kg/cmであった。
【0012】図4は被加工体4を加工液中に浸漬するこ
となく、気中に設け、被加工体4の上下面に対向したノ
ズル25,26から加工液を噴射して、加工液の供給を
行うようにしたもので、パイプ電極1の加工液噴流を吸
引に切換えたとき、ノズル25,26からの噴射液を加
工間隙を流通させながら吸引することによって、加工層
等を良好に排除して、同様に穴の抜け際の安定加工をす
ることができる。
【0013】尚、図示しないが、圧力検出気20による
穴の抜け際を検出したとき、検出信号を加工電源6に加
えてパルス放電のパルス幅τon、休止幅τobb、波
高値Ip等の切換えによって放電電流を減少させるよう
制御することも有効であり、加工安定度を高めた加工を
することができる。又、加工穴の抜け際の検出には噴流
液の圧力検出に限らず、放電状態の変化、電極をサーボ
送りする場合のハンチング状態、その他の検出ができ、
又、予め電極の送り長さを測定しておき、位置決めリミ
ットにより検出することができる。又、穴明け加工は、
単一の穴加工に限らず、複数のパイプ電極を用いて複数
穴を同時加工することもでき、諸種の異形状穴の組み合
わせ加工等をすることができる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明は穴明加工装置に於
いて、パイプ電極に加工液を加圧供給することと吸引す
ることが切換制御できる加工液供給装置を設け、穴明加
工中、加工穴の抜け際より、噴流から吸引に加工液の供
給を切り換えるようにしたから、加工穴の抜け際でも、
加工間隙に充分な流量で加工液を流すことができる。し
たがって、加工穴の抜け際の安定性を高めることがで
き、能率の良い穴明加工をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例構成図。
【図2】中空パイプ電極の断面図。
【図3】図1の加工間隙部分の拡大図。
【図4】本発明の他の実施令の加工間隙部分図。
【符号の説明】
1 中空パイプ電極 2 加工ヘッド 4 被加工体 5 加工テーブル 6 加工電源 7 ガイド 9 加圧供給ポンプ 10 吸引ポンプ 11,12,13,14切換バルブ 15 制御装置 16 供給タンク 17 加工タンク 20 圧力検出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空パイプ電極を被加工体に対向した間
    隙に、前記中空パイプ電極から加工液を噴流供給しなが
    らパルス放電を行って穴明加工する穴明放電加工装置に
    於いて、前記中空パイプ電極に加工液の加圧供給と吸引
    とが切換制御できる加工液供給装置を設け、該加工液供
    給装置を加工穴の抜け際より、噴流から吸引に切換える
    ようにしたことを特徴とする穴明放電加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、前記加工穴の抜け際
    を検出する検出器を設け、該検出器の検出信号によって
    前記加工液供給装置を噴流から吸引に切換えるよう制御
    したことを特徴とする穴明放電加工装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、前記加工穴の抜け際
    を検出する検出器を設け、該検出器の検出信号によって
    前記加工液供給装置を噴流から吸引に切換えると共に、
    加工電流を減少させるよう制御したことを特徴とする穴
    明放電加工装置。
JP26267392A 1992-08-19 1992-08-19 穴明放電加工装置 Pending JPH0663827A (ja)

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JP26267392A JPH0663827A (ja) 1992-08-19 1992-08-19 穴明放電加工装置

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JP26267392A JPH0663827A (ja) 1992-08-19 1992-08-19 穴明放電加工装置

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JPH0663827A true JPH0663827A (ja) 1994-03-08

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ID=17379012

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JP26267392A Pending JPH0663827A (ja) 1992-08-19 1992-08-19 穴明放電加工装置

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JP (1) JPH0663827A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019166609A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 株式会社ソディック 細穴放電加工機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019166609A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 株式会社ソディック 細穴放電加工機

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