JPH0663445A - 空気清浄器 - Google Patents
空気清浄器Info
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- JPH0663445A JPH0663445A JP21592192A JP21592192A JPH0663445A JP H0663445 A JPH0663445 A JP H0663445A JP 21592192 A JP21592192 A JP 21592192A JP 21592192 A JP21592192 A JP 21592192A JP H0663445 A JPH0663445 A JP H0663445A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低圧力損失で且つ高捕集効率で、交換不要の
集塵フィルタを得る。 【構成】 ファンモータ11の下流側にハニカム状のセ
ラミックフィルタ13とハニカム状の消臭フィルタ14
とが送風方向Aに沿って配置される。両フィルタ13,
14には風が非常に通り易い構造となり、圧力損失の低
減を図りつつ、粉塵粒子Bの捕集と脱臭の両方が行われ
る。圧力損失の低減によってファンモータ11の大型化
や、出力アップによる騒音発生を防いで、室内の空気を
短時間に洗浄する大風量を得ることができる。セラミッ
クフィルタ13の少なくとも空気流入側の面13aに導
電性部材20を配置する。上記面13aを帯電させて粉
塵粒子Bの捕集をより効果的行う。セラミックフィルタ
13等に粉塵が蓄積した場合には水洗によって粉塵を洗
い落し、繰り返して使用する。
集塵フィルタを得る。 【構成】 ファンモータ11の下流側にハニカム状のセ
ラミックフィルタ13とハニカム状の消臭フィルタ14
とが送風方向Aに沿って配置される。両フィルタ13,
14には風が非常に通り易い構造となり、圧力損失の低
減を図りつつ、粉塵粒子Bの捕集と脱臭の両方が行われ
る。圧力損失の低減によってファンモータ11の大型化
や、出力アップによる騒音発生を防いで、室内の空気を
短時間に洗浄する大風量を得ることができる。セラミッ
クフィルタ13の少なくとも空気流入側の面13aに導
電性部材20を配置する。上記面13aを帯電させて粉
塵粒子Bの捕集をより効果的行う。セラミックフィルタ
13等に粉塵が蓄積した場合には水洗によって粉塵を洗
い落し、繰り返して使用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気清浄器に関し、詳
しくは室内等の空気中に含まれる粉塵に電荷を与えて集
塵フィルタで集塵する空気清浄器に関する。
しくは室内等の空気中に含まれる粉塵に電荷を与えて集
塵フィルタで集塵する空気清浄器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種空気清浄器1′として
は、例えば図7に示すように、送風方向Aに沿ってイオ
ン化電極2と集塵フィルタである不織布4とをこの順序
で配列し、空気中の粉塵粒子Bをイオン化電極2を通過
させて帯電させる。つまり、イオン化電極2は、放電極
2aと、これに対向する対極板2bとにより構成され、
放電極2aに高電圧が印加されると共に対極板2bはア
ースされており、これによってコロナ放電が生じ、プラ
スイオンが発生する。従って、イオン化電極2を通過し
た粉塵粒子Bはプラスに帯電されて、下流側に配置され
ている不織布4に導かれる。この不織布4は、断面直径
の極小のものを編んだものをジグザグ状に形成したもの
であって、この不織布4の繊維に導電性をもたせて汚染
空気を通過させることによって、粉塵粒子Bが捕集され
るようになっている。
は、例えば図7に示すように、送風方向Aに沿ってイオ
ン化電極2と集塵フィルタである不織布4とをこの順序
で配列し、空気中の粉塵粒子Bをイオン化電極2を通過
させて帯電させる。つまり、イオン化電極2は、放電極
2aと、これに対向する対極板2bとにより構成され、
放電極2aに高電圧が印加されると共に対極板2bはア
ースされており、これによってコロナ放電が生じ、プラ
スイオンが発生する。従って、イオン化電極2を通過し
た粉塵粒子Bはプラスに帯電されて、下流側に配置され
ている不織布4に導かれる。この不織布4は、断面直径
の極小のものを編んだものをジグザグ状に形成したもの
であって、この不織布4の繊維に導電性をもたせて汚染
空気を通過させることによって、粉塵粒子Bが捕集され
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の空気
清浄器1′では、集塵フィルタとして用いられる不織布
4は風が非常に通り難い構造であるため、圧力損失が大
きいものとなる。また、不織布4をジグザグ状に形成し
て空気接触面積を拡大して圧力損失を低減させているも
のですら、圧力損失はまだ大きく、室内の空気を短時間
で清浄化する大風量は得られない。そこで、大風量を得
ようとすれば、ファンの形状、モータ等が大きくなり、
騒音が発生しやすくなるなどの問題がある。しかも、不
織布4による集塵効果では、不織布4内に入り込んだ粉
塵粒子Bは水洗等によって洗い流すことができず、不織
布4の交換が必要であるという問題もある。
清浄器1′では、集塵フィルタとして用いられる不織布
4は風が非常に通り難い構造であるため、圧力損失が大
きいものとなる。また、不織布4をジグザグ状に形成し
て空気接触面積を拡大して圧力損失を低減させているも
のですら、圧力損失はまだ大きく、室内の空気を短時間
で清浄化する大風量は得られない。そこで、大風量を得
ようとすれば、ファンの形状、モータ等が大きくなり、
騒音が発生しやすくなるなどの問題がある。しかも、不
織布4による集塵効果では、不織布4内に入り込んだ粉
塵粒子Bは水洗等によって洗い流すことができず、不織
布4の交換が必要であるという問題もある。
【0004】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、低圧力損失で且つ
高捕集効率であり、しかも交換不要の集塵フィルタを用
いた空気清浄器を提供とすることにある。
たもので、その目的とするところは、低圧力損失で且つ
高捕集効率であり、しかも交換不要の集塵フィルタを用
いた空気清浄器を提供とすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、送風装置11の下流側に空気中の粉塵粒
子Bを帯電するイオン化電極2と、イオン化電極2で帯
電された粉塵粒子Bを集塵する集塵フィルタ3とがこの
順序で配列されて成る空気清浄器1において、上記集塵
フィルタ3は、多数の集塵通路18が送風方向Aに沿っ
てハニカム状に形成されて成るセラミックフィルタ13
と、上記セラミックフィルタ13の少なくとも空気流入
側の面13aに配置される導電性部材20とから成るも
のである。
に、本発明は、送風装置11の下流側に空気中の粉塵粒
子Bを帯電するイオン化電極2と、イオン化電極2で帯
電された粉塵粒子Bを集塵する集塵フィルタ3とがこの
順序で配列されて成る空気清浄器1において、上記集塵
フィルタ3は、多数の集塵通路18が送風方向Aに沿っ
てハニカム状に形成されて成るセラミックフィルタ13
と、上記セラミックフィルタ13の少なくとも空気流入
側の面13aに配置される導電性部材20とから成るも
のである。
【0006】また、上記セラミックフィルタ13の下流
側に、多数の消臭通路19が送風方向Aに沿ってハニカ
ム状に形成されて成る消臭フィルタ14を配置するのが
好ましい。また、上記セラミックフィルタ13の各集塵
通路18の空気流出側と消臭フィルタ14の各消臭通路
19の空気流入側とを向かい合わせとし、且つ対向する
各通路18,19を位置ずれ状態で配置するのが好まし
い。
側に、多数の消臭通路19が送風方向Aに沿ってハニカ
ム状に形成されて成る消臭フィルタ14を配置するのが
好ましい。また、上記セラミックフィルタ13の各集塵
通路18の空気流出側と消臭フィルタ14の各消臭通路
19の空気流入側とを向かい合わせとし、且つ対向する
各通路18,19を位置ずれ状態で配置するのが好まし
い。
【0007】また、上記セラミックフィルタ13の各集
塵通路18の空気流出側と消臭フィルタ14の各消臭通
路19の空気流入側とを向かい合わせとし、且つ対向す
る各通路18,19を隙間Gを存して配置するのが好ま
しい。さらに、上記セラミックフィルタ13と消臭フィ
ルタ14とを略円形状に形成し、両フィルタ13,14
を同一軸線まわりに回動自在に配置するのが好ましい。
塵通路18の空気流出側と消臭フィルタ14の各消臭通
路19の空気流入側とを向かい合わせとし、且つ対向す
る各通路18,19を隙間Gを存して配置するのが好ま
しい。さらに、上記セラミックフィルタ13と消臭フィ
ルタ14とを略円形状に形成し、両フィルタ13,14
を同一軸線まわりに回動自在に配置するのが好ましい。
【0008】
【作用】しかして本発明によれば、多数の集塵通路18
が送風方向Aに沿ってハニカム状に形成されて成るセラ
ミックフィルタ13を送風装置11の下流側に配置した
ので、上記多数の集塵通路18に風が非常に通り易い構
造となり、しかもセラミックフィルタ13の表面がポー
ラス状に形成されることによって、従来の不織布を用い
た場合と比較して、圧力損失の低減を図りつつ、粉塵粒
子Bを効果的に捕集でき、集塵性能を高めることができ
る。また、上記セラミックフィルタ13の少なくとも空
気流入側の面13a、つまり風の流れの関係で粉塵粒子
Bが最も付着し易い場所に導電性部材20を配置するよ
うにしたので、この導電性部材20の帯電によって捕集
性能を一層向上させることができる。また、上記のよう
に圧力損失が低減することにより、ファンの形状、モー
タ等の大型化や、出力アップによる騒音発生を防いで、
室内の空気を短時間で清浄化する大風量が得られるよう
になる。さらに、上記セラミックフィルタ13は粉塵が
蓄積した場合には水洗によって粉塵を洗い落とすことが
でき、従来の再生不能な不織布と異なり、繰り返しの使
用が可能となる。
が送風方向Aに沿ってハニカム状に形成されて成るセラ
ミックフィルタ13を送風装置11の下流側に配置した
ので、上記多数の集塵通路18に風が非常に通り易い構
造となり、しかもセラミックフィルタ13の表面がポー
ラス状に形成されることによって、従来の不織布を用い
た場合と比較して、圧力損失の低減を図りつつ、粉塵粒
子Bを効果的に捕集でき、集塵性能を高めることができ
る。また、上記セラミックフィルタ13の少なくとも空
気流入側の面13a、つまり風の流れの関係で粉塵粒子
Bが最も付着し易い場所に導電性部材20を配置するよ
うにしたので、この導電性部材20の帯電によって捕集
性能を一層向上させることができる。また、上記のよう
に圧力損失が低減することにより、ファンの形状、モー
タ等の大型化や、出力アップによる騒音発生を防いで、
室内の空気を短時間で清浄化する大風量が得られるよう
になる。さらに、上記セラミックフィルタ13は粉塵が
蓄積した場合には水洗によって粉塵を洗い落とすことが
でき、従来の再生不能な不織布と異なり、繰り返しの使
用が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。本実施例に用いられる空気清浄器1は、図1及
び図2に示すように、薄型ハウジング5の両端部に、室
内に夫々連通する吸込グリル6と吹出グリル7とが設け
られると共に、吸込グリル6から吹出グリル7に向かう
風路8内で清浄器本体10が収納されて成るものであ
る。清浄器本体10は、送風方向Aの上流側から下流側
に向かって、送風装置であるファンモータ11、ダクト
12、イオン化電極2、ハニカム状のセラミックフィル
タ13及び消臭フィルタ14とがこの順序で配列されて
成る。上記ファンモータ11は、空気吸込口15と空気
吹出口16とを備えたケーシング17に内蔵され、ファ
ンモータ11が回転すると上記吸込グリル6から室内の
汚れた空気が風路8内に吸い込まれ、ダクト12を通過
した空気中の粉塵粒子Bがイオン化電極2でプラスに帯
電されて集塵フィルタ3で集塵され、さらに消臭フィル
タ14によって空気中の臭気が消臭され、十分に清浄化
された空気となって吹出グリル7から室内に循環される
ようになっている。
明する。本実施例に用いられる空気清浄器1は、図1及
び図2に示すように、薄型ハウジング5の両端部に、室
内に夫々連通する吸込グリル6と吹出グリル7とが設け
られると共に、吸込グリル6から吹出グリル7に向かう
風路8内で清浄器本体10が収納されて成るものであ
る。清浄器本体10は、送風方向Aの上流側から下流側
に向かって、送風装置であるファンモータ11、ダクト
12、イオン化電極2、ハニカム状のセラミックフィル
タ13及び消臭フィルタ14とがこの順序で配列されて
成る。上記ファンモータ11は、空気吸込口15と空気
吹出口16とを備えたケーシング17に内蔵され、ファ
ンモータ11が回転すると上記吸込グリル6から室内の
汚れた空気が風路8内に吸い込まれ、ダクト12を通過
した空気中の粉塵粒子Bがイオン化電極2でプラスに帯
電されて集塵フィルタ3で集塵され、さらに消臭フィル
タ14によって空気中の臭気が消臭され、十分に清浄化
された空気となって吹出グリル7から室内に循環される
ようになっている。
【0010】上記集塵フィルタ3は、図3に示すよう
に、ハニカム状のセラミックフィルタ13と、セラミッ
クフィルタ13の空気流入側の面13aに配置される導
電性部材20とで構成されている。上記セラミックフィ
ルタ13は、押出し成形し、焼成されることによって多
数の集塵通路18が形成されたハニカムセラミックから
成り、このハニカムセラミックの表面はポーラス状に形
成されており、これを集塵フィルタ3(或いは消臭フィ
ルタ)として用いる際には、ハニカムセラミックの表面
に粉塵粒子B(或いは臭気の分子)を効率良く捕集でき
るようになる。従って、上記ハニカムセラミックの各集
塵通路18を送風方向Aに沿って配置することで、風通
りの良い低圧力損失のセラミックフィルタ13が形成さ
れるようになる。かかるセラミックフィルタ13は、水
洗するだけで集塵通路18内等に溜まった粉塵粒子Bを
容易に洗い流すことができ、何回でも繰り返し使用可能
である。一方、上記セラミックフィルタ13の少なくと
も空気流入側の面13aには導電性部材20が配置され
ている。この導電性部材20は、集塵通路18内への空
気の流入を妨げることがないようにコーティング又は印
刷等によって被着されている。ここで、上記イオン化電
極2で帯電された粉塵粒子Bは、風の流れの関係でセラ
ミックフィルタ13の空気流入側の面13aに最も付着
し易く、次いで集塵通路18内に付着し易いという性質
上から、最も帯電し易いセラミックフィルタ13の空気
流入側の面13aを帯電させると最も効果的であり、さ
らにセラミックフィルタ13の通路内壁面13cや側壁
面13dを帯電させると効果がさらに向上することか
ら、図3に示すように、導電性部材20をセラミックフ
ィルタ13の空気流入側の面13a以外に上記通路内壁
面13cや側壁面13dにも被着するようにしてもよ
い。
に、ハニカム状のセラミックフィルタ13と、セラミッ
クフィルタ13の空気流入側の面13aに配置される導
電性部材20とで構成されている。上記セラミックフィ
ルタ13は、押出し成形し、焼成されることによって多
数の集塵通路18が形成されたハニカムセラミックから
成り、このハニカムセラミックの表面はポーラス状に形
成されており、これを集塵フィルタ3(或いは消臭フィ
ルタ)として用いる際には、ハニカムセラミックの表面
に粉塵粒子B(或いは臭気の分子)を効率良く捕集でき
るようになる。従って、上記ハニカムセラミックの各集
塵通路18を送風方向Aに沿って配置することで、風通
りの良い低圧力損失のセラミックフィルタ13が形成さ
れるようになる。かかるセラミックフィルタ13は、水
洗するだけで集塵通路18内等に溜まった粉塵粒子Bを
容易に洗い流すことができ、何回でも繰り返し使用可能
である。一方、上記セラミックフィルタ13の少なくと
も空気流入側の面13aには導電性部材20が配置され
ている。この導電性部材20は、集塵通路18内への空
気の流入を妨げることがないようにコーティング又は印
刷等によって被着されている。ここで、上記イオン化電
極2で帯電された粉塵粒子Bは、風の流れの関係でセラ
ミックフィルタ13の空気流入側の面13aに最も付着
し易く、次いで集塵通路18内に付着し易いという性質
上から、最も帯電し易いセラミックフィルタ13の空気
流入側の面13aを帯電させると最も効果的であり、さ
らにセラミックフィルタ13の通路内壁面13cや側壁
面13dを帯電させると効果がさらに向上することか
ら、図3に示すように、導電性部材20をセラミックフ
ィルタ13の空気流入側の面13a以外に上記通路内壁
面13cや側壁面13dにも被着するようにしてもよ
い。
【0011】上記構成において、図2に示すように、多
数の集塵通路18が送風方向Aに沿ってハニカム状に形
成されて成るセラミックフィルタ13をファンモータ1
1の下流側に配置したことにより、上記多数の集塵通路
18に風が非常に通り易い構造となり、従来の不織布を
用いた場合と比較して、圧力損失の低減を図りつつ、空
気接触面積が拡大されることにより捕集性能を高めるこ
とができる。しかも、上記セラミックフィルタ13の少
なくとも空気流入側の面13a、つまり風の流れの関係
で粉塵粒子Bが最も付着し易い場所に導電性部材20を
配置するようにしたので、この導電性部材20の帯電に
よって捕集性能を一層向上させることができる。また、
上記のように圧力損失が低減することにより、ファンモ
ータ11の大型化や、出力アップによる騒音の発生を防
いで、室内の空気を短時間で清浄化する大風量を得るこ
とができるようになる。さらに、上記セラミックフィル
タ13の集塵通路18内に粉塵が蓄積した場合等におい
ては水洗によって粉塵を洗い流すことができ、従来の再
生不能な不織布におけるようなフィルタ交換は不要とな
る。
数の集塵通路18が送風方向Aに沿ってハニカム状に形
成されて成るセラミックフィルタ13をファンモータ1
1の下流側に配置したことにより、上記多数の集塵通路
18に風が非常に通り易い構造となり、従来の不織布を
用いた場合と比較して、圧力損失の低減を図りつつ、空
気接触面積が拡大されることにより捕集性能を高めるこ
とができる。しかも、上記セラミックフィルタ13の少
なくとも空気流入側の面13a、つまり風の流れの関係
で粉塵粒子Bが最も付着し易い場所に導電性部材20を
配置するようにしたので、この導電性部材20の帯電に
よって捕集性能を一層向上させることができる。また、
上記のように圧力損失が低減することにより、ファンモ
ータ11の大型化や、出力アップによる騒音の発生を防
いで、室内の空気を短時間で清浄化する大風量を得るこ
とができるようになる。さらに、上記セラミックフィル
タ13の集塵通路18内に粉塵が蓄積した場合等におい
ては水洗によって粉塵を洗い流すことができ、従来の再
生不能な不織布におけるようなフィルタ交換は不要とな
る。
【0012】さらに、本実施例では、上記集塵フィルタ
3の下流側に消臭フィルタ14が配置されている。この
消臭フィルタ14は、例えば活性炭から成る材料で構成
されるものであって、多数の消臭通路19が送風方向A
に沿ってハニカム状に形成されてお、風通りの良い低圧
力損失のフィルタが得られるようになっている。また、
消臭フィルタ14の空気流入側の面14aを上記セラミ
ックフィルタ13の空気流出側の面13bに対向配置す
ることにより、消臭フィルタ14を通過する間に汚染空
気の臭気が消臭され、上記セラミックフィルタ13によ
る粉塵の捕集効果とあいまって十分な空気清浄効果が発
揮されるようになる。
3の下流側に消臭フィルタ14が配置されている。この
消臭フィルタ14は、例えば活性炭から成る材料で構成
されるものであって、多数の消臭通路19が送風方向A
に沿ってハニカム状に形成されてお、風通りの良い低圧
力損失のフィルタが得られるようになっている。また、
消臭フィルタ14の空気流入側の面14aを上記セラミ
ックフィルタ13の空気流出側の面13bに対向配置す
ることにより、消臭フィルタ14を通過する間に汚染空
気の臭気が消臭され、上記セラミックフィルタ13によ
る粉塵の捕集効果とあいまって十分な空気清浄効果が発
揮されるようになる。
【0013】本発明の他の実施例として、図4に示すよ
うに、複数個のセラミックフィルタ13と消臭フィルタ
14とを多段に設け、セラミックフィルタ13の各集塵
通路18の空気流出側と消臭フィルタ14の各消臭通路
19の空気流入側とを夫々向かい合わせ状態とし、且つ
対向する各通路18,19を位置ずれ状態で密着させて
もよい。この場合、汚染空気と各フィルタ13,14の
接触面積が大きくなり、しかも接触時間が長くなって、
捕集効率及び消臭効率の向上を図ることができる。
うに、複数個のセラミックフィルタ13と消臭フィルタ
14とを多段に設け、セラミックフィルタ13の各集塵
通路18の空気流出側と消臭フィルタ14の各消臭通路
19の空気流入側とを夫々向かい合わせ状態とし、且つ
対向する各通路18,19を位置ずれ状態で密着させて
もよい。この場合、汚染空気と各フィルタ13,14の
接触面積が大きくなり、しかも接触時間が長くなって、
捕集効率及び消臭効率の向上を図ることができる。
【0014】本発明のさらに他の実施例として、図5に
示すように、複数個のセラミックフィルタ13と消臭フ
ィルタ14とを用い、セラミックフィルタ13の各集塵
通路18の空気流出側と消臭フィルタ14の各消臭通路
19の空気流入側とを向かい合わせとし、且つ対向する
各通路18,19を隙間Gを存して配置するようにして
もよい。この場合、上記両フィルタ13,14相互間の
隙間Gで空気の乱流が発生し、汚染空気と両フィルタ1
3,14との接触面積が大きくなり、しかも接触時間も
長くなり、捕集効率及び消臭効率をより向上させること
ができる。
示すように、複数個のセラミックフィルタ13と消臭フ
ィルタ14とを用い、セラミックフィルタ13の各集塵
通路18の空気流出側と消臭フィルタ14の各消臭通路
19の空気流入側とを向かい合わせとし、且つ対向する
各通路18,19を隙間Gを存して配置するようにして
もよい。この場合、上記両フィルタ13,14相互間の
隙間Gで空気の乱流が発生し、汚染空気と両フィルタ1
3,14との接触面積が大きくなり、しかも接触時間も
長くなり、捕集効率及び消臭効率をより向上させること
ができる。
【0015】本発明のさらに他の実施例として、図6に
示すように、セラミックフィルタ13と消臭フィルタ1
4とを略円形状に形成し、両フィルタ13,14を回転
軸Mで同一軸線まわりに回転駆動させてもよい。この場
合、汚染空気と両フィルタ13,14の接触面積が一段
と大きく、しかも接触時間も一段と長くなり、捕集効率
及び消臭効率がより一層向上するという利点がある。
示すように、セラミックフィルタ13と消臭フィルタ1
4とを略円形状に形成し、両フィルタ13,14を回転
軸Mで同一軸線まわりに回転駆動させてもよい。この場
合、汚染空気と両フィルタ13,14の接触面積が一段
と大きく、しかも接触時間も一段と長くなり、捕集効率
及び消臭効率がより一層向上するという利点がある。
【0016】
【発明の効果】本発明は上述のように、集塵フィルタと
して、多数の集塵通路が送風方向に沿ってハニカム状に
形成されて成るセラミックフィルタと、上記セラミック
フィルタの少なくとも空気流入側の面に配置される導電
性部材とを用いる構成であるから、上記ハニカム状のセ
ラミックフィルタにおける多数の集塵通路には風が非常
に通り易い構造となり、しかもセラミックフィルタの表
面がポーラス状に形成されることによって、粉塵粒子を
効果的に捕集でき、集塵性能を高めることができる。ま
た、セラミックフィルタの粉塵粒子が最も付着し易い場
所に配置される導電性部材によって、捕集性能を高める
ことができると共に、圧力損失の低減により、大風量が
要求される空気清浄器であっても、ファン及びモータを
大きくしなくともスリムなボディに仕上げることが可能
である。しかも、上記セラミックフィルタは粉塵が蓄積
した場合には水洗によって粉塵を簡単に落とすことがで
きて何回でも使用可能であるから、フィルタ交換が不要
になるという効果がある。
して、多数の集塵通路が送風方向に沿ってハニカム状に
形成されて成るセラミックフィルタと、上記セラミック
フィルタの少なくとも空気流入側の面に配置される導電
性部材とを用いる構成であるから、上記ハニカム状のセ
ラミックフィルタにおける多数の集塵通路には風が非常
に通り易い構造となり、しかもセラミックフィルタの表
面がポーラス状に形成されることによって、粉塵粒子を
効果的に捕集でき、集塵性能を高めることができる。ま
た、セラミックフィルタの粉塵粒子が最も付着し易い場
所に配置される導電性部材によって、捕集性能を高める
ことができると共に、圧力損失の低減により、大風量が
要求される空気清浄器であっても、ファン及びモータを
大きくしなくともスリムなボディに仕上げることが可能
である。しかも、上記セラミックフィルタは粉塵が蓄積
した場合には水洗によって粉塵を簡単に落とすことがで
きて何回でも使用可能であるから、フィルタ交換が不要
になるという効果がある。
【0017】また、上記セラミックフィルタの下流側
に、多数の消臭通路が送風方向に沿ってハニカム状に形
成されて成る消臭フィルタを配置した場合は、各消臭通
路で空気中の臭気を十分に消臭でき、脱臭性能を高める
ことができる。従って、上記セラミックフィルタによる
粉塵の捕集効果とあいまって空気清浄作用を十分に発揮
することができる。
に、多数の消臭通路が送風方向に沿ってハニカム状に形
成されて成る消臭フィルタを配置した場合は、各消臭通
路で空気中の臭気を十分に消臭でき、脱臭性能を高める
ことができる。従って、上記セラミックフィルタによる
粉塵の捕集効果とあいまって空気清浄作用を十分に発揮
することができる。
【0018】また、上記セラミックフィルタの各集塵通
路の空気流出側と消臭フィルタの各消臭通路の空気流入
側とを向かい合わせとし、且つ対向する各通路を位置ず
れ状態で配置した場合は、汚染空気と消臭フィルタとの
接触面積が大きくなり、しかも汚染空気と消臭フィルタ
との接触時間も長くなり、捕集効率及び消臭効率の向上
を図ることができる。
路の空気流出側と消臭フィルタの各消臭通路の空気流入
側とを向かい合わせとし、且つ対向する各通路を位置ず
れ状態で配置した場合は、汚染空気と消臭フィルタとの
接触面積が大きくなり、しかも汚染空気と消臭フィルタ
との接触時間も長くなり、捕集効率及び消臭効率の向上
を図ることができる。
【0019】また、上記セラミックフィルタの各集塵通
路の空気流出側と消臭フィルタの各消臭通路の空気流入
側とを向かい合わせとし、且つ対向する各通路を隙間を
存して配置した場合は、上記隙間で空気の乱流が発生
し、汚染空気と両フィルタの接触時間が夫々長くなり、
捕集効率及び消臭効率をより向上させることができる。
さらに、上記セラミックフィルタと消臭フィルタとを略
円形状に形成し、各フィルタを同一軸線まわりに回動自
在に配置した場合は、汚染空気と両フィルタとの接触面
積が一段と大きくなり、しかも接触時間も一段と長くな
り、捕集効率及び消臭効率をより一層向上させることが
できる。
路の空気流出側と消臭フィルタの各消臭通路の空気流入
側とを向かい合わせとし、且つ対向する各通路を隙間を
存して配置した場合は、上記隙間で空気の乱流が発生
し、汚染空気と両フィルタの接触時間が夫々長くなり、
捕集効率及び消臭効率をより向上させることができる。
さらに、上記セラミックフィルタと消臭フィルタとを略
円形状に形成し、各フィルタを同一軸線まわりに回動自
在に配置した場合は、汚染空気と両フィルタとの接触面
積が一段と大きくなり、しかも接触時間も一段と長くな
り、捕集効率及び消臭効率をより一層向上させることが
できる。
【図1】本発明の一実施例に用いられる空気清浄器の概
略構成図である。
略構成図である。
【図2】同上の空気清浄器の断面図である。
【図3】同上の集塵フィルタの斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例に用いられる集塵フィルタ
と消臭フィルタとの配置図である。
と消臭フィルタとの配置図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例に用いられる集塵フ
ィルタと消臭フィルタとの配置図である。
ィルタと消臭フィルタとの配置図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例に用いられる集塵フ
ィルタと消臭フィルタとの配置図である。
ィルタと消臭フィルタとの配置図である。
【図7】従来の空気清浄器の概略構成図である。
1 空気清浄器 2 イオン化電極 3 集塵フィルタ 13 セラミックフィルタ 13a 空気流入側の面 14 消臭フィルタ 18 集塵通路 19 消臭通路 20 導電性部材 A 送風方向 B 粉塵粒子 G 隙間
Claims (5)
- 【請求項1】 送風装置の下流側に空気中の粉塵粒子を
帯電するイオン化電極と、イオン化電極で帯電された粉
塵粒子を集塵する集塵フィルタとがこの順序で配列され
て成る空気清浄器において、上記集塵フィルタは、多数
の集塵通路が送風方向に沿ってハニカム状に形成されて
成るセラミックフィルタと、上記セラミックフィルタの
少なくとも空気流入側の面に配置される導電性部材とか
ら成ることを特徴とする空気清浄器。 - 【請求項2】 上記セラミックフィルタの下流側に、多
数の消臭通路が送風方向に沿ってハニカム状に形成され
て成る消臭フィルタが配置されていることを特徴とする
請求項1記載の空気清浄器。 - 【請求項3】 上記セラミックフィルタの各集塵通路の
空気流出側と消臭フィルタの各消臭通路の空気流入側と
を向かい合わせとし、且つ対向する各通路を位置ずれ状
態で配置したことを特徴とする請求項2記載の空気清浄
器。 - 【請求項4】 上記セラミックフィルタの各集塵通路の
空気流出側と消臭フィルタの各消臭通路の空気流入側と
を向かい合わせとし、且つ対向する各通路を隙間を存し
て配置したことを特徴とする請求項2記載の空気清浄
器。 - 【請求項5】 上記セラミックフィルタと消臭フィルタ
とを略円形状に形成し、各フィルタを同一軸線まわりに
回動自在に配置したことを特徴とする請求項2記載の空
気清浄器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21592192A JPH0663445A (ja) | 1992-08-13 | 1992-08-13 | 空気清浄器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21592192A JPH0663445A (ja) | 1992-08-13 | 1992-08-13 | 空気清浄器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0663445A true JPH0663445A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=16680470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21592192A Withdrawn JPH0663445A (ja) | 1992-08-13 | 1992-08-13 | 空気清浄器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0663445A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100058927A1 (en) * | 2006-07-14 | 2010-03-11 | Freshman Ab | Air filter arrangement and a method for manufacturing the same |
-
1992
- 1992-08-13 JP JP21592192A patent/JPH0663445A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100058927A1 (en) * | 2006-07-14 | 2010-03-11 | Freshman Ab | Air filter arrangement and a method for manufacturing the same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991102 |