JP2001104458A - 脱臭ユニット - Google Patents

脱臭ユニット

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JP2001104458A
JP2001104458A JP28714199A JP28714199A JP2001104458A JP 2001104458 A JP2001104458 A JP 2001104458A JP 28714199 A JP28714199 A JP 28714199A JP 28714199 A JP28714199 A JP 28714199A JP 2001104458 A JP2001104458 A JP 2001104458A
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JP
Japan
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air
filter element
photocatalytic
deodorizing unit
light source
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JP28714199A
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English (en)
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Hidehito Ichinose
秀仁 一ノ瀬
Hisashi Koshio
恒 小塩
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Midori Anzen Co Ltd
Original Assignee
Midori Anzen Co Ltd
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光触媒を用いた脱臭ユニットで、省スペース
化及び高脱臭効率化を図った脱臭ユニットを提供する。 【解決手段】 直管型の光源75と、この光源の周囲に
設けられた複数枚の光触媒フィルタエレメント71〜7
4とを有し、これら光触媒フィルタエレメント71〜7
4が前記光源75からの光触媒励起光の強度が所定値と
なる仮想円筒に内接するように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気清浄装置、脱
臭装置、空気調和装置、ダクト等に用いられる脱臭ユニ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種臭気成分を除去するもの
として、光触媒を担持した光触媒フィルタエレメントと
紫外線放射ランプとを組み合わせたものが知られいる。
この種の脱臭ユニットで典型的なものは、二枚の光触媒
フィルタエレメントを平行に配置して間に紫外線放射ラ
ンプを配置したものである。
【0003】しかしながら、二枚の平行配置だけでは十
分なフィルタエレメントの表面積が稼げないため十分な
脱臭効率が得られず、また、表面積を優先させるとフィ
ルタエレメントが大きくなり、紫外線放射ランプからエ
レメントの各部分までの距離がまちまちになり、紫外線
強度が弱い部分が発生し、十分な脱臭効率が得られない
という問題があった。また、この対応をすると必要以上
に光触媒励起光を発する紫外線放射ランプの数を増やさ
なければいけなくなるなどの問題がある。
【0004】そこで、光触媒板状フィルタを空気の流入
方向に対して斜めに配置して紫外線の利用効率を高めて
脱臭効率を向上させたものが提案されている(特開平1
0−258118号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た脱臭ユニットは、コンパクト性に欠け、例えば、空気
調和装置や空気清浄装置などに組み込む際に決められた
スペースで十分な効果を出すのが難しい。
【0006】本発明はこのような事情に鑑み、光触媒を
用いた脱臭ユニットで、省スペース化及び高脱臭効率化
を図った脱臭ユニットを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第1の態様は、光触媒フィルタエレメントと、この
光触媒フィルタエレメントに光触媒励起光を照射する光
源とを具備する脱臭ユニットにおいて、直管型の光源
と、この光源の周囲に設けられた複数枚の光触媒フィル
タエレメントとを有し、これら光触媒フィルタエレメン
トが前記光源からの光触媒励起光の強度が所定値となる
仮想円筒に内接するように設けられていることを特徴と
する脱臭ユニットにある。
【0008】かかる第1の態様では、光源からの光触媒
励起光が光触媒フィルタエレメント全体に充分な励起光
強度で有効に照射され、効率良く脱臭を行うことができ
る。
【0009】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記光源が複数本あり、各光源は他方の光源の仮想
円筒に沿って設けられていることを特徴とする脱臭ユニ
ットにある。
【0010】かかる第2の態様では、複数本の光源に対
して複数枚の光触媒フィルタエレメントが効率よく配置
され、且つ全ての光触媒フィルタエレメントに対して光
触媒励起光が充分な励起光強度で有効に照射される。
【0011】本発明の第3の態様は、第1又は2の態様
において、前記光触媒フィルタエレメントが4枚であ
り、1枚の光触媒フィルタエレメントを空気流入側とす
ると共に他の3枚を空気流出側とすることを特徴とする
脱臭ユニットにある。
【0012】かかる第3の態様では、複数枚の光触媒フ
ィルタエレメントが光源に対して効率よく配置され、且
つ全ての光触媒フィルタエレメントに対して光触媒励起
光が有効に照射される。
【0013】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記仮想円筒近傍の光触媒励起光の強
度が、1.8〜2.9mW/cm2であることを特徴と
する脱臭ユニットにある。
【0014】かかる第4の態様では、光触媒フィルタエ
レメント全体の光触媒が有効に励起されるように光が照
射される。
【0015】本発明の第5の態様は、第1〜4の何れか
の態様において、前記光触媒フィルタエレメントのうち
空気流出側に配置されたものの前記光源とは反対側の面
に通風抵抗部材を有することを特徴とする脱臭ユニット
にある。
【0016】かかる第5の態様では、光触媒フィルタエ
レメントに対して面方向に亘って均一に空気が流通し、
光触媒フィルタエレメントに担持された光触媒が有効に
使用される。
【0017】本発明の第6の態様は、第5の態様におい
て、前記通風抵抗部材は、前記光触媒フィルタエレメン
トの表面に設けられた不織布であることを特徴とする脱
臭ユニットにある。
【0018】かかる第6の態様では、省スペースで且つ
簡便に光触媒フィルタエレメントに通風抵抗を付与で
き、面方向に亘っての風速が均一化される。
【0019】本発明の第7の態様は、第5又は6の態様
において、前記通風抵抗部材は、前記空気流出側の各光
触媒フィルタエレメントを通過する空気の風速が通風面
全体に亘って略同一となっていることを特徴とする脱臭
ユニットにある。
【0020】かかる第7の態様では、空気流出側の複数
の光触媒フィルタエレメントが均等に使用され、有効な
光脱臭が行われる。
【0021】本発明の第8の態様は、第1〜7の何れか
の態様において、前記空気流入側の光触媒フィルタエレ
メントに隣接する空気流出側の光触媒フィルタエレメン
トの外側には、当該光触媒フィルタエレメントからの流
出空気を前記空気流入側の光触媒フィルタエレメントへ
の流入空気と同一の方向に案内するガイド部材が設けら
れていることを特徴とする脱臭ユニットにある。
【0022】かかる第8の態様では、空気流出側の光触
媒フィルタエレメントから流出する流出空気を効率よく
流し、光触媒フィルタエレメントの有効利用を図る。
【0023】かかる本発明は以下の知見に基づいて完成
されたものである。
【0024】まず、タバコ煙を捕集して主にタール分を
蓄積した空気清浄装置の捕集部からの臭気に対する光脱
臭の有効性を示す試験結果を示す。なお、このように捕
集した臭気をガスクロマトグラフィーで分析したとこ
ろ、n−酪酸、i−吉草酸、n−吉草酸が、異臭を感じ
ることと高い相関があることが分かった。
【0025】(予備試験)直径60mm、長さ300m
mのガラス円筒管の内周面に光触媒コーティング液(石
原テクノ社製:STK−03)を用いて平均膜厚0.2
μmの光触媒層を形成した。この光触媒層を有するガラ
ス円筒管の中心に直径15.5mm、長さ300mmの
直管型の熱陰極ランプ(主波長352nm、8W)を配
置して光触媒脱臭装置とした。
【0026】50リットル(以下、Lと表記する)の容
器内に捕集部から捕集した臭気を充満させると共に上述
した光触媒脱臭装置を配置した。そして、熱陰極ランプ
から光を照射した状態で容器内の空気をガラス円筒管内
に15L/minで120分間循環した。これを二回繰
り返した。
【0027】各循環の前後の臭気をサンプリングして臭
気濃度法により臭気除去率を求めた。この結果を下記表
1に示す。なお、臭気濃度法は、悪臭防止法に定められ
た3点比較式臭袋法により行った。
【0028】(対照試験1)熱陰極ランプによる光照射
を行わない以外は予備試験と同様に行った。結果は表1
に示す。
【0029】(対照試験2)光触媒脱臭装置がない(い
わゆるただの容器内に臭気を入れただけ)以外は予備試
験と同様に行った。結果は表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】この結果より、タール分等捕集部に捕集さ
れた成分からの臭気は光触媒を用いた脱臭により高効率
で脱臭でき、且つ光照射により繰り返し脱臭することが
できることが確認された。なお、光照射を行わないと光
による分解再生が行われないため、繰り返し脱臭を行う
ことができず、また、脱臭装置がないと全く脱臭されな
いことがわかった。
【0032】このように空気清浄装置の捕集部に蓄積さ
れる臭気の脱臭に光脱臭が有効であることが確認された
が、これを限られたスペースで高効率且つ長期に亘って
安定して行うためには、光触媒との接触面積をできるだ
け拡大し且つ光触媒励起光を所定の強度以上で全体に均
一に照射しなければならないこと、さらに、光触媒全体
に亘って被脱臭空気を均一に接触させることを本願発明
者は、鋭意研究の結果知見し、本発明を完成させた。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に基づい
て説明する。
【0034】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係る脱臭ユニットの概略斜視図、図2は、脱臭ユニ
ット及び光源からの照射の範囲を示した平面図である。
【0035】実施形態1に係る脱臭ユニット70は、厚
さ方向に多数の貫通孔を有するハニカム構造の4枚の光
触媒フィルタエレメント71〜74を四角柱状に配置し
た構造を有すると共に、内部に2本の直管型光源75を
具備するものである。第1の光触媒フィルタエレメント
71は空気流入側となり、第2〜第4の光触媒フィルタ
エレメント72〜74は、空気吹出側となる。また、吹
出側の光触媒フィルタエレメント72〜74の吹出側
(直管型光源75とは反対側)の表面には所定の圧力損
失を与える不織布76a〜76cが設けられている。そ
して、光触媒フィルタエレメント71と、これに隣接す
る光触媒フィルタエレメント72及び73との間には、
光触媒フィルタエレメント71と光触媒フィルタエレメ
ント72及び73との間を遮断すると共に光触媒フィル
タエレメント72及び73からの吹出空気を光触媒フィ
ルタエレメント71への流入空気と同一方向に案内する
ガイド部材77が設けられている。ガイド部材77は、
光触媒フィルタエレメント71の周囲を遮断する遮断部
78と、遮断部78と直交して光触媒フィルタエレメン
ト72及び73の表面と平行な案内部79とからなる。
【0036】ここで、光触媒フィルタエレメント71〜
74は、200セル/(インチ)2の貫通したセルを有
し、光触媒を担時したもの[30cm×30cm×1c
mのエレメントでの全体(脱臭)表面積1.2m2]で
ある。光触媒フィルタエレメント71及び74は、18
8×48×10(厚さ)mmであり、光触媒フィルタエ
レメント72及び73は、188×24×10(厚さ)
mmである。また、2本の直管型光源75は、ランプ電
力6W、主波長352nmの熱陰極タイプの蛍光ランプ
であり、直径15.5×210mm(口金まで含んだ全
長、接点迄で226mm)である。また、不織布76a
〜76cは、0.1m/s時に0.2Paの圧力損失を
与えるものを用いた。
【0037】このような構成により、各光触媒フィルタ
エレメントに光源からの光触媒励起光を効率よく照射す
ることができる。すなわち、図2(a)に示すように、
光源75からの紫外線の強度が光触媒を励起するための
最低限の強度、例えば、1.8mW/cm2以上となる
範囲を仮想円101で示すと、光触媒フィルタエレメン
ト71〜74は、全体が仮想円101に内接するように
配置されている。これにより、全ての光触媒フィルタエ
レメント71〜74の全体に亘って所定値以上の強度の
光触媒励起光が照射される。
【0038】このような光触媒を用いた脱臭ユニット7
0では、光触媒励起光が光触媒フィルタエレメント71
〜74の通風面各面全体に亘って、最低限強度以上の励
起光が照射されるようにする必要があるので、光源75
の表面からある一定の距離にある仮想円に内接するよう
に各光触媒フィルタエレメント71〜74を配置してい
る。
【0039】本実施形態においては、前述の光源で最低
限の強度1.8mW/cm2となる距離を、紫外線強度
計(UVR365;ビルバールーマット社製)にて測定
したところ、光源75の表面から20mmの距離にある
仮想円が得られた。
【0040】したがって、各光触媒フィルタエレメント
71〜74は、その大きさ以下の仮想円に内接するよう
に配置しており、例えば、本実施形態のうち図2(b)
の態様のように光源75を2本使用した場合において
は、各光源75の中心の軸から各光触媒フィルタエレメ
ント71〜74の光源側の面までの距離をそれぞれ12
mmに設定して配置し、2本の光源75間の距離は各々
の中心軸距離を24mmとした。
【0041】また、図2(a)のように光源が1本の場
合には、前述の最低限の励起光強度が得られる仮想円内
に内接するように各光触媒フィルタエレメント71〜7
4を配置することは無論のことである。このような構成
とすることにより、同様な効果を得ることができる。
【0042】また、本実施形態では、空気吹出側の3枚
の光触媒フィルタエレメント72〜74の光源とは反対
側の表面に通気抵抗部材として不織布76a〜76cを
設けている。これにより、流入する空気の流れに直交し
て空気が比較的流出し易い光触媒フィルタエレメント7
4と、空気の流れと平行になって空気が比較的流出しが
たい光触媒フィルタエレメント72及び73とにおける
単位面積あたりの風速を略均一にし、また、各光触媒フ
ィルタエレメント72〜74の面方向の風速を均一化し
ている。
【0043】本発明においては、通風抵抗部材は複数枚
の光触媒フィルタエレメントにおける、単位面積当たり
の通過風量、即ち、通過風速を略均一にし、脱臭効果を
最大限に引き出すことを目的として配置している。従っ
て、空気流入側光触媒フィルタエレメントを複数枚にし
て通風抵抗部材を設けた場合には、空気流入側(光源と
反対の面)に通風抵抗部材を設けると、光触媒フィルタ
エレメントに接触する前の異臭を含む空気が通風抵抗部
材に接触し、それにより異臭成分が通風抵抗部材に付着
し、部材そのものが異臭の発生源になってしまう。ま
た、通風抵抗部材を光源側に設けると、光源からの光触
媒励起光を遮る状態となるので、光触媒フィルタエレメ
ントの作用を生かしきれない結果、即ち、一回目の脱臭
作用はよいが、再生できないこととなってしまう。よっ
て、空気流入側の光触媒フィルタエレメントは、複数枚
とせずに1枚とし、通風面全体に亘って風量の均一化を
図る通風抵抗部材を設けない方が望ましい。
【0044】必要な脱臭能を得るために光触媒フィルタ
エレメントの面積を増やす必要がある場合は、本発明の
ように空気吹出し側の光触媒フィルタエレメントを仮想
円に内接するように複数枚配置することが望ましく、複
数枚配置することによる各光触媒フィルタレメント間に
発生する、風量即ち風速のアンバランスを解消するため
に、通風抵抗部材を前述の理由から光源と反対面に設け
ることがよいことを見出した。どの程度の圧力損失を有
する不織布をどのように設けたらよいかは、以下の試験
により判断した。
【0045】なお、以下の試験においては、光触媒フィ
ルタエレメント72及び73の合計の面積と、光触媒フ
ィルタエレメント74との面積とが略同一なので、光触
媒フィルタエレメント72及び73の風量の合計(A+
C)と、光触媒フィルタエレメント74の風量(B)と
の比である風量バランス(次式)が、0.9〜1.1の
範囲にあるのが好ましいこととした。
【0046】
【数1】風量バランス=エレメント74の風量/(エレ
メント72+73の風量)
【0047】ここで、不織布76a〜76cとして、種
々の圧力損失を有する不織布を用いて風量バランスを測
定した。この結果を表2に示す。
【0048】また、同時に、光触媒フィルタエレメント
72及び73からの吹出空気の流れをスムーズにするこ
とによる上記風量バランスの変化を調べた。
【0049】図3は、脱臭ユニットのガイド部分の他の
例を示す概略斜視図である。すなわち、図3(a)及び
(b)に示すように、ガイド部材77の内側に傾斜を付
けたガイド部材77A及び77Bとしたもので、風量バ
ランスを調べた。なお、ガイド部材77Aは、遮断部7
8Aと案内部79Aとの間に45°傾斜した傾斜部80
Aを有し、ガイド部材77Bは、遮断部78Bと案内部
79Bとの間に15°傾斜した傾斜部80Bを有する。
これらの結果を表3及び表4に示す。
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】
【表4】
【0053】この結果より、0.1m/sでの圧力損失
(Pa)が0.2程度の不織布76a〜76cを光触媒
フィルタエレメント72〜74に用いることにより、風
量バランスが0.9〜1.1に入ることがわかった。
【0054】また、ガイド部材内に傾斜部を設けて吹出
空気にしぼりをかけても風量バランスへの影響はほとん
どないことが認められた。
【0055】さらに、不織布76a〜76cを取り付け
た場合と取り付けない場合との光触媒フィルタエレメン
ト74の長手方向(直管型光源75の長手方向)に沿っ
た風速分布を測定したところ、不織布を取り付けると風
速が長手方向に亘って均一であることが確認された。こ
の結果は図4に示す。なお、図4(a)は、不織布を取
り付けた場合の風速分布図であり、図4(b)は、不織
布を取り付けない場合の風速分布図である。また、図中
SVは、面風速の標準偏差/面風速の平均値である。
【0056】(試験例1)上述した実施形態の脱臭ユニ
ットの脱臭性能をテストした。
【0057】脱臭ユニットに対して、吸込風速0.2m
/sで光触媒フィルタエレメントに空気を送ることがで
きるファンを取付け、空気清浄装置でタバコ煙を集塵さ
せた捕集部から発生する臭気を臭気サンプルとした。
【0058】約1m3のチャンバ内に臭気サンプルを所
定量入れ、上記ファンで脱臭ユニットに送り(フィルタ
面通過風速は0.1m/sとなる)、このときの処理性
能を臭気濃度法により求め、この臭気残存率とフィルタ
吸込面風量とにより求められる効率を計算した。また、
この実測の効率を容積で除した容積パフォーマンスを求
めた。
【0059】ここで、効率ηは次式で表される。
【0060】
【数2】η=Vlnλ/Qt Q:処理風量 t:時間 V:空間容積 λ:ガス残存度
【0061】この結果は実施例1として表5及び図5に
示す。
【0062】(比較例)上述した脱臭ユニットから不織
布76を除いた以外は同様のユニットを用いて同様な脱
臭テストを行った。この結果は比較例1として表5及び
図5に示す。
【0063】また、図6(a)に示すように、上述した
実施形態と同様な光触媒フィルタエレメント111を三
角柱状に配置し、中心に直管型光源75を配置し、これ
をダクト112内に設置したもので、二面を吸込面と
し、一面を吹出面とし、同様な脱臭テストを行った。こ
の結果は比較例2として表5及び図5に示す。
【0064】また、図6(b)に示すように、二本の直
管型光源75の周囲を囲むように四角柱状の光触媒フィ
ルタエレメント113及び114を並べた構造の脱臭ユ
ニットを用いて、一方面から吸い込んで他方面から吹き
出すようにして同様な脱臭テストを行った。この結果は
比較例3として表5及び図5に示す。
【0065】ここで、各脱臭ユニットの容積は図7及び
図8に記載した寸法に基づいて以下のように算出した。
また、このとき、光源75の長さは、電極端子まで含め
た長さ226mmを用いた。また、図6(a)の脱臭ユ
ニットでは、ダクト112と吸込側の二枚の光触媒フィ
ルタエレメント111との間のスペース121が無駄に
なるので、脱臭ユニットの容積に算入した。 図1(図7参照)の脱臭ユニット:8.8×4.4×22.6=875 図6(a)(図8(a)参照)の脱臭ユニット:6.15×7.1
×22.6=987 図6(b)(図8(b)参照)の脱臭ユニット:6.1×4.4
×22.6=607
【0066】
【表5】
【0067】この結果より、上述した実施例の脱臭ユニ
ットでは、効率が最も高い値を示し、効率を基にした容
積パフォーマンスもトップレベルであることが認められ
た。これは、光触媒フィルタエレメントそのものの配置
や通風抵抗部材の適切な選択・配置などにより、有効に
脱臭が行われ、且つ、坦持された光触媒に対して有効に
光触媒励起光が照射されていることによるものと考えら
れる。
【0068】なお、通風抵抗部材を設けない比較例1で
は、図4に記載のとおりSV値が実施例の2倍もあるた
め、部分的に光触媒フィルタエレメントを通過する風速
に偏りが発生し、臭気が均一に光触媒フィルタエレメン
トに接触していないことにより、効率が最も低くなって
いるものと考えられる。また、比較例2では、光触媒フ
ィルタエレメント同志の接合部近傍の隅部122がデッ
ドスペースとなり、通風の流れ方向に対して光触媒フィ
ルタエレメントが傾斜して配置される分、脱臭装置とし
て配設された場合に有効に利用されない空間領域(傾斜
フィルタの上流側の断面三角形のスペース121の空間
2箇所)ができてしまい、容積パフォーマンスが向上し
ない。更に、比較例3では、傾斜部123の部分には、
光触媒励起光が届かず、容積パフォーマンスはトップで
あるが、効率でみると好ましい結果ではなかった。
【0069】以下に、上述した脱臭ユニットを採用した
テーブル型空気清浄装置の一例を示す。図9にはテーブ
ル型空気清浄装置の外観斜視図、図10にはその捕集部
及び脱臭部の通常運転時を示す概略斜視図、図11には
捕集部及び脱臭部の脱臭運転時を示す概略斜視図、図1
2には捕集部を示す概略斜視図、図13には脱臭部を示
す概略斜視図をそれぞれ示す。
【0070】これらの図面に示すように、空気清浄装置
10は、テーブル型の空気清浄装置であり、天板20
と、テーブル本体30とを具備し、テーブル本体30内
には、捕集部40及びファン50が配置されている。
【0071】天板20には、長方形の貫通孔である開口
部21が設けられており、天板20の下側に設けられた
テーブル本体30内には、捕集部40及びファン50が
順次設けられている。捕集部40は、図9中、上側の吸
込面から下側の吹出面へ空気を通過させて空気を清浄化
するもので、天板20の開口部21と捕集部40との間
の空間は開口部21以外では装置外部と連通しない閉じ
られた吸込空間部となっている。また、テーブル本体3
0の捕集部40の下部空間は吹出空間部となり、その中
央部にファン50が配置されている。この吹出空間部
は、テーブル本体30の短手辺側の側面に設けられた吹
出開口部31に連通する以外は閉ざされた空間になって
いる。従って、ファン50は、開口部21から空気を吸
い込み、捕集部40を通過させた後、浄化された空気を
吹出開口部31から吹き出すものであればよい。
【0072】ここで、捕集部40は、吸込面から吸い込
んだ空気中の塵埃等の粒子を静電気的に、濾過により、
又はその両方の作用で集塵し、清浄化した空気を図中下
面側の吹出側から出すものであれば何れの方式でもよい
が、本実施形態では、静電式集塵方式の捕集部を用いて
いる。
【0073】すなわち、捕集部40は、吸込面の内方
に、順次、プレフィルタ、帯電部であるアイオナイザ、
及び捕集部であるコレクタが内蔵されている。従って、
吸込面から含塵空気等を送り込むと、塵埃が除去された
清浄空気が反対側の吹出面から吐出するようになってい
る。
【0074】また、アイオナイザ及びコレクタは、放電
電極部材、対向電極部材、非集塵電極部材及び集塵電極
部材の組み合わせにより形成し、対向電極部材及び集塵
電極部材は体積固有抵抗値が107Ωcm以下の導電性
樹脂材料で形成し、非集塵電極部材は体積固有抵抗値が
1010〜1013Ωcmの半導電性樹脂材料で形成するの
が好ましい。この場合、アイオナイザは、放電電極部材
と対向電極部材との組み合わせにより構成され、コレク
タは、集塵電極部材と非集塵電極部材との組み合わせに
より構成される。このように構成したアイオナイザ及び
コレクタでは、アイオナイザにより荷電された粒子の中
に導電性粉塵が混在していても、非集塵電極部材の電荷
の移動が半導電性樹脂材料の抵抗で制限されるため、集
塵部の非集塵電極部材と集塵電極部材との間でのスパー
ク発生が防止できる。
【0075】かかる捕集部40は、テーブル本体30か
ら容易に取り外しができるようになっており、取り外し
た状態では、吸込面及び吹出面に空気流路が露出した構
造となっている。
【0076】一方、テーブル本体30の捕集部40の側
方の一方の空間には、脱臭部60が設けられている。脱
臭部60は、清浄運転時以外に作用して捕集部40内を
脱臭するものであり、脱臭部60の中に上述した脱臭ユ
ニット70が設置されている。
【0077】図11及び図13に示すように、脱臭部6
0は、外部とは閉ざされた脱臭空間を形成し、その中央
部には光触媒フィルタエレメントを有する脱臭ユニット
70が設けられている。脱臭ユニット70の上流側空間
は吸込空間81となり、下流側空間は吹出空間82とな
る。
【0078】脱臭ユニット70は、厚さ方向に多数の貫
通孔を有するハニカム構造の4枚の光触媒フィルタエレ
メント71〜74を四角柱状に配置した構造を有すると
共に、内部に2本の直管型光源75を具備するものであ
る。脱臭ユニット70の上流側の吸込空間81は第1の
光触媒フィルタエレメント71のみに連通してその周囲
は隔壁83により遮断されている。また、第2〜第4の
光触媒フィルタエレメント72〜74は、下流側の吹出
空間82のみに連通している。
【0079】一方、脱臭ユニット70の上流側の吸込空
間81の上流側の壁面上部には、吸込開口84が設けら
れている。吸込開口84は、流路形成部材85内に形成
された連通路86を介して捕集部40の上流側の吸込空
間81の側方に開口する導入開口87に連通する。ま
た、脱臭部60の下流側の吹出空間82の捕集部40側
の壁面の下部には、捕集部40の側面に連通する吹出開
口88が設けられており、吹出開口88の近傍には小型
ファン89が設けられている。さらに、捕集部40の直
上流側及び直下流側には、シャッタ部材91及び92が
設けられており、脱臭時には捕集部40を含む閉空間を
形成できるようになっている。すなわち、この装置で
は、シャッタ部材91及び92を開いた状態で通常の清
浄運転を行い、通常の清浄運転が終了し、脱臭運転を行
う際にシャッタ部材91及び92を閉じる。
【0080】従って、シャッタ部材91及び92を閉じ
たときには、脱臭ユニット70の上流側の吸込空間81
は、吸込開口84,連通路86及び導入開口87を介し
て捕集部40の直上流側の空間に連通し、一方、脱臭ユ
ニット70の下流側の吹出空間82は、吹出開口88を
介して捕集部40の側面に連通するようになっている。
また、この状態で小型ファン89を動作させることによ
り、捕集部40内の空気は導入開口87から吸い出され
て脱臭部60に吸い込まれ、脱臭部60を通過して脱臭
された空気が吹出開口88から捕集部40内に送られる
ようになっている。
【0081】なお、シャッタ部材91及び92が開いた
通常運転時には、空気の流路内には導入開口87及び吹
出開口88が開口しているが、流れの側方であるため、
これらの開口内に空気が流入することは実質的に生じな
い。勿論、これらの開口にシャッタを設けて通常運転時
に閉じるようにしてもよい。
【0082】また、小型ファン89の取り付け位置は特
に限定されず、吸込開口84に近接して設けてもよい
し、また、脱臭時の空気の流れる方向が逆向きになるよ
うにしてもよく、この場合には、脱臭ユニット70の取
り付け位置は反対となる。
【0083】なお、捕集部40の脱臭部60とは反対側
には、装置全体の電気系装置が納められた電源ボックス
95が設けられている。
【0084】(試験例2)上述した実施形態の空気清浄
装置10によりタバコ300本分のタバコ煙を集塵させ
た後、600Lのチャンバ内でシャッタ部材91及び9
2を閉じて脱臭運転を14時間行った。その後、チャン
バ内の臭気濃度を測定した。また、その後、タバコ30
0本分のタバコ煙の集塵を繰り返しながら同様に臭気濃
度を測定した。この結果を図14に示す。
【0085】なお、比較のため、脱臭部を具備しない以
外は同様の空気清浄装置10に同様にタバコ煙を集塵さ
せて600Lのチャンバ内に14時間放置し、同様に臭
気濃度を測定した結果を図14に示す(比較例4とす
る)。
【0086】また、図14に示す推定ニオイクレームレ
ベルは、空気清浄装置10から半径2m、高さ2.5m
(31.4L)のゾーンにおける平均臭気濃度が臭気強
度3(楽にわかる臭い)レベル以上となる臭気濃度であ
ることを発明者らは、経験則で知っていたので、レベル
を3以上に設定した。
【0087】この結果、脱臭部を有さない装置ではタバ
コ300本分のタバコ煙の集塵を2回繰り返すと臭気濃
度が推定ニオイクレームレベルに達してしまうが、実施
形態の脱臭部60付きの空気清浄装置10では、同様な
集塵を12回程度まで推定ニオイクレームレベルを越え
ず、臭気発生時期を6〜7倍延長できることがわかっ
た。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の脱臭ユニ
ットは、直管型の光源と、この光源の周囲に設けられた
複数枚の光触媒フィルタエレメントとを有し、これら光
触媒フィルタエレメントが前記光源からの光触媒励起光
の強度が所定値となる仮想円筒に内接するように配置し
たので、省スペース化及び高脱臭効率化を図った脱臭ユ
ニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る脱臭ユニットの概略
斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る脱臭ユニット及び光
源からの照射の範囲を示した図である。
【図3】本発明の実施形態1に係る脱臭ユニットのガイ
ド部材の他の例を示す概略斜視図である。
【図4】本発明の試験例2及び比較試験2の測定結果を
示す図である。
【図5】本発明の実施例1及び比較例1〜3の測定結果
を示す図である。
【図6】本発明の比較例2及び比較例3に係る脱臭ユニ
ットの光触媒フィルタエレメントの他の例を示す平面図
及び斜視図である。
【図7】本発明の試験例に用いた脱臭ユニットの寸法を
示す図である。
【図8】本発明の試験例に用いた脱臭ユニットの寸法を
示す図である。
【図9】本発明の一実施形態に係るテーブル型空気清浄
装置の外観斜視図である。
【図10】本発明の一実施形態に係る空気清浄装置の捕
集部及び脱臭部の通常運転時を示す概略斜視図である。
【図11】本発明の一実施形態に係る空気清浄装置の捕
集部及び脱臭部の脱臭運転時を示す概略斜視図である。
【図12】本発明の一実施形態に係る捕集部の概略斜視
図である。
【図13】本発明の一実施形態に係る脱臭部の概略斜視
図である。
【図14】本発明の試験例2及び比較例4の測定結果を
示す図である。
【符号の説明】
10 空気清浄装置 20 天板 30 テーブル本体 40 捕集部 50 ファン 60 脱臭部 70 脱臭ユニット 71〜74 光触媒フィルタエレメント 75 直管型光源 76a〜76c 不織布 77 ガイド部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光触媒フィルタエレメントと、この光触
    媒フィルタエレメントに光触媒励起光を照射する光源と
    を具備する脱臭ユニットにおいて、 直管型の光源と、この光源の周囲に設けられた複数枚の
    光触媒フィルタエレメントとを有し、これら光触媒フィ
    ルタエレメントが前記光源からの光触媒励起光の強度が
    所定値となる仮想円筒に内接するように設けられている
    ことを特徴とする脱臭ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記光源が複数本あ
    り、各光源は他方の光源の仮想円筒に沿って設けられて
    いることを特徴とする脱臭ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記光触媒フ
    ィルタエレメントが4枚であり、1枚の光触媒フィルタ
    エレメントを空気流入側とすると共に他の3枚を空気流
    出側とすることを特徴とする脱臭ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記仮
    想円筒近傍の光触媒励起光の強度が、1.8〜2.9m
    W/cm2であることを特徴とする脱臭ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記光
    触媒フィルタエレメントのうち空気流出側に配置された
    ものの前記光源とは反対側の面に通風抵抗部材を有する
    ことを特徴とする脱臭ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記通風抵抗部材
    は、前記光触媒フィルタエレメントの表面に設けられた
    不織布であることを特徴とする脱臭ユニット。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6において、前記通風抵抗
    部材は、前記空気流出側の各光触媒フィルタエレメント
    を通過する空気の風速が通風面全体に亘って略同一とな
    っていることを特徴とする脱臭ユニット。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかにおいて、前記空
    気流入側の光触媒フィルタエレメントに隣接する空気流
    出側の光触媒フィルタエレメントの外側には、当該光触
    媒フィルタエレメントからの流出空気を前記空気流入側
    の光触媒フィルタエレメントへの流入空気と同一の方向
    に案内するガイド部材が設けられていることを特徴とす
    る脱臭ユニット。
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