JPH0663176U - 篩 網 - Google Patents

篩 網

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JPH0663176U
JPH0663176U JP905193U JP905193U JPH0663176U JP H0663176 U JPH0663176 U JP H0663176U JP 905193 U JP905193 U JP 905193U JP 905193 U JP905193 U JP 905193U JP H0663176 U JPH0663176 U JP H0663176U
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至 能見
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Tsukasa Industry Co Ltd
Showa Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原料粒による網目の目詰まりを低減し迅速な
選別を可能にすることで、作業効率を大幅に高めるよう
にした篩網を提供する。 【構成】 篩網1は、ステンレス等からなる平板3に網
目としての貫通孔5が複数形成される。各貫通孔5の孔
面には、傾斜面7が形成されている。傾斜面7は、貫通
孔5の一端開口部から他端開口部まで板面9a、9bに
対し傾斜角θをもって形成され、板面9aから板面9b
側にいくに従い貫通孔5の横断面積が小さくなる。篩網
1を用いるときは、傾斜面7を下側にして用いる。篩網
1によると、原料粒を篩分けるとき、原料粒が傾斜面7
に案内されて貫通孔5をスムーズに通過するため、貫通
孔5に原料粒が停滞しにくく、目詰まりを起こしにく
い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、穀物等の原料の選別に用いる篩網に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、大豆、ヒマワリ、とうもろこし等の穀物およびその他工業原料は、原 料粒の大きさや形等が揃っていることが高品質なものとされる。例えば、味噌、 醤油等の原料として用いられる場合には、原料粒の粒径が均一であると、処理時 間、処理温度等が良好に保持されることから、歩留まりが向上し高品質な製品と なる。このため、原料を出荷する際には、選別機によって比較的均一な粒径に選 別されている。 従来より、このような選別機に用いる篩網としては、金属からなる平板に網目 としての貫通孔を等間隔に多数開けたものが知られている。プレス加工等により 形成される貫通孔は、板面に垂直でかつ孔径が一定となっている。原料の選別時 には、バイブレータ等で振動を与えて原料を通過しやすくする。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の篩網によると、原料粒の大きさ、形等のバラ ツキが大きいと、目詰まりを起こしやすく、網上に原料がたまって選別機の篩分 け効率が悪くなりやすい。このため、作業者は、所定時間毎に網目を掃除しなけ ればならず、選別作業が煩雑になるという問題がある。 例えば、バイブレータ等で振動を与えながら選別作業を行なう場合、作業者は 、例えば30分〜60分毎に網目を点検し目詰まりがあれば原料の流れを止めて ブラシ等で網目の掃除をしていた。 本考案は、このような問題点を解決するためになされたもので、原料粒による 網目の目詰まりを低減し迅速な選別を可能にすることで、作業効率を大幅に高め るようにした篩網を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そのために本考案の篩網は、所定形状を有する平板に複数の貫通孔を網目とし て形成する篩網であって、前記貫通孔の孔面に前記平板の板面に対し所定角度傾 斜する傾斜面を設けたことを特徴とする。 前記傾斜面の傾斜角は、前記板面に対し20゜〜60゜であることが望ましい 。 前記傾斜面は、前記貫通孔の所定の半径方向に統一して形成するとよい。
【0005】
【作用】
本考案の篩網によると、原料粒を篩分けるとき、網目としての貫通孔に傾斜面 が形成されるため、原料粒は、傾斜面に案内されて貫通孔をスムーズに通過する 。したがって、貫通孔に原料粒が停滞しにくく、目詰まりを起こしにくい。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 本実施例による篩網を図1および図2に示す。 篩網1は、ステンレス等からなる平板3に網目としての貫通孔5が複数形成さ れる。貫通孔5は、図2で縦方向および横方向に等間隔に形成され、隣合う貫通 孔5が互い違いになるように配列される。そして、各貫通孔5の孔面には、所定 方向に傾斜する傾斜面7が形成されている。 平板3は、例えば、矩形、円形等にカットされるもので、図1に示す板厚L1 が例えば3〜5mm程度である。平板3の外周端には、金属等からなる枠体が溶 接等により固定される。 貫通孔5は、選別すべき原料粒の大きさにによって図2に示す孔径L2が選択 される。例えばとうもろこし原料の選別に篩網1を用いる場合、5〜10mm程 度の孔径に設定される。貫通孔5の孔面のうち傾斜面7を除く部分は、板面9a 、9bに垂直な方向に形成されている。
【0007】 図1に示すように、傾斜面7は、貫通孔5の一端開口部から他端開口部まで板 面9a、9bに対し傾斜角θをもって形成される。板面9aから板面9b側にい くに従い貫通孔5の横断面積が小さくなるように形成される。傾斜面7の横断面 は、円弧状に形成され、板面9aから板面9b側にいくに従い円弧長さが小さく なる。傾斜角θについては、例えば、20゜〜60゜程度が望ましい。 各傾斜面7は、図2で下から上に向かうに従い貫通孔5の孔径が小さくなるよ うに形成される。これは、後述するように、原料粒が滑り落ちる方向に対応させ るためである。
【0008】 篩網1を製造する場合、例えば、所定形状にカットした平板にプレス機等を用 いて下孔を形成し、次いで、この下孔の孔面を所定の方向からエンドミル等で削 りとる。次いで、平板に残るバリ等を研磨する。また、他の製造方法としては、 第1のプレス機で下孔を形成した後、第2のプレス機で傾斜面を形成するように してもよい。
【0009】 前記実施例の篩網1を用いる場合、図1に示すように、傾斜面7が下側になる ように篩網1を水平方向に対して所定角度傾け、板面9aに原料を滑らせる。そ して、板面9aから板面9b側に原料粒を通過させる。すると、板面9a側に残 る原料粒は、篩上として回収され、板面9b側に貫通孔5を通過する原料粒は、 篩下として回収される。 篩網1によると、原料粒が滑り落ちるとき、まず、傾斜面7に衝突し、次いで 、原料粒が貫通孔5を通過する時に傾斜面7に案内されるため、貫通孔5をスム ーズに通過し、目詰まりを起こしにくい。
【0010】 次に、前記実施例による篩網1を用いた選別機を図3および図4に基づいて説 明する。 図3に示すように、選別機10は、鉄等からなるフレーム12に所定長さをも つ枠体14が支持アーム16、17によって吊下げられる。所定角度傾斜するよ うに取り付けられる枠体14の高位置側の端部には、原料導入ゲート18が設け られ、低位置側の端部には、篩上回収ゲート22および篩下回収ゲート24が設 けられている。原料粒を篩分ける篩網1は、枠体14の底部に固定されている。 原料導入ゲート18から導入される原料粒は、篩網1により篩分けられて篩上回 収ゲート22または篩下回収ゲート24に落下するようになっている。
【0011】 枠体14は、所定幅に対向して固定される側板25に蓋26および受け皿28 が固定される。蓋26の下端部には、篩上回収ゲート22を望める扉30が設け られ、また、側板15の上端には、篩網1の目詰まりを点検するための扉32が 設けられている。枠体14の傾斜角は、水平方向に対して例えば15゜程度に設 定される。 篩網1は、傾斜面7が枠体の低位置側にくるように固定する。これは、前述し たように、篩網1上に原料粒が滑り落ちる時に傾斜面7に案内されやすくなるか らである。
【0012】 支持アーム16、17は、側板25の外壁に固定板34、35により固定され る。支持アーム16、17の長さを調節することによって枠体14の傾斜角が調 節される。支持アーム16、17には、連結具36、37が設けられており、枠 体14を長さ方向に移動可能に支持している。 枠体14の下方には、バイブレータ40が設けられる。バイブレータ40は、 駆動モータ42の駆動力をベルト44によってプーリ46に伝達し、連結アーム 48によって枠体14を振動させるものである。
【0013】 選別機10の運転時、所定の流量で原料導入ゲート18から原料粒を導入し、 バイブレータ40により枠体14を振動させる。このとき、原料粒は、重力によ って篩網1上を滑り落ち、粒径の小さいものは、貫通孔5を通過し受け皿28か ら篩下回収ゲート24に落下し、粒径の大きいものは、貫通孔5を通過すること なく篩上回収ゲート22に落下する。これにより、原料粒が篩分けられる。 選別機10によると、原料粒が傾斜面7に案内されて貫通孔5を通過するため 、篩網1に原料粒が詰まりにくく、作業者は、運転時に網目の掃除をほとんどす る必要がない。したがって、選別機10の運転を止めることなく大量の原料粒を 連続して篩分けることができ、選別作業が短時間で終了する。
【0014】 次に、前記実施例による篩網について、とうもろこしの原料を用いて目詰まり の発生状況の比較テストを行なった。比較例として用いた篩網は、貫通孔に傾斜 面が形成されないものである。実施例および比較例ともに篩網の網目は、丸孔で 直径6mmに設定した。 比較テストは、実施例および比較例による篩網を選別機に取り付け、バイブレ ータを使用して篩分けを行ない、所定時間毎に篩上のサンプルを採取した。そし て、このサンプルの6.1mm篩下の割合を測定した。なお、各篩網は、3枚で 一系列となっていて2枚目と3枚目にバイブレータが設置されている。結果を表 1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】 表1に示すように、比較例による篩網の場合、時間の経過とともに篩網に目詰 まりが発生し粒径の小さいものが篩網を通過しにくくなったため、サンプル(篩 オーバー品)中の6.1mm篩下の割合は、スタート時に3.30%であったも のが3時間経過後には6.29%に増大した。 これに対し、実施例による篩網の場合、スタート時から3時間経過した後も6 .1mm篩下の割合がわずかに増大しただけで、1%の範囲内であった。すなわ ち、篩網にほとんど目詰まりを生じていなかった。 このように、前記実施例の篩網は、目詰まりが発生しにくく、しかも確実に原 料粒の篩分けを行なうことができた。
【0017】 なお、前記実施例では、貫通孔の傾斜面を半径方向の一方向のみに形成したが 、本発明の他の実施例としては、貫通孔の開口部の全周に形成してもよい。さら に、前記実施例では、貫通孔を図2で縦方向および横方向に均一の間隔で配列し たが、各方向の間隔を必要に応じて変更してもよい。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の篩網によれば、網目としての貫通孔に傾斜面を 設ける構成としたため、原料粒が網目を通過しやすくなり網目の目詰まりを低減 させることができる。したがって、原料の選別時に網目の清掃および点検作業の 手間を簡略化することができ、選別作業を効率よく短時間で実施することができ るという効果がある。また、本考案の篩網を用いると、選別機の信頼性が向上し 、優れた品質の原料を提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による篩網を示す部分断面図で
ある。
【図2】本考案の実施例による篩網を示す部分平面図で
ある。
【図3】本考案の実施例による選別機を示す側面図であ
る。
【図4】本考案の実施例による選別機を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 篩網 3 平板 5 貫通孔 7 傾斜面 9a、9b 板面 θ 傾斜角

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形状を有する平板に複数の貫通孔を
    網目として形成する篩網であって、前記貫通孔の孔面に
    前記平板の板面に対し所定角度傾斜する傾斜面を設けた
    ことを特徴とする篩網。
  2. 【請求項2】 前記傾斜面の傾斜角が前記板面に対し2
    0゜〜60゜である請求項1に記載の篩網。
  3. 【請求項3】 前記傾斜面が前記貫通孔の所定の半径方
    向に統一して形成される請求項1に記載の篩網。
JP1993009051U 1993-02-08 1993-02-08 篩 網 Expired - Lifetime JP2530151Y2 (ja)

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