JPH0663132U - 試料操作装置 - Google Patents

試料操作装置

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Publication number
JPH0663132U
JPH0663132U JP393193U JP393193U JPH0663132U JP H0663132 U JPH0663132 U JP H0663132U JP 393193 U JP393193 U JP 393193U JP 393193 U JP393193 U JP 393193U JP H0663132 U JPH0663132 U JP H0663132U
Authority
JP
Japan
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vacuum
ring
vacuum chamber
operation rod
wall
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Pending
Application number
JP393193U
Other languages
English (en)
Inventor
洋人 武藤
Original Assignee
セイコー電子工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by セイコー電子工業株式会社 filed Critical セイコー電子工業株式会社
Priority to JP393193U priority Critical patent/JPH0663132U/ja
Publication of JPH0663132U publication Critical patent/JPH0663132U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 真空槽壁面2に設けられた軸ガイド3と、軸
ガイド3に保持さた操作棒1と、真空槽壁面2に設けた
穴6と操作棒1との間に設けられ、真空グリスを塗布さ
れたOリング4と、真空槽の真空側の壁面2と操作棒1
との間に防塵カバー5を設けた試料操作装置。 【効果】 防塵カバー5を設けることにより、Oリング
4に塗布された真空グリスの微粒子が真空側への飛散す
ることを防止できる。そして真空槽の内部をクリーンに
保つことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、真空蒸着装置、集束イオンビーム加工装置等の真空装置において、 真空槽内にある試料や部品を操作するための試料操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
真空装置の真空槽にある試料や部品を操作する試料操作装置は、真空槽の壁に 穴を明け、その穴の表面を平滑にして、Oリング溝を設け、そのOリング溝にO リングを挿入する。この時、Oリングに気密性を持たせる為に真空グリスを塗布 する。そして、Oリングを配置した穴に、表面を平滑にした操作棒を導入する。 この状態で、真空槽外に位置する操作棒を回転または前後運動させることにより 、真空槽内に位置する操作棒の先端を操作し、真空槽内の試料または部品を操作 していた。
【0003】 また、別のものとして、磁性流体を利用した試料操作装置がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記、構造において、操作棒を回転あるいは前後運動を行うと、Oリングと操 作棒とのシール面からは、その運動ごとに微少な空気のリークが発生する。この 時の空気の流れにより、Oリングに塗布されていた真空グリスが微粒子(パーテ ィクル)となって真空槽内に飛散する。半導体加工装置や半導体検査装置などク リーンな環境が要求される装置において、その真空グリスの汚れは特に問題とな る。その他の真空装置においても、この汚れは、好ましいものではない。
【0005】 その他磁性流体を利用した試料操作装置は、真空の保持機能および真空槽内を 汚さない点では優れた性能を有するが、価格的に非常に高く、また、仕様上磁性 を嫌う装置には適用できなかった。 本考案は、上記課題を解決するためのものであり、価格も安価にそして磁性の 問題もなくかつ真空槽内を汚さないようにする試料操作装置である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、真空装置においてOリング挿入溝を設 けた穴を有する真空槽壁と、前記Oリング挿入溝に配置し、真空グリスを塗布さ れたOリングと、前記Oリングに締代を以て回転かつ前後方向に運動可能に挿入 された操作棒と、前記真空槽壁の真空側に側に設けられ、前記操作棒と前記壁と の間を覆う防塵カバーよりなることを特徴とする試料操作装置である。
【0007】
【作用】
真空槽壁の真空側に側に操作棒と壁との間を覆う防塵カバーを設けることによ り、Oリングのシール面での真空の微少リークに伴い飛散した真空グリスの微粒 子が、真空槽の内部まで飛散することが防げる。そして真空槽内を常にクリーン な環境に保つことができる。
【0008】
【実施例】
以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。図1に於いて、真空装置の 壁2に穴6が設けられている。穴6には、Oリング4を挿入するためのOリング ボックス4aが円周方向に設けられている。Oリング4には真空グリスが塗布さ れており、そしてOリングボックス4aに配置されている。特に、Oリングボッ クス4aの表面は気密性をよくするために滑らかに仕上げられている。
【0009】 穴6の大気側には軸ガイド3を挿入するザグリ6bが設けられている。軸ガイ ド3およびOリング4には、表面を滑らかにした操作棒1が挿入される。このと き、Oリング4は、操作棒1により、変形し、Oリングボックス4aにほぼ一杯 になるようにそれらの寸法を設計する。つまり、Oリング4の内径と軸ガイド3 の外径には少なくとも締代をもたせる。この構造により、真空装置の操作棒部の 気密性をもたせるものである。
【0010】 軸ガイド3は、操作棒1を回転運動及び軸方向の動きを自由自在にする為と、 径方向の動きを防ぐために設けられる。 また、真空装置の壁2の真空側には、防塵カバー5が固定して設けられている 。防塵カバー5は、真空側の真空装置の壁2と、操作棒1との間を覆うように設 けられており、そして防塵カバーの内側には空間7できるようになっている。
【0011】 操作棒1を回転あるいは前後運動を行うと、Oリング4と操作棒1とのシール 面からは、その運動ごとに微少な空気のリークが発生する。この時の空気の流れ により、Oリングに塗布されていた真空グリスが微粒子(パーティクル)となっ て空間7に飛散する。そしてその微粒子は防塵カバー5の内壁にぶつかり、真空 槽内には飛散しない。
【0012】 操作棒1と防塵カバー5とは接触しない程度に隙間が多少設けられている。 そして、大気側から操作棒1を操作(回転および前後運動)することにより真 空側の先端を動かし、そしてその動きにより試料又は部品を操作する。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の試料操作装置は、容易にかつ安価に真空グリス の微粒子を真空槽の内部に飛散するのを防ぐことができる。そして、クリーンな くんくう環境を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 操作棒 2 真空槽の壁 3 軸ガイド 4 Oリング 5 防塵カバー 6 穴 6a Oリングボックス 6b ザグリ 7 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/265 21/68 A 8418−4M

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空装置においてOリング挿入溝を設け
    た穴を有する真空槽壁と、前記Oリング挿入溝に配置
    し、真空グリスを塗布されたOリングと、前記Oリング
    に締代を以て回転かつ前後方向に運動可能に挿入された
    操作棒と、前記真空槽壁の真空側に側に設けられ、前記
    操作棒と前記壁との間を覆う防塵カバーよりなることを
    特徴とする試料操作装置
JP393193U 1993-02-10 1993-02-10 試料操作装置 Pending JPH0663132U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP393193U JPH0663132U (ja) 1993-02-10 1993-02-10 試料操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP393193U JPH0663132U (ja) 1993-02-10 1993-02-10 試料操作装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0663132U true JPH0663132U (ja) 1994-09-06

Family

ID=11570890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP393193U Pending JPH0663132U (ja) 1993-02-10 1993-02-10 試料操作装置

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Country Link
JP (1) JPH0663132U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010073453A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Jeol Ltd 真空シール方法及び真空装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010073453A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Jeol Ltd 真空シール方法及び真空装置

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