JPH0662879U

JPH0662879U - ハンガー

Info

Publication number: JPH0662879U
Application number: JP1358293U
Authority: JP
Inventors: 白近藤
Original assignee: 白近藤
Priority date: 1993-02-12
Filing date: 1993-02-12
Publication date: 1994-09-06

Abstract

(57)【要約】【目的】ハンガーにかけた衣服などの型が崩れず、ま
た洗濯した衣類をハンガーにかけて乾燥する場合にも乾
燥効率がよいハンガーを提供する。【構成】ハンガーの上部中央に設けた基部２の上部に
フックを突設し、該基部２の前後面の片側に凸部４を設
け、他側に凹部５を凹設するとともに、このように形成
したハンガーの凸部４を他のハンガーの凹部５に挿入
し、複数個のハンガーを順次連結可能となるように構成
したものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、衣類などをかけるハンガーであり、且つ複数個のハンガーを重ねて連結可能となるように構成したものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のハンガーは、１個ずつ使用するものであり、複数個のハンガーを重ね連結して使用できるようなものはなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来は通常１個のハンガーに衣類をかけて使用していたので、重いコートなどをかけるのに適せず、また１個のハンガーに衣類などをかけると、ハンガーが薄いので衣服の型が崩れることがあった。また洗濯した衣類をハンガーにかけて日に干すなどして乾燥させる場合には、衣類の前身頃（前部）と後身頃（後部）とが接着するので乾燥効率が悪くなる欠点があった。本考案は、上記のような従来のハンガーの欠点を解消し、ハンガーにかけた衣服の型が崩れず、また洗濯した衣類を乾燥する場合にも乾燥効率がよいハンガーを提供するのを目的としたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案のハンガーは、低い山形の枠状に形成したハンガー本体１の上部中央に基部２を固定して設け、さらに該基部２の上部にフック３を突設するとともに、該基部２の前後面の片側に凸部４を設け、他側に凹部５を凹設してハンガーを形成し、このように形成したハンガーの凸部４を他のハンガーの凹部５に挿入し、複数個のハンガーを順次連結可能となるように構成したものである。

【０００５】

【作用】

本考案の１個のハンガーの基部２に設けてある凸部４を他のハンガーの凹部５に挿入し、必要に応じて３個目のハンガーの凸部４を２個目のハンガーの凹部５に挿入して連結し、このようにして順次複数個のハンガーを連結する。

【０００６】

【実施例】

図面に基づいて本考案の実施例を説明する。線材などにより低い山形の枠状に形成したハンガー本体１の上部中央には基部２が固定して設けてあり、且つその上部にはハンガーを釘にかけたり、洗濯竿などにかけたりするためのフック３が設けてある。また基部２の片側には長方形の凸部４が突設してあり、他の側には長方形の凹部５が凹設してあり、且つ凸部４と凹部５の容積はほぼ同一となっており、１個のハンガーの凸部４を他のハンガーの凹部５に挿入した場合には、きっちりと密着するような形状となっている。またハンガー本体１の両側の傾斜部には、それぞれ凹部６が形成されているが、これはなくても差し支えない。

【０００７】本考案のハンガーにて通常の軽い衣類や服などをかける場合は、１個のハンガーでもよいが、重いコートなどをかける場合には、ハンガーを２個または３個などと複数個のハンガーを、前述のように基部２の凸部４を他のハンガーの凹部５内に挿入して順次連結したものにかければ、ハンガーが丈夫になって順調にかけることができる。またハンガーを複数個連結して人体の胸の厚みとほぼ等しくして使用すれば、服などの型崩れが生じない。また洗濯物をかけて日に干すなどして乾燥させる場合には、連結したハンガーの間の空間に風が吹き込んで乾燥が早くなる。またハンガー本体１の両側に設けた凹部６にパンツやズボン下などのゴム紐の部分を掛けて吊るし乾燥させることもできる。

【０００８】なおハンガーの構成は、本例における線材に限らず、小さい幅の板状材でもよく、また基部に設けた連結用の凸部と凹部の形状は、長方形に限らずその他の形状としてもよいが、連結したハンガーが基部を中心として回動したり、摺動したりしない形状とするのが好ましい。さらにまたハンガー本体の形状も本例の形状以外の形状としてもよい。

【０００９】

【考案の効果】

上述のように本考案のハンガーは、複数個のものを向い合わせ簡単に連結して使用することができるので、重い衣服でもしっかりとかけることができ、また型崩れを防止することができる。さらにまた複数個連結したハンガーに洗濯した衣類などをかけて乾燥させる場合には、衣類が密着しないとともに各ハンガーとの間にできた空間を風が通ることによって乾燥を早める効果がある。また複数個のハンガーの着脱が簡単にできるとともに、ハンガーの構造が簡単であって、高価とならない利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のハンガーの斜視図である。

【図２】本考案のハンガーの上部の拡大斜視図である。

【図３】本考案の複数個のハンガーを連結した状態の、
上部の一部省略拡大側面図である。

【符号の説明】

１・・・ハンガー本体２・・・基部３・・・フック４・・・凸部５・・・凹部６・・・本体の凹部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】低い山形の枠状に形成したハンガー本体
（１）の上部中央に基部（２）を固定して設け、さらに
該基部（２）の上部にフック（３）を突設するととも
に、該基部（２）の前後面の片側に凸部（４）を突設
し、他側には凹部（５）を凹設してハンガーを形成し、
このように形成したハンガーの凸部（４）を他のハンガ
ーの凹部（５）に挿入し、複数個のハンガーを順次連結
可能となるように構成したことを特徴とするハンガー。