JP2505142Y2 - 早く綺麗に仕上がる洗濯物干用ハンガ― - Google Patents

早く綺麗に仕上がる洗濯物干用ハンガ―

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JP2505142Y2
JP2505142Y2 JP2246992U JP2246992U JP2505142Y2 JP 2505142 Y2 JP2505142 Y2 JP 2505142Y2 JP 2246992 U JP2246992 U JP 2246992U JP 2246992 U JP2246992 U JP 2246992U JP 2505142 Y2 JP2505142 Y2 JP 2505142Y2
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clip
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clothes
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Inventor
文子 野村
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株式会社足ス羽
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は,主として洗濯物の自
然乾燥に用いる物干用ハンガーに係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の物干用ハンガー,例えばズ
ボン,スカート等に用いられているハンガーaは,図8
に示すように支軸bに対して一対のクリップc,cは並
列に設けられ、ズボンdは図8に示すように両足の裾の
部分e,eを重ね合せてクリップc,cに挟んで干さ
れ、また、スカート等は一般に幅が広いので、前後を重
ね合せ、更に二つ折りにして干されるので、一重のもの
でも、四重となり、二重のものは、八重となってクリッ
プc,cに挟まれて干される。また、Tシャツf、トレ
ーナ等は図9に示すような、ハンガーgが用いられてい
るが、図10に示すように肩の周辺部分hなどに型崩れ
を生ずる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】(1) 上記図8に示
すような従来の物干用ハンガーでは,クリップで挟む部
分が二重ないし八重となるので挟み難いばかりでなく,
挟む部分の力が弱くなり風等で洗濯物が落ちることが多
々なる。 (2) しかも,上記のように洗濯物を挟む部分は、そ
れぞれ重ねて干されるので乾きが悪く天候不順のときに
は、誠に不便である。 (3) そして特にTシャツ,トレーナ等は図10に示
すように肩の周辺部分などに,型崩れが生じ易い等の欠
点を有する。この考案は上記(1)乃至(3)に述べた
ような問題点を解決することをその課題とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】この考案は、上
記に鑑みなされたものであって、所望形状の吊下体の両
側中央に回動自在なクリップの摺動穴と、該摺動穴の数
カ所にクリップ固定穴を複数個設けると共に、吊下軸の
周辺に相対する円弧状の回動自在なクリップの摺動穴と
その各両端に固定穴を設けてなることを特徴とするもの
で、洗濯物を複数個のクリップで立体的に干すことがで
きるものである。従って、洗濯物は図6に示すように例
えば、ズボンは履いたままの状態で干すことがができ、
また、図7に示すように例えばTシャツ、トレーナは皺
と型崩れが生じないように逆さまに干すことができるも
のである。
【0005】
【実施例】以下に図面に基づいてこの考案の実施例につ
いて説明する。図1はこの考案に係る洗濯物干用ハンガ
ー1の斜視図であって,ハンガー1の吊下体2の両側中
央にクリップ3の摺動穴4と固定穴5を設け、洗濯物の
大きさに相応してクリップの位置を移動して固定可能に
設けている。そして該ハンガー1はハンガー吊下軸6を
中心に前後左右に計4箇所にそれぞれ移動可能なクリッ
プ3を設け、該クリップで洗濯物を挟み洗濯物に皺と型
崩れが生じないよう最も自然な状態で早く自然乾燥させ
ることができる。図2は吊下体2のみからなる平面図
で、摺動穴4と固定穴5の位置関係を示す。図3は図2
のA−A線断面図で摺動穴4と固定穴5の形状を示し、
固定穴5の各底部13には擂鉢状テーパーを設けた。該
テーパーは図5で後述するクリップの固定に効果を奏す
る。図4は図2の底面図で、吊下体2中央に設けた、ク
リップ吊下軸9の摺動穴4の形状を示す図5は図1のB
−B線断面図で、図5(A)は吊下体2に、クリップ吊
下軸が矢印Cに示すように回動自在に係合すると共に、
クリップ吊下軸10の下端に挟み具9を矢印Dに示すよ
うに回動自在に設けた。
【0006】更に、そのクリップ吊下軸10の上端部に
は係止部11を設けると共に、その係止部11の上面中
央にはV字型溝12を設け、他方、吊下体2の両側中央
に設けられた複数の固定穴5は、その底部13を擂鉢状
のテーパーとした。そしてクリップ3を移動する際は、
図5(A)に二点鎖線で示すようクリップ吊下軸10を
上方に押し上げ、固定穴5より係止部11を脱出させ、
所望の位置に摺動穴4を介して移動し、係止部11を他
の固定穴5に係合して、クリップ吊下軸9を少々強く下
方に−ことにより、図5(B)に示すよう、クリップ吊
下軸9の係止部11は、V字型溝12と固定穴5の底部
13の擂鉢状テーパーの働きにより、係止部111 は中
央部より折れ曲がり、係止部111 の下端が左右に膨張
し、固定穴5周辺に強く押し付けられて固定する。
【0007】また、一旦固定したクリップ3の位置を他
に移動するときは、固定されているクリップの吊下軸1
0を図5(B)に二点鎖線で示すよう上方に押し上げる
と折れ曲がった係止部111 は元の形状に復帰し、固定
穴5より係止部11は抵抗なく離脱し、クリップ3の移
動は楽に行うことができる。そして、洗濯物は横幅の広
いクリップに4ケ所挟み込まれるので、普通の風では吹
きとばされることは少ない。
【0008】このように、この考案による物干ハンガー
は、挟み具が吊下軸6を中心として、前後左右と数多く
計4個の挟み具3が設けられ、各挟み具3は自由にその
位置を変更し、固定することができると共に、各挟み具
3は回動自在であるので、図6に示すようにズボン14
等は履いている状態で、またTシャツ15等は図7に示
すように型崩れの防止のため、洗濯物17の裾16を各
挟み具3で挟んで逆さ吊りに干すことができるので、そ
れぞれの洗濯物17には風が良く通り乾きが早く、洗濯
物17の仕上がりが、型崩れすることなく綺麗であるな
どの利点を有する。
【0009】
【考案の効果】この考案は、以上詳述したようにしてな
り、各クリップはそれぞれ回動自在であるので、洗濯物
の形状に逆らうことなく自然の方向で挟むことができ、
ズボン、スカート等を履いているのと同じ状態のままで
干せるので、ハンガーによる洗濯物の型崩れの防止と、
早く綺麗に干しあがると共に、数多くのクリップにより
洗濯物は強く挟まれ強風などで吹き飛ばされることな
く、またハンガーの組立も簡単であり、その製作費も廉
価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る洗濯物干用ハンガーの斜視図で
ある。
【図2】図1吊下体部分のみの平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2の底面図である。
【図5】図5の(A)は、図1のB−B線拡大断面図
で、矢印Cはクリップ吊し軸の回動方向を示し、矢印D
はクりップ自体の回動方向を示すものであり、クリップ
の部分の2点鎖線はクリップを90度回転させた状態を
示すものである。図5の(B)は、クリップの吊下軸を
固定穴に於いて固定させた状態を示す要部拡大断面図で
ある。
【図6】この考案であるハンガーをズボンに使用した状
態を示すものである。
【図7】この考案であるハンガーをTシャツに使用した
状態を示すものである。
【図8】従来の普通に用いられている洗濯物干用ズボン
ハンガーの使用態様を示す正面図である。
【図9】従来の普通に用いられている洗濯物干用ハンガ
ーの使用態様を示す正面図である。
【図10】従来の普通に用いられている洗濯物干用ハン
ガーを用いて干されたTシャツの形状を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 ハンガー 2 吊下体 3 クリップ 4 摺動穴 5 固定穴「吊下軸両側の複数個の固定穴」 6 ハンガー吊下軸 7 円弧状摺動穴 8 固定穴「円弧状摺動穴両側の固定穴」

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望形状の吊下体の両側中央に回動自在
    なクリップの摺動穴と、該摺動穴の数カ所にクリップ固
    定穴を複数個設けると共に、吊下軸の周辺に相対する円
    弧状の回動自在なクリップの摺動穴とその各両端に固定
    穴を設けてなることを特徴とする、早く綺麗に仕上がる
    洗濯物干用ハンガーの構造。
JP2246992U 1992-03-13 1992-03-13 早く綺麗に仕上がる洗濯物干用ハンガ― Expired - Lifetime JP2505142Y2 (ja)

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JPH0574493U JPH0574493U (ja) 1993-10-12
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JP5695245B1 (ja) * 2014-03-25 2015-04-01 太志朗 寺田 ハンガー

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