JPH066219U - 再封可能な筒状容器 - Google Patents

再封可能な筒状容器

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JPH066219U
JPH066219U JP4586192U JP4586192U JPH066219U JP H066219 U JPH066219 U JP H066219U JP 4586192 U JP4586192 U JP 4586192U JP 4586192 U JP4586192 U JP 4586192U JP H066219 U JPH066219 U JP H066219U
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JP
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plate
wall plate
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outer cylinder
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JP4586192U
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秀久 時田
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Toppan Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】再封機能を有する筒状容器の製造加工に当たっ
て、その製造工程の煩雑性を解消し、能率的に体裁良く
製造できるようにすることにある。 【構成】筒状胴部1の上端部にその上端開口部を施封す
る天板部2を備え、下端部にその下端開口部を施封する
底板部3を備えた紙製容器において、胴部1は、外筒側
壁板4と、その内側に該外筒側壁板4に連設されて連続
的に巻回して形成される内筒側壁板5とを備え、該内筒
側壁板5の上端部5cは、胴部1の上端部1aに対して
低位に設定され、該上端部5cよりも低位に開封用切開
線部6、若しくは該開封用切開線部6とそれに平行な切
開線部9とによる開封帯10を設けたことを特徴とする
再封可能な筒状容器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スナック菓子など菓子類、コーヒーなど嗜好食品類、あるいはテニ スボールなどスポーツ用品類などを収納包装する包装用の再封可能な筒状容器に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、角筒状、円筒状など筒状胴部を備え、その上部及び下部開口部を天 板部及び底板部にて施封した紙製の筒状容器Bがある。 該筒状容器Bは、図9(a)に示すように、外筒20と、該外筒20の上端部 に天板部2、下端部に底板部3を備え、該外筒20の内側に、外筒20よりも低 い高さを有する内筒21を密に装着して筒状胴部1を形成し、該外筒20の内筒 21上端部より低位に水平方向に切目線22を設け、外筒20は上部外筒20a と下部外筒20bとに分離可能である。
【0003】 又、該切目線22より上側の外筒20を、その内側の内筒21外面に対して非 着状態にすることによって、図9(b)に示すように、上部外筒20a側を矢印 の方向に取外し、及び施封可能にして蓋部23を形成し、該切目線22より下側 の外筒20bと内筒21とを容器収納部24(容器身部)としたものであり、収 納部24は、蓋部23によって再封可能となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の再封可能な筒状容器の製造加工に当たっては、その容器胴部の構成 要素板(板紙など)として外筒20と内筒21の二枚の部材が必要であり、外筒 20と内筒21とを筒状にする加工工程、又、再封機能を持たせるために、外筒 20を切目線22によって二分する加工工程が必要であり、部分的に手加工を要 するなど製造工程が煩雑で、工程にかなりの時間を要していた。 又、上記容器以外に、例えば、紙管など筒体の上端開口部に、アルミニウム( 又はアルミ箔)とプラスチックとを用いて成形加工した再封可能な複合蓋を被せ 、その下端開口部をアルミニウム(又はアルミ箔)などの金属底板によって施封 した再封可能な容器があるが、この容器は、紙以外に金属やプラスチックを使用 しており、廃棄上の問題がある。
【0005】 本考案の目的は、再封機能を有する筒状容器の製造加工に当たって、その製造 工程の煩雑性を解消して能率的に体裁良く製造できるようにするとともに、紙の みによっても製造できて廃棄し易くすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、筒状胴部1の上端部にその上端開口部を施封する天板部2を備え、 下端部にその下端開口部を施封する底板部3を備えた紙製容器において、胴部1 は、外筒側壁板4と、その内側に該外筒側壁板4に連設されて連続的に巻回して 形成される内筒側壁板5とを備え、該内筒側壁板5の上端部5cは、胴部1の上 端部1aに対して低位に設定され、該上端部5cよりも低位に開封用切開線部6 、若しくは該開封用切開線部6とそれに平行な切開線部9とによる開封帯10を 設けたことを特徴とする再封可能な筒状容器である。
【0007】
【実施例】
本考案の再封可能な筒状容器を、実施例に従って以下に詳細に説明すれば、図 1は、本考案の実施例における再封可能な筒状容器Aの外観斜視図であり、円形 の筒状胴部1と、該筒状胴部1の上端側には天板2aを備えた天板部2と、その 下端部には底板部3とを備える。
【0008】 筒状胴部1は、その素材として板紙若しくは板紙を主体とする紙製シート、あ るいは合成樹脂製シートを使用し、外筒を形成する外筒側壁板4と、該外筒側壁 板4の一方端部に連設した内筒側壁板5とからなる単一枚葉状のブランクシート を、その内筒側壁板5を内方にして二重巻き状態に筒状に巻回する。
【0009】 上記円筒状に巻回されたブランクシートの外筒側壁部4の一端部4aは、その 一端部4aと対向する他端側の貼着部4bにて貼着固定することによって、外筒 側壁板4は、筒状に形成される。
【0010】 それによって該外筒側壁板4の貼着部4aを介して側方に連続的に巻回される 上記内筒側壁板5は、該筒状の外筒側壁板4の内側に筒状に巻回形成される。
【0011】 外筒側壁板4と内筒側壁板5とを連続的に巻回し、且つ、天板部2の形成され た容器胴部1の上端部1aは、外筒側壁板4のみによって形成されており、内筒 側壁板5の上端部5cの高さは、前記胴部1の上端部1aよりも低位に設定され る。
【0012】 上記胴部1の外筒側壁板4には、その上端部1a下側に沿って、該胴部1全周 に亘って前記内筒側壁板5の上端部5cの高さより低い位置に、水平方向の切離 しミシン目、半切れ線など、容器開封用切開線部6を設ける。 又、必要に応じて該切開線部6と、これと所定間隔をおいてその上側、若しく は下側に平行に外筒側壁板4に設ける切開線部9とによる開封帯10を設けるこ とは可能である。 なお、前記切開線部6、又は切開線部6,9は、工具などに備えた爪部材、あ るいは手指の爪などによって切開して、容器Aを開封するものである。
【0013】 又、前記切開線部6,9を設けた場合には、それによって形成される開封帯1 0をその一端部10a側より容器A外側方向に引っ張ることによって、開封帯1 0は該開封帯10に対しては非貼着状態の内筒側壁板5をその内側に残して容器 Aを開封する。
【0014】 図2は、本考案の再封可能な筒状容器の一実施例における天板部2及び外筒側 壁板4と内筒側壁板5との部分側断面図であり、容器胴部1の上端部には、凹陥 状の天板部2を備え、該天板部2の天板2aは、切開線部6よりも高位に設定さ れる。
【0015】 図3は、本考案の再封可能な筒状容器の一実施例において、その容器を紙製シ ート(板紙等)を用いて円筒状の筒状容器として製造する場合に使用される胴部 1形成用のブランクシートの一例であり、外筒胴部側壁板4と、該外筒側壁板4 の一側端部には胴部貼着板4bを連設し、該外筒側壁板4の上側には、水平方向 に切離しミシン目、半切線など開封用の切開線部6を設け、該切開線部6上側に は、水平方向に折り返し罫線c(折目)を介して折り返し板7を連設し、外筒側 壁板4の下側には、水平方向に折り返し罫線d(折目)を介して折り返し板8を 連設する。
【0016】 前記外筒側壁板4には、貼着板4bを介して内筒側壁板5を連設する。内筒側 壁板5は、その側端部5aに内筒貼着部5bを設ける。なお、図3においては、 貼着部5bは、内筒側壁板5の側端部5aと上端部5cとの角隅部に設けられて いるが、これに限定されるものではなく、例えば側端部5aに沿ってライン状に 設けることも可能である。
【0017】 上記外筒側壁板4に対する上記内筒側壁板5の垂直方向の高さの関係について は、上記内筒側壁板5の上端部5cは、前記外筒側壁板4の上端部折り返し罫線 cと切開線6とに平行に、その両線c,6間に相当する高さに設定され、一方、 その下端部5dは、少なくとも下端部折り返し罫線dの高さ、若しくはそれより 上位に設定される。
【0018】 前記外筒側壁板4と内筒側壁板5のそれぞれ左右方向の長さは、内筒側壁板5 が筒状内周側になるように内筒側壁板5の側端部5a側より巻回して、外筒側壁 板4の端部4aを貼着板4b上に重ね合わせるように巻回した際に、内筒側壁板 5の一端部にある貼着部5bが該内筒側壁板5の他端部上に重ね合わされる状態 の二重巻きとなる程度の長さが適当である。
【0019】 又、上記切開線部6は、その一端部aより水平に延設して貼着板4bの幅方向 に縦断する切離しミシン目、カッティング線など刻切線6aを備え、該貼着板4 b端縁部に沿って、該刻切線6aと貼着板4b端縁部とが交差する点bと、該貼 着板4bと内筒側壁板5の上端部5cとの交差する点eとの間に、切離しミシン 目、カッティング線など刻切線6bを備えるものである。
【0020】 図4(a)は、上記一実施例に用いる天板部2形成用のブランクシートの一例 であり、円形の天板2aと、その外周に沿って設けた折り罫線f(折目)と、該 折り罫線fを介して天板2a外周に折り立て板2bをリング状に連設したもので ある。なお、天板2aの外径は、上記筒状胴部1の上端開口部内径と同一か、若 しくはおおよそ等しく設定されるものである。
【0021】 図4(b)は、上記一実施例に用いる底板部3形成用のブランクシートの一例 であり、胴部1の下端部開口部の直径と等しい径の円形の底板3aである。
【0022】 容器胴部1形成用のブランクシート(図3)と、天板部2形成用のブランクシ ート(図4(a))と、底板部3形成用のブランクシート(図4(b))とを用 いて組立てた本考案の筒状容器の構造を図2に従って説明すれば、上記図3に示 した胴部1形成用のブランクシートを、その内筒側壁板5を内周側にして、外筒 側壁板4と内筒側壁板5とを筒状に丸めて二重巻き状態に巻回して、その外筒側 壁板4の側端部4a内面を貼着板4b外面に重ね合わせ、又、内筒側壁板5の貼 着部5b外周面を該側壁板5の端部内周面側に重ね合わせて、それぞれ接着剤な どにて貼着して筒状胴部1を形成する。(図1参照)
【0023】 次に、天板部2形成用の容器ブランクシートのリング状折り立て板2bを、罫 線fを介して一方面側に絞るようにして垂直方向に折り立て、天板部2を形成す る。(図2参照)
【0024】 次に、図2、前記天板部2をその折り立て板2bを上側にして前記筒状胴部1 の上端開口部よりその内周に沿って水平に嵌合した後に、筒状胴部1の上端部に ある折り返し板7を、天板部2の折り立て板2b内周に重なるように胴部1内方 に折り返して、該折り立て板2bを折り返し板7と外筒側壁板4(胴部1の上端 部1a)との間に挟み込み、折り返し板7と折り立て板2bと胴部1上端部1a との三枚重ね領域を形成する。
【0025】 上記三枚重ね領域を適宜接着剤を介して若しくは凹凸面を備えたローレット状 の押圧金型を用いて、内側と外側とから押圧して、少なくとも前記三枚重ね領域 (折り返し板7と折り立て板2bと胴部1上端部1aの三枚重ね領域)を加熱加 圧シールして貼着して、筒状胴部1の上端部1aに対して天板部2を接合する。 (図2参照)
【0026】 上記筒状胴部1内に所望の内容物を、該外筒側壁板4の下端開口部から収納し た後に、前記図2に示すような底部3を形成して施封するものである。
【0027】 底板部3の構造としては、図2、外筒側壁板4の下端部の折り返し罫線d(折 目)を介して、折り返し板8を胴部1内方に折り返し、折り返し罫線d相当部上 に、胴部1の下端開口部を覆う円形状の底板3a(図4(b)参照)を、接着剤 などにて固定するものである。なお、底板3aは、板紙、若しくは板紙を主体と する素材、又はアルミニウム箔、合成樹脂素材などが使用できる。
【0028】 又、上記底板部3の構造の他の例としては、例えば、図8(a)〜(e)の筒 状胴部1と底板部3の側断面図に示すような構造が採用できる。
【0029】 図5は、本考案の再封可能な筒状容器の他の実施例において、胴部1の組立て に使用するブランクシートであり、外筒胴部側壁板4と、該外筒側壁板4の一側 端部には胴部貼着板4bを連設し、該外筒側壁板4の上側には、水平方向に切離 しミシン目、半切線など開封用の切開線部6を設け、該切開線6上側又は下側に 平行に切離しミシン目、半切線など開封用の切開線部9を設け、開封帯10を形 成する。なお、図5においては、切開線部9は、切開線部6の上側に平行に設け られている。
【0030】 該開封帯10の上側には、水平方向に折り返し罫線c(折目)を介して折り返 し板7を連設し、外筒側壁板4の下側には、水平方向に折り返し罫線d(折目) を介して折り返し板8を連設する。
【0031】 前記外筒側壁板4には、貼着板4bを介して内筒側壁板5を連設する。内筒側 壁板5は、その側端部5aに内筒貼着部5bを設ける。なお、図5においては、 貼着部5bは、内筒側壁板5の側端部5aと上端部5cとの角隅部に設けられて いるが、これに限定されるものではなく、例えば側端部5aに沿ってライン状に 設けることも可能である。
【0032】 上記外筒側壁板4に対する上記内筒側壁板5の垂直方向の高さの関係について は、図3と同様に、上記内筒側壁板5の上端部5cは、前記外筒側壁板4の上端 部折り返し罫線cと切開線部6とに平行に、その両線c,6間に相当する高さに 設定され、一方、その下端部5dは、少なくとも下端部折り返し罫線dの高さ、 若しくはそれより上位に設定される。
【0033】 前記外筒側壁板4と内筒側壁板5のそれぞれ左右方向の長さは、内筒側壁板5 が筒状内周側になるように内筒側壁板5の側端部5a側より巻回して、外筒側壁 板4の端部4aを貼着板4b上に重ね合わせるように巻回した際に、内筒側壁板 5の一端部にある貼着部5bが該内筒側壁板5の他端部上に重ね合わされる状態 の二重巻きとなる程度の長さが適当である。
【0034】 図5においては、前記切開線部9は、前記内筒側壁板5の上端部5cの高さと 同一高さに設定されているが、特にこれに限定されるものではない。 又、上記切開線部6,9は、それぞれその一端部a,gより水平に延設して貼 着板4bの幅方向に縦断する各々切離しミシン目、カッティング線など刻切線6 a,9aを備える。
【0035】 又、切開線部6,9は、該貼着板4b端縁部に沿って、該刻切線6aと貼着板 4b端縁部とが交差する点bと、該貼着板4bと内筒側壁板5の上端部5cとの 交差する点eとの間に、切離しミシン目、カッティング線などの刻切線6bを備 え、切開線部6及び刻切線6aと、切開線部9及び刻切線9aと、刻切線6bと によって、外筒側壁板4には開封帯10の領域が形成され、貼着板4b領域に掛 かる開封帯10の他端部10bに重ね合わされる開封帯10の一端部10a側の 重ね合わせ内面領域10cには、接着剤に対する易剥離性の離型層(シリコーン 樹脂など)を備えるものである。
【0036】 上記図5における胴部1形成用のブランクシートに、組み合わせて使用される 天板部2及び底板部3のブランクシートとしては、前記図4(a)及び図4(b )に図示したものと同様のものを使用することが可能である。
【0037】 図6は、本考案の再封可能な筒状容器のその他の実施例において、胴部1の組 立てに使用するブランクシートであり、切開線部6,9は、それぞれその一端部 a,gより水平に延設して貼着板4bの幅方向に縦断する各々切離しミシン目、 カッティング線など刻切線6a,9aを備える。又、前記切開線部6は、その一 端部aから前記切開線部9一端部d間に、切離しミシン目、カッティング線など 刻切線9bを備える。
【0038】 又、上記切開線部6,9は、該貼着板4b端縁部に沿って、該刻切線6aと貼 着板4b端縁部とが交差する点bと、該貼着板4bと内筒側壁板5の上端部5c との交差する点eとの間に、切離しミシン目、カッティング線など刻切線6bを 備える。
【0039】 前記切開線部6及び刻切線6aと、切開線部9及び刻切線9aと、刻切線6b とによって、外筒側壁板4には開封帯10の領域が形成される。 開封帯10の一端部10aが重ね合わされて貼着される前記貼着板4b領域に 掛かる開封帯10の他端部10bは、刻切線6a,6b,9a,9bを介して、 開封帯10の一端部10a側に貼着した状態で一体的に切除される。
【0040】 上記図6における胴部1形成用のブランクシートに組み合わせて使用される天 板部2及び底板部3のブランクシートとしては、前記図4(a)及び図4(b) に図示したものと同様のものを使用することが可能である。
【0041】 上記図1に示した本考案の再封可能な筒状容器を開封する際には、例えば上記 一実施例(図3に示したブランクシートを胴部1に使用した場合)においては、 開封用の切開線部6を、カッター刃、爪付き工具、あるいは手指の爪などによっ て切り破り開封する。
【0042】 あるいは、上記他の実施例(図4に示したブランクシートを胴部1に使用した 場合)、又はその他の実施例(図5に示したブランクシートを胴部1に使用した 場合)のように、切開線部6と切開線部9とによる開封帯10が設けられている 場合には、その開封帯10の一端部10aを引っ張って切開線部6,9を切り破 り、開封帯10を容器Aより切り離すことによって開封する。
【0043】 上記のようにして開封することにより、図7に示すように、外筒側壁板4から なる胴部1の上端部1a側と天板2aを含めた天板部2を備えた蓋部Cと、切開 線部6より下側の外筒側壁板4と内筒側壁板5からなる胴部1と底板部3とを備 えた収納部Dとに分離される。
【0044】 開封後の上記容器を再封する際には、図7、収納部Dの上端開口部1cの内筒 側壁板5外面に沿って、蓋部Cの外筒側壁板4内面を嵌合して施封するものであ る。
【0045】 なお本考案の再封可能な筒状容器は、上記のような円筒状の容器だけでなく、 三角形、四角形、五角形など多角形の角筒状容器にも適用は可能である。
【0046】
【作用】
本考案の再封可能な筒状容器は、筒状胴部1の上端部にその上端開口部を施封 する天板部2を備え、下端部にその下端開口部を施封する底板部3を備えた筒状 容器であって、筒状胴部1は、連設した外筒側壁板4と内筒側壁板5とを二重巻 き状態にして形成され、胴部1に水平方向に切開線部6(又は、切開線部6,9 によって形成される開封帯10)を設けたことを特徴とするものであり、胴部1 の切開線部6を切り破ることによって、蓋部Cと、内筒側壁板5を備えた内容物 収納部Dとに分離開封でき、蓋部Cを分離した後の該収納部Dの上端開口部1c には、外筒側壁板4内面より上方に突出する内筒側壁板5が形成される。 従って、開封後の蓋部Cは、収納部Dの上端開口部1cの内筒側壁板5と嵌合 して再封することができるものである。
【0047】
【考案の効果】
本考案の再封可能な筒状容器は、筒状胴部の構成要素板として外筒と内筒の二 枚の部材を必要としないため、容器製造工程での煩雑さを従来より減少でき、比 較的簡潔化された工程によって製造でき、又、能率的な機械加工による体裁の良 い容器の製造加工が期待できるなどの効果があり、又、材質が殆ど紙のみにて製 造できるので、使用後の廃棄を行い易いなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の再封可能な筒状容器の外観斜視図であ
る。
【図2】本考案の再封可能な筒状容器の天板部と胴部と
底板部の構造を説明する側断面図である。
【図3】本考案の再封可能な筒状容器の一実施例におけ
る筒状胴部のブランクシートの平面図である。
【図4】(a)本考案の再封可能な筒状容器の一実施例
における天板部のブランクシートの平面図である。 (b)本考案の再封可能な筒状容器の一実施例における
底板部のブランクシートの平面図である。
【図5】本考案の再封可能な筒状容器の他の実施例にお
ける筒状胴部のブランクシートの平面図である。
【図6】本考案の再封可能な筒状容器のその他の実施例
における筒状胴部のブランクシートの平面図である。
【図7】本考案の再封可能な筒状容器の開封、及び再封
状態を説明する斜視図である。
【図8】本考案の再封可能な筒状容器の底板部における
構造の他の例を説明する側断面図である。
【図9】(a)従来の再封可能な筒状容器を説明する斜
視図である。 (b)従来の再封可能な筒状容器の開封、及び再封状態
を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1…容器胴部 2…天板部 3…底板部 4…外筒側壁
板 5…内筒側壁板 6…切開線部 7…折り返し板 8…折り返し板 9…
切開線部 10…開封帯 20…外筒 21…内筒 22…開封刻切線 23…蓋
部 24…収納部 A…筒状容器 B…従来の筒状容器 C…蓋部 D…収
納部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状胴部1の上端部にその上端開口部を施
    封する天板部2を備え、下端部にその下端開口部を施封
    する底板部3を備えた紙製容器において、胴部1は、外
    筒側壁板4と、その内側に該外筒側壁板4に連設されて
    連続的に巻回して形成される内筒側壁板5とを備え、該
    内筒側壁板5の上端部5cは、胴部1の上端部1aに対
    して低位に設定され、該上端部5cよりも低位に開封用
    切開線部6、若しくは該開封用切開線部6とそれに平行
    な切開線部9とによる開封帯10を設けたことを特徴と
    する再封可能な筒状容器。
JP4586192U 1992-07-01 1992-07-01 再封可能な筒状容器 Pending JPH066219U (ja)

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