JPH0662131B2 - 偏平フィルム袋詰製品の製造方法および装置 - Google Patents

偏平フィルム袋詰製品の製造方法および装置

Info

Publication number
JPH0662131B2
JPH0662131B2 JP63101254A JP10125488A JPH0662131B2 JP H0662131 B2 JPH0662131 B2 JP H0662131B2 JP 63101254 A JP63101254 A JP 63101254A JP 10125488 A JP10125488 A JP 10125488A JP H0662131 B2 JPH0662131 B2 JP H0662131B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
cylindrical film
bag
article
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63101254A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01279009A (ja
Inventor
克司 飯塚
浩 井本
光夫 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orihiro Co Ltd
Original Assignee
Orihiro Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Orihiro Co Ltd filed Critical Orihiro Co Ltd
Priority to JP63101254A priority Critical patent/JPH0662131B2/ja
Publication of JPH01279009A publication Critical patent/JPH01279009A/ja
Publication of JPH0662131B2 publication Critical patent/JPH0662131B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はパンに付着させるクリーム類のフィルム袋詰製
品の製造方法および製造装置に関する。
〔従来の技術〕
菓子パンの製造においてパン生地にクリームを塗布する
場合、従来は、パン職人が大きな容器内のクリームをヘ
ラを用いて取り出しパンに一様の厚さに塗布していた。
製品の均一性を保持し、かつクリーム類の無駄を排除す
るため一様の厚さに塗布する必要があり、そのため熟練
した職人を必要としていた。従って、パート女子労働者
等の非熟練者を使用してこの塗布作業を実施することは
できなかった。そのため、菓子パンの製造コストの引下
げにも問題があった。また、従来は、作業中にパンくず
等がクリームを入れた容器中に混入して不衛生であった
り、必要なクリームの量だけを開封できないので、残り
を無駄にしたりしていた。
従来、袋体、包装体の開封方法としては、シール部又は
張出し部に設けた切れ目から引裂く方向に引張って開封
して内容物を取出したり、マヨネーズのようなものは押
出したりするものがある。また包装された小形チーズな
どの様に、包装する銀紙等を順次、解くようにして開い
て、内容物を取出したりするものである。
しかし、これらは、いずれも、上記パン生地にクリーム
を塗布する場合等には、適するものではなかった。
即ち、これまで、パート労働者等の非熟練者にとって、
一様な厚さで塗布するに便利な形態で素早く、簡単に開
封できるフィルム袋詰製品は存在していないし、特に、
その製造方法および装置については発明がされていなか
った。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、女子パート労働者等の非熟練者でもパン生地
にクリーム類を均一厚さで付着させて製品の均一性を保
持できる偏平フィルム袋付製品に好適な製造方法ならび
に装置を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決する本発明は、シート状樹脂フィルムに
より円筒状フィルムを形成し、該円筒状フィルムに縦シ
ールを施すと同時に該縦シールの側部に上下方向に延長
する一対の張出し部を形成し、出来た円筒フィルムを下
方に移しつつ該張出し部を両側に開き、該円筒フィルム
の下端部に横シールを施し、該円筒フィルムにクリーム
類の物品を注入し、しごきロールにより物品の一袋分を
区切り、一袋分を収容した該円筒フィルムの上部に横シ
ールを施し、一袋分の物品を収容し上部に横シールが施
された円筒フィルムを成形手段により一定厚さに挟圧
し、前記張出し部は開いた状態に保持されて横シールの
部分で切断されることよりなる偏平フィルム袋詰製品の
製造方法であり、またシート状樹脂フィルムを円筒状に
形成する製袋カラーと、該円筒状に形成されたフィルム
を一対の張出し部を形成しつつ縦シールする縦シール手
段と、該一対の張出し部を両側に開く開拡手段と、該円
筒フィルム内にクリーム類の物品を上部より注入する物
品供給手段と、該開拡手段の下方に配設された一対のし
ごきロールと、該一対のしごきロールの下部に配設され
た横シール手段と、該横シール手段の下部に配設され物
品が収容された円筒フィルムを挟圧して一定厚さに成形
する成形手段と、該成形手段の下部に配設された切断手
段とよりなる偏平フィルム袋詰製品の製造装置である。
〔作用〕
シート状樹脂フィルム製袋カラーによって円筒状に形成
し、該円筒状フィルムに縦シール手段によって縦シール
を施すと同時に、該縦シールの側部に上下方向に延長す
る一対の張出し部を形成し、出来た円筒フィルムを下方
に移しつつ該一対の張出し部を開拡手段によって両側に
押し開き、該円筒フィルムの下端部に横シールを施し、
該円筒フィルム内にクリーム類の物品を注入し、しごき
ロールにより物品の一袋分を区切り、一袋分を収容した
該円筒フィルムの上部に横シールを施し、一袋分の物品
を収容し上部に横シールが施された円筒フィルムを成形
手段により一定厚さに挟圧して成形する。前記一対の張
出し部は左右に押し開いた状態に保持される。
〔実施例〕
本発明を実施例により図面を参照して説明する。図1
(A),(B)は本発明によって製造されるフィルム袋
詰製品の上面図および断面図である。この図において、
フィルム袋詰製品1は樹脂フィルムよりなる偏平のフィ
ルム袋2と、袋2内に偏平に一定厚さで詰め込まれたク
リーム類の物品3よりなる。フィルム袋2の両端2a,
2aは横シールされ、上面の略中央部に長手方向に延長
する縦シール部2bが形成される。縦シール部2bを中
心線として互いに反対方向に拡がる張出し部2cが形成
される。張出し部2cはフィルム2と同一材料で一体に
成形され、矢印P,Pで示す方向に張出し部2c,2c
を反対方向に引張るとシール部2bが分離して物品3が
露出するように構成される。
なお、前記の樹脂フィルムとしては、例えば、イージー
ピールフィルム(複合イージーオープンフィルム構成:
ナイロン15u,リニアローデン20u、無延伸ポリエ
チレン25u,シーラント層30u)が用いて好適であ
る。
図2(A),(B),(C)はフィルム袋詰製品1を用
いてパン生地にクリーム類を付着させる手順説明のため
の概略図である。まず(A)に示すように、作業者4は
袋詰製品1を水平にして上面の張出し部2c,2cを両
手4a,4aでそれぞれ摘持する。つぎに(B)に示す
ように手4aにより張出し部2c,2cを矢印Pで示す
ように反対方向に引張ると、縦シール2bおよび両端部
2a,2aは分離し、物品3の上面全体が露出される。
つぎに(C)に示すように、手4a4aで張出し部2
c,2cをもって物品3とともにフィルム2を矢印Rで
示すように反転し、物品3をパン生地5上に付着させ
る。物品3は一定厚さに形成されているので、パン生地
5上の物品3は一定厚さに保持される。この作業では単
に張出し部2c,2cを引張ってフィルム袋2を開放
し、反転してパン生地5上に物品3を付着させるだけで
あるので、何等熟練を要しない。また張出し部2c,2
cはフィルム袋2上で両側に開かれているので、この張
出し部を摘んで引張るのも極めて容易である。
つぎに、本発明のフィルム袋詰製品の製造について説明
する。図3(A),(B)は本発明の製造方法に使用す
る上部装置の斜視図であり、図4(A),(B),
(C),(D),(E)は本発明の製造方法に使用する
下部装置の概略側面図である。
図3(A),(B)において、上部装置10はシート状
樹脂フィルム11を円筒フィルム12に形成する製袋カ
ラー13、円筒フィルム12に一対の張出し部12c,
12cを形成して縦シール12bを施す縦シール手段1
4,14、縦シール手段14の下部に配置され、張出し
部12c,12cを両側に開く開拡手段15を有する。
図4(A)〜(E)において、下部装置20は下端部1
2aにおいてシールされた円筒フィルム12にクリーム
類よりなる物品3を供給する物品供給手段21、円筒フ
ィルム12内の物品3を一袋分区切るために互いに対向
して水平移動可能な一対のしごきロール22,22、し
ごきロール22,22の下に配置され円筒フィルム12
に横シールを施す一対の横シール手段24,24、横シ
ール手段24,24の下部に配設され物品3が収容され
た一袋分の円筒フィルム12を挟圧して成形するために
互いに対向して水平移動する一対の成形手段25,2
5、成形手段25,25の下部に配設され円筒フィルム
12を横シール部12において切断する切断手段26,
26を有する。
上述した上,下部装置10,20を用いてフィルム袋詰
製品を製造する動作について説明する。図3(A),
(B)に示すように、上部装置10の製袋カラー13に
よりシート状樹脂フィルム11を円筒フィルム12に形
成し、縦シール手段14,14により縦シール12bを
施す。この際円筒フィルム12の側部に上下方向に円筒
する一対の張出し部12c,12cを形成する。円筒フ
ィルム12は下方に送られるが、その際張出し部12
c,12cの間に開拡手段15が介入し、張出し部12
c,12cは12c′,12c′に示すように開かれ
る。
上記のように形成された円筒フィルム12は、図4
(A)〜(E)に示す下部装置20に送られる。円筒フ
ィルム12には下端12aは横シールされ、張出し部1
2cはしごきロール22、横シール手段24、成形手段
25、切断手段26それぞれに対面するように配置され
る。図4(A)に示すように、物品供給手段21から円
筒フィルム12内に物品3が供給される。つぎに図4
(B),(C)に示すようにしごきロール22,22に
より物品3は円筒フィルム12内で一袋分区切られ、横
シール手段24により円筒フィルム12は一袋分に相当
する部分で横シールされる。さらに図4(D)および図
5に示すように一袋分の物品3を区切られた円筒フィル
ム12は成形手段25,25により挟圧され、所要の厚
さに成形され、その後下降し上部シール部12aで切断
手段26,26により切断され、図1(A),(B)で
説明したものと同様のフィルム袋詰製品1が製造され
る。この作業において一対の張出し部12c,12cは
しごきロール22、横シール手段24、成形手段25、
切断手段26それぞれに対面しているので、常に開いた
状態にあり、フィルム袋詰製品1においても開いた状態
が保持される。
上記方法および装置によれば、図1で説明したフィルム
袋詰製品1は連続的に大量生産が低コストで可能であ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明により製造されるフィルム
袋詰製品は所要厚さのクリーム類からなる物品を偏平な
樹脂フィルム袋に収容し、フィルム袋に両側に開いた張
出し部を形成することにより、必要な数量のフィルム袋
を使用直前に開いて物品をパン生地等の表面に簡単かつ
容易に付着させることができ、この付着作業には熟練を
必要としないため、従来熟練職人によって実施されてい
たクリーム類の付着作業をパート労働者等の非熟練者で
実施することができ、コスト低減を計ることができた。
また本発明の方法および装置により、上記の特徴を有す
るフィルム袋詰製品を連続的に大量生産ができ、その製
造コストも低減できる。
【図面の簡単な説明】
〔図1〕 (A),(B)は本発明によって製造されるフィルム袋
詰製品の一実施例の上面図および断面図である。 〔図2〕 (A),(B),(C)はフィルム袋詰製品の処理手順
説明図である。 〔図3〕 (A),(B)は本発明の製造装置の上部装置の一実施
例の斜視図および断面図である。 〔図4〕 (A),(B),(C),(D),(E)はフィルム袋
詰製品の製造装置の下部装置の正面図である。 〔図5〕 図4(D)のI−I断面図である。 〔符号の説明〕 1……フィルム袋詰製品 2……フィルム袋 2b……縦シール部 2c……張出し部 3……物品 4……作業者 5……パン生地 10……上部装置 11……シート状樹脂フィルム 12……円筒フィルム 12a……横シール部 12b……縦シール部 12c……張出し部 13……製袋カラー 14……縦シール手段 15……開拡手段 20……下部装置 21……供給手段 22……しごきロール 24……横シール手段 25……成形手段 26……切断手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状樹脂フィルムにより円筒状フィル
    ムを形成し、該円筒状フィルムに縦シールを施すと同時
    に該縦シールの側部に上下方向に延長する一対の張出し
    部を形成し、出来た円筒フィルムを下方に移しつつ該張
    出し部を両側に開き、該円筒フィルムの下端部に横シー
    ルを施し、該円筒フィルムにクリーム類の物品を注入
    し、しごきロールにより物品の一袋分を区切り、一袋分
    を収容した該円筒フィルムの上部に横シールを施し、一
    袋分の物品を収容し上部に横シールが施された円筒フィ
    ルムを成形手段により一定厚さに挟圧し、前記張出し部
    は開いた状態に保持されて横シールの部分で切断される
    ことよりなる偏平フィルム袋詰製品の製造方法。
  2. 【請求項2】シート状樹脂フィルムを円筒状に形成する
    製袋カラーと、該円筒状に形成されたフィルムを一対の
    張出し部を形成しつつ縦シールする縦シール手段と、該
    一対の張出し部を両側に開く開拡手段と、該円筒フィル
    ム内にクリーム類の物品を上部より注入する物品供給手
    段と、該開拡手段の下方に配設された一対のしごきロー
    ルと、該一対のしごきロールの下部に配設された横シー
    ル手段と、該横シール手段の下部に配設され物品が収容
    された円筒フィルムを挟圧して一定厚さに成形する成形
    手段と、該成形手段の下部に配設された切断手段とより
    なる偏平フィルム袋詰製品の製造装置。
JP63101254A 1988-04-26 1988-04-26 偏平フィルム袋詰製品の製造方法および装置 Expired - Lifetime JPH0662131B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63101254A JPH0662131B2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26 偏平フィルム袋詰製品の製造方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63101254A JPH0662131B2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26 偏平フィルム袋詰製品の製造方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01279009A JPH01279009A (ja) 1989-11-09
JPH0662131B2 true JPH0662131B2 (ja) 1994-08-17

Family

ID=14295777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63101254A Expired - Lifetime JPH0662131B2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26 偏平フィルム袋詰製品の製造方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0662131B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012051580A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 S & B Foods Inc 密封袋の製造方法及び装置
JP6920733B2 (ja) * 2017-11-27 2021-08-18 大森機械工業株式会社 ピロー包装機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01254572A (ja) * 1988-03-31 1989-10-11 Nippon Suisan Kaisha Ltd 筒状包装体及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01279009A (ja) 1989-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2718105A (en) Bag-like containers of flexible strip material, process of making same, process of filling same, and apparatus for accomplishing these purposes
JP2565558B2 (ja) 可撓性を有しシールされる袋状容器に被包装物注出部を先行形成する装置及びその方法
US3069273A (en) Method of packaging
US3453661A (en) Package
CA1103215A (en) Containers made of thin pliable synthetic material, and process of manufacturing it
DE3835306C2 (de) Verfahren und Vorrichtung zum Verpacken von Gegenständen
US2600216A (en) Method of packaging oleomargarine and similar materials
US2334600A (en) Capsule
US6883295B1 (en) Process and plant for manufacturing double-pouch containers
US5713186A (en) Method and an apparatus for producing bag packs
US3386604A (en) Infant-nursing pouch
HU217825B (hu) Berendezés és eljárás élelmiszer szeletformában történő csomagolására, valamint szelet formájú csomagolás élelmiszerhez
KR920002115B1 (ko) 캐스팅 방법
JP2001048229A (ja) 粘稠物の充填収縮包装体および粘稠物の充填収縮包装用積層フィルム
US3537225A (en) Method of forming container
CA1138764A (en) Apparatus and method for producing a container for foods and the like
JPH0662131B2 (ja) 偏平フィルム袋詰製品の製造方法および装置
JP2640923B2 (ja) 充填包装機における2段階シール装置
JP2000109127A (ja) 易開封包装体及びそのための充填包装装置
JP3986639B2 (ja) 円柱状包装体とその製造方法およびその製造装置
JP2641254B2 (ja) 充填包装装置
US4376483A (en) Device for holding and dispensing a fluid substance and method for making same
JP2514681B2 (ja) ピロ―包装体及びその製造方法
JPH04114810A (ja) 粘性物の充填包装方法
JPH0236443B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070817

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080817

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080817

Year of fee payment: 14