JPH066208A - 論理回路 - Google Patents

論理回路

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JPH066208A
JPH066208A JP4158385A JP15838592A JPH066208A JP H066208 A JPH066208 A JP H066208A JP 4158385 A JP4158385 A JP 4158385A JP 15838592 A JP15838592 A JP 15838592A JP H066208 A JPH066208 A JP H066208A
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fet
pull
gate
source
drain
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JP4158385A
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Masahiro Fujii
正浩 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 次段へ流れ込む電流を抑え、低消費電力にす
るとともに負荷駆動能力を高める。 【構成】 DCFL構成の論理回路の出力を、容量結合
によってプッシュプルバッファ部のプルアップE−FE
T13のゲートに入力し、プルダウンE−FET11,
12のゲートには論理回路への入力信号を印加すること
により、ハイレベル出力の定常状態においてプルアップ
E−FET13から次段のE−FET20のゲートに流
れ込む電流を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、論理回路に関し、特
に、ゲート・ソース間に直流電流が流れるFETを用い
た論理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】GaAsをはじめとする化合物半導体
は、現在広く用いられているシリコンと比較して移動度
が大きいことから高速性に優れ、また、電源電圧を低く
設定できるため低消費電力化が可能であり注目されてい
る。特に、GaAsFETを用いて構成されるDCFL
(ダイレクト・カップルド・FET・ロジック、Dir
ect Coupled FET Logic)回路
は、低消費電力かつ高速な回路として有望である。
【0003】しかし、このDCFL回路は、大きなファ
ンアウト、あるいは大きな負荷容量が接続されると遅延
時間が急激に増大するという問題があり、このような大
きな負荷を駆動する必要があるときには、次に述べるよ
うに、DCFL回路にプッシュプル形のバッファを付加
したSBFL(スーパー・バッファード・FET・ロジ
ック、Super Bufferd FET Logi
c)が用いられることがある。
【0004】図9は、SBFLで構成した2入力NOR
回路の例を示す論理回路図である。図9に示す2入力N
OR回路26は、エンハンスメント形FET(以下E−
FETと記す)1,2とデプレッション形FET(以下
D−FETと記す)3からなるDCFL−NOR4に、
2個のプルダウンE−FET11,12とプルアップE
−FET13からなるプッシュプルバッファ14を付加
した構成となっている。また、次段のDCFL回路18
は、E−FET20とD−FET21とから構成されて
おり、プッシュプルバッファ14の出力は、E−FET
20のゲートに接続されている。
【0005】この論理回路は、DCFL−NOR4がハ
イレベル(以下Hと記す)を出力するときには、プルア
ップE−FET13はONであり、入力9,10がとも
にローレベル(以下Lと記す)であるため、プルダウン
E−FET11,12はともにOFFであり、出力15
はHとなる。
【0006】反対に、DCFL−NOR4がL出力のと
きには、プルアップE−FET13はOFFであり、入
力9,10の少なくとも一方はHであるため、プルダウ
ンE−FET11,12の少なくとも一方はONとなっ
て、出力はLとなる。
【0007】このように、プルダウンE−FET11,
12とプルアップE−FET13が同時にONすること
がないので、回路を貫通する電流が存在せず、消費電力
があまり増加することなく付加駆動能力を向上できると
いう特徴があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の論
理回路は、以上で説明したSBFL回路をFETのゲー
ト順方向ON電圧より大きな電源電圧で用いるときは、
H出力の電圧がほぼ (電流電圧)−(E−FETのしきい値電圧) となるために、プルアップE−FET13を通して次段
のDCFL回路18中のE−FET20のゲートに電流
19が流れ、消費電力が増加してしまうという問題があ
った。
【0009】本発明の目的は、上記の問題を解決し、消
費電力を増加させずに付加駆動能力の向上を図った論理
回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、すべての
ソース同士とドレイン同士が接続され、ゲートがそれぞ
れ別個に複数の入力端子に接続され、ソースが第1の電
源に接続された複数のFETよりなる第1のFET群
と、すべてのソース同士とドレイン同士が接続され、ゲ
ートがそれぞれ別個に前記複数の入力端子に接続され、
ソースが第1の電源に接続された複数のFETよりなる
第2のFET群と、ドレインが第2の電源に接続され、
ソースとゲートが第1のFET群のドレインに接続され
た第1のFETと、ドレインが第2の電源に接続され、
ソースが第2のFET群のドレインおよび出力端子に接
続された第2のFETと、一端が第1のFET群のドレ
インに接続され、他端が第2のFETのゲートに接続さ
れたコンデンサとを備えることを特徴としている。
【0011】また、第2の発明は、ソースとドレインが
直列に接続され、ゲートがそれぞれ別個に複数の入力端
子に接続された複数のFETよりなる第1のFET群
と、ソースとドレインが直列に接続され、ゲートがそれ
ぞれ別個に前記複数の入力端子に接続された複数のFE
Tよりなる第2のFET群と、ドレインが第2の電源に
接続され、ソースとゲートが第1のFET群の一端のF
ETのドレインに接続された第1のFET群と、ドレイ
ンが第2の電源に接続され、ソースが第2のFET群の
一端のFETのドレインおよび出力端子に接続された第
2のFETと、一端が第1のFET群の一端のFETの
ドレインに接続され、他端が第2のFETのゲートに接
続されたコンデンサとを備え、第1のFET群の他端の
FETのソースと第2のFET群の他端のFETのソー
スが第1の電源に接続されていることを特徴としてい
る。
【0012】また、第3の発明は、第1の発明において
前記コンデンサをダイオードとし、カソードが第1のF
ET群のドレインに接続され、アノードが第2のFET
のゲートに接続されていることを特徴としている。
【0013】さらに、第4の発明は、第2の発明におい
て前記コンデンサをダイオードとし、カソードが第1の
FET群の一端のFETのドレインに接続され、アノー
ドが第2のFETのゲートに接続されていることを特徴
としている。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0015】図1は、第1の発明の実施例を示す回路図
である。図1に示す2入力NOR回路22は、E−FE
T1,2とD−FET3からなるDCFL−NOR4
に、2個のプルダウンE−FET11,12とプルアッ
プE−FET13からなるプッシュプルバッファ14が
付加された構成であり、DCFL−NOR4の出力はコ
ンデンサ6を介してプルアップE−FET13のゲート
に接続されている。また、次段のDCFL回路18は、
E−FET20とD−FET21とから構成されてお
り、プッシュプルバッファ14の出力は、E−FET2
0のゲートに接続されている。 図1において、E−F
ET1,2のそれぞれは、ドレインがD−FET3のソ
ースに接続され、ソースが電源VSSに接続されており、
E−FET1のゲートは入力端子9に接続され、E−F
ET2のゲートは入力端子10に接続されている。D−
FET3は、ドレインが電源VDDに接続され、ゲートが
自己のソースに接続されている。
【0016】プルダウンE−FET11,12のそれぞ
れは、ドレインがプルアップE−FET13のソースに
接続され、ソースが電源VSSに接続されており、E−F
ET11のゲートは入力端子9に接続され、E−FET
12のゲートは入力端子10に接続されている。
【0017】プルアップE−FET13は、ドレインが
電源VDDに接続され、ソースが出力端子15に接続さ
れ、コンデンサ6は、一端がプルアップE−FET13
のゲートに接続され、他端がE−FET1,2のドレイ
ンに接続されている。
【0018】E−FET20は、ドレインがD−FET
21のソースに接続され、ソースが電源VSSに接続さ
れ、ゲートが出力端子15に接続されており、D−FE
T21は、ドレインが電源VDDに接続され、ゲートが自
己のソースに接続されている。
【0019】次に、この回路の動作について説明する。
図2は、入力10に、常にLを入力したときの上記回路
の各部の電圧波形である。本図において、(A)は入力
9、(B)はDCFL−NOR4の出力電圧、(C)は
プルアップE−FET13のゲート電圧、(D)は出力
電圧(プルアップE−FET13のソース電圧)、
(E)はプルアップE−FET13のゲート・ソース間
電圧である。
【0020】まず、(A)の入力9がLからHに変化す
ると、DCFL−NOR4の出力電圧(B)は減少す
る。この時、プルアップE−FET13のゲート電圧
(C)はコンデンサ6による容量結合のために、ほぼ論
理振幅分減少する。出力電圧(D)(プルアップE−F
ET13のソース電圧)はまだHであるために、E−F
ET13のゲート・ソース間電圧(E)は負となって、
E−FET13はOFFとなる。また、プルダウンE−
FET11は、入力9(A)の立ち上がりとともにON
となるので、結局出力電圧(D)はLに変化する。この
変化にともなって、プルアップE−FET13のゲート
・ソース間電圧(E)は減少してゆく。
【0021】次に、入力9(A)がHからLに変化した
とき、DCFL−NOR4の出力電圧(B)はLからH
に変化する。この時、プルアップE−FET13のゲー
ト電圧(C)もコンデンサ6の容量結合により、ほぼ論
理振幅分増加する。この時、E−FET13のソース電
圧である出力電圧(D)はLであるために、E−FET
13のゲート・ソース間電圧はしきい値電圧を越え、E
−FET13はONとなる。
【0022】また、この時、入力9,10はともにLで
あるため、2個のプルダウンE−FET11,12はO
FFとなり、出力電圧(D)はHに転じてゆく。この出
力電圧(D)の上昇にともない、E−FET13のゲー
ト・ソース間電圧(E)は減少するために、出力電圧
(D)がHまで上昇した定常状態では、E−FET13
はOFFになるか、あるいは小さなドレイン電流を流す
ことしかできなくなる。
【0023】このために、次段のDCFL回路18のE
−FET20にゲートリーク電流が存在しても、H出力
の定常状態においては、E−FET13から流れ出す電
流を小さくすることができる。また、出力電圧(D)が
Hになるまでの遷移中は、E−FET13はONのまま
であるので、この期間は、負荷容量に対する駆動能力を
大きくすることが可能である。
【0024】また、本実施例では2入力の場合について
のみ説明したが、DCFL回路中のE−FETと、プル
ダウンFETの数を増やして並列接続することによって
多入力NOR回路を構成できる。
【0025】図3は、第2の発明の実施例を示す回路図
である。図3に示す2入力NAND回路23は、E−F
ET1,2とD−FET3からなるDCFL−NAND
5に、2個のプルダウンE−FET11,12とプルア
ップE−FET13からなるプッシュプルバッファ14
が付加された構成であり、DCFL−NAND5の出力
はコンデンサ6を介してプルアップE−FET13のゲ
ートに接続されている。また、次段のDCFL回路18
は、E−FET20とD−FET21とから構成されて
おり、図1に示す実施例と同様に構成されている。
【0026】図3において、E−FET1は、ドレイン
がD−FET3のソースに接続され、ソースがE−FE
T2のドレインに接続され、ゲートが入力端子9に接続
されており、E−FET2は、ドレインがE−FET1
のソースに接続され、ソースが電源VSSに接続され、ゲ
ートが入力端子10に接続されている。D−FET3
は、ドレインが電源VDDに接続され、ゲートが自己のソ
ースに接続されている。
【0027】プルダウンE−FET11は、ドレインが
プルアップE−FET13のソースに接続され、ソース
がプルダウンE−FET12のドレインに接続され、ゲ
ートが入力端子9に接続されており、プルダウンE−F
ET12は、ドレインがプルダウンE−FET1のソー
スに接続され、ソースが電源VSSに接続され、ゲートが
入力端子10に接続されている。
【0028】プルアップE−FET13は、ドレインが
電源VDDに接続され、ソースが出力端子15に接続され
ており、コンデンサ6は、一端がプルアップE−FET
13のゲートに接続され、他端がE−FET1のドレイ
ンに接続されている。
【0029】次に、この回路の動作について説明する。
図4は、入力10に常にHを入力したときの上記回路の
各部の電圧波形である。本図において、(A)は入力
9、(B)はDCFL−NAND5の出力電圧、(C)
はプルアップE−FET13のゲート電圧、(D)は出
力電圧(プルアップE−FET13のソース電圧)、
(E)はプルアップE−FET13のゲート・ソース間
電圧である。
【0030】まず、(A)の入力9がLからHに変化す
ると、DCFL−NAND5の出力電圧(B)は減少す
る。この時、プルアップE−FET13のゲート電圧
(C)はコンデンサ6による容量結合のために、ほぼ論
理振幅分減少する。出力電圧(D)(プルアップE−F
ET13のソース電圧)はまだHであるために、E−F
ET13のゲート・ソース間電圧(E)は負となって、
E−FET13はOFFとなる。また、プルダウンE−
FET12はもともとONであり、プルダウンE−FE
T11は、入力9(A)の立ち上がりとともにONとな
るので、結局出力電圧(D)はLに変化する。この変化
にともなって、プルアップE−FET13のゲート・ソ
ース間電圧(E)は減少してゆく。
【0031】次に、入力9(A)がHからLに変化した
とき、DCFL−NAND5の出力電圧(B)はLから
Hに変化する。この時、プルアップE−FET13のゲ
ート電圧(C)もコンデンサ6の容量結合により、ほぼ
論理振幅分増加する。この時、E−FET13のソース
電圧である出力電圧(D)はLであるために、E−FE
T13のゲート・ソース間電圧はしきい値電圧を越え、
E−FET13はONとなる。
【0032】また、この時、入力9はLであるため、プ
ルダウンE−FET11はOFFとなり、出力電圧
(D)はHに転じてゆく。この出力電圧(D)の上昇に
ともない、E−FET13のゲート・ソース間電圧
(E)は減少するために、出力電圧(D)がHまで上昇
した定常状態では、E−FET13はOFFになるか、
あるいは小さなドレイン電流を流すことしかできなくな
る。
【0033】このために、次段のDCFL回路18のE
−FET20にゲートリーク電流が存在しても、H出力
の定常状態においては、E−FET13から流れ出す電
流を小さくすることができる。また、出力電圧(D)が
Hになるまでの遷移中は、E−FET13はONのまま
であるので、この期間は、負荷容量に対する駆動能力を
大きくすることが可能である。
【0034】また、本実施例では2入力の場合について
のみ説明したが、DCFL回路中のE−FETと、プル
ダウンFETの数を増やして直列接続することによって
多入力NAND回路を構成できる。
【0035】図5は、第3の発明の実施例を示す回路図
である。図5に示す回路は、2入力NOR回路であり、
E−FET1,2とD−FET3からなるDCFL−N
OR4に、2個のプルダウンE−FET11,12とプ
ルアップE−FET13からなるプッシュプルバッファ
14が付加された構成であり、DCFL−NOR4の出
力はダイオード7を介してプルアップE−FET13の
ゲートに接続されている。
【0036】次に、この回路の動作について説明する。
図6は、入力10に、常にLを入力したときの上記回路
の各部の電圧波形である。本図において、(A)は入力
9、(B)はDCFL−NOR4の出力電圧、(C)は
プルアップE−FET13のゲート電圧、(D)は出力
電圧(プルアップE−FET13のソース電圧)、
(E)はプルアップE−FET13のゲート・ソース間
電圧である。
【0037】まず、(A)の入力9がLからHに変化す
ると、DCFL−NOR4の出力電圧(B)は減少す
る。この時、プルアップE−FET13のゲート電圧
(C)はダイオード7の接合容量による容量結合のため
に、ほぼ論理振幅分減少する。出力電圧(D)(プルア
ップE−FET13のソース電圧)はまだHであるため
に、E−FET13のゲート・ソース間電圧(E)は負
となって、E−FET13はOFFとなる。また、プル
ダウンE−FET11は、入力9(A)の立ち上がりと
ともにONとなるので、結局出力電圧(D)はLに変化
する。この変化にともなって、プルアップE−FET1
3のゲート・ソース間電圧(E)は減少してゆく。
【0038】次に、入力9(A)がHからLに変化した
とき、DCFL−NOR4の出力電圧(B)はLからH
に変化する。この時、プルアップE−FET13のゲー
ト電圧(C)もダイオード7の接合容量による容量結合
により、ほぼ論理振幅分増加する。この時、E−FET
13のソース電圧である出力電圧(D)はLであるため
に、E−FET13のゲート・ソース間電圧はしきい値
電圧を越え、E−FET13はONとなる。
【0039】また、この時、入力9,10はともにLで
あるため、2個のプルダウンE−FET11,12はO
FFとなり、出力電圧(D)はHに転じてゆく。この出
力電圧(D)の上昇にともない、E−FET13のゲー
ト・ソース間電圧(E)は減少するために、出力電圧
(D)がHまで上昇した定常状態では、E−FET13
はOFFになるか、あるいは小さなドレイン電流を流す
ことしかできなくなる。
【0040】このために、次段のDCFL回路18のE
−FET20にゲートリーク電流が存在しても、H出力
の定常状態においては、E−FET13から流れ出す電
流を小さくすることができる。また、出力電圧(D)が
Hになるまでの遷移中は、E−FET13はONのまま
であるので、この期間は、負荷容量に対する駆動能力を
大きくすることが可能である。
【0041】また、本実施例では2入力の場合について
のみ説明したが、DCFL回路中のE−FETと、プル
ダウンFETの数を増やして並列接続することによって
多入力NOR回路を構成できる。
【0042】図7は、第4の発明の実施例を示す回路図
である。図7に示す回路は、2入力NAND回路であ
り、E−FET1,2とD−FET3からなるDCFL
−NAND5に、2個のプルダウンE−FET11,1
2とプルアップE−FET13からなるプッシュプルバ
ッファ14が付加された構成であり、DCFL−NAN
D5の出力はダイオード7を介してプルアップE−FE
T13のゲートに接続されている。
【0043】次に、この回路の動作について説明する。
図8は、入力10に、常にHを入力したときの上記回路
の各部の電圧波形である。本図において、(A)は入力
9、(B)はDCFL−NAND5の出力電圧、(C)
はプルアップE−FET13のゲート電圧、(D)は出
力電圧(プルアップE−FET13のソース電圧)、
(E)はプルアップE−FET13のゲート・ソース間
電圧である。
【0044】まず、(A)の入力9がLからHに変化す
ると、DCFL−NAND5の出力電圧(B)は減少す
る。この時、プルアップE−FET13のゲート電圧
(C)はダイオード7の接合容量による容量結合のため
に、ほぼ論理振幅分減少する。出力電圧(D)(プルア
ップE−FET13のソース電圧)はまだHであるため
に、E−FET13のゲート・ソース間電圧(E)は負
となって、E−FET13はOFFとなる。また、プル
ダウンE−FET12はもともとONであり、プルダウ
ンE−FET11は、入力9(A)の立ち上がりととも
にONとなるので、結局出力電圧(D)はLに変化す
る。この変化にともなって、プルアップE−FET13
のゲート・ソース間電圧(E)は減少してゆく。
【0045】次に、入力9(A)がHからLに変化した
とき、DCFL−NAND5の出力電圧(B)はLから
Hに変化する。この時、プルアップE−FET13のゲ
ート電圧(C)もダイオード7の接合容量による容量結
合により、ほぼ論理振幅分増加する。この時、E−FE
T13のソース電圧である出力電圧(D)はLであるた
めに、E−FET13のゲート・ソース間電圧はしきい
値電圧を越え、E−FET13はONとなる。
【0046】また、この時、入力9はLであるため、プ
ルダウンE−FET11はOFFとなり、出力電圧
(D)はHに転じてゆく。この出力電圧(D)の上昇に
ともない、E−FET13のゲート・ソース間電圧
(E)は減少するために、出力電圧(D)がHまで上昇
した定常状態では、E−FET13はOFFになるか、
あるいは小さなドレイン電流を流すことしかできなくな
る。
【0047】このために、次段のDCFL回路18のE
−FET20にゲートリーク電流が存在しても、H出力
の定常状態においては、E−FET13から流れ出す電
流を小さくすることができる。また、出力電圧(D)が
Hになるまでの遷移中は、E−FET13はONのまま
であるので、この期間は、負荷容量に対する駆動能力を
大きくすることが可能である。
【0048】また、本実施例では2入力の場合について
のみ説明したが、DCFL回路中のE−FETと、プル
ダウンFETの数を増やして並列接続することによって
多入力NAND回路を構成できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、DCFL
構成の論理回路の出力を、容量結合によってプッシュプ
ルバッファ部のプルアップFETのゲートに入力し、プ
ルダウンFETのゲートには論理回路への入力信号を印
加することにより、ハイレベル出力の定常状態において
プルアップFETから次段のFETのゲートに流れ込む
電流を抑え、消費電力を小さく抑えつつ負荷駆動能力を
高くできるという効果を有する。
【0050】本発明は、特に化合物半導体FETのDC
FL回路で構成されたLSIにおいて、クロック供給系
などのファンアウトが大きく、配線も長い部分において
大きな効果を持ち、上記LSIの大規模化に向け非常に
有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の第1の実施例における各部の動作波形
を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図4】本発明の第2の実施例における各部の動作波形
を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す回路図である。
【図6】本発明の第3の実施例における各部の動作波形
を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施例を示す回路図である。
【図8】本発明の第4の実施例における各部の動作波形
を示す図である。
【図9】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
1,2,20 E−FET 3,21 D−FET 4 DCFL−NOR 5 DCFL−NAND 6 コンデンサ 7 ダイオード 9,10 入力端子 11,12 プルダウンE−FET 13 プルアップE−FET 14 プッシュプルバッファ 15 出力端子 16 電源VDD 17 電源VSS 18 次段のDCFL回路 19 電流 22,24,26 2入力NOR回路 23,25 2入力NAND回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】すべてのソース同士とドレイン同士が接続
    され、ゲートがそれぞれ別個に複数の入力端子に接続さ
    れ、ソースが第1の電源に接続された複数のFETより
    なる第1のFET群と、 すべてのソース同士とドレイン同士が接続され、ゲート
    がそれぞれ別個に前記複数の入力端子に接続され、ソー
    スが第1の電源に接続された複数のFETよりなる第2
    のFET群と、 ドレインが第2の電源に接続され、ソースとゲートが第
    1のFET群のドレインに接続された第1のFETと、 ドレインが第2の電源に接続され、ソースが第2のFE
    T群のドレインおよび出力端子に接続された第2のFE
    Tと、 一端が第1のFET群のドレインに接続され、他端が第
    2のFETのゲートに接続されたコンデンサとを備える
    ことを特徴とする論理回路。
  2. 【請求項2】ソースとドレインが直列に接続され、ゲー
    トがそれぞれ別個に複数の入力端子に接続された複数の
    FETよりなる第1のFET群と、 ソースとドレインが直列に接続され、ゲートがそれぞれ
    別個に前記複数の入力端子に接続された複数のFETよ
    りなる第2のFET群と、 ドレインが第2の電源に接続され、ソースとゲートが第
    1のFET群の一端のFETのドレインに接続された第
    1のFETと、 ドレインが第2の電源に接続され、ソースが第2のFE
    T群の一端のFETのドレインおよび出力端子に接続さ
    れた第2のFETと、 一端が第1のFET群の一端のFETのドレインに接続
    され、他端が第2のFETのゲートに接続されたコンデ
    ンサとを備え、 第1のFET群の他端のFETのソースと第2のFET
    群の他端のFETのソースが第1の電源に接続されてい
    ることを特徴とする論理回路。
  3. 【請求項3】前記コンデンサをダイオードとし、カソー
    ドが第1のFET群のドレインに接続され、アノードが
    第2のFETのゲートに接続されていることを特徴とす
    る請求項1記載の論理回路。
  4. 【請求項4】前記コンデンサをダイオードとし、カソー
    ドが第1のFET群の一端のFETのドレインに接続さ
    れ、アノードが第2のFETのゲートに接続されている
    ことを特徴とする請求項2記載の論理回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU680792B2 (en) * 1995-06-29 1997-08-07 Schering Aktiengesellschaft Human growth hormone agent for adults

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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AU680792B2 (en) * 1995-06-29 1997-08-07 Schering Aktiengesellschaft Human growth hormone agent for adults

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