JPH0661992A - 位相ロックループ発振器を使用せずに直列に伝送されたデータを回復するための装置および方法 - Google Patents

位相ロックループ発振器を使用せずに直列に伝送されたデータを回復するための装置および方法

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JPH0661992A
JPH0661992A JP5146040A JP14604093A JPH0661992A JP H0661992 A JPH0661992 A JP H0661992A JP 5146040 A JP5146040 A JP 5146040A JP 14604093 A JP14604093 A JP 14604093A JP H0661992 A JPH0661992 A JP H0661992A
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Bin Guo
ビン・グオ
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
    • H04L7/0337Selecting between two or more discretely delayed clocks or selecting between two or more discretely delayed received code signals

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 位相ロックループを使用せず、直列に伝送さ
れたデータからデジタルデータを回復するための方法お
よび装置を提供する。 【構成】 前記方法および装置は、遷移を検出すると、
「1」を確立し、同時に遅延線を使用して第1の時間ル
ーラー期間を開始し、もし新しい遷移なしに前記第1の
時間ルーラーの満了が起こると、0としてデータビット
を確立することによって、得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】この発明は直列伝送されたデータからの
デジタルデータの回復のためのデータ分離装置および方
法に関する。
【0002】
【関連出願】同時に出願され、同譲受人に譲渡された以
下の出願はここに引用によって援用される。
【0003】1.「デジタル的に調整された時間遅延回
路」連続番号07/901,312、出願日6/19/
92、発明者ビン・グオ(Bin Guo )およびジェームス
・キュビネック(James Kubinec )、AMD事件番号A
865。
【0004】2.「DCDジッタを訂正する方法および
装置」連続番号07/901,360、出願日6/19
/92、発明者ビン・グオおよびマイケル・ベーリン
(Michael Behrin)AMD事件番号A862。
【0005】
【発明の背景】直列伝送2進調整波形からデジタルデー
タを正確に回復するための高度に複雑な受信器技術は以
前から開発されている。データの周波数つまりビット速
度が増加すると、送信器/受信器におけるおよび相互接
続リンクにおける構成要素の非対称の立上りおよび立下
り時間ならびに伝送媒体によって引起こされる、タイミ
ングジッタのようなノイズ源および別の源はデータ回復
回路に対するますますのより緊急の需要をもたらす。よ
り一般的に、先行技術において、受信器は伝送入来直列
データからのビットクロック速度の回復のための回路を
使用し、それから電圧制御された発振器(VCO)を入
来直列データのビットクロック速度から得られる周波数
にロックする。普通、これはいわゆる位相ロックループ
(PLL)を使用し、それは平均化および平滑化を使用
してVCOと入来データとの間の位相または周波数にお
けるエラーを追跡し、VCOを訂正するためにこの平滑
化されたエラー信号を使用する。受信器回路はそれから
受信器のタイミングを制御し、特に入来直列データがサ
ンプリングされる時間を制御するPLL回復ビットクロ
ックを使用する。このサンプリング瞬間は「データアイ
の中心」として知られる。ジッタおよび非対称のノイズ
源によって、2値信号の状態は1レベルから他のレベル
の遷移の付近で最も不安定であると理解される。したが
って、そのようなノイズ源の存在下でも、データアイの
中心領域はデータが正しく信頼して読出される波形の領
域である。
【0006】先行技術において、データ速度とVCO発
生ビットクロックの間のわずかな周波数差も統合されて
大きな位相エラーを結果としてもたらし、ゆえにアイの
中心でサンプリングはもはや起こらない。従来のCMO
Sにおいて、PLL性能は125Mb/s下での周波数
で一般的に良好である。先行技術のPLLに関する別の
問題点は、PLLは一般的にキャパシタおよび別のひと
まとめのパラメータを含むアナログ回路において実現さ
れ、それは大規模集積回路において実現することが困難
または不可能であるということである。大規模集積回路
処理技術はアナログ線形回路とは対照的に、デジタル実
現化をたやすくは許容しない。
【0007】デジタル位相ロックループは、米国特許第
4,584,695号および米国特許第4,821,2
97号に見られるように公知である。これらの先行特許
技術は複数の多相クロックパルスを作り出すのに遅延線
を使用し、それからデータを読出すのに適切な位相を有
するクロックパルスを選択することを試みる。そのよう
な技術はアナログ制御またはビット速度で動く固定クロ
ックまたはマンチェスターエンコーディングのような特
別なデータコード化機構を必要とする。
【0008】ビット速度クロックの回復またはPLLの
使用を必要とせずに、高速度データ回復機能を実行する
すべてデジタルのデータ回復解決法の必要性が存在す
る。
【0009】
【発明の概要】この発明の目的は、すべてデジタルの実
現で入来するデジタルデータの大変高速度の非直列化を
可能化することである。
【0010】別の目的は、前記入来デジタルデータから
のビット速度でのクロックを回復することなく、入来デ
ジタルデータの非直列化を提供することである。
【0011】別の目的は、位相ロックループを必要とせ
ずに非直列化を提供することである。
【0012】さらなる目的は、標準デジタル集積回路形
式でたやすく実現され得るデータセパレータ実現化を提
供することである。
【0013】概念的に、この方法およびこの方法を実行
するための装置は単純である。差動コード化とよばれる
NRZIコード化データにおいて、すべての遷移は明ら
かに「1」と印を付けられ、いかなる変化、つまり遷移
も「0」に発生しない。したがって、そのようなデータ
を分離する際の問題は、「1」の間に幾つの「0」が発
生するかを正確に決定することである。0の数を決定す
るために、一連の等しい遅延装置からなる遅延線をこの
発明は提供し、ここでは各遅延装置は1/2T b に等し
く、ここでTb は伝送データクロックの期間である。マ
スタ時間ルーラー(MTR)および標準時間ルーラー
(STR)を作り出すことによって、一連のそのような
遅延装置で、ジッタを説明し、かつMTRおよびSTR
期間の満了期間の有効な数を決定することによって、0
の数を多義的に決定することが可能である。
【0014】
【詳細な説明】図1を参照して、2進NRZI波形Aが
典型的な立上り時間および立下り時間の非対称および理
想的な端縁位置に関する別のランダム位相関係つまりジ
ッタを備えて示される。上で波形が互いから等しく時間
において間を置かれ、波形の遷移の理想的端縁位置を記
す矢印が示される。データは差動コード化フォーマット
を使用して伝送され、論理レベルの1つが発生すると波
形が状態を変えることを意味し、つまりこの場合、論理
1が発生すると波形は状態を変え、ノン・リターン・ツ
ー・ゼロ・インバーテッド・オン・ワン(non-return-t
o-zero-inverted-on-one)(NRZI)と呼ばれる。上
に説明されたノイズ源のため、波形Aにおけるジッタ
は、波形Aを評価する遷移検出器が波形Aの0交差で
「1」と記された非均等に間を置かれた出力パルスを発
生することを、引起こす。この0交差点位置は波形Aの
下の位置矢印によって示される。波形Aが状態を変化さ
せずにいくつかの理想的端縁位置に交差する部分を有す
るということにも注目されたい。これは、1つの0また
は複数の0が「0’s」と記された波形W下に示される
領域において発生しなければならなかったということを
示す。
【0015】図2を参照して、本出願人が「マスタ時間
ルーラー」(MTR)および「標準時間ルーラー」(S
TR)と呼ぶ時間測定を使用する概念を説明する。波形
Bは垂直線51aによって示される理想的端縁位置の両
側に斜線区域を有する。この斜線区域は特定の端縁また
は遷移が、早いまたは遅いタイミングジッタがその端縁
に関連するとき発生し得る時間ブロックを表わす。区域
の幅(時間経過の長さ)は、タイミングジッタのピーク
ツーピークの値に依存し、ここでは2Tj 、54として
示される。ビット期間Tb 、55もまた示される。マス
タ時間ルーラー(MTR)はMTR=Tb +2Tj と規
定される。このMTR領域は遷移の発生からの時間の期
間であり、たとえば「1」であり、次のビットが0かど
うかを確信を持って判断し得る前に、経過することを許
容されなければならない。このシステムにおいて1を決
定するために、タイミングを取る必要はない。なぜなら
遷移はすべての1に関して発生するからである。ジッタ
を考慮せずに、すべての1が発生すると本出願人らはビ
ット決定を再開始する。したがって、本出願人らは
「1」の後の次のビットが0かどうか、かつ幾つの0が
連続するかを決定することのみが必要である。MTR=
b +2Tj を設定する。なぜなら前縁51は最も早い
可能なジッタ条件で到着し、MTRは、次のビット遷移
は最も遅い可能なジッタ時間で発生するという可能性を
含むに違いないからである。さらに、STR=Tb を規
定し、ここでTb は入来データ周波数のビット期間であ
る。
【0016】PLLを有さないデータ回復のための本出
願人の概念は、NRZIデータにおける遷移を検出し、
各遷移を「1」として示し、もし次のビットが1ならば
いかなる遷移も包含するのに十分に長いMTRを開始す
ることである。MTRの終りに、STRの配列は開始さ
れ、本出願人はMTRおよびSTRを各「1」の間の
「0」の数を決定するために使用する。図2に関して、
MTR、56がビットの最も早い可能な端縁位置51で
始まり、次のビットの最も遅い可能な端縁位置で終わる
場合を考慮されたい。さらにMTR57が最も遅い可能
な端縁位置53で始まり、次のビットに続くビットに属
する領域の境界で終わる場合の例を考察されたい。この
システムにおいて、「max 1bit 」59から「min 2bi
ts」58を識別するために、以下のジッタ範囲仕様が当
てはまらなければならない。
【0017】 Tmax1bit <Tmin2bitb +2Tj <2Tb −2Tj 4Tj <Tbj <0.25Tb 図2はMTR56およびMTR57の間で開始されたM
TRが2つの連続斜線部区域50aおよび50bの間の
どこかで終わらなければならないということを示す。S
TRはTb に等しいように選択され、もしいかなる遷移
もその時間の間隔が終了する前に発生しなければ、ビッ
トは0に違いない。STRはビットクロック速度を提供
する。
【0018】本出願人の方法に従ってビットごとに決定
処理を示す図3を考察されたい。斜線部領域は図2でそ
うであったように理想的遷移時間について±Tj のジッ
タの最大範囲を示す。
【0019】波形60はある端縁が早く、ある端縁が遅
い直列入来データの部分を示す例示的波形である。第1
のビット決定61から始まり、それは遷移または立上り
縁が検出されるため、データビット「1」として決定さ
れる。マスタ時間ルーラー(MTR)時間測定は、遷移
が検出されたときに始まり、MTR=Tb +2*Tj
長さの間続く。この時間測定は、この例では最も早い可
能な位置と考えられる端縁で始まるので、MTRは以下
のビットのために斜線領域の最も遅い位置70でちょう
ど終わるであろう。この点で、データビット「0」62
は決定される、なぜならいかなる遷移も、もしあったと
したら遷移が発生しているはずの時間間隔の間、検出さ
れないからである。標準時間ルーラーチェックがそれか
ら開始され、STR=Tb の間続く。再び、斜線領域に
対応する時間持続期間の間いかなる遷移も検出されず、
ゆえに後続のビット「0」が決定される。それから、デ
ータビット「1」に対応する別の遷移63が検出され、
ゆえに遷移を検出しデータビット「1」をレジスタする
プロセスが繰返す。先に始められた標準時間ルーラーチ
ェックは、この検出のため、もはや有効ではなく、先に
述べられたように廃棄されなければならないということ
に注目されたい。「1」としてのデータビット64の決
定はその後間もなく、先のMTRの満了より前に生じ
た。ビット「1」65の決定に加えて、先のMTRチェ
ックもまた廃棄されなければならない。以下の2つのビ
ット66および67はMTRの満了のすぐ後に、ビット
「0」66が決定され、それから遷移が検出され、ビッ
ト「1」67がレジスタされなければならないというこ
とを示す。実際、いかにこれらの2つのビットが近い
か、またはどれだけ許容可能かということは、データ速
度および回路技術または使用される速度に依存する。
【0020】図4において、この発明の方法を表わすア
ルゴリズムが例示される。開始で、レジスタ設定ステッ
プ71がビットポインタレジスタ図5、22、を0にリ
セットし、それは非直列化された出力データにおけるビ
ット位置の追跡をし続ける。
【0021】次に、遷移が発生したかどうか見極めるた
めに遷移検出器出力が評価される、74。もし検出され
なければ、ループは85および73を介して繰返す、な
ぜならいかなる時間ルーラーもこの点で開始していない
からである。もし遷移が検出されると、データ決定レジ
スタにおける現ビット(この点での第1のビット)が1
に設定され、76、ステップ75において先の時間ルー
ラー(この点ではなし)は廃棄され、新しい時間ルーラ
ー(MTR)が開始する。同時に、遅延77の後、ビッ
トポインタは増分され、78、もし決定されたビットの
数が決定レジスタステップ79を満たさなければ(この
場合のように)、制御ループは、新しい遷移が発生した
かどうか、および現時間ルーラーが満了されるかどうか
をチェックするために戻る。もし新しい遷移が検出され
るならば、上のプロセスはデータ決定レジスタが満たさ
れたときを除いて繰返す。もし現時間ルーラーが満了す
る前に、73、いかなる遷移も検出されなければ、ビッ
トポインタ78はデータ決定レジスタの現ビットを設定
することなく進められる。これはそのビットのためにデ
ータ決定レジスタにおいて0が記録されることを結果と
してもたらすであろう。同時に、後続の標準時間ルーラ
ーは開始し、86、制御ループは遷移検出が評価される
同じ点100に戻る。データ決定レジスタが満たされた
場合79、出力レジスタは、遅延80の後、データ決定
レジスタからロードされる81。次に、制御ループは遅
延82の後データ決定レジスタをリセットするために戻
り、新しい遷移の検出および時間ルーラー満了のチェッ
クが繰返す。
【0022】すべてデジタルの実現化における本発明の
好ましい実施例は概略的に図5に示される。
【0023】もしデータストリームにおけるいずれかの
2つの連続的端縁のピークツーピークのジッタが、ビッ
ト期間時間の±25%を越えるならば、回路設計は直列
インデータをそれが遷移検出器11に与えられる前にプ
リコンデショナー回路10に通過させなければならな
い。この説明のために、プリコンデョナー回路10を説
明しない、なぜならプリコンデショナーはこの発明の一
部をなさないからである。これらの目的のため、ジッタ
はビット期間時間の±25%を越え得ないと仮定する。
【0024】直列データインにおけるすべての遷移に関
して、狭いパルスが出力TDOで遷移検出器11におい
て作り出されるであろう。タイミング信号のいくつかは
この狭いパルスに依存する。それらは以下の通りであ
る。
【0025】1.TDOパルスは同時にNANDゲート
26−30に送られる。各ゲートはその別の入力でビッ
トポインタシフタ(PNS)22の異なった段へ接続さ
れる。現在「1」状態であるレジスタ22のどのビット
でもゲートされ、データ決定レジスタ(DDREG)に
おける対応するビットを「1」に設定する。BPS22
はそのレジスタを介して「1」を1回に1ビットずつシ
フトし、選択された幅の並列出力において現ビット位置
を示す。先の説明を想起すると、直列入来データにおけ
る「1」遷移は即座に回復されたデータにおいて1を設
定する。
【0026】2.TDOは時間遅延77にもまた送ら
れ、データ「1」がDDREG24においてラッチされ
るのを許容するのに十分な遅延の後、ORゲート45を
介して時間遅延77の出力はシフトコマンドSHIFを
BPS22に発生し、ビットポインタを次のビットに動
かす。
【0027】3.さらにTDOは遅延列1−9を下方に
伝わる狭いパルスを開始する。 4.TDOは続いて説明される経路セレクタフリップフ
ロップ12をリセットし、 5.TDOはパルスシンク機能を開始し、その回路は破
線によって輪郭を描かれた区域18にある。パルスシン
ク回路の機能は、遅延列において依然伝わっているかも
しれない先のパルスを廃棄することである。シンキング
機能は最近のパルスが列においてD1に到着するとき最
近のパルスを干渉しないように時間内に完了されなけれ
ばならない。
【0028】時間ルーラー機能、マスタ時間ルーラーお
よび標準時間ルーラーは図5に開示されたように、1/
2ビット時間遅延素子を一緒に接続することによって与
えられる。データビット「0」レジストレーション(re
gistration)は以下のように完了される。
【0029】もしいかなる狭いパルスも最も最近のパル
スがD1(またはD2、D3、もしくはD4)に到着す
るより前にTDOで見られなければ、それは時間ルーラ
ーが別の遷移を探している間に完了したことを示す。も
しそうであるならば、「0」は現ビットに関してレジス
タされる。これは、「1」をデータ決定レジスタ(2
4)の対応するビットにロードすることなく、回転する
ビットポインタシフタ(BPS)22を次のビットに単
に進めることによって完了される。5ビットの後、BP
S22が「1」をコネクタ47を介して入力に再びシフ
トすると、遅延80を介して並列出力レジスタ(25)
をストローブし、データをデータ決定レジスタにラッチ
し、それから時間遅延82を介してデータ決定レジスタ
24のリセットを線40を介してANDゲート31およ
びリセットRに戻すことを引起こす。
【0030】遅延素子1から3はMTRを形成し、一方
で遅延素子4−5はSTR−1を形成し、素子6−7は
STR−2を形成し素子8−9はSTR−3を形成す
る。狭いパルスがスイッチ13を通過した後、フリップ
フロップ12はパルスがD4に到着する前に、オープン
スイッチ13およびクローズスイッチ14を切換えるよ
うにされる。スイッチコマンドはパルスがD3およびD
4の間にあるとき来る。この回路はもし4つ以上の0が
1行に発生するときにのみ必要とされる。このスイッチ
は、もし4つ以上の連続的0が存在するならば、STR
遅延が再使用されることを許容する。
【0031】パルスシンク機能回路18はフリップフロ
ップ19および20ならびに5つのスイッチSW3−S
W7によって実現される。新しい遷移が検出されると、
新しいマスタ時間ルーラーが開始されなければならず、
先の時間ルーラーは中断される。この中断は1ビット期
間の期間中、パルスがポイントD1からD4に到着した
ときはいつでもパルスを接地することによって達成され
る。
【0032】いずれかの2つの連続的遷移の間の最小時
間は50%全ピークツーピークジッタ仮定に基づくビッ
ト期間の半分に等しいまたはそれ以下では有り得ないの
で、いかなるパルスも半ビット期間より近くなり得な
い。したがって、いかなる2つのパルスもどの時間の瞬
間にも1単位遅延素子内に有り得ない。ゆえに、1ビッ
ト時間の間遅延出力D1からD4を接地することによっ
て、先のパルスは遅延列から取除かれるということを確
実にする。
【0033】図5のシステムの性能は、基本的遅延素子
における時間遅延の正確さに依存する。この実現化にお
いて使用される遅延素子1から9の各々は、すべての遅
延装置に与えられる線1000上のデジタルコマンド制
御コードに応答して調整可能である。単位遅延回路およ
びそれらの制御はこの発明の一部ではないが、「デジタ
ル的に調整された時間遅延回路」と表題を付けられた同
時係属中の参照特許出願において、説明され請求されか
つ引用によって援用される。図6を参照して、1/2T
b 遅延1から9の各々を提供する単位遅延回路が示され
る。非集積回路実現化において単位遅延1−9は、外部
制御信号を必要としない自己調整装置であり得る。
【0034】好ましい実施例において、図5の受信器
は、さらに送信器も含む集積回路の一部であり、つまり
「デジタル的に調整された時間遅延回路」と表題を付け
られた関連出願である。送信器において時間遅延調整の
ために発生されたデジタルコマンドコードは、線100
0、図5、によって受信器に与えられるであろう。IC
回路は同じ温度でかつ同じときに同一のプロセスを使用
して製造されるため、送信器遅延装置のためのデジタル
コマンドコードは小さなエラーの範囲内で受信器遅延ユ
ニットに関して正しいであろう。要求される正確さがそ
のようなエラーを許容しない場合もあり得ることが認識
される。そのような場合、線1000におけるデジタル
コマンドコードは、入来データから直接得られるべきで
ある。代替案が図5においてデジタルコマンドコードの
ソースの選択を可能化する時間ルーラー制御ブロックへ
の、信号プリコンデショナー回路10からの出力バス1
000として例示される。
【0035】単位遅延装置1から9の実際の遅延の時間
および入来直列データのビット間隔の間、常に有限エラ
ーがある。しかしながら、各検出された「1」は時間ル
ーラーをリセットするため、このエラーは先行技術のP
LLシステムにおけるように、多くのパルスにわたって
統合されない。実際、ファイバ・ディストリビューテッ
ド・データ・インターフェース(Fiber Distributed Da
ta Interface)(FDDI)規格の4B/5Bコードの
ような、疑似−DCバランス制御コードにおいて、デー
タ配列におけるいずれかの2つの連続的な遷移の間の最
大間隔は3ビットに制限される。いずれかの2つの連続
的遷移の間に3ビット間隔以上のものが発生しないその
ようなシステムでの使用に関して、スイッチ13および
14が、ある線の状態を表わす記号を受取るときのみ使
用される。
【0036】この出願の発明は正確なデータ回復のため
に必要な回路および方法のすべてを開示するのではな
く、時間ジッタの間「1」および「0」の配列の正しい
回復を決定する回復問題の部分を対処するということが
注目される。デジタルデータが正しく回復され、非直列
化された後、後続のバイトアラインメントがバイトクロ
ック速度で実行され得る。種々の機構がバイトまたはフ
レームアラインメントを確立するためにこの発明ととも
に使用され得る。この発明は例示的分析目的のためにN
RZIコード化データを使用するということにもまた注
目される。NRZまたは別のコード化機構にコード化さ
れたデータは、この発明に従って、修正されたステップ
で回復されてもよく、または標準フォーマット変換が続
くNRZIコード化データとして回復されてもよい。
【0037】説明された実施例はこの発明を制限すると
意図されず、例示目的のためにベストモードとして表わ
される。多くの修正および変更が可能である。この発明
の範囲は前掲の特許請求の範囲によって決定されると意
図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】直列2進NRZIデータフォーマットでジッタ
を例示するタイミング図である。
【図2】入来データストリームに関するマスタ時間ルー
ラー(MTR)および標準時間ルーラー(STR)を例
示する図である。
【図3】時間ルーラーを使用してビットごとの決定を示
すタイミング図である。
【図4】この発明に従って使用されるアルゴリズムのフ
ローチャート図である。
【図5】5ビットデータ記号で出力を与えるための本発
明の実施例のブロック図である。
【図6】好ましい時間遅延素子の実施例のブロック図で
ある。
【図7】好ましい時間遅延素子の実施例のブロック図で
ある。
【符号の説明】
10 信号プリコンディショナー 11 遷移検出器 12 経路セレクタフリップフロップ 22 ビットポインタシフタ 24 データ決定レジスタ 25 並列出力レジスタ 45 ORゲート 77 時間遅延の出力

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相ロックループ発振器を使用せずに入
    来2進データの直列列からビットクロック期間を有する
    データを回復するための装置であって、 (a) 遅延回路と、 (b) 入来データの直列列を電気的に分析し、入来デ
    ータの前記列において、一方の2値状態から他方への変
    化の発生の時間を記す第1の信号出力を提供するための
    遷移検出器手段と、 (c) 前記第1の信号の前記発生に同時にかつ即座に
    応答し、前記遅延回路にパルスを発する手段とを含み、 (d) 前記遅延回路は複数の遅延装置素子に直列接続
    され、各前記遅延装置は前記ビットクロック期間の2分
    の1に等しい時間だけそこを通過する前記パルスへの遅
    延を引起こし、さらに (e) 前記第1の信号の発生によって開始された各期
    間に1状態を割当て、前記第1の信号のいずれも前記遷
    移検出手段によってその間発せられない遅延装置素子を
    介して前記発せられたパルスの通過によって確立された
    各期間に0状態を割当てることによって、前記直列列に
    おける各ビットの2値状態を連続的に決定する手段と、 (f) 非直列化された2進配列として前記連続的に決
    定された1および0をストアする手段とを含む、装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の信号の発生に応答し、同前記
    第1の信号に応答して前記遅延回路に発せられたパルス
    を妨害することなく、前記遅延回路におけるそのときの
    すべてのパルスを廃棄するための手段を含む、請求項1
    に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記直列列における各ビットの2進状態
    を連続的に決定するための前記手段は、 前記直列列においてビットのブロックの値を連続的に確
    立するためのデータ決定手段を含み、 a.ビットポインタを含み、ビットの前記ブロックにお
    ける各ビットに1段、N段を含み、前記ビットポインタ
    はシフトコマンド入力を有し、さらに b.前記単位遅延素子出力は前記ビットポインタに接続
    され、前記ビットポインタは前記第1の信号の発生によ
    ってまたは前記単位遅延素子の出力でのパルスの発生に
    よって次のビットに進まされ、前記マスタ時間ルーラー
    または標準時間ルーラーに等しい時間の経過に注目す
    る、請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 すべての前記単位遅延素子出力はORゲ
    ートに結合され、前記ORゲート出力は前記ビットポイ
    ンタの前記シフタコマンド入力に結合される、請求項3
    に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記データ決定手段は前記決定されたビ
    ット配列をストアするためのデータ決定レジスタを含
    み、前記データ決定レジスタはN段のレジスタであり、
    各前記N段の前記データ決定レジスタはセット入力端子
    を有し、さらに、 複数のANDゲートを含み、各前記ANDゲートは複数
    の入力および出力を有し、前記ANDゲートの各々の出
    力は前記データ決定レジスタの前記セット入力端子に接
    続され、前記ANDゲートの各々の前記入力の1つは前
    記遷移検出器出力に接続される、請求項3に記載の装
    置。
  6. 【請求項6】 高速度2進NRZIデータの直列列にお
    ける1および0の配列を多義的に確立する方法であっ
    て、 前記直列列において遷移を検出すると、前記配列におい
    て発生する1にデータビットを確立するステップと、 第1の時間ルーラーを即座に開始するコマンドとして遷
    移の前記検出を使用するステップとを含み、前記第1の
    時間ルーラー期間は1期間の、マスタ時間ルーラー(M
    TR)であり、さらに、 前記MTRの満了の前に前記直列列においていかなる新
    しい遷移も検出されなければ、前記MTRの満了が発生
    すると、第1のデータビットを0に確立するステップ
    と、 標準時間ルーラー(STR)である第2の時間期間を即
    座に開始するコマンドとして前記第1の時間ルーラーの
    満了を使用するステップと、 前記MTRと前記STRの満了の間に前記直列列におい
    ていかなる新しい遷移も検出されなければ、前記STR
    の満了が発生すると第2の0を確立するステップとを含
    む、方法。
  7. 【請求項7】 前記MTR期間は3つの単位遅延線にパ
    ルスを発することによって始められ、第1の前記STR
    は前記MTRが満了すると、2つの単位遅延線にパルス
    を発することによって開始される、請求項6に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 第2の前記STR期間は前記第1のST
    R期間が満了すると、2段単位遅延にパルスを発するこ
    とによって開始される、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 第1の遅延線ではなく前記単位の遅延線
    にまだ存在するパルスは、高速度2進データの前記直列
    列において、遷移の検出の発生に即座に応答しパージさ
    れる、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記遅延装置は遅延において調整可能
    である、請求項1に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記遅延装置素子の前記遅延調整はデ
    ジタルコマンドコードに応答する、請求項10に記載の
    装置。
  12. 【請求項12】 前記遅延装置はその遅延において調整
    可能である、請求項2に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記遅延装置の前記遅延調整はデジタ
    ルコマンドワードに応答可能である、請求項12に記載
    の装置。
JP5146040A 1992-06-19 1993-06-17 位相ロックループ発振器を使用せずに直列に伝送されたデータを回復するための装置および方法 Withdrawn JPH0661992A (ja)

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