JPH0661787A - イコライザシステム - Google Patents
イコライザシステムInfo
- Publication number
- JPH0661787A JPH0661787A JP21603692A JP21603692A JPH0661787A JP H0661787 A JPH0661787 A JP H0661787A JP 21603692 A JP21603692 A JP 21603692A JP 21603692 A JP21603692 A JP 21603692A JP H0661787 A JPH0661787 A JP H0661787A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- equalizer
- equalizers
- connection
- output
- channels
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Communication Control (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は複数のチャンネルに使用されるイコ
ライザであって、未使用チャンネルのイコライザを有効
に使用することを目的とする。 【構成】 ディジタル信号を処理する複数のチャンネル
にそれぞれ使用される複数のイコライザからなるイコラ
イザシステムに、複数のイコライザの入出力に係数を乗
算してイコライザの接続を並列から直列に交互に変更す
るイコライザ接続変更手段20と、イコライザの接続を
変更する係数を格納する接続係数格納手段4と、イコラ
イザの接続変更にとなって変更すべきイコライザのフィ
ルタ係数を格納するフィルタ係数格納手段5を設ける。
ライザであって、未使用チャンネルのイコライザを有効
に使用することを目的とする。 【構成】 ディジタル信号を処理する複数のチャンネル
にそれぞれ使用される複数のイコライザからなるイコラ
イザシステムに、複数のイコライザの入出力に係数を乗
算してイコライザの接続を並列から直列に交互に変更す
るイコライザ接続変更手段20と、イコライザの接続を
変更する係数を格納する接続係数格納手段4と、イコラ
イザの接続変更にとなって変更すべきイコライザのフィ
ルタ係数を格納するフィルタ係数格納手段5を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のチャンネルに使用
されるイコライザであって、未使用チャンネルのイコラ
イザを有効に使用できるイコライザシステムに関する。
されるイコライザであって、未使用チャンネルのイコラ
イザを有効に使用できるイコライザシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来このような分野の技術として、以下
に説明するものがあった。図9は従来の複数のチャンネ
ルに使用されるイコライザシステムを示す図である。本
図に示すように、入出力が4チャンネルであり、各チャ
ンネルには、例えば3バンドのイコライザが設けられ、
各チャンネルで独自に生ずる音響信号を補正している。
に説明するものがあった。図9は従来の複数のチャンネ
ルに使用されるイコライザシステムを示す図である。本
図に示すように、入出力が4チャンネルであり、各チャ
ンネルには、例えば3バンドのイコライザが設けられ、
各チャンネルで独自に生ずる音響信号を補正している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
イコライザシステムでは全てのチャンネルが使用される
ことを前提に各チャンネルにイコライザを設けている
が、一部のチャンネルしか使用されない場合には、未使
用チャンネルのイコライザは有効に利用されていないと
いう問題が生じる。例えば、上記3バンド×4チャンネ
ルのイコライザの場合に、2チャンネルしか使用しなけ
れば、3バンド×2チャンネル分のイコライザが無駄に
なる。
イコライザシステムでは全てのチャンネルが使用される
ことを前提に各チャンネルにイコライザを設けている
が、一部のチャンネルしか使用されない場合には、未使
用チャンネルのイコライザは有効に利用されていないと
いう問題が生じる。例えば、上記3バンド×4チャンネ
ルのイコライザの場合に、2チャンネルしか使用しなけ
れば、3バンド×2チャンネル分のイコライザが無駄に
なる。
【0004】したがって本発明は上記問題点に鑑み使用
されていないチャンネルのイコライザの有効利用を図れ
るイコライザシステムを提供することを目的とする。
されていないチャンネルのイコライザの有効利用を図れ
るイコライザシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、ディジタル信号を等化処理する複数のチ
ャンネルにそれぞれ使用される複数のイコライザに、イ
コライザ接続変更手段、接続係数格納手段及びフィルタ
係数格納手段を設ける。前記イコライザ接続変更手段は
前記複数のイコライザの入出力に信号の通過、阻止のた
めの「0」または「1」の係数を乗算して、イコライザ
の接続を並列から直列に交互に変更する。
決するために、ディジタル信号を等化処理する複数のチ
ャンネルにそれぞれ使用される複数のイコライザに、イ
コライザ接続変更手段、接続係数格納手段及びフィルタ
係数格納手段を設ける。前記イコライザ接続変更手段は
前記複数のイコライザの入出力に信号の通過、阻止のた
めの「0」または「1」の係数を乗算して、イコライザ
の接続を並列から直列に交互に変更する。
【0006】前記接続係数格納手段は前記イコライザの
接続を変更する係数を格納する。前記フィルタ係数格納
手段は前記イコライザの接続変更にとなって変更すべき
イコライザのフィルタ係数を格納する。なお、前記複数
のイコライザが直列接続されて出力されるチャンネル以
外のチャンネルにイコライザを通過しない信号を出力す
るようにしてもよい。また入出力数に対応して前記複数
のイコライザを任意の複数のグループに分けて入出力に
接続するようにしてもよい。
接続を変更する係数を格納する。前記フィルタ係数格納
手段は前記イコライザの接続変更にとなって変更すべき
イコライザのフィルタ係数を格納する。なお、前記複数
のイコライザが直列接続されて出力されるチャンネル以
外のチャンネルにイコライザを通過しない信号を出力す
るようにしてもよい。また入出力数に対応して前記複数
のイコライザを任意の複数のグループに分けて入出力に
接続するようにしてもよい。
【0007】
【作用】本発明のイコライザシステムによれば、前記イ
コライザ接続変更手段によって前記複数のイコライザの
入出力に「0」または「1」の係数が乗算されて、イコ
ライザの接続が並列から直列に交互に変更される。この
ため使用されていないチャンネルがある場合には、直列
接続にすると、未使用のチャンネルのイコライザを有効
に使用できるようになる。前記接続係数格納手段に前記
イコライザの接続を変更する係数が格納され、前記フィ
ルタ係数格納手段に変更されるイコライザのフィルタ係
数が格納され、前記イコライザの接続変更に伴って前記
イコライザ接続変更手段に接続のための係数が与えら
れ、各前記イコライザにフィルタ係数が与えられる。
コライザ接続変更手段によって前記複数のイコライザの
入出力に「0」または「1」の係数が乗算されて、イコ
ライザの接続が並列から直列に交互に変更される。この
ため使用されていないチャンネルがある場合には、直列
接続にすると、未使用のチャンネルのイコライザを有効
に使用できるようになる。前記接続係数格納手段に前記
イコライザの接続を変更する係数が格納され、前記フィ
ルタ係数格納手段に変更されるイコライザのフィルタ係
数が格納され、前記イコライザの接続変更に伴って前記
イコライザ接続変更手段に接続のための係数が与えら
れ、各前記イコライザにフィルタ係数が与えられる。
【0008】なお、前記複数のイコライザが直列接続さ
れて出力されるチャンネル以外のチャンネルにイコライ
ザを通過しない信号が出力されることにより、車室内の
ような場合には、フロント席とリア席との間の音圧のバ
ランスがとれる。また入出力数に対応して前記複数のイ
コライザを任意の複数のグループに分けるように接続す
ることにより、一部のチャンネルが未使用な場合にさら
に多様なイコライザの有効利用を図れる。
れて出力されるチャンネル以外のチャンネルにイコライ
ザを通過しない信号が出力されることにより、車室内の
ような場合には、フロント席とリア席との間の音圧のバ
ランスがとれる。また入出力数に対応して前記複数のイ
コライザを任意の複数のグループに分けるように接続す
ることにより、一部のチャンネルが未使用な場合にさら
に多様なイコライザの有効利用を図れる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の実施例に係るイコライザシス
テムの全体構成を示す図である。本図に示すイコライザ
システムは複数のアナログ信号をディジタル信号に変換
するA/D変換器1(Analog to Digital Converter)を
具備する。該A/D変換器1からのディジタル信号を入
力するディジタル信号プロセッサ(DSP)には、各チ
ャンネルの入力信号に対して複数のイコライザ2が設け
られている。ここで該イコライザ2の構成を説明する。
説明する。図1は本発明の実施例に係るイコライザシス
テムの全体構成を示す図である。本図に示すイコライザ
システムは複数のアナログ信号をディジタル信号に変換
するA/D変換器1(Analog to Digital Converter)を
具備する。該A/D変換器1からのディジタル信号を入
力するディジタル信号プロセッサ(DSP)には、各チ
ャンネルの入力信号に対して複数のイコライザ2が設け
られている。ここで該イコライザ2の構成を説明する。
【0010】図2は本発明の実施例であって、DSPに
形成されるイコライザの構成を示す図である。本図に示
す複数のイコライザ2は、入力1、2、3、…、nの音
響特性を等化補正して出力信号1、2、3、…、nに形
成するイコライザ(EQ)10−1、10−2、10−
3、…、10−nからなるイコライザ群10と、該イコ
ライザ群10のイコライザ(EQ)10−2、10−
3、…、10−nの接続を変更するイコライザ接続変更
手段20を具備する。該接続変更手段20は入力信号
2、3、…、nにそれぞれ係数g2、g3、…、gnを
乗算する乗算器21−2、21−3、…、21−nと、
前記乗算器21−2、21−3、…、21−nとイコラ
イザ(EQ)10−2、10−3、…、10−nとの間
にそれぞれ設けられた加算器22−2、22−3、…、
22nと、前記イコライザ(EQ)10−1、10−
2、10−3、…、10−(n−1)の出力信号に係数
g1’、g2’、…、gn−1’を乗算して前記加算器
22−2、22−3、…、22−nにそれぞれ加算する
乗算器23−1、23−2、…、23−(n−1)とを
具備する。
形成されるイコライザの構成を示す図である。本図に示
す複数のイコライザ2は、入力1、2、3、…、nの音
響特性を等化補正して出力信号1、2、3、…、nに形
成するイコライザ(EQ)10−1、10−2、10−
3、…、10−nからなるイコライザ群10と、該イコ
ライザ群10のイコライザ(EQ)10−2、10−
3、…、10−nの接続を変更するイコライザ接続変更
手段20を具備する。該接続変更手段20は入力信号
2、3、…、nにそれぞれ係数g2、g3、…、gnを
乗算する乗算器21−2、21−3、…、21−nと、
前記乗算器21−2、21−3、…、21−nとイコラ
イザ(EQ)10−2、10−3、…、10−nとの間
にそれぞれ設けられた加算器22−2、22−3、…、
22nと、前記イコライザ(EQ)10−1、10−
2、10−3、…、10−(n−1)の出力信号に係数
g1’、g2’、…、gn−1’を乗算して前記加算器
22−2、22−3、…、22−nにそれぞれ加算する
乗算器23−1、23−2、…、23−(n−1)とを
具備する。
【0011】図3は3バンドのイコライザの構成例を示
す図である。本図に示すように、イコライザ10−1が
一例として3バンドなら三つのフィルタ10−11、1
0−12、10−13を有する。以下にこのフィルタの
構成を説明する。図4は1バンドを二次のフィルタ(−
12dB/oct)で形成するイコライザの一例を示す
図である。本図に示すように、各イコライザ(EQ)1
0−1、10−2、10−3、…、10−nに構成され
る一つのバンドを形成する二次フィルタは、入力信号を
一サンプリング周期だけ遅延する一次遅延器100と、
該一次遅延器100の出力信号を一サンプリング周期だ
け遅延する二次遅延器101と、出力信号を一サンプリ
ング周期だけ遅延してフィードバックするフィードバッ
ク一次遅延器102と、該フィードバック一次遅延器1
02の出力信号をさらに一サンプリング周期遅延する二
次フィートバック遅延器103と、入力信号、一次遅延
器100、二次遅延器101、フィードバック一次遅延
器102、二次フィートバック遅延器103の出力信号
にそれぞれ一定の係数を乗算する乗算器104、10
5、106、107、108と、該乗算器104、10
5、106、107、108の出力信号を加算する加算
器109とを具備する。前記乗算器104、105、1
06、107、108の乗算係数を種々変化させてイコ
ライザは種々の周波数特性を有するようになる。この場
合の周波数特性を以下に説明する。
す図である。本図に示すように、イコライザ10−1が
一例として3バンドなら三つのフィルタ10−11、1
0−12、10−13を有する。以下にこのフィルタの
構成を説明する。図4は1バンドを二次のフィルタ(−
12dB/oct)で形成するイコライザの一例を示す
図である。本図に示すように、各イコライザ(EQ)1
0−1、10−2、10−3、…、10−nに構成され
る一つのバンドを形成する二次フィルタは、入力信号を
一サンプリング周期だけ遅延する一次遅延器100と、
該一次遅延器100の出力信号を一サンプリング周期だ
け遅延する二次遅延器101と、出力信号を一サンプリ
ング周期だけ遅延してフィードバックするフィードバッ
ク一次遅延器102と、該フィードバック一次遅延器1
02の出力信号をさらに一サンプリング周期遅延する二
次フィートバック遅延器103と、入力信号、一次遅延
器100、二次遅延器101、フィードバック一次遅延
器102、二次フィートバック遅延器103の出力信号
にそれぞれ一定の係数を乗算する乗算器104、10
5、106、107、108と、該乗算器104、10
5、106、107、108の出力信号を加算する加算
器109とを具備する。前記乗算器104、105、1
06、107、108の乗算係数を種々変化させてイコ
ライザは種々の周波数特性を有するようになる。この場
合の周波数特性を以下に説明する。
【0012】図5は3バンドの二次フィルタで形成され
るイコライザの周波数特性を示す図である。本図に示す
ように、例えば3バンドのイコライザ(EQ)は、中心
周波数fc1=200Hz、fc2=1KHz、fc3=5K
Hzとする周波数特性を有する。次に、図1に戻り、キ
ー入力により、マイクロコンピュータ内に設けられる接
続係数格納手段4は、イコライザ接続変更手段20であ
る前記乗算器乗算器21−2、21−3、…、21−n
に各係数g2、g3、…、gnを、乗算器23−1、2
3−2、…、23−(n−1)にg1’、g2’、…、
gn−1’を供給する。具体的には、前記イコライザ接
続手段3により、前記乗算器の係数がg2=g3=、
…、=gn=1.0、g1’=g2’=、…、=gn−
1=0.0に設定されると、前記イコライザ(EQ)1
0−1、10−2、10−3、…、10−nは並列に独
立に動作する。この場合には、各イコライザ(EQ)
は、図5に示すような周波数特性を有している。前記乗
算器の係数がg2=g3=、…、=gn=0.0、g
1’=g2’=、…、=gn−1=1.0に設定される
と、前記イコライザ(EQ)10−1、10−2、10
−3、…、10−nは直列接続となる。このように直接
接続になると、マイクロコンピュータに設けられたフィ
ルタ係数格納手段5は各イコライザ(EQ)10−1、
10−2、10−3、…、10−nのフィルタにフィル
タ係数を供給する。以下に直接接続する場合のイコライ
ザの特性を説明する。
るイコライザの周波数特性を示す図である。本図に示す
ように、例えば3バンドのイコライザ(EQ)は、中心
周波数fc1=200Hz、fc2=1KHz、fc3=5K
Hzとする周波数特性を有する。次に、図1に戻り、キ
ー入力により、マイクロコンピュータ内に設けられる接
続係数格納手段4は、イコライザ接続変更手段20であ
る前記乗算器乗算器21−2、21−3、…、21−n
に各係数g2、g3、…、gnを、乗算器23−1、2
3−2、…、23−(n−1)にg1’、g2’、…、
gn−1’を供給する。具体的には、前記イコライザ接
続手段3により、前記乗算器の係数がg2=g3=、
…、=gn=1.0、g1’=g2’=、…、=gn−
1=0.0に設定されると、前記イコライザ(EQ)1
0−1、10−2、10−3、…、10−nは並列に独
立に動作する。この場合には、各イコライザ(EQ)
は、図5に示すような周波数特性を有している。前記乗
算器の係数がg2=g3=、…、=gn=0.0、g
1’=g2’=、…、=gn−1=1.0に設定される
と、前記イコライザ(EQ)10−1、10−2、10
−3、…、10−nは直列接続となる。このように直接
接続になると、マイクロコンピュータに設けられたフィ
ルタ係数格納手段5は各イコライザ(EQ)10−1、
10−2、10−3、…、10−nのフィルタにフィル
タ係数を供給する。以下に直接接続する場合のイコライ
ザの特性を説明する。
【0013】図6は複数のイコライザが直列接続する場
合の周波数特性の例を示す図である。本図(a)に示す
ような中心周波数を持つ各イコライザ(EQ)は、フィ
ルタ係数が変更されると、それらの中心周波数は、本図
(b)に示すように、例えばイコライザ10−1につい
ては、fc1、fc2、fc3、イコライザ10−2について
はfc4、fc5、fc6、イコライザ10−3については、
fc7、fc8、fc9、イコライザ10−4については、f
c10 、fc11 、fc12 、…、イコライザ10−nについ
てはfc3n-2 、fc3n-1 、fc3n となる。ここに、fc1
<fc2<fc3<fc4<fc5<fc6<fc7<fc8<fc9<
…<fc3n-2 <fc3n-1 <fc3n なる関係がある。した
がって、n倍のバンドを使用できることになる。
合の周波数特性の例を示す図である。本図(a)に示す
ような中心周波数を持つ各イコライザ(EQ)は、フィ
ルタ係数が変更されると、それらの中心周波数は、本図
(b)に示すように、例えばイコライザ10−1につい
ては、fc1、fc2、fc3、イコライザ10−2について
はfc4、fc5、fc6、イコライザ10−3については、
fc7、fc8、fc9、イコライザ10−4については、f
c10 、fc11 、fc12 、…、イコライザ10−nについ
てはfc3n-2 、fc3n-1 、fc3n となる。ここに、fc1
<fc2<fc3<fc4<fc5<fc6<fc7<fc8<fc9<
…<fc3n-2 <fc3n-1 <fc3n なる関係がある。した
がって、n倍のバンドを使用できることになる。
【0014】本実施例によれば、使用チャンネルに分割
されたイコライザを複数段カスケート接続にでき、また
この逆も可能になり、使用するチャンネル数が変わって
もその条件で最も効率的な使い方ができ、製品の汎用化
を図れる。図7は本発明の第2の実施例であってDSP
に構成されるイコライザの構成を示す図である。本図に
示すイコライザ2は入力信号1及び2の音響信号を等化
補正して出力信号1及び2を形成するためにそれぞれが
例えば5バンドのイコライザ30−1及び30ー2から
なるイコライザ群30と、該イコライザ群30のイコラ
イザ30−1及び30−2の接続を変更する接続変更手
段40とを具備する。該接続変更手段40はイコライザ
30−1の出力信号にそれぞれ係数g11及びg12を
乗算する乗算器41及び42と、入力信号2に係数g1
3及びg14を乗算する乗算器43及び44と、前記乗
算器42及び43との出力信号を加算して該加算信号を
イコライザ30−2に入力する加算器43と、前記乗算
器41及び44の出力信号を加算して該加算信号を出力
1として形成する加算器46とを具備する。ここで、本
イコライザシステムが自動車等に搭載されている場合に
は出力1はリア信号として使用し、出力2はフロント信
号として使用してもよい。
されたイコライザを複数段カスケート接続にでき、また
この逆も可能になり、使用するチャンネル数が変わって
もその条件で最も効率的な使い方ができ、製品の汎用化
を図れる。図7は本発明の第2の実施例であってDSP
に構成されるイコライザの構成を示す図である。本図に
示すイコライザ2は入力信号1及び2の音響信号を等化
補正して出力信号1及び2を形成するためにそれぞれが
例えば5バンドのイコライザ30−1及び30ー2から
なるイコライザ群30と、該イコライザ群30のイコラ
イザ30−1及び30−2の接続を変更する接続変更手
段40とを具備する。該接続変更手段40はイコライザ
30−1の出力信号にそれぞれ係数g11及びg12を
乗算する乗算器41及び42と、入力信号2に係数g1
3及びg14を乗算する乗算器43及び44と、前記乗
算器42及び43との出力信号を加算して該加算信号を
イコライザ30−2に入力する加算器43と、前記乗算
器41及び44の出力信号を加算して該加算信号を出力
1として形成する加算器46とを具備する。ここで、本
イコライザシステムが自動車等に搭載されている場合に
は出力1はリア信号として使用し、出力2はフロント信
号として使用してもよい。
【0015】本実施例において、イコライザ30−1及
び30ー2を独立2チャンネルとして使用する場合に
は、接続変更手段40における乗算器41及び43の乗
算係数をg11=g13=1.0とし、乗算器42及び
44の乗算係数をg12=g14=0.0とする。自動
車の車室内でフロント席、リア席の双方で5バンドのイ
コライザが使用される。つぎに1チャンネルをイコライ
ザとし、他方のチャンネルをスルーとして使用する場合
(例えば、車室内で、フロント座席を優先させる場合は
フロント座席だけイコライザをかけ、全席モードの時と
切り換える場合等)、乗算器41及び43の乗算係数を
g11=g13=0.0とし、乗算器42及び44の乗
算係数をg12=g14=1.0とする。なおこの場
合、入力1はイコライザ30−1、30−2を通過し出
力2となり、入力2はイコライザ30−1、30−2を
スルーし出力1となる。なお、上記乗算器の係数は接続
係数格納手段4により与えられる。
び30ー2を独立2チャンネルとして使用する場合に
は、接続変更手段40における乗算器41及び43の乗
算係数をg11=g13=1.0とし、乗算器42及び
44の乗算係数をg12=g14=0.0とする。自動
車の車室内でフロント席、リア席の双方で5バンドのイ
コライザが使用される。つぎに1チャンネルをイコライ
ザとし、他方のチャンネルをスルーとして使用する場合
(例えば、車室内で、フロント座席を優先させる場合は
フロント座席だけイコライザをかけ、全席モードの時と
切り換える場合等)、乗算器41及び43の乗算係数を
g11=g13=0.0とし、乗算器42及び44の乗
算係数をg12=g14=1.0とする。なおこの場
合、入力1はイコライザ30−1、30−2を通過し出
力2となり、入力2はイコライザ30−1、30−2を
スルーし出力1となる。なお、上記乗算器の係数は接続
係数格納手段4により与えられる。
【0016】図8は本発明の第3の実施例であって、D
SPに形成されるイコライザの構成を示す図である。本
図に示すイコライザ2はそれぞれが1バンドで構成さ
れ、イコライザ50−1、50−2及び50−3からな
るイコライザ群50と、該イコライザ群50のイコライ
ザ50−1、50−2及び50−3の接続を変更する接
続変更手段60とを具備する。該接続変更手段60は、
入力2に係数g31およびg32を乗算する乗算器61
及び62と、入力1を処理したイコライザ50−1の出
力信号に係数g33及び35をそれぞれ乗算する乗算器
63及び65と、前記乗算器61及び63の出力を加算
し該加算信号を前記イコライザ50−2に出力する加算
器67と、イコライザ50−2の出力信号に係数g34
及びg36をそれぞれ乗算する乗算器64及び66と、
前記乗算器62及び64の出力を加算して該加算信号を
前記イコライザ50−3により処理して出力1として形
成させる加算器68と、前記乗算器65及び66の出力
信号を加算して該加算信号を出力2とする加算器69と
を具備する。
SPに形成されるイコライザの構成を示す図である。本
図に示すイコライザ2はそれぞれが1バンドで構成さ
れ、イコライザ50−1、50−2及び50−3からな
るイコライザ群50と、該イコライザ群50のイコライ
ザ50−1、50−2及び50−3の接続を変更する接
続変更手段60とを具備する。該接続変更手段60は、
入力2に係数g31およびg32を乗算する乗算器61
及び62と、入力1を処理したイコライザ50−1の出
力信号に係数g33及び35をそれぞれ乗算する乗算器
63及び65と、前記乗算器61及び63の出力を加算
し該加算信号を前記イコライザ50−2に出力する加算
器67と、イコライザ50−2の出力信号に係数g34
及びg36をそれぞれ乗算する乗算器64及び66と、
前記乗算器62及び64の出力を加算して該加算信号を
前記イコライザ50−3により処理して出力1として形
成させる加算器68と、前記乗算器65及び66の出力
信号を加算して該加算信号を出力2とする加算器69と
を具備する。
【0017】本実施例において、1チャンネル使用の場
合には、乗算器61、62、65、66の乗算係数をg
31=g32=g35=g36=0.0とし、乗算器6
3、64の乗算係数をg33=g34=1.0とする
と、入力1は、イコライザ50−1、50−2及び50
−3を通過して、出力1となる。入力1を1バンド、入
力2を2バンドとして使用する場合には、乗算器61、
64、65の乗算係数をg31=g34=65=1.0
とし、乗算器62、63、66の乗算係数をg32=g
33=g36=0.0とすると、入力1はイコライザ5
0−1を通過して出力2となり、入力2はイコライザ5
0−2、50−3を通過して出力1となる。
合には、乗算器61、62、65、66の乗算係数をg
31=g32=g35=g36=0.0とし、乗算器6
3、64の乗算係数をg33=g34=1.0とする
と、入力1は、イコライザ50−1、50−2及び50
−3を通過して、出力1となる。入力1を1バンド、入
力2を2バンドとして使用する場合には、乗算器61、
64、65の乗算係数をg31=g34=65=1.0
とし、乗算器62、63、66の乗算係数をg32=g
33=g36=0.0とすると、入力1はイコライザ5
0−1を通過して出力2となり、入力2はイコライザ5
0−2、50−3を通過して出力1となる。
【0018】次に、入力1を2バンド、入力2を1バン
ドとして使用する場合には、乗算器62、63、66の
乗算係数をg32=g33=g36=1.0とし、乗算
器61、64、65の乗算係数g31=g34=g35
=0.0とすると、入力1は、イコライザ50−1、5
0−2を通過して、出力2になる。入力2は、イコライ
ザ50−3を通過して、出力1になる。なお、上記乗算
器の乗算器係数、イコライザのフィルタ係数は前記イコ
ライザ接続手段4及びフィルタ係数格納手段5により与
えられる。
ドとして使用する場合には、乗算器62、63、66の
乗算係数をg32=g33=g36=1.0とし、乗算
器61、64、65の乗算係数g31=g34=g35
=0.0とすると、入力1は、イコライザ50−1、5
0−2を通過して、出力2になる。入力2は、イコライ
ザ50−3を通過して、出力1になる。なお、上記乗算
器の乗算器係数、イコライザのフィルタ係数は前記イコ
ライザ接続手段4及びフィルタ係数格納手段5により与
えられる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数のイコライザの入出力に係数が乗算されて、イコライ
ザの接続が並列から直列に交互に変更される。このため
使用されていないチャンネルがある場合には、未使用の
チャンネルのイコライザを有効に使用できるようにな
る。複数のイコライザが直列接続されて出力されるチャ
ンネル以外のチャンネルにイコライザを通過しない信号
が出力されることにより、車室内のような場合には、フ
ロント席とリア席との間の音圧のバランスがとれる。ま
た入出力数に対応して前記複数のイコライザを任意の複
数のグループに分けるように接続することにより、一部
のチャンネルが未使用な場合にさらにイコライザの有効
利用を図れる。
数のイコライザの入出力に係数が乗算されて、イコライ
ザの接続が並列から直列に交互に変更される。このため
使用されていないチャンネルがある場合には、未使用の
チャンネルのイコライザを有効に使用できるようにな
る。複数のイコライザが直列接続されて出力されるチャ
ンネル以外のチャンネルにイコライザを通過しない信号
が出力されることにより、車室内のような場合には、フ
ロント席とリア席との間の音圧のバランスがとれる。ま
た入出力数に対応して前記複数のイコライザを任意の複
数のグループに分けるように接続することにより、一部
のチャンネルが未使用な場合にさらにイコライザの有効
利用を図れる。
【図1】本発明の実施例に係るイコライザシステムの全
体構成を示す図である。
体構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例であってDSPに形成さ
れるイコライザの構成を示す図である。
れるイコライザの構成を示す図である。
【図3】3バンドのイコライザの構成を示す図である。
【図4】1バンドを二次のフィルタ(ー12dB/oc
t)で形成するイコライザを示す図である。
t)で形成するイコライザを示す図である。
【図5】3バンドの二次フィルタで形成されるイコライ
ザの周波数特性を示す図である。
ザの周波数特性を示す図である。
【図6】複数のイコライザが直列接続する場合の周波数
特性を示す図である。
特性を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例であってDSPに構成さ
れるイコライザの構成を示す図である。
れるイコライザの構成を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施例であってDSPに形成さ
れるイコライザの構成を示す図である。
れるイコライザの構成を示す図である。
【図9】従来の複数チャンネルに使用されるイコライザ
システムを示す図である。
システムを示す図である。
1…A/D変換器 2…イコライザ 3…D/A変換器 4…接続係数格納手段 5…フィルタ係数格納手段 10、30、50…フィルタ群 20、40、60…イコライザ接続変更手段
Claims (3)
- 【請求項1】 ディジタル信号を等化処理する複数のチ
ャンネルにそれぞれ使用される複数のイコライザであっ
て、 前記複数のイコライザの入出力に係数を乗算して、イコ
ライザの接続を並列から直列に交互に変更するイコライ
ザ接続変更手段(20)と、 前記イコライザの接続を変更する係数を格納する接続係
数格納手段(4)と、 前記イコライザの接続変更にとなって変更すべきイコラ
イザのフィルタ係数を格納するフィルタ係数格納手段
(5)とを備えるイコライザシステム。 - 【請求項2】 前記複数のイコライザが直列接続されて
出力されるチャンネル以外のチャンネルにイコライザを
通過しない信号を出力する請求項1記載のイコライザシ
ステム。 - 【請求項3】 前記複数のイコライザを任意の複数のグ
ループに分けて入出力に接続する請求項1記載のイコラ
イザシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21603692A JPH0661787A (ja) | 1992-08-13 | 1992-08-13 | イコライザシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21603692A JPH0661787A (ja) | 1992-08-13 | 1992-08-13 | イコライザシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0661787A true JPH0661787A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16682283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21603692A Withdrawn JPH0661787A (ja) | 1992-08-13 | 1992-08-13 | イコライザシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0661787A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7522367B2 (en) | 2005-11-23 | 2009-04-21 | International Business Machines Corporation | Asynchronous read channel shaped toward generalized partial response characteristics |
-
1992
- 1992-08-13 JP JP21603692A patent/JPH0661787A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7522367B2 (en) | 2005-11-23 | 2009-04-21 | International Business Machines Corporation | Asynchronous read channel shaped toward generalized partial response characteristics |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991102 |