JPH0661736B2 - 補強材入れ押出材の押出成形装置 - Google Patents
補強材入れ押出材の押出成形装置Info
- Publication number
- JPH0661736B2 JPH0661736B2 JP2249216A JP24921690A JPH0661736B2 JP H0661736 B2 JPH0661736 B2 JP H0661736B2 JP 2249216 A JP2249216 A JP 2249216A JP 24921690 A JP24921690 A JP 24921690A JP H0661736 B2 JPH0661736 B2 JP H0661736B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- raw material
- mold
- extruder
- extrusion
- reinforcing material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、セメント組成物を初めとする窯業系、及びプ
ラスチック等の合成樹脂などの押出成形可能な材料の中
に、金属、ガラス繊維などで予め所要の形状に造られた
補強材を入れ、同時押出成形を可能にした押出材の成形
方法及び装置に関するものである。
ラスチック等の合成樹脂などの押出成形可能な材料の中
に、金属、ガラス繊維などで予め所要の形状に造られた
補強材を入れ、同時押出成形を可能にした押出材の成形
方法及び装置に関するものである。
[従来の技術] 従来押出成形材の機械的性能を向上させる為にいろいろ
な断面形状にしたり、細かく切断した補強材を入れ、同
時押出成形したりすることはあったが、それでも各種の
建材や構造部材として使用するには、さらに軽量で且つ
強固にする必要があり、その方法として線伏の単純形状
補強材、並びに枠組補強材を同時押出成形する技術が見
出されている。
な断面形状にしたり、細かく切断した補強材を入れ、同
時押出成形したりすることはあったが、それでも各種の
建材や構造部材として使用するには、さらに軽量で且つ
強固にする必要があり、その方法として線伏の単純形状
補強材、並びに枠組補強材を同時押出成形する技術が見
出されている。
これらの押出成形方法及び装置としては、たとえば特公
昭53-13208号公報に記載の方法が知られている。この方
法は二台の押出機を用いる方法であり、二台の押出機と
いう面倒な方法をとり、且つ、この二台の押出機の押出
特性が一定でなく、成形品の直線性を保持し難いと言う
問題点を抱えている。又、別な方法として特開昭50-846
20号公報に記載の方法が提案されているが、この方法で
は上方からのみ原料を押し出すので、補強材の下方側は
原料となじみにくく、且つ、補強材が上下に複数あると
きは、特に下方の補強材と原料がなじみにくい問題点を
有している。他にも幾つかの方法が提案されているが、
それぞれに問題点を抱えている。
昭53-13208号公報に記載の方法が知られている。この方
法は二台の押出機を用いる方法であり、二台の押出機と
いう面倒な方法をとり、且つ、この二台の押出機の押出
特性が一定でなく、成形品の直線性を保持し難いと言う
問題点を抱えている。又、別な方法として特開昭50-846
20号公報に記載の方法が提案されているが、この方法で
は上方からのみ原料を押し出すので、補強材の下方側は
原料となじみにくく、且つ、補強材が上下に複数あると
きは、特に下方の補強材と原料がなじみにくい問題点を
有している。他にも幾つかの方法が提案されているが、
それぞれに問題点を抱えている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、以上の問題点に鑑みなされたもので、その目
的は一台の押出機を使用して、原料と、強固にメッシュ
状枠組された補強材、並びに、金属板をエキスバンドし
たラス状補強材等を、安定してしかも効率良く同時に押
出成形する装置を提供することにある。
的は一台の押出機を使用して、原料と、強固にメッシュ
状枠組された補強材、並びに、金属板をエキスバンドし
たラス状補強材等を、安定してしかも効率良く同時に押
出成形する装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] その要旨は、 一台の原料押出機と、該原料押出機に基端が接続され、
先端が分岐された略逆Y字状の分岐吐出部と、該分岐吐
出部と押出原料が合流する金型の相対向した原料入口と
を結ぶ湾曲接続管とを有し、金型内で合流した押出原料
と同一の流動方向にそって補強材を金型内に同時挿入す
る補強材入れ押出材の押出成形装置において、前記金型
の相対向した原料入口は金型の両側面に配置すると共
に、前記湾曲接続管には分岐後の原料流量を調整するゲ
ート弁を設けたことを特徴とする補強材入れ押出材の押
出成形装置である。
先端が分岐された略逆Y字状の分岐吐出部と、該分岐吐
出部と押出原料が合流する金型の相対向した原料入口と
を結ぶ湾曲接続管とを有し、金型内で合流した押出原料
と同一の流動方向にそって補強材を金型内に同時挿入す
る補強材入れ押出材の押出成形装置において、前記金型
の相対向した原料入口は金型の両側面に配置すると共
に、前記湾曲接続管には分岐後の原料流量を調整するゲ
ート弁を設けたことを特徴とする補強材入れ押出材の押
出成形装置である。
[発明の構成と作用] 以下に本発明を第1図に示す一実施例により具体的に説
明する。
明する。
第1図において、1は周知の押出機の吐出部で、その内
部には原料の圧送用スクリユー2が装備されている。3
は押出機に基端が接続され先端が分岐された略逆Y字接
続管で端部は、湾曲接続管5-1,5-2によって原料が合流
する金型両側面原料入口4-1,4-2に接続されている。
部には原料の圧送用スクリユー2が装備されている。3
は押出機に基端が接続され先端が分岐された略逆Y字接
続管で端部は、湾曲接続管5-1,5-2によって原料が合流
する金型両側面原料入口4-1,4-2に接続されている。
又、この湾曲接続管には原料の分流量を調節する為のゲ
ート6-1,6-2が設けてあり、その前後に圧力計7-1,7-2,7
-3,7-4を取付けて、該湾曲接続管内の静圧を測定してい
る。
ート6-1,6-2が設けてあり、その前後に圧力計7-1,7-2,7
-3,7-4を取付けて、該湾曲接続管内の静圧を測定してい
る。
従って、押出原料は、原料の圧送用スクリュー2によっ
て略逆Y字接続管3に押し出され、この略逆Y字接続管
で左右にほぼ均等に分流され、それぞれ湾曲接続管5-1,
5-2に流れ、ゲート弁6-1,6-2をくぐり金型4の両側面原
料入口4-1,4-2に流れ込む。この金型4の内部には、コ
ーン形状を設けた押出原料流動規制ダイス7が装着され
ており、金型両側面原料入口4-1,4-2から流れてきた双
方の原料流動方向を徐々に変えながら互いに合流させて
いる。また当該押出原料流動規制ダイス内部を貫通する
補強材導入スリーブ8の先端は、押出成形品9の外周規
制口金型10の入口近傍まで延長され、合流した原料の
流動方向が安定した時点で、金属ないしはガラス繊維を
強固にメッシュ状に枠組みされた補強材、あるいは金属
板をエキスパンドしたラス状補強材等の補強材11を、
原料流動方向にそって原料に挿入する。その後原料は外
周規制口金型10の入口テーパー部10〜1で徐々に圧
縮を受け、補強材の表裏から強固に覆い包み込むように
して補強材を引き込み、押出成形品9を成形する。この
段階で、前述したゲート装置前後の圧力計7-1,7-2,7-3,
7-4は、それぞれの原料流れに応じた静圧を指示する。
従って、この圧力指示値が双方同じくするようにゲート
弁を閉動させる事で、原料の分流量を同一にする事がで
き、成形品の直線性は大きく向上する。又、原料は金型
の両側面から流入して来るので、補強材が上下に複数あ
る場合でも、原料は容易にこれらの補強材の上下に流入
でき、補強材と原料が完全になじんでくれる。
て略逆Y字接続管3に押し出され、この略逆Y字接続管
で左右にほぼ均等に分流され、それぞれ湾曲接続管5-1,
5-2に流れ、ゲート弁6-1,6-2をくぐり金型4の両側面原
料入口4-1,4-2に流れ込む。この金型4の内部には、コ
ーン形状を設けた押出原料流動規制ダイス7が装着され
ており、金型両側面原料入口4-1,4-2から流れてきた双
方の原料流動方向を徐々に変えながら互いに合流させて
いる。また当該押出原料流動規制ダイス内部を貫通する
補強材導入スリーブ8の先端は、押出成形品9の外周規
制口金型10の入口近傍まで延長され、合流した原料の
流動方向が安定した時点で、金属ないしはガラス繊維を
強固にメッシュ状に枠組みされた補強材、あるいは金属
板をエキスパンドしたラス状補強材等の補強材11を、
原料流動方向にそって原料に挿入する。その後原料は外
周規制口金型10の入口テーパー部10〜1で徐々に圧
縮を受け、補強材の表裏から強固に覆い包み込むように
して補強材を引き込み、押出成形品9を成形する。この
段階で、前述したゲート装置前後の圧力計7-1,7-2,7-3,
7-4は、それぞれの原料流れに応じた静圧を指示する。
従って、この圧力指示値が双方同じくするようにゲート
弁を閉動させる事で、原料の分流量を同一にする事がで
き、成形品の直線性は大きく向上する。又、原料は金型
の両側面から流入して来るので、補強材が上下に複数あ
る場合でも、原料は容易にこれらの補強材の上下に流入
でき、補強材と原料が完全になじんでくれる。
[発明の効果] 以上の如く、本発明によれば、二台の押出機を使用せず
一台の押出機で、メッシュ状に枠組みした補強材、並び
にラス状補強材等を挿入した押出成形品が、容易に、且
つ、安定して製造できる等、工業的に著しい効果を発揮
する。
一台の押出機で、メッシュ状に枠組みした補強材、並び
にラス状補強材等を挿入した押出成形品が、容易に、且
つ、安定して製造できる等、工業的に著しい効果を発揮
する。
第1図は本発明の実施例装置の構成を示す要部断面平面
図である。 4……金型、5-1,5-2……湾曲接続管 6-1,6-2……ゲート弁 7……押出原料流動規制ダイス 8……補強材導入スリーブ 9……押出成形品、10……外周規制口金型
図である。 4……金型、5-1,5-2……湾曲接続管 6-1,6-2……ゲート弁 7……押出原料流動規制ダイス 8……補強材導入スリーブ 9……押出成形品、10……外周規制口金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三枝 茂 埼玉県南埼玉郡白岡町大字下大崎871番地 三上工業株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−156001(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】一台の原料押出機と、該原料押出機に基端
が接続され、先端が分岐された略逆Y字状の分岐吐出部
と、該分岐吐出部と押出原料が合流する金型の相対向し
た原料入口とを結ぶ湾曲接続管とを有し、金型内で合流
した押出原料と同一の流動方向にそって補強材を金型内
に同時挿入する補強材入れ押出材の押出成形装置におい
て、前記金型の相対向した原料入口は金型の両側面に配
置すると共に、前記湾曲接続管には分岐後の原料流量を
調整するゲート弁を設けたことを特徴とする補強材入れ
押出材の押出成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2249216A JPH0661736B2 (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | 補強材入れ押出材の押出成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2249216A JPH0661736B2 (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | 補強材入れ押出材の押出成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04128006A JPH04128006A (ja) | 1992-04-28 |
JPH0661736B2 true JPH0661736B2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=17189648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2249216A Expired - Lifetime JPH0661736B2 (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | 補強材入れ押出材の押出成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0661736B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5313208B2 (ja) * | 1974-02-20 | 1978-05-09 | ||
JPH0541846Y2 (ja) * | 1988-04-08 | 1993-10-22 |
-
1990
- 1990-09-19 JP JP2249216A patent/JPH0661736B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04128006A (ja) | 1992-04-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN1063382C (zh) | 制造滴灌管线及其中所用预制件的方法 | |
US4655987A (en) | Method and apparatus for extruding tubular articles having several conduits | |
JPS5839419A (ja) | カラ−ウエツジフイルムを製造する方法及びその装置 | |
US5425911A (en) | Method for manufacture of integral reclosable bag | |
JPS60229726A (ja) | シ−ト押出用ダイ | |
US4504210A (en) | Die for extruder | |
EP0773096A3 (en) | Process for producing molded article made of synthetic resin | |
DE202007016630U1 (de) | Vorrichtung zur fortlaufenden Herstellung eines Verbundrohres mit Rohrmuffe | |
GB1474319A (en) | Moulding of extruded construction elements containing rein forcements | |
JPH0661736B2 (ja) | 補強材入れ押出材の押出成形装置 | |
CN205343739U (zh) | 复合钢丝管模具 | |
WO2009035161A3 (en) | An extrusion die with manifold system and a method of extrusion | |
CA2059118A1 (fr) | Profile a structure alveolaire en resine thermoplastique - appareillage d'extrusion pour l'obtention du profile et son procede de fabrication | |
CN208164262U (zh) | 一种pe管成型挤出头 | |
JP3434604B2 (ja) | 押出成形板及び補強材入り押出成形板の製造装置 | |
JP3434605B2 (ja) | 管状補強材入り押出成形板の製造方法及び装置 | |
CN101115604A (zh) | 用于挤出中空型材的挤出管嘴 | |
JP3458019B2 (ja) | 押出成形役物の製造方法 | |
JPH0747522A (ja) | ネット状補強材入り押出成形体の製造装置 | |
KR960010542Y1 (ko) | 보강부재를 연속삽입할 수 있는 연속압출식 건축부재 성형장치 | |
CN216658755U (zh) | 牛角进胶式流道结构 | |
JPS6019521A (ja) | 連続押出成形方法 | |
KR20050054434A (ko) | 합성수지제 패널, 및 이의 제조장치 및 방법 | |
JPH0747521A (ja) | ネット状補強材入り押出成形体の製造方法およびその装置 | |
KR20050054481A (ko) | 일체형 합성수지제 패널 |