JPH06613Y2 - 内燃機関のアイドル状態判別装置 - Google Patents

内燃機関のアイドル状態判別装置

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JPH06613Y2
JPH06613Y2 JP10417587U JP10417587U JPH06613Y2 JP H06613 Y2 JPH06613 Y2 JP H06613Y2 JP 10417587 U JP10417587 U JP 10417587U JP 10417587 U JP10417587 U JP 10417587U JP H06613 Y2 JPH06613 Y2 JP H06613Y2
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idle
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JP10417587U
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千岳 村田
章生 岡本
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、空調機器等の負荷の作動に応じてスロットル
弁を開いて、アイドル回転数を変更する内燃機関に用い
られるアイドル状態判別装置に関する。
[従来技術] 内燃機関(例えば車両のエンジン)の電子制御燃料噴射
装置においては、エアフローメータ等によって吸入空気
量を検出すると共にエンジン回転速度を検出し、これに
応じて燃料噴射量を定めている。これにより、エンジン
内の燃焼室では最適な空燃比が得られる。ところで、車
両が走行中に減速を行なう場合、燃費節減のため燃料噴
射をカットするシステムがある。これは、スロットル弁
が全閉状態(LLオン)でかつ回転数が所定値以上の場
合に行なうシステムである。ここで、LLオンを判定す
る場合、アイドルスイッチを用いて行なう技術が、特開
昭52−19820号公報に示されている。
なお、LLオン又はオフで異なる制御がなされるものと
しては、上記燃料カットの他、点火信号等が挙げられ、
それぞれのアクチュエータはこれらの信号に基づいて作
動される。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このようにスロットル弁を用いてLLを
判定する場合、通常の走行では支障はないが、エアーコ
ンディショナ(以下エアコンと称す)等の空調機器を主
とする負荷を作動させた場合に行なうアイドルアップ
(アイドル回転数の増加)でスロットル弁が開き、スロ
ットルセンサの出力がLLオフ(アイドル回転域外)と
判定されることがあり、前記燃料カット信号、点火信号
等に影響を及ぼし、それぞれのアクチュエータが誤動作
することがあった。
なお、関連技術としてスロットル弁を用いないで、吸入
空気量とエンジン回転数とで決定される燃料噴射パルス
時間の幅でエンジン全負荷状態を検出するものが特開昭
53−41641号公報に開示されている。
本考案は上記事実を考慮し、負荷の作動時に生じるアイ
ドル状態の誤判定を防止することができる内燃機関のア
イドル状態判別装置を得ることが目的である。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係る内燃機関のアイドル状態判別装置は、負荷
の作動状態に応じてスロットル弁を開いて、アイドル回
転数を変更する内燃機関に用いられ、スロットル弁の開
度からアイドル状態を検出するアイドルセンサと、スロ
ットル開度以外の機関状態からアイドル状態を判別する
アイドル状態判別手段と、前記負荷の作動中には前記ア
イドルセンサによるアイドル状態の判別を中止し前記ア
イドル状態判別手段に基づくアイドル状態の判別に切り
換える制御手段と、を有することを特徴としている。
[作用] 例えば空調機器等の負荷の非作動時にはアイドルセンサ
により吸気弁の開度を検出してアイドル状態か否かを判
別している。ここで、空調機器が作動されると、アイド
ルアップさせるために、吸気弁が開く。このとき、アイ
ドルセンサ出力はアイドル状態を脱したと判断すること
になるが、本考案では、制御手段によって、負荷の作動
中にはアイドルセンサによるアイドル状態の判別を中止
し、アイドル状態判別手段により、スロットル開度以外
の機関状態からアイドル状態を判別するなうようにして
いるので、アイドルアップによる誤判別がなく、例えば
減速時の燃料カット信号等に悪影響を及ぼすことがな
い。
[実施例] 第1図(A)は、本考案の一実施例の車両用エンジン1
0の概略を示すものである。この車両には負荷として空
調機器(エアコン13)が装備されている。
エアクリーナ(図示せず)の下流側には、スロットル弁
14が配置され、このスロットル弁14にスロットル弁
14の全閉状態(アイドル位置)でオンするアイドルス
イッチ15が取付けられ、スロットル弁14の下流側に
サージタンク16が設けられている。サージタンク16
には管路16Aを介して吸気管圧力センサ11が取り付
けられ吸気管圧力を測定し、吸気管圧力を電圧値として
得ることができるようになっている。また、スロットル
弁14を迂回しかつスロットル弁上流側とスロットル弁
下流側のサージタンク16とを連通するようにバイパス
路18が設けられている。
第1図(B)に示される如く、スロットル弁14にはV
SV(バキュームスイッチバルブ)17が取り付けられ
ており、エアコン13の作動時VSV17を通電してア
クチュエータ19とスロットル弁14の下流側とを連通
してアクチュエータ19によってスロットル弁14を開
放するようになっている(アイドルアップ)。また、エ
アコン13の非作動時にはVSV17への通電はされず
アクチュエータ19とスロットル弁14の上流側とを連
通し、アイドルアップを解除するようになっている。こ
こで、アイドルスイッチ15がオンの場合はスロットル
弁14が全閉状態であることを意味し、LLオンとされ
る。逆に、アイドルスイッチ15がオフの場合はスロッ
トル弁14は開いており、LLオフの状態となる。
サージタンク16は、インテークマニホールド20及び
吸入ポート22を介してエンジン10の燃焼室に連通さ
れている。そして、このインテークマニホールド20内
に突出するよう各気筒毎に、又は気筒グループ毎に燃料
噴射弁24が取付けられている。
エンジン10の燃焼室は、排気ポート26及びエキゾー
ストマニホールド28を介して三元触媒を充填した触媒
コンバータ(図示せず)に連通されている。このエキゾ
ーストマニホールド28には、排ガス中の残留酸素濃度
を検出して空燃比信号を出力するO2センサ30が取付
けられている。エンジンブロック32には、このブロッ
ク32を貫通してウォータジャケット内に突出するよう
冷却水温センサ34が取付けられている。この冷却水温
センサ34は、エンジン冷却水温を検出して水温信号を
出力する。
エンジン10のシリンダヘッド36を貫通して燃焼室内
に突出するように各気筒毎に点火プラグ38が取付けら
れている。この点火プラグ38は、ディストリビュータ
40及びイグナイタ42を介して、マイクロコンピュー
タ等で構成された電子制御回路44に接続されている。
このディストリビュータ40内には、ディストリビュー
タシャフトに固定されたシグナルロータとディストリビ
ュータハウジングに固定されたピックアップとで各々構
成された気筒判別センサ46及び回転角センサ48が取
付けられている。6気筒エンジンの場合、気筒判別セン
サ46は例えば720°CA毎に気筒判別信号を出力
し、回転角センサ48は例えば30°CA毎にエンジン
回転数信号を出力する。
電子制御回路44は第2図に示すように、MPU60,
ROM62,RAM64,入出力ポート68,入力ポー
ト70,出力ポート72,74,76及びこれらを接続
するデータバスやコントロールバス等のバス78を含ん
で構成されている。入出力ポート68には、A/D変換
器79,マルチプレクサ80及びバッファ82,84を
介して吸気管圧力センサ11及び水温センサ34が接続
されている。入力ポート70には、コンパレータ88及
びバッファ86を介してO2センサ30が接続されると
共に波形整形回路90を介して気筒判別センサ46及び
回転角センサ48が接続され、また直接アイドルスイッ
チ15とエアコン13の作動状態検出センサ17が接続
されている。出力ポート72は駆動回路92を介してイ
グナイタ42に接続され、出力ポート74は駆動回路9
4を介して燃料噴射弁24に接続されている。なお、M
PU60にはクロック98、タイマ100が接続されて
いる。
以下に本実施例の作用を説明する。
まず、アイドルスイッチ15がオン、すなわちスロット
ル弁14が全閉状態の場合、吸入空気はバイパス路18
からサージタンク16へと送られ、インテークマニホー
ルド20を介して燃焼室へと送られる。このときの吸気
管圧力は一定であるので、燃料はこれに応じて燃料噴射
弁24から噴射される。また、このようなアイドル回転
時の点火信号は、エンジン回転数に応じて演算され、イ
グナイタ42からディストリビュータ40へと送られ
る。
次にアイドルスイッチ15がオフ、すなわちスロットル
弁14が開いている場合、燃料噴射量は吸気管圧力の変
化(スロットル弁14の開度)に応じて演算され、点火
信号は吸気管圧力とエンジン回転数とによって演算され
る。これにより、燃焼室へは常に最適な空燃比の混合気
が供給される。
ここで、車両が減速する場合、スロットル弁14は全閉
状態となり燃料噴射量は前記噴射量で噴射されることに
なるが、エンジン回転数が所定値以上の場合は、燃料の
噴射を中止するようにしている。すなわち、アイドルス
イッチ15がオンで、かつエンジン回転数が所定値以上
の場合はエンジンがストップ(エンスト)することがな
いので、その間燃料噴射を中止とすることにより、燃料
が節減され、省エネルギとなる。
このように、アイドルスイッチ15のオン又はオフ状態
(LLオン又はオフ状態)で、各アクチュエータの作動
が異なるため、LLの判定、すなわち、アイドル回転域
か否かの判別を確実にする必要がある。以下に本実施例
のアイドル回転域判別を第3図(A)のフローチャート
に従い説明する。
まず、ステップ200でフラグFをリセット(F=0)
し、次いでステップ202でエアコン13が作動中であ
るか否かを判断し、否定判定の場合は、ステップ204
へ移行して、フラグFの状態を判断する。フラグFがリ
セット(F=0)の場合は前回もエアコン13は非作動
であると判断でき、ステップ206へ移行して、LLの
判定をアイドルスイッチ15を用いて行なった後、ステ
ップ200へ移行する。
次にステップ202でエアコンが作動中であると判断さ
れた場合、ステップ208へ移行して、第4図に示され
るマップを用いて、LLの判定を行なう。これにより、
エアコン13の作動中におけるスロットル弁14の開放
によるLL誤判別がなくなり、前述の各アクチュエータ
(点火信号、燃料カット信号等)を誤動作させることは
ない。LLの判別が終了すると、ステップ210へ移行
してフラグFをセット(F=1)した後、ステップ20
2へ移行する。
ここで、エアコン13が再度停止されて、ステップ20
2からステップ204へ移行した場合、ステップ210
でフラグFがセット(F=1)されているので、ステッ
プ204の判断は否定判定され、ステップ212へ移行
する。ステップ212は所定時間経過後にステップ20
6へ移行するので、アイドルスイッチ15によるLL判
別がエアコン13の停止時から若干遅れることになる。
これにより、電子制御装置44がエアコン13の停止時
に生じるアイドルアップ解除のスロットル閉弁の作動遅
れによる誤判定がなくなり、前述した各アクチュエータ
の誤動作させることがなくなる。
次に、第3図(B)のフローチャートに従い、ステップ
206のアイドルスイッチ15によるLL判定ルーチン
を説明する。ステップ214ではアイドルスイッチ15
がオンかオフかを判断し、肯定判定の場合は、スロット
ル弁14は全閉状態であると判断でき、ステップ216
へ移行して、LLオンであることを決定する。ステップ
214でアイドルスイッチ15がオフと判定された場合
は、スロットル弁14が開いていると判断でき、ステッ
プ218へ移行して、LLオフであることを決定する。
次に第3図(C)のフローチャートに従い、ステップ2
08のマップによるLL判別ルーチンを説明する。ステ
ップ220では、エンジン回転数と吸気管圧力とを取り
込み、ステップ222で第4図のマップから前記エンジ
ン回転数と吸気管圧力とで決定される座標がLLオンの
領域かLLオフの領域かを決定する。
このように、本実施例では、エアコン13の非作動時に
はLLの判別をアイドルスイッチ15で行ない、エアコ
ン13の作動中は予め記憶されたアイドル状態判別手段
としてのマップで行なうようにしているので、エアコン
13の作動時にアイドルアップのためスロットル弁14
が開くようなことがあってもLLの誤判別をすることが
ない。また、エアコン停止時には、LL判別切り換え時
期にデイレイを持たせたので(第3図(A)のステップ
212参照)、アイドルスイッチ15のアイドルアップ
解除のスロットル閉弁の作動遅れによるLLの誤判別を
することがない。
なお、本実施例では吸入管圧力によって空燃比を制御す
る内燃機関を示したが、エアフローメータを設置し、こ
れによって得られる吸入空気量に基づいて空燃比を制御
する内燃機関があってもよい。
[考案の効果] 以上説明した如く本考案に係る内燃機関のアイドル状態
判別装置は、負荷の作動中はアイドルセンサによるアイ
ドル状態の判別を中止し、アイドル状態判別手段によ
り、スロットル開度以外の機関状態からアイドル状態を
判別するため、負荷の作動時に生じるアイドル状態の誤
判定を防止することができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】 第1図(A)は本実施例に係るエンジンの概略図、第1
図(B)は第1図(A)のIB部詳細図、第2図は本実
施例の制御ブロック図、第3図(A)乃至(C)は本実
施例の制御フローチャート、第4図はエンジン回転数と
吸入空気量とでLLのオン又はオフ状態を判定するため
のマップ、第5図は本実施例のLL判別切り換え時期を
示すタイムチャートである。 10・・・エンジン、 14・・・スロットル弁、 15・・・アイドルスイッチ、 44・・・電子制御回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷の作動状態に応じてスロットル弁を開
    いて、アイドル回転数を変更する内燃機関に用いられ、
    スロットル弁の開度からアイドル状態を検出するアイド
    ルセンサと、スロットル開度以外の機関状態からアイド
    ル状態を判別するアイドル状態判別手段と、前記負荷の
    作動中には前記アイドルセンサによるアイドル状態の判
    別を中止し前記アイドル状態判別手段に基づくアイドル
    状態の判別に切り換える制御手段と、を有することを特
    徴とする内燃機関のアイドル状態判別装置。
JP10417587U 1987-07-07 1987-07-07 内燃機関のアイドル状態判別装置 Expired - Lifetime JPH06613Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10417587U JPH06613Y2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07 内燃機関のアイドル状態判別装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10417587U JPH06613Y2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07 内燃機関のアイドル状態判別装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS648545U JPS648545U (ja) 1989-01-18
JPH06613Y2 true JPH06613Y2 (ja) 1994-01-05

Family

ID=31335660

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JP10417587U Expired - Lifetime JPH06613Y2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07 内燃機関のアイドル状態判別装置

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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
特開昭57−129230JP,A)

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JPS648545U (ja) 1989-01-18

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