JPH066127U - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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JPH066127U
JPH066127U JP046527U JP4652792U JPH066127U JP H066127 U JPH066127 U JP H066127U JP 046527 U JP046527 U JP 046527U JP 4652792 U JP4652792 U JP 4652792U JP H066127 U JPH066127 U JP H066127U
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JP
Japan
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outer cover
occupant
flange
base plate
inner cover
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JP046527U
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Inventor
輝彦 小出
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 意匠面が異なる場合にも、ベースプレート及
びインナカバーを共用することができるエアバッグ装置
を得ることが目的である。 【構成】 ベースプレート14には第1のフランジ14
A及び第2のフランジ14Bが形成されており、第1の
フランジ14Aにはインナカバー30の反乗員側の端部
30Aがリベット38で固定され、第2のフランジ14
Bにはアウタカバー28の反乗員側の端部28Aが係止
されている。また、裾の長い意匠面を有するアウタカバ
ーを用いる場合には、第2のフランジ14Bにコ字形の
ブラケットを取付けこれにそのアウタカバーの反乗員側
の端部を係止させるようにする。これにより、意匠面が
異なる場合においても、ベースプレート14及びインナ
カバー30の共用が可能になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両急減速時に乗員側へ向けて袋体を膨出させるエアバッグ装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
エアバッグ装置、例えば、ステアリングホイールに取り付けられるタイプのエ アバッグ装置において、アウタカバーとインナカバーとによってエアバッグカバ ーが構成されたタイプのものが案出されている。
【0003】 図5に示されるように、エアバッグ装置100は、箱状のベースプレート10 2を備えており、このベースプレート102には車両急減速状態を感知する起動 装置の他、起動装置が作動することによって大量のガスを発生するインフレータ 104が取り付けられていると共に折り畳まれた状態の袋体106がリングプレ ート108を介して取り付けられている。
【0004】 また、エアバッグ装置100は高剛性とされた箱状のインナカバー110と低 剛性とされた箱状のアウタカバー112とから成るエアバッグカバー114を備 えている。インナカバー110は、主として袋体106の復元力を抑え込むと共 に車両急減速時には袋体106から作用する荷重をベースプレート102に伝達 する機能を有し、アウタカバー112は、主として意匠面を構成する。そして、 これらの反乗員側の端部110A、112Aは、リベット116でベースプレー ト102の側部102Aに共締めされることによりベースプレート102に固定 されるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図5に示されるような構成のエアバッグ装置100によると、 例えば図6に示されるように車種の関係で裾の長い意匠面を施すエアバッグ装置 118を得ようとした場合に、以下の問題点が生じる。すなわち、アウタカバー 120及びインナカバー122の双方をリベット116でベースプレート124 に共締めする構成であることに起因して、リベット116による取付位置を反乗 員側へ下げるべく、これらのすべての形状を変更しなければならなくなる。この ため、ベースプレート124、インナカバー122を大型化したことによるエア バッグ装置118の大型化や、重量アップに繋がるという問題点が生じる。
【0006】 本考案は上記事実を考慮し、意匠面が異なる場合にも、ベースプレート及びイ ンナカバーを共用することができるエアバッグ装置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、車両急減速時に乗員側へ向けて袋体を膨出させるエアバッグ装置で あって、前記膨出する袋体を支持するベース部材と、前記袋体を覆うと共に車両 急減速時には前記膨出する袋体からの押圧力を受けて破断するインナカバーと、 このインナカバーを覆うと共に車両急減速時には前記膨出する袋体からの押圧力 を受けて破断するアウタカバーと、前記ベース部材に設けられ、前記インナカバ ーの反乗員側の端部が固定される第1のフランジ部と、前記ベース部材に設けら れ、前記アウタカバーの反乗員側の端部が直接係止され若しくは前記アウタカバ ーの反乗員側の端部が係止されるブラケットが取り付けられる第2のフランジ部 と、を有することを特徴としている。
【0008】
【作用】
上記構成によれば、ベース部材に支持された袋体を覆うインナカバーは、その 反乗員側の端部がベース部材に設けられた第1のフランジ部に固定される。また 、インナカバーを覆うアウタカバーは、その反乗員側の端部がベース部材に設け られた第2のフランジ部に直接係止される。なお、このようにしてアウタカバー 及びインナカバーが取り付けられたエアバッグ装置は、車両急減速時になると袋 体がインナカバー及びアウタカバーを破断させて乗員側へ向けて膨出する。
【0009】 一方、車種との関係で意匠面を変更する場合、つまりアウタカバーの形状を変 更して例えば従来技術の項で説明したような裾の長い意匠面を持つアウタカバー にした場合は、以下のようにしてインナカバー及びアウタカバーがベースプレー トに取り付けられる。
【0010】 すなわち、インナカバーの反乗員側の端部は、前述した場合と同様にしてベー ス部材に設けられた第1のフランジ部に固定される。一方、アウタカバーの反乗 員側の端部は、前述した場合と異なり、ベース部材に取り付けられたブラケット に係止される。
【0011】 これにより、意匠面によって、アウタカバーの反乗員側の端部をベース部材の 第2のフランジ部に直接係止するか、ブラケットを用いるかを選択するだけでよ く、意匠面が異なる場合においてもベース部材及びインナカバーについては共用 することが可能となる。従って、ベース部材、インナカバーといったエアバッグ 装置の構成要素の大型化に起因するエアバッグ装置の大型化や、重量アップを回 避することもできる。
【0012】
【実施例】
以下、図1〜図4を用いて、本考案の一実施例に係るエアバッグ装置10につ いて説明する。
【0013】 図1に示されるように、このエアバッグ装置10は、ステアリングホイール1 2のハブ12Aに取り付けられるタイプのものである。エアバッグ装置10は、 ベース部材としての箱状のベースプレート14を備えており、その中央部には円 形の貫通孔が形成されている。この円孔へは略円柱形のインフレータ16が反乗 員側から挿入されている。インフレータ16にはその軸方向中間部にフランジ1 8が形成されており、このフランジ18と後述するリングプレート20とがベー スプレート14へ共締めされている。また、インフレータ16には、その乗員側 周面にガス噴出用の複数のガス孔22が形成されている。インフレータ16内に は車両急減速状態を感知する図示しない起動装置、この起動装置が作動すること により発火する雷管、雷管の火力により伝爆剤を介して燃焼するガス発生剤、ガ ス発生剤の燃焼により生じた大量かつ高温のガスを冷却等する複数種類のフィル タ等の部品が収容されている。
【0014】 また、ベースプレート14の乗員側の面には、袋体24が折り畳まれた状態で 配置されており、その開口側の縁がリングプレート20を介して図示しないボル ト等によりベースプレート14側へ押しつけられている。この袋体24は、エア バッグカバー26によって包囲されている。エアバッグカバー26は、乗員側に 配置された箱状のアウタカバー28と、アウタカバー28の内側に若干離間して 配置された箱状のインナカバー30と、から構成されている。アウタカバー28 は、低剛性とされ意匠面を構成している。また、インナカバー30はアウタカバ ー28に比べ高剛性とされ、車両急減速時以外の状態では折り畳み状態の袋体2 4から受ける復元力を抑え込み、また車両急減速状態では乗員側へ向けて膨出す る袋体24から押圧力を受けてこれをベースプレート14を介してステアリング ホイール12側へと伝達する役目をしている。
【0015】 また、これらのアウタカバー28及びインナカバー30は、共に樹脂製とされ 、その乗員側の面には乗員側から見てH型の薄肉部34、36がそれぞれ形成さ れている。このため、アウタカバー28及びインナカバー30は、車両急減速時 になるとこの薄肉部34、36から破断して図1の矢印A方向を回動方向として 回動する。
【0016】 次に、エアバッグカバー26のベースプレート14への取付構造について詳細 に説明する。
【0017】 上述したベースプレート14には、その両側部が乗員側へ向けて屈曲されて第 1のフランジ14Aとされている。この第1のフランジ14Aへインナカバー3 0の反乗員側の端部30Aがリベット38により締結されている。また、ベース プレート14には、第1のフランジ14Aよりも中心よりの位置から反乗員側へ 向けて切り起こされた第2のフランジ14Bが形成されている。この第2のフラ ンジ14Bへは、アウタカバー28の反乗員側の端部28Aが係止されている。 この係止構造は、アウタカバー28の反乗員側の端部28Aに形成された切欠4 0を第2のフランジ14Bへ挿入係止させる構造となっている。なお、第2のフ ランジ14Bには、リベット用孔42が形成されているが、このアウタカバー2 8を用いる場合には使用しない。
【0018】 ところで、車種等の関係で、意匠面を変更するべく上述したアウタカバー28 とは異なるアウタカバー50を用いる場合の構造について、図4に基づいて以下 に説明する。
【0019】 この場合においても、ベースプレート14及びインナカバー30自体に変更は なく、かつ、インナカバー30とベースプレート14との固定位置も同様である 。ただ違うのは、コ字形のブラケット44を用いている点である。
【0020】 ブラケット44の一端44Aは第2のフランジ14Bと同一長さとされており 、また他端44Bは一端44Aよりも長く形成されている。このブラケット44 の一端44Aには前記リベット用孔42(ベースプレート14の第2のフランジ 14Bに予め形成されているが前述した場合においては使用しなかったリベット 用孔42)と同軸上にリベット用孔46が形成されており、このリベット用孔4 6と第2のフランジ14Bのリベット用孔42とを用いてリベット48で両者が 固定されている。そして、このブラケット44の他端44Bに裾の長いアウタカ バー50の反乗員側の端部50Aが係止されている。
【0021】 以下に、インナカバー30及びアウタカバー28のベースプレート14への組 付を通して、本実施例の作用を説明する。
【0022】 まず、インナカバー30とベースプレート14とが組付けられる。すなわち、 図2に示されるように、ベースプレート14にインフレータ16、袋体24が組 み付けられた後、インナカバー30が袋体24を覆うようにこれを被せる。その 後、インナカバー30の反乗員側の端部30Aとベースプレート14の第1のフ ランジ14Aとをリベット38で締結して固定する。
【0023】 次いで、図3に示されるように、アウタカバー28の反乗員側の端部28Aの 切欠40をベースプレート14の第2のフランジ14Bに係止させる。これによ り、アウタカバー28のベースプレート14への組付が終了する。
【0024】 ここで、車種の関係で、裾の長い意匠面を有するアウタカバー50を適用する 場合には、以下のようにして組み付けられる。
【0025】 まず、ベースプレート14の第1のフランジ14Aとインナカバー30の反乗 員側の端部30Aとをリベット38で締結して固定する。ここまでは、前述した 場合と同様である。次いで、ベースプレート14の第2のフランジ14Bにブラ ケット44の一端44Aをリベット48で締結して固定する。その後、アウタカ バー50をインナカバー30に被せて、その反乗員側の端部50Aをブラケット 44の他端44Bに係止させる。これにより、アウタカバー50のベースプレー ト14への組付が終了する。
【0026】 なお、車両急減速時以外の状態では袋体24は折り畳み状態で格納されている が、車両急減速時になると起動装置が作動して雷管を発火させ伝爆剤を介してガ ス発生剤が燃焼し大量のガスが発生する。この大量のガスにより袋体24がイン ナカバー30及びアウタカバー28(もしくはアウタカバー50)を薄肉部34 、36で破断させた後、乗員側へ向けて膨出される。
【0027】 このように本実施例では、ベースプレート14に第1のフランジ14A及び第 2のフランジ14Bを設け、インナカバー30は第1のフランジ14Aに固定し 、アウタカバー28(もしくはアウタカバー50)は第2のフランジ14Bに直 接係止(もしくはブラケット44を取り付けた上で係止)するように構成したの で、車種等の関係で、アウタカバー28をアウタカバー50へと変更する必要が 生じた場合においても、ベースプレート14及びインナカバー30を共用するこ とができる。従って、エアバッグ装置10がベースプレート14及びインナカバ ー30に起因して大型化することもなく、また重量増加も最小限に抑えることが できる。
【0028】 なお、本実施例では、ブラケット44とベースプレート14の第2のフランジ 14Bとをリベット48で固定するように構成したが、これに限らず、着脱可能 に構成してもよい。
【0029】 また、本実施例では、アウタカバー28の反乗員側の端部28Aに切欠40を 形成して第2のフランジ14Bに差し込む構成にしているが、これに限らず、第 2のフランジ14Bの先端部をインフレータ16の軸線側へ向けて屈曲させるこ とにより、図1及び図3に示される意匠面が要求される場合にはアウタカバー5 0の反乗員側の端部50Aを前記屈曲させた第2のフランジ14Bの先端部に係 止させ、図4に示される意匠面が要求される場合にはブラケット44を装着させ その他端44Bにアウタカバー50を係止させる構成にしてもよい。このように すれば、ブラケット44の着脱操作だけで意匠面の変更に対応することができ、 ベースプレート14及びインナカバー30のみならず、アウタカバーについても 共用が可能になる(つまり、アウタカバー50を共用する)。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るエアバッグ装置は、意匠面が異なる場合に も、ベースプレート及びインナカバーを共用することができるという優れた効果 を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用されたエアバッグ装置を示す断面
図である。
【図2】図1のエアバッグ装置において、インナカバー
のみがベースプレートに組み付けられた状態を示す断面
図である。
【図3】図2に示される状態からインナカバーに加えア
ウタカバーが組み付けられた状態を示す図2に対応する
断面図である。
【図4】図3に示されるアウタカバーの代わりに裾の長
いアウタカバーを用いる場合の構造について示す図3に
対応する断面図である。
【図5】従来例に係るエアバッグ装置を示す図1に対応
する断面図である。
【図6】図5に示されるアウタカバーの代わりに裾の長
いエアバッグカバーを用いた場合の構造について示す図
4に対応する断面図である。
【符号の説明】
10 エアバッグ装置 14 ベースプレート(ベース部材) 14A 第1のフランジ 14B 第2のフランジ 24 袋体 28 アウタカバー 28A 反乗員側の端部 30 インナカバー 30A 反乗員側の端部 44 ブラケット 50 アウタカバー 50A 反乗員側の端部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両急減速時に乗員側へ向けて袋体を膨
    出させるエアバッグ装置であって、 前記膨出する袋体を支持するベース部材と、 前記袋体を覆うと共に車両急減速時には前記膨出する袋
    体からの押圧力を受けて破断するインナカバーと、 このインナカバーを覆うと共に車両急減速時には前記膨
    出する袋体からの押圧力を受けて破断するアウタカバー
    と、 前記ベース部材に設けられ、前記インナカバーの反乗員
    側の端部が固定される第1のフランジ部と、 前記ベース部材に設けられ、前記アウタカバーの反乗員
    側の端部が直接係止され若しくは前記アウタカバーの反
    乗員側の端部が係止されるブラケットが取り付けられる
    第2のフランジ部と、 を有することを特徴とするエアバッグ装置。
JP046527U 1992-07-03 1992-07-03 エアバッグ装置 Pending JPH066127U (ja)

Priority Applications (1)

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JP046527U JPH066127U (ja) 1992-07-03 1992-07-03 エアバッグ装置

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JP046527U JPH066127U (ja) 1992-07-03 1992-07-03 エアバッグ装置

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JPH066127U true JPH066127U (ja) 1994-01-25

Family

ID=12749759

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