JPH0661271U - 格闘競技用顔面保護具 - Google Patents

格闘競技用顔面保護具

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JPH0661271U
JPH0661271U JP808293U JP808293U JPH0661271U JP H0661271 U JPH0661271 U JP H0661271U JP 808293 U JP808293 U JP 808293U JP 808293 U JP808293 U JP 808293U JP H0661271 U JPH0661271 U JP H0661271U
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義行 鬼沢
農夫男 箱田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】装着者が安心して空手、少林寺拳法等の競技に
専念することができる安全な格闘競技用顔面保護具を提
供する。 【構成】前頭部、両耳及び顎を覆い保護するための本体
2と、顔面を覆い保護するための透明な板部材からなる
面部1と、後頭部を覆い保護するための後部5と、装着
時、頭部に固定するための固定具4を備え、面部1と本
体2との間に衝撃力吸収手段であるクッション材13、
弾性材14及び空間15を設け、本体側に伝わる衝撃力
を小さくし、さらに、本体2及び後部5の内側略全面に
連鎖状に衝撃力緩衝部材であるエア袋3を設け、装着者
に伝わる衝撃力を小さくした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えば空手、少林寺拳法等の格闘競技に使用される格闘競技用顔面保 護具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の格闘競技用顔面保護具は、例えば図3(a)及び(b)に示し た第1従来例のように顔面全体を覆い保護するための面部101と、前頭部を覆 い保護するための本体102と、後頭部を覆い保護するための後部105と、装 着時、頭部に固定するための固定具104とから構成されており、面部101が 本体102と略全周的に接触するように固定されている。
【0003】 面部101は透明な板部材により成形され、格闘競技用顔面保護具を装着した 際にも、外部が見えるようになっている。
【0004】 本体102はプラスチック材等により成形され、本体102の内側には衝撃力 を緩衝するための緩衝材であるクッション材103が設けられている。
【0005】 この格闘競技用顔面保護具装着時は、本体102と後部105に接続された帯 状の固定具104にて装着者の頭部に固定される。
【0006】 また、図4(a)及び(b)に示した第2従来例は、面部101’と、本体1 02’とから構成されている。
【0007】 面部101’は第1従来例の面部101と同様に、透明な板部材により成形さ れ、格闘競技用顔面保護具を装着した際にも、外部が見えるようになっている。
【0008】 本体102’は、衝撃力を緩衝するための緩衝材であるクッション材にて成形 されている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、斯かる従来技術の場合には、面部101または101’と、本体10 2または102’とが剛結されており、面部101または101’に打撃を受け た際、その衝撃力は本体102または102’にもろにかかることになり、装着 者の首部に多大な衝撃を与え、傷付けるおそれがある。
【0010】 また、衝撃力に耐えるだけの強度を持たせるために、面部101または101 ’の板厚を厚くする必要があり、そのため、装着者が競技時、相手の動きが見に くくなり、重量もあるという課題があった。
【0011】 さらに、本体102の内側には衝撃力を緩衝するための緩衝材であるクッショ ン材を設けているが、後部105の内側には衝撃力を緩衝するための緩衝材であ るクッション材がなく、保護が十分されていないため、装着者が競技時に転倒し た場合など、重大事故に繋がるおそれがある。
【0012】 本考案は上記従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とす るところは、装着者が安心して競技に専念することができる安全な格闘競技用顔 面保護具を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案にあっては、頭部に装着される保護具本 体と、該保護具本体の前面に設けられる顔面を保護するための面部と、を備えた 格闘競技用顔面保護具において、 前記保護具本体と前記面部との間に、面部から保護具本体に伝達される衝撃力 を吸収する衝撃力吸収手段を設けた。
【0014】 前記衝撃力吸収手段は、前記本体と面部の間に面部の変形を逃がす空間を設け ることで構成される。
【0015】 前記面部の上側を固定させ、下部をゴム等の弾性材で浮動支持して前記空間を 形成した。
【0016】
【作用】
而して、面部と本体の間に衝撃力吸収手段である弾性材、クッション材及び空 間を設けたので、面部に衝撃力を受けた時、衝撃力吸収手段が歪み、その分だけ 本体側に伝わる衝撃力を緩和させる。
【0017】
【実施例】
以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。
【0018】 本考案の第1実施例に係る格闘競技用顔面保護具を示す図1(a)〜(d)及 び図2(a)〜(d)において、Aは格闘競技用顔面保護具を示すもので、この 格闘競技用顔面保護具は、顔面全体を覆い保護するための面部1と、前頭部、両 耳及び顎を覆い保護するための本体2と、後頭部を覆い保護するための後部5と 、装着時、頭部に固定するための固定具4とから構成されている。
【0019】 本体2と後部5の内側には略全面、連鎖状に、衝撃力を緩衝するための衝撃力 緩衝部材であるエア袋3を設けている。
【0020】 面部1は、装着者が競技時の打撃等から顔面全体を覆い保護するもので、その 全面は、競技時相手の動きが見えるようにポリカーボネート等の透明な板部材に より成形されており、本実施例では2〜3mm程度と薄いため、装着者が競技時 、相手の動きが見易く、板厚を薄くすることで、重量も軽量化することができる 。
【0021】 また、面部1の下端部は、成形したままでは鋭利な状態で、競技時等、下端部 を打撃した場合、打撃した者の人体側に傷害を与えるおそれがあるが、本実施例 では、その鋭利な状態の下端部を覆うようにゴム部材を設けてあるため、競技時 等、下端部を打撃した場合でも打撃した者の人体側に傷害を与えないし、面部1 の割れ防止にもなる。
【0022】 本体2は、面部1によって覆われる顔面のまわりである前頭部、両耳及び顎を 覆い保護するするもので、強化プラスチック等から成形され、その形状は、前頭 部21、耳部22及び顎部23からなり、面部1に覆われる顔面部24がくり抜 かれている。
【0023】 本体2の内側には略全面、連鎖状に、衝撃力を緩衝するための衝撃力緩衝部材 であり、流体を入れた変形自在な部材であるエア袋3が設けられ、装着時、前頭 部、両耳及び顎に前頭部21、耳部22及び顎部23がそれぞれフィットするよ うに構成されている。
【0024】 また、耳部22には、耳穴部25が両側に設けられている。
【0025】 なお、本体2の内側には略全面、連鎖状に、衝撃力を緩衝するための衝撃力緩 衝部材であるエア袋3が設けられてはいるが、図1(d)に示したように、この 両側の耳穴部25を避けるように構成している。
【0026】 後部5は、本体2と同様に強化プラスチック等から成形され、その内側には略 全面、連鎖状に、衝撃力を緩衝するための緩衝部材であるエア袋3が設けられて いる。
【0027】 エア袋3は、本体2及び後部5の内側略全面、連鎖状に、衝撃力を緩衝するた めに設けられた衝撃力緩衝部材で、複数のエア袋3が細い通路31にて連鎖状に つながっており、例えば、顎部23に打撃を受けた時、その顎部23の内側に設 けたエア袋3の空気の内圧が急激に上昇しようとするが、連鎖状につながる両側 の耳部22及び、前頭部21の内側にあるエア袋3へ通路31を経て移動するこ とになり、通路31のオリフィスの効果から衝撃力を緩衝できる。
【0028】 ここで連鎖状でなく単一のエア袋3であったら、衝撃力で空気圧が急激に高く なり、袋が破れてしまう。
【0029】 この複数のエア袋3が細い通路31にて連鎖状につながった構成によれば、衝 撃力を効率よく吸収でき、単一のエア袋3で構成されたものより、エア袋3は破 れにくく、製品寿命が長くなる。
【0030】 また、このエア袋3は給気口32を設けることで、エア袋3内の空気量を調整 できる。
【0031】 この実施例では、流体を空気としたが、流動抵抗を得られる流体であれば、水 でも油でもよい。
【0032】 固定具4は、帯状のゴム等の弾力性を有する部材からなり、装着時、本体2及 び後部5が、前頭部、両耳、顎及び後頭部にフィットし、固定されるように、本 体2及び後部5の適宜箇所、接続部41にて接続されている。
【0033】 脱着時、図2(d)のように、固定具4は縮んだ状態で、本体2と後部5との 間隔は狭くなっており、装着する際、その間隔を広げて頭部に装着する。
【0034】 本実施例で、固定具4は帯状のゴム等の弾力性を有する部材を使用したが、本 来の目的は、装着時、頭部に固定させることであり、固定具4は、頭部に固定で きるものであればどんなものでもよい。
【0035】 面部1と本体2とは、面部1の上部にある固定部11及び両側部にある弾性支 持部12にて支持されている。
【0036】 面部1は、本体2の上部である前頭部21の顔面部24に近い部分、固定部1 1で、衝撃力吸収手段であるフェルト等のクッション材13を介してビス等を適 宜箇所に設けることにより接触固定され、左右両側に設けられた耳部22におい ても、衝撃力吸収手段であるゴム等の弾性材14を介して弾性支持部12でビス 等にて支持され、面部1の下部側は固定されておらずフリーな状態である。
【0037】 この面部1と本体2との間は、上記の固定部11及び両側部にある弾性支持部 12にて間隔をとって支持されており、特に面部1の下部側には、衝撃力吸収手 段である空間15が設けられ、面部1の変形による衝撃力吸収効果を高めてある 。
【0038】 そのため、面部1の下部に打撃等の衝撃を受けた場合、面部1は接触固定部1 1及び弾性支持部12を支点として空間15側に撓むことになり、撓んだ分だけ の衝撃力を面部1が吸収することになり、加えて、弾性支持部12にある弾性材 14が歪み、歪んだ分だけの衝撃力を弾性材14が吸収することになり、本体2 に伝わる衝撃力は減少し、さらに本体2の内側にも前述のエア袋3があるため装 着者が受ける衝撃力は従来品に比べて著しく緩和される。
【0039】 衝撃力は、手から受ける場合、最大500kgf前後であり、蹴の場合、最大 700kgf前後であるが、この数値は、固定した物で測定した衝撃力であるの で、実際の競技時では、その半分程度と考えられる。
【0040】 競技時、実際の打撃を受けた場合、従来のクッション材では強く感じられるが 、本実施例では、ほとんど感じられない。
【0041】
【考案の効果】
本考案は以上の構成及び作用よりなるもので、面部の下部を本体に固定せず浮 かせて空間を設けた構成とし、さらに、本体と面部が弾性材及びクッション材を 介して浮動支持されているので、衝撃力を受けた時、その衝撃力を吸収すべく面 部、弾性材及びクッション材が歪み、その分だけ衝撃力を緩和でき、本体側に伝 わる衝撃力が小さくなる。
【0042】 また、本体には内側略全面に連鎖状に衝撃力緩衝部材であるエア袋を設けたこ とで、装着者への衝撃力はさらに緩和させることができる。
【0043】 後部の内側略全面に連鎖状に衝撃力緩衝部材であるエア袋を設けたことで、後 頭部の保護もできる。
【0044】 したがって、装着者の面部に打撃された場合でも、首部に傷害を受けるという ことはなく装着者が安心して競技に専念することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本考案の第1実施例に係る格闘
競技用顔面保護具を示す正面図である。図1(b)は、
本考案の第1実施例に係る格闘競技用顔面保護具を示す
右側面図である。図1(c)は、本考案の第1実施例に
係る格闘競技用顔面保護具を示す平面図である。図1
(d)は、本考案の第1実施例に係る格闘競技用顔面保
護具を示す断面図である。
【図2】図2(a)は、本考案の第1実施例に係る格闘
競技用顔面保護具を示す背面図である。図2(b)は、
本考案の第1実施例に係る格闘競技用顔面保護具を示す
底面図である。図2(c)は、本考案の第1実施例に係
る格闘競技用顔面保護具を示す装着図である。図2
(d)は、本考案の第1実施例に係る格闘競技用顔面保
護具を示す脱着時断面図である。
【図3】図3(a)は、第1従来例に係る格闘競技用顔
面保護具を示す正面図である。図3(b)は、第1従来
例に係る格闘競技用顔面保護具を示す断面図である。
【図4】図4(a)は、第2従来例に係る格闘競技用顔
面保護具を示す正面図である。図4(b)は、第2従来
例に係る格闘競技用顔面保護具を示す断面図である。
【符号の説明】
A 格闘競技用顔面保護具 1 面部 2 本体 3 エア袋(緩衝部材) 4 固定具 5 後部 11 固定部 12 弾性支持部 13 クッション材(衝撃力吸収手段) 14 弾性材(衝撃力吸収手段) 15 空間(衝撃力吸収手段) 21 前頭部 22 耳部 23 顎部 24 顔面部 25 耳穴部 31 通路 32 給気口 41 接続部 101,101’ 面部 102,102’ 本体 103 クッション材 104 固定具 105 後部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部に装着される保護具本体と、該保護
    具本体の前面に設けられる顔面を保護するための面部
    と、を備えた格闘競技用顔面保護具において、 前記保護具本体と前記面部との間に、面部から保護具本
    体に伝達される衝撃力を吸収する衝撃力吸収手段を設け
    たことを特徴とする格闘競技用顔面保護具。
  2. 【請求項2】 前記衝撃力吸収手段は、前記本体と面部
    の間に面部の変形を逃がす空間を設けることで構成され
    ることを特徴とする請求項1に記載の格闘競技用顔面保
    護具。
  3. 【請求項3】 前記面部の上側を固定させ、下部をゴム
    等の弾性材で浮動支持して前記空間を形成した請求項2
    に記載の格闘競技用顔面保護具。
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