JPH0661148A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JPH0661148A
JPH0661148A JP21017292A JP21017292A JPH0661148A JP H0661148 A JPH0661148 A JP H0661148A JP 21017292 A JP21017292 A JP 21017292A JP 21017292 A JP21017292 A JP 21017292A JP H0661148 A JPH0661148 A JP H0661148A
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JP
Japan
Prior art keywords
wafer
gas
thin film
inner tube
processing section
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21017292A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiyuki Ochiai
文之 落合
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0661148A publication Critical patent/JPH0661148A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体装置の製造工程において,半導体ウェ
ーハ上に,薄膜を堆積するために使用されるCVD装置
に関し,ガス漏れに対する安全性を確保し,処理速度を
向上させると共に,膜質の向上および膜厚のウェーハ面
内均一性の向上を実現する。 【構成】 内部に,ウェーハ16上に薄膜を堆積するた
めの,加圧された処理部13を有する内管11と,この
内管11を囲むように設けられ,内側に減圧された排気
部21を有する外管12とから構成されている。内管1
1には,その容量を変化させて,加圧された処理部13
の容量を化学反応に最適な容量に設定する容量可変機構
20が設けられている。処理部13から漏れた反応ガス
は,排気部21でパージされるので,作業者をガス漏れ
の危険から守ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,半導体製造装置,特に
CVD( Chemical Vapor Deposition )装置に関する。
【0002】近年の半導体製造装置には,製品処理時間
の短縮化,および処理された製品の信頼性の向上が要求
されている。CVD装置にも,同様の要求がなされてい
るが,特に,処理時間の短縮化,および膜質の向上が求
められている。これらの要求を達成するためには,反応
ガス(例えば,SiH4 ,N2 O,NH3 等)を出来上
がり膜中に漏れなく分解・結合させること,およびこの
反応を半導体ウェーハの近傍で瞬時に行うことが要求さ
れる。
【0003】本発明は,これらの要求を満たすことので
きるCVD装置を提供するものである。
【0004】
【従来の技術】従来のCVD装置には,次の3方式のも
のがあった。 (1)反応ガスを分解・結合して半導体ウェーハ上に薄
膜を堆積するための処理部を加圧(1気圧超)する方
式。
【0005】(2)処理部を常圧(1気圧)とする方
式。 (3)処理部を減圧(1気圧未満)する方式。 この3方式のCVD装置には,それぞれ長所および短所
がある。
【0006】(1)の処理部を加圧する方式のCVD装
置には,処理速度が速いという長所があるが,膜質が不
良であるという短所がある。(2)の処理部を常圧とす
る方式のCVD装置は,処理速度は並であり,膜質も並
である。
【0007】(3)の処理部を減圧する方式のCVD装
置には,膜質が良好であるという長所があるが,処理速
度が遅いという短所がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の3方式
のCVD装置には,次の問題があった。(1)の処理部
を加圧する方式のCVD装置には,半導体ウェーハとガ
ス化学反応が起こる場所と間の距離の設定が難しい,と
いう問題があった。
【0009】(3)の処理部を減圧する方式のCVD装
置には,半導体ウェーハ上へのガス供給量が,他の方式
に比べて減速(減量)されるので,処理速度が上がらな
い(すなわち,スループットが低い),という問題があ
った。
【0010】(2)の処理部を常圧とする方式のCVD
装置には,(1)の処理部を加圧する方式のCVD装置
の問題点,および(3)の処理部を減圧する方式のCV
D装置の問題点を兼ね備えた問題があった。
【0011】また,(1)の処理部を加圧する方式のC
VD装置および(2)の処理部を常圧とする方式のCV
D装置には,処理部が加圧または常圧のため,反応ガス
の密閉度が保たれない限り,ガス漏れの危険から逃れら
れない,という問題もあった。
【0012】本発明は,上記の問題点を解決して,ガス
漏れに対する安全性を確保し,処理速度を向上させると
共に,膜質の向上および膜厚のウェーハ面内均一性の向
上を実現することのできる,半導体製造装置,特にCV
D装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,本発明に係る半導体製造装置は,半導体装置の製
造工程において,半導体ウェーハ上に,薄膜を堆積する
ために使用されるCVD装置であって,内部に,ウェー
ハ上に薄膜を堆積するための,加圧された処理部を有す
る内管と,該内管の容量を変化させて,前記処理部の容
量を化学反応に最適な容量に設定する容量可変機構と,
前記内管を囲むように設けられ,内側に減圧された排気
部を有する外管とを含むように構成する。
【0014】
【作用】本発明では,ガス漏れを不可避のものとして,
すなわちガスが漏れることを前提にして,CVD装置を
構成している。そのために,内部に,ウェーハ上に薄膜
を堆積するための,加圧された処理部を有する内管と,
この内管を囲むように,内側に減圧された排気部を有す
る外管とを設けている。
【0015】以上のように構成しているので,本発明の
CVD装置では,加圧された処理部(すなわち,内管)
からガスが漏れても,漏れたガスは,内管を囲む排気部
により排気されるので,ガス漏れに対する安全性を確保
することが可能になる。また,処理部が加圧されている
ので,処理速度を向上させることが可能になる。
【0016】膜質の向上および膜厚のウェーハ面内均一
性の向上を実現するためには,反応ガスを漏れなく分解
・結合させる必要がある。そのためには,半導体ウェー
ハの近傍で化学反応を起こさせる必要がある。本発明の
CVD装置では,内管(すなわち,処理部)の容量を変
化させる容量可変機構を設けているので,この容量可変
機構により,加圧された処理部の容量を化学反応に最適
な容量に設定することが可能になる。
【0017】
【実施例】図1は,本発明の一実施例構成を示す図であ
る。図中,11は内管,12は外管,13は処理部,1
4はヒータ,15はウェーハホルダ,16はウェーハ,
17はガス配管(A),18はガス配管(B),19は
内管排気口,20は容量可変機構,21は排気部,22
は外管排気口である。
【0018】内管11には,ガス配管(A)17および
ガス配管(B)18が取り付けられており,内部の処理
部13へ2種類の反応ガスを導入できるようになってい
る。外管12は,内管11を囲むように設けられてお
り,その内側が排気部21になっている。
【0019】処理部13は,内管11の内部に設けられ
ており,ガス配管(A)17およびガス配管(B)18
から導入される反応ガスにより,加圧されている。これ
により,CVDの処理速度が向上する。そして,ウェー
ハホルダ15上に載置されたウェーハ16をヒータ14
により加熱しながら,ガス配管(A)17およびガス配
管(B)18から導入される反応ガスを分解・結合し
て,ウェーハ16上に薄膜を堆積する。
【0020】ヒータ14は,ウェーハホルダ15上に載
置されたウェーハ16を加熱するためのものである。ウ
ェーハホルダ15は,ウェーハ16を保持するためのも
のである。
【0021】ウェーハ16は,シリコン基板や化合物半
導体基板であり,その上に薄膜が堆積される。ガス配管
(A)17およびガス配管(B)18は,処理部13へ
反応ガスを導入するためのものである。
【0022】内管排気口19は,処理部13で反応しな
かったガスをパージするためのものである。容量可変機
構20は,内管11の上部を上下動させて,内管11内
の処理部13の容量を変化させるためのものである。
【0023】排気部21は,内管11から漏れたガスお
よび処理部13で反応しなかったガスをパージするため
のものである。外管排気口22は,真空ポンプに接続さ
れており,外管12の内側の排気部21を排気するため
のものである。
【0024】以下,図1に示す本発明のCVD装置の動
作を説明する。 容量可変機構20により,内管11の上部を上下動
させて,内管11内の処理部13の容量を当該CVD処
理に最適な容量に設定する。これにより,膜質の向上お
よび膜厚のウェーハ面内均一性の向上を実現することが
可能になる。
【0025】 ウェーハホルダ15にウェーハ16を
セットし,ヒータ14により,当該CVD処理に最適な
温度に加熱する。 ガス配管(A)17およびガス配管(B)18によ
り,処理部13へ反応ガスを導入し,処理部13を加圧
する。これにより,CVDの処理速度が向上する。
【0026】 処理部11内で,反応ガスの分解・結
合が行われ,ウェーハ16上に薄膜が堆積する。 処理部13で反応しなかったガスが,内管排気口1
9a,19bを通して排気部21へパージされる。ま
た,処理部13(すなわち内管11)から漏れたガスも
排気部21へパージされる。これにより,作業者をガス
漏れの危険から守ることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば,半導体装置の製造工程
において,半導体ウェーハ上に,半導体,絶縁物,金
属,シリサイドなどの薄膜を堆積するために使用される
CVD装置において,ガス漏れに対する安全性を確保
し,処理速度を向上させると共に,膜質の向上および膜
厚のウェーハ面内均一性の向上を実現することが可能に
なる。
【0028】したがって,本発明は,作業者の安全性の
確保,半導体装置の製造工程の短手番化,および半導体
装置の製造歩留りの向上に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例構成を示す図である。
【符号の説明】
11 内管 12 外管 13 処理部 14 ヒータ 15 ウェーハホルダ 16 ウェーハ 17 ガス配管(A) 18 ガス配管(B) 19 内管排気口 20 容量可変機構 21 排気部 22 外管排気口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置の製造工程において,半導体
    ウェーハ上に,薄膜を堆積するために使用されるCVD
    装置であって, 内部に,ウェーハ上に薄膜を堆積するための,加圧され
    た処理部を有する内管と, 該内管の容量を変化させて,前記処理部の容量を化学反
    応に最適な容量に設定する容量可変機構と, 前記内管を囲むように設けられ,内側に減圧された排気
    部を有する外管とを含むことを特徴とする半導体製造装
    置。
JP21017292A 1992-08-06 1992-08-06 半導体製造装置 Withdrawn JPH0661148A (ja)

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JP21017292A JPH0661148A (ja) 1992-08-06 1992-08-06 半導体製造装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006302946A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006302946A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理システム
JP4717495B2 (ja) * 2005-04-15 2011-07-06 株式会社日立国際電気 基板処理システム

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