JPH066048B2 - 連続式殺菌冷却乾燥装置 - Google Patents

連続式殺菌冷却乾燥装置

Info

Publication number
JPH066048B2
JPH066048B2 JP21590691A JP21590691A JPH066048B2 JP H066048 B2 JPH066048 B2 JP H066048B2 JP 21590691 A JP21590691 A JP 21590691A JP 21590691 A JP21590691 A JP 21590691A JP H066048 B2 JPH066048 B2 JP H066048B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processed
cooling
conveyor
water
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21590691A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0530952A (ja
Inventor
四朗 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GUNMA NETSU KANRI SENTAA KK
Sanei KK
Original Assignee
GUNMA NETSU KANRI SENTAA KK
Sanei KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GUNMA NETSU KANRI SENTAA KK, Sanei KK filed Critical GUNMA NETSU KANRI SENTAA KK
Priority to JP21590691A priority Critical patent/JPH066048B2/ja
Publication of JPH0530952A publication Critical patent/JPH0530952A/ja
Publication of JPH066048B2 publication Critical patent/JPH066048B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chain Conveyers (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品等を連続して殺
菌、冷却、乾燥する処理装置に関し、特に優れたエネル
ギー効率を有するとともに、処理能力の優れた連続式殺
菌冷却乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食品等を連続的に加熱殺菌、冷却
する装置としては、被処理物をコンベアに載置させた状
態で、熱水を満たした加熱処理室に通した後、冷却水を
満たした冷却処理室に通すものがあった。
【0003】そして、食品等にあっては、ムラなく加熱
殺菌される必要があることから、被処理物をコンベア上
に平らに且つ重ならないように並べて処理することも行
われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の連続式殺菌冷却装置にあっては、加熱処理室の
熱水の温度を高温に維持すること、及び冷却処理室の冷
却水の温度を低温に維持することに極めて多大なエネル
ギーと水を必要としていた。
【0005】また、被処理物をコンベア上に平らに重な
らないように並べて処理する方法は、単位時間当りに処
理することのできる被処理物の量が少なく、処理能力が
劣るものであった。
【0006】本発明は、上述の点に鑑み案出されたもの
で、食品等を殺菌、冷却、乾燥するのに優れたエネルギ
ー効率を発揮するとともに、処理能力の優れた連続式殺
菌冷却乾燥装置の実現を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、本発明の連続式殺菌冷却乾燥装置は、蒸気噴出手段
を配設してなる加熱殺菌室と、水噴霧手段と強制排気手
段とを配設してなる冷却室と、乾燥空気を吹き出す送風
手段を配設した乾燥室とを連設するとともに、前記各室
には被処理物移送用コンベアを連通させ、該被処理物移
送用コンベアには進行方向に向って略直角に複数の仕切
壁を一定間隔を隔てて立設し、更に前記仕切壁間にはコ
ンベアを基点とし、隣接する仕切壁頂部に向かって張設
された略V字形状の弾性を有するネット部材を介在し、
この略V字形状のネット部材間に被処理物を挟持した状
態で連続的に移送処理することを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】加熱殺菌室に配設した蒸気噴出手段による加熱
殺菌方法は、従来の熱水による加熱方法に比較して多量
の熱水を必要とせず、エネルギーと水を節約することが
できる。また、冷却室に配設した水噴霧手段により被処
理物に水を噴霧しつつ強制排気手段により温まった空気
を排気して被処理物を冷却する方法は、従来の冷却水の
中に被処理物を通す方法に比較して多量の冷却水を必要
とせず、エネルギーと水を節約することができる。
【0009】そして、被処理物移送用コンベアに進行方
向に向って略直角に複数の仕切壁を互いに一定間隔を隔
てて立設するとともに、この仕切壁間にコンベアを基点
とし、隣接する仕切壁頂部に向かって張設された略V字
形状の弾性を有するネット部材を介在し、このネット部
材間に被処理物を挟持した状態で連続的に移送処理する
ことで、被処理物をコンベア上に立てた状態で、且つ被
処理物が下方に偏在することなく移送することが可能と
なり、したがって被処理物をムラなく均一に加熱殺菌処
理することができるとともに、コンベアにおける単位長
さ当りの被処理物の数を従来より増して処理能力を増大
させることができる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の連続式殺菌冷却乾燥装置を
示す側面図、図2は本発明の連続式殺菌冷却乾燥装置を
示す平面図である。図中1は本発明の連続式殺菌冷却乾
燥装置であり、2は被処理物3を移送する移送用コンベ
ア、4はスパージパイプ等の蒸気噴出手段5を配設して
なる加熱殺菌室、6は移送用コンベア2上の被処理物3
に水を噴霧する水噴霧手段7と空気を外部に排出する送
風機等の強制排気手段8とを上方に配設し、滴下する水
を受ける貯水皿6aを移送用コンベア2の下方に配設し
た冷却室、9は前記冷却室6で被処理物3に付着した水
滴を払うために強風を送出するブロア、10は被処理物
3の表面を乾燥させるべく、蒸気を用いたエロフィンヒ
ータ11で加熱乾燥された空気を被処理物3に吹き付け
る送風機等の送風手段12を配設した乾燥室である。
【0011】移送用コンベア2は、図3に示す如く、鎖
歯車13により回転駆動されるチェーンコンベアであ
り、その進行方向に対し略直角に仕切壁14を約38m
m間隔で連続して立設するとともに、相隣接する仕切壁
14,14の間には、コンベア2を基点とし、隣接する
仕切壁14,14頂部に向かって張設された略V字形状
の弾性を有するネット部材15を介在している。鎖歯車
13と咬合しているコンベア2部分にあっては、相隣接
する仕切壁14,14は互いに先端部分を拡げるため、
連続式殺菌冷却乾燥装置1の入口では被処理物3を仕切
壁14,14間に投入し易く、また連続式殺菌冷却乾燥
装置1の出口では被処理物3を仕切壁14,14間から
取出し易くするものである。
【0012】被処理物3は、漬物、惣菜等の食品を封入
した縦約320mm、横約220mm、厚さ15〜20
mmの袋状のものであり、前記移送用コンベア2上にお
いて略V字形状のネット部材15に縦に挟持されて移送
される。勿論、被処理物3は前述した中身及び形状に限
定されるものではない。
【0013】この袋状の被処理物3は、前記約320m
mの辺を下方として縦に移送されるものの、略V字形状
のネット部材15によって下方部分を弾性的に挟持され
ることから、袋内の内容物が下方に偏ったり、袋体が斜
めに変形したりすることがなく、安定した状態で移送さ
れるものである。
【0014】加熱殺菌室4は、上方に蒸気滞留部分4a
を設けるべく底部を開口した箱型とし、移送用コンベア
2を下方から蒸気滞留部分4aに導入し、そして移送用
コンベア2の下方に蒸気を下方に噴出するスパージパイ
プ等の蒸気噴出手段5を配設している。そして、移送用
コンベア2上の被処理物3に対して、蒸気噴出手段5が
下から蒸気を噴出して被処理物3を加熱殺菌する。加熱
された蒸気は上昇して蒸気滞留部分4aに滞留するもの
の、加熱殺菌室4の側面等を開口すると蒸気が逃げてし
まうことから、加熱殺菌室4の側面を開口することなく
移送用コンベア2を昇り勾配で蒸気滞留部分4aに導入
するとともに、下り勾配で蒸気滞留部分4aから導出し
ている。
【0015】冷却室6において、移送用コンベア2上の
被処理物3に水を噴霧する水噴霧手段7には18°C程
度の井戸水を用いる。この18°Cの水が蒸発するとき
に吸収する熱量、つまり蒸発潜熱は587Kcal/K
gであるのに対し、18°Cの水が10°C温度上昇し
て吸収する熱量は10Kcal/Kgである。すなわ
ち、被処理物3を水槽中の冷却水に浸す冷却方法と比較
して、蒸発潜熱を利用する水噴霧手段7による冷却方法
は、水が無駄なく使用されるとすると約60倍も冷却効
率が優れている。実際には、蒸発に至らずに滴下する水
も含まれるが、それでも約10倍程度冷却効率が優れ、
したがって冷却水の必要量が1/10で済むものであ
る。
【0016】水噴霧手段7の上方に配設された強制排気
手段8は、被処理物3に付着した水の蒸発を空気の流通
により促進させ、且つ温まった蒸気等をダクト6bを介
して外部に排出するものである。
【0017】冷却室6で被処理物3に付着した水のうち
大きな水滴はブロア9によって払い落とされるが、ごく
小さな水滴は被処理物3表面に残存するため、乾燥室1
0に配設された送風手段12により乾燥させるものであ
る。梅雨期等、工場内の湿度が80〜90%と高い場合
には水滴が乾燥しずらいため、蒸気を用いたエロフィン
ヒータ11で加熱乾燥された空気を被処理物3に吹き付
けて乾燥させる。また、前記エロフィンヒータ11で加
熱乾燥した空気の代わりに、直接蒸気を被処理物3表面
に吹き付けて水滴を乾燥させてもよいものである。
【0018】前述した約38mm間隔の仕切壁13間に
被処理物3を一つずつ縦に配置する本発明の連続式殺菌
冷却乾燥装置1によれば、被処理物3の大きさを縦約3
20mm、横約220mm、厚さ15〜20mmとした
場合、被処理物3を重ならないように平らに並べて移送
する従来の装置と比較して、移送用コンベア2における
単位面積あたりに占める被処理物3の面積は約1/6と
なり、したがって処理能力が約6倍に増大することとな
る。
【0019】尚、冷却室6から連続式殺菌冷却乾燥装置
1の出口にかけては、移送用コンベア2を昇り勾配とし
て被処理物3を取出し易くしている。
【0020】
【発明の効果】以上詳述の如く、本発明の連続式殺菌冷
却乾燥装置によれば、加熱殺菌室に蒸気噴出手段を配設
し、冷却室の上方に水噴霧手段と強制排気手段とを配設
したことにより、従来の加熱殺菌冷却装置と比較して被
処理物を加熱殺菌及び冷却するのに極めて優れたエネル
ギー効率を発揮するとともに、消費する水も極少量です
むものである。
【0021】そして、被処理物移送用コンベアに進行方
向に向って略直角に複数の仕切壁を互いに一定間隔を隔
てて立設し、更にこの仕切壁間にコンベアを基点とし、
隣接する仕切壁頂部に向かって張設された略V字形状の
弾性を有するネット部材を介在し、このネット部材間に
被処理物を挟持した状態で連続的に移送処理すること
で、被処理物をコンベア上に立てた状態で、且つ被処理
物が下方に偏在することなく移送することが可能とな
り、したがって被処理物をムラなく均一に加熱殺菌処理
することができるとともに、コンベアにおける単位長さ
当りの被処理物の数を従来より増すことで処理能力を増
大させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連続式殺菌冷却乾燥装置を示す側面図
である。
【図2】本発明の連続式殺菌冷却乾燥装置を示す平面図
である。
【図3】本発明の連続式殺菌冷却乾燥装置の移送用コン
ベアを示す側面図である。
【符号の説明】
1 連続式殺菌冷却乾燥装置 2 移送用コンベア 3 被処理物 4 加熱殺菌室 5 蒸気噴出手段 6 冷却室 7 水噴霧手段 8 強制排気手段 10 乾燥室 12 送風手段 14 仕切壁 15 ネット部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気噴出手段を配設してなる加熱殺菌室
    と、水噴霧手段と強制排気手段とを配設してなる冷却室
    と、乾燥空気を吹き出す送風手段を配設した乾燥室とを
    連設するとともに、前記各室には被処理物移送用コンベ
    アを連通させ、該被処理物移送用コンベアには進行方向
    に向って略直角に複数の仕切壁を一定間隔を隔てて立設
    し、更に前記仕切壁間にはコンベアを基点とし、隣接す
    る仕切壁頂部に向かって張設された略V字形状の弾性を
    有するネット部材を介在し、この略V字形状のネット部
    材間に被処理物を挟持した状態で連続的に移送処理する
    ことを特徴とする連続式殺菌冷却乾燥装置。
JP21590691A 1991-08-01 1991-08-01 連続式殺菌冷却乾燥装置 Expired - Fee Related JPH066048B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21590691A JPH066048B2 (ja) 1991-08-01 1991-08-01 連続式殺菌冷却乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21590691A JPH066048B2 (ja) 1991-08-01 1991-08-01 連続式殺菌冷却乾燥装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0530952A JPH0530952A (ja) 1993-02-09
JPH066048B2 true JPH066048B2 (ja) 1994-01-26

Family

ID=16680215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21590691A Expired - Fee Related JPH066048B2 (ja) 1991-08-01 1991-08-01 連続式殺菌冷却乾燥装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH066048B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101700635B1 (ko) * 2016-08-24 2017-01-31 김호연 물류 하역용 벨트컨베이어

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2539739B2 (ja) * 1993-05-22 1996-10-02 石原水産株式会社 加脂混練まぐろの製造方法における冷凍まぐろ原料の殺菌方法
JP2844043B2 (ja) * 1993-08-30 1999-01-06 ハウス食品株式会社 食品殺菌装置
EP1764700A4 (en) 2004-06-22 2009-08-26 Mitsubishi Electric Corp SYSTEM FOR AN ELECTRONIC LIFT SAFETY DEVICE
JP4885536B2 (ja) * 2005-12-26 2012-02-29 ニッカウヰスキー株式会社 処理装置
JP5912909B2 (ja) * 2012-06-25 2016-04-27 澁谷工業株式会社 袋状容器の移載装置
JP6135926B2 (ja) * 2013-07-19 2017-05-31 澁谷工業株式会社 物品処理装置
EP3487315B1 (en) * 2016-07-21 2023-02-15 Laitram, L.L.C. Bulk food processor with angled fan
WO2019118580A1 (en) 2017-12-13 2019-06-20 Laitram, L.L.C. Bulk food processor with angled axial flow fan

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101700635B1 (ko) * 2016-08-24 2017-01-31 김호연 물류 하역용 벨트컨베이어

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0530952A (ja) 1993-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6438862B1 (en) Drying apparatus for coffee beans and similar crops
US20110138646A1 (en) Apparatus and method for continuous lyophilization
JP3133773B2 (ja) 澱粉を含む製品、特に米を熱水作用で処理するための方法と装置
DK163136B (da) Apparat til fremstilling af hurtigkogende ris og groensager
JPH066048B2 (ja) 連続式殺菌冷却乾燥装置
JPH03109949A (ja) 粒状生産物の乾燥方法及び乾燥塔
US20160040932A1 (en) Multiple intermittence beehive grain dryer
US4050164A (en) Grain dryer construction
CN203132300U (zh) 干燥机系统
CN103292586A (zh) 干燥机系统
US3302297A (en) Drying apparatus and method
CN113203251B (zh) 一种谷物流化床干燥装置
CN207113527U (zh) 一种多层烘干装置
CN208779877U (zh) 新鲜草果连续干燥装置及其干燥杀菌生产线
JPH0347646Y2 (ja)
JPH0325787Y2 (ja)
KR101672360B1 (ko) 건조 시래기 제조방법
JPH0752555Y2 (ja) 缶ドライヤオーブン
JPH0347647Y2 (ja)
US645531A (en) Evaporator.
JPS6217151B2 (ja)
US3175565A (en) Dishwasher-dryer combination
US687305A (en) Drying-kiln.
CN216432305U (zh) 用于鸡枞菌的烘干设备
KR102599463B1 (ko) 스마트 건어물 구이 및 선별 장치

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees