JPH0660371B2 - リチウム含有アルミニウム合金の低温時効 - Google Patents

リチウム含有アルミニウム合金の低温時効

Info

Publication number
JPH0660371B2
JPH0660371B2 JP59282086A JP28208684A JPH0660371B2 JP H0660371 B2 JPH0660371 B2 JP H0660371B2 JP 59282086 A JP59282086 A JP 59282086A JP 28208684 A JP28208684 A JP 28208684A JP H0660371 B2 JPH0660371 B2 JP H0660371B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
alloy
aluminum
lithium
silicon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59282086A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60215750A (ja
Inventor
カーテイス アール.ユージン
ナラヤナン ジー.ハリ
イー.クイスト ウイリアム
Original Assignee
ザ ボ−イング カンパニ−
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=24266272&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0660371(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by ザ ボ−イング カンパニ− filed Critical ザ ボ−イング カンパニ−
Publication of JPS60215750A publication Critical patent/JPS60215750A/ja
Publication of JPH0660371B2 publication Critical patent/JPH0660371B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22FCHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
    • C22F1/00Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
    • C22F1/04Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of aluminium or alloys based thereon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C21/00Alloys based on aluminium

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Forging (AREA)
  • Heat Treatment Of Steel (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 イ.産業上の利用分野 本発明はアルミニウム合金に係わり、更に詳しくは合金
元素としてリチウムを含有するアルミニウム合金に係わ
り、特に詳しくは強度を低下することなくアルミニウム
−リチウム合金の破壊に対する靭性を向上させるための
方法に関する。
ロ.発明の背景 現行の商業上の大型輸送航空機は、航空機の製造時に軽
減した重量1kg当り125〜167(1ポンド当り15
〜20ガロン)の燃料を年間で節約できると予測されて
いる。航空機の寿命である20年の使用にわたつてはこ
の単位重量当りの燃料の節約は2500〜3340
にもなる。現在の燃料の価格でみれば、航空機の構造重
量を軽減するための意義ある投資で航空機の全体とした
経済効率を向上することができる。
様々な形式の航空機における性能向上に必要なことは、
改良したエンジン、改良した機体の設計、そして航空機
に使用される改良したもしくは新しい構造金属によつて
達成される。エンジンおよび機体設計における改良はこ
れらの科学技術の限界を一般に押し進めてきた。しかし
ながら新しい構造金属および改良した構造金属の開発は
今や大きな関心を集めており、性能における更に新たな
利益を生むものと期待されている。
航空機の構造的概念の使命において材料は常に重要な役
割を果してきた。今世紀の初期においては、機体構造は
木材、主として松(spruce)、および羽布で作られてい
た。今世紀の初期に使用されていた松の不足により、航
空機の構造材料として軽量の金属合金が使用され始め
た。これとほぼ同時に、設計上の改良により全金属製の
片持翼の開発がなし遂げられた。しかしながら、金属被
覆翼が標準になるとともに、航空機の主構造金属として
主にアルミニウム合金とせる金属が確実に定着したのは
1930年代以降である。この時以降航空機の構造金属
は、アルミニウム構造金属が主に翼、胴体および尾部に
使用され、また鋼鉄が着陸ギヤおよびその他の特に強度
の高い材料を要求される或る種の特別な部分のための材
料として使用されるように、非常に一貫して存続してき
た。
航空機の構造に組み入れるための幾つかの新しい材料が
現在開発されてきている。これらの材料には新しい金属
材料、金属マトリツクス複合材および樹脂マトリツクス
複合材が含まれる。改良せるアルミニウム合金およびカ
ーボンフアイバ複合材が次の10年間における航空機の
構造材料として優位を占めるものと確信される。複合材
が航空機の構造材料として増々大きな比率で使用される
であろう一方、新しい軽量アルミニウム合金、そして特
にアルミニウム−リチウム合金がアルミニウム合金の使
用を拡大する多大の有望性を示している。
これ迄アルミニウム−リチウム合金は航空機の構造にお
いて僅かに使用されているだけであつた。この僅かにし
か使用されていなかつたのはアルミニウム−リチウム合
金特有の構造が困難なこと、そしてこれ以外の通常のア
ルミニウム合金に比較して破壊に対する靭性が低いこと
が原因とされていた。しかしながらアルミニウム−リチ
ウム合金はアルミニウム合金の密度をかなり小さくし
(重量に対する強度の比率がかなり高い)、これは航空
機に使用される構造材料の全重量を軽減する上で非常に
重要になることが見出されたのである。アルミニウム−
リチウムの処理技術の向上はかなり速やかに行われてき
たが、主なる挑戦は未だにアルミニウム−リチウム合金
における破壊に対する靭性と高い強度とを良好に兼ね合
わせることにある。
ハ.発明の概要 本発明は様々な組成のアルミニウム−リチウム合金の強
度をあまり低下させることなく破壊に対する高い靭性を
得るために、比較的低い温度でこの合金を時効させる方
法を提供する。簡単には、この合金が製品に形成され、
溶体化熱処理および冷却を施した後、この合金は比較的
長い時間にわたつて比較的低い温度で時効されるのであ
る。この処理は一般に低温時効(low temperature unde
raging)と称される。特に、この合金は93℃から14
9℃(200゜Fから300゜F)の範囲の温度で1時間
から70時間もしくはそれ以上にわたつて時効される。
この低温時効による養生によつて、合金は時効された金
属の最大強度と同等もしくは僅かにそれより劣る強度を
有するうえに、従来の高温時効にて時効された材料の靭
性に較べて150%〜200%程度の破壊に対する靭性
を維持することができるのである。
本発明の理解は添付図面に関連する以下の説明を読むこ
とで得られるであろう。
ニ.発明の説明 本発明により組成されるアルミニウム−リチウム合金は
約1.0〜約3.2重量%のリチウムを含有できる。最
近のデータによれば、低温時効の有利性はリチウムの含
有量が2.7重量%およびこれ以下において最も明白と
なることが示されている。マグネシウムや銅のような添
加合金元素もこの合金に含ませることができる。合金に
含まれたマグネシウムは強度を高めるとともに密度を僅
かに低減させる働きをなす。これはまた固溶体の強度を
高めるのである。銅は合金の強度を高めるが、不都合な
ことに密度を高めるように作用する。ジルコニウムのよ
うな粒子精製元素もまた含有させることができる。マグ
ネシウムは単独で、或いはジルコニウムと一緒に存在さ
せることができる。このマグネシウムは強度と破壊に対
する靭性との兼ね合いを改善するように働く。鉄および
珪素は各々0.3重量%迄の量で存在させることができ
る。しかしながらこれらの元素は0.10重量%以下の
量の微小元素にのみ存在することが好ましい。亜鉛のよ
うな或る種の微小元素は0.25重量%迄でこれを超え
ない量だけ存在させることができる。クロムのような他
の或る種の微小元素は0.05重量%もしくはそれ以下
の量に維持されねばならない。もしこれらの最大限界を
超えると、アルミニウム−リチウム合金としての望まし
い特性は劣化する傾向を示すのである。微小元素とされ
るソジウムおよび水素もまたアルミニウム−リチウム合
金の特性(特に破壊に対する靭性)に有害であると考え
られており、例えばソジウムに関して15〜30ppm
(0.0015〜0.0030重量%)の程度、また水
素に関して15ppm (0.0015重量%)以下、好ま
しくは1.0ppm (0.0001重量%)以下のよう
に、特に達成できる最低レベルに維持されねばならな
い。勿論のことながら合成の残部はアルミニウムからな
る。
次の表は合金元素および微小元素の比率を示している。
大半の状況においては最大限界を許容できるが、好まし
い範囲は破壊に対する靭性、強度および耐蝕性の良好な
兼ね合いを与える。最も好ましい範囲は航空機の構造に
使用するための特性全体の好ましい兼ね合いを与えるの
である。
マグネシウムを0〜3.2重量%の範囲内に、また銅を
0.5〜3.0重量%の範囲内に維持することによつて
なお一層良好な特性、特に破壊に対する靭性および強度
の兼ね合いを保持せしめることができる。
本発明の技術により特性の向上が特に可能な好ましい合
金、2.2〜2.8重量%のリチウム、0.4〜0.8
重量%のマグネシウム、1.5〜2.1重量%の銅、お
よび粒子精製元素としての0.15重量%迄のジルコニ
ウムを含有する合金である。鉄、珪素およびその他の微
小元素の制限もまたこの好ましい合金に適用される。
前述で説明した組成のアルミニウム−リチウム合金は知
られている技術によつて製品に作られる。この合金は溶
融状態となされ、インゴツトに鋳造される。このインゴ
ツトは次に493℃〜536℃(925゜F〜1000
゜F)の範囲の温度において均質化処理される。然る後
この合金はロール加工、押出加工等の通常の機械的な成
形技術によつて使用する製品に成形される。このように
して製品が形成されると、この合金は普通は496℃〜
538℃(925゜F〜1000゜F)の範囲の温度にお
いて溶体化処理され、21℃〜66℃(70゜F〜15
0゜F)程度の温度に保持されている水等の急冷剤内で
急冷される。この合金がロール加工や押出加工されるの
であれば、内部応力が解放するための元の長さの1〜3
%程度に一般に引き伸ばされる。
このアルミニウム合金は次に更に加工され、最終的に提
供する様々な形状に形成される。溶体化熱処理のような
更に他の熱処理が望まれるならば実施できる。例えば押
出加工製品は所望の長さに切断した後に524℃(97
5゜F)程度の温度にて1〜4時間にわたつて溶体化熱
処理を施される。製品は次に21℃〜66℃(70゜F
〜150゜F)程度の温度に保持されている急冷剤内で
急冷される。
然る後、本発明によれば製品は時効処理を施されるので
あり、これが材料の破壊に対する靭性およびその他の特
性を比較的高いレベルに維持しつつ、強度を高めるので
ある。本発明によれば、約93℃から約149℃(約2
00゜Fから約300゜F)の範囲の温度で製品が低温時
効熱処理を施される。この合金は大体121℃〜135
℃(250゜F〜275゜F)の温度範囲で熱処理される
のが好ましい。これより高い温度においては、低い時効
温度におけるよりも強度と破壊に対する靭性との間に適
当なバランスを得るための時間が短くなるが、全体とし
ての特性のバランスの点で僅かに劣る結果となる。例え
ば、135℃〜149℃(275゜F〜300゜F)程度
の温度で時効を施される場合、1〜40時間にわたつて
時効処理温度に保持されるのが好ましい。一方、121
℃(250゜F)程度またはこれ以下の温度で時効を施
される場合、破壊に対する靭性と強度との間に適当なバ
ランスを得るためには2〜80時間もしくはそれ以上に
わたつて時効処理されるのが好ましい。時効処理の後、
このアルミニウム−リチウム合金製の製品は室温まで冷
却されるのである。
上述した説明に応じて低温時効処理が施されると、この
処理によりアルミニウム−リチウム合金はその詳細な組
成によつて45.7〜66.8kg/mm2(65〜95ksi
)の程度の最終的な強度を有する。しかしこの材料の
破壊に対する靭性は149℃(300゜F)より高い温
度で施される通常の時効処理を施された同様なアルミニ
ウム−リチウム合金のそれよりも1.5〜2倍程度とな
るのである。本発明による低温時効処理技術で達成され
た優れた強度および靭性の兼ね合いはまた、驚くべきこ
とに或る種のアルミニウム−リチウム合金にそれが標準
的な時効処理を施した場合に比較して耐応力コロージヨ
ン性の向上を示すようになすのである。これらの向上し
た特性の例を保証できる実施例に関して更に詳しく説明
する。
ホ.実施例 本発明により時効処理されたアルミニウム−リチウム合
金の優れた特性を示すとともに、本発明を実施し利用す
る上で当業者の助けとなすために、実施例を示す。更
に、これらは本発明のパラメータに応じて組成され製造
されたアルミニウム−リチウム合金の著しく改善され且
つまた予想もされなかつた特性を示すことを意図してい
る。以下の実施例はこの説明の範囲即ち特許証を付与さ
れて保護されているの範囲を限定することを意図するも
のではない。
ヘ.実施例1 2.4重量%のリチウム、1重量%のマグネシウム、
1.3重量%の銅、0.15重量%のジルコニウムを含
有し、残部がアルミニウムであるアルミニウム合金が組
成された。このように組成された合金には全体として
0.25重量%以下の微小元素が含有されている。鉄お
よび珪素はこの組成合金にそれぞれ0.07重量%以下
につき含有されている。この合金は鋳造される。524
℃(975゜F)で均質化処理を施された。然る後この
合金は5.08mm(0.2in)の厚さまでロール加工さ
れた。このようにして作られたシート材は次に524℃
(975゜F)で1時間にわたる溶体化処理を施され
た。この後約21℃(70゜F)に保持されている水中
で急冷された。然る後、このシート材は初期長さの1.
5%のストレツチを施され、そして試験片に切断され
た。これらの試験片は破壊に対する靭性の測定方法とし
て知られている事前にクラツクを付して行うシヤルピー
衝撃試験に供するために、12.7mm(0.5in)×6
3.5mm(2.5in)×5.08mm(0.2in)の寸法
に切断された。引張強度試験に供する試験片は25.4
mm(1in)×101.6mm(4in)×5.08mm(0.
2in)とされた。複数の試験片は次に177℃(350
゜F)で4時間、8時間および16時間;163℃(3
25゜F)で8時間、16時間および48時間;152
℃(305゜F)で8時間;135℃(275゜F)で1
6時間および40時間;そして121℃(250゜F)
で40時間および72時間のそれぞれの時効処理を施さ
れた。それぞれの温度および時間において時効処理され
た試験片の各々は標準の試験手順に応じて引張強度およ
び事前にクラツクを付して行うシヤルピー衝撃試験を実
施された。それぞれの特定の時間および温度において時
効処理された各試験片の測定値が平均された。これらの
平均値は第1図のグラフに示してある。
第1図を観察すれば、149℃(300゜F)よりも高
い温度で時効処理した試験片はシヤルピー衝撃試験の測
定によれば、大体40.2〜93.7cm−kg/cm2(2
25〜525in−lb/in2)程度の靭性を示すことが認
められる。対称的に、本発明により低温で時効処理され
た試験片は、シヤルピー衝撃試験の測定によれば116
〜ほぼ152cm−kg/cm2(650〜ほぼ850in−lb
/in2)の靭性を示している。同時に、材料の平均強度
は177℃(350゜F)で16時間の時効処理を施し
た試験片を除いて45〜50kg/mm2(64〜71ksi
)の範囲内にある。しかし177℃(350゜F)で1
6時間の時効処理を施した試験片は試験片の中で最も低
い靭性を示している。このようなことから、これらの結
果は149℃(300゜F)よりも低い温度で比較的長
い時間にわたる時効処理が、163℃〜177℃(32
5゜F〜350゜F)の温度で行われる。即ち比較的短時
間で行われる通常の時効処理をされた試験片よりも優れ
た強度/靭性の兼ね合いを明らかに与えるということを
示している。この結果はまた時効温度が下がるにつれて
強度/靭性の兼ね合いの特性が明らかに改善される、即
ち破壊に対する靭性が他の強度レベルよりも高まること
を示している。
ト.実施例2 2重量%のリチウム、1重量%のマグネシウム、2.5
重量%の銅、0.15重量%のジルコニウムを含有し、
残部がアルミニウムであるアルミニウム合金が組成され
た。このように組成された合金には全体として0.25
重量%以下の微小元素が含有され、また鉄および珪素は
合計して0.07重量%以下に抑えられた。この合金は
鋳造され、524℃(975゜F)で均質化処理を施さ
れた。然る後この合金は19mm×63.5mm(0.75
in×2.5in)の断面寸法を有するバー材に押出加工さ
れた。このようにして作られたバー材は次に所定の長さ
に切断され、524℃(975゜F)で1時間にわたる
溶体化処理を施された。この後この製品は約21℃(7
0゜F)または82.2℃(180゜F)に保持されてい
る水中で急冷された。このバー材は冷却された後に初期
長さの1.5%のストレツチを施された。これらのバー
材から応力コロージヨンクラツク発生に際してのクラツ
ク成長速度を測定するために二重片持ビーン(DCB)
の試験片を作られた。これらの試験片の長さは大体15
2mm(6in)であつた。
同じ試験片が様々な温度および様々な時間にわたり時効
処理された。これらの試験片は次に通常の試験手順によ
つて応力コロージヨンクラツクのクラツク成長速度に関
する試験を実施された。プラトー速度(成長の応力無感
領域)は時間当りの長さmm(in)におけるプラトー速度
に対するピーク時の%として決定され、この結果が第2
図のグラフにプロツトされており、これは応力コロージ
ヨン耐性を示す。第2図中のデータ点は、本発明により
組成されたアルミニウム−リチウム合金の低温時効によ
れば高温で通常の時間にわたり時効された場合よりも低
いプラトー速度(高い応力コロージヨン耐性)となるこ
とを示している。
本発明は好ましい組成および処理パラメータを含む様々
な実施例を参照して説明された。当業者にとつては前述
の説明を読めばここに記載した広義の概念から逸脱する
ことなく様々な変更、同等方法の代用、そしてその他の
変形態様を実施できるであろう。それ故に特許証を付与
された本発明の範囲は特許請求の範囲に記載された限定
およびそれと同様範囲によつて制限されることが意図さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1に関連して詳細に説明される様々な時
間および様々な温度で時効処理されたアルミニウム−リ
チウム合金の幾つかの試験片に関するグラフ。 第2図は実施例2に関連して詳細に説明される様々な時
間および様々な温度での各種のアルミニウム−リチウム
合金ピーク時の%に対するプラトー速度(クラツク成長
速度)を示すグラフ。
フロントページの続き (72)発明者 ウイリアム イー.クイスト アメリカ合衆国ワシントン州レツドモン ド,エヌ.イー トウエンテイセブンス ストリート 18215 (56)参考文献 特開 昭58−181852(JP,A) 特開 昭60−2644(JP,A)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本質的に以下の組成、すなわち 元 素 量(重量%) リチウム 1.0〜3.2 マグネシウム 5.5以下 銅 4.5以下 ジルコニウム 0.2以下 マンガン 1.2以下 鉄 最大0.3 珪素 最大0.5 他の微量元素 最大0.25 アルミニウム 残部 からなり、ここで鉄と珪素は不純物であるアルミニウム
    合金で、まず製品として形成され、溶体化熱処理および
    急冷を施した該アルミニウム合金の破壊に対する靭性を
    向上するための方法であって、93℃から150℃(2
    00゜Fから302゜F)の低い温度範囲内の温度にお
    いて少なくとも1時間以上の時間にわたって前記合金を
    時効させる段階を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】前記温度が135℃(275゜F)以下で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方
    法。
  3. 【請求項3】前記合金が少なくとも2時間にわたって時
    効されることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    方法。
  4. 【請求項4】前記温度が121℃(250゜F)以下で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の方
    法。
  5. 【請求項5】前記合金が少なくとも4時間にわたって時
    効されることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の
    方法。
  6. 【請求項6】前記合金が本質的に以下の組成、すなわち 元 素 量(重量%) リチウム 1.5〜3.0 マグネシウム 4.7以下 銅 3.7以下 ジルコニウム 0.07〜0.15 マンガン 0.8以下 鉄 最大0.15 珪素 最大0.12 他の微量元素 最大0.25 アルミニウム 残部 からなり、ここで鉄と珪素は不純物であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の方法。
  7. 【請求項7】前記合金が本質的に以下の組成、すなわち 元 素 量(重量%) リチウム 1.8〜2.8 マグネシウム 4.2以下 銅 3.0以下 ジルコニウム 0.08〜0.14 マンガン 0.6以下 鉄 最大0.10 珪素 最大0.10 他の微量元素 最大0.25 アルミニウム 残部 からなり、ここで鉄と珪素は不純物であることを特徴と
    する特許請求の範囲第6項記載の方法。
  8. 【請求項8】3.2重量%以下の範囲の量のマグネシウ
    ムが存在し、また0.5〜3.0重量%の範囲の量の銅
    が存在することを特徴とする特許請求の範囲第6項記載
    の方法。
  9. 【請求項9】前記合金が本質的に以下の組成、すなわち 元 素 量(重量%) リチウム 2.2〜2.8 マグネシウム 0.2〜0.8 銅 1.5〜2.1 ジルコニウム 0.1〜0.15 マンガン 0.6以下 鉄 最大0.10 珪素 最大0.10 他の微量元素 最大0.25 アルミニウム 残部 であり、ここで鉄と珪素は不純物であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第6項記載の方法。
JP59282086A 1983-12-30 1984-12-28 リチウム含有アルミニウム合金の低温時効 Expired - Lifetime JPH0660371B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US56722783A 1983-12-30 1983-12-30
US567227 1983-12-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60215750A JPS60215750A (ja) 1985-10-29
JPH0660371B2 true JPH0660371B2 (ja) 1994-08-10

Family

ID=24266272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59282086A Expired - Lifetime JPH0660371B2 (ja) 1983-12-30 1984-12-28 リチウム含有アルミニウム合金の低温時効

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4840682A (ja)
EP (1) EP0150456B1 (ja)
JP (1) JPH0660371B2 (ja)
DE (1) DE3483607D1 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4999061A (en) * 1983-12-30 1991-03-12 The Boeing Company Low temperature underaging of lithium bearing alloys and method thereof
EP0151301B1 (en) * 1983-12-30 1989-06-07 The Boeing Company Aluminum-lithium alloy (1)
US5137686A (en) * 1988-01-28 1992-08-11 Aluminum Company Of America Aluminum-lithium alloys
US4961792A (en) * 1984-12-24 1990-10-09 Aluminum Company Of America Aluminum-lithium alloys having improved corrosion resistance containing Mg and Zn
DE3670510D1 (de) * 1985-11-28 1990-05-23 Pechiney Rhenalu Verfahren zur desensibilisierung gegen abschieferungskorrosion bei lithium enthaltenden aluminiumlegierungen, wobei gleichzeitig hohe mechanische festigkeitswerte erhalten werden und der schaden begrenzt bleibt.
CA1337747C (en) * 1986-12-01 1995-12-19 K. Sharvan Kumar Ternary aluminium-lithium alloys
US4861391A (en) * 1987-12-14 1989-08-29 Aluminum Company Of America Aluminum alloy two-step aging method and article
JPH0814018B2 (ja) * 1987-12-14 1996-02-14 アルミニウム カンパニー オブ アメリカ アルミニウム合金の熱処理方法
US5108519A (en) * 1988-01-28 1992-04-28 Aluminum Company Of America Aluminum-lithium alloys suitable for forgings
US5066342A (en) * 1988-01-28 1991-11-19 Aluminum Company Of America Aluminum-lithium alloys and method of making the same
US4869870A (en) * 1988-03-24 1989-09-26 Aluminum Company Of America Aluminum-lithium alloys with hafnium
US5462712A (en) * 1988-08-18 1995-10-31 Martin Marietta Corporation High strength Al-Cu-Li-Zn-Mg alloys
US5455003A (en) * 1988-08-18 1995-10-03 Martin Marietta Corporation Al-Cu-Li alloys with improved cryogenic fracture toughness
US5512241A (en) * 1988-08-18 1996-04-30 Martin Marietta Corporation Al-Cu-Li weld filler alloy, process for the preparation thereof and process for welding therewith
US5422066A (en) * 1989-03-24 1995-06-06 Comalco Aluminium Limited Aluminum-lithium, aluminum-magnesium and magnesium-lithium alloys of high toughness
US5085830A (en) * 1989-03-24 1992-02-04 Comalco Aluminum Limited Process for making aluminum-lithium alloys of high toughness
US5211910A (en) * 1990-01-26 1993-05-18 Martin Marietta Corporation Ultra high strength aluminum-base alloys
US5133931A (en) * 1990-08-28 1992-07-28 Reynolds Metals Company Lithium aluminum alloy system
US5198045A (en) * 1991-05-14 1993-03-30 Reynolds Metals Company Low density high strength al-li alloy
ES2445745T3 (es) 1997-09-22 2014-03-05 Eads Deutschland Gmbh Aleación sobre una base de aluminio y procedimiento para su tratamiento térmico
US7056395B1 (en) * 1999-09-01 2006-06-06 Brush Wellman, Inc. Dies for die casting aluminum and other metals
US6368427B1 (en) * 1999-09-10 2002-04-09 Geoffrey K. Sigworth Method for grain refinement of high strength aluminum casting alloys
US7105067B2 (en) * 2003-06-05 2006-09-12 The Boeing Company Method to increase the toughness of aluminum-lithium alloys at cryogenic temperatures
BRPI0820679A2 (pt) 2007-12-04 2019-09-10 Alcoa Inc ligas alumínio-cobre-lítio melhoradas
US8333853B2 (en) * 2009-01-16 2012-12-18 Alcoa Inc. Aging of aluminum alloys for improved combination of fatigue performance and strength
CN112646994B (zh) * 2020-12-16 2022-03-04 中南大学 一种高比强高比模铝合金及其制备方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB787665A (en) * 1955-04-05 1957-12-11 Stone & Company Charlton Ltd J Improvements relating to aluminium-base alloys
US2915391A (en) * 1958-01-13 1959-12-01 Aluminum Co Of America Aluminum base alloy
DE3366165D1 (en) * 1982-02-26 1986-10-23 Secr Defence Brit Improvements in or relating to aluminium alloys
DE3365549D1 (en) * 1982-03-31 1986-10-02 Alcan Int Ltd Heat treatment of aluminium alloys
JPS602644A (ja) * 1983-03-31 1985-01-08 アルカン・インタ−ナシヨナル・リミテイド アルミニウム合金
CA1228492A (en) * 1983-03-31 1987-10-27 William S. Miller Aluminium alloys

Also Published As

Publication number Publication date
DE3483607D1 (de) 1990-12-20
EP0150456A2 (en) 1985-08-07
EP0150456A3 (en) 1986-10-08
JPS60215750A (ja) 1985-10-29
US4840682A (en) 1989-06-20
EP0150456B1 (en) 1990-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0660371B2 (ja) リチウム含有アルミニウム合金の低温時効
JP3194742B2 (ja) 改良リチウムアルミニウム合金系
US6139653A (en) Aluminum-magnesium-scandium alloys with zinc and copper
US5389165A (en) Low density, high strength Al-Li alloy having high toughness at elevated temperatures
US3164465A (en) Nickel-base alloys
US4603029A (en) Aluminum-lithium alloy
JPH0559477A (ja) 鍛造用アルミニウム合金
JPH0372147B2 (ja)
JP4185247B2 (ja) アルミニウム系合金及びその熱処理方法
US4735774A (en) Aluminum-lithium alloy (4)
JPS62270704A (ja) 加工性及び耐熱性の改善された急冷凝固アルミニウム合金の製造方法
JP3909543B2 (ja) 軸圧壊特性に優れるアルミニウム合金押出材
JPS60211035A (ja) アルミニウム−リチウム合金
US4999061A (en) Low temperature underaging of lithium bearing alloys and method thereof
EP0214381B1 (en) Aluminum-lithium alloy
US5116572A (en) Aluminum-lithium alloy
JPH07145440A (ja) アルミニウム合金鍛造素材
USRE26907E (en) Aluminum alloys and articles made therefrom
US20020015658A1 (en) Aluminum-zinc alloys having ancillary additions of lithium
JPH055147A (ja) 耐摩耗性に優れた低熱膨張アルミニウム合金
JPH055146A (ja) 耐摩耗性及び熱伝導性に優れたアルミニウム合金
JPS60211034A (ja) アルミニウム−リチウム合金
US5133930A (en) Aluminum-lithium alloy
US5160555A (en) Aluminum-lithium alloy article
EP0250656A1 (en) Low temperature underaging of lithium bearing alloys

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term