JPH0660072U - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ

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Publication number
JPH0660072U
JPH0660072U JP614293U JP614293U JPH0660072U JP H0660072 U JPH0660072 U JP H0660072U JP 614293 U JP614293 U JP 614293U JP 614293 U JP614293 U JP 614293U JP H0660072 U JPH0660072 U JP H0660072U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
terminal
retainer
terminal fitting
connector
Prior art date
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Pending
Application number
JP614293U
Other languages
English (en)
Inventor
正 宮崎
光 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP614293U priority Critical patent/JPH0660072U/ja
Publication of JPH0660072U publication Critical patent/JPH0660072U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端子収容孔内に端子金具を安定して保持す
る。 【構成】 コネクタのハウジング内に筒状のスリーブ本
体14を前方へ突出形成する。スリーブ本体14内に各
端子金具4を収容する端子収容孔15をスリーブ17に
より区画形成する。このスリーブ本体14の前部からキ
ャップ形状のリテーナ2を覆着して、端子金具4を端子
収容孔15内に端子金具4をロックする。この際、スリ
ーブ17の下端部14c,17cが、リテーナ2の凹溝
からなる係合部27a,27bに嵌合する。これによ
り、リテーナ2が突出形成されたスリーブ17の側部を
支持して、その剛性を高める。従って、挿入された端子
金具4に捻り力などの外力が加わっても、スリーブ17
が撓んだりして変形しない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は防水コネクタ、特に雌側のコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の雌側の防水コネクタとして、図6に示すように、基板からスリーブ51 を前方へ突出形成して、長い端子金具4を収容できる端子収容孔50を設けたも のが知られている。このタイプの防水コネクタのスリーブ51は、複数の端子収 容孔50を並列形成したり、図示しないが一つづつ独立してコ字状に突出させて 形成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、スリーブ51は端子金具4を収納するように基板から突出して形成さ れ、その先端部が自由端となっているので、外力が加えられるとスリーブ51全 体が撓んだり捻れ易く、その剛性が大きくなかった。また、図6に示すように断 面コ字状にされているので、挿入された端子金具4に捻り力が加わると、スリー ブ51の端部はこの捻り力に抗することができず、二点鎖線により示すようにそ の端部が開いて、挿入された端子金具4を安定して保持することができなくなっ てしまう。特に振動を伴う自動車に装着された場合には、その振動により端子金 具4がローリングを起こしてしまうおそれがある。また、繰り返し捻り力が加え られると、スリーブ51が疲労してコネクタの寿命が短くなるなど、長期に安定 した保持ができなくなってしまう。
【0004】 この考案では、スリーブをリテーナと係合させることによりスリーブに捻り力 が加わっても端子金具を安定して保持できるコネクタとすることを目的とするも のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 このため、この考案では、リテーナにはスリーブに係合する係合部が設けられ ている。
【0006】
【作用】
この考案は上記構成としているので、リテーナをハウジングの前部から押し込 めて端子金具を端子収容孔内にロックする。この際、端子収容孔を形成するスリ ーブがリテーナの係合部に係合する。これにより、基板から筒状に突出形成され たスリーブがリテーナによって支持され、その剛性が高められる。このため、挿 入された端子金具に捻り力などの外力が加わっても、その外力によりスリーブが 撓んで変形することがなく、端子挿入孔に変形を生じない。
【0007】
【考案の効果】
以上説明した通り、この考案では、筒状に突出して端子収容孔を構成するスリ ーブが設けられ、また、リテーナにはそのスリーブに係合する係合部が設けられ ているので、端子金具に外力が加わっても変形を生じない端子収容孔とすること ができて、端子金具を安定して収容することができる効果を奏する。
【0008】
【実施例】
以下、この考案を二極コネクタに適用した例を図1から図5に基づいて詳細に 説明する。
【0009】 このコネクタは図1に示すように、略直方体のハウジング1と、このハウジン グ1の前部から挿入されるリテーナ2と、弾性を有するリング状のコネクタシー ル3とにより構成され、ハウジング1の背部から図示しない電線Wを圧着した端 子金具4が挿入可能とされている。また、ハウジング1は有底筒状のフード11 と、その基板12から後側へ電線Wを収容する電線収容部13が形成されている 。フード11内には、基板12から筒状のスリーブ本体14が前方に突出され、 このスリーブ本体14内が区画されて端子収容孔15が形成されている。さらに 、このスリーブ本体14の上方には図示しない雄側のコネクタのロック部と係合 するロック片16が形成され、雄側のコネクタと係合可能とされている。
【0010】 スリーブ本体14は、その基部外周にコネクタシール3を取付け可能に筒形と され、そのさらに前方へ突出形成されている。そして、スリーブ本体14はその 下部が切り欠かれていて、上面板14aとその側部板14bから成り、上面板1 4aから下方に延ばされた区画突条17aと側部板14bにより筒状の端子収容 孔15が区画形成されている。この実施例では、この上面板14aと側部板14 b及び区画突条17aにより断面コ字状の二つのスリーブ17が並列構成され、 これにより下部が開放された端子収容孔15が形成される。また、この側部板1 4bと区画突条17aは従来例で示したスリーブ51よりも長く下方に延長され 、下端部がリテーナ2と後述するように係合するようにされている(図3参照) 。
【0011】 端子収容孔15は、図2に示すように、端子金具4を前後方向に収容可能な長 孔とされ、その前部はスリーブ17により断面角形に区画形成されて端子金具4 を密着して挿入できるようにされている(図3参照)。また、後部ではこのスリ ーブ17に連続して電線収容部13に形成された断面円形に形成されている。そ して、その前端は、図示しない雄側ターミナルを挿入する雄ターミナル孔15a が形成される一方、その後端は端子挿入口15bが開口されて端子金具4を挿入 可能としている。また、このスリーブ17の中間部には下側面から突出する係合 アーム18が基部を介して前方に延出され、その先端部が上下に撓むように形成 され、その先端部の上部には挿入された端子金具4と係合する係合突起18aが 一体形成されている。また、係合アーム18の下方には基板12から舌状に突出 する挿入片20が突出形成されていて、この係合アーム18との間に形成される 隙間19により、係合アーム18が下方へ撓むことを可能としている。
【0012】 なお、図示しないがスリーブ本体14を前部から覆着するリテーナ2と係合し て仮係止位置又は本係止位置の二位置に止着するリテーナ係合突起がスリーブ本 体14の外側面に設けられている。
【0013】 リテーナ2は、図4に示すようにスリーブ本体14に嵌合可能とされたキャッ プ形状とされていて、その前面にスリーブ本体14の前面を覆う前面壁21を形 成し、この前面壁21には図示しない雄側端子金具を挿通する小孔22が形成さ れている。この背面端部には当接フランジ23が上下面に形成され、リテーナ2 を本係止した際に図2に示すように、当接フランジ23と基板12との間にコネ クタシール3を挟持するようにされている。また、当接フランジ23の端面には 嵌合孔24が開口され、この嵌合孔24によりリテーナ2の底部は二重底とされ ている。このリテーナ2の内側下面となる二重底の内側は、嵌合孔24内に挿入 片20が挿入された際に隙間19に挟入する挟入片25とされ、これが隙間19 に挟入されると係合アーム18が下方へ撓むことが阻止される。挟入片25の内 面には、前述したスリーブ本体14の両側部板14b及び二つの区画突条17a の下端部14c,17cに対応してそれぞれ各別に嵌合する凹条からなる係合部 27a,27bが設けられている。
【0014】 なお、リテーナ2の内周面には挿入方向の二箇所に係合突起26が形成されて いて、前述したリテーナ係合突起と順次係合して、リテーナ2をそれぞれ仮係止 位置と本係止位置の二位置に係止可能とされている(図4には本係止用係合突起 26のみを表示)。
【0015】 端子金具4は、図2に示すように、前側に雄側端子金具を挿入する角筒状の接 触部41とされ、その下面に形成された係合孔に係合突起18aが嵌合する構成 とされている。また、その後部では電線Wを圧着して連結されるとともに、電線 Wにリング状のワイヤシール42が挿着され、端子収容孔15の後部からの水の 侵入を防止可能とされている。
【0016】 また、図示しないが雄側のコネクタと連結した際には、コネクタシール3は雄 側のハウジングの内周面とスリーブ本体14の外周面の間に密着介在して水の侵 入を防止し、端子金具4を水から保護する。
【0017】 次に、この実施例の作用について説明すると、図2に二点鎖線により示すよう に、ハウジング1にリテーナ2が仮係止された状態で、端子金具4が端子収容孔 15内に挿入される。これにより端子金具4は係合孔内に係合アーム18の係合 突起18aが嵌合して仮係止される。端子金具4を挿入した後、リテーナ2を押 し込めて図2の実線に示す本係止位置にすると、スリーブ本体14の外周に設け たリテーナ係合突起と本係止用の係合突起26が係合して、スリーブ本体14に リテーナ2がロックされる。この際、挿入片20は嵌合孔24内に嵌合し、これ とともに隙間19内に挟入片25が挟入される。これにより、係合アーム18の 下方への撓みが規制されて、端子金具4を強固にロックすることになる。
【0018】 また、係合部27a,27b内に、側部板14bの下端部14c及び区画突条 17aの下端部17cがそれぞれ嵌合して、その下端部が支持される。このため 、挿入された端子金具4に捻り力が加わえられても、その捻り力により側部板1 4bや区画突条17aが撓んで変形することが阻止される。結局端子挿入孔15 に変形を生じないので、挿入された端子金具4を強固に保持できる。特にこの実 施例では、端子収容孔15を形成するスリーブ17を、スリーブ本体14の上面 板14aと側部板14bとを利用して形成し、区画突条17aのみならず、側面 板14bの下端部をも、係合部27aに係合する構成としているので、更に変形 を生じない端子収容孔15とすることができる。
【0019】 なお、この実施例では、二極端子用のコネクタにこの考案を適用した例を示し たが、更に極数の多いコネクタに適用することができる。この際、スリーブ17 をスリーブ本体14の上面板14aと側部板14b及び区画突条17aにより構 成するばかりでなく、スリーブ本体14を利用すること無く、断面コ字状の区画 突条により形成したものにも適用することができる。また、スリーブ17を一段 に並列したコネクタに限られず、これを多段に設けたコネクタにも当然に適用で きる。 また、この実施例では、側部板14bを係合部27aに係合する構成としてい るが、側部板14bに十分な剛性があれば、必ずしも側部板14bまで係合する 構成とする必要はない。
【0020】 さらに、この実施例では、スリーブ17の側部となる下端部17cのほぼ全長 にわたって係合部27bと係合する例を示したが、必ずしも全長にわたって係合 する必要はなく、一部、特に変形を生じ易い先端側を嵌合させる構成としてもよ く、さらに下端部17cを凹条からなる係合部27bに嵌合するの他、下端部1 7cを挟持する突出片をリテーナ2側に突成したり、リテーナ2の前面壁21に 係合部を形成するなど、スリーブ17をリテーナ2と係合して支持する構成であ ればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 分離斜視図である。
【図2】 縦断面図である。
【図3】 スリーブ本体の断面図である。
【図4】 リテーナの一部切欠斜視図である。
【図5】 リテーナが嵌合された状態のスリーブ本体の
断面図である。
【図6】 従来の問題点を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ハウジング 2…リテーナ 4…端子金具 11…フード 12…基板 15…端子収容孔 17…スリーブ 27a,27b…係合部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図4】
【図6】
【図2】
【図3】
【図5】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状のフード内に、その底板となる
    基板から筒状のスリーブを前方へ突出形成して、そのス
    リーブ内に端子金具を収容する端子収容孔が形成された
    ハウジングと、このハウジングの前部から挿入してその
    端子収容孔内に収容された端子金具をロックするリテー
    ナとからなる防水コネクタにおいて、 前記リテーナには前記スリーブに係合する係合部が設け
    られていることを特徴とする防水コネクタ。
JP614293U 1993-01-27 1993-01-27 防水コネクタ Pending JPH0660072U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP614293U JPH0660072U (ja) 1993-01-27 1993-01-27 防水コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP614293U JPH0660072U (ja) 1993-01-27 1993-01-27 防水コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0660072U true JPH0660072U (ja) 1994-08-19

Family

ID=11630272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP614293U Pending JPH0660072U (ja) 1993-01-27 1993-01-27 防水コネクタ

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JP (1) JPH0660072U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1167320A (ja) * 1997-06-30 1999-03-09 Whitaker Corp:The 端子位置保証装置付電気コネクタ
JP2016100107A (ja) * 2014-11-19 2016-05-30 住友電装株式会社 コネクタ
JP2017004850A (ja) * 2015-06-12 2017-01-05 矢崎総業株式会社 コネクタ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1167320A (ja) * 1997-06-30 1999-03-09 Whitaker Corp:The 端子位置保証装置付電気コネクタ
JP2016100107A (ja) * 2014-11-19 2016-05-30 住友電装株式会社 コネクタ
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