JPH0660052A - データ流通システム - Google Patents

データ流通システム

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JPH0660052A
JPH0660052A JP21258392A JP21258392A JPH0660052A JP H0660052 A JPH0660052 A JP H0660052A JP 21258392 A JP21258392 A JP 21258392A JP 21258392 A JP21258392 A JP 21258392A JP H0660052 A JPH0660052 A JP H0660052A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクセス手段が異なる複数のコンピュータか
ら構成されるデータ処理システムが蓄積管理するデータ
群に関し、アクセスの違いを意識させない内容表示及び
統一されたアクセス手段を利用者に提供する。 【構成】 複数のコンピュータが有するデータ群の項目
を利用者に提示する手段(1100)、前記複数のコン
ピュータからのデータ群を蓄積する手段(1000)、
前記利用者が前記提示された項目の内から必要と要求し
たデータ群を前記蓄積したデータ群から検索終了時に前
記利用者に提供する手段(1000及び1100)、及
び前記要求されたデータ群が前記蓄積手段にない場合に
前記複数のコンピュータから前記要求されたデータ群を
収集し前記蓄積手段に登録する手段(1000)により
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータ(デ−タ処
理システム)のデータファイルを利用者に提供するデー
タ流通システムに関し、更に詳しくは、複数のコンピュ
ータのデータファイルをアクセスするのに適したデータ
流通システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データ処理システムではデータ利
用者の要求に応じてシステム部門が業務プログラムを開
発し、出力データを要求元の利用者に定型処理として提
供している。データの利用形態は、還元帳票、通信回線
を介しての端末照会で、業務プログラムで規定された定
型フォーマットでの利用である。最近では利用者の端末
(パソコンやワークステーション)のローカルファイル
にダウンロードされ、ワークステーションに搭載された
スプレッドソフトを使って利用者が自由にデータを加工
して利用する形態もある(たとえば「エンドユーザ自身
がマルチベンダ・システム構築」,日経コンピュータ19
91.4.22号、pp.136-144)。しかし、提供されているデ
ータ以外のデータあるいは帳票が必要になると、システ
ム部門に対して業務プログラムの開発を要請することに
なる。
【0003】また、利用者の端末から、データ処理シス
テムのデータベースを直接任意検索できる形態もある。
しかし、直接アクセスできるデータが限られており、デ
ータ処理システムと利用者の端末とのあいだでオンライ
ン検索セションが確立可能でなければならない。また、
データ処理システムが複数のコンピュータから構成され
ている場合、利用者がデータベースをアクセスすると
き、そのデータベースがどのコンピュータに存在するか
意識しなければならない。一方、このように分散された
データベースの所在を意識せずにデータアクセスを可能
とするしかけとして、A.P.Sage,「2.3 ディストリビュ
ーテッド アンド コオペレイティブ データ−ベース
イシュー(DISTRIBUTED AND COOPERATIVE DATA-BASE
ISSUE)」,デシジョン サポート システム エンジニ
アリング(DECISION SUPPORT SYSTEMS ENGINEERING),
pp.69-72,John Wiley&Sons,INC.,1991で述べられてい
る分散データベース管理システムがある。本文献の記述
にあるように、各ローカルデータベースのデータ構造が
すべて同一あるいは、各データベース管理システムがす
べてのローカルデータベースのデータ構造を知っている
ことが前提である。現在、分散データベース管理システ
ムが各メーカから提供されている。既存のデータ処理シ
ステムを分散データベース環境にしようとした場合、す
べてのデータ処理システムを構成するコンピュータが同
一ベンダのデータベース管理システムまたはこれとコン
パチブルな他ベンダのデータベース管理システム、およ
びこれらのデータベース管理システムを機能させるオペ
レーティングシステムを導入する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来方法では、データ
処理システムを構成する複数のコンピュータのどこかに
利用者が欲するデータが存在するのにもかかわらず、欲
するデータを作成する業務プログラムを開発する(シス
テム部門あるいは利用部門で)ことになる。しかし、デ
ータ処理システムに蓄積されているデータ群の中にほと
んど同じようなデータが存在することになるなど、デー
タの冗長性が高いデータ処理システムとなる問題があ
る。また、データの存在がわかったとしても、そのデー
タの提供形態は還元帳票などのペーパーベースであった
り、通信回線を介してデータ伝送あるいはフロッピーデ
ィスク、磁気テープなどによる記憶媒体であったり、利
用者はさまざまなインターフェースを意識しなければな
らない問題がある。分散データベース管理システムによ
りデータ処理システムを構成しようとする場合、既存の
データ処理システムを大幅に再構築する必要があり、膨
大な投資となる。
【0005】上記問題点は、データ管理システムが蓄積
管理しているデータが利用者に提示されていないこと、
データ処理システムを構成するコンピュータから利用者
の端末へ提供するデータの収集、蓄積、及び提供方法が
統一されていないことに起因する。
【0006】本発明の目的は、利用者に対してデータ処
理システムが蓄積管理しているすべてのデータ項目を提
示し、要求されたデータを収集し、蓄積し、及び提供
(デ−タの流通)する手段を統一することにより、上記
問題を解決したデータ流通システムを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、データ処理システムが蓄積管理するデータ群を利用
者に提示し利用者が欲するデータ群の提供を要求する手
段、要求データ群を既存のデータ処理システムからそれ
がサポートしている提供方法によって収集する手段、要
求データ群すべてが収集完了した時点で利用者に要求デ
ータ群を提供する手段、利用者に提供されるデータ群を
保持する手段と利用者の指示により保持しているデータ
群を表示する手段により構成する。さらに、既存のデー
タ処理システムがサポートしている提供方法によるデー
タ収集時間を記憶する部分と利用者からのデータ群の提
供要求に対して提供が完了する予定時間を算出し利用者
に通知する手段を設ける。以上の手段により、利用者は
データ処理システムが蓄積管理するすべてのデータを知
ることができ、その中から欲するデータ群を指定すれ
ば、指定したすべての要求データ群は同一のデータ流通
経路から一括して入手でき、要求者の指示により要求し
たデータ群を任意時点で表示するようにしたものであ
る。また、利用者がデータ提供を要求するといつそのデ
ータが入手できるかについて知らせるようにし、データ
収集に要する待ち時間を明確にするようにしたものであ
る。
【0008】
【作用】本発明により、利用者に対してデータ処理シス
テムが蓄積管理するすべてのデータ群を提示して、利用
者からのデータ提供要求を受付ける。要求されたデータ
群を既存のデータ処理システムから収集して利用者に提
供する。すなわち、利用者は、データ管理システムが蓄
積管理するすべてのデータを知ることができ、その中か
ら自分が欲するデータ群を指定するだけで、要求したデ
ータ群を同一流通経路で入手することになる。したがっ
て、利用者にとって、要求データの入手に際してはデー
タの所在場所およびそのアクセス方法について意識する
必要がない。また、要求したすべてのデータは同一の流
通経路で一括提供されることになるので、利用者はデー
タごとに提供形態を意識したり、複数のデータを要求し
た場合の各データの収集状況を意識したりする必要がな
い。利用者がデータ提供要求を出すと、その要求された
データ群を収集するまでの予定時間を計算して利用者に
通知するので、利用者はそれまでのあいだ無駄にデータ
提供を待っていることがない。データ処理システムが蓄
積管理するデータのアクセスは、既存のデータ処理シス
テムがサポートしている方法を利用するので、本発明を
実現するとき既存のデータ処理システムを再構築する必
要がない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図21を
用いて説明する。
【0010】図1は、本発明であるデータ流通システム
の全体構成を示したものである。データ流通システム
は、情報流通システム1000と本システム1000と
ネットワーク1200で接続された複数の情報窓口シス
テム1100から構成されている。情報流通システム1
000は、業務遂行に必要なデータ、たとえば銀行の預
金・貸金の取引実績管理や期日管理などの業務プログラ
ムの実行やデータの蓄積を行う業務サブシステム群(デ
−タ処理システム)1300と接続されている。情報流
通システム1000と業務サブシステム群1300と
は、ネットワーク1201によるオンライン接続、また
は磁気テープ、フロッピーディスクなどの記憶媒体12
02を介したオフライン接続形態で接続されている。
【0011】情報流通システム1000は、情報窓口シ
ステム1100から統一された手段で要求されたデータ
を、業務サブシステム群1300に蓄積管理されている
データベース群1301からデータベース群に適合した
アクセス手段によって収集し、蓄積し、データ要求元で
ある情報窓口システム1100へ統一された手段で提供
するシステムである。本システム1000は、コンピュ
ータ1001、記憶装置1002およびコンソール端末
1003から構成されている。情報流通システム100
0のコンピュータ1001は、情報窓口システム110
0からのデータ提供要求の受付処理、データの収集制御
や収集データ(情報窓口システム1100からの要求デ
ータ)の送信処理を実行する。本コンピュータ1001
の詳細ソフトウェア構成は、図3を用いて後述する。情
報流通システム1000の記憶装置1002は、業務サ
ブシステム群1300から収集したデータをファイルと
して一時的に保存する。情報流通システム1000のコ
ンソール端末1003は、オフライン形態での業務サブ
システムからのデータ収集指示を表示したり、記憶装置
1002に保存されているファイルのメンテナンス処理
の実行を指示したりする。
【0012】情報窓口システム1100は、本システム
1100の利用者が指定したデータ提供要求の情報流通
システム1000への通知、要求データの情報流通シス
テム1000からの受信、表示を行うシステムである。
本システム1100は、コンピュータ1101、記憶装
置1102および端末装置1103から構成されてい
る。情報窓口システム1100のコンピュータ1101
は、利用者からのデータ提供要求の受付け処理や情報流
通システム1000からの要求データの受信、表示を実
行する。本コンピュータ1101の詳細ソフトウェア構
成は、図2を用いて後述する。情報窓口システム110
0の記憶装置1102は、情報流通システム1000か
ら受信した要求データをファイルとして一時的に保存す
る。端末装置1103は、利用者からのデータ提供要求
の入力インターフェースおよび要求データの表示を行
う。
【0013】本発明であるデータ流通システムの利用形
態を説明しておく。利用者は、情報窓口システム110
0の端末装置1103から必要とするデータを指定す
る。情報窓口システム1100は、利用者が指定したデ
ータの提供要求を情報流通システム1000に通知す
る。情報流通システム1000は、記憶装置1002内
に保存されていればすぐに情報窓口システム1100に
送信する。もし、保存されていなければ、業務サブシス
テム群1300から要求データを収集して情報窓口シス
テム1100に送信する。ここで、情報流通システム1
000は、情報窓口システム1100からデータ要求を
受けると、要求されたデータの収集、送信を完了する日
時を調べ、情報窓口システム1100に報告する。情報
窓口システム1100は、利用者に要求受付け番号と要
求データの収集完了日時を端末装置1103を介して通
知する。このデータ収集完了日時の通知処理について
は、図2および図3を用いて説明する処理部の処理フロ
ーチャートを説明するところで詳しく延べる。情報窓口
システム1100は、情報流通システム1000から受
信した要求データを記憶装置1102に保存する。利用
者が要求したデータの取得方法は、利用者は情報窓口シ
ステム1103の端末装置1103からデータ提供要求
時に通知された要求受付け番号を入力する。情報窓口シ
ステム1100は、記憶装置1102内のファイルを検
索して要求受付け番号に対応した要求データを端末装置
1103に表示する。
【0014】図2は、図1における情報窓口システム1
100の詳細なシステム構成を示したものである。本シ
ステム1100のコンピュータ1101のソフトウェア
構成は、データ索引テーブル2101、要求管理テーブ
ル2102、メイン制御部2201、データ要求受付部
2202、要求データ表示処理部2203、データ受信
処理部2204、通信インターフェース部2205およ
びファイル入出力管理部2206から成る。
【0015】データ索引テーブル2101は、情報流通
システム1000が収集、提供できるデータの索引を保
持するテーブルであり、そのテーブル構造については図
4を用いて後述する。要求管理テーブル2102は、利
用者からのデータ提供要求の収集状況を管理するテーブ
ルであり、そのテーブル構造については図5を用いて後
述する。
【0016】メイン制御部2201は、端末装置110
3から利用者が入力するリクエスト(データの提供要
求、要求データの表示要求)を判断し、リクエストに応
じた処理部(データ要求受付部2202または要求表示
処理部2203)を起動する。本制御部2201の処理
フローチャートは、図9を用いて後述する。
【0017】データ要求受付部2202は、利用者が端
末装置1103から入力するデータ提供要求の受付処理
(要求受付番号の付与、データ収集完了日時の通知な
ど)を実行する処理部であり、詳細な処理フローチャー
トについては図10を用いてあとで説明する。
【0018】要求データ表示処理部2203は、データ
要求の収集完了状況(要求管理テーブル2203の内
容)や記憶装置1102に保存されている要求データ
(ファイル2300)を端末装置1103に表示する処
理を実行する。本処理部2203の処理フローチャート
は、図11を用いて後述する。
【0019】データ受信処理部2204は、情報流通シ
ステム1000から送信されたデータを記憶装置110
2へファイル2300として保存する処理を実行する。
本処理部2204の処理フローチャートについては、図
12を用いて後で説明する。
【0020】通信インターフェース部2205は情報窓
口システム1100を情報流通システム1000とのあ
いだの通信を制御する処理部であり、その処理フローチ
ャートは図13を用いて後述する。
【0021】ファイル入出力管理部2206は、コンピ
ュータ1101の各処理部と記憶装置1102に格納さ
れているファイル群2300との入出力制御を実行す
る。ここで、ファイル入出力管理部2206で管理され
る記憶装置1102内のファイル2300単位は要求受
付番号単位である。すなわち、ひとつの要求受付番号に
対してひとつのファイル2300が割り当てられ、管理
される。
【0022】図3は、図1における情報流通システム1
000の詳細なシステム構成を示したものである。情報
流通システム1000の記憶装置1002には、業務サ
ブシステム群1300から収集されたデータを格納する
ファイル3300と業務サブシステム群1300が保持
するデータベース群1301に対するオンライン検索の
手順をカタログ化したデータ操作プロシジャーファイル
3400が格納されている。データ操作プロシジャーフ
ァイル3400は、本システム1000構築時に設定し
ておくファイルである。一方、業務サブシステム群13
00から収集されたデータを格納するファイル3300
はコンピュータ1001の各処理部によって生成、削除
されるファイルである。また、本ファイル3300のフ
ァイル単位は、データ管理テーブル3101で管理され
るデータ番号単位である。情報流通システム1000の
コンピュータ1001は、データ管理テーブル310
1、収集状況管理テーブル群3102、処理ステータス
テーブル3103、データ要求処理部3201、オンラ
インデータ収集インターフェイス部3202、オフライ
ンデータ収集インターフェース部3203、データ収集
処理部3204、データ編集送信処理部3205、通信
インターフェース部3206、ファイルメンテナンス処
理部3207およびファイル入出力管理部3208から
成る。
【0023】データ管理テーブル3101は、情報窓口
システム1100に対してデータ提供可能なデータ項目
およびデータが存在する業務サブシステム名、アクセス
方法やアクセス時間(データ収集に要する処理時間)な
どの属性を管理するテーブルである。本テーブルの構成
については、図6を用いてあとで説明する。
【0024】収集状況管理テーブル3102は、情報窓
口システム1100からのデータ提供要求ごと(のちに
説明する要求番号単位)にひとつのテーブル3102が
割り当てられ、要求データの収集状況を管理するテーブ
ルである。本テーブル3102の構成は、図7を用いて
後述する。
【0025】処理ステータステーブル3103は、デー
タ要求処理部3201、データ収集処理部3204、デ
ータ編集送信処理部3205およびファイルメンテナン
ス処理部3207の処理実行状況を示すテーブルであ
る。本テーブル3103の構成は、図8を用いて説明す
る。
【0026】データ要求処理部3201は、情報窓口シ
ステム1100からのデータ提供要求の受付処理(収集
完了日時の設定、通知やオンラインデータ収集インター
フェイス部3202またはオフラインデータ収集インタ
ーフェース部3203へのデータ収集依頼など)を実行
する。本処理部の処理フローチャートは、あとで図14
および図15を用いて詳細に説明する。
【0027】オンラインデータ収集インターフェース部
3202は、データ要求処理部3201からのデータ収
集依頼に従い、業務サブシステム1300とのオンライ
ン検索セションを確立してデータ操作プロシージャーを
実行してデータ収集を実行する。本処理部3202の処
理フローチャートについては、図16を用いて後述す
る。
【0028】オフラインデータ収集インターフェース部
3203は、データ要求処理部3201からのデータ収
集依頼をコンソール端末1003に表示し、計算機オペ
レータにより、磁気テープなどの記憶媒体1202を介
してのデータ収集を実行する。本処理部3203の処理
フローチャートは、図17を用いて後述する。
【0029】データ収集処理部3204は、オンライン
データ収集インターフェイス部3202またはオフライ
ンデータ収集インターフェース部3203が業務サブシ
ステム群1300から収集したデータを受け取り、ファ
イル入出力管理部3208を介して、記憶装置1002
にファイル3300として格納する処理を実行する。本
処理部3203の処理フローチャートは、図18を用い
てあとで説明する。
【0030】データ編集送信処理部3205は、情報窓
口システム1100よりの提供要求データをファイル3
300よりファイル入出力管理部3208を介して読み
だし、要求元である情報窓口システム1100に送信す
る。本処理部3205の処理フローチャートは、図19
を用いて後述する。
【0031】通信インターフェース部3206は情報窓
口システム1100を情報流通システム1000とのあ
いだの通信を制御する処理部であり、その処理フローチ
ャートは図20を用いて後述する。
【0032】ファイルメンテナンス処理部3207は記
憶装置1002に格納されているファイル群3300の
メンテナンス処理を実行する処理部であり、その処理フ
ローチャートについては図21を用いて説明する。
【0033】ファイル入出力管理部3208は、コンピ
ュータ1001の各処理部と記憶装置1002に格納さ
れているファイル群3300との入出力制御を実行す
る。
【0034】ここで、ファイルメンテナンス処理部32
07のメンテナンス処理について説明を加えておく。情
報流通システム1000は、これまで説明してきたよう
に、情報窓口システム群1100から提供を要求された
データ群を業務サブシステム群1300より収集して要
求元の情報窓口システム1100に転送するシステムで
ある。あるデータに対して複数の情報窓口システム11
00より提供要求が発生した場合、そのつど業務サブシ
ステム群1300から収集していたのでは情報流通シス
テム1000や業務サブシステム群1300に処理負荷
が多大にかかる。また、情報窓口システム1100への
データ提供レスポンスも遅くなる。このため、本発明で
は情報流通システム1000に記憶装置1002を設
け、収集したデータを一時的に保存しておくようにして
いる。情報窓口システム1100より提供要求があった
データが、すでに記憶装置1002内に保存(ファイル
3300として格納されている)されているのであれ
ば、業務サブシステム群1300から収集するのではな
く記憶装置1002内に保存されたファイル3300の
データを情報窓口システム1100に提供する。一度、
業務サブシステム群1300から収集され記憶装置10
02内のファイル3300に保存されたデータは、それ
以後、ファイル3300の内容を情報窓口システム11
00に提供することになる。しかし、ファイル3300
に保存されているデータが業務サブシステム1300で
月次更新されるものであると、その更新のタイミングで
記憶装置1002内のファイル3300も更新しないと
永久に古いデータを提供することとなってしまう。した
がって、業務サブシステム1300でのデータ更新タイ
ミングで、記憶装置1002に格納されているファイル
3300をクリアして、業務サブシステム群1300よ
り最新のデータを収集する必要がある。この記憶装置1
002内のファイル3300のメンテナンス処理を行な
うのが、ファイルメンテナンス処理部である。
【0035】図4から図8を用いて、情報窓口システム
1100および情報流通システム1000の各テーブル
構成を説明する。
【0036】図4は、図2に示した情報窓口システム1
100のデータ索引テーブル2101のテーブル構成を
示したものである。本テーブル2101は、データ番号
エリア4001とデータ名エリア4002から構成され
ている。データ番号エリア4001は、データごとに唯
一付けられた番号を格納するエリアである。データ名エ
リア4002は、データ番号に対応したデータ名を格納
するエリアである。本テーブル2101の各エリア40
01、4002の各データは、本発明であるデータ流通
システムの構築時にセットする。また、のちに図6を用
いて説明する情報流通システム1000のデータ管理テ
ーブル3101のデータ番号エリア6001およびデー
タ名エリア6002の内容と一致するようにセットす
る。データ名エリア4002にセットされるデータ名
は、情報流通システム1000が業務サブシステム群1
300からの収集、情報窓口システム1100への提供
が可能なデータの名称である。データ番号は収集提供可
能なデータ名を識別するために付けた番号であり、付番
規則はデータ名とデータ番号が1対1に対応づけばあと
は任意である。
【0037】図5は、図2に示した情報窓口システム1
100の要求管理テーブル2102のテーブル構成を示
したものである。本テーブル2102は、要求番号エリ
ア5001、要求日時エリア5002、予定日時エリア
5003および完了日時エリア5004から構成されて
いる。要求番号エリア5001は、図10で説明する情
報窓口システム1100のデータ要求受付部2202が
付番する要求番号を格納するエリアである。要求番号と
は、利用者が端末装置1103から提供を要求するデー
タ(たとえば、データ番号の「1」と「3」)を指定す
るが、この指定されたデータ提供要求単位ごとに情報窓
口システム1100のデータ要求受付部2202が付け
る番号である。この要求番号で、情報窓口システム11
00に入力される複数のデータ提供要求を識別する。要
求日時番号エリア5002は、データ提供要求の発生日
時を格納するエリアである。予定日時エリア5003
は、端末装置1103に要求されたデータの表示が可能
となる予定日時を格納するエリアである。完了日時エリ
ア5004は、要求データの収集が完了した日時を格納
するエリアである。したがって、完了日時エリア500
4に日時がセットされると、端末装置1103に要求さ
れたデータを表示可能であることを示す。要求番号エリ
ア5001、要求日時エリア5002および予定日時エ
リア5003への各日時のセットは、情報窓口システム
1100のデータ要求受付部2202が行なう。完了日
時エリア5004への日時のセットは、情報窓口システ
ム1100のデータ受信処理部2204が行なう。
【0038】図6は、図3に示した情報流通システム1
000のデータ管理テーブル3101のテーブル構成を
示したものである。本テーブル3101は、データ番号
エリア6001、データ名エリア6002、サブシステ
ム名エリア6003、データベース名エリア6004、
アクセス方法エリア6005、プロシジャー名エリア6
006、存在フラグエリア6007および収集時間エリ
ア6008から構成されている。データ番号エリア60
01は、データごとに唯一付けられたデータ番号を格納
するエリアである。データ名エリア6002は、データ
番号に対応したデータ名を格納するエリアである。サブ
システム名エリア6003は、データ番号に対応したデ
ータが存在する業務サブシステム1300名を格納する
エリアである。データベース名エリア6004は、デー
タ番号に対応したデータが格納されているデータベース
名を格納するエリアである。アクセス方法エリア600
5は、データ番号に対応したデータを収集するさいのア
クセス方法をセットするエリアである。アクセス方法に
は、オンライン形態とオフライン形態がある。オンライ
ン形態によるアクセスは、収集しようとするデータが存
在する業務サブシステム1300とオンラインセション
を確立し、データ操作プロシジャー(データ操作プロシ
ジャーファイル3400に格納されている)を実行し
て、所望のデータを収集する。オフライン形態によるア
クセスは、計算機オペレータを介して、磁気テープなど
の記憶媒体1202により所望のデータを収集する。プ
ロシジャー名エリア6006は、オンライン形態で所望
のデータを収集するさいに実行するデータ操作プロシジ
ャー名を格納する。本エリア6006に格納されている
データ操作プロシジャー名で、データ操作プロシジャー
ファイル3400に格納されている複数のデータ操作プ
ロシジャーの中から所望のプロシジャーを識別する。存
在フラグエリア6007は、データ番号に対応したデー
タが情報流通システム1000の記憶装置1002内に
ファイル3300として存在するか否かを示す値がセッ
トされる。本エリア6007にセットされるフラグ値
は、「0」、「1」、「2」の3種類である。「0」
は、データ番号に対応したデータのファイル3300が
記憶装置1002に存在しないことを示す。「1」はフ
ァイル3300は存在しないが、現在データの収集処理
中であることを示す。「2」はファイル3300が存在
することを示す。収集時間エリア6008は、データ番
号で対応づけられたデータを収集するのに要する処理時
間を格納するエリアである。データ番号エリア600
1、データ名エリア6002、サブシステム名エリア6
003、データベース名エリア6004、アクセス方法
エリア6005、プロシジャー名エリア6006および
収集時間エリア6008は、本発明であるデータ流通シ
ステムの構築時にセットする。存在フラグエリア600
7へのフラグ値のセットは、情報流通システム1000
のデータ要求処理部3201、データ収集処理部320
4およびファイルメンテナンス処理部3207が行な
う。
【0039】図7は、図3における情報流通システム1
000の収集状況管理テーブル3102のテーブル構成
を示したものである。本テーブル3102は、情報窓口
システム1100からのデータ提供要求単位(要求番号
単位)にひとつのテーブルが割り当てられ、窓口番号エ
リア7001、要求番号エリア7002、要求データ番
号エリア7003および存在フラグエリア7004から
構成されている。窓口番号エリア7001は、複数存在
する情報窓口システム1100を一意に識別するための
番号(窓口番号)を格納するエリアである。窓口番号は
本発明であるデータ流通システムの構築時に割り当て、
窓口番号と情報窓口システム1100との対応表を情報
流通システム1000のコンピュータ1001内にセッ
トしておく。一方、情報窓口システム1100側には、
自システム1100の窓口番号をコンピュータ1101
内にセットしておく。この窓口番号により、どの情報窓
口システム1100からのデータ提供要求であるかを識
別可能となり、適切な要求元(情報窓口システム110
0)へ要求データを転送できることになる。要求番号エ
リア7002は、データ提供要求単位ごとに付けられた
要求番号を格納するエリアである。要求データ番号エリ
ア7003は、要求番号で要求されているデータのデー
タ番号を格納するエリアである。存在フラグエリア70
04は、要求データ番号エリア7003に格納されてい
るデータ番号に対応したデータのファイル3300が記
憶装置1002内に存在するか否かを示すフラグ値を格
納するエリアである。フラグ値は、先に説明したデータ
管理テーブル3101のテーブルの存在フラグエリア6
007に格納するフラグ値と同じである。本テーブル3
102の各エリア7001、7002、7003、70
04への値のセットは、情報流通システム1000のデ
ータ要求処理部3201、データ収集処理部3204、
データ編集送信処理部3205およびファイルメンテナ
ンス処理部3207が行なう。
【0040】図8は、図3で示した情報流通システム1
000の処理ステータステーブル3103のテーブル構
成を示したものである。本テーブル3103は、メンテ
ナンスフラグエリア8001、データ要求処理ステータ
スエリア8002、データ収集処理ステータスエリア8
003およびデータ編集送信処理ステータスエリア80
04から構成されている。メンテナンスフラグエリア8
001は、情報流通システム1000のファイルメンテ
ナンス処理部3207によりファイルメンテナンスを処
理中であるか否かを示すフラグ値を格納するエリアであ
る。フラグ値は、「0」、「1」の2種類ある。フラグ
値「0」は、ファイルメンテナンス処理中ではないこと
を示す。フラグ値「1」は、処理中であることを示す。
データ要求処理ステータスエリア8002、データ収集
処理ステータスエリア8003およびデータ編集送信処
理ステータスエリア8004は、それぞれ、情報流通シ
ステム1000のデータ要求処理部3201、データ収
集処理部3204およびデータ編集送信処理部3205
が処理中であるか否かを示すフラグ値を格納するエリア
である。フラグ値は、メンテナンスフラグエリア800
1のフラグ値と同じである。本テーブル3103のメン
テナンスフラグエリア8001、データ要求処理ステー
タスエリア8002、データ収集処理ステータスエリア
8003およびデータ編集送信処理ステータスエリア8
004へのフラグ値のセットは、それぞれ、情報流通シ
ステム1000のファイルメンテナンス処理部320
7、データ要求処理部3201、データ収集処理部32
04およびデータ編集送信処理部3205が行なう。た
だし、本発明であるデータ流通システムの構築時に、す
べてのエリア8001、8002、8003、8004
のフラグ値を「0」に初期化しておく。
【0041】図9から図13を用いて、図2に示した情
報窓口システム1100の各処理部2201、220
2、2203、2204、2205の処理フローチャー
トを詳細に説明する。
【0042】図9は、図2に示した情報窓口システム1
100のメイン制御部2201の処理フローチャートを
示したものである。本制御部2201の起動は、利用者
が端末装置1103から行なう。起動がかかると、処理
メニュを表示する(ステップ9001)。処理メニュ
は、データの提供を要求するデータ要求メニュと要求し
たデータを表示する要求データの表示メニュの2つであ
る。処理メニュが表示されると、利用者は処理メニュ項
目を選択する(ステップ9002)。選択されたメニュ
を判断(ステップ9003)して、データ要求メニュで
あればステップ9004からステップ9006を実行
し、要求データの表示メニュであればステップ9007
を実行する。ステップ9003で選択されたメニュがデ
ータ要求メニュであると判断すると、まずデータ要求受
付部2202を起動する(ステップ9004)。図10
を用いてデータ要求受付部2202の処理フローチャー
トを後述するが、本処理部2202(すなわちステップ
9004)では、利用者からのデータ提供要求を受け付
ける。つぎに、データ要求受付部2202から要求番号
と予定日時を受け取り(ステップ9005)、要求番号
と予定日時を端末装置1103に表示して(ステップ9
006)処理フローを終了する。ステップ9003で選
択されたメニュが要求データの表示メニュであると判断
すると、要求データ表示処理部2203を起動する(ス
テップ9007)。図11を用いて要求データ表示処理
部2203の処理フローチャートを後述するが、本処理
部(すなわちステップ9007)では、データ提供要求
の処理状況や要求データの表示を行なう。ステップ90
07実行後、処理フローを終了する。
【0043】図10は、図2に示した情報窓口システム
1100のデータ要求受付部2202の処理フローチャ
ートを示したものである。本処理部2202は、メイン
制御部2201から起動される。起動がかかると、デー
タ索引(データ索引テーブル2101の内容)を端末装
置1103に表示する(ステップ10001)。つぎ
に、利用者は提供を要求するデータ番号を選択する(ス
テップ10002)。データ番号は、複数選択すること
ができる。以下、選択された複数のデータ番号をデータ
番号群と記述する。データ番号の選択が終わると、ステ
ップ10003で要求番号を割り当てる。要求番号の割
当て方法は、要求管理テーブル2102の要求番号エリ
ア5001を検索し、まだ使用されていない自然数のう
ち最小の数を割り当てる。要求番号の割当てが終わる
と、ステップ10004で、コンピュータ1101の内
部クロックより現在日時(要求日時となる)を取得す
る。つぎに、通信インターフェース部2205を起動
し、要求番号と選択されたデータ番号群を渡す(ステッ
プ10005)。ステップ10006で、通信インター
フェース部2205から予定日時を受け取る。つぎに、
要求番号、要求日時および予定日時を要求管理テーブル
2102にセットし(ステップ10007)、要求番号
と予定日時を端末装置1103に表示して(ステップ1
0008)処理フローを終了する。
【0044】図11は、図2に示した情報窓口システム
1100の要求データ表示処理部2203の処理フロー
チャートを示したものである。本処理部2203は、メ
イン制御部2201から起動される。起動がかかると、
要求管理状況(要求管理テーブル2102の内容)を端
末装置1103に表示する(ステップ11001)。利
用者はデータ表示したい要求番号を指定する(ステップ
11002)。要求番号の指定が終わると、要求管理テ
ーブル2102を検索して指定された要求番号の完了日
時(完了日時エリア5004の値)をチェックする(ス
テップ11003)。ステップ11003で、完了日時
がセットずみと判断した場合はステップ11004から
ステップ11008を実行し、未セットであると判断し
た場合はステップ11009からステップ11011を
実行する。完了日時がセットずみである場合、ファイル
入出力管理部2206を介して、要求番号に対応したフ
ァイル2300の内容を読みだし端末装置1103に表
示する(ステップ11004)。要求番号とファイル2
300との対応は、ファイル名を「”FILE”+要求
番号」とすることによりとる。すなわち、要求番号に対
応したファイル2300は、ファイル名が「”FIL
E”+要求番号」のファイル2300である。ファイル
2300を表示したあと、利用者がファイル2300
(ファイル名が「”FILE”+要求番号」)をそのま
ま保存しておくか、または削除するかを指定する(ステ
ップ11005)。ステップ11006で指定内容を判
断する。もし、保存指定であれば処理フローを終了す
る。削除指定であれば、要求番号に対応したファイル2
300(ファイル名が「”FILE”+要求番号」)
を、ファイル入出力管理部2206を介して削除する
(ステップ11007)。つぎに、要求管理テーブル2
102のステップ11002で指定された要求番号がセ
ットされている欄をクリアし(ステップ11008)、
処理フローを終了する。ステップ11003で完了日時
が未セットと判断した場合、要求番号で要求したデータ
群はまだ収集できていない旨のメッセージを端末装置1
103に表示する。利用者は本処理部2203の処理を
続行するか、または終了するかを指定する(ステップ1
1010)。終了指定であれば、処理フローを終了す
る。続行指定であれば、ステップ11002に戻る。
【0045】図12は、図2に示した情報窓口システム
1100のデータ受信処理部2204の処理フローチャ
ートを示したものである。本処理部2204は、通信イ
ンターフェース部2205から起動される。起動がかか
ると、通信インターフェース部2205から要求番号と
要求番号で要求しているデータ番号群のデータを受け取
る(ステップ12001)。つぎに、ファイル入出力管
理部2206を介して、ステップ12001で受け取っ
た要求番号で要求しているデータ番号群のデータをファ
イル名「”FILE”+要求番号」のファイル2300
に格納する(ステップ12002)。ステップ1200
3で、コンピュータ1101の内部クロックより現在日
時(完了日時となる)を取得する。取得した完了日時
を、要求管理テーブル2102の要求番号エリア500
1にステップ12001で受け取った要求番号が格納さ
れている欄の完了日時エリア5004に格納し(ステッ
プ12004)、処理フローを終了する。
【0046】図13は、図2に示した情報窓口システム
1100の通信インターフェース部2205の処理フロ
ーチャートを示したものである。本処理部2205は、
データ要求受付部2202および情報流通システム10
00の通信インターフェース部3206から起動され
る。起動がかかると、まず起動元を判断する(ステップ
13001)。データ要求受付部2202よりの起動で
ある場合はステップ13002からステップ13007
を実行する。情報流通システム1000の通信インター
フェース部よりの3206起動である場合は、ステップ
13008からステップ13011を実行する。まず、
起動元がデータ要求受付部2202である場合の処理フ
ローを説明する。ステップ13002で、データ要求受
付部2202から要求番号とデータ番号群を受け取る。
つぎに、情報流通システム1000の通信インターフェ
ース部2205を起動して、情報流通システム1000
との通信セションを確立する(ステップ13003)。
通信セションが確立されたら、自情報窓口システム11
00の窓口番号、要求番号およびデータ番号群を送信す
る(ステップ13004)。情報流通システム1000
から予定日時を受信し(ステップ13005)、情報流
通システム1000との通信セションを切断する(ステ
ップ13006)。そして、データ要求受付部2202
に予定日時を渡し(ステップ13007)、処理フロー
を終了する。つぎに、起動元が情報流通システム100
0の通信インターフェース部である場合の処理フローを
説明する。ステップ13008で、情報流通システム1
000との通信セションを確立する。情報流通システム
1000から送信されるデータを受信する(ステップ1
3009)。送信される(受信する)データは、要求番
号と要求番号で要求しているデータ番号群のデータであ
る。データ受信後、情報流通システム1000との通信
セションを切断する(ステップ13010)。そして、
データ受信処理部2204を起動して受信したデータ
(要求番号と要求番号で要求しているデータ番号群のデ
ータ)を渡し(ステップ13011)、処理フローを終
了する。
【0047】図14から図21を用いて、図3に示した
各処理部3201、3202、3203、3204、3
205、3206、3207の処理フローチャートを詳
細に説明する。
【0048】図14と図15は、図3に示した情報流通
システム1000のデータ要求処理部3201の処理フ
ローチャートを示したものである。本処理部3201
は、通信インターフェース部3206より起動される。
起動されると、処理ステータステーブル3103のメン
テナンスフラグエリア8001のフラグ値を参照する
(ステップ14001)。ステップ14002でフラグ
値をチェックし、フラグ値が「1」(メンテナンス中)
であればステップ14001へ戻る。フラグ値が「0」
であれば、処理ステータステーブル3103のデータ要
求処理ステータスエリアのフラグ値を「1」にセットす
る(ステップ14003)。フラグ値セット後、通信イ
ンターフェース部3206より窓口番号、要求番号およ
びデータ番号群を受け取る(ステップ14004)。ス
テップ14005で、未使用の収集状況管理テーブル3
102(以下、TBと記述する)にステップ14004
で受け取った窓口番号、要求番号、データ番号群を適切
なエリアにセットする。データ番号群は、ひとつひとつ
のデータ番号ごと要求データ番号エリア7003に格納
する。ステップ14006で、本処理部3201の内部
変数Tをクリアする。内部変数Tは、要求されたデータ
を収集するのに要する時間を求める際に用いる変数であ
る。ステップ14006実行後、ステップ14004で
受け取ったデータ番号群に属するデータ番号すべてにつ
いてステップ14008からステップ14012を実行
したか判断する(ステップ14007)。すべてについ
て実行した場合は、ステップ14013および図15の
ステップ15001からステップ15007を実行す
る。ステップ14007でまだ実行していないと判断し
た場合、未処理のデータ番号(以下、データ番号Nを記
述する)に関しデータ管理テーブル3101を検索し
て、存在フラグエリア6007のフラグ値を収集状況管
理テーブル3102(TB)の要求データ番号エリア7
003にデータ番号Nが格納されている欄の存在フラグ
エリア7004にセットする(ステップ14008)。
つぎに、データ管理テーブル3101を検索してデータ
番号Nの存在フラグエリア6007のフラグ値をチェッ
クする(ステップ14009)。フラグ値が「1」また
は「2」であれば、ステップ14007に戻る。フラグ
値が「0」であれば、データ管理テーブル3101のデ
ータ番号Nの存在フラグエリア6007のフラグ値を
「1」にセットする(ステップ14010)。つぎに、
データ管理テーブル3101のデータ番号Nの収集時間
エリア6008の値を内部変数Tの値を比較する(ステ
ップ14011)。内部変数Tの値が収集時間エリア6
008の値以上であれば、ステップ14007に戻る。
収集時間エリア6008の値が内部変数Tの値より大き
い場合は、内部変数Tにデータ番号Nの収集時間をセッ
トしてステップ14007に戻る。ステップ14007
ですべてのデータ番号について実行したと判断した場
合、コンピュータ1001の内部クロックより現在日時
を取得し、これに内部変数Tの値を加えた値(予定日時
になる)を通信インターフェース部3206に渡す(ス
テップ14013)。そして、図15に示す処理フロー
を実行する。ステップ14013実行後、収集状況管理
テーブル3102(TB)のセットされている存在フラ
グエリア7004のフラグ値がすべて「2」であるかチ
ェックする(ステップ15001)。すべて「2」であ
る場合は、データ編集送信処理部3205を起動し(ス
テップ15007)、処理ステータステーブル3103
のデータ要求処理ステータスエリア8002のフラグ値
を「0」にセットして(ステップ15006)処理フロ
ーを終了する。ステップ15001ですべてが「2」で
ない場合は、ステップ15002で収集状況管理テーブ
ル3102(TB)の存在フラグエリア7004のフラ
グ値が「0」であるデータ番号(要求データ番号エリア
7003に格納されている値)があるかチェックする。
存在フラグ値が「0」であるデータ番号が存在しない場
合は、処理ステータステーブル3103のデータ要求処
理ステータスエリア8002のフラグ値を「0」にセッ
トして(ステップ15006)処理フローを終了する。
ステップ15002で存在フラグ値が「0」であるデー
タ番号が存在する場合は、データ管理テーブル3101
を検索してそのデータ番号のアクセス方法をチェックす
る(ステップ15003)。アクセス方法がオンライン
であればステップ15004、オフラインであればステ
ップ15005を実行してステップ15002に戻る。
ステップ15004では、オンラインデータ収集インタ
ーフェース部3202を起動し、データ番号、サブシス
テム名とプロシジャー名を渡す。サブシステム名とプロ
シジャー名は、データ管理テーブル3101を検索して
取得する。ステップ15005では、オフラインデータ
収集インターフェース部3203を起動し、データ番
号、データ名、サブシステム名とデータベース名を渡
す。データ名、サブシステム名とデータベース名は、デ
ータ管理テーブル3101を検索して取得する。
【0049】図16は、図2に示した情報窓口システム
1100のオンラインデータ収集インターフェース部3
202の処理フローチャートを示したものである。本処
理部3202は、データ要求処理部3201から起動さ
れる。起動がかかると、データ要求処理部3201から
データ番号(以下、データ番号Nと記述する)、サブシ
ステム名とプロシジャー名を受け取る(ステップ160
01)。次ステップで、サブシステム名に対応した業務
サブシステム1300とのオンラインセションを確立す
る(ステップ16002)。データ操作プロシジャーフ
ァイル3400を検索してプロシジャー名に対応したデ
ータ操作プロシジャーを取り出す(ステップ1600
3)。取り出したデータ操作プロシジャーを実行し、オ
ンラインセションを確立している業務サブシステム13
00からデータ(データ番号Nのデータ)を受け取る
(ステップ16004)。そして業務サブシステム13
00とのオンラインセションを切断する(ステップ16
005)。ステップ16006で、データ収集処理部3
204を起動し、データ番号Nとステップ16004で
受け取ったデータ(要求データ)を渡して処理フローを
終了する。
【0050】図17は、図2に示した情報窓口システム
1100のオフラインデータ収集インターフェース部3
203の処理フローチャートを示したものである。本処
理部3203は、データ要求処理部3201とコンソー
ル端末1003から起動される。データ要求処理部32
01からの起動された場合は、計算機オペレータ172
00にデータ収集依頼を行なうステップ群(ステップ1
7002からステップ17003)を実行する。コンソ
ール端末1003から起動された場合は、計算機オペレ
ータ17200が収集した要求データを受け取るステッ
プ群(ステップ17004からステップ17006)を
実行する。本処理部3203は、起動がかかると、起動
要求元を判断する(ステップ17001)。データ要求
処理部3201からの起動であれば、データ要求処理部
3201からデータ番号(以下、データ番号Nと記述す
る)、データ名、サブシステム名とデータベース名を受
け取る(ステップ17002)。受け取ったデータ番号
N、データ名、サブシステム名とデータベース名をコン
ソール端末1003に表示する(ステップ1700
3)。本ステップ(ステップ17003)実行後、処理
フローを終了する。計算機オペレータは、コンソール端
末1003に表示された情報から要求されているデータ
(要求データ)の収集を行なう(ステップ1710
1)。要求データは、磁気テープなどの記憶媒体120
2に格納する。記憶媒体1202への要求データの収集
が終わると、計算機オペレータ17200はコンソール
端末1003からオフラインデータ収集インターフェー
ス部3203を起動する(ステップ17102)。本ス
テップ(ステップ17102)により、オフラインデー
タ収集インターフェース部3203はステップ1700
1で起動元がコンソール端末1003と判断し、ステッ
プ17002で計算機オペレータ17200はデータ番
号Nを入力する。計算機オペレータ17200は、収集
した要求データが格納されている記憶媒体1202を読
み取り装置にセットして読み取り装置を起動する(ステ
ップ17103)。本処理部3203は、記憶媒体12
02から要求データを読み込む(ステップ1700
5)。そして、データ収集処理部3204を起動してデ
ータ番号Nと要求データを渡し(ステップ1700
6)、処理フローを終了する。
【0051】図18は、図3に示した情報流通システム
1000のデータ収集処理部3204の処理フローチャ
ートを示したものである。本処理部3204は、オンラ
インデータ収集インターフェース部3202およびオフ
ラインデータ収集インターフェース部3203から起動
される。起動がかかると、処理ステータステーブル31
03のメンテナンスフラグエリア8001のフラグ値を
チェックし(ステップ18001)、フラグ値が「1」
であればステップ18001をくり返す。フラグ値が
「0」であれば、ステップ18002からステップ18
008を実行する。ステップ18002で、処理ステー
タステーブル3103のデータ収集処理ステータスエリ
アのフラグ値を「1」にセットする。つぎに、オンライ
ンデータ収集インターフェース部3202またはオフラ
インデータ収集インターフェース部3203から、デー
タ番号(以下、データ番号Nを記述する)と要求データ
(データ番号Nに対応してデータ)を受け取る(ステッ
プ18003)。要求データを、ファイル入出力管理部
3208を介して、ファイル3300(ファイル名は、
「”FILE”+データ番号N」である)に格納する
(ステップ18004)。データ管理テーブル3101
のデータ番号Nの存在フラグエリア6007にフラグ値
「2」をセットする(ステップ18005)。収集状況
管理テーブル群3102すべてを検索して、要求データ
番号エリア7003にデータ番号Nが格納されている欄
の存在フラグエリア7004のフラグ値を「2」にセッ
トする。そして、データ編集送信処理部3205を起動
し(ステップ18007)、処理ステータステーブル3
103のデータ収集処理ステータスエリアのフラグ値を
「0」にセットして(ステップ18008)処理フロー
を終了する。
【0052】図19は、図3に示した情報流通システム
1000のデータ編集送信処理部3205の処理フロー
チャートを示したものである。本処理部3205は、デ
ータ要求処理部3201およびデータ収集処理部320
4から起動される。起動がかかると、処理ステータステ
ーブル3103のメンテナンスフラグエリア8001の
フラグ値をチェックし(ステップ19001)、フラグ
値が「1」であればステップ19001をくり返す。フ
ラグ値が「0」であれば、ステップ19002からステ
ップ19007を実行する。ステップ19002で、処
理ステータステーブル3103のデータ編集送信処理ス
テータスエリア8004のフラグ値を「1」にセットす
る。ステップ19003で、収集状況管理テーブル群3
102を検索して要求データ番号エリア7003にデー
タ番号がセットされている存在フラグエリア7004の
フラグ値がすべて「2」のテーブル3102があるかど
うかチェックする。存在フラグ値がすべて「2」である
収集状況管理テーブル3102があれば、ひとつのテー
ブル3102(以下、TBと記述する)に関し、要求デ
ータ番号エリア7003にセットされているデータ番号
のデータ(ファイル名が「”FILE”+データ番号」
のファイル3300の内容)を、ファイル入出力管理部
3208を介して、すべて読みだす(ステップ1900
5)。ステップ19006で収集状況管理テーブル31
02(TB)の各エリア7001、7002、700
3、7004をクリアし、ステップ19003に戻る。
ステップ19003で存在フラグ値がすべて「2」であ
る収集状況管理テーブル3102が存在しないと判断し
た場合、処理ステータステーブル3103のデータ編集
送信処理ステータスエリア8004のフラグ値を「0」
にセットし(ステップ19007)、処理フローを終了
する。
【0053】図20は、図3に示した情報流通システム
1000の通信インターフェース部3206の処理フロ
ーチャートを示したものである。本処理部3206は、
情報窓口システム1100の通信インターフェース部2
205およびデータ編集送信処理部3205から起動さ
れる。起動がかかると、起動元を判断する(ステップ2
0001)。情報窓口システム1100からの起動であ
ればステップ20002からステップ20007を実行
し、データ編集送信処理部3205からの起動であれば
ステップ20008からステップ20011を実行す
る。
【0054】まず、情報窓口システム1100からの起
動である場合の処理フローを説明する。ステップ200
02で、情報窓口システム1100との通信セションを
確立する。情報窓口システム1100から送信されるデ
ータ(窓口番号、要求番号、データ番号群)を受信する
(ステップ20003)。データ要求処理部3201を
起動し、受信したデータを渡す(ステップ2000
4)。データ要求処理部3201から予定日時を受け取
り(ステップ20005)、情報窓口システム1100
に予定日時を送信する(ステップ20006)。そし
て、情報窓口システム1100との通信セションを切断
して(ステップ20007)、処理フローを終了する。
【0055】つぎに、データ編集送信処理部3205か
らの起動である場合の処理フローを説明する。ステップ
20008で、データ編集送信処理部3205より窓口
番号、要求番号と要求番号で要求されているデータ(要
求データ)を受け取る。窓口番号に対応した情報窓口シ
ステム1100の通信インターフェース部2205を起
動して、情報窓口システム1100との通信セションを
確立する(ステップ20009)。通信セションを確立
した情報窓口システム1100へ、要求番号と要求デー
タを送信する(ステップ20010)。そして、情報窓
口システム1100との通信セションを切断して(ステ
ップ20011)、処理フローを終了する。
【0056】図21は、図3に示した情報流通システム
1000のファイルメンテナンス処理部3207の処理
フローチャートを示したものである。本処理部3207
は、利用者あるいは計算機オペレータなどによりコンソ
ール端末1003から起動される。本処理部3207が
起動されると、処理ステータステーブル3103のメン
テナンスフラグエリア8001のフラグ値を「1」にセ
ットし、内部スタックSTをクリアする(ステップ21
001)。内部スタックSTは、本処理部3207ロー
カルのスタックであり、ファイルメンテナンス処理にと
もないデータ収集の再処理を実行するデータ番号を格納
するスタックである。つぎに、処理ステータステーブル
3103の各処理ステータスエリア群8002、800
3、8004のフラグ値が「0」であるかチェックする
(ステップ21002)。各処理ステータスフラグ値が
「0」でない場合は、ステップ21002をくり返す。
各処理ステータスフラグ値が「1」である場合は、デー
タ管理テーブル3101を検索して、存在フラグ値が
「2」であるデータ番号があるかチェックする(ステッ
プ21003)。存在するのであれば、存在フラグ値が
「2」であるひとつのデータ番号(以下、データ番号N
と記述する)に対応したファイル3300(ファイル名
は「”FILE”+データ番号N])を、ファイル入出
力管理部3208を介して削除する(ステップ2100
4)。ステップ21005で、データ管理テーブル31
01のデータ番号Nの存在フラグエリア6007のフラ
グ値を「1」にセットする。収集状況管理テーブル群3
102を検索して、要求データ番号エリア7003にデ
ータ番号Nが格納されているかチェックする(ステップ
21006)。格納されていればステップ21007か
らステップ21008を実行し、格納されていなければ
ステップ21009を実行してステップ21003に戻
る。ステップ21007で、内部スタックSTにデータ
番号Nをプッシュする。ステップ21008では、収集
状況管理テーブル群3102の要求データ番号エリア7
003にデータ番号Nが格納されている欄の存在フラグ
エリア7004のフラグ値を「1」にセットする。ステ
ップ21009では、データ管理テーブル3101のデ
ータ番号Nの存在フラグエリア6007のフラグ値を
「1」にセットする。ステップ21003で存在フラグ
値が「2」であるデータ番号がないと判断すると、処理
ステータステーブル3103のメンテナンスフラグエリ
ア8001のフラグ値を「0」にセットする(ステップ
21010)。つぎに、内部スタックSTが空か否かを
チェックし(ステップ21011)、空であれば処理フ
ローを終了する。空でなければ、内部スタックSTから
データ番号(以下、データ番号Nと記述する)をポップ
する(ステップ21012)。データ管理テーブル31
01を検索して、データ番号Nのアクセス方法をチェッ
クする(ステップ21013)。アクセス方法がオンラ
インであればステップ21014、オフラインであれば
ステップ21015を実行して、ステップ21011に
戻る。ステップ21014では、オンラインデータ収集
インターフェース部3202を起動し、データ番号N、
サブシステム名とプロシジャ名を渡す。サブシステム名
とプロシジャ名は、データ管理テーブル3101を検索
して取得する。ステップ21015では、オフラインデ
ータ収集インターフェース部3203を起動し、データ
番号N、データ名、サブシステム名とデータベース名を
渡す。データ名、サブシステム名とデータベース名は、
データ管理テーブル3101を検索して取得する。
【0057】以上、図1から図21を用いて説明した実
施例によれば、利用者は業務サブシステム群(データ処
理システム)が蓄積管理するすべてのデータを知ること
ができる。そこで、利用者は自分が欲するデータ群を指
定すると、情報流通システム1000が業務サブシステ
ム群1300からデータ収集し、要求されたデータ群す
べてが収集できた時点で利用者(情報窓口システム11
00)に提供する。したがって、利用者は、要求データ
の入手に際しては、データの所在場所およびそのアクセ
ス方法を意識したり、データごとに提供形態を意識した
り、さらに複数のデータを要求した場合の各データの収
集状況を意識したりする必要がない。言い換えると、利
用者は、情報窓口システムが利用者に見せる統一された
手順で要求したデ−タを入手できる。収集されたデータ
群は要求者の情報窓口システム1100の記憶装置11
02に格納されているので、要求者の指示により要求し
たデータ群を任意時点で端末装置1103に表示するこ
とができる。本発明であるデータ流通システム(情報流
通システム1000と情報窓口システム1100)は、
利用者がデータ提供要求を受付けるとその要求されたデ
ータ群を収集するまでの予定時間を計算して利用者に通
知するので、利用者をデータ提供までのあいだ無駄に待
たせることがないよう考慮している。
【0058】情報流通システム1000は、業務サブシ
ステム群1300より入手したデータを記憶装置100
2に保存しておき、別の要求番号で同じデータ番号のデ
ータ提供要求があると、いちいち業務サブシステム群1
300より収集するのではなく、記憶装置1002に保
存しているデータを提供するようにしている。これは、
情報窓口システム1100からのデータ要求に対するレ
スポンスを向上させる目的と、業務サブシステム群13
00のシステム負荷を軽減させる目的からである。情報
流通システム1000の業務サブシステム群1300へ
のデータアクセスは、既存の業務サブシステム群130
0がサポートしているアクセス方法を利用するので、本
発明を実現するとき既存の業務サブシステム群1300
を再構築する必要がない。また、業務サブシステム群1
300のデータアクセス方法が変わったとしても、情報
流通システム1000と業務サブシステム群1300と
のインターフェース部分だけの修正だけでよく、情報窓
口システム群1100はなんら変更する必要はない。
【0059】金融機関の情報システムなどのように、業
務サブシステム群1300は複数メーカのコンピュータ
で構成されていることが多い。したがって、業務サブシ
ステム1300ごとに異なるオペレーティングシステム
やデータベース管理システムなど異なるシステム環境で
各コンピュータは動作している。このような、異なるシ
ステム環境にある業務サブシステム群1300のデータ
群を情報流通システム1000が統合し、利用者にはデ
−タ群への統一したアクセス環境を情報窓口システム1
100として提供しているところが本発明の特徴であ
る。情報窓口システム1100は利用者からみて、その
名の通り業務サブシステム1300群が蓄積管理してい
るすべてのデータの窓口となる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、利用者はデータ処理シ
ステムが蓄積管理するすべてのデータを知ることがで
き、その中から欲するデータ群を指定するだけで、要求
データ群を同一のデータ流通経路から一括して入手する
ことができる。そして、要求者の指示により要求したデ
ータ群を任意時点で表示することができる。したがっ
て、利用者は、個々のデータの所在場所およびそのアク
セス方法、データごとの提供形態や複数のデータを要求
した場合の各データの収集状況を意識する必要がない。
また、利用者がデータ提供要求を出すと、その要求され
たデータ群を収集するまでの予定時間を計算して利用者
に通知するので、利用者はそれまでのあいだ無駄にデー
タ提供を待っていることがない。さらに、データ処理シ
ステムが蓄積管理するデータのアクセスは、既存のデー
タ処理システムがサポートしている方法を利用するの
で、本発明を実現するとき既存のデータ処理システムを
再構築する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明であるデータ流通システムの全体構成図
を示したものである。
【図2】図1に示した情報窓口システムの詳細なシステ
ム構成を示したものである。
【図3】図1に示した情報流通システムの詳細なシステ
ム構成を示したものである。
【図4】図2に示したデータ索引テーブルのテーブル構
成を示した図である。
【図5】図2に示した要求管理テーブルのテーブル構造
を示した図である。
【図6】図3に示したデータ管理テーブルのテーブル構
造を示した図である。
【図7】図3に示した収集状況管理テーブルのテーブル
構造を示した図である。
【図8】図3に示した処理ステータステーブルのテーブ
ル構造を示した図である。
【図9】図2に示したメイン制御部の詳細フローチャー
トを示した図である。
【図10】図2に示したデータ要求受付部の詳細フロー
チャートを示した図である。
【図11】図2に示した要求データ表示処理部の詳細フ
ローチャートを示した図である。
【図12】図2に示したデータ受信処理部の詳細フロー
チャートを示した図である。
【図13】図2に示した通信インターフェース部の詳細
フローチャートを示した図である。
【図14】図3に示したデータ要求処理部の詳細フロー
チャートの一部分を示した図である。
【図15】図3に示したデータ要求処理部の詳細フロー
チャートの一部分を示した図である。
【図16】図3に示したオンラインデータ収集インター
フェース部の詳細フローチャートを示したものである。
【図17】図3に示したオフラインデータ収集インター
フェース部の詳細フローチャートを示したものである。
【図18】図3に示したデータ収集処理部の詳細フロー
チャートを示した図である。
【図19】図3に示したデータ編集送信処理部の詳細フ
ローチャートを示した図である。
【図20】図3に示した通信インターフェース部の詳細
フローチャートを示した図である。
【図21】図3に示したファイルメンテナンス処理部の
詳細フローチャートを示した図である。
【符号の説明】
1000…情報流通システム、1100…情報窓口シス
テム、2101…データ索引テーブル、2102…要求
管理テーブル、2201…メイン制御部、2202…デ
ータ要求受付部、2203…要求データ表示処理部、2
204…データ受信処理部、3101…データ管理テー
ブル、3102…収集状況管理テーブル、3103…処
理ステータステーブル、3201…データ要求処理部、
3202…オンラインデータ収集インターフェース部、
3203…オフラインデータ収集インターフェース部、
3204…データ収集処理部、3205データ編集送信
処理部、3207…ファイルメンテナンス処理部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 廣太郎 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 小坂 満隆 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ひとつあるいは複数のアクセス手段が異な
    るコンピュータで構成されているデータ処理システムの
    データ群を利用者に提供するデータ流通システムであっ
    て、(a)前記複数のコンピュータが有するデータ群の
    項目を利用者に提示する手段、(b)前記複数のコンピ
    ュータからのデータ群を蓄積する手段、(c)前記利用
    者が前記提示された項目の内から必要と要求したデータ
    群を前記蓄積したデータ群から検索終了時に前記利用者
    に提供する手段、及び、(d)前記要求されたデータ群
    が前記蓄積手段にない場合に前記複数のコンピュータか
    ら前記要求されたデータ群を収集し前記蓄積手段に登録
    する手段、を設けたことを特徴とするデータ流通システ
    ム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のデータ流通システムであっ
    て、前記蓄積手段に登録されたデータ群を削除する手
    段、及び前記削除したデータ群を前記複数のコンピュー
    タから収集し前記蓄積手段に登録する手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のデータ流通システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載のデータ流通システムであっ
    て、前記要求されたデータ群が前記蓄積手段にない場合
    に前記要求されたデータ群を前記利用者に提供できるま
    での時間を算出する手段、及び前記算出時間を前記利用
    者に通知する手段を設けたことを特徴とする請求項1記
    載のデータ流通システム。
  4. 【請求項4】ひとつあるいは複数のアクセス手段が異な
    るコンピュータで構成されているデータ処理システムの
    データ群を利用者に提供する、サービスコンピュータ及
    び端末群から構成されるデータ流通システムであって、
    (a)前記複数のコンピュータが有するデータ群の項目
    を利用者に提示する手段、(b)前記利用者が前記提示
    された項目の内から必要と要求したデータ群項目を前記
    サービスコンピュータへ通知する手段、(c)前記要求
    したデータ群を前記サービスコンピュータから受信し記
    録する手段、(d)前記利用者が前記提示された項目の
    内から表示を要求したデータ群を前記記録手段から検索
    し表示する手段、を前記端末群の各端末に設け、かつ、
    (e)前記複数のコンピュータからのデータ群を蓄積す
    る手段、(f)前記端末から必要と要求したデータ群を
    前記蓄積したデータ群から検索終了時に前記端末に提供
    する手段、(g)前記要求されたデータ群が前記蓄積手
    段にない場合に前記複数のコンピュータからデータ群を
    収集し前記蓄積手段に登録する手段、を前記サービスコ
    ンピュータに設けたことを特徴とするデータ流通システ
    ム。
  5. 【請求項5】請求項4記載のデータ流通システムであっ
    て、前記蓄積手段に登録されたデータ群を削除する手
    段、及び前記削除したデータ群を前記複数のコンピュー
    タから収集し前記蓄積手段に登録する手段、を前記サー
    ビスコンピュータに設けたことを特徴とする請求項4記
    載のデータ流通システム。
  6. 【請求項6】請求項4記載のデータ流通システムであっ
    て、前記要求されたデータ群が前記蓄積手段にない場合
    に前記要求されたデータ群を前記利用者に提供できるま
    での時間を算出する手段、前記算出時間を前記端末に通
    知する手段を前記サービスコンピュータに設け、前記サ
    ービスコンピュータから通知された算出時間を前記利用
    者に表示する手段を前記端末に設けたことを特徴とする
    請求項4記載のデータ流通システム。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08227425A (ja) * 1995-02-20 1996-09-03 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報システム
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