JPH0660050U - 電子顕微鏡用試料ホルダ - Google Patents
電子顕微鏡用試料ホルダInfo
- Publication number
- JPH0660050U JPH0660050U JP143493U JP143493U JPH0660050U JP H0660050 U JPH0660050 U JP H0660050U JP 143493 U JP143493 U JP 143493U JP 143493 U JP143493 U JP 143493U JP H0660050 U JPH0660050 U JP H0660050U
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- Japan
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- sample holder
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 試料ホルダを薄くし、かつ試料固定作業を容
易にする。 【構成】 試料ホルダベースに設けられた試料を載せる
台座と、試料ホルダベースに一端が取り付けられ、前記
ベースに設けられた爪に他端を係止させることにより、
その胴部で試料押えリングを押圧して試料を台座に押し
つける2本の弾性棒状体とを備え、棒状体の胴部で試料
押さえリングを押さえて試料をホルダベースに押しつ
け、この状態で弾性棒状体の先端をホルダベースの爪に
係止することを特徴とする。
易にする。 【構成】 試料ホルダベースに設けられた試料を載せる
台座と、試料ホルダベースに一端が取り付けられ、前記
ベースに設けられた爪に他端を係止させることにより、
その胴部で試料押えリングを押圧して試料を台座に押し
つける2本の弾性棒状体とを備え、棒状体の胴部で試料
押さえリングを押さえて試料をホルダベースに押しつ
け、この状態で弾性棒状体の先端をホルダベースの爪に
係止することを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は電子顕微鏡用試料ホルダに関するものである。
【0002】
従来の電子顕微鏡用試料ホルダは、図4に示すように試料ホルダ1の先端部に 複数個設けられたスプリングのきいたクリップ式の試料押え2を用い、試料3を 矢印Aに示すようにセットして押え付けるようにしている。試料押え2は矢印B に示すように爪4を引っ張ることによりスプリングでクリックモーションで開く ようになっている。
【0003】
図4に示すクリップ式タイプの試料ホルダは、取扱いが容易であるものの、試 料押え2が機械的な強度を持たなければならないため厚くなってしまい、最近の ようにポールピース間隙が狭くなったものおいては対応することができない。そ こで、試料をCリング或いはネジ止めするものもあるが、ホルダは薄くできても ネジ加工等の加工性の点で難点があり、また試料固定の作業性が悪いという問題 があった。
【0004】 本考案は上記課題を解決するためのもので、試料ホルダを薄くし、かつ試料固 定作業を容易にすることができる電子顕微鏡用試料ホルダを提供することを目的 とする。
【0005】
本考案の電子顕微鏡用試料ホルダは、試料ホルダベースに設けられた試料を載 せる台座と、試料ホルダベースに一端が取り付けられ、前記ベースに設けられた 爪に他端を係止させることにより、その胴部で試料押えリングを押圧して試料を 台座に押しつける2本の弾性棒状体とを備えたことを特徴とする。
【0006】
本考案は、細長いバネ性の弾性棒状体の一端を試料ホルダベースに取り付け、 棒状体の胴部で試料押さえリングを押さえて試料をホルダベースに押しつけ、こ の状態で弾性棒状体の先端をホルダベースの爪に係止するようにしたので、試料 の取り付けが容易になると共に、かつ極めて薄い試料ホルダを実現することが可 能となる。
【0007】
図1は本考案の試料ホルダの1実施例を示す図、図2は試料を押さえた状態の 断面図である。図中、10はベース、11は溝、12は台座、13は爪、14は 試料押さえ用スプリング、15は試料押さえリングである。
【0008】 本考案の試料ホルダは試料を載せるベース10、ベリリウム銅等からなる試料 用スプリング14、リング15の3点で構成されている。ホルダベース10には 試料を取り付けるための台座12が形成されており、その両側には細長い溝11 が切込み、あるいは下まで貫通する形で形成され、べース10の先端部には内側 に向かって爪13が形成されている。この溝11の根元部には、棒状の試料押え 用スプリング14の一端が固定あるいは着脱自在に取り付けられている。試料を 固定する場合には台座12に試料3を載せ、その上からリング15を載せて試料 押さえ用スプリング14の胴部でリング15の両側を押え、この状態でスプリン グ14の先端を爪13に係止するようにする。
【0009】 即ち、図2(a)に示すように、スプリング14の胴部でリング15を押え、 その先端を爪13で係止する。このときスプリング14は図2(b)に示すよう にリング15の両側部を押える形となり、試料押え用リング15は棒状スプリン グ14の弾性で2箇所で固定されることになる。このようにベースに設けた台座 に試料を載せ、リング15で押さえてその上から棒状スプリング14を倒し、そ の先端を爪に引っ掛けるだけで試料を固定できるため、極めて容易に試料固定で きると共に、試料押え部材が2本の棒状スプリングであるため、極めて薄い試料 ホルダを実現することができる。
【0010】 なお、本考案は、例えば図3に示すようにベース10を幅広に構成し、このベ ースに対して幅方向に複数の試料用スプリング14を設けてリング15を押さえ るようにすれば、複数の試料用ホルダとすることが可能である。
【0011】
以上のように本考案によれば、試料の取り付けが極めて容易になると共に、か つ薄い試料ホルダを実現することが可能となる。
【図1】 本考案の試料ホルダの1実施例を示す図であ
る。
る。
【図2】 試料を押さええた状態の断面図である。
【図3】 複数試料用ホルダへの適用例を示す図であ
る。
る。
【図4】 従来の試料ホルダを説明する図である。
10…ベース、11…溝、12…台座、13…爪、14
…試料押さえ用スプリング、15…試料押さえリング。
…試料押さえ用スプリング、15…試料押さえリング。
Claims (1)
- 【請求項1】 試料ホルダベースに設けられた試料を載
せる台座と、試料ホルダベースに一端が取り付けられ、
前記ベースに設けられた爪に他端を係止させることによ
り、その胴部で試料押えリングを押圧して試料を台座に
押しつける2本の弾性棒状体とを備えた電子顕微鏡用試
料ホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP143493U JPH0660050U (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 電子顕微鏡用試料ホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP143493U JPH0660050U (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 電子顕微鏡用試料ホルダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0660050U true JPH0660050U (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=11501346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP143493U Pending JPH0660050U (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 電子顕微鏡用試料ホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0660050U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005522833A (ja) * | 2002-04-08 | 2005-07-28 | イー エイ フィシオネ インストルメンツ インコーポレーテッド | 試料保持装置 |
JP2010199014A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-09 | Hitachi High-Technologies Corp | 荷電粒子線装置の試料支持装置 |
JP2013229113A (ja) * | 2012-04-24 | 2013-11-07 | Melbil Co Ltd | 試料ホルダー先端部、及び前記試料ホルダー先端部を有する試料ホルダー |
JP2017157466A (ja) * | 2016-03-03 | 2017-09-07 | 株式会社メルビル | カートリッジ、試料ホルダー先端部、及び前記試料ホルダー先端部を有する試料ホルダー |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5534304B2 (ja) * | 1975-04-16 | 1980-09-05 | ||
JPS6148647B2 (ja) * | 1978-11-27 | 1986-10-25 | Yamato Scale Co Ltd |
-
1993
- 1993-01-25 JP JP143493U patent/JPH0660050U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5534304B2 (ja) * | 1975-04-16 | 1980-09-05 | ||
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JP2017157466A (ja) * | 2016-03-03 | 2017-09-07 | 株式会社メルビル | カートリッジ、試料ホルダー先端部、及び前記試料ホルダー先端部を有する試料ホルダー |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980407 |