JPH0659975A - フレームバッファ向きキャッシュメモリ装置 - Google Patents

フレームバッファ向きキャッシュメモリ装置

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JPH0659975A
JPH0659975A JP4214016A JP21401692A JPH0659975A JP H0659975 A JPH0659975 A JP H0659975A JP 4214016 A JP4214016 A JP 4214016A JP 21401692 A JP21401692 A JP 21401692A JP H0659975 A JPH0659975 A JP H0659975A
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JP
Japan
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cache
data
frame buffer
block
memory
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JP4214016A
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Inventor
Masayuki Murayama
正之 村山
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】汎用プロセッサによるフレームバッファへの描
画速度を高速化する。 【構成】フレームバッファ2に対するキャッシュデータ
部31のキャッシュ単位を矩形ブロックとし、CPU1
からのフレームバッファアクセス要求に対し、コピーバ
ック方式のキャッシュ制御部33がキャッシュタグ部3
2をアクセスしてヒットチェックを行い、ライト要求時
のミスヒットの場合で、置き換え対象となるキャッシュ
タグ部32内エントリのMビットがセットしていれば、
対応するキャッシュデータ部31内のキャッシュブロッ
クのデータをライトバッファ35に書き出してM,Vビ
ットをリセットした後、要求先ブロックのデータをフレ
ームバッファ2からキャッシュデータ部31に読み込
み、CPU1からのライトデータで変更し、M,Vビッ
トをセットし、その後ライトバッファ35からフレーム
バッファ2への書き出しを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画面表示用の画像が
格納されるラスタ方式のフレームバッファを持つシステ
ムに好適なフレームバッファ向きキャッシュメモリ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラスタ方式のフレームバッファを
持つ計算機システムでは、画面表示を高速にするため
に、専用の描画プロセッサをフレームバッファに蜜に結
合する形で設計されることが多かった。これは、いわゆ
る汎用マイクロプロセッサで図形等を描画するよりも、
専用の描画プロセッサを用いた描画ハードウェア機構で
図形等を描画した方が数倍から数十倍の性能が得られる
ためであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、専用の描画
ハードウェア機構によりフレームメモリに図形等を高速
描画するシステムでは、必要なハードウェアの量が多
く、高価になるという問題があった。また、近年のマイ
クロプロセッサの高性能化により、描画ハードウェア機
構を使用しなくても実用的な性能が得られるようになり
つつあり、専用の描画ハードウェア機構を使用すること
の長所が減じてきたなどの問題もあった。
【0004】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
でその目的は、汎用プロセッサでフレームバッファに図
形等の画像情報を描画する場合の速度を従来に比して高
速にするのに適したフレームバッファ向きキャッシュメ
モリ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、フレームバ
ッファを所定サイズの矩形領域に相当する複数の矩形ブ
ロックに分割した場合に、その矩形ブロックをキャッシ
ュ単位とするキャッシュデータメモリと、フレームバッ
ファ上のいずれの矩形ブロックのデータがキャッシュデ
ータメモリに保持されているかを少なくとも示すタグ情
報を保持するためのキャッシュタグメモリと、コピーバ
ック方式によるキャッシュ制御を行うキャッシュ制御手
段とを備えたことを特徴とするものである。
【0006】また、この発明は、上記のタグ情報中に、
対応するキャッシュデータメモリ内の矩形ブロックのデ
ータが同メモリ内でのみ変更されていること、言い換え
ればフレームバッファへの書き戻しが必要なことを示す
ための変更情報(Mビット)を持たせると共に、キャッ
シュタグメモリの全エントリを周期的に走査してフレー
ムバッファへの書き戻しが必要なキャッシュデータメモ
リ内のブロックを検出し、そのブロックのデータをフレ
ームバッファへ書き戻すことをキャッシュ制御手段に要
求するキャッシュフラッシュ手段を備えたことをも特徴
とする。
【0007】
【作用】上記の構成において、ホスト装置からフレーム
バッファアクセス要求があると、キャッシュ制御手段
は、キャッシュタグメモリを参照することにより、その
要求先が属するフレームバッファ上の矩形ブロックのデ
ータがキャッシュデータメモリに保持されているか否か
のヒットチェックを行う。もし、ライト要求(描画要
求)に対してミスヒットを検出した場合には、コピーバ
ック方式を適用していることから、キャッシュ制御手段
はまず、置き換えの対象とするキャッシュタグメモリ内
エントリ(キャッシュタグエントリ)のタグ情報中のM
ビットにより、フレームバッファへの書き出しが必要で
あるかをチェックし、必要ならば、同エントリに対応す
るキャッシュデータメモリのブロックのデータを書き込
み用のバッファ(ライトバッファ)に書き出し、同エン
トリのタグ情報中のMビットをリセットする。次にキャ
ッシュ制御手段は、要求先が属するフレームバッファ上
の矩形ブロックのデータを読み出して、上記置き換えの
対象とするキャッシュタグエントリに対応するキャッシ
ュデータメモリのブロックに書き込み、更にこのブロッ
クデータ中の要求先のデータ部分をライトデータに書き
換えると共に、同エントリのタグ情報中のMビットをセ
ットする。その後、キャッシュ制御手段は、ライトバッ
ファの内容をフレームバッファに書き出す。
【0008】またリード要求に対してミスヒットを検出
した場合には、キャッシュ制御手段はまず、置き換えの
対象とするキャッシュタグエントリのタグ情報中のMビ
ットにより、フレームバッファへの書き出しが必要であ
るかをチェックし、必要ならば、同エントリに対応する
キャッシュデータメモリのブロックのデータをライトバ
ッファに書き出し、同エントリのタグ情報中のMビット
をリセットする。次にキャッシュ制御手段は、要求先が
属するフレームバッファ上の矩形ブロックのデータを読
み出して、上記置き換えの対象とするキャッシュタグエ
ントリに対応するキャッシュデータメモリのブロックに
書き込むと共に、同ブロックデータ中の要求先のデータ
部分をホスト装置へ送る。その後、キャッシュ制御手段
は、ライトバッファの内容をフレームバッファに書き出
す。
【0009】ところで、ホスト装置の描画処理時には、
ホスト装置からフレームバッファへの書き込みが2次元
的な広がりを持つ範囲で多く発生する。このような描画
処理において、上記構成のキャッシュメモリ装置では、
ライト要求時のミスヒット(キャッシュミス)の場合で
も、書き込み先が属する矩形ブロックのデータがキャッ
シュデータメモリに読み込まれるので、これに続くフレ
ームバッファ上での2次元近傍への書き込みがキャッシ
ュヒットする可能性が高くなり、高速化が図れる。
【0010】即ち、従来の汎用のキャッシュでは、アド
レスが連続するブロックをキャッシュ単位としており、
このブロックはフレームバッファ上の走査線方向の線分
に相当するため、(上記の構成における2次元的な広が
りを持つ矩形ブロックと異なり)、図形描画など、2次
元の面の操作が頻繁に行われるフレームバッファには向
かなかったが、上記の構成では、キャッシュ単位をフレ
ームバッファ上での矩形のブロックとするので、フレー
ムバッファ操作との相性がよく、高いキャッシュヒット
率が望める。
【0011】また、上記の構成においては、キャッシュ
フラッシュ手段が、キャッシュタグメモリの全エントリ
を周期的に走査してフレームバッファへの書き戻しが必
要なキャッシュデータメモリ内のブロックを検出し、そ
のブロックのデータをフレームバッファへ書き戻すこと
をキャッシュ制御手段に要求する。これを受けて、キャ
ッシュ制御手段は、要求されたブロックデータをフレー
ムバッファに書き戻す。この結果、キャッシュデータメ
モリの内容が変更されてから、その変更されたデータが
フレームバッファに書き戻されるまでの遅延時間が、一
定時間内になるように保証される。
【0012】
【実施例】図1はこの発明のフレームバッファ向きキャ
ッシュメモリ装置を備えた計算機システムの一実施例を
示すブロック構成図である。
【0013】図1において、1はシステムの中枢を成
し、画像の計算等を行う汎用プロセッサ(以下、CPU
と称する)、2は画面表示用の画像が格納されるラスタ
方式のフレームバッファ、3はフレームバッファ2の一
部の写しを有し、CPU1からフレームバッファ2への
高速アクセスを実現するためのキャッシュメモリ装置で
ある。フレームバッファ2およびキャッシュメモリ装置
3は計算機システムのバス4に接続されている。なお、
フレームバッファ2に格納されている画像を画面表示す
るための表示装置等は省略されている。
【0014】キャッシュメモリ装置3はコピーバック方
式を適用しており、キャッシュデータ部31、キャッシ
ュタグ部32、キャッシュ制御部33、キャッシュフラ
ッシュ部34およびライトバッファ35から構成され
る。
【0015】キャッシュデータ部31は、図2に示すよ
うに、フレームバッファ2の2次元領域を所定サイズ
(横Δxb 、縦Δyb )のfn ×fm 個の矩形ブロック
(キャッシュブロック)に分割して管理する場合に、同
フレームバッファ2の一部の写しを、この矩形ブロック
を単位に例えば最大2N ブロック分保持するための2N
個のキャッシュブロック(キャッシュデータブロック)
を有する。
【0016】フレームバッファ2上の各矩形ブロックに
は、図2に示すように、「0」から始まるブロック番号
(ブロックアドレス)が順に付される。フレームバッフ
ァ2上の任意の2次元アドレスを(x,y)とすると、
その位置の矩形ブロックのブロック番号は次の(1)式
のように表わされる。 ブロック番号=(x/Δxb )の整数部の値 +{(y/Δxb )の整数部の値}×fn ……(1)
【0017】キャッシュタグ部32は、図3に示すよう
に、キャッシュデータ部31の2N 個のキャッシュブロ
ックに対応する2N 個のエントリ(キャッシュタグエン
トリ)を有する。キャッシュタグ部32の各エントリ
は、対応するキャッシュデータ部31のキャッシュブロ
ックのデータが有効であることを示すための1ビットの
情報(以下、Vビットと称する)の設定フィールドと、
対応するキャッシュブロックのデータが変更されてお
り、フレームバッファ2へ書き戻す必要があることを示
すための1ビットの情報(以下、Mビットと称する)の
設定フィールドと、対応するキャッシュブロックのデー
タのフレームバッファ2上での位置を示すブロック番号
の上位部分(ブロック番号タグ)の設定フィールドを有
する。本実施例におけるキャッシュメモリ装置3はダイ
レクトマッビング方式を適用しており、キャッシュタグ
部32のエントリは、ブロック番号の下位部分(ここで
はNビット)で指定される。キャッシュ制御部33はキ
ャッシュメモリ装置3全体を管理・制御して、コピーバ
ック方式のキャッシングを行う。
【0018】キャッシュフラッシュ部34は、周期的に
キャッシュタグ部32を走査して、Mビットがセットさ
れているタグ情報に対応するキャッシュデータ部31内
のキャッシュブロックを検出し、そのデータの書き戻し
(フラッシュ)を行うようにキャッシュ制御部33に要
求する。ライトバッファ35は、フレームバッファ2へ
書き込むデータを一時的に保持するのに用いられる。
【0019】次に、この発明の一実施例の動作を、
(a)CPU1からのフレームバッファリード要求時の
動作、(b)CPU1からのフレームバッファライト要
求時の動作、(c)キャッシュ内容の周期的フラッシュ
について、順に説明する。 (a)CPU1からのフレームバッファリード要求時の
動作 まず、CPU1からのフレームバッファリード要求時の
動作を図4のフローチャートを参照して説明する。
【0020】キャッシュメモリ装置3内のキャッシュ制
御部33は、CPU1からフレームバッファリード要求
を受取った場合、同要求の示す(フレームバッファ2
の)アクセス対象アドレスから、前記(1)式に従っ
て、そのアクセス先が属するフレームバッファ2上の矩
形ブロックのブロック番号を算出する(ステップS
1)。
【0021】次にキャッシュ制御部33は、算出したブ
ロック番号の下位のNビット(ブロック番号下位)によ
りキャッシュタグ部32をアクセスし、このブロック番
号下位の指定するキャッシュタグ部32内エントリの情
報をもとに、算出したブロック番号の矩形ブロックのデ
ータがキャッシュデータ部31に保持されているか否か
の判定(ヒットチェック)を行う(ステップS2)。即
ちキャッシュ制御部33は、算出したブロック番号下位
の指定するキャッシュタグ部32内エントリ中のブロッ
ク番号タグ(ブロック番号上位)と、同じ算出したブロ
ック番号の上位(下位Nビットを除く上位部分)とを比
較し、両者が一致し、且つ同エントリ中のVビットがセ
ットしている場合にはキャッシュヒットを判定し、そう
でない場合にはミスヒットを判定する。
【0022】キャッシュ制御部33は、ヒット判定時に
は、アクセスしたキャッシュタグ部32内エントリ(ヒ
ットエントリ)に対応するキャッシュデータ部31のキ
ャッシュブロック(ヒットしたキャッシュブロック)の
データを読み込み、同データ中のアクセス対象アドレス
のデータ部分をCPU1に返す(ステップS3)。
【0023】これに対してミスヒット判定時には、キャ
ッシュ制御部33は、まず置き換えの対象となるキャッ
シュタグ部32内エントリ、即ち(ダイレクトマッピン
グ方式の本実施例では)アクセスしたキャッシュタグ部
32内エントリ(ミスヒットエントリ)のMビットがセ
ット状態にあるか否かをチェックする(ステップS
4)。
【0024】もし、ミスヒットエントリのMビットがセ
ット状態にある場合には、即ちアクセスしたミスヒット
エントリに対応するキャッシュデータ部31のキャッシ
ュブロック(ミスヒットしたキャッシュブロック)のデ
ータがフレームバッファ2に書き戻されていない場合に
は、このデータをライトバッファ35に書き出すと共
に、同エントリ中のMビットおよびVビットをリセット
する(ステップS5)。このキャッシュブロックデータ
をライトバッファ35に書き出す際には、(後述するス
テップS8でのフレームバッファ2への書き出しが可能
なように)対応するフレームバッファ2のアドレスが例
えばワード単位に付加される。
【0025】キャッシュ制御部33は、ステップS5を
実行すると、ステップS1で算出したブロック番号の矩
形ブロックのデータをフレームバッファ2から読み出す
(ステップS6)。
【0026】次にキャッシュ制御部33は、読み出した
ブロックデータを、キャッシュデータ部31内のミスヒ
ットしたキャッシュブロックに書き込むと共に、同デー
タ中のアクセス対象アドレスのデータ部分をCPU1に
返す(ステップS7)。このステップS7においてキャ
ッシュ制御部33は、キャッシュタグ部32のミスヒッ
トエントリのVビットをセットする。その後、キャッシ
ュ制御部33は、ライトバッファ35に格納されている
ブロックデータを、フレームバッファ2に書き出す(ス
テップS8)。
【0027】一方、ミスヒットエントリのMビットがリ
セット状態にある場合には、即ちキャッシュデータ部3
1内のミスヒットしたキャッシュブロックのデータが既
にフレームバッファ2に書き戻されている場合には、キ
ャッシュ制御部33は上記ステップS6,S7と同様の
動作を行う。即ちキャッシュ制御部33はまず、ステッ
プS1で算出したブロック番号の矩形ブロックのデータ
をフレームバッファ2から読み出す(ステップS9)。
次にキャッシュ制御部33は、読み出したデータをキャ
ッシュデータ部31内のミスヒットしたキャッシュブロ
ックに書き込むと共に、同データ中のアクセス対象アド
レスのデータ部分をCPU1に返す(ステップS1
0)。このステップS10においてキャッシュ制御部3
3は、キャッシュタグ部32のミスヒットエントリのV
ビットをセットする。 (b)CPU1からのフレームバッファライト要求時の
動作 次に、CPU1からのフレームバッファライト要求時の
動作を図5のフローチャートを参照して説明する。
【0028】キャッシュメモリ装置3内のキャッシュ制
御部33は、CPU1からフレームバッファライト要求
を受取った場合、同要求の示す(フレームバッファ2
の)アクセス対象アドレスから、前記(1)式に従っ
て、そのアクセス先が属するフレームバッファ2上の矩
形ブロックのブロック番号を算出する(ステップS1
1)。
【0029】次にキャッシュ制御部33は、算出したブ
ロック番号の下位のNビット(ブロック番号下位)によ
りキャッシュタグ部32をアクセスし、このブロック番
号下位の指定するキャッシュタグ部32内エントリの情
報をもとに、算出したブロック番号の矩形ブロックのデ
ータがキャッシュデータ部31に保持されているか否か
の前記したリード要求時のステップS2(図4参照)と
同様の判定(ヒットチェック)を行う(ステップS1
2)。
【0030】キャッシュ制御部33は、ヒット判定時に
は、キャッシュタグ部32内のヒットエントリに対応す
るキャッシュデータ部31のキャッシュブロック(ヒッ
トしたキャッシュブロック)にCPU1からのライトデ
ータを書き込むと共に、ヒットエントリのMビットをセ
ットする(ステップS13)。
【0031】これに対してミスヒット判定時には、キャ
ッシュ制御部33は、まずアクセスしたキャッシュタグ
部32内エントリ(ミスヒットエントリ)のMビットが
セット状態にあるか否かをチェックする(ステップS1
4)。
【0032】もし、ミスヒットエントリのMビットがセ
ット状態にある場合には、このミスヒットエントリに対
応するキャッシュデータ部31のキャッシュブロック
(ミスヒットしたキャッシュブロック)のデータをライ
トバッファ35に書き出すと共に、同エントリ中のMビ
ットおよびVビットをリセットする(ステップS1
5)。
【0033】キャッシュ制御部33は、ステップS15
を実行すると、ステップS11で算出したブロック番号
の矩形ブロックのデータをフレームバッファ2から読み
出す(ステップS16)。
【0034】次にキャッシュ制御部33は、読み出した
ブロックデータをキャッシュデータ部31内のミスヒッ
トしたキャッシュブロックに書き込む(ステップS1
7)。このステップS17においてキャッシュ制御部3
3は、ブロックデータを書き込んだキャッシュデータ部
31のキャッシュブロックにCPU1からのライトデー
タを書き込むと共に、ミスヒットエントリのMビットお
よびVビットをセットする。その後、キャッシュ制御部
33は、ライトバッファ35に格納されているブロック
データを、フレームバッファ2に書き出す(ステップS
18)。
【0035】一方、ミスヒットエントリのMビットがリ
セット状態にある場合には、キャッシュ制御部33は上
記ステップS16,S17と同様の動作を行う。即ちキ
ャッシュ制御部33はまず、ステップS11で算出した
ブロック番号の矩形ブロックのデータをフレームバッフ
ァ2から読み出す(ステップS19)。次にキャッシュ
制御部33は、読み出したデータをキャッシュデータ部
31内のミスヒットしたキャッシュブロックに書き込む
(ステップS20)。このステップS20においてキャ
ッシュ制御部33は、ブロックデータを書き込んだキャ
ッシュデータ部31のキャッシュブロックにCPU1か
らのライトデータを書き込むと共に、ミスヒットエント
リのMビットおよびVビットをセットする。 (c)キャッシュ内容の周期的フラッシュ 次に、キャッシュデータ部31の保持内容の周期的フラ
ッシュについて説明する。
【0036】まずキャッシュフラッシュ部34は、一定
時間毎にキャッシュタグ部32の全エントリを走査し
て、VビットおよびMビットがセット状態にあるエント
リを探す。もし、VビットおよびMビットがセット状態
にあるキャッシュタグ部32内エントリが存在する場合
には、キャッシュフラッシュ部34は、そのエントリに
対応するキャッシュデータ部31内キャッシュブロック
には、有効なブロックデータが保持されており、しかも
同データはフレームバッファ2に書き戻されていないも
のとして、そのキャッシュブロックの保持データのフレ
ームバッファ2への書き戻しをキャッシュ制御部33に
対して要求する。
【0037】キャッシュ制御部33は、キャッシュフラ
ッシュ部34からの書き戻し要求に従い、該当するキャ
ッシュデータ部31内のキャッシュブロックのデータを
ライトバッファ35を通してフレームバッファ2に書き
込んで、キャッシュデータ部31の内容とフレームバッ
ファ2の内容の同一化を図る。同時にキャッシュ制御部
33は、対応するキャッシュタグ部32内エントリのM
ビットをリセットする。 なお、前記実施例では、ダイ
レクトマッピング方式のキャッシュメモリ装置に実施し
た場合について説明したが、この発明は、セットアソシ
アティブ方式など、他のマッピング方式のキャッシュメ
モリ装置にも適用可能である。
【0038】また、前記実施例では、バスにフレームバ
ッファが直接接続された計算機システムにおけるキャッ
シュメモリ装置、即ちCPUとバスとの間に接続される
キャッシュメモリ装置に実施した場合について説明した
が、この発明は、バスとフレームバッファの間に接続さ
れるキャッシュメモリ装置にも適用可能である。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
フレームバッファの一部の写しを有するキャッシュメモ
リ装置(内のキャッシュデータメモリ)のキャッシュ単
位を、従来のような走査線方向の線分に相当するアドレ
スが連続するブロックではなくて、2次元的な広がりを
持つ矩形ブロックとし、且つコピーバック方式を適用す
る構成としたので、ホスト装置(汎用プロセッサ)から
フレームバッファへの書き込み要求が頻繁に発生する描
画時には、一旦キャッシュミスとなっても、該当するフ
レームバッファ上の矩形ブロックのデータがキャッシュ
データメモリに読み込まれるので、これに続くフレーム
バッファ上での2次元近傍への書き込み要求はキャッシ
ュヒットする可能性が高くなり、フレームバッファへの
書き込み操作の高速化が図れる。
【0040】また、この発明によれば、キャッシュタグ
メモリの全エントリを周期的に走査してフレームバッフ
ァへの書き戻しが必要なキャッシュデータメモリ内のブ
ロックを検出し、そのブロックのデータがフレームバッ
ファへ書き戻される構成としたので、従来のコピーバッ
ク方式のキャッシュメモリ装置とは異なり、キャッシデ
ータメモリの内容が変更されてから、その変更されたデ
ータがフレームバッファに書き戻されるまでの遅延時間
が、一定時間内になるように保証される。したがって、
この遅延時間(キャッシュタグメモリの全エントリを操
作する周期)を、人間の目にとって遅れを感じない程度
に設定するならば、動画像のリアルタイム表示にも向
く。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のフレームバッファ向きキャッシュメ
モリ装置を備えた計算機システムの一実施例を示すブロ
ック構成図。
【図2】図1のフレームバッファ2をfn ×fm 個の矩
形ブロック(キャッシュブロック)に分割した様子を示
す図。
【図3】図1のキャッシュタグ部32とキャッシュデー
タ部31の構成を示す図。
【図4】CPU1からのフレームバッファリード要求時
におけるキャッシュ制御部33の動作を説明するための
フローチャート。
【図5】CPU1からのフレームバッファライト要求時
におけるキャッシュ制御部33の動作を説明するための
フローチャート。
【符号の説明】
1…CPU(汎用プロセッサ、ホスト装置)、2…フレ
ームバッファ、3…キャッシュメモリ装置、4…バス、
31…キャッシュデータ部(キャッシュデータメモ
リ)、32…キャッシュタグ部(キャッシュタグメモ
リ)、34…キャッシュフラッシュ部、35…ライトバ
ッファ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面表示用の画像が格納されるフレーム
    バッファを所定サイズの矩形領域に相当する複数の矩形
    ブロックに分割した場合に、同フレームバッファの一部
    の写しをこの矩形ブロックを単位に保持するためのキャ
    ッシュデータメモリと、 前記フレームバッファ上のいずれの矩形ブロックのデー
    タが前記キャッシュデータメモリに保持されているかを
    少なくとも示すタグ情報を保持するためのキャッシュタ
    グメモリと、 コピーバック方式によるキャッシュ制御を行うキャッシ
    ュ制御手段であって、ホスト装置からのフレームバッフ
    ァアクセス要求を受けて前記キャッシュタグメモリを参
    照することにより、その要求先が属する前記フレームバ
    ッファ上の矩形ブロックのデータが前記キャッシュデー
    タメモリに保持されているか否かのヒットチェックを行
    い、ミスヒットの場合には、この矩形ブロックのデータ
    を前記フレームバッファから前記キャッシュデータメモ
    リに読み込み、ライト要求時のミスヒットの場合であれ
    ば、この読み込んだブロックデータを前記ホスト装置か
    らのライトデータにより変更するキャッシュ制御手段
    と、 を具備することを特徴とするフレームバッファ向きキャ
    ッシュメモリ装置。
  2. 【請求項2】 前記タグ情報中に、対応する前記キャッ
    シュデータメモリ内の矩形ブロックのデータが同メモリ
    内でのみ変更されていることを示すための変更情報を持
    たせると共に、前記キャッシュタグメモリの全エントリ
    を周期的に走査して、前記タグ情報中の変更情報により
    前記キャッシュデータメモリ内のブロックデータが変更
    されていることが示されているエントリを検出し、同ブ
    ロックデータの前記フレームバッファへの書き戻しを前
    記キャッシュ制御手段に要求するキャッシュフラッシュ
    手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載のフレ
    ームバッファ向きキャッシュメモリ装置。
JP4214016A 1992-08-11 1992-08-11 フレームバッファ向きキャッシュメモリ装置 Pending JPH0659975A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003281564A (ja) * 2002-03-20 2003-10-03 Victor Co Of Japan Ltd 画像生成装置
JP2014235689A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 富士通株式会社 画像キャッシュメモリ装置および半導体集積回路

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