JPH0659854A - マルチメディアオーサリングシステム及びプレゼンテーションシステムのための方法及び装置 - Google Patents

マルチメディアオーサリングシステム及びプレゼンテーションシステムのための方法及び装置

Info

Publication number
JPH0659854A
JPH0659854A JP4107911A JP10791192A JPH0659854A JP H0659854 A JPH0659854 A JP H0659854A JP 4107911 A JP4107911 A JP 4107911A JP 10791192 A JP10791192 A JP 10791192A JP H0659854 A JPH0659854 A JP H0659854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
icon
presentation
memory
data structure
editor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4107911A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3411305B2 (ja
Inventor
Jr John D Gerlach
ジョン ディー. ジュニア. ゲラック,
Narasimhan P Kannan
ナラシンハン ピー. カナン,
Wain Day Rutz
ウェイン ディー. ラッツ,
Christpher G Nicola
クリストファー ジー. ニコラ,
Michael E Weiblen
マイケル イー. ウェイブリン,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOMODOOLE ELECTRON Ltd
Commodore Electronics Ltd
Original Assignee
KOMODOOLE ELECTRON Ltd
Commodore Electronics Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=27505436&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0659854(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Priority claimed from US07/692,230 external-priority patent/US5317732A/en
Application filed by KOMODOOLE ELECTRON Ltd, Commodore Electronics Ltd filed Critical KOMODOOLE ELECTRON Ltd
Publication of JPH0659854A publication Critical patent/JPH0659854A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3411305B2 publication Critical patent/JP3411305B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/02Editing, e.g. varying the order of information signals recorded on, or reproduced from, record carriers
    • G11B27/031Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals
    • G11B27/034Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals on discs
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/10Text processing
    • G06F40/12Use of codes for handling textual entities
    • G06F40/151Transformation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/10Text processing
    • G06F40/166Editing, e.g. inserting or deleting
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09BEDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
    • G09B7/00Electrically-operated teaching apparatus or devices working with questions and answers
    • G09B7/02Electrically-operated teaching apparatus or devices working with questions and answers of the type wherein the student is expected to construct an answer to the question which is presented or wherein the machine gives an answer to the question presented by a student
    • G09B7/04Electrically-operated teaching apparatus or devices working with questions and answers of the type wherein the student is expected to construct an answer to the question which is presented or wherein the machine gives an answer to the question presented by a student characterised by modifying the teaching programme in response to a wrong answer, e.g. repeating the question, supplying a further explanation
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/34Indicating arrangements 

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Educational Technology (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザがマルチメディアプレゼンテーション
やコースワークを生成するコンピュータシステムを提供
する。 【構成】 マルチメディアオ−サリングシステムは、対
話的マルチメディアプレゼンテ−ションやコ−スワ−ク
を生成・プログラムするディスプレイ120と、必要な
他の編集機能を実行する他のエディタと、ユーザが対話
的マルチメディアプレゼンテ−ションを生成・プログラ
ム・実行・操作することを可能とする制御部102と、
プログラムされたプレゼンテ−ションを評価し実行する
評価部とを備え、ディスプレイ120画面のアイコンメ
ニュ−領域中の選択可能なアイコンとディスプレイ画面
のGRID領域とを用いてプレゼンテ−ションを生成、
評価する処理はアイコンメニュ−領域から選択アイコン
信号を入力し、選択アイコンに対応するデ−タ構造をメ
モリに保存し、デ−タ構造に対応する新たなアイコンを
GRID領域に表示し、デ−タ構造中の動作指示部によ
り示される動作を実行することで行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータオーサリ
ングシステム、特に対話的なマルチメディアプレゼンテ
ーションやコースワークを生成及び提示するコンピュー
タシステムに関する。本発明は、グラフィックインタフ
ェースディスプレイを用いて対話的なマルチメディアプ
レゼンテーションやコースワークの生成及び提示を促進
する。また、本発明は視覚的(アイコン的)プログラミ
ングシステム、特に応用ソフトウエアを生成するための
視覚的プログラミングシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】及び
【発明が解決しようとする課題】対話的なマルチメディ
アプレゼンテーションやコースワークは、情報提示及び
教示の重要、かつ効率的な方法になってきている。ま
た、コンピュータプログラミングを行うためには、長い
年月をかけて技術を修得しなければならなくなってきて
いる。従って、従来のコンピュータシステムは、これら
の項目のどちらかに着目して各々の開発が進められてき
た。しかしながら、これら項目の双方に着目して開発さ
れたコンピュータシステムはみられない。 A.対話的マルチメディアプレゼンテーションの生成 人々がお互いにコミュニケーションするときに、積極的
に情報を伝達する多くの方法を用いている。コミュニケ
ーションのこれらの方法には、音/音楽、絵、言葉、
数、アニメーション及び動画がある。プレゼンテーショ
ンにおいて、これらの方法の利用は、特にコミュニケー
ションへのマルチメディア的アプローチと言われてい
る。
【0003】従来のマルチメディアプレゼンテーション
は、スライドプロジェクタ、ビデオテープ、コンピュー
タグラフィックスのように、複合の科学技術を利用する
ことによる煩わしさがあった。しかし、現在では、強力
なコンピュータが統合マルチメディアプレゼンテーショ
ンのための単一デリバリーシステム、或いはプラットフ
ォームを提供している。従って、スピーカや教師は単一
の装置のみを扱うだけで良い。それ故、これら強力なコ
ンピュータを利用してスピーカや教師がマルチメディア
プレゼンテーションをどのように生成又は提示するかと
いう困難な問題が残されている。
【0004】マルチメディアプレゼンテーションのため
の環境生成に加えて、コンピュータは、対話的なプレゼ
ンテーション、即ち、ユーザがコンピュータと対話する
ことでプレゼンテーションに実際に参加することも可能
とする。そこで、このような機能を利用して、強力な教
育及び訓練ツールであるコースウエアと呼ばれる応用ソ
フトウエアの開発が行われている。しかし、ここでも教
師がどのように対話的なマルチメディアプレゼンテーシ
ョンを生成及び提示するのかという困難な問題が残され
ている。
【0005】従来のコンピュータシステムでは、行列の
列をイベント軸、行を時間軸とした同期タイムラインに
沿って、それぞれが独立のマルチメディア処理を指定し
たり、実行したりすることができる。この従来のシステ
ムでは、プレゼンテーション作成に要する時間の削減を
図れるが、重要な対話的な性質については考慮されてい
ない。更に、この従来のシステムでは、プレゼンテーシ
ョンの中のイベント制御にタイムラインを用いている。
タイムラインを利用する従来のシステムでは、オペレー
タはイベントを複製してイベントを複数回実行しなけれ
ばならず、必要以上のコンピュータ資源を使っていた。 B.視覚的プログラミングシステムと対話的マルチメデ
ィアプレゼンテーションの視覚的プログラミング手法 一般に、プログラミングは、コンピュータが理解又は認
識できる言語においてコンピュータが実行可能な処理を
特定する方法として定義される。プログラミングを行う
際には、仕様を表現するための言語や環境、仕様自身、
コンピュータが仕様通りに動作しているかどうかの確
認、仕様の実行に必要なデータの表示など多くの事柄を
考慮しなければならない。
【0006】従来では、公知の伝統的なプログラミング
システムや標準的なプログラミング言語、例えばFOR
TRAN又はPL/1がプログラムコンピュータに利用
されてきた。しかしながら、このような従来のプログラ
ミングシステムは、標準プログラミング言語において用
いられる神秘的な文や厳密な構造或いは構文をプログラ
マが修得しなければならないという問題点を有してい
た。このような観点から標準プログラミング言語の神秘
的な文に替わって、アイコンを用いた視覚的プログラミ
ング言語が用いられるようになってきた。
【0007】視覚的プログラミングは、プログラミング
のあらゆる側面に適用することができる。重要な点は、
プログラミングにおいて意味のあるグラフィックオブジ
ェクトを生成することである。これは視覚的プログラミ
ングシステムの生成において論じられる点である。視覚
的プログラミングシステムの一例として、コンピュータ
グラフィックスを用いてプログラミング作成を助成する
ために設計されたPictがある。Pictでは、ユーザはカラ
ーグラフィックスディスプレイの前に座り、メニュー中
のアイコンを指示しながらコンピュータと対話を進め、
プログラミング作成を行う。また、必要とするデータ構
造や変数を視覚的に表現する画像をユーザが選択した
り、所望のアルゴリズムを論理的に構造化された多次元
的な図として描いたり、プログラミングの実行状況を眺
めたり、生成された結果を表示したり、プログラミング
が正常に動作しなかった場合にはエラーがいつどこで発
生したのかを表示することができる。Pictは、応用ソフ
トウエアを書くための制御構造を有している視覚的プロ
グラミングシステムではあるが、Pictでは応用ソフトウ
エアの処理の流れを示すために一連の矢印が必要であ
る。しかし、応用ソフトウエアの処理の流れの矢印を用
いた表現は、古典的で、またコンピュータ資源を更に必
要とし、プログラムの処理の流れの表現に必ずしも必要
な手法ではない。
【0008】視覚的プログラミングシステムは開発され
てきているが、これらのシステムは応用ソフトウエア
(プレゼンテーション)の論理的な処理の流れを記号的
に表現する視覚的フローチャートを適切に生成している
とは言い難い。また、これらの視覚的プログラミングシ
ステムは、プログラム作成時の単調さを低減するための
フローチャートの隠喩(metaphor)には考慮を払ってい
ない。これら従来のプログラミングシステムでは、絵、
ブラシ、音、音声、アニメーション、音楽、映像、テキ
スト、データファイルなどを集め、それらをマウス、キ
ーボード、タッチ画面、ジョイスティックなどで対話的
に制御することはできなかった。従って、これら従来の
視覚的プログラミングシステムの欠点すべてを解決する
一つの視覚的プログラミングシステムが望まれる。
【0009】本発明の目的は、ユーザがマルチメディア
プレゼンテーションやコースワークを生成するコンピュ
ータシステムを提供することである。更なる本発明の目
的は、ユーザが応用ソフトウエアを生成する視覚的プロ
グラミングシステムを提供することである。更なる本発
明の目的は、コンピュータユーザが視覚的プログラミン
グシステムを用いて対話的なマルチメディアプレゼンテ
ーションをプログラミングすることを可能とすることで
ある。
【0010】本発明の他の目的は、シングルユーザイン
タフェースを利用してユーザがテキスト、グラフィック
ス、音声及び映像を入力、作成、操作及び出力できる1
つのプラットフォーム上で統合されたコンピュータ技術
を用いてプレゼンテーションを設計するための方法を提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】本発明の目的を達成して利点を享受するため
に、本発明は、フローエディタの一部であり、対話的な
マルチメディアプレゼンテーションやコースワークを生
成及びプログラムする際に用いられるグラフィックイン
タフェースディスプレイを備える。また、本発明は、プ
レゼンテーションを作成する際に必要となる他の編集機
能を行うための他のエディタ(例えば、データベースエ
ディタ、文エディタ、オブジェクトエディタ)を備え
る。更に、本発明は、ユーザが対話的なマルチメディア
プレゼンテーションを作成、プログラム及び実行できる
制御システム(例えば、応用ソフトウエアムーバ、ビデ
オディスク制御部、ヘルプシステム)を備える。最後
に、本発明は、プログラムされたプレゼンテーション
(応用ソフトウエア)を評価し、プレゼンテーションを
実行するための評価部を備える。
【0012】より詳しくは、メモリとディスプレイ画面
を持つディスプレイ装置とを有するデータ処理システム
において、ディスプレイ画面は、複数のアイコンを表示
するアイコンメニュー領域とアイコンの一つを表示する
グリッド領域とを含む。そのメニュー領域内の複数のア
イコンは、各々がメモリ内の処理動作を指定する選択可
能なアイコンである。複数の選択可能なアイコンとグリ
ッド領域を用いてプレゼンテーションを作成及び評価
は、アイコンメニュー領域からアイコンを選択する入力
を受信し、選択アイコンに対応するデータ構造(選択ア
イコンの処理動作を指定する構造)をメモリに保存し、
グリッド上にデータ構造に対応する新たなアイコンを表
示し、データ構造によって指定される処理動作を行うと
いう処理が含まれる。
【0013】また、上記目的を達成するために、本発明
は中央処理装置(CPU)、メモリ及びディスプレイ装
置を有するデータ処理システムを備え、ディスプレイ装
置は複数のアイコンを表示するアイコンメニュー領域と
アイコンの一つを表示するグリッド領域とを含むディス
プレイ画面を有する。メニュー領域内の複数のアイコン
は、各々がメモリ内の処理動作を指定する選択可能なア
イコンである。プレゼンテーションを作成するには、ま
ずアイコンメニュー領域から選択したアイコンを入力
し、選択アイコンに対応するデータ構造をメモリに保存
する。ここで、データ構造には、選択アイコンの処理情
報と動作を特徴づけるパラメータ情報とが保持されてい
る。次に、プレゼンテーションを作成するためには、グ
リッド領域内にデータ構造に対応する新たなアイコンを
表示し、データ構造中のパラメータの入力・保存処理を
行う。ここで、データ構造中のパラメータの入力・保存
手法としては、次の4通り手法がある。(1)選択アイ
コンのデータ構造に対応するパラメータ毎の定義フィー
ルドを持つアイコン要求領域を利用する手法、(2)選
択アイコンのデータ構造に対応するパラメータごとの定
義フィールドを持ち、ディスプレイ画面上に表示される
文エディタウインドウを利用する手法、(3)メモリに
保持されていてパラメータを持っている代表オブジェク
トを指定するオブジェクトエディタオプションを含むオ
ブジェクトエディタメニューを利用する手法、(4)ア
イコンに対応するデータ構造のパラメータを定義するた
めのビデオ制御オプションを持つビデオ制御要求領域を
利用する手法の4つである。
【0014】他の実施例では、本発明の処理はデータ処
理システムで行われ、データ処理システムは中央処理装
置(CPU)、プレゼンテーションに対応するデータ構
造を保持するメモリとディスプレイ装置を備える。ディ
スプレイ装置は、プレゼンテーションを表示するプレゼ
ンテーション領域を含むディスプレイ画面を備える。各
データ構造には、処理動作情報とパラメータ情報とが保
持されている。処理は、プレゼンテーションのデータ構
造の1つを入力し、入力データ構造を分析して実行すべ
き処理を決定し、入力データ構造のパラメータに応じた
処理を実行することで行われる。
【0015】本発明の他の観点の目的を達成して利点を
享受するために、本発明は、第1のメモリと第2のメモ
リとを含むデータ処理システムを備える。第1及び第2
のメモリは、プレゼンテーションと資源とを保存するた
めのものであり、各プレゼンテーションは名前を有する
資源を指定するリンク付けされたデータ構造を持つ。デ
ータ処理システムにおいて実行する処理は、プレゼンテ
ーションの1つを選択して第1のメモリから第2のメモ
リに新たに位置付ける処理、選択プレゼンテーションの
リンク付けされたデータ構造をスキャンしてプレゼンテ
ーションにおいて指定された資源を見つける処理、指定
資源に応じて選択プレゼンテーション内で名前と場所の
リストを作成する処理である。また、作成リスト上の名
前の付け替え、指定資源名の作成リスト上の新たな名前
への変更、プレゼンテーションや作成リストで指定され
た資源を第1のメモリから第2のメモリに移動する処理
も行う。
【0016】本出願に含まれ一部を構成する添付図面は
本発明の実施例を示したものであり、以下添付図面を参
照しながら本発明の原理を説明する。
【0017】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の好
適な実施例を詳細に説明する。本発明は、マイクロコン
ピュータ或いは他のデータ処理システムを用いて実現さ
れる。ここでのデータ処理システムとしては従来のもの
でも良いが、本実施例では、コモドール(株)(Commod
ore Electronics Ltd.)で製造しているAmigaマイクロ
コンピュータを利用する例を示す。しかしながら、本発
明をAmiga コンピュータで実行する構成や処理は従来の
ものとは異なり、対話的マルチメディアプレゼンテーシ
ョンやコースワークの生成や実行並びに応用ソフトウエ
アのプログラミングに対してユニークなアプローチを行
っている。尚、好適な実施例は、主にCプログラミング
言語を用いて機能的な図式的形式で以下説明する。
【0018】図1において、コンピュータシステム或い
はプラットフォーム100は、中央処理装置(CPU)
102、ディスクドライブ105、マウス110、キー
ボード115及びディスプレイ120から構成される。
プラットフォーム100は、ビデオディスクシステムや
電子演奏システムなどの他の外部装置125を付加的に
接続することもできる。
【0019】CPU102は、入出力部130、ランダ
ムアクセスメモリ(RAM)部135、ディスプレイメ
モリ部140、ビデオインタフェース回路(VIC)1
45及びマイクロコンピュータ150から構成される。
これらの構成要素は、すべて良く知られたものであり、
種々の入力を処理し、ディスプレイ120の画面122
或いは外部装置125のような出力装置上に所望のテク
スチャ・グラフィック情報を出力するという処理をシス
テムソフトウエアの制御のもとで行う。
【0020】ディスプレイメモリ部140はRAMの特
殊化されたメモリであり、保持されたビットパターン
(画素データ)は、ビデオインタフェース回路145に
よってディスプレイ120の表示ビームと適切なタイミ
ングで読み出され、所望のグラフィックスやテキストを
表示する。またディスクドライブ105も従来の装置で
あり、制御と応用ソフトウエアとの切り替えを素早くす
ると共に、コンピュータシステムにおける大容量記憶装
置となる。
【0021】コンピュータシステム100のマウス11
0は、ローラボール111と2つの制御ボタン112、
113とを含む。ボタンを押すと瞬間接触スイッチがオ
ンになり、選択信号や他の信号が生成される。ここでの
スイッチや信号は既知のものである。また、これも周知
のことであるが、ユーザはマウスをテーブルのような平
面の上で動かすことによって、CPU102への命令と
なるカーソル位置入力コマンドを生成する。ローラボー
ル111は、マウス110の動きをX−Y信号に変換す
る機能を有し、その信号に基づいてCPU102がディ
スプレイ120の画面122上のカーソル記号の位置を
制御する。ここで、ローラボールの動きのX−Y信号へ
の変換処理としては従来の技術を用いている。
【0022】キーボード115は、キーボード上のキー
をあらかじめマウスの位置指定機能として割り当てるこ
とによって、マウスに替わって用いることができる。ま
た、キーボード115上の他のキーにマウス110のボ
タン112、113の機能を持たせることもできる。し
かしながら、本発明の好適な実施例において、マウス1
10はディスプレイ画面122上のカーソル位置の指定
や、以下に述べる他の機能を行う際に用いられる。従来
のデータ処理システムのように、本発明の好適な実施例
におけるコンピュータシステム100のキーボード11
5はCPU102の中にテクスチャ或いはアルファベッ
ト情報を入力する手段として動作する。上述のように、
ディスプレイ120はCPU102からのグラフィック
ス情報やアルファベット情報を表示するディスプレイ画
面122を有する。好適な実施例におけるプラットフォ
ーム100では、ディスプレイ120としてディスプレ
イ120を通してCPU102に命令を入力するタッチ
スクリーンを用いることも可能である。このようなタッ
チスクリーンも従来の技術で構成できる。
【0023】最後に、本発明の好適な実施例では、外部
装置125をプラットフォーム100に接続し、ユーザ
が生成したプレゼンテーションの実行の際に用いること
ができる。このような外部装置として、ビデオディスク
システムや電子演奏システムが挙げられる。これらのシ
ステムも従来の技術で実現可能であり、プラットフォー
ム100に接続してマルチメディアプレゼンテーション
やコースワークの生成及び提示に利用される。 A.好適な実施例の主な構成要素 本発明の好適な実施例は、ディスクドライブ105(図
1)内に駐在するであろういくつかのソフトウエア要素
200(図2)で構成される。ユーザが本発明の好適な
実施例を用いるときに、これらのすべて或いは一部のソ
フトウエア要素200をCPU102に入力してユーザ
のニーズを実現する。
【0024】図2は、本発明の好適な実施例におけるソ
フトウエア要素200を示すブロック図である。好適な
実施例は、フローエディタ210、応用ソフトウエアム
ーバ220、データベースエディタ230、評価部24
0、オブジェクトエディタ250、ビデオディスク制御
部260、ヘルプシステム270、文エディタ280か
ら構成される。
【0025】好適な実施例がプラットフォーム100に
おいて起動され、処理を開始すると、初期化要素である
フローエディター210はディスプレイ120の画面1
22上にフローウインドウを生成してエディティング環
境を整える。ここで、フローウインドウはユーザがプレ
ゼンテーションを作成するキャンバスのことである。こ
のような環境のもとでは、アイコンを選択し、アイコン
をフローウインドウ中の適当な位置に位置付け、選択し
たアイコンを定義することで、ユーザはプレゼンテーシ
ョンを作成したり編集したりすることができる。アイコ
ンは、プレゼンテーションの実行の際の動作や処理を表
現している。
【0026】フローエディタ210から、ユーザは後述
する応用ソフトウエアムーバ220、データベースエデ
ィタ230、評価部240、オブジェクトエディタ25
0、ビデオディスク制御部260、文エディタ280を
起動することができる。また、ユーザはフローエディタ
210からヘルプシステム270も起動できる。好適な
実施例においては、ユーザがマウスの右ボタン112を
押している間、システムオプションを集めたものである
メニューがディスプレイ画面122上に表示される。そ
こで、ユーザはマウス110を動かしてカーソルをメニ
ュー上に移動させる。カーソルがメニューオプションの
上に位置すると、そのオプションが明るくなる。ここ
で、ユーザは選択オプションが明るい間、マウスの右ボ
タン112を離すことで、メニューオプションの1つを
選択できる。好適な実施例においては、フローエディタ
210やオブジェクトエディタ250内のメニューを利
用して、現在のディスプレイ画面に新たなオブジェクト
を付加したり、例えばフローエディタの現在のディスプ
レイ画面の色を変更する他のエディターモードを選択し
たりするのと同様に、エディタ及び他のサポートシステ
ムを通して移動することができる。
【0027】図3は、フローウインドウ300の例を示
したものである。フローウインドウ300は、本発明の
好適な実施例において、プレゼンテーションの作成及び
編集に用いられるインタフェースである。フローウイン
ドウ300は主に、ユーザが選択アイコン(後述)を位
置付けるグラフィックインタフェースディスプレイ(G
RID)310から成る。GRID310上の一つの或
いは複数のアイコンがプレゼンテーションを形成する。
【0028】またフローウインドウ300は、いくつか
のガジェットを含む。ガジェットはフローウインドウ3
00中の領域であり、CPU102(図1)に命令を伝
達して現在の表示画面をユーザが変更することができ
る。フローウインドウ300には、閉ウインドウガジェ
ット315、ドラッグバーガジェット320、前面ウイ
ンドウガジェット325、背面ウインドウガジェット3
30、垂直位置ガジェット335、水平位置ガジェット
340、スクロールガジェット345a,345b,3
50a,350b、及びフローウインドウサイズ変更ガ
ジェット355が含まれている。
【0029】ユーザがマウス110を操作してカーソル
を閉ウインドウガジェット315上に置きマウスの左ボ
タン113をクリックすると、好適な実施例におけるフ
ローエディタ210はフローウインドウ300を閉じる
という命令を受信する。ここで、マウスの左ボタン11
3のクリックとは、素早くボタン113を押して離すこ
とである。
【0030】ドラッグバーガジェット320は2つの目
的で用いられる。第1に、ドラッグバーガジェット32
0は、プレゼンテーションの名前やタイトルを表示する
フローウインドウ300内の領域として用いられる。ユ
ーザがGRID310に表示されているプレゼンテーシ
ョンのタイトルを決めていないときは、ドラッグバーガ
ジェット320の領域に図3に示すような「Untitled」
というタイトルが表示される。ユーザがGRID310
のプレゼンテーションに対して名前を付けると、或いは
ディスクドライブ105から以前に保存したプレゼンテ
ーション(後述)をロードすると、ドラッグバーガジェ
ット320の領域にプレゼンテーションの名前が表示さ
れる。第2に、ドラッグバーガジェット320は、フロ
ーウインドウ300をディスプレイ120の画面122
(図1)内で水平又は垂直に移動させるときに用いられ
る。また、フローウインドウ300を移動するために
は、ユーザはまずマウス110を用いてカーソルをドラ
ッグバーガジェット320上に移動させ、マウスの左ボ
タン113を押す。次に、ユーザはマウスを用いて左ボ
タン122を押したままフローウインドウ300をディ
スプレイ画面122内で移動させる。
【0031】前面ウインドウガジェット325と背面ウ
インドウガジェット330は、それぞれ反対の処理を実
行する。背面ウインドウガジェット330は、現在表示
されているフローウインドウ300を他のすべてのフロ
ーウインドウの背後に移動させる処理を行う。前面ウイ
ンドウガジェット325は、現在表示されているフロー
ウインドウ300を他のすべてのフローウインドウの前
に移動させる処理を行う。また、これらのガジェットの
起動は、マウス110を用いてカーソルをディスプレイ
画面122上の選択ガジェット上に移動して、マウスの
左ボタン113をクリックすることで行う。すると、フ
ローエディタ200は、選択ガジェットに応じて現在表
示されているフローウインドウ300の位置を変更す
る。
【0032】垂直位置ガジェット335及び水平位置ガ
ジェット340は、GRID310に表示するプレゼン
テーションの部位をフローエディタ210に指定するた
めに用いられる。ここで、プレゼンテーションが表示さ
れる部位は、選択されたフローウインドウ300のサイ
ズによって決定される。スクロールガジェット345
a,345b,350a,350bは、プレゼンテーシ
ョンを垂直或いは水平にスクロールさせるためのもので
あり、フローウインドウサイズ変更ガジェット355
は、フローウインドウ300のサイズを変更するための
ものである。好適な実施例の実行中にディスプレイ画面
122上のこれらガジェット及び他のすべてのガジェッ
トとボタンは、上述のガジェットと同様に起動される。
【0033】図2に戻り、また本発明の好適な実施例
は、プレゼンテーションを一つの場所、例えばディスク
ドライブ105(図1)から他の場所、例えば第2のデ
ィスクドライブ(図1には不図示)に移すときに用いる
応用ソフトウエアムーバ220を有する。この応用ソフ
トウエアムーバ220の詳細については、図22を参照
しながら後述する。
【0034】好適な実施例は、プレゼンテーションと共
に用いるデータベースの作成や操作を行うためのデータ
ベースエディタ230を有する。データベースエディタ
230を用いることで、ユーザはデータベースを標準デ
ータベース形式で作成することができ、またデータ記録
を更新・削除することも、データベース全体を削除する
こともできる。データベースエディタのこれらの動作
は、従来のものと同一であるが、データベースエディタ
230とのインタフェース方法は従来例と異なるため、
これについては図17ー図20を参照しながら後述する
ことにする。
【0035】また、好適な実施例は評価部240を有す
る。評価部240はエディタ210、250、280及
びビデオディスク260で作成されたプレゼンテーショ
ンの実行を制御する。本発明の好適な実施例における評
価部240の詳細については、図23Aー23Gを参照
しながら後述する。好適な実施例におけるオブジェクト
エディタ250は、プレゼンテーションと共に用いる表
示オブジェクトを生成するために用いられる。表示オブ
ジェクトは、ユーザがディスプレイ画面122(図1)
上に据える独立した視覚的オブジェクトである。好適な
表示オブジェクトは、(1)長方形、(2)多角形、
(3)線、(4)円、(5)楕円、(6)テキスト、
(7)ブラシ、及び(8)データ入力フィールドであ
る。オブジェクトエディタ250を用いて、ユーザはこ
れらのオブジェクトを生成することができ、プレゼンテ
ーションに対話的に付け加えられるユーザ入力領域とす
ることができる。これらの入力領域はヒットボックスと
呼ばれる。オブジェクトエディタ250の機能に関して
は、図16Aー16Mを参照しながら後述する。
【0036】好適な実施例は、またビデオディスク制御
部260を有する。制御部260は、映像シーケンスを
定義したり、ビデオディスクの選択したフレームを表示
するために用いられる。ビデオディスク制御部260を
用いることで、ユーザは映像を見たり、ビデオディスク
中のフレームを取り込んだり、ビデオディスクの他のブ
ラウジング機能を実行したりすることができる。ここ
で、取り込んだフレームは、プレゼンテーションにおい
て映像を利用するための映像アイコン(後述)として用
いられる。
【0037】好適な実施例は、文エディタ280も有す
る。文エディタ280は、プレゼンテーションにおける
変数や文を定義するために用いられる。変数は値を数値
形式或いはアルファベット(ストリング)形式で保持す
る際に便利である。このような変数は、宣言文或いは条
件文のような文中で用いられる。宣言文は、値を変数に
割り当てる文、例えばSCORE=100のような文で
ある。この宣言文の例では、変数SCOREに値100
が割り当てている。このように、プレゼンテーションは
変数SCOREを数100として参照する。条件文は、
一般にプレゼンテーションの流れを制御するために用い
られる。例えば、SCORE>=100である。SCO
REが100以上であるというこの文は、「もしSCO
REが100以上であるならば」という意味の文であ
る。文エディタの詳細については、図13、14を参照
しながら後述する。
【0038】最後に、好適な実施例は、ヘルプシステム
270を有する。ヘルプシステム270を用いると、ユ
ーザが機能を適切に実行するために必要なヘルプ情報を
得ることができる。好適な実施例のヘルプシステム27
0において用いる機能は従来例と同一であるため、ここ
では説明を省略する。 B.アイコン(メニューとサブメニュー)とアイコン関
係 好適な実施例の主な特徴として、ユーザによって好適な
実施例が起動されたときにディスプレイ画面122の下
部に細長く標示されるアイコンメニューが挙げられる。
ユーザはCPU102に対して処理を起動或いは開始す
るための適切な命令を入力する。ユーザによって好適な
実施例が起動されると、フローエディタ210の処理が
始まる。
【0039】アイコンメニューからアイコンを選択する
には、ユーザはマウス110(図1)を用いてカーソル
を選択するアイコン上に移動させ、マウスの左ボタン1
13をクリックする。すると、好適な実施例では、アイ
コンサブメニュー(図5A〜5F)が表示されるか、或
いはユーザが選択したアイコンをGRID310上のフ
ローウインドウ300に移動させることができるように
なる。
【0040】図4は、本発明の好適な実施例の主アイコ
ンメニュー400を説明する図である。フローエディタ
210(図2)が起動されると、ディスプレイ画面12
2の下部に主アイコンメニュー400が表示される。ご
み箱アイコン410に加えて、主アイコンメニュー40
0はアイコン命令の6つのサブメニューへのアクセスを
示している。
【0041】主アイコンメニュー400に表示されたご
み箱アイコン410は、フローエディタ210(図2)
を用いた編集作業中に生じた不必要なアイコンを捨てる
ために用いられる。制御アイコン420は図5Aに示す
アイコンサブメニューを表示し、割り込みアイコン43
0は図5Bに示すアイコンサブメニューを表示し、デー
タアイコン440は図5Cに示すアイコンサブメニュー
を表示し、待ちアイコン450は図5Dに示すアイコン
サブメニューを表示し、AVアイコン460は図5Eに
示すアイコンサブメニューを表示し、そして、モジュー
ルアイコン470は図5Fに示すアイコンサブメニュー
を表示する。
【0042】図6は、好適な実施例において用いられる
主アイコンメニュー400から図5Aー5Fに示すアイ
コンサブメニューへの遷移方法を示す状態図である。ま
ず、ユーザがフローエディタ210を用いて編集作業を
始めると、ディスプレイ画面122の下部に主アイコン
メニュー400が表示される(状態610)。ユーザは
マウス110を用いて主アイコンメニュー400中のア
イコン上にカーソルを移動させ、マウスの左ボタン11
3で選択アイコンをクリックしてアイコンサブメニュー
の1つを選択すると(状態620)、選択されたアイコ
ンのサブメニューが主アイコンメニュー(図5A〜5F
では不図示)やごみ箱アイコン410と共にディスプレ
イ画面122の下部に表示される(状態630)。
【0043】選択アイコンサブメニュー中のアイコン上
にマウス110を用いてカーソルを移動させ、アイコン
上でマウスの左ボタン113をクリックすると、選択さ
れたアイコンは移動可能なオブジェクトとなる。マウス
の左ボタン113を押し続けると、アイコンサブメニュ
ーからフローウインドウ300のGRID310中にア
イコンの複製を移動させることができる。アイコンがG
RID310上に存在するときに(アイコンを移動させ
るための)、マウスの左ボタン113から指を離すま
で、アイコンは移動可能なオブジェクトのままとなって
いる(状態640)。以上の処理の詳細については、フ
ローエディタ210の処理を参照しながら後述する。
【0044】一旦マウスの左ボタン113が離される
と、フローエディタの動作はサブニュー状態630に戻
る。サブメニュー状態630から主アイコンメニュー状
態610に戻るには、すべてのアイコンサブメニューに
おいて最も右に表示されている主メニューアイコン(不
図示)上にカーソルをマウス110を用いて移動させ、
マウスの左ボタン113をクリックすれば良い。これに
よってフローエディタ210は主メニュー状態610に
戻る。
【0045】アイコンサブメニュー(図5A〜5F)中
の各々のアイコンは、プレゼンテーションの評価(後
述)時に実行する動作を表現している。アイコンの多く
は一般的な動作(アニメーションの再生など)を実行す
るが、それぞれユーザによって定義されなければならな
い。この定義としては、例えば再生するアニメーション
の選択、繰り返し数、画面中の位置、その他の情報など
が挙げられる。
【0046】フローウインドウ300は、アイコンが位
置する場所を示すGRID310と共に表示される。G
RID310内におけるアイコンと他のアイコンとの相
対的な位置関係は、アイコン同士の相互作用の強さを表
わす。デフォルトのアイコン構造は、GRID310内
におけるプレゼンテーションの上部から下部への順序で
ある。上下に隣り合ったアイコンのことを兄弟アイコン
と呼ぶ。あるアイコンは、他のアイコンの集まりをまと
めるために用いられる。これらは、主アイコンメニュー
400(図4)やサブメニュー(図5A〜5F)上にお
いて、アイコンの右下に中空の三角形を持つアイコンと
して表示される。これらのアイコンタイプがGRID3
10内に据えられると、他のアイコンが右下側に据えら
れることになる。すると、三角形は塗りつぶされ、上の
アイコンは親アイコンと、下側のアイコンは子アイコン
と呼ばれる。
【0047】このように、親アイコンという処理を導入
することによりプレゼンテーションをモジュール化する
ことが可能となる。プレゼンテーションにおいて親アイ
コンを移動して新たな位置に据えたときには、その子ア
イコンすべても新たな位置に移動する。或いは親アイコ
ンをGRID310の外に移動してごみ箱410の上部
に捨てたときには、その子アイコンすべても表示プレゼ
ンテーションから削除される。好適な実施例では、基本
的なアイコン関係として4つ、即ち、親アイコン、子ア
イコン、兄弟アイコン、及び仲間アイコンがある。後述
するが、これらの関係はプレゼンテーションの実行の順
序に直接的に関与するものである。
【0048】好適な実施例では、親アイコンとして機能
する9個のアイコン、即ち、モジュールアイコン55
1、サブルーチンアイコン552、表示アイコン54
1、Loop(ループ)アイコン504、型アイコン52
6、選択アイコン521、キーボード割り込みアイコン
511、マウス割り込みアイコン512、及びグループ
待ちアイコン531があるが、それぞれについては図5
A〜5Fを参照しながら後述する。上述のように、これ
らの親アイコンには、アイコンの右下に中空の三角形が
存在する。この三角形は、ユーザが親アイコンの下に子
アイコンを置くことができるということを意味してい
る。親アイコンを選択してGRID310内に据え、1
つ又は複数の子アイコンを選択して親アイコンの右側に
据えると、三角形が塗りつぶされる。GRID310上
では、子アイコンは親アイコンの一列右側一列下側に位
置付けられる。
【0049】図7Aは、親アイコンと子アイコンとの関
係を示す図である。図7Aのモジュールアイコン705
が親アイコンである。これは、モジュールアイコン70
5の右下にある三角形により示されている。この例で
は、モジュールアイコン705が表示アイコン710と
ブラシアイコン730という子アイコンを有するため、
モジュールアイコン705の三角形は塗りつぶされてい
る。GRID310上では、子アイコンは親アイコンの
一列右側一列下側に位置付けられる。グラフィックアイ
コン720はモジュールアイコン705の孫であり、モ
ジュールアイコン705の子孫である。これらのアイコ
ンによって起動される動作や処理については図5A〜5
Fを参照して後述する。図7Aの表示アイコン710
は、グラフィックスアイコン720を子とする親アイコ
ンである。好適な実施例においてアイコンの親子関係が
重要であるのは、評価部240がアイコンによって指定
された動作を実行する際の処理手段や順序をアイコンの
関係が決定するためである。
【0050】図7Bは、親アイコンと子アイコンとの関
係を示すもう一つの例を示している。図7Bでは、ルー
プアイコン735が親アイコンとなっており、親アイコ
ンと子アイコンとの関係が繰り返し関係にあることを意
味している。即ち、ループアイコン735は、評価部2
40に対して、ループアイコン735の子アイコンによ
って指定される処理を繰り返し行うことを指示するため
に用いられる。子アイコンの動作は、ループアイコン7
35において指定された条件が真になるまで繰り返され
る。この例では、ブラシアイコン740とマウス待ちア
イコン745がループアイコン735の子アイコンであ
り、これらの子アイコンは、ループアイコン735の条
件に応じて複数回繰り返して実行されることになる。
【0051】好適な実施例では、兄弟アイコンも存在す
る。兄弟アイコンはお互いが上下に接しているアイコン
のことである。この兄弟アイコンは、仲間アイコンや子
アイコンを持つこともできる。図7Cは、3個の兄弟ア
イコンの例を示す図である。図7Cには、アニメーショ
ンアイコン750、音声アイコン755、マウス待ちア
イコン760が図示されているが、各アイコンについて
は図5A〜5Fを参照しながら後述する。好適な実施例
における評価部240が、この兄弟アイコンを実行する
ときには、この処理はトップダウン的に逐次的に行われ
る。
【0052】好適な実施例において用いられる第4のア
イコン関係は仲間関係である。図7Dは仲間アイコン関
係の例を示す図である。if-then-elseアイコン765は
仲間アイコンを必要とするアイコンであり、この例で
は、ブラシ1とラベル付けされたブラシアイコン770
が仲間アイコンとなっている。実行中に、if-then-else
アイコン765によって指定される条件文が真と評価さ
れると、仲間アイコン、即ちブラシアイコン770が実
行される。if-then-elseアイコン765が偽であるとき
には、兄弟アイコン、即ちブラシ2とラベル付けされた
ブラシアイコン775が実行される。好適な実施例で
は、if-then-elseアイコン765の仲間アイコンが実行
されると、評価部240は、if-then-elseアイコンに続
くアイコンの次に位置する兄弟アイコンの処理を開始す
る。この例では、ブラシ1のアイコン770が実行され
るとブラシ2のアイコン775を飛ばして、評価部24
0は、ブラシ2のアイコン775の次に位置するアイコ
ン、即ちマウス待ちアイコン780の実行に移る。
【0053】以下、図4及び図5A〜5Fを参照しなが
ら主アイコンメニュー400と図5A〜5Fのアイコン
サブメニューについて説明する。ユーザがサブメニュー
からアイコンを選択し、プレゼンテーションのためにG
RID310内に選択アイコンを据えると、多くの場
合、選択アイコンを定義するためにアイコン要求領域に
情報を指定しなければならない。しかしながら、いくつ
かのアイコンでは、要求領域や文エディタ280を用い
た定義を必要としない。
【0054】サブメニュー内の各アイコンは、異なるア
イコン要求領域を有する。一般に、アイコン要求領域は
ウインドウ(ディスプレイ画面122上の枠で囲まれた
領域)であり、アイコンの動作を適切に定義或いは記述
するためにユーザが指定しなければならないアイコン特
有の情報を含む。フローエディタ210の動作を参照し
ながら後述するように、ユーザがアイコンを選択してG
RID310内にアイコンを据えると、マウスの左ボタ
ン113を2回クリック(ダブルクリック)すること
で、適切なアイコン要求領域が表示出力(即ち、フロー
エディタ210にディスプレイ画面122上に生成)さ
れる。そこで、ユーザはアイコン要求領域に情報を指定
し、好適な実施例の評価部240による後の評価処理の
ためにアイコンを適切に定義する。アイコンを定義する
ためにアイコン要求領域を用いない場合には、文エディ
タ280を用いてアイコンを定義することができる。そ
の他の場合は、例えば呼出しアイコンやgotoアイコンな
どのように、アイコンの定義を必要としない。
【0055】主アイコンメニュー400内の制御アイコ
ン420からのサブメニューは、分岐や条件文を利用し
てプレゼンテーションの流れを指定するために用いられ
る。ユーザがフローエディタ210内で制御アイコン4
20を選択すると、ディスプレイ画面122の下部に表
示されている主アイコンメニュー400に替わって、制
御アイコンサブメニュー500(図5A)が表示され
る。サブメニュー500と共に、ごみ箱アイコン410
がディスプレイ画面122の下部の左端に選択される
と、主アイコンメニュー400に戻る主メニューアイコ
ン(不図示)がディスプレイ画面122の下部の右端に
表示される。ごみ箱アイコン410と主メニューアイコ
ン(不図示)とは、ディスプレイ画面122上に表示さ
れているサブメニュー(図5A〜5F)がサブメニュー
状態630(図6)にあるときに表示される。
【0056】制御アイコンサブメニュー500は7個の
アイコンから成る。呼出しアイコン501は、図5Fの
サブルーチンアイコン552を用いてユーザが定義した
サブルーチンを実行する。ユーザがフローエディタ21
0において、呼出しアイコン501を選択し、呼出しア
イコン501の複製をGRID301(図3)内に据え
ると、呼出しアイコンの仲間アイコンを保持するための
参照位置アイコン(不図示)が選択されたアイコンの隣
のGRID301上に表示される。ここで、呼出しアイ
コン501の仲間アイコンは、図5Fのサブルーチンア
イコン552である。
【0057】サブルーチンは、図5Fのモジュールアイ
コンサブメニュー550中のサブルーチンアイコン55
2の集まりである。評価中に、プレゼンテーションが呼
出しアイコン501に達すると、呼出しアイコンの仲間
アイコンとして指定される参照サブルーチンが実行され
る。サブルーチンの実行中に、リターンアイコン(図5
F)に達するか、或いはサブルーチン処理が終了する
と、プレゼンテーションは呼出しアイコンの次のアイコ
ンの処理を開始する。
【0058】GRID310内の呼出しアイコン501
の仲間アイコンを選択するには、参照アイコン(例えば
呼出しアイコン501)の隣に位置する参照位置アイコ
ン上で、マウスの左ボタン113をダブルクリックす
る。すると、参照するアイコン(例えば仲間アイコン)
を指定するかどうかが質問される。そこで指定する場合
にはマウス110を用いてディスプレイ画面122上の
カーソルを次のアイコン位置に移動させ、マウスの左ボ
タン113をダブルクリックすることにより参照処理を
起動させる。すると、ダブルクリックしたアイコンが所
望の参照仲間アイコンであるかが問われる。所望のアイ
コンの場合には、もとの参照位置アイコンに替わって参
照アイコン画像が表示され、参照処理が終了する。選択
アイコンが所望の参照アイコンでない場合には、他の参
照アイコンに対して選択処理が続けられるか、或いは選
択処理が終了する。
【0059】条件付きgotoアイコン502は、特定の条
件の下でプレゼンテーションの他の部位に分岐するため
に用いられる。このアイコンを用いることで、論理の流
れをプレゼンテーションの一つの部位から他の部位に条
件付きで変更できる。条件付きgotoアイコン502は、
子アイコンを持つことはできないが、仲間アイコンを必
要とする。この仲間アイコンは、プレゼンテーションに
おける他のアイコンを参照する。呼出しアイコン501
と同様にして、ユーザが条件付きgotoアイコン502を
選択して、プレゼンテーションのためにGRID310
上に据えると、プレゼンテーションにおいてどこに分岐
するのかを指定する仲間アイコンの位置を示すための位
置アイコン(不図示)が条件付きgotoアイコン502の
隣のGRID310内に表示される。そこで、呼出しア
イコン501と同様な方法で仲間アイコンを選択する。
また、ユーザは文エディタ280(後述)を用いて文を
入力することで、どの時点で指定した仲間アイコンに飛
ぶのかをプレゼンテーションに指示しなければならな
い。ここで、文エディタ280を起動するためには、条
件付きgotoアイコン502をGRID310上に据えた
後で、アイコン上にカーソルを移動させ、マウスの左ボ
タン113をダブルクリックすれば良い。
【0060】制御アイコンサブメニューの中の他の制御
アイコンに、gotoアイコン503がある。このアイコン
は、プレゼンテーション中での無条件の分岐や制御の変
更のために用いられる。gotoアイコン503は子アイコ
ンを持つことはできないが、呼出しアイコンや条件付き
gotoアイコン502と同様に、仲間アイコンを必要とす
る。また、gotoアイコン503が制御アイコンサブメニ
ュー500から選択されGRID310内に据えられる
と、gotoアイコン503の隣に位置アイコンが表示さ
れ、ユーザはプレゼンテーションがどこに分岐するの
か、どの時点でgoto文を実行するのかという情報を指定
しなければならない。このアイコンは、プレゼンテーシ
ョンにおける無条件な分岐を表現するものであるため、
要求領域や文エディタ280を用いてアイコンの定義を
行う必要がない。しかし、呼出しアイコン501と同様
な方法で仲間アイコンを選択する処理は必要である。
【0061】制御アイコンサブメニュー500の中の他
の制御アイコンに、ループアイコン504がある。ルー
プアイコン504は、プレゼンテーション中のループ構
造を指定するために用いられる。ループアイコン504
は仲間アイコンをもたないが、図7Bに示したように子
アイコンを必要とする。子アイコンの指定は、親アイコ
ンの一列右側一列下側のGRID310上に子アイコン
を据えることで行う。ユーザはループアイコン504を
選択することで、子アイコンの集まりを繰り返し実行す
るプレゼンテーション構造を設定できる。
【0062】フローエディタ210によって生成される
ループとしては3種類あり、これらはループアイコン要
求領域や文エディタ(後述)を用いて定義される。無限
ループ、計数ループ、条件ループの3つである。これら
3つのループ構造の各々は、それぞれ異なる終了条件を
もつ。無限ループは、ループ終了アイコン505によっ
て終了する。このループ終了アイコン504は、他のル
ープ構造の終了においても用いられる。計数ループは、
ループアイコン要求領域によって指定された数だけ処理
を繰り返すと終了する。条件ループは、プレゼンテーシ
ョンの実行中に文エディタによって入力された条件が偽
となった時点で終了する。プレゼンテーション中にルー
プアイコンに達すると、子アイコンの処理が実行され
る。子アイコンの処理が終了すると、プレゼンテーショ
ンはループの初めから処理を繰り返す。ここで、終了条
件が満たされると、ループは終了し、プレゼンテーショ
ンはループアイコンの次の兄弟アイコンの処理に移る。
【0063】ループ終了アイコン505は、ループ構造
を終了させるアイコンであり、プレゼンテーション中に
ループ終了アイコン505に達すると、プレゼンテーシ
ョンはループの次の兄弟アイコンの処理に移る。このル
ープ終了アイコンは子アイコンを持つことができず、仲
間アイコンをも持たない。また、プレゼンテーションの
実行中にループ終了アイコン505に達すると、現在実
行中の(最も内側の)ループを終了する処理を行うた
め、ループ終了アイコン505はアイコン要求領域によ
る定義を必要としないアイコンである。
【0064】制御アイコンサブメニュー500中のif-t
hen アイコン506は、真であるときに、仲間アイコン
の処理をプレゼンテーション中で実行するという条件を
定義するために用いられる。条件が偽である場合には仲
間アイコンはスキップされ、if-then アイコン506の
次の兄弟アイコンの処理が実行される。どちらの場合に
おいても、if-then アイコン506の次のアイコンの処
理は常に実行される。従って、if-then アイコン506
は子アイコンを持つことができないが、仲間アイコンを
持つアイコンである。また、if-then アイコンの条件を
設定するためには、ユーザは文エディタ(後述)を用い
てif-then アイコン506を定義しなければならない。
ここで文エディタは、カーソルがGRID310内のif
-then アイコン506上に位置するときにマウスの左ボ
タン113をダブルクリックすることで、フローエディ
タ210から起動することができる。if-then アイコン
506の仲間アイコンは、上述の呼出しアイコン501
と同様に選択される。
【0065】最後に、制御アイコンサブメニュー504
は、if-then-elseアイコン507を含む。このアイコン
507は、2つの異なったアイコン内の1つを実行する
条件を定義するものである。即ち、文エディタによって
設定された条件が真であるときに1つのアイコンを実行
し、条件が偽であるときに他のアイコンを実行する。if
-else アイコン506と同様に、if-then-elseアイコン
507は子アイコンを持つことはできないが、仲間アイ
コンを必要とする。プレゼンテーション中でif-then-el
seアイコンにおいて指定された条件が真であるときに、
プレゼンテーションはそれに対する仲間アイコンの処理
を実行する。そして、if-then-elseアイコンの次のelse
部分のアイコンの処理をスキップする。条件が偽である
場合には、プレゼンテーションはif-then-elseアイコン
に続く兄弟アイコンであるelse部分のアイコンの処理を
実行する。プレゼンテーションにおけるif-then-elseア
イコン507は文エディタ(後述)を用いて定義され
る。
【0066】図4に戻り、主アイコンメニュー400は
割り込みアイコン430も有する。割り込みアイコン4
30をフローエディタ210を用いてユーザが選択する
と、図5Bの割り込みアイコンサブメニュー510が主
アイコンメニュー400に替わってディスプレイ画面の
下部に表示される。好適な実施例では、割り込みアイコ
ンサブメニュー510は3つの割り込みアイコン、即
ち、(1)キーボード割り込みアイコン511、(2)
マウス割り込みアイコン512、及び(3)除去割り込
みアイコンからなる。これらのアイコンは、実行中のプ
レゼンテーションに割り込みがかかったときに実行され
る処理を定義するために用いられる。
【0067】キーボード割り込みアイコン511は、あ
るキーが押されると実行中のプレゼンテーションに対し
て割り込みをかけるアイコンである。所定のキーの1つ
が押されると、プレゼンテーションは停止し、キーボー
ド割り込みアイコンの子アイコンの処理が実行される。
従って、キーボード割り込みアイコン511は子アイコ
ンや兄弟アイコンを持つことができる。尚、キーボード
割り込みアイコン511は、キーボード割り込みアイコ
ン要求領域やオブジェクトエディタ250(後述)を用
いて定義される。ここで、キーボード割り込み要求領域
の初期化は、カーソルをGRID310のアイコン上に
置き、マウスの左ボタン113をダブルクリックするこ
とで行う。また、キーボード割り込み要求領域は、選択
されるとオブジェクトエディタ250に移ることができ
るガジェットを有する。
【0068】マウス割り込みアイコン512は、マウス
ボタン112又は113がクリックされるとプレゼンテ
ーションに対して割り込みをかけるアイコンである。マ
ウス割り込みアイコン512は、ディスプレイ画面12
2上のある領域内でマウスをクリックすることで、プレ
ゼンテーションの流れを中断する処理を定義するもので
ある。割り込みがかかると、プレゼンテーションは停止
し、割り込みアイコンの子アイコンの処理が実行され
る。マウス割り込みアイコン512は、マウス割り込み
アイコン要求領域やオブジェクトエディタ250(後
述)を用いて定義される。マウス割り込み要求領域の初
期化は、カーソルをGRID310のアイコン上に置
き、マウスの左ボタン113をダブルクリックすること
で行う。マウス割り込み要求領域は、選択されたとき、
オブジェクトエディタ250に移ることができるガジェ
ットを有する。
【0069】最後に、除去割り込みアイコン513は、
プレゼンテーションのGRID310上で同一の列に位
置し、同一の親アイコンをもつ割り込みアイコンの実行
を抑止するアイコンである。このアイコン513は子ア
イコンを持たない。主アイコンメニユー400の他のサ
ブメニューとしては、図5Cに示すデータアイコンサブ
メニュー520がある。データアイコンサブメニュー5
20には、プレゼンテーションにおける変数やデータ入
力形式の定義、データベースに対するデータ蓄積或いは
取り出し、印刷或いはファイル出力の定義を行うための
アイコンが含まれる。データアイコンサブメニュー52
0のデータアイコンの中で、選択アイコン521、読み
出し/書き込みアイコン522、削除アイコン523
(図5C)の3つのアイコンがデータベースに対するデ
ータ操作に関連するアイコンである。
【0070】サブメニュー520中の選択アイコン52
1は、データベースファイルをオープンしたり、1つ或
いは複数のフィールドを用いて記録を選択するために用
いられる。選択アイコンは他のアイコンを子アイコンと
して持つことができる。1つ或いは複数のフィールドは
キーフィールドである。詳細についてはデータベースエ
ディタ230とともに後述するが、キーはデータベース
記録構造の1つ或いは複数のフィールドから構成され、
特定の記録を有するデータファイルを検索するときに用
いられる。例えば、従業員情報のデータベースでは、従
業員情報を姓名や従業員IDによってアルファベット順
に並べる。従って、データベースの作成においては、姓
名フィールドや従業員IDフィールドがキーフィールド
として指定される。このようにして、従業員ID或いは
従業員の姓名を指定することで、ユーザはデータ記録に
アクセスすることができる。プレゼンテーションにおけ
る選択アイコン521は選択アイコン要求領域を用いて
定義される。
【0071】データアイコンサブメニュー520中の他
のデータアイコンとして、読み出し/書き込みアイコン
522がある。このアイコン522は、選択アイコン5
21によって前もって選択されたデータベース記録の読
み出し処理や書き込み処理を実行する。読み出し/書き
込みアイコン522は、子アイコンを持つことはできな
い。このアイコンを用いるときには、ユーザはデータベ
ース記録のフィールドに対する変数を指定し、適切な動
作(読み出し、挿入、更新)を選択する。プレゼンテー
ションにおける読み出し/書き込みアイコン522は、
読み出し/書き込みアイコン要求領域を用いて定義され
る。
【0072】データアイコンサブメニュー520中の他
のデータアイコンとして、削除アイコン523がある。
このアイコン523は、現在選択されている記録を削除
する処理を行う。このアイコン523は子アイコンを持
たず、削除アイコン要求領域を用いて定義される。デー
タアイコンサブメニューの次のアイコンは、変数アイコ
ン524である。このアイコン524は、ユーザによっ
て指定された評価文に基づいて新たな大局的変数を定義
したり、既存の変数に新たな値を代入したりするために
用いられる。大局的変数と局所的変数との相違について
は従来のものと同一である。大局的変数はプレゼンテー
ションのどこからでも参照することができるが、局所的
変数はある特定の領域、例えばサブルーチンのみからし
か参照できない。変数アイコン524は子アイコンを持
つことができず、変数アイコン要求領域や文エディタ2
80を用いて定義される。
【0073】データアイコンサブメニュー520の次の
アイコンは、出力アイコン525である。出力アイコン
525は、一列の出力をディスクファイルやプリンタに
送るために用いられる。出力アイコン525は子アイコ
ンを持つことができず、出力アイコン要求領域を用いて
定義される。データアイコンサブメニュー520におい
て、出力アイコン525の右隣にはデータ型アイコン5
26がある。このアイコン526は、プレゼンテーショ
ンの実行中にユーザが入力する画面上のデータ入力型を
定義するためのものである。データ型アイコン526は
他のアイコンを子アイコンとして持つことができる。こ
こで、型のデータフィールドを定義するためにはオブジ
ェクトエディタ250(後述)を用いる。
【0074】最後に、データアイコンサブメニュー52
0中のデータ型終了アイコン527は、データ型処理を
終了するために用いられる。型終了アイコン527は子
アイコンを持つことができず、データ型アイコン526
の子アイコンとしてのみ用いられる。図4に戻り、デー
タアイコン440の右隣に、待機アイコン450があ
る。ユーザが待機アイコン450を選択すると、図5D
に示す待機アイコンサブメニュー530が主アイコンメ
ニュー400に替わってディスプレイ画面122の下部
に表示される。待機アイコンサブメニュー530は5つ
のアイコンから成る。
【0075】待機アイコンサブメニュー530の第1の
アイコンは、グループ待機アイコン531である。この
アイコンは待機アイコンをまとめるために用いられる。
グループ待機アイコン531は、待機アイコンサブメニ
ュー530中の他の特定の待機アイコンの親アイコンと
して機能する。即ち、子アイコンの1つ或いはすべての
処理が終了するまで待機する。
【0076】待機アイコンサブメニュー530中の次の
アイコンは、条件付き待機アイコン532である。この
アイコン532は、ある条件が真になるまで待機するア
イコンである。条件が真になると、処理は続行される。
このアイコン532は子アイコンをもつことはできず、
条件の定義は条件付き待機アイコン要求領域や文エディ
タ250(後述)を用いて行う。
【0077】待機アイコンサブメニュー530中の次の
アイコンは、キーボード待機アイコン533である。こ
れは所望のキーが押されるまでプレゼンテーションを停
止させ待機するアイコンである。このアイコン533は
子アイコンを持つことができない。ユーザがこのアイコ
ン533を選択したときには、2つのオプションがあ
る。1つは特定のキーが押されるまで待機するものであ
る。1つは何らかのキーが押されるまで待機するもので
ある。この待機アイコン533の条件を定義するために
は、キーボード待機アイコン要求領域とオブジェクトエ
ディタ250とが用いられる。キーボード待機アイコン
533における表示オブジェクトやテキストは、オブジ
ェクトエディタ250(後述)において作成される。
【0078】待機アイコンサブメニュー530中の次の
待機アイコンは、マウス待機アイコン534である。こ
のアイコン534は、所望のマウスボタン112又は1
13(図1)がクリックされるまでプレゼンテーション
を停止させ待機するアイコンである。マウス待機アイコ
ン534は子アイコンを持つことはできない。キーボー
ド待機アイコン533と同様に、マウス待機アイコン5
34も2つのオプションをもつ。1つはディスプレイ画
面122上の特定の領域においてマウスがクリックされ
るまで待機するものであり、1つは何らかのマウスクリ
ックまで待機するものである。この待機アイコン534
の条件の定義は、マウス待機アイコン要求領域とオブジ
ェクトエディタ250とを用いて行われる。マウス待機
アイコン534における表示オブジェクトやテキスト
は、オブジェクトエディタ250(後述)において作成
される。
【0079】最後に、待機アイコンサブメニュー530
中の最後のアイコンは、遅延アイコン535である。遅
延アイコン535は、所定の時間プレゼンテーションを
停止させるために用いられる。これはユーザからの応答
は必要としない。このアイコン535は子アイコンを持
つことはできない。このアイコンを用いることで、評価
中或いはプレゼンテーションの実行中、評価部240は
所定の時間が経過するまで次のアイコンの処理に移るこ
とができない。遅延アイコン535の条件の定義は、遅
延アイコン要求領域を用いて行われる。
【0080】図4に戻り、主アイコンメニュー400は
AVアイコン460をも含む。このアイコンが選択され
ると、図5Eに示すAVアイコンサブメニュー540が
主アイコンメニューに替わってディスプレイ画面122
(図1)の下部に表示される。AVアイコンは、ビデ
オ、アニメーション、音、音声、音楽ファイルを再生し
たり、絵やグラフィックスを表示したりする処理の実行
に用いられる。
【0081】AVアイコンサブメニュー540の中で左
端のアイコンが表示アイコン541である。表示アイコ
ン541は、絵などの視覚的な情報を表示する背景画面
を定義するために用いられる。このアイコン541で
は、アイコン要求領域を用いて画面解像度、色やパレッ
トの数、絵のサイズなどのパラメータを定義する。ま
た、表示アイコン541は、ディスクドライブ105
(図1)からビットマップ画像を取り出してディスプレ
イ画面122に表示するためにも用いられる。ビットマ
ップ画像は従来のものと同一であるため、ここでは説明
しない。表示アイコン541は、AVアイコンサブメニ
ュー540中の他のAVアイコンと同様に、他の表示ア
イコンを子アイコンとして持つことができる。
【0082】AVアイコンサブメニュー540におい
て、表示アイコン541の右側には、ディジタル音アイ
コン542がある。このアイコン542は、前もってデ
ィジタル化された記録音声や音を再生するために用いら
れる。このアイコン542は、子アイコンを持つことは
できず、ディジタルアイコン要求領域を用いて定義され
る。
【0083】AVアイコンサブメニュー540の次のア
イコンは、合成音声アイコン543である。合成音声ア
イコン543は、ユーザが入力したテキストやASCI
Iテキストファイルがらのテキストを音として再生する
ために用いられる。このアイコン543は子アイコンを
持つことはできず、合成音声アイコン要求領域を用いて
定義される。
【0084】AVアイコンサブメニュー540中で合成
音声アイコン543の次には、音楽アイコン544があ
る。音楽アイコン544は音楽ソフトウエアプログラム
で作成された音楽スコアを再生するために用いられる。
このアイコン544も子アイコンを持つことができず、
音楽アイコン要求領域を用いて定義される。AVアイコ
ンサブメニュー540の左から4番目のアイコンは、グ
ラフィックスアイコン545である。このアイコンは、
ディスプレイ画面122(図1)を変更及び制御するた
めに用いられ、(オブジェクトエディタを用いて作成さ
れた)表示オブジェクトをディスプレイ画面122上に
置くことができる。このアイコンを用いると、色サイク
リング効果を指定することもできる。多くのAVアイコ
ンと同様に、このアイコン545も子アイコンを持つこ
とができず、グラフィックスアイコン要求領域を用いて
定義される。
【0085】AVアイコンサブメニュー540中のグラ
フィックスアイコン545の右側には、ブラシアイコン
546がある。このアイコン546は、現在のディスプ
レイ画面122の上部に特定の画像ファイルを重ね書き
するために用いられる。ブラシアイコン546も子アイ
コンを持つことはできない。ブラシアイコン546と表
示アイコン561との相違点は、ブラシアイコンはディ
スプレイ画面122に現在表示されている背景画像やグ
ラフィックスを覆わない点である。また、解像度などの
ような画面パラメータの変更も行わない。しかしなが
ら、このアイコン546を定義するためのブラシアイコ
ン要求領域を用いてパレットの変化を指定することはで
きる。
【0086】AVアイコンサブメニュー540は、映像
アイコン547をも含む。映像アイコン547は、図1
のプラットフォームの一部であるビデオディスクプレー
ヤから映像シーケンスの一部や静止画像を再生するため
に用いられる。映像アイコン547は子アイコンを持つ
ことはできず、映像アイコン要求領域を用いて定義さ
れ、ビデオディスク制御部260(後述)を利用する。
【0087】AVアイコンサブメニュー540中の映像
アイコン547の右側には、アニメーションアイコン5
48がある。アニメーションアイコン548は、従来の
ペイント/アニメーションソフトウエアを用いて作成さ
れたアニメーションファイルを再生するために用いられ
る。アニメーションアイコンは子アイコンを持つことは
できず、アニメーションアイコン要求領域を用いて定義
される。
【0088】AVアイコンサブメニュー540の右端に
は、テキストファイルアイコン549がある。テキスト
ファイルアイコン549はディスプレイ画面にASCI
Iファイルからのテキストを表示するために用いられ
る。テキストファイルアイコンは子アイコンを持つこと
はできず、テキストファイルアイコン要求領域を用いて
定義される。図4に戻り、主アイコンメニュー400の
右端のアイコンは、モジュールアイコン470である。
ユーザがモジュールアイコン470を選択すると、主ア
イコンメニューに替わって図5Fに示すモジュールアイ
コンサブメニュー550がディスプレイ画面122(図
1)上に表示される。
【0089】モジュールアイコンサブメニュー550は
6つのアイコンから成る。モジュールアイコンサブメニ
ュー550中の第1のアイコンはモジュールアイコン5
51である。モジュールアイコン551は、プレゼンテ
ーションを構造化するために用いられる。このモジュー
ルアイコン551は、他のモジュールアイコンを含むア
イコンの親アイコンとして用いられる。従って、モジュ
ールアイコン551はモジュールアイコンや他のアイコ
ンを子アイコンとして持つことができる。またモジュー
ルアイコン551は他の親アイコンの子アイコンとなる
こともできる。モジュールアイコンの定義は、モジュー
ルアイコン要求領域や文エディタ280を用いて行う。
ここで、プレゼンテーションのモジュールにおいて定義
された変数は、そのモジュールに対して局所的な変数と
なる。例えば、図7Aのモジュールアイコン705にお
いて変数を定義すると、これらの変数はアイコン71
0、720、730といったモジュールアイコン705
の子孫の評価中有効となる。即ち、これらの局所的変数
は、モジュールアイコン705の兄弟アイコン(不図
示)の評価中では参照されない。
【0090】モジュールアイコンサブメニュー550の
他のアイコンは、サブルーチンアイコン552である。
サブルーチンアイコン552は、プレゼンテーションに
おいて繰り返し用いる処理を構造化するもう一つの手法
を提供するアイコンである。サブルーチンアイコン55
2は他のアイコンを子アイコンとして持つことができる
が、自身を子アイコンとして持つことはできない。常に
GRIDの左端の列に存在しなければならず、従って、
第1のモジュールアイコンの兄弟となることもある。サ
ブルーチンアイコン552の定義は、サブルーチン要求
領域と文エディタ280を用いて行う。サブルーチンア
イコンにおける変数は、上述のモジュールアイコン54
1と同様に局所的なものである。
【0091】モジュールアイコンサブメニュー550中
のサブルーチンアイコン552の右隣には、終了アイコ
ン553がある。終了アイコン553は、プレゼンテー
ションの作成或いはプレゼンテーションの実行の終了時
に、フローエディタ210に戻るために用いられる。モ
ジュールアイコンサブメニュー550の次のアイコン
は、リターンアイコン554である。リターンアイコン
554は、サブルーチンの実行を停止し、呼出しアイコ
ン501に続く次のアイコンに制御を戻す。このアイコ
ン554は、子アイコンを持つことができず、サブルー
チンの流れの一部として用いられるのみである。好適な
実施例におけるフローエディタ210では、サブルーチ
ンの外側にリターンアイコン554を据えることはでき
ない。
【0092】実行アイコン555は、モジュールアイコ
ンサブメニュー550の隣に位置するアイコンである。
実行アイコン555は外部プログラムを参照し、プレゼ
ンテーションの流れの一部として外部プログラムを実行
するアイコンである。実行アイコン555は子アイコン
を持つことはできず、実行アイコン要求領域を用いて定
義される。
【0093】モジュールアイコンサブメニュー550中
のタイマーアイコン556は、プレゼンテーションの特
定の部位の時間を計るために用いられる。タイマーアイ
コン556はプレゼンテーションを停止させないが、少
数点以下2けたまでの経過時間を測定するストップウオ
ッチとして機能する。このアイコン556も子アイコン
を持つことができず、タイマーアイコン要求領域を用い
て定義される。
【0094】モジュールアイコンサブメニュー550中
の最後のアイコンは、資源制御アイコン557である。
資源制御アイコン557は、絵、音、アニメーション、
音楽のような資源をプラットフォーム100(図1)の
メモリ135にロード及びアンロードするのに用いられ
る。このアイコン557は、システムが必要な情報をロ
ードするために、プレゼンテーションの途中で長い待ち
を低減するのに用いられる。このアイコン557も子ア
イコンを持つことができず、資源アイコン要求領域を用
いて定義される。
【0095】図6に戻り、典型的な編集作業の流れを示
しながら、アイコンメニューの動作の流れについてさら
に説明を加える。好適な実施例においてフローエディタ
210が開始されると、上部に画面ヘッダ、下部にアイ
コンパネル、左にタイトルがつけられていないフローウ
インドウのプレゼンテーションがディスプレイ画面12
2上の編集画面に表示される。
【0096】この編集作業は、空のフローウインドウ3
00中に特定のアイコンを選択して据えることによって
開始される。ディスプレイ画面122の下部にパネルと
してはじめに表示されるアイコンは、好適な実施例が提
供する様々な種類の処理を表わす主アイコンメニュー4
00(図4参照)である。ここで、カーソルをアイコン
上に移動させ、マウスをクリックする(即ち、アイコン
を選択する)と、ディスプレイ画面122の下部のパネ
ルに主アイコンメニュー400(図4)から選択された
アイコンサブメニュー(図5A〜5F)が表示される。
例えば、好適な実施例の主アイコンメニュー400に
は、視聴覚的な処理を含むサブメニューを表現するAV
アイコン460が存在する。このAVアイコン460に
対応するサブメニューとして、図5Eに示す上述のアイ
コンが表示される。
【0097】所望のサブメニューが表示されると、サブ
メニュー中の一つのアイコンが次の手段により選択され
る。即ち、(1)アイコン上にカーソルを移動させ、
(2)マウスの左ボタン113を押し、(3)マウスの
左ボタンを押したままアイコンを移動させ、(4)マウ
スによって保持された選択アイコンを、フローウインド
ウ300のGRID310内の適切な一に位置付け、
(5)マウスの左ボタン113を離すことによって、ア
イコンの選択を行う。ここで選択されたアイコンはGR
ID310上で表示されているプレゼンテーション内に
付け加えられる。
【0098】アイコンの定義は各アイコンに特有の要求
領域を用いて行われる。GRID310内のアイコンの
要求領域は、マウスの左ボタン113をダブルクリック
することで「オープン」される。すると、ディスプレイ
画面122上にアイコン要求領域が表示される。要求領
域を初めてオープンしたときには、所定のパラメータ
(情報)のみを記した空の領域が表示される。要求領域
には、ユーザがパラメータを入力したり修正したりする
領域であるところのボタンがあり、適切なボタンをクリ
ックすることでパラメータの修正を行うことができる。
また、あるボタンをクリックすると、数値の入力やディ
スク内のディレクトリーからのファイルの選択などのた
めの要求領域が更に表示される。
【0099】各アイコンはアイコン特有のパラメータ、
即ち特有のアイコン要求領域を持つが、以下では、図5
Eにおいて説明したアニメーションアイコン548を例
に、アイコン要求領域について説明を加える。図8は、
好適な実施例におけるアニメーションアイコン548の
アイコン要求領域800を示している。アニメーション
アイコン548は、従来のペイント/アニメーションソ
フトウエアを用いて生成されたアニメーションファイル
を再生するために用いられる。アニメーションアイコン
要求領域800は、アニメーションアイコンのパラメー
タを指定、即ちアニメーションアイコン548を定義す
るために、ユーザが入力するいくつかの情報のフィール
ドから構成される。またアニメーションアイコン要求領
域800は、アイコンパラメータを指定したり、ディス
プレイ画面122上の要求領域の位置を再指定するため
に用いられるガジェットからも構成される。これらのガ
ジェットを初期化するためには、ディスプレイ画面12
2内のガジェット上にマウスを用いてカーソルを移動さ
せ、マウスの左ボタン113をクリックする。これによ
り、アイコン要求領域のガジェットを用いてアイコンの
パラメータを変更することができる。
【0100】アニメーションアイコン要求領域の第1の
ガジェットは、ディレクトリガジェット810であり、
ファイル要求領域を用いて再生するアニメーションファ
イルの名前を選択する。一方、アニメーションアイコン
要求領域800内のファイル名フィールド815上でマ
ウスの左ボタン113をクリックして、フィールド81
5にアニメーションファイル名を書き込むこともでき
る。また、アニメーションアイコン要求領域800はデ
フォールトで「ON」である重ね書き画面ガジェット8
20を有し、このガジェットが「ON」であると過去の
画面に替えてアニメーションファイルの画面解像度が用
いられる。これに対して、このガジェット820上でマ
ウスの左ボタンをクリックすると、プレゼンテーション
の実行中、評価部240は現在の解像度、即ち表示され
ていた最後の画面の解像度を仮定することになる。
【0101】パレットガジェット825は、現在のパレ
ットと重ね書きパレットとを指定するために用いられ
る。パレットは、ディスプレイ画面122上で表示され
る色の種類を定義するものである。パレットガジェット
825のデフォルートは現在のパレットであり、指定し
たアニメーションは現在の表示色パレットを用いて表示
される。ユーザが重ね書きを選択すると、ディスプレイ
画面122上で表示されている現在の色に替えて、アニ
メーションファイルのパレットが用いられる。
【0102】ループガジェット830は、アニメーショ
ンを指定回数繰り返して再生するときに選択するガジェ
ットである。ループの繰り返し回数の指定は、repsガジ
ェット835をマウスの左ボタン113でクリックし
て、repsフィールド835aに繰り返し回数を書き込む
ことで行う。図8ではループガジェット830が選択さ
れていないため、repsガジェット835は影で表示され
ている。ユーザがループガジェット830を選択する
と、repsガジェット835の影は消え、repsフィールド
835a中の数、例えば“0”を変更することができる
ようになる。
【0103】アニメーションアイコン要求領域800内
の左ガジェット845と上ガジェット850とは、選択
アニメーションファイル画像の左上角の座標を指定する
ために用いられる。この座標を指定するためには、単に
どちらかのガジェット上をマウスの左ボタンでクリック
して、所定の値をフィールド845aや850aに書き
込めば良い。アニメーションアイコン要求領域800内
の切り替えガジェット860は、アニメーションの第1
画面に切り替えるときに用いる画面パターンを指定する
ためのものである。
【0104】アニメーションアイコン要求領域800に
は、更にプレビューガジェット865、ヘルプガジェッ
ト870、リセットガジェット875、キャンセルガジ
ェット880が存在する。プレビューガジェット865
は、プレゼンテーションの作成中、プレゼンテーション
を実行させずに動作を確認するために用いられる。ヘル
プガジェット870は好適な実施例におけるヘルプシス
テム270を起動させ、この場合では、アニメーション
アイコン要求領域800に関するヘルプ情報をユーザに
提示する。リセットガジェット875は、アニメーショ
ンアイコン要求領域において指定されたすべてのパラメ
ータをクリアするためのものである。キャンセルガジェ
ット880はアニメーションアイコン要求領域800を
キャンセルし、フローエディタ210においてアニメー
ションアイコンを選択し、ダブルクリックしてアニメー
ションアイコン要求領域を起動させた時点にまで戻る処
理を行う。
【0105】アイコン名フィールド885は、GRID
310上に表示されるアイコンに対して、意味のある名
前を与える際に用いられる。アイコンに対して名前をつ
けると、特定のアイコンを探す際に便利である。尚、こ
のフィールドの利用方法は内容については、ユーザにす
べて任されている。アイコン名をアイコン名フィールド
885に入力するには、アイコン名フィールド885上
でマウスの左ボタン113を単にクリックすれば良い。
【0106】メモガジェット890は、要求領域内での
み表示されるアイコンの動作に関する説明を付け加える
ためのものである。尚、このフィールドの利用方法は内
容については、ユーザにすべて任されている。メモをメ
モフィールド890に入力するには、メモフィールド8
90上でマウスの左ボタン113を単にクリックすれば
良い。
【0107】ポーズガジェット892は、アニメーショ
ンが終了する前に、アニメーションアイコンに続くアイ
コンを開始するかを指定するガジェットである。ポーズ
ガジェット892が選択されると、兄弟アイコンが開始
される前にアニメーションは終了する。一方、ポーズガ
ジェット892が選択されていないと、アニメーション
が開始され、その表示中に兄弟アイコンの処理が実行さ
れる。アニメーションアイコン要求領域中の他のガジェ
ット、例えばドラッグバーガジェット320などについ
ては、図3のフローウインドウ300の説明の際に説明
した。
【0108】すべてのパラメータを適切にセットし、す
べての要求領域に存在する「OK」ボタン985をクリ
ックすると、要求領域はクローズし、パラメータ情報は
記憶される。その後、要求領域の参照或いは編集のため
に要求領域をオープンすると、以前にセットされたパラ
メータが表示される。 C.プレゼンテーション構造 好適な実施例では、上述のアイコンを用いて、プレゼン
テーションを作成したり、既に作成したプレゼンテーシ
ョンを操作或いは編集したり、プレゼンテーションを実
行したりすることができる。しかしながら、各アイコン
はプレゼンテーションの評価中に実行する動作を単に示
すだけのものであり、またアイコン要求領域はその動作
を定義するために用いられるものである。上述のよう
に、好適な実施例におけるアイコンには、プレゼンテー
ションにおいてアイコン処理を実行する順番を決定する
家族関係が存在する。この家族関係が評価部240にお
いて評価されるプレゼンテーションの基盤構造となる。
図9Aはプレゼンテーションの構造の例を示したもので
あり、評価部240がプレゼンテーション構造を評価及
び実行する手順を決定するのみならず、フローエディタ
210がユーザからのコマンドに応じてプレゼンテーシ
ョン構造内を移動する手順をも決定する。
【0109】好適な実施例において生成されたプレゼン
テーション構造は、1つのルートイベント(不図示)
と、1つ或いは複数のイベントやコマンドとから成る。
ルートイベントはプレゼンテーション構造の一部である
が、これについては以下の評価部240の処理に関する
説明の際に説明する。イベントは子アイコンを持つアイ
コンであり、コマンドは子アイコンを持たないアイコン
である。
【0110】図9Aの小ブロック900は、フローエデ
ィタ210において表示されるプレゼンテーション例を
示したものである。2つのモジュールアイコン901と
903(双方とも子アイコンを持つ)と4つの他のアイ
コンが示されている。三角形が表示されているモジュー
ルアイコン901、903や他のすべてのアイコンは、
上述のように“0”、“1”或いは複数個の子アイコン
を持つことができる。これらのアイコンは内部的にはイ
ベント構造として表現される。一方、子アイコンを持た
ないアイコンは内部的にはコマンド構造として定義され
る。
【0111】コマンド構造とイベント構造は、イベント
構造がコマンド構造を包含するものであり、類似した構
造を有するものである。ここではこれらの構造に関する
詳細については説明しないが、親リスト、子リスト、参
照リスト、特定データポインタが主な構成要素である。
リスト構造は従来のオペレーティングシステムにより定
義されており、リスト内容を高速かつ容易に管理するこ
とができる。イベントとコマンドとも親リストと特定デ
ータポインタとを有するが、イベント構造のみが子リス
トと参照リスト要素を有する。これは図9Aに示されて
いる。例えば、イベント構造901は親リスト950、
子リスト951、参照リスト952、特定データ要素9
53を有するが、コマンド構造902は親リスト955
と特定データ要素956とを有する。
【0112】プレゼンテーションにおいてイベント構造
とコマンド構造とを結ぶデータ構造は、「LinkNode」と
呼ばれる。LinkNodeは、リスト要素から成る小メモリ領
域である。例えば、LinkNode911はイベントノード9
01とコマンドノード902とを結ぶものである。イベ
ント構造901の子リスト951はLinkNode911を指
し、LinkNode911がポインタフィールド960によっ
てコマンド構造902を指す。
【0113】また「CondNode」と呼ばれるLinkNodeの拡
張版も存在する。CondNodeはフローエディタ内で2つの
アイコンが同一水平線上に表示されているときに用いら
れ、イベント構造の子リスト上のみに存在する。例え
ば、図9Aでは、CondNode919は小ブロック900内
に表示されている条件付きgoto文に対応する。他のLink
Nodeと同様に、CondNode919は条件付きgotoアイコン
を表現するコマンド構造905を指すポインタフィール
ドを有する。また、CondNode919は、条件が真である
場合に実行されるプレゼンテーション構造中の他のコマ
ンドやイベントを指すものであり、CondNode919は参
照コマンド構造902を指す参照ポインタフィールド9
70を有する。
【0114】尚、ブロック900のプレゼンテーション
例の構造を表現するプレゼンテーション構造910の例
には、すべての構造が示されている。イベントの1つの
子供に対して、必ず1つのLinkNode或いはCondNodeが存
在する。図9Bでは、イベントE1・901は2つの子
供、コマンドC1・902と他のイベントE2・903
とを有する。E1の子リスト上には、2つのLinkNode9
11と915が存在し、それぞれ2つの子供のうちの1
つを指している。同様に、イベントE2・903の子リ
ストは2つの要素を持つ。1つはコマンドC2・904
を指すLinkNode921であり、1つはコマンドC3 9
05を指すCondNode919である。コマンドC3・90
5は、図9Aのブロック900に示した条件付きgotoア
イコンを表現している。ここで条件付きgotoアイコンの
実行には参照する処理が必要となるため、CondNodeには
プレゼンテーション中の他で定義されたイベントやコマ
ンドを指す項970が存在する。図9Aの例では、参照
されるアイコンはコマンドC1・902である。
【0115】再び図9Aを参照すると、他のアイコンの
子アイコンであるものは、親リスト950、955、9
57上に少なくとも1つの項を有する。このリスト上に
はLinkNodeしか含まれず、子アイコンを指定したプレゼ
ンテーション中の場所を容易に特定することが可能とな
っている。リスト上の第1番目の要素は、子アイコンを
指定したLinkNodeを有するイベントに対するポインタで
ある。これらは「ActionLink」LinkNode912、91
4、918、920と呼ばれる。図9Aには、1つの要
素のみを持つ親リスト(イベントE2・903,コマン
ドC2・904、コマンドC3・905)が示されてい
る。
【0116】アイコンの親リスト上に存在する2番目以
降のLinkNodeはアイコンの親子関係を表わすものではな
く、ReferenceLink LinkNodeと呼ばれる。これは、参照
するイベントの参照リスト上に、このアイコンを参照す
るLinkNodeが存在することを意味する。コマンドC1・
901の親リストのみが1つ以上のLinkNodeを有する
が、これはこのアイコンのみがプレゼンテーション中の
他の場所(条件付きGotoC3・905)から参照されて
いるためである。即ち、ReferenceLink LinkNode913
は、子リスト上に少なくとも1つのCondNodeを有するイ
ベントを指す。ここで、この子リストの指すアイコン
が、親リスト955上にReferenceLink LinkNodeを含む
アイコン902となる。また、イベントの参照リスト要
素はLinkNodeのみを有し、ActionList上のCondNodeによ
って参照されるすべての子供でないアイコンを指定す
る。例えば、図9Aでは、イベントE2・903はコマ
ンドC1・902を指すLinkNode916を含む参照リス
トを有する。
【0117】再び図9を参照すると、ほとんどのアイコ
ンの定義は、フローエディタ210中の要求領域を開
き、所望の情報を指定して、OKボタンを選択すること
で行われる。この情報は、イベント/コマンド構造中或
いは特定のデータポインタによって指定されるデータブ
ロック中に保持される。実際は、このポインタはノード
リストを指しており、ノードリストの各々にはアイコン
によって特定される情報の一部が保持されている。尚、
これらの情報はイベント/コマンド構造の占める領域を
小さく抑えるために、構造外に保持されることが多い。
【0118】コマンドC1・902はアニメションアイ
コンであり、「Example.Animfile」という名前のアニメ
ションをポーズモードで3回繰り返して見せる。また、
音声アイコンは、話す語句の特性をすべて定義したデー
タブロックを有する。これらは図9Bに示されており、
コマンドC1・902の特定データポインタ956はユ
ーザによってセット(後述)されたアニメションアイコ
ン(図9Aのブロック900)の動作情報を保持する特
定データブロック940を指している。同様に、コマン
ドC2・904の特定データポインタ958は、音声ア
イコン(図9Aのブロック900)の動作情報を保持す
る特定データブロック941を指している。
【0119】ブロック図に示す2つのイベントとも、少
なくとも1つの表現942、943、944を有する。
これらは表現と呼ばれるデータブロックに保持され、表
現の言語列を含む。プレゼンテーション中に評価部24
0がモジュールイベントに達すると、各表現が評価さ
れ、プレゼンテーションの他の場所で用いられる変数の
定義や再定義が行われる。
【0120】また、表現データブロックは、あるアイコ
ン(例えば、条件付きgoto,If-then ,If-then-else)
の条件付き表現文を定義するコマンドを指定するCondNo
deにおいても用いられる。図9Bにおいては、CondNode
919が表現データブロック945を指定している。 D.オーサリングシステム 本発明の好適な実施例では、ユーザがサブメニュー(図
5A〜5F)中のアイコンを用いて図9A〜9Bに示し
たような構造を持つプレゼンテーションを作成し、作成
したプレゼンテーションを評価することができるオーサ
リングシステムを備える。
【0121】図24の流れ図に示すように、ユーザがア
イコンサブメニューから1つのアイコンを選択すると、
システムはユーザの選択アイコンを受信する(ステップ
2410)。ユーザがサブメニュー中から選択したアイ
コンに基づいて、システムは選択アイコンに対応するプ
ラットフォーム100(図1)のメモリにデータ構造を
生成する(ステップ2420)。上述のように、各アイ
コンはプラットフォーム100上のCPU102が評価
処理中に実行する動作や処理を表現したものである。ま
た、選択アイコンの1つ或いは複数のデータ構造がプレ
ゼンテーションを形作る。
【0122】選択アイコンに対するデータ構造が生成さ
れると、システムは、ディスプレイ画面122のGRI
D310上のユーザが指定した位置に、選択アイコンを
表現する画像を表示する(ステップ2430)。アイコ
ンの選択を行い、選択アイコンをGRID310上に位
置付け、アイコンのパラメータを設定すると、ユーザは
データ構造の評価を行って選択アイコンのデータ構造に
よって表わされる動作を実行する。 E.編集処理(フローエディタ) 図10は、図2のフローエディタ210のブロック図を
示したものであり、フローエディタ210の3つの要
素、アイコンメニュー1010、編集ウインドウハンド
ラー1020、アイコン要求領域ハンドラー1030と
図2に示した好適な実施例のソフトウエア要素並びに図
1に示したコンピュータシステムとの関係を示してい
る。即ち、図10によれば、フローエディタ210のア
イコンメニュー1010は編集ウインドウハンドラー1
020のみに接続されている。しかし、アイコンメニュ
ー1010はプラットフォーム100(図1)上のディ
スクドライブ105、マウス110、キーボード115
に接続されている。フローエディタ210の動作のモジ
ュール化については、このようなモジュール化以外でも
良いが、好適な実施例では要素1010、1020、1
030とに分け、フローエディタ210の動作の説明を
分かり易くしている。即ち、本発明はここで示すフロー
エディタ210の構造のみに限定されるものではない。
【0123】フローエディタ210のアイコンメニュー
1010については、図4、図5A〜5F、図6を参照
しながら上述した通りである。一方、編集ウインドウハ
ンドラー1020は、文エディタ280を除くすべての
構成要素に接続される。即ち、フローエディタ210の
実行中に編集ウインドウハンドラー1020が文エディ
タ280をアクセスすることができない。これに対し、
編集ウインドウハンドラー1020は、応用ムーバ21
0、データベースエディタ230、評価部240、オブ
ジェクトエディタ250、ビデオディスク制御部26
0、ヘルプシステム270に対してアクセスすることが
できる。また、編集ウインドウハンドラー1020は、
アイコンメニューと共にフローエディタ210の一部で
あるため、アイコンメニュー1010と同じく他の要素
とも接続されている。
【0124】フローエディタ210の最後の構成要素
は、アイコン要求領域ハンドラー1030である。アイ
コン要求領域ハンドラー1030は、編集処理中にユー
ザが選択したアイコンを(アイコン要求領域を開いて)
定義する、即ち完全に記述するために用いられる。例え
ば、編集処理中、主アイコンメニュー400(図4)か
ら制御アイコン420を選択して制御アイコンサブメニ
ュー500(図5A)に入り、if-then アイコン506
を選択してGRID310上のプレゼンテーション中に
挿入する場合には、if-then アイコンに対する適切なア
イコン要求領域を用いてアイコンを定義する処理が必須
となる。このような定義により、プレゼンテーションが
if-then アイコンの「then」或いは仲間アイコンを実行
する条件が明確になる。
【0125】フローエディタ210の他の要素のよう
に、アイコン要求領域ハンドラー1030は、コンピュ
ータシステム100(図1)のディスクドライブ10
5、マウス110、キーボード115に接続されてい
る。また、アイコン要求領域ハンドラー1030は、評
価部240、オブジェクトエディタ250、ビデオディ
スク制御部260、ヘルプシステム270、文エディタ
280とも接続されている。即ち、ユーザがアイコンメ
ニューから選択アイコンを持ち、GRID310上のプ
レゼンテーション中にアイコンを置き、アイコン要求領
域ウインドウをエンターすると、ユーザは5つの構成要
素の内の1つをアイコン要求領域からアクセスすること
ができる。以下では、ヘルプシステム270を除くこれ
らの構成要素について詳述する。以下、図11A〜11
Gを参照しながら編集処理中の編集ウインドウハンドラ
ー1020の動作について説明する。
【0126】好適な実施例の処理を開始すると、編集ウ
インドウハンドラー1020の処理1100が自動的に
実行される。図11Aに示されているように、まず編集
ウインドウハンドラー1020は編集画面を開く(ステ
ップ1101)。編集画面はディスプレイ画面122中
の領域であり、0、1或いは複数のフローウインドウ
や、画面122下部のアイコンメニュー(図4、図5A
〜5F)や、画面122上部の主システムメニュー(不
図示)などが表示される領域である。
【0127】続いて、編集ウインドウハンドラー102
0は主アイコンメニュー400(図4)を編集画面上に
表示し(ステップ1103)、フローウインドウを開く
(ステップ1105)。このフローウインドウのタイト
ルは最初は未定(untitled)となっている。ここで、フ
ローエディタは、予め作成したプレゼンテーションをデ
ィスクドライブ105(図1)から取り出すとか、フロ
ーウインドウ300上で新規のプレゼンテーションの作
成を開始するとか、好適な実施例の他の処理、例えばデ
ータベースエディタを実行する処理を行うとかいったユ
ーザからの要求が入力されるまで待機する(ステップ1
107)。このようなユーザからの入力は、ディスプレ
イ画面122の所定の領域上までマウス110を用いて
カーソルを移動し、マウスの左ボタン113を押し、編
集ウインドウハンドラー1020の動作を選択すること
で行われる。尚、後述するように、このようなユーザか
らの入力を他の手段、例えばマウスの右ボタン112や
キーボード115上のキーなどを用いて行うことも可能
である。
【0128】ユーザが入力すると、編集ウインドウハン
ドラー1020は入力された処理を実行する。この際、
編集ウインドウハンドラー1020内で、カーソルがG
RID310内に存在するときにマウスの左ボタンをク
リックすると、図11Bのステップ1140に示す編集
ウインドウハンドラー1020の動作が開始される。一
方、GRID310の外で、またアイコンメニュー中の
アイコン上でない場所をクリックした場合には、そのク
リックは無視される。編集ウインドウハンドラー102
0は、ユーザがGRID310を含むフローウインドウ
内で入力した場合にのみ処理を行うのである。
【0129】図11Bは、GRID310内でアイコン
の挿入や編集を行う際の編集ウインドウハンドラー10
20の処理の流れを示している。まず、編集ウインドウ
ハンドラー1020は、現在コレクトモードにあるかど
うかを調べる(ステップ1140)。コレクトモードと
は、アイコンを再配置するためにGRID310内の複
数のアイコンをまとめて選択しているモードである。編
集ウインドウハンドラー1020がコレクトモードでな
い場合には(ステップ1140)、クリック位置がGR
ID310内のアイコン上であったかが判断される(ス
テップ1141)。ここで、アイコン上でなかった場合
には(ステップ1141)、GRID310内のアイコ
ンが選択されているかが判断される(ステップ114
2)。アイコンが選択されていないと、編集ウインドウ
ハンドラー1020は図11Aのステップ1107の処
理に移る。一方、アイコンが選択されている場合には、
アイコンの選択をはずしてから(ステップ1143)、
図11Aのステップ1107の処理に移る。
【0130】クリック位置がGRID310内のアイコ
ン上であった場合には(ステップ1141)、このアイ
コンが選択されているかの判断が行われる(ステップ1
144)。ここで、選択アイコンはGRID310内で
明るく表示される。選択されていないアイコンはGRI
D310内で明るく表示されない。アイコンが選択され
ていて、2番目のクリックが所定の時間内で行われた場
合には(ステップ1145)、選択アイコンに対してア
イコン要求領域ハンドラーが処理を開始する(ステップ
1146)。アイコン要求領域ハンドラー(後述)の処
理が終了すると、フローエディタは図11Aの編集ウイ
ンドウハンドラー1020のステップ1107の処理に
移る。所定の時間内にダブルクリックされなかった場合
には(ステップ1145)、編集ウインドウハンドラー
1020は直接図11Aのステップ1107の処理に移
る。
【0131】現在選択されているアイコンをユーザがク
リックしないと(ステップ1144)、編集ウインドウ
ハンドラー1020は前に選択されていたアイコンの選
択を外し、GRID310から現在のアイコンを選択す
る(ステップ1147)。新たなアイコンが選択される
と、ユーザが選択アイコンの移動処理を行うかどうかの
判断がなされる(ステップ1148)。選択アイコンの
移動は、選択アイコン上にカーソルを置いたままマウス
の左ボタン113を押すことで行われる。選択アイコン
の移動処理が行われないときには(ステップ114
8)、編集ウインドウハンドラー1020の処理は図1
1Aのステップ1107に移る。一方、選択アイコンの
移動処理が入力されたときには(ステップ1148)、
編集ウインドウハンドラー1020は選択アイコンの移
動可能なオブジェクトを生成し、ユーザはマウスボタン
を離すまでアイコンを移動させることができる(ステッ
プ1149)。アイコンのGRID310内の新たなボ
ックスへの移動処理が完了すると、編集ウインドウハン
ドラー1020の処理は図11Aのステップ1107に
移る。
【0132】一方、編集ウインドウハンドラー1020
がコレクトモードである場合には(ステップ114
0)、図11Cのステップ1150の処理が行われる。
コレクトモードでは、まず水平、垂直方向にまとめるこ
とのできるアイコンの論理的最小数、最大数が決定さ
れ、ユーザがマウスの左ボタン113をクリックした時
点でGRID310内に長方形が生成されて、コレクト
処理が開始される(ステップ1150)。次いで、ユー
ザがマウスの左ボタン113を離すまで、マウスの移動
にあわせて長方形のサイズが変更される(ステップ11
51)。続いて、編集ウインドウハンドラー1020は
要求領域をユーザに提示して、長方形によって指定され
た領域の確認を行う(ステップ1152)。そこで、領
域内のアイコンの集合で良いとユーザが答えるかをチェ
ックする(ステップ1153)。良いと答えた場合に
は、編集ウインドウハンドラー1020はモジュールア
イコン(親アイコン)を生成して、モジュールアイコン
を選択グループ中の第1のアイコンとして位置付け、長
方形領域内の選択アイコンを新たなモジュールアイコン
の子アイコンとする(ステップ1154)。コレクトモ
ードの処理が完了するか、ユーザが領域の確認を行わな
いと(ステップ1152)、編集ウインドウハンドラー
1020の制御の流れは図11Aのステップ1107に
戻り、ユーザの入力を待つ状態となる。
【0133】一方、カーソルがディスプレイ画面122
上の所定の位置にあり、フローウインドウ300の矢印
キー345、350(或いは従来のキーボード上の矢印
キー)、或いはフローウインドウのスクロールバー33
5、340が押された場合には(ステップ1111)、
編集ウインドウハンドラー1020はフローウインドウ
300内のGRID310上にあるプレゼンテーション
の表示されている部位を入力された方向に変更し(ステ
ップ1113)、フローウインドウ300を再表示する
(ステップ1117)。そして、編集ウインドウハンド
ラー1020はステップ1107に戻り、ユーザの次の
入力を待つ状態となる。
【0134】また、カーソルがディスプレイ画面122
上のフローウインドウ300内にあり、サイズ変更ウイ
ンドウガジェット355(図1)が押され、ウインドウ
のサイズ変更を行う場合には(ステップ1115)、編
集ウインドウハンドラー1120はサイズ変更されたウ
インドウ300を再表示する(ステップ1117)。
尚、好適な実施例では、サイズ変更処理はプラットフォ
ーム100のオペレーティングシステムによって実行さ
れる。そして、編集ウインドウハンドラー1020はス
テップ1107に戻り、ユーザの次の入力を待つ状態と
なる。
【0135】ディスプレイ画面122上部の主システム
メニューから伸縮処理が選択されると、編集ウインドウ
ハンドラー1020は図11Dのステップ1160の処
理を実行する。伸縮処理では、子アイコンをその親アイ
コン内にまとめて、GRID310上の空間を広くする
ことができる。伸縮処理を行うために、まず編集ウイン
ドウハンドラー1020は現在選択されているアイコン
が親アイコンであるかを調べる(ステップ1160)。
親アイコンでない場合には、伸縮処理を終了し、図11
Aのステップ1107に戻る。
【0136】現在のアイコンが親アイコンである場合に
は(ステップ1160)、現在のアイコンの子アイコン
が表示されている(GRID310上に図示されてい
る)かを調べる(ステップ1161)。アイコンがGR
ID310上に表示されている子アイコンを有するとき
には、まず第1番目の子アイコンに着目し(ステップ1
162)、子アイコンを不図示とする。ここで、不図示
アイコンはGRID310上に表示されない。
【0137】第1番目の子アイコンを不図示とすると、
次いでGRID310上の次のアイコンが伸縮処理の対
象となる不図示アイコンの兄弟アイコンであるかが調べ
られる(ステップ1164)。兄弟アイコンである場合
には、この兄弟アイコンは不図示アイコンとなり(ステ
ップ1163)、ステップ1164を繰り返す。GRI
D310上の次のアイコンが子アイコンに対して兄弟ア
イコンでなかった場合には(ステップ1164)、ステ
ップ1160において選択された親アイコンの子アイコ
ンをGRID310に表示しないように、GRID31
0を再表示する(ステップ1168)。そして、編集ウ
インドウハンドラー1020はステップ1107に戻
り、ユーザの次の入力を待つ状態となる。
【0138】一方、現在のアイコンの子アイコンが現在
GRID310上に表示されていない場合には(ステッ
プ1161)、アイコンの第1番目の子アイコンに着目
して(ステップ1165)、この子アイコンを図示とし
(ステップ1166)、GRID310上に表示する。
次いで、GRID310上の次のアイコンが図示アイコ
ンの兄弟アイコンであるかが調べられる(ステップ11
67)。兄弟アイコンである場合には、この兄弟アイコ
ンは図示アイコンとなり表示される(ステップ116
6)。次のアイコンが図示アイコンの兄弟アイコンでな
い場合には(ステップ1167)、GRID310を再
表示して(ステップ1168)、伸縮処理を終了し、図
11Aのステップ1107に戻る。
【0139】編集ウインドウハンドラー1020中で、
ユーザがGRID310上のアイコンを選択し、ごみ箱
アイコン410(図4)中に選択アイコンを持っていく
と、図11Eに示す編集ウインドウハンドラー1020
のアイコンを削除するための動作が実行される。まず、
編集ウインドウハンドラー1020はGRID310上
に表示されているプレゼンテーション構造から選択アイ
コンを削除する処理を行う(ステップ1170)。次い
で、削除アイコンが親アイコンであるかを調べる(ステ
ップ1171)。親アイコンである場合には(ステップ
1171)、削除親アイコンの第1番目の子アイコンに
着目し(ステップ1172)、その子アイコンをプレゼ
ンテーション構造から削除する(ステップ1173)。
この子アイコンが他のアイコンの親アイコンである場合
には(ステップ1174)、ステップ1172に進み第
1番目の子アイコンに着目する。これは従来のプログラ
ミングにおける再帰処理である。
【0140】子アイコンが他のアイコンの親アイコンで
ない場合には(ステップ1174)、プレゼンテーショ
ン構造における次のアイコンが削除子アイコンの兄弟ア
イコンであるかを調べる(ステップ1175)。兄弟ア
イコンである場合には、この兄弟アイコンをプレゼンテ
ーションから削除し(ステップ1173)、この削除ア
イコンが他のアイコンの親アイコンであるかを調べる
(ステップ1174)。プレゼンテーションにおける次
のアイコンが親アイコンとともに削除される子アイコン
の兄弟アイコンでない場合には(ステップ1175)、
フローウインドウ300のGRID300内に表示され
ている残りのアイコンがあるかを調べる(ステップ11
76)。
【0141】GRID310内に残りのアイコンが存在
する場合には(ステップ1176)、削除アイコンを除
いてGRID310を再表示する(ステップ118
0)。残りのアイコンが存在しない場合には、現在表示
されているプレゼンテーションに残っているアイコンが
存在するかを調べる(ステップ1177)。表示されて
いるプレゼンテーション中にアイコンが残っている場合
には、少なくとも1つのアイコンが表示されるようにG
RID310の位置を変更する(ステップ1178)。
プレゼンテーション中にアイコンが残っていないと、編
集ウインドウハンドラー1020はモジュールアイコン
を生成し、モジュールアイコンをプレゼンテーションに
付加してタイトルが未定のプレゼンテーション状態をコ
ピーする(ステップ1179)。ステップ1178或い
はステップ1179の処理が完了すると、フローウイン
ドウ300内のGRID310を再表示して、図11A
のステップ1107に戻る。
【0142】図11Aにおいて、ユーザがアイコンを選
択してGRID310内に位置付けると(ステップ11
23)、編集ウインドウハンドラー1020は図11F
のステップ1181に進み処理を行う。ここでは、まず
選択されたアイコンが他のGRID310からコピーさ
れたものであるのか、或いは同一のGRID310の他
の部位からコピーされたものであるのかを調べる(ステ
ップ1181)。このようにコピーされたものである場
合には、アイコンならびにその子アイコンのコピーを作
成し、GRID310中に挿入する。
【0143】アイコンが他のGRID310から、或い
は同一のGRID310の他の部位からコピーされたも
のでない場合には(ステップ1181)、アイコンはア
イコンサブメニューからコピーされたものであり、編集
ウインドウハンドラー1020はGRID310上のア
イコンの位置が適切であるかを調べる(ステップ118
3)。また、アイコンとその子アイコンのコピーを作成
したあとも(ステップ1182)、編集ウインドウハン
ドラー1020はGRID310上のアイコンの位置が
適切であるかを調べる(ステップ1183)。アイコン
位置が適切であるかを調べる際には、新たな或いはコピ
ーされたアイコンが子アイコン、友達アイコン、兄弟ア
イコンになり得るかがチェックされる。
【0144】新たなアイコンの位置が適切でないときに
は、新アイコンがGRID310からコピーされたもの
であっても、アイコンサブメニューから選択されたもの
であっても、編集ウインドウハンドラー1020は新ア
イコンと子アイコンとを削除する(ステップ119
0)。そして、編集ウインドウハンドラー1020は図
11Aのステップ1107に戻る。
【0145】一方、新アイコンの位置が適切であるとき
には(ステップ1183)、編集ウインドウハンドラー
1020は、新アイコンが同一のGRID310の他の
部位から持ってきたものであるかどうかを調べる(ステ
ップ1184)。同一のGRID310内の他の位置か
ら持ってきた(コピーされたものではない)アイコン
は、元の位置の子供、孫の位置に置くことができないた
め、編集ウインドウハンドラー1020は新アイコンが
元の位置の下部位置に存在するかどうかを調べる(ステ
ップ1185)。即ち、新たなアイコンの位置を認識す
ると、元のアイコンの子リストをチェックして新たなア
イコンの位置が元のアイコンの下部位置となっているか
を調べる(ステップ1185)。下部位置に存在する場
合には、編集ウインドウハンドラー1020は図11F
の処理を終了させ、図11Aのステップ1107に進
む。一方、新たなアイコンの位置がプレゼンテーション
の領域外であった場合には、アイコンの移動は適切であ
ると判断し(ステップ1185)、編集ウインドウハン
ドラー1020はアイコンをGRID310上の元の位
置から削除する(ステップ1186)。また、アイコン
が同一のGRID310の他の部位から持ってきたもの
でない場合には(ステップ1184)、新たなアイコン
をGRID310上の指定された位置に置く(ステップ
1187)。
【0146】プレゼンテーションに付け加えられたアイ
コンが、アイコンサブメニューからのアイコンであり、
他のアイコンを参照するアイコン(例えば、呼出し、go
to,条件付きgoto)であるときには、参照位置ホルダー
が必要となる(ステップ1188)。新たなアイコンが
参照位置ホルダーを必要としないものである場合には、
編集ウインドウハンドラー1020の処理は図11Aの
ステップ1107に進む。そうでない場合には、参照位
置アイコンと呼ばれる一時的なコマンドを生成し、参照
処理が終了するまでプレゼンテーションに付加される
(ステップ1189)。そして、編集ウインドウハンド
ラー1020は図11Aのステップ1107に進む。
【0147】上述のように、編集ウインドウハンドラー
1020は、ユーザがマウス110を用いて付加機能を
選択するためのメニューを含んでいる。図11Aのステ
ップ1125では、編集ウインドウメニューからユーザ
が付加機能を選択したかが調べられる。付加機能が選択
されたときには、編集ウインドウハンドラー1020は
他のフローウインドウを開き、新たなウインドウを小さ
くまた他のすべてのウインドウの前面に表示する。ここ
で、ディスプレイ画面122上に同時に開くことのでき
るウインドウの数は、プラットフォーム100の許容範
囲まで可能である。新たなフローウインドウを表示する
と、編集ウインドウハンドラー1020の処理はステッ
プ1107に進み、ユーザからの入力を待つ状態とな
る。
【0148】フローウインドウ300中で閉ウインドウ
ガジェット315がクリックされると(ステップ112
9)、図11Gの動作が開始される。図11Gに示すよ
うに、本発明の編集ウインドウハンドラー1020で
は、まず選択されたフローウインドウ300に対して最
後に保存された以降に編集がなされたかをチェックする
(ステップ1191)。編集がなされていなかった場合
には、単に現在のフローウインドウを閉じて(ステップ
1196)、図11Aの処理に戻り、ユーザからの入力
を待つ状態となる(ステップ1107)。
【0149】一方、フローウインドウに対して編集が行
われた場合には(ステップ1191)、ディスプレイ画
面122上に、フローウインドウを閉じるか、保存する
か、フローウインドウを閉じるという入力を取り消すか
のどれかを選択させるメッセージを表示する(ステップ
1192)。ここで表示されたメッセージから入力の取
り消しが選択されると(ステップ1193)、閉ウイン
ドウガジェット315の動作は完了し、図11Aの処理
に進み、ユーザからの入力を待つ状態となる(ステップ
1107)。一方、保存が選択されると(ステップ11
94)、プレゼンテーションをディスクドライブ105
(図1)に保存する従来の処理を行い、フローウインド
ウ300を閉じる(ステップ1196)。そして、編集
ウインドウハンドラー1020の処理は図11Aに進
み、ユーザからの次の入力を待つ状態となる(ステップ
1107)。一方、入力取り消しや保存が選択されなか
った場合には、閉ウインドウが選択されたことになり、
編集ウインドウハンドラー1020はフローウインドウ
300(ステップ1196)を閉じて、図11Aの処理
に進み、ユーザからの次の入力を待つ状態となる(ステ
ップ1107)。
【0150】編集ウインドウのメニューから終了アイコ
ンが選択されると(ステップ1131)、編集ウインド
ウハンドラー1020は開いているフローウインドウが
存在するかを調べる(ステップ1133)。存在する場
合には、図11Gの処理(上述)を実行する。図11G
の処理が完了すると、フローウインドウが閉じられたか
どうかを確認する(ステプ1135)。閉じられた場合
には、ディスプレイ画面122上に開いて残っているフ
ローウインドウが存在するかを確認する(ステップ11
33)。このような処理を、すべての開いているフロー
ウインドウを閉じるまで繰り返す。ステップ1135に
おいて閉じられたフローウインドウが存在しない場合に
は、編集ウインドウハンドラー1020の処理はステッ
プ1107に戻り、ユーザからの次の入力を待つ状態と
なる。
【0151】一方、メニューから終了アイコンが選択さ
れたときに(ステップ1131)、すべてのフローウイ
ンドウが閉じていれば(ステップ1133)、編集ウイ
ンドウハンドラー1020は処理を終了して編集画面を
閉じる。アイコンメニュー中のアイコンは、編集ウイン
ドウハンドラー1020やアイコン要求領域ハンドラー
1030によって操作される。図12は、アイコン要求
領域ハンドラー1030の動作の流れを示すフロー図で
ある。
【0152】アイコン要求領域ハンドラーが処理を開始
すると、選択アイコンが参照位置アイコンであるかを調
べる(ステップ1205)。参照位置アイコンは、友達
アイコンの画像となるべきアイコンである。参照位置ア
イコンである場合には、ユーザが参照するアイコンを選
択したかをチェックする(ステップ1210)。ここ
で、ユーザが参照アイコンを選択しないと、アイコン要
求領域ハンドラー1030の処理は終了する(ステップ
1285)。ユーザが参照アイコンを選択すると、アイ
コン要求領域ハンドラー1030は内部参照選択状態ス
イッチをセットする(ステップ1215)。尚、アイコ
ン要求領域ハンドラー1030は参照処理が終了したか
を示す内部状態を保持している。
【0153】参照処理が開始されると、スイッチがセッ
トされ、GRID310のアイコンがダブルクリックさ
れるまでアイコン要求領域ハンドラー1030は処理を
行わない。アイコン要求領域ハンドラー1030に対し
て次の入力が行われると、スイッチがセットされている
かがチェックされ、セットされている場合には参照処理
を終了する。参照処理が終了すると、スイッチをクリア
してアイコン要求領域ハンドラー1030の処理も終了
する(ステップ1285)。
【0154】選択アイコンが参照位置アイコンでなく
(ステップ1205)、アイコン要求領域ハンドラー1
030が現在参照選択モードである場合には(ステップ
1220)、選択されたアイコンが適切な友達アイコン
となっているかどうかを調べる(ステップ1225)。
適切でなかった場合には、ある理由により選択が不適切
であるというメッセージをディスプレイ画面上に表示す
る(ステップ1230)。理由としては、呼出しアイコ
ンはサブルーチンアイコンのみを参照できる、gotoアイ
コンは祖先の子アイコンの1つのみを参照することがで
きる、などが挙げられる。ここで、ユーザが参照処理を
続行した場合には(ステップ1235)、アイコン要求
領域ハンドラー1030は処理を終了する(ステップ1
285)。一方、ユーザが参照処理を続行しない場合に
は、参照選択状態をクリアして(ステップ1240)、
処理を終了する(ステップ1285)。
【0155】一方、元のアイコンに対して選択アイコン
が適切な参照友達アイコンとなっている場合には(ステ
ップ1225)、ユーザに対してこのアイコンを参照す
るかどうかの確認をする(ステップ1245)。参照す
る場合には、アイコン要求領域ハンドラー1030は参
照選択状態をクリアしてから(ステップ1250)、参
照処理を終了する(ステップ1285)。ユーザが現在
のアイコンを参照しない場合には(ステップ124
5)、ユーザが参照処理を続けるかどうかを確認する
(ステップ1255)。参照処理を続ける場合には、ア
イコン要求領域ハンドラーは処理を終了する(ステップ
1285)。一方、処理を続けない場合には、参照選択
状態をクリアして(ステップ1260)、処理を終了す
る(ステップ1285)。
【0156】選択されたアイコンが参照位置アイコンで
なく(ステップ1205)、アイコン要求領域ハンドラ
ー1030が現在参照選択モードでない場合には(ステ
ップ1220)、選択アイコンが条件付きアイコンであ
るかどうかを判断する(ステップ1265)。ここで、
条件付きアイコンであれば、文エディタを起動する(ス
テップ1270)。尚、好適な実施例における文エディ
タの動作については後述する。
【0157】アイコンが参照位置アイコンでなく(ステ
ップ1205)、アイコン要求領域ハンドラー1030
が現在参照選択モードでなく(ステップ1220)、そ
して選択アイコンが条件付きアイコンでない場合には
(ステップ1265)、アイコンがアイコン要求領域を
有するか調べる(ステップ1275)。有しない場合に
は、アイコン要求領域ハンドラー1030の動作は終了
する(ステップ1285)。一方、有する場合には、各
アイコンの要求領域の動作を実行するルーチンを呼び出
す(ステップ1280)。
【0158】アイコンの要求領域に関する処理はアイコ
ンのタイプにより異なるが、この処理は3つの部位に分
けられる。まず、情報が特定データブロックに保存され
ており、プレゼンテーション構造(図9A,9B参照)
に含まれている場合には、この情報を取り出し、新たに
開いた要求領域のボタンや他のガジェットの状態をセッ
トする。あらかじめ情報が保存されていない場合には、
要求領域にはデフォールト値をセットする。次に、ユー
ザからの入力をチェックし、入力に応じてガジェットの
状態を更新する。現在の状態が所望の状態であり、ユー
ザが「OK」ボタン895(図8)をクリックすると、
要求領域内に現在表示されている情報を特定データブロ
ック(必要ならば新しいデータブロック)に保存し、こ
のデータブロックをアイコンに付け加える。ユーザがキ
ャンセルボタン880を押すと、要求領域内の情報を削
除し、新たに入力される特定データブロックを用いる。
そして、要求領域を閉じて、アイコン要求領域ハンドラ
ー1030の処理を続行する。
【0159】呼び出されたルーチンの処理が終了する
と、アイコン要求領域ハンドラー1030は処理を終了
する(ステップ1285)。 F.文エディタ 図2を参照しながら説明したように、好適な実施例の文
エディタ280は変数を定義する文を指定するために用
いられる。図13は、ユーザが文エディタを用いている
ときにディスプレイ画面上に表示される文エディタウイ
ンドウ1300の例を示している。
【0160】文エディタウインドウ1300は、情報を
入力するためのフィールド、ガジェット、ボタンなどを
含んでいる。文エディタウインドウ中の閉ウインドウガ
ジェット315、ドラッグバーガジェット320、前面
ウインドウガジェット325、後面ウインドウガジェッ
ト330、ヘルプボタン870、キャンセルボタン88
0、OKボタン895については、図3、図8を参照し
ながら上述した。
【0161】文エディタ280への入力には2つのモー
ドがある。条件が必要なアイコン(ダイヤモンド型を有
するアイコン、又はループアイコンや条件付き待ちアイ
コン)では、1つの文字列(条件)のみが入力される。
このモードでは、上ボタン1305、下ボタン131
0、挿入ボタン1320は用いられないため、表示され
ない。一方、モジュール、サブルーチン、X/Yアイコ
ンから文エディタが呼び出された場合には、複数の文字
列を指定することができる。このモードでは、上ボタン
1305、下ボタン1310を押すことでアイコンによ
って定義された文を上下させることができる。通常は、
新たな文はリストの最後に付加される。しかし、新たな
文を特定の位置に挿入する場合には、挿入ボタンを用い
て文を所定の位置に挿入する。
【0162】バックスペースボタン1325は文フィー
ルド1340中のカーソルの左側の文字を削除するもの
であり、削除ボタン1330はカーソル下の文字を削除
するものである。最後に、キャンセルボタン880はエ
ディタに対して行われた修正を取り消し、エディタに入
った時点に戻るものである。また、文エディタウインド
ウ1300はクリアボタン1335を有する。クリアボ
タン1335は、文フィールド1340中に表示されて
いる現在の文をクリアするボタンである。
【0163】更に、文エディタウインドウは、関数領域
1360、変数領域1370、論理操作領域1380、
算術演算領域1345、文フィールド1340の5つの
領域を含む。関数領域1320には、標準算術・文字列
関数のリストが表示される。ユーザは関数リストの右側
に位置する上下矢印ボタン1385を用いて関数リスト
をスクロールすることができる。また、位置バー139
0を用いてボタン1385よりも早く関数リストを上下
にスクロールすることもできる。尚、ユーザはマウス1
10やマウスの左ボタン113を用いて、関数リストか
ら関数を選択することができる。
【0164】文エディタウインドウ1300の変数領域
1370は、利用することのできる局所的、大局的変数
のすべてを表示するために用いられる。ここでも、ユー
ザはリストの右側に位置する上下矢印ボタン1386を
用いて変数リストをスクロールすることができる。ま
た、位置バー1395を用いてボタン1386よりも早
く変数リストを上下にスクロールすることもできる。
尚、ユーザはマウス110やマウスの左ボタン113を
用いて、関数リストから関数を選択することができる。
【0165】文エディタウインドウ1300の論理操作
領域1380は、条件付きアイコンの条件をセットする
ために用いられることが多い。例えば、if-then アイコ
ンの条件をセットするためには、アイコンを選択してG
RID310内に位置付け、アイコン上をダブルクリッ
クしてif-then アイコンのアイコン要求領域ハンドラー
を起動する。アイコン要求領域ハンドラー1030(図
10)を起動すると、文エディタ280と文エディタウ
インドウ1300とが起動され、ユーザが文を入力でき
るようになる。即ち、ユーザは文エディタウインドウ1
300中の関数、変数、算術演算、論理操作領域を用い
て、文フィールド1340内にif-thenアイコンの条件
文を作成することができる。
【0166】算術演算領域1345は、文の定義や通常
の数値パッドとして用いられる。最後に、上述のよう
に、文フィールドは条件付きアイコンの条件文を入力す
るのに用いられる。以下、図14の流れ図1400を参
照しながら文エディタの好適な処理例について説明す
る。
【0167】本発明の好適な実施例における文エディタ
280をユーザが起動すると、ウインドウが開かれる
(ステップ1405)。この処理は従来のものと同一で
あり、一般にはコンピュータシステム100(図1)の
システムソフトウエアによって処理される。文エディタ
ウインドウが開くと、入力文字列が前もって指定されて
いるかを調べる(ステップ1407)。指定されている
場合には、文エディタウインドウ内に入力文字列を表示
する(ステップ409)。一方、指定されていない場
合、或いは入力文字列が文エディタウインドウ1300
内に表示された後では、文エディタはユーザからの入力
を待つ状態になる(ステップ1411)。
【0168】ユーザからの入力があると、文エディタ2
80はユーザからの入力が何であるか、入力に対する適
切な応答は何であるのかを決定し、ユーザの入力に応答
する。ユーザからの入力がわかると、文エディタはユー
ザからの入力がキーボード上のキーであったかを調べる
(ステップ1413)。キー入力であれば、表示文字列
を修正する処理を行い(ステップ1415)、ステップ
1411に進みユーザからの入力待ち状態となる。
【0169】ユーザからの入力がキーでなかった場合に
は(ステップ1413)、文エディタウインドウの関数
リストがクリック(カーソルをディスプレイ画面上の適
切な場所に位置付け、マウスの左ボタン113を押す)
されたかを調べる(ステップ1417)。関数リストが
クリックされた場合には、関数や括弧を表示文字列に付
け加え、表示文字列に付け加えられた括弧内にカーソル
を位置付ける(ステップ1419)。そして、ステップ
1411に進み、ユーザからの入力待ち状態となる。
【0170】一方、関数リストがクリックされなかった
場合には、変数リストがクリックされたかを調べる(ス
テップ1421)。関数リストがクリックされた場合に
は、変数リスト中の変数名を表示文字列に付け加える
(ステップ1423)。そして、ステップ1411に進
む。一方、記号ボタン、数字ボタンがクリックされると
(ステップ1425)、現在編集中の文に記号や数字を
付け加える処理を行う(ステップ1427)。文エディ
タ中のヘルプボタンをクリックすると(ステップ142
9)、好適な実施例におけるヘルプシステムの画面がユ
ーザに提示される(ステップ1431)。一方、キャン
セルボタンや閉ウインドウガジェットをクリックすると
(ステップ1433)、文エディタウインドウを閉じ、
現在編集中の表示文字列を削除し、フローエディタに戻
るという処理を実行し、(アイコンが前もって定義され
ていなければ)GRID310内の現在のプレゼンテー
ションには何の定義も行わない(ステップ1435、1
441)。一方、前もって定義されたアイコンから文エ
ディタが呼び出された場合には、キャンセルボタンを押
すことで以前の定義に戻る。
【0171】最後に、文エディタ中で「OK」ボタン8
95がクリックされると(ステップ1437)、好適な
実施例の文エディタウインドウ1300を閉じ、文エデ
ィタを終了する処理を行い、編集された表示文字列を保
存してGRID310内のプレゼンテーションに戻る
(ステップ1439、1441)。文エディタ280を
用いることで、条件文や他の文をプレゼンテーションに
付け加えることができる。 G.オブジェクトエディタ 図15は、本発明の好適な実施例のオブジェクトエディ
タ250のブロック図を示したものであり、オブジェク
トエディタとコンピュータシステム100(図1)のデ
ィスクドライブ105、マウス110、キーボード11
5との関連を示している。オブジェクトエディタ250
は、オブジェクト生成・指定・編集部1510とオブジ
ェクト要求領域部1520とに分けられる。オブジェク
トエディタのこれら2つの部位は本発明のヘルプシステ
ム270に接続されており、オブジェクトエディタの部
位1510、1520からヘルプシステムを呼び出すこ
とができる。オブジェクト要求領域部1520は、文エ
ディタ280に接続され、部位1510はビデオディス
ク制御部260に接続されている。従って、オブジェク
ト要求領域部1520のみが文エディタ280(後述)
をアクセスできる。当業者はオブジェクトエディタの機
能及び動作を分割する他の方法を認識できるだろうが、
ここでは、部位1510と1520とに分割することで
オブジェクトエディタの動作説明を分かり易く説明す
る。即ち、この説明は本発明のエディタを特別な構造を
有するものに限定するものではない。
【0172】オブジェクト生成・指定・編集部1510
は、プレゼンテーションに用いられる表示オブジェクト
を対話的な設計、位置付け、及び編集するのに用いられ
る。一方、オブジェクト要求領域部1520は、上述の
アイコン要求領域と同様に、ユーザが生成したオブジェ
クトを定義するための処理を実行する。以下、本発明の
オブジェクトエディタの処理の流れ図1600である図
16A〜16Mを参照しながらオブジェクトエディタ2
50の処理の流れについて説明する。
【0173】オブジェクトエディタ250が処理を開始
すると、まずフローウインドウアイコンからオブジェク
トエディタが起動されたかどうかを調べる(ステップ1
601)。そうであれば、フローウインドウアイコンに
画面定義アイコンが含まれるかを調べる(ステップ16
02)。オブジェクトエディタ220は、常に現在のア
イコンに基づいた背景画面をディスプレイ画面122上
に表示する。従って、プレゼンテーション中のアイコン
からオブジェクトエディタが起動されると、前の兄弟ア
イコン、親アイコン、親の兄弟アイコンなどをチェック
して、画面定義アイコンであるかを調べる。画面定義ア
イコンであれば、この画面フォーマットに基づいてオブ
ジェクトエディタ220の背景を表示する。
【0174】画面アイコンが存在すると(ステップ16
03)、画面アイコンの定義に従って画面を開き(ステ
ップ1604)、画像が指定されているかどうかを調べ
る(ステップ1605)。指定されていれば、その指定
画像を表示するかどうかを確認する(ステップ160
6)。指定画像を表示する場合には(ステップ160
6)、画像を表示し(ステップ1607)、画面アイコ
ンのオブジェクトを表示する(ステップ1608)。一
方、指定画像を表示しない場合には(ステップ160
6)、単に画面アイコンのオブジェクトのみを表示する
(ステップ1608)。画像が指定されていない場合に
は(ステップ1605)、単に選択アイコンのオブジェ
クトのみを表示する(ステップ1608)。
【0175】一方、画面アイコンがない場合には(ステ
ップ1603)、オブジェクトエディタ200は標準編
集画面を開く(ステップ1609)。標準編集画面を開
くと(ステップ1609)、選択アイコンによってオブ
ジェクトが定義されているかどうかをチェックする(ス
テップ1610)。定義されていると、選択アイコンの
オブジェクトを表示する(ステップ1608)。一方、
定義されていない場合には、エディタに入ったことをユ
ーザに知らせる(ステップ1611)。
【0176】次に、ユーザからの入力待ち状態となる
(ステップ1612)。ユーザがオブジェクトエディタ
に対して入力すると、オブジェクトエディタは以下に示
すような入力に応じた処理を行う。オブジェクトエディ
タメニューから画面定義オプションが選択されると(ス
テップ1613)、ユーザに画面定義要求領域を提示し
て、画面状態を指定させ、新たな画面を表示する(ステ
ップ1619)。そして、ユーザからの入力待ち状態に
戻る(ステップ1612)。
【0177】オブジェクトエディタメニューから画面パ
レットオプションが選択されると(ステップ161
5)、ユーザに画面パレット要求領域を提示して、要求
領域内で画面色を指定させ、色パレットを有する画面を
表示する(ステップ1616)。そして、ユーザからの
入力待ち状態に戻る(ステップ1612)。オブジェク
トエディタメニューからビデオディスクオプションが選
択されると(ステップ1617)、そのままユーザから
の入力待ち状態となる(ステップ1612)。
【0178】前もって保存されたオブジェクト定義をロ
ードするオプションをメニューから選択すると(ステッ
プ1622)、ユーザにロードディスプレイオブジェク
トファイル要求領域を提示し、ロードするファイルを選
択できるようにする。そして、新たなオブジェクトが表
示され、ディスプレイ画面122上の現存のオブジェク
トを削除する(ステップ1623)。そして、ユーザか
らの入力待ち状態に戻る(ステップ1612)。
【0179】オブジェクトエディタメニューからオブジ
ェクト削除オプションが選択されると(ステップ162
4)、ディスプレイ画面122上に現在オブジェクトが
存在するかを調べる(ステップ1625)。存在する場
合には、まずユーザが処理を続けるかどうかを確認して
から(ステップ1626)、ディスプレイ画面122か
ら存在するすべてのオブジェクトを削除する(ステップ
1627)。すべてのオブジェクトを削除(ステップ1
627)、或いはステップ1626でユーザが処理の中
止を入力した場合、或いはステップ1625で画面上に
オブジェクトが存在しない場合には、オブジェクトエデ
ィタ250はユーザからの入力待ち状態に戻る(ステッ
プ1612)。
【0180】オブジェクトエディタメニューからプレビ
ューオプションが選択されると(ステップ1628)、
そのプレビューモードに入り、現在の設定を実時間で評
価したかのようにディスプレイ画面上にすべてのオブジ
ェクトを表示し、マウスの右ボタン112がクリックさ
れるユーザからの入力に応じた処理を行う(ステップ1
629)。そして、オブジェクトエディタ250はユー
ザからの入力待ち状態に戻る(ステップ1612)。
【0181】オブジェクトエディタメニューから再表示
オプションが選択されると(ステップ1630)、ディ
スプレイ画面とすべての現存オブジェクトとを再表示す
る(ステップ1631)。そして、オブジェクトエディ
タ250はユーザからの入力待ち状態に戻る(ステップ
1612)。オブジェクトエディタメニューから保存オ
プションが選択されると(ステップ1632)、現在の
ディスプレイ画面が以前にファイル名で保存されたかど
うかを調べる(ステップ1633)。保存されていれ
ば、以前保存したファイル名でディスプレイ画面中のオ
ブジェクトを保存する(ステップ1634)。一方、保
存されていない場合には、セーブディスプレイオブジェ
クトファイル要求領域をユーザに提示して、ユーザが新
たなオブジェクトファイルの名前を選択できるようにす
る(ステップ1635)。ユーザが新たなオブジェクト
ファイル名を選択した後、現在の表示オブジェクトを保
存すると、オブジェクトエディタ250はユーザからの
入力待ち状態に戻る(ステップ1612)。
【0182】オブジェクトエディタメニューから新規保
存オプションが選択されると(ステップ1636)、セ
ーブディスプレイオブジェクトファイル要求領域をディ
スプレイ画面上に表示して、オブジェクトファイル名を
ユーザが選択すると、現在表示されているオブジェクト
をファイルに保存する処理を行う(ステップ163
7)。そして、オブジェクトエディタ250はユーザか
らの入力待ち状態に戻る(ステップ1612)。
【0183】オブジェクトエディタメニューからヘルプ
オプションが選択されると(ステップ1638)、ヘル
プシステムを起動して適当なヘルプ画面を生成する(ス
テップ1639)。ヘルプ処理を終えると、オブジェク
トエディタ250はユーザからの入力待ち状態に戻る
(ステップ1612)。オブジェクトエディタメニュー
から付加(オブジェクトタイプ)オプションが選択され
ると(ステップ1640)、オブジェクトエディタ25
0は図16Gのステップ1701の処理に進む。
【0184】オブジェクトエディタ270により生成さ
れる大部分のオブジェクトは、所望の初期位置にマウス
を設置し、マウスの左ボタン113を押し、オブジェク
トが所望のサイズと形状になるまでマウスを移動し、マ
ウスの左ボタン113を離すことで特定される。長方形
や円などは、この処理で特定される。一方、2つ以上の
点を指定しなければならないオブジェクトは多角形であ
る。多角形は、1番目の点のクリック、2番目の点に移
動してのクリック、そして所望の多角形が定義されるま
で移動とクリックとを繰り返すことで行われる。マウス
の右ボタン112をクリックすると、最後の点と1番目
の点とを結んで多角形を閉じ、定義処理を終了する。マ
ウスの右ボタン112は、一般に終了信号として用いら
れることが多い。上述のように多角形処理においてはマ
ウスの右ボタン112は最終信号として用いられるが、
それ以外のオブジェクトではマウスの右ボタンは定義終
了信号として用いられる。
【0185】図16Gのステップ1701において、ユ
ーザが選択したオブジェクトタイプが多角形であるかど
うかを調べる。ユーザの選択が多角形でない場合には
(ステップ1701)、ユーザからの入力待ち状態とな
る(ステップ1703)。ここでマウスの右ボタン11
2がクリックされると(ステップ1704)、オブジェ
クトエディタメニュー中の付加オブジェクトタイプオプ
ションの処理が終了し、ユーザからの入力待ち状態とな
るステップ1612(図16A)に進む。一方、マウス
の左ボタン113がクリックされると(ステップ170
5)、ユーザからの入力待ち状態となる(ステップ17
06)。
【0186】マウスが動かされた場合(ステップ170
7)、オブジェクトの位置とサイズを定義するために用
いる境界線をディスプレイ画面122上に表示し(ステ
ップ1708)、ユーザからの入力待ち状態となる(ス
テップ1706)。マウスが動かされず(ステップ17
07)、マウスの右ボタンがクリックされていると(ス
テップ1709)、オブジェクトエディタメニュー中の
付加オブジェクトタイプオプションの処理を終了し、ユ
ーザからの入力待ち状態となるステップ1612(図1
6A)に進む。
【0187】しかしながら、マウスの左ボタン113が
離されると(ステップ1710)、オブジェクトエディ
タ250は選択されたオブジェクトタイプとサイズをオ
ブジェクトに割り当て、ディスプレイ画面上に表示する
(ステップ1711)。そして、付加オブジェクト処理
を完了し、ユーザからの入力待ち状態となるステップ1
612(図16A)へ戻る。マウスの左ボタン113が
離れていないと(ステップ1710)、ユーザからの入
力待ち状態となるステップ1706へ戻る。
【0188】ユーザが選択したオブジェクトタイプが多
角形であれば(ステップ1701)、オブジェクトエデ
ィタは図16Hのステップ1720に処理を進め、ユー
ザからの入力待ち状態となる。ここで、マウスの左ボタ
ン113を押すと(ステップ1721)、現在のマウス
位置に点を表示し(ステップ1722)、ユーザからの
入力待ち状態に戻る(ステップ1720)。一方、マウ
スの左ボタン113が押されず、マウスが動かされたな
らば(ステップ1723)、左ボタン113が押された
最後の点から現在のカーソル位置までディスプレイ画面
122上に境界線を表示する(ステップ1724)。そ
して、オブジェクトエディタは、ユーザからの入力待ち
状態に戻る(ステップ1720)。一方、マウスが動か
されず(ステップ1723)、マウスの右ボタン112
が押された場合には(ステップ1725)、ディスプレ
イ画面122上に複数個の点が入力されたかどうかをチ
ェックする(ステップ1726)。複数個の点が入力さ
れた場合には、多角形オブジェクトをディスプレイ画面
122上に割り当て、ディスプレイ画面122上にオブ
ジェクトを表示する(ステップ1727)。一方、2個
以上の点が入力されなかった場合には(ステップ172
6)、付加オブジェクトタイプオプション中の多角形付
加オプションの処理を終了し、処理を主オブジェクトエ
ディタメニューに戻し、ユーザからの入力待ち状態とな
る(ステップ1612)。
【0189】オブジェクトエディタメニューから配置オ
プションが選択されると(ステップ1641)、図16
Iに示す配置メニューオプション処理を開始する。ま
ず、ユーザからの入力待ち状態となる(ステップ173
0)。ここでユーザがオブジェクト上でマウスの左ボタ
ン113をクリックし(ステップ1731)、またこれ
がオブジェクトに対して初めてのクリックであった場合
には(ステップ1732)、マウス位置のオブジェクト
を現在の表示画面に対する表示リストの第1オブジェク
トとする。そして、ユーザからの入力待ち状態に戻る
(ステップ1730)。
【0190】ここで、表示リストは、オブジェクトを表
現するデータ構造のリストである。また、各データ構造
はオブジェクトとその性質(例えば、ディスプレイ画面
上での位置座標、幅、高さ、色)といった情報を有して
いる。一方、クリックが第1番目でない場合には(ステ
ップ1732)、マウス位置のオブジェクトをリスト中
の最終オブジェクトの後ろに位置付け(ステップ173
4)、ユーザからの入力待ち状態に戻る(ステップ17
30)。マウスの左ボタンがオブジェクト上でクリック
されず(ステップ1731)、右ボタン112が押され
た場合には(ステップ1735)、オブジェクトエディ
タ250の配置メニューオプションの処理を終了し、図
16Aのステップ1612に戻りユーザからの入力待ち
状態となる。マウスの右ボタン112が押されなかった
場合には(ステップ1735)、配置オプション中でユ
ーザからの入力待ち状態となる。
【0191】オブジェクトエディタメニューからコピー
オプションが選択されると(ステップ1642)(図1
6C)、コピーオプション処理を開始する。図16Jは
コピー処理の流れを示したものである。コピー処理は、
ユーザがメニューからコピー処理を選択し、マウスの左
ボタン113を押して新しいオブジェクトを所望の位置
に移動させ、左ボタン113から指を離すことで開始さ
れる。オブジェクト定義処理と同様に、このコピー処理
はマウスの右ボタン112をクリックすることにより中
止することができる。
【0192】まず、オブジェクトエディタ250はユー
ザからの入力待ち状態となる(ステップ1740)。マ
ウスの右ボタン112がクリックされると(ステップ1
741)、主オブジェクトメニューから選択されたコピ
ー処理を中止し、ユーザからの入力待ち状態に戻る(ス
テップ1612)。マウスの右ボタン112がクリック
されず(ステップ1741)、左ボタン113がクリッ
クされると、オブジェクトエディタ250はユーザが選
択したオブジェクト画像の移動処理を開始する(ステッ
プ1743)。そして、オブジェクトエディタ250は
ユーザからの入力待ち状態に戻る(ステップ174
0)。マウスの左ボタン113が離されたならば(ステ
ップ1744)、オブジェクトエディタ250は(1)
選択オブジェクトのコピーを割り当て、(2)選択オブ
ジェクトのコピーを表示リストの最初に付け加え、
(3)画像の移動位置のディスプレイ画面座標をオブジ
ェクトに与え、(4)選択オブジェクトをオブジェクト
とし、(5)その選択オブジェクトを表示する。一方、
マウスの左ボタン113が押されたままであれば(ステ
ップ1744)、オブジェクトエディタ250は現在の
位置にオブジェクトを再表示し(ステップ1746)、
ユーザからの入力待ち状態に処理を戻す(ステップ17
40)。
【0193】図16Cに戻り、ユーザがオブジェクトエ
ディタメニューから削除オプションを選択すると(ステ
ップ1643)、オブジェクトエディタ250は選択オ
ブジェクトを表示リストと表示画面122から削除する
(ステップ1644)。そして、ステップ1612(図
16A)のユーザからの入力待ち状態に戻る。ユーザが
オブジェクトエディタメニューから最前面オプションを
選択すると(ステップ1645)、オブジェクトエディ
タ250は選択オブジェクトを表示リストの最前面に位
置付け(ステップ1646)、ユーザからの入力待ち状
態に戻る(ステップ1612)。
【0194】図16Dにおいてユーザがメニューから前
面オプションを選択すると(ステップ1647)、オブ
ジェクトエディタ250は選択オブジェクトを表示リス
トの1つ手前に位置付け(ステップ1648)、ユーザ
からの入力待ち状態に戻る(ステップ1612)。ユー
ザがオブジェクトエディタメニューから後面オプション
を選択すると(ステップ1649)、オブジェクトエデ
ィタ250は選択オブジェクトを表示リストの1つ後ろ
に位置付け(ステップ1650)、ユーザからの入力待
ち状態に戻る(ステップ1612)。
【0195】ユーザがオブジェクトエディタメニューか
ら最後面オプションを選択すると(ステップ165
1)、オブジェクトエディタ250は選択オブジェクト
を表示リストの最後面に位置付け(ステップ165
2)、ユーザからの入力待ち状態に戻る(ステップ16
12)。ユーザがオブジェクトエディタメニューから情
報オプションを選択すると(ステップ1653)、オブ
ジェクトエディタ250は選択アイコンの要求領域ハン
ドラーを起動し(ステップ1654)、ユーザからの入
力待ち状態に戻る(ステップ1612)。
【0196】ユーザがオブジェクトエディタメニューか
ら移動オプションを選択すると(ステップ1655)、
オブジェクトエディタ250は図16Kのステップ17
50に処理を進め、ユーザからの入力待ち状態となる
(ステップ1750)。図16Kを参照して、オブジェ
クトエディタ250の移動オプションについて説明す
る。まず、オブジェクトエディタ250は、ユーザがマ
ウスの右ボタン112をクリックしたかどうかを調べる
(ステップ1751)。クリックした場合には、オブジ
ェクトエディタ250の移動オプション処理を終了し、
図16Aのステップ1612のユーザからの入力待ち状
態に戻る。一方、オブジェクトエディタ250の移動オ
プション中にマウスの左ボタン113がクリックされた
場合には(ステップ1752)、選択オブジェクト画像
の移動処理を開始し(ステップ1753)、ユーザから
の入力待ち状態となる(ステップ1750)。一方、マ
ウスの左ボタン113から指を離した場合には(ステッ
プ1754)、選択オブジェクトの座標をディスプレイ
画面上の新たな座標にセットし、オブジェクトを新たな
位置に表示する(ステップ1755)。そして、オブジ
ェクトエディタ250における移動オプションの処理を
終了し、図16Aのステップ1612のユーザからの入
力待ち状態に戻る。一方、マウスの左ボタン113が押
されたままである場合には(ステップ1754)、オブ
ジェクトエディタ250は現在の位置にオブジェクトを
再表示し(ステップ1756)、ユーザからの入力待ち
状態に戻る(ステップ1750)、再び図16Dに戻
り、オブジェクトエディタ250の動作について更に説
明を加える。ユーザがオブジェクトエディタメニューか
ら第1選択オプションを選択するならば(ステップ16
56)、オブジェクトエディタ250は表示リスト中の
第1番目のオブジェクトを選択オブジェクトとし(ステ
ップ1657)、選択オブジェクトを選択された状態で
表示する(ステップ1658)。そして、オブジェクト
エディタ250は、図16A中のステップ1612のユ
ーザからの入力待ち状態に戻る。
【0197】ユーザがオブジェクトエディタメニューか
ら次選択オプションを選択すると(ステップ165
9)、オブジェクトエディタ250は表示リスト中で選
択オブジェクトの次のオブジェクトを選択し、選択オブ
ジェクトを選択された状態で表示する(ステップ166
0)。そして、オブジェクトエディタ250はユーザか
らの入力待ち状態に戻る(ステップ1612)。
【0198】ユーザがオブジェクトエディタメニューか
ら手前選択オプションを選択すると(ステップ166
1)、オブジェクトエディタ250は表示リスト中で選
択オブジェクトの手前のオブジェクトを選択し、選択オ
ブジェクトを選択された状態で表示する(ステップ16
62)。そして、オブジェクトエディタ250はユーザ
からの入力待ち状態に戻る(ステップ1612)。
【0199】オブジェクトエディタの処理の流れを図1
6Eを参照しながら更に説明する。ユーザがオブジェク
トエディタメニューからサイズオプションを選択すると
(ステップ1663)、オブジェクトエディタ250の
処理は図16Lに進む。図16Lにおいて、オブジェク
トエディタメニューのサイズ処理は、ユーザからの入力
待ち状態から開始される(ステップ1750)。ここで
ユーザがマウスの右ボタン112を押すと(ステップ1
751)、オブジェクトエディタのサイズ処理を終了す
る。マウスの左ボタン113を押すと(ステップ175
2)、オブジェクトエディタ250は選択オブジェクト
のサイズを変更するための概略を示す境界線をディスプ
レイ画面上に表示する(ステップ1753)。そして、
ユーザからの入力待ち状態に戻る。一方、マウスを移動
した場合には(ステップ1754)、オブジェクトエデ
ィタ250は選択オブジェクトの最初の位置から現在の
マウス位置までサイズを変更し、ディスプレイ画面上に
再表示し(ステップ1755)、ユーザからの入力待ち
状態に戻る(ステップ1750)。マウスを移動させな
かった場合には(ステップ1754)、オブジェクトエ
ディタ250はユーザからの入力待ち状態に戻る(ステ
ップ1750)。
【0200】図16Eに戻り、オブジェクトエディタメ
ニュー中でマウスの左ボタン113をクリックすると
(ステップ1664)、マウスの左ボタンオプション処
理が実行される。図16Mはオブジェクトエディタ25
0のマウスの左ボタン処理の流れを示したものである。
まず、オブジェクトエディタ250はマウスの左ボタン
113がオブジェクト上でクリックされたかを調べる
(ステップ1760)。クリックされた場合には、この
オブジェクトが選択されているかを調べる(ステップ1
761)。選択されていれば、ユーザが所定のダブルク
リック時間内にマウスの左ボタン113をクリックした
かどうかを調べる(ステップ1762)。所定の時間内
にクリックされなければ、オブジェクトエディタ250
のマウスの左ボタンオプション処理を終了する。マウス
の左ボタン113が所定の時間内にダブルクリックされ
ると(ステップ1762)、オブジェクトエディタ25
0は選択オブジェクトに対して適当な要求領域を起動す
る(ステップ1763)。オブジェクト要求領域ハンド
ラーの処理やオブジェクト要求領域は、アイコン要求領
域ハンドラーとアイコン要求領域と本質的に同一であ
り、オブジェクトの定義処理の仕様のみが異なる。そし
て、オブジェクトエディタ250はマウスの左ボタンオ
プション処理を終了する。
【0201】マウスの左ボタン113のクリックが現在
の選択オブジェクト上でない場合には(ステップ176
1)、オブジェクトエディタ250は現在の選択オブジ
ェクトをはずし、新たなオブジェクトを選択する(ステ
ップ1764)。そして、新たなオブジェクトが現在の
選択オブジェクトとなり、マウスの左ボタンオプション
処理を終了する。
【0202】オブジェクト上でクリックが行われず(ス
テップ1760)、現在選択されているオブジェクトが
存在する場合には(ステップ1765)、オブジェクト
エディタ250は現在の選択オブジェクトをはずし(ス
テップ1766)、マウスの左ボタンオプション処理を
終了する。いかなるオブジェクトも選択されていない場
合には(ステップ1765)、そのままマウスの左ボタ
ンオプション処理を終了する。
【0203】図16Eに戻り、オブジェクトエディタ2
50の残りの処理について説明する。ステップ1665
において、キーボード上の「r」キーが入力されたかを
調べる。「r」キーが入力された場合には、図16Gを
参照して説明したように長方形を生成するためのオブジ
ェクトエディタの付加処理が実行される。長方形オブジ
ェクトタイプがオブジェクトリストに付け加えられる
と、或いはオブジェクトエディタ250の付加処理が終
了すると、オブジェクトエディタの処理はステップ16
12に進み、ユーザからの入力待ち状態に戻る。
【0204】ユーザがキーボードから「p」キーを入力
すると(ステップ1665)、オブジェクトエディタは
図16Gにおいて示したような多角形オブジェクトを表
示リストに加える付加処理を実行する。オブジェクトエ
ディタの付加処理が終了すると(図16G)、ユーザか
らの入力待ち状態に戻る(ステップ1617)。同様の
処理が、線オブジェクト(ステップ1666)、円オブ
ジェクト(ステップ1667)、楕円オブジェクト(ス
テップ1668)、テキスト/変数オブジェクト(ステ
ップ1669)、ブラッシュオブジェクト(ステップ1
670)、入力フィールドオブジェクト(ステップ16
71)、テキストウインドウオブジェクト(ステップ1
672)を付加するために行われる。
【0205】オブジェクトエディタの実行中に、ユーザ
がスペースバーを入力すると(ステップ1673)、オ
ブジェクトエディタは最後に実行した処理を繰り返し
(ステップ1674)、ユーザからの入力待ち状態に戻
る(ステップ1612)。ユーザがオブジェクトエディ
タメニューから終了オプションを選択すると(ステップ
1675)、オブジェクトエディタ250はユーザが終
了オプションをプルダウンメニューから入力したかを調
べる(ステップ1676)。プルダウンメニューからで
ない場合には、オブジェクトエディタの処理を終了す
る。終了オプションをプルダウンメニューから入力した
場合には(ステップ1676)、現在ディスプレイ画面
122上に表示されている表示オブジェクトに対して保
存されていない修正が行われているかどうかを確認す
る。修正が行われていない場合には、オブジェクトエデ
ィタ250の処理を終了し、オブジェクトエディタから
抜ける。一方、表示オブジェクトが修正されている場合
には(ステップ1677)、オブジェクトエディタ25
0はディスプレイ画面122上に修正されたオブジェク
トを保存するかというメッセージを出力する(ステップ
1678)。ここで保存する場合には、オブジェクトエ
ディタ250はオブジェクトをファイルに保存し(ステ
ップ1679)、オブジェクトエディタの処理を終了す
る。一方、修正されたオブジェクトを保存しない場合に
は、そのままオブジェクトエディタ250の処理を終了
する。 H.データベースエディタ 図17は、データベースエディタ230を示したもので
あり、データベースエディタはデータベースファイル生
成/ロード/削除部1780、キー指定エディタ部17
85、記録表示/編集部1790の3つの部位から成
る。尚、本発明の好適なデータベースエディタ230の
構成としてはここで示す構成以外の構成を用いることも
もちろん可能であるが、ここではエディタの動作の説明
を簡潔にするために3つの部位1780、1785、1
790に分割した例を示す。即ち、ここでの説明は本発
明のデータベースエディタを特定の構造に限定するもの
ではない。
【0206】データベースファイル生成/ロード/削除
部1780は、(1)現存のデータベースファイルをロ
ードし、(a)記録表示/編集部に入ってファイルの記
録を編集し、(b)ファイル中のすべての情報を削除
し、(c)(現存の記録を削除した後に)記録構造を修
正、或いは(2)新たな記録構造を指定してファイルを
生成し、データベースファイルに付加するという処理を
実行する。キー指定エディタ1785は、データベース
中の記録をアクセスするときに用いるキーを指定するた
めに用いるものであり、記録表示/編集エディタ179
0はデータベース中の記録内を動き回って、記録の情報
を表示又は編集するために用いられる。
【0207】好適な実施例のメニューからデータベース
オプションを選択すると、ユーザに図18に示すような
データベースウインドウ1800が提示され、新たなデ
ータベースファイルフォーマットを定義したり、現存の
データベースファイルフォーマットをロードしたりする
ことができるようになる。図18によると、データベー
スエディタウインドウ1800には既に説明したガジェ
ットやボタンが含まれており、これらについてはここで
は説明しない。
【0208】現存のデータベースファイルをアクセスさ
する場合には、ファイル名フィールド1805を用いて
ファイル名を指定して、ファイルをロードする。一旦フ
ァイルがロードされると、データベースウインドウ18
00の中央に位置するデータベース構造フィールド18
10にファイル構造が表示され、データベースファイル
に含まれる記録中の各フィールドの名前、タイプ、サイ
ズが表示される。
【0209】新たなデータベースファイルの生成は、構
造定義フィールド1810中のデータベースファイルの
各記録フィールドを定義することによって行われる。即
ち、ユーザはデータベースウインドウ1800の右側の
フィールドやガジェットを用いてフィールドの名前、タ
イプ、サイズを指定しなければならない。データベース
ファイル中の記録を指定するためには、まずユーザは名
前フィールド1815を選択してフィールドの名前を入
力し、名前フィールド1815に名前を入力する。次
に、ユーザはタイプボタン1820を選択し、選択する
フィールドタイプをタイプフィールド1820aに表示
させる。そして、ユーザはサイズガジェット1830を
選択して記録中のフィールドサイズを選択し、フィール
ドサイズを指定するサイズフィールド1830a中に数
字を入力する。記録中の新たなフィールドが数フィール
ドである場合には、「dec」或いは数ガジェット18
40を選択して数フィールド1840a中に数を入力す
る。
【0210】フィールド情報の指定が終了すると、挿入
ボタンをクリックすることで、データベースウインドウ
1800の左側に位置するリスト1840にフィールド
情報が挿入される。すべてのフィールドが指定されるま
で、この処理は繰り返し行う。一旦リスト内にフィール
ド情報を挿入すると、データベースウインドウ1800
中の移動ボタン1860を用いてフィールドを移動させ
ることができる。
【0211】削除ガジェット1850は記録中のフィー
ルドを削除するために、挿入ガジェット1860は記録
表示領域1810中に表示されているフィールド中に新
たなフィールドを挿入するために用いられる。移動ガジ
ェット1870はフィールドを記録中の1つの場所から
他の場所に移動するために、クリアガジェット1880
は記録表示領域1810中の現在の情報をクリアするた
めに用いられる。
【0212】記録構造の指定処理が終了すると、新たな
データベースファイルの名前を指定して、生成ボタン1
885を選択してファイルを生成することができる。す
ると、ユーザには現在のデータベースファイルを削除す
るオプション(ガジェット1890)、現在のデータベ
ースファイル中のデータを編集するオプション(ガジェ
ット1895)、現在のデータベースファイルのキーを
編集するオプション(ガジェット1897)が提示され
る。ここで、キーは記録中の選択フィールドの内容を調
べることでデータベースファイル中の記録を素早く検索
するために用いる。また、終了ボタン1898は現在の
ウインドウを終了するために用いる。
【0213】データベースエディタ230におけるキー
編集処理は、編集キーボタン1897が選択されると実
行される。すると、図19に示す例のようなフィールド
リストがキーウインドウの左側に表示される。キーとし
て用いられる各フィールド毎に、キーフィールドリスト
の左側のリスト上をダブルクリックして右側のリスト1
920上のリストにキーを入力する。尚、フィールドの
順番は削除ボタン1930、挿入ボタン1940、移動
ボタン1950を用いて変更することができる。ユーザ
が「OK」ボタン895をクリックしてキー選択処理を
終了させると、キー選択をファイルに保存し、現在のフ
ァイルが記録を有している場合には新しいインデクスフ
ァイルを生成する。クリアボタン1960はリスト19
20中の現在のキーリストをクリアするために用いられ
る。
【0214】データベースファイルが一旦生成される
と、データベースウインドウ1800内の編集データボ
タン1985をクリックすることでファイル内容を表示
・編集することができる。編集データボタン1985を
クリックすると、ユーザには図20に例を示すような編
集データベースウインドウ2000が提示され、データ
ベースファイル中の情報や記録が表示される。
【0215】図20では、すべてのフィールドは名前と
フィールド内容を入力/編集する暗い長方形領域201
0とから構成される。例えば、図20では、記録は第1
名前フィールド2013、最終名前フィールド201
6、生成日時フィールド2012、コース数フィールド
2014、ペイドアップフィールド2015から成る。
データベースファイルの記録構造が1つのウインドウだ
けでは表示できないほど大きい場合には、編集データベ
ースウインドウ2000の下部に位置する前ページボタ
ン2015、次ページボタン2020を用いて記録構造
をスクロールすることができる。編集データベースウイ
ンドウ2000に表示されているの現在の記録(図20
には不図示)は、編集データベースウインドウ2000
の上部にある前ボタン2025や次ボタン2030を用
いて変更することができる。編集データベースウインド
ウ2000の上部の他のボタンは、現在表示されている
情報を修正/削除(ボタン2035と2040)するた
めのものである。
【0216】記録#フィールド2055aは、ファイル
中の記録へのアクセスモードを選択するために用いられ
る。「記録#」モードのときに、次ボタン2030をク
リックすると、ファイル中で物理的に次に位置する記録
が表示される。一方、「キー」モードのときに、次ボタ
ン2030をクリックすると、キーファイルでソートさ
れた順で次のファイルが表示される。最後に、挿入ガジ
ェット2060はウインドウ2000内の記録をデータ
ベースファイルに挿入するために用いられる。編集デー
タベースウインドウ2000の他のガジェットについて
は、すでに説明した通りである。 I.ビデオディスク制御部 上述のように、好適な実施例は、映像ビデオシーケンス
を定義、又は選択映像フレームを表示するためのビデオ
ディスク制御部を含む。図21A〜21Cは、好適な実
施例におけるビデオディスク制御部の処理の流れを示す
図である。
【0217】図21Aにおいて、ビデオディスク制御部
は、まずウインドウを開き、ビデオディスクオプション
をユーザに提示する(ステップ2101)。次いで、ビ
デオディスク制御部はハードウエアを初期化する(ステ
ップ2102)。つまり、現在のプラットフォームがビ
デオディスクシステムと接続されているかを確認する。
続いて、ビデオディスク制御部は初期化処理が正常に終
了したかどうかを調べる(ステップ2103)。正常に
終了しなかった場合には、適切なエラーメッセージを提
示し、中止オプションや再処理オプションをユーザに提
示する(ステップ2104)。ここで再処理オプション
を選択すると(ステップ2105)、ビデオディスク制
御部は再びハードウエアの初期化を試みる(ステップ2
102)。一方、中止オプションを選択すると、ビデオ
ディスク制御部の処理を終了する(ステップ210
6)。
【0218】初期化処理が正常に終了すると、ユーザが
アイコン要求領域から制御部に入ったかどうかを調べる
(ステップ2107)。そうであれば、現在のアイコン
の情報を得て、アイコン制御部の初期状態をセットする
(ステップ2108)。ユーザがアイコン要求領域から
制御部に入ったのでなければ、プラットフォームに接続
されたビデオディスクシステムを適当なモードにセット
し、モードが指定されていない場合には現在のビデオデ
ィスクの第1フレームを検索する(ステップ210
9)。次いで、ビデオディスク制御部はユーザからの入
力待ち状態となる(ステップ2110)。ここで、ユー
ザは種々の制御オプションを入力或いは選択することが
できる。
【0219】マウスの右ボタン112をクリックすると
(ステップ2111)、ビデオディスク制御部は処理を
図21Cに進める。まず、ディスプレイ画面上に制御ウ
インドウが表示されているかを確認する。表示されてい
ない場合には、最後に開いたウインドウと同じ位置で同
じサイズの制御ウインドウを開く(ステップ217
2)。そして、図21Aのユーザからの入力待ち状態に
戻る(ステップ2110)。マウスの右ボタン112を
クリックしたときに、カーソルが制御ウインドウの外部
に存在する場合には(ステップ2174)、制御ウイン
ドウを閉じて全画面で映像を表示し(ステップ217
6)、図21Aのユーザからの入力待ち状態に戻る(ス
テップ2110)。一方、ウインドウ内部でマウスの右
ボタン112をクリックしたときに、制御ウインドウが
ディスプレイ画面上に表示されていて(ステップ217
0)、またウインドウサイズが最大である場合には(ス
テップ2178)、ウインドウサイズを小さくする処理
を行う(ステップ2179)。制御ウインドウが最大で
ない場合には、ウインドウのサイズを最大にして、必要
ならば画面に合うように制御ウインドウの位置を変更す
る処理を行う(ステップ2180)。そして、図21A
のユーザからの入力待ち状態に戻る(ステップ211
0)。
【0220】ビデオディスク制御部において、ユーザが
ディスプレイ画面上のボタンやガジェット内でマウスの
左ボタン113をクリックすると(ステップ211
2)、ビデオディスク制御部はどのボタンやガジェット
が選択されたかを決定する処理を開始する。ヘルプボタ
ン上でマウスの左ボタン113をクリックすると、ビデ
オディスク制御部は好適な実施例のヘルプシステムを起
動させ、ディスプレイ画面上に適切なヘルプ情報を表示
する(ステップ2114)。ヘルプ処理を終えると、ビ
デオディスク制御部はユーザからの入力待ち状態に戻
る。
【0221】ビデオディスク制御部ウインドウ内のM
1、M2ボタン上でマウスの左ボタン113をクリック
すると(ステップ2115)、現在表示されている映像
フレームを指定する情報をビデオディスクシステムから
取り出し、保存する処理を行う(ステップ2116)。
一方、静止ボタン、再生ボタン、逆再生ボタン、コマ送
りボタン、逆コマ送りボタン、スキャンボタン、逆スキ
ャンボタン、スロー再生ボタン、スロー逆再生ボタン、
高速再生ボタン、高速逆再生ボタン、映像ボタン、音声
1ボタン、音声2ボタン、インデクスボタンのいづれか
をクリックすると(ステップ2117)、ビデオディス
ク制御部は適切なコマンド情報をビデオディスクシステ
ムのビデオディスクドライバに伝える(ステップ211
8)。再生ボタン、スロー再生ボタン、高速再生ボタン
コマンドがビデオディスクドライバに伝えられた場合に
は、新たに異なる入力が行われるまで、或いは静止ボタ
ンが入力されるまで、フレーム画面を更新し続ける(ス
テップ2119)。そして、ユーザからの入力待ち状態
に戻る(ステップ2110)。
【0222】ビデオディスク制御部において多状態ボタ
ンをクリックすると(ステップ2120)、再生、検
索、自動停止オプション間で選択を入れ替える。再生オ
プションをユーザが選択すると(ステップ2122)、
ビデオディスク制御部は開始ボタンと終了ボタンとを明
るく表示し(ステップ2123)、ユーザからの入力待
ち状態に戻る(ステップ2110)。再生ボタンが選択
されなかった場合には(ステップ2122)、ビデオデ
ィスク制御部メニュー中のフレームボタンのみを明るく
表示し(ステップ2124)、ユーザからの入力待ち状
態に戻る(ステップ2110)。
【0223】ユーザがビデオディスク制御部メニューか
ら開始、終了、フレームボタンを選択すると(ステップ
2125)、フレーム、現在フレーム、M1(メモリ
1)、M2(メモリ2)オプションのいづれかを選択す
ることができるようになる(ステップ2126)。そし
て、ステップ2125において入力されたボタンに応じ
て、ビデオディスク制御部は選択された情報を保存し表
示し(ステップ2127)、ユーザからの入力待ち状態
に戻る(ステップ2110)。
【0224】ビデオディスクメニューから表示ボタンを
クリックすると、多状態ガジェットや関連したボタン情
報が適切に定義されているかを確認する(ステップ21
29)。適切に定義されていない場合には、ユーザから
の入力待ち状態に戻る(ステップ2110)。一方、適
切に定義されている場合には(ステップ2129)、多
状態ガジェットやそれに関連するボタン情報で指定され
た処理を実行し(ステップ2130)、ユーザからの入
力待ち状態に戻る(ステップ2110)。
【0225】ビデオディスクメニューからキャンセルボ
タンや閉ウインドウガジェットをクリックすると(ステ
ップ2131)、ウインドウがアイコンから開かれた場
合には、ビデオディスクメニューのウインドウを閉じる
(ステップ2132)。尚、このとき、ビデオディスク
制御部はアイコンに関するデータの修正は行わない。す
ると、ビデオディスク制御部の処理は終了する(ステッ
プ2133)。一方、ユーザがビデオディスク制御部メ
ニューからOKボタンをクリックすると(ステップ21
34)、ウインドウがアイコンから開かれた場合には、
ビデオディスクウインドウを閉じ、多状態ガジェットや
それに関連する現在の設定状態を反映するためにそのデ
ータを更新し(ステップ2135)、ビデオディスク処
理を終了する(ステップ2133)。 J.応用ソフトウエアムーバ 上述のように、好適な実施例を用いることで、ユーザは
マルチメディアプレゼンテーションを生成して編集する
ことができる。従って、ユーザが作成したプレゼンテー
ションは、フローファイル、即ちフローエディタ内で生
成されたプレゼンテーションファイルと、作成するプレ
ゼンテーションにおいて用いるファイルである資源とか
ら成る。これらの資源は、音声、絵、テキスト、音楽な
どを含むファイルである。フローファイルは、資源がプ
ラットフォーム100中のどこに存在するのかを示すフ
ァイル名で資源にアクセスする。
【0226】プレゼンテーションが(例えば、他のプラ
ットフォームへ)移動されるべきであれば、すべての資
源もプレゼンテーションと共に移動されなければならな
い。すると、これらの資源は元の位置には存在しないた
め、プレゼンテーション中でこれらのファイルを参照し
ている情報もすべて更新する必要がある。このような処
理を実行するのが、好適な実施例における応用ソフトウ
エアムーバ220(図2)である。
【0227】応用ソフトウエアムーバ220は、一般に
プレゼンテーションを入力し、そのフローをスキャン
し、フローと資源とを目的場所にコピーし、フローへの
参照部位を資源の新たな場所に変更する処理を行う。応
用ソフトウエアムーバ220には、プレゼンテーション
を移動する動作として2つのモードがある。この2つの
モードは移動条件に応じて選択される。第1のモード
は、ハードディスクドライブから1つ或いは複数のフロ
ッピディスクにプレゼンテーションをコピーする生成モ
ードである。第2のモード或いはインストールモード
は、1つ或いは複数のフロッピディスクからハードディ
スクにプレゼンテーションをコピーするモードである。
このモードは、他の場所からのコピー、例えば2つのハ
ードディスク間でのコピーを行うこともできる。図22
は応用ソフトウエアムーバ220の処理の流れを示すフ
ロー図である。
【0228】ユーザが好適な実施例の応用ソフトウエア
ムーバ220を選択すると、図22に示すように、まず
プレゼンテーションをハードディスクからフロッピディ
スクへコピーするか否かを調べる(ステップ221
0)。コピーする場合には、応用ソフトウエアムーバ2
20の生成処理を実行し(ステップ2220)、応用ソ
フトウエアムーバ220の処理を終了する(ステップ2
240)。コピーしない場合には、応用ソフトウエアム
ーバ220のインストール処理を実行し(ステップ22
30)、応用ソフトウエアムーバ220の処理を終了す
る(ステップ2240)。
【0229】生成処理を実行すると(ステップ222
0)、まずユーザは、例えばコピーするフローファイル
名、対象プレゼンテーション名、用いるフロッピディス
クドライブなどの情報を入力する。すると、応用ソフト
ウエアムーバ220はプレゼンテーションを読み出し、
資源のプレゼンテーション構造をスキャンする。そし
て、プレゼンテーション中の資源に対する参照部位ごと
に、応用ソフトウエアムーバ220によって生成された
資源名リスト中に資源ノードが存在するかどうかを確認
する。プレゼンテーション構造のスキャン中に新たな資
源を見つけると、応用ソフトウエアムーバ220は新た
な資源ノードを生成し、資源名リストに加える。即ち、
プレゼンテーションにおいて用いられる資源ごとに、た
だ1つの資源ノードがプレゼンテーション資源リストに
存在する。
【0230】このスキャン処理中、応用ソフトウエアム
ーバ220は資源ノードの一部である資源参照リストを
も作成する。この資源参照リストはプレゼンテーション
構造における資源への参照部位を集めたリストである。
資源参照リスト中の各項目には、移動するプレゼンテー
ション中で資源を参照している部位や参照内容の情報が
含まれる。応用ソフトウエアムーバ220がプレゼンテ
ーション構造をスキャンし資源参照部位を確認すると、
資源ノードと参照部位とを結付ける資源参照ノードを作
成する。尚、プレゼンテーション中のアイコンは複数の
資源を参照することもある。
【0231】プレゼンテーション構造のスキャンを終え
ると、資源名リストを3回スキャンする。第1回目のス
キャンでは、資源に関するすべての情報を集める。第2
回目のスキャンでは、存在しない資源(ソースディスク
に存在しない資源)ごとに、他のファイルに置き換える
か、ファイルをスキップするか、削除するかの判断をユ
ーザにゆだねる。第3回目のスキャンでは、資源がフロ
ッピディスクに保存できる程度の容量であることを確認
する。資源が大容量である場合には、他のファイルに置
き換えるか、ファイルをスキップするか、削除するかの
判断をユーザにゆだねる。
【0232】資源名リストを3回スキャンすると、応用
ソフトウエアムーバ220は重要なイベント、例えばサ
イズが大きいためにユーザが置き換えたファイルやスキ
ップしたファイルのログ情報を記したログファイルを生
成する。次に、応用ソフトウエアムーバ220は、資源
ノードをフロッピーディスクに割当てることで、資源に
新たな移動先名を割当てる。この処理は、資源名リスト
中の資源ノードをサイズの大きい順にソートする処理を
含む。次いで、ソートされた資源名リストをスキャン
し、割当てられていない資源を現在のフロッピーディス
クに割当てることができるかどうかを調べる。現在のフ
ロッピーディスクに割当てることができれば、応用ソフ
トウエアムーバ220はその資源を割当て、フロッピデ
ィスク上の場所を移動先名とする。現在のフロッピーデ
ィスクに割当てることができない場合には、資源名リス
ト中のその資源をスキップして、次の資源ノードの処理
に進む。このような処理をすべての資源ノードをフロッ
ピーディスクに割当てるまで繰り返す。
【0233】次いで、応用ソフトウエアムーバ220は
プレゼンテーション中の資源参照部位を新たな資源の移
動先名に更新する。資源参照リストを用いることで、プ
レゼンテーション中の参照部位を資源ノードに割当てら
れた新しい名前に置き換えることができる。そして、ユ
ーザにはこのプレゼンテーションをコピーするのに必要
なフロッピーディスクの枚数を提示する。この時点でユ
ーザは応用ソフトウエアムーバ220の処理を中止する
こともできる。
【0234】応用ソフトウエアムーバ220の処理が中
止されなければ、移動処理のはじめに指定されたフロッ
ピーディスクに資源をコピーする処理を行い、ユーザに
コピーのためのディスクを挿入するように求める。そし
て、更新プレゼンテーション、ログファイル、ならびに
すべての資源を割当てられた移動先ディスクにコピーす
る。尚、コピー処理中に、フロッピーディスクドライブ
中のディスクを取り替えるように指示されることもあ
る。
【0235】最後に、プレゼンテーションのコピー処理
が終了すると、ユーザにはコピー処理において生成され
たログファイルが提示される。ユーザが応用ソフトウエ
アムーバのインストールモードを選択すると、応用ソフ
トウエアムーバ220は、コピーするプレゼンテーショ
ンファイル名、コピーの移動先名、プレゼンテーション
で用いる資源の場所などの情報を入力する。応用ソフト
ウエアムーバ220のインストール処理では、移動先ハ
ードディスクに資源を格納する位置を制御する。入力に
続いて、応用ソフトウエアムーバ220はコピーするプ
レゼンテーションファイルを読み出す。次いで、上述の
応用ソフトウエアムーバ220の生成処理におけるスキ
ャン処理と同様に、インストール処理でも資源のプレゼ
ンテーション構造のスキャン処理を行う。
【0236】プレゼンテーション構造のスキャン処理に
続いて、プレゼンテーションのスキャン処理において生
成された資源名リストを2回スキャンする。資源名リス
トの1回目のスキャンでは、ファイルタイプやファイル
サイズなどの資源に関する情報を得る。2回目のスキャ
ンでは、存在しない資源(ソースディスクに存在しない
プレゼンテーション中の資源)ごとに、他のファイルに
置き換えるか、ファイルをスキップするか、削除するか
の判断をユーザにゆだねる。
【0237】次いで、応用ソフトウエアムーバ220の
生成モードのときの処理と同様に、ログファイルを作成
する。ログファイルを作成すると、資源名リスト中の資
源名に対して新たな移動先名を割当てる。即ち、リスト
中の資源名ごとに、ファイルタイプに基づいて新たな名
前を割当てる。そして、プレゼンテーション中の資源参
照部位を新たな移動先名に更新する。資源参照リストを
用いることで、応用ソフトウエア中の参照部位を資源に
割当て、資源名に割当てられた新たな名前を用いるよう
に参照部位を変更してプレゼンテーション構造を更新す
る。
【0238】そして、応用ソフトウエアムーバ220
は、資源を指定場所(例えば、ハードディスク)にコピ
ーし、コピー処理が終了すると、ユーザにログファイル
が提示される。 K.評価部 評価部240(図2)は、本発明の好適な実施例におけ
るもう一つの重要な構成部位であり、プラットフォーム
100(図1)上のプレゼンテーションを評価(或いは
実行)するために用いられる。図23A〜23Gは本発
明の好適な評価部の処理の流れを示すフロー図である。
【0239】評価部240が処理を開始すると、まず評
価環境を初期化する(ステップ2301)。評価環境は
現在の評価部240の状態を示すすべての情報を含むも
のである。この環境の中で動的な部位は実行リターンス
タックであり、この実行リターンスタックには後述する
ENode が保持される。図23Cのステップ2334に示
すように、親の子アイコンに対して処理を行うときに
は、親アイコンの評価中の状態を保持するENode がこの
スタックに付加される。子アイコンの評価を終了する
と、実行リターンスタックで一番上のENode を削除し
て、親アイコンに続くアイコンの処理に進む。尚、評価
部が処理を開始したときには、このスタックは空の状態
に初期化される。
【0240】次に、評価部240は初期プレゼンテーシ
ョン画面を開く(ステップ2302)。続いて、評価部
240は現在評価中の応用ソフトウエアの第1番目のア
イコンを見つける(ステップ2303)。アイコンが見
つからなければ(ステップ2303)、評価部240は
プレゼンテーション画面を閉じ、応用ソフトウエアのプ
レゼンテーションにおいて利用すると考えられステップ
2301で評価部に割当てられた資源を解放する(ステ
ップ2347)。そして、評価部の処理を終了する(ス
テップ2348)。
【0241】評価部240が評価中の応用ソフトウエア
中に第1番目のアイコンを見つけると(ステップ230
3)、図9A〜9Bのような応用ソフトウエアにおける
データ構造に関するアイコンの処理を開始する。まず、
アイコンが呼出しアイコンであるかを調べる(ステップ
2304)。呼出しアイコンである場合には、呼出しア
イコンが参照(友達)アイコンを有するかを調べる(ス
テップ2305)。呼出しアイコンに対して参照アイコ
ンが定義されていると(ステップ2305)、ルートイ
ベント(RootEvent)の子リスト上のサブルーチンを見つ
ける(ステップ2306)。ここで、ルートイベントは
完結したプレゼンテーションを含むイベント構造であ
る。尚、プレゼンテーション中のすべてのイベントやコ
マンドはルートイベントの子孫であり、プレゼンテーシ
ョンの左端の列のアイコンはルートイベントの子リスト
上に存在する。サブルーチンをルートイベントの子リス
ト上に位置付けると(ステップ2306)、現在の状態
を保存するためにpushENode処理を実行する(ステップ
2307)。
【0242】図23Fは、pushENode 処理の流れを示し
た図である。pushENode 処理を開始すると、評価部24
0はまずプラットフォーム100内のメモリをENode に
割当てる(ステップ2380)。次いで、現在の親、ア
イコン、評価状態、ループ値といった現在の状態をENod
e に保存する(ステップ2381)。そして、評価部2
40はENode を実行リターンスタックに付加する(ステ
ップ2382)。この場合、ENode に保存された情報
は、サブルーチン処理が終了した後、呼出し時点におけ
る環境に戻るときに用いられる。
【0243】ステップ2307が実行された後、評価部
240の処理は図23Cのステップ2334に進む。ス
テップ2334では、サブルーチンアイコンに対して図
23FのpushENode 処理を実行し、サブルーチンアイコ
ンの第1番目の子アイコンを見つける(ステップ233
4)。そして、評価部の処理は図23Aのステップ23
04に戻り、プレゼンテーション中の次のアイコンタイ
プを調べる。
【0244】ステップ2306においてルートイベント
の子リスト上にサブルーチンを見つけることが出来ない
場合には、終了フラグがセットされているかどうかを調
べる(ステップ2335)。終了フラグがセットされて
いると(ステップ2335)、以前の親アイコンに対す
るPopENode処理を実行する。図23Gは、PopENodeの処
理の流れを示したものである。PopENode処理を開始する
と、まず実行リターンスタックから削除するENode が存
在するかを調べる(ステップ2390)。存在しない場
合にはPopENode処理を終了し、評価部240処理のステ
ップ2341(図23C)に戻る。一方、削除するENod
e が存在する場合には(ステップ2390)、評価部は
一連の処理を実行する。まず現在の親、アイコン、評価
部状態、ループ値といった情報を削除するENode から取
り出す(ステップ2391)。次いで、実行リターンス
タックから取り出したENode に含まれる親アイコンの一
時的な情報を整理し(ステップ2392)、適切な実行
リターンスタックに達するまでにはさらなるENode を削
除しなければならないかを判断する(ステップ239
0)。例えば、ループから抜け出るためには複数のENod
e を削除しなければならない。複数のENode を削除する
場合には図23Gのステップ2390に戻る。一方、削
除するENode が存在しない場合には、PopENodeの処理を
終了する。
【0245】ステップ2341において以前の親アイコ
ンのPopENodeが存在した場合には、終了フラグがセット
されているかどうかを調べる(ステップ2342)。セ
ットされていれば、ステップ2341の処理を繰り返
す。尚、ステップ2327を参照して後述するが、プレ
ゼンテーション中で終了アイコンがあると終了フラグが
セットされる。一方、終了アイコンがセットされていな
い場合には、現在のアイコンが中断処理中であるかを調
べる(ステップ2343)。中断処理中でない場合に
は、図23Dに進み現在のアイコンがサブルーチンアイ
コン、中断アイコンであるかを調べる(ステップ234
5)。そうであれば、図23Cのステップ2341に戻
る。一方、そうでなければ、親アイコンを再実行(ルー
プ処理)しなければならないかを確認する(ステップ2
346)。再実行しなければならない場合には、図23
Aのステップ2304に戻る。一方、再実行しなくても
良い場合には(ステップ2346)、図23Cのステッ
プ2340に戻り次の兄弟アイコンを見つける(ステッ
プ2340)。上述のように、ステップ2340におい
て兄弟アイコンが見つかれば、図23Aのステップ23
04に処理を進める。
【0246】図23Aにおいて条件付きアイコンを評価
する際には(ステップ2308)、まず条件付きアイコ
ンの条件が真であるかを調べる(ステップ2309)。
真であれば(ステップ2309)、条件付きアイコンが
条件付きgotoアイコンであるかを調べる(ステップ23
10)。条件付きgotoアイコンであれば、参照(友達)
アイコンが実行リターンスタック中のイベントの子アイ
コンとなっているかどうかを調べる(ステップ231
3)。子アイコンとなっていれば、参照(友達)アイコ
ンが現在の親アイコンの子アイコンであるかを調べる
(ステップ2314)。そうであれば、参照アイコンの
処理を実行し(ステップ2316)、図23Cのステッ
プ2334に進む(上述)。参照アイコンが現在の親ア
イコンの子アイコンでなければ(ステップ2314)、
図23Gで示したPopENode処理を実行する(ステップ2
315)。これにより参照リターンスタック中の参照ア
イコンの状態に戻ることができる。参照アイコンの状態
に戻ると、PopENode処理を終了し参照アイコンの処理に
進む。
【0247】参照アイコンが実行リターンスタック中の
イベントの子アイコンでなければ(ステップ231
3)、図23Cにおいて終了フラグがセットされている
かを調べる(ステップ2335)。セットされていれ
ば、ステップ2341の処理に進む(上述)。終了フラ
グがセットされていなければ(ステップ2335)、現
在のアイコンがif-then-elseアイコンであって真である
ときの処理を実行しているかどうかを調べる(ステップ
2336)。真であるときの処理を実行していなけれ
ば、ステップ2340に進む(上述)。if-then-elseア
イコンが真であるときの処理を実行していれば(ステッ
プ2336)、if-then-elseアイコンの兄弟アイコンを
見つける処理を行う(ステップ2337)。兄弟アイコ
ンが存在しなければ(ステップ2337)、ステップ2
341に処理を進める(上述)。
【0248】兄弟アイコンを見つかると(ステップ23
37)、現在のアイコンが本当にif-then-elseアイコン
であるかを調べる(ステップ2338)。if-then-else
アイコンであれば、ステップ2337に処理を進める。
一方、if-then-elseアイコンでなければ、現在のアイコ
ンに対して次の兄弟アイコンを見つける(ステップ23
39)。兄弟アイコンを見つけると(ステップ233
9)、図23Aのステップ2341に進み評価処理を続
ける(上述)。
【0249】図23Aにおいてgotoアイコンを評価する
際には(ステップ2312)、まず参照(友達)アイコ
ンが実行リターンスタック中のイベントの子アイコンと
なっているかどうかを調べる(ステップ2313)。子
アイコンとなっていればステップ2314の処理を実行
し、上述の条件付きgotoアイコンのときと同様の処理を
実行する。
【0250】図23Bにおいてリターンアイコンを評価
する際には(ステップ2317)、まずサブルーチンの
子アイコンを現在実行しているかどうかを確認する(ス
テップ2318)。実行していなければ図23Cのステ
ップ2335に処理を進める。一方、リターンアイコン
がサブルーチン内にあれば(ステップ2318)、図2
3GのPopENode処理を実行する(ステップ2319)。
次いで、PopENode処理において取り出されたENode がサ
ブルーチンであるかどうかを調べる(ステップ232
0)。サブルーチンでなければステップ2319に戻
る。一方、PopENode処理がサブルーチンであれば(ステ
ップ2320)、図23GのPopENode処理を再び実行
し、サブルーチンを呼び出した時点の情報を取り出す
(ステップ2321)。即ち、応用ソフトウエア中でサ
ブルーチンを呼び出した場所に戻るためにPopENode処理
を実行する。
【0251】図23Bにおいてループ終了、フォーム終
了アイコンを評価する際には(ステップ2322)、現
在位置がループ或いはフォーム内であるかどうかを調べ
る(ステップ2324)。ループ/フォーム外であれ
ば、ステップ2335の処理に進む。一方、ループ/フ
ォーム内であれば、図23GのPopENode処理を実行する
(ステップ2325)。ここで、PopENode処理における
PopNode がループ/フォームの親ノードであれば(ステ
ップ2326)、図23Cのステップ2335に処理を
進める。親ノードでなければステップ2325に戻る。
【0252】応用ソフトウエア中で終了アイコンを評価
する際には(ステップ2327)、終了フラグをセット
して図23Cのステップ2325に進む。これらの他の
場合は、評価中のアイコンに対応する処理を実行する
(ステップ2329)。図23Eは、このアイコン処理
の流れを示したものである。図23Eでは、まずアイコ
ンの処理を開始する(ステップ2360)。ここで、ア
イコンの処理はアイコンタイプに依存する。例えば、画
面アイコンは背景の解像度や画面などをセットするのに
対し、モジュールアイコンはアイコンが定義したすべて
の文を評価する処理を行い、アニメーションアイコンは
指定したアニメーションの再生を行う(上述)。次い
で、現在のアイコンがユーザからの入力を必要とする待
ちアイコンであるかをチェックする(ステップ236
1)。待ちアイコンであれば、ユーザからの入力待ち状
態となる(ステップ2362)。ここでユーザが入力す
ると(ステップ2363)、図23Bのステップ233
0に処理を進める。また、ユーザからの入力によって処
理が中断されても(ステップ2364)、図23Bのス
テップ2330に処理を進める。尚、中断されなかった
場合には、ユーザからの入力待ち状態に戻る(ステップ
2362)。
【0253】現在のアイコンがユーザからの入力を必要
としないアイコンであれば(ステップ2361)、現在
のアイコン処理を評価処理終了前に中断することができ
るかをチェックする(ステップ2365)。中断させる
ことができなければ、図23Bのステップ2330に処
理を進める。一方、評価中の処理を中断させることがで
きるアイコンであれば(ステップ2365)、ユーザが
中断オプションを選択したかどうかをチェックする(ス
テップ2366)。中断オプションを選択していなけれ
ば、図23Bのステップ2330に処理を進める。一
方、中断オプションを選択すると(ステップ236
6)、現在のアイコン処理を監視しながらユーザからの
入力待ち状態となる(ステップ2367)。ここで、現
在のアイコン処理が終了すると(ステップ2368)、
図23Bのステップ2330に処理を進める。一方、ア
イコン処理が終了しなければ(ステップ2368)、ユ
ーザがアイコン処理の中断を入力したかどうかをチェッ
クする(ステップ2369)。ユーザが処理の中断を入
力しなければ(ステップ2369)、ステップ2367
に戻る。一方、中断が入力された場合には図23Bのス
テップ2330に処理を進める。
【0254】図23Eの処理に続いて(ステップ232
9)、中断アイコンが存在するかをチェックする(ステ
ップ2330)。中断アイコンであれば、図23Fのpu
shENode 処理を実行して応用ソフトウエアの現在の状態
を保存し、適切な中断処理をセットアップし、中断トラ
ッキング処理のためのpushENode 処理を実行する(ステ
ップ2331)。そして、中断アイコンの第1子アイコ
ンを見つけ(ステップ2332)、図23Aのステップ
2304に戻る。
【0255】一方、中断アイコンが存在しなければ(ス
テップ2330)、現在のアイコンが子アイコンを有す
る親アイコンであって即座に実行しなければならない処
理であるかをチェックする(ステップ2333)。現在
のアイコンが即座に実行しなければならない子アイコン
を有する親アイコンであれば(ステップ2333)、図
23Cのステップ2334に進む(上述)。一方、現在
のアイコンが即座に実行しなければならない子アイコン
を有する親アイコンでなければ(ステップ2333)、
図23Cのステップ2335に進む(上述)。
【0256】図23A〜23Eを参照しながら説明した
処理により、好適な実施例における評価部は図9A〜9
Bで示したような応用ソフトウエア構造を展開し、評価
中の応用ソフトウエアを提示することが可能となる。特
に、本発明の好適な実施例は、対話的なマルチメディア
プレゼンテーションとコースワークを作成及びプログラ
ムするのに用いられ、フローエディタの一部として成さ
れたグラフィックスインタフェースディスプレイを提供
することで、従来の視覚的プログラミングシステムと同
様に、従来のマルチメディアオーサリングシステムの問
題点を解決している。また、本発明は、プレゼンテーシ
ョンを作成するのに必要な他の編集機能を行うのに用い
られる他のエディタ(例えば、データベースエディタ、
文エディタ、オブジェクトエディタ)をも含む。更に、
本発明は、制御システム(例えば、応用ソフトウエアム
ーバ、ビデオディスク制御部、ヘルプシステム)をも含
み、対話的なマルチメディアプレゼンテーションの作成
・実行を容易にしている。最後に、本発明は評価部を含
み、プログラムされたプレゼンテーション(応用ソフト
ウエア)を評価して、プレゼンテーションを実行するこ
ともできる。
【0257】尚、当業者は、本発明の概念、及び精神か
らはずれることなく、修正や変更が本発明に成されるこ
とを認識するであろう。即ち、本発明は、ここで示した
詳細や代表的な手法に限定されない。
【0258】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザがマルチメディアプレゼンテーションやコースワ
ークを生成するコンピュータシステムを提供することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実装するコンピュータシステム、即ち
プラットフォームの構成要素を示すブロック図である。
【図2】本発明の好適な実施例のソフトウエア部位を示
すブロック図である。
【図3】本発明の好適な実施例のフローエディタによっ
て生成されるフローウインドウを示す図である。
【図4】本発明の好適な実施例の主アイコンメニュー4
00を示す図である。
【図5A】本発明の好適な実施例の制御アイコンサブメ
ニューを示す図である。
【図5B】本発明の好適な実施例の中断アイコンサブメ
ニューを示す図である。
【図5C】本発明の好適な実施例のデータアイコンサブ
メニューを示す図である。
【図5D】本発明の好適な実施例の待ちアイコンサブメ
ニューを示す図である。
【図5E】本発明の好適な実施例のAVアイコンサブメ
ニューを示す図である。
【図5F】本発明の好適な実施例のモジュールアイコン
サブメニューを示す図である。
【図6】図5A〜5Fで示した主アイコンメニューやア
イコンサブメニューの処理の流れを示す図である。
【図7A】〜
【図7D】図3のフローウインドウのGRID上のアイ
コンを説明するために、実施例において用いるアイコン
間の関連を説明する図である。
【図8】図5Eのアニメーションアイコンのアイコン要
求領域の例である。
【図9A】
【図9B】好適な実施例において生成され、評価される
データ構造の例を示すブロック図である。
【図10】図2のフローエディタ自身と、フローエディ
タの図1のコンピュータシステムの他の構成部位と図2
の本発明の好適な実施例に対する関係を示すブロック図
である。
【図11A】〜
【図11G】図8の編集ウインドウハンドラーの好適な
実施例の流れ図である。
【図12】図8のアイコン要求領域ハンドラーの好適な
実施例の流れ図である。
【図13】ユーザが文エディタに入ったときに、ディス
プレイ画面上に表示される文エディタウインドウの好適
な例を示す図である。
【図14】図2の文エディタの流れ図である。
【図15】図2のオブジェクトエディタ自身と、オブジ
ェクトエディタの図1のコンピュータシステムの他の構
成部位と図2の本発明の好適な実施例に対する関係を示
すブロック図である。
【図16A】〜
【図16M】図15のオブジェクトエディタの流れ図で
ある。
【図17】図2のデータベースエディタ自身と、データ
ベースエディタの図1のコンピュータシステムの他の構
成部位と図2の本発明の好適な実施例に対する関係を示
すブロック図である。
【図18】好適な実施例のデータベースエディタのデー
タベースウインドウを示す図である。
【図19】好適な実施例のデータベースエディタのキー
ウインドウを示す図である。
【図20】好適な実施例のデータベースエディタの編集
データベースウインドウを示す図である。
【図21A】〜
【図21C】図2、図8のビデオディスク制御部の好適
な実施例の流れ図である。
【図22】図2の応用ソフトウエアムーバの好適な実施
例の流れ図である。
【図23A】〜
【図23G】図2の評価部の好適な実施例のフロー図で
ある。
【図24】好適な実施例のオーサリングシステムのフロ
ー図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 07/692 230 (32)優先日 1991年4月26日 (33)優先権主張国 米国(US) (72)発明者 カナン, ナラシンハン ピー. アメリカ合衆国 バージニア州 22101, マックレーン, カーツ ロード 1316 (72)発明者 ラッツ, ウェイン ディー. アメリカ合衆国 メリーランド州 20744, フォート ワシントン, リラ ドライ ブ 902 (72)発明者 ニコラ, クリストファー ジー. アメリカ合衆国 バージニア州 22091, レストン, ランニング セダー ロー ド 11577 (72)発明者 ウェイブリン, マイケル イー. アメリカ合衆国 メリーランド州 20740, カレッジ パーク, キャルバート ロ ード 4809

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置、メモリ、及び複数のアイ
    コンを表示するアイコンメニュー領域とアイコンの1つ
    を表示するグリッド領域とを含むディスプレイ画面を有
    するディスプレイ装置を含み、メニュー領域内のアイコ
    ンはメモリに動作指示に関する複数の選択可能なアイコ
    ンを含むデータ処理システムの方法であって、 アイコンメニュー領域から入力選択アイコンを受信する
    工程と、 動作指示を含む選択アイコンに関するデータ構造を前記
    メモリに保存する工程と、 グリッド領域上でデータ構造に対応する新たなアイコン
    を表示する工程と、 前記データ構造に含まれる動作指示により示される動作
    を行う工程とを備えることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記データ処理システムはマルチメディ
    ア装置を更に備え、 複数の選択可能なアイコンの1つがマルチメディア装置
    に対応し、前記データ構造に含まれる動作指示により示
    される動作を行う工程は、 データ構造がマルチメディア装置に関する選択可能なア
    イコンの1つに対応しているかを決定する工程と、 マルチメディア装置に関する選択可能なアイコンのデー
    タ構造の動作指示により示される動作を行うことをマル
    チメディア装置に伝達する工程とを含むことを特徴とす
    る請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 中央処理装置、メモリ、及び複数のアイ
    コンを表示するアイコンメニュー領域とアイコンの1つ
    を表示するグリッド領域とを含むディスプレイ画面を有
    するディスプレイ装置を含み、メニュー領域内のアイコ
    ンはメモリに動作指示に関する複数の選択可能なアイコ
    ンを含むデータ処理システムにおけるオーサリングシス
    テムであって、 アイコンメニュー領域から入力選択アイコンを受信する
    手段と、 動作指示を含む選択アイコンに関するデータ構造を前記
    メモリに保存する手段と、 グリッド領域上でデータ構造に対応する新たなアイコン
    を表示する手段と、 前記データ構造に含まれる動作指示により示される動作
    を行う手段とを備えることを特徴とするオーサリングシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記データ処理システムはマルチメディ
    ア装置を更に備え、 複数の選択可能なアイコンの1つがマルチメディア装置
    に対応し、前記データ構造に含まれる動作指示により示
    される動作を行う手段は、 データ構造がマルチメディア装置に関する選択可能なア
    イコンの1つに対応しているかを決定する手段と、 マルチメディア装置に関する選択可能なアイコンのデー
    タ構造の動作指示により示される動作を行うことをマル
    チメディア装置に伝達する手段とを含むことを特徴とす
    る請求項3記載のオーサリングシステム。
  5. 【請求項5】 中央処理装置、メモリ、及びディスプレ
    イ画面を有するディスプレイ装置とを含み、該ディスプ
    レイ装置は編集モードとプレゼンテーションモードとを
    含む複数のディスプレイモードと、複数のアイコンを表
    示するアイコンメニュー領域とアイコンの1つを表示す
    るグリッド領域とを含む編集モードにおける複数のディ
    スプレイ領域を含むディスプレイ画面とを有し、前記メ
    ニュー領域内のアイコンはメモリに動作指示に関する複
    数の選択可能なアイコンを含むデータ処理システムにお
    ける方法であって、 編集モードにおいて、アイコンメニュー領域の入力選択
    アイコンを受信する工程と、 編集モードにおいて、選択アイコンにより示されるメモ
    リの動作指示と同一の動作指示を含むメモリの選択アイ
    コンに関するデータ構造を生成する工程と、 編集モードにおいて、グリッド領域上でデータ構造に対
    応する新たなアイコンを表示する工程と、 プレゼンテーションモードにおいて、データ構造の動作
    指示により示される動作を行うデータ構造を評価する工
    程と、 プレゼンテーションモードにおいて、実行動作に応じた
    入力を受信する工程とを備えることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 中央処理装置、メモリ、及びディスプレ
    イ画面を有するディスプレイ装置とを含み、該ディスプ
    レイ装置は編集モードとプレゼンテーションモードとを
    含む複数のディスプレイモードと、複数のアイコンを表
    示するアイコンメニュー領域とアイコンの1つを表示す
    るグリッド領域とを含む編集モードにおける複数のディ
    スプレイ領域を含むディスプレイ画面とを有し、前記メ
    ニュー領域内のアイコンはメモリに動作指示に関する複
    数の選択可能なアイコンを含むデータ処理システムにお
    ける対話的オーサリングシステムであって、 編集モードにおいて、アイコンメニュー領域の入力選択
    アイコンを受信する手段と、 編集モードにおいて、選択アイコンにより示されるメモ
    リの動作指示と同一の動作指示を含むメモリの選択アイ
    コンに関するデータ構造を生成する手段と、 編集モードにおいて、グリッド領域上でデータ構造に対
    応する新たなアイコンを表示する手段と、 プレゼンテーションモードにおいて、データ構造の動作
    指示により示される動作を行うデータ構造を評価する手
    段と、 プレゼンテーションモードにおいて、実行動作に応じた
    入力を受信する手段とを備えることを特徴とする対話的
    オーサリングシステム。
  7. 【請求項7】 中央処理装置、プレゼンテーションに対
    応する複数のデータ構造を保存するメモリ、及びプレゼ
    ンテーションを表示するプレゼンテーション領域を含む
    ディスプレイ画面を有するディスプレイ装置を含み、前
    記データ構造の1つは動作指示と複数のアトリビュート
    とを含むデータ処理システムにおける方法であって、 プレゼンテーションの複数のデータ構造の1つを受信す
    る工程と、 データ構造中の動作指示に応じて行われるべき動作を決
    定する受信データ構造を分析する工程と、 受信データ構造の複数のアトリビュートに従って動作指
    示に応じた動作を行う工程とを備えることを特徴とする
    方法。
  8. 【請求項8】 メモリは、イベント構造とコマンド構造
    を含む複数のデータ構造とイベント及びコマンド構造に
    関するリンク構造とを含む複数のプレゼンテーションを
    含み、データ構造中の動作指示に応じて行われるべき動
    作を決定する受信データ構造を分析する工程は、 プレゼンテーションの複数のイベント構造の1つを分析
    する工程と、 イベント構造の1つに関する複数のリンク構造の1つを
    用いて、プレゼンテーションの複数のコマンド構造の1
    つを見つける工程と、 コマンド構造の動作指示に応じて行われるべき動作を決
    定する工程とを含むことを特徴とする請求項7記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 プレゼンテーションの複数のイベント構
    造の1つを分析する工程は、 イベント構造の動作指示に応じて行われるべき動作を決
    定する工程と、 受信イベント構造の複数のアトリビュートに従って動作
    指示に応じた動作を行う工程とを含むことを特徴とする
    請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 受信データ構造の複数のアトリビュー
    トに従って動作指示に応じた動作を行う工程は、 受信イベント構造の複数のアトリビュートに従って動作
    指示に応じた動作を行う工程とを含むことを特徴とする
    請求項7記載の方法。
  11. 【請求項11】 データ処理システムはマルチメディア
    装置を更に備え、前記プレゼンテーションの複数のデー
    タ構造の1つはマルチメディア装置によって行われるべ
    き動作を指示し、動作指示に応じた動作を行う工程は、 動作指示により示される動作を行うことをマルチメディ
    ア装置に伝達する工程とを含むことを特徴とする請求項
    7記載の方法。
  12. 【請求項12】 中央処理装置、プレゼンテーションに
    応じた複数のデータ構造を保存するメモリ、及びプレゼ
    ンテーションを表示するプレゼンテーション領域を含み
    ディスプレイ画面を有するディスプレイ装置を含み、前
    記データ構造の1つは動作指示と複数のアトリビュート
    とを含むデータ処理システムにおけるプレゼンテーショ
    ンシステムであって、 プレゼンテーションの複数のデータ構造の1つを受信す
    る手段と、 データ構造の動作指示に応じて行なわれるべき動作を決
    定する受信データ構造を分析する手段と、 受信データ構造の複数のアトリビュートに従って動作指
    示に応じた動作を行なう手段とを備えることを特徴とす
    るプレゼンテーションシステム。
  13. 【請求項13】 メモリは、イベント構造とコマンド構
    造を含む複数のデータ構造とイベント及びコマンド構造
    に関するリンク構造とを含む複数のプレゼンテーション
    を含み、データ構造の動作指示に応じて行なわれるべき
    動作を決定する受信データ構造を分析する手段は、 プレゼンテーションの複数のイベント構造の1つを分析
    する手段と、 イベント構造の1つに関する複数のリンク構造の1つを
    用いて、プレゼンテーションの複数のコマンド構造の1
    つを見つける手段と、 コマンド構造の動作指示に応じて行なわれるべき動作を
    決定する手段とを備えることを特徴とする請求項12記
    載のプレゼンテーションシステム。
  14. 【請求項14】 プレゼンテーションの複数のイベント
    構造の1つを分析する手段は、 イベント構造の動作指示に応じて行なわれるべき動作を
    決定する手段と、 受信イベント構造の複数のアトリビュートに従って動作
    指示に応じた動作を行う手段とを備えることを特徴とす
    る請求項13記載のプレゼンテーションシステム。
  15. 【請求項15】 受信データ構造の複数のアトリビュー
    トに従って動作指示に応じた動作を行う手段は、 受信コマンド構造の複数のアトリビュートに従って動作
    指示に応じた動作を行う手段を含むことを特徴とする請
    求項13記載のプレゼンテーションシステム。
  16. 【請求項16】 データ処理システムは、マルチメディ
    ア装置を更に含み、前記プレゼンテーションの複数のデ
    ータ構造の1つはマルチメディア装置により行われるべ
    き動作を指示し、動作指示に応じた動作を行う手段は、 動作指示により示される動作を行うことをマルチメディ
    ア装置に伝達する手段を備えることを特徴とする請求項
    12記載のプレゼンテーションシステム。
  17. 【請求項17】 中央処理装置、メモリ、及び複数のア
    イコンを表示するアイコンメニュー領域とアイコンの1
    つを表示するグリッド領域とを含むディスプレイ画面を
    有するディスプレイ装置を含み、メニュー領域内のアイ
    コンはメモリに動作指示に関する複数の選択可能なアイ
    コンを含むデータ処理システムの方法であって、 アイコンメニュー領域から第1の入力選択アイコンを受
    信する工程と、 選択アイコンに関し、該選択アイコンのための動作指示
    と該動作指示を特徴づける複数のアトリビュートとを含
    むデータ構造を前記メモリに保存する工程と、 データ構造に応じた新たなアイコンを前記グリッド領域
    上に表示する工程と、 前記アトリビュートの選択入力指定を受信及び保存する
    工程とを備えることを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 メモリ中の複数のアイコン要求領域
    は、複数の選択可能なアイコンを指定するのに用いら
    れ、複数のアイコン要求領域の1つは複数の指定可能な
    フィールドを有し、複数の指定可能なフィールドの1つ
    は複数の選択可能なアイコンのためのデータ構造に関す
    る複数のアトリビュートの1つに対応し、前記アトリビ
    ュートの選択入力指定を受信及び保存する工程は、 ディスプレイ画面上に選択アイコンに関する複数のアイ
    コン要求領域の1つを表示する工程と、 選択アイコンに関するデータ構造の複数のアトリビュー
    トの1つを指定する表示されたアイコン要求領域の指定
    可能なフィールドの1つに入力を受信する工程と、 データ構造をメモリに保存する工程とを含むことを特徴
    とする請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 文エディタ応用ソフトウエアはメモリ
    内に保存され、ディスプレイ画面上に複数の指定可能な
    フィールドを含む文エディタウインドウを有し、複数の
    指定可能なフィールドの1つは複数の選択アイコンの1
    つに対応するデータ構造中の複数のアトリビュートのう
    ちの1つに対応し、文エディタは複数の選択アイコンを
    指定するために用いられ、前記アトリビュートの選択入
    力指定を受信及び保存する工程は、 文エディタ応用ソフトウエアの実行を開始する工程と、 文エディタ応用ソフトウエアを用いて、ディスプレイ画
    面上に文エディタウインドウを表示する工程と、 選択アイコンに関するデータ構造の複数のアトリビュー
    トの1つを指定する表示された文エディタウインドウの
    指定可能なフィールドの1つに入力を受信する工程と、 データ構造をメモリに保存する工程とを含むことを特徴
    とする請求項17記載の方法。
  20. 【請求項20】 オブジェクトエディタ応用ソフトウエ
    アはメモリ内に保持され、複数のオブジェクトエディタ
    オプションを含むオブジェクトエディタメニューを有
    し、オブジェクトエディタオプションの1つはメモリに
    保持されるオブジェクトアトリビュートを有する代表オ
    ブジェクトを指定するものであり、前記アトリビュート
    の選択入力指定を受信及び保存する工程は、 オブジェクトエディタ応用ソフトウエアの実行を開始す
    る工程と、 オブジェクトエディタ応用ソフトウエアを用いて、ディ
    スプレイ画面上にオブジェクトエディタメニューを表示
    する工程と、 複数のオブジェクトエディタオプションの1つを選択す
    る入力を受信する工程と、 選択されたオブジェクトエディタオプションのための指
    定に対応する代表オブジェクトをディスプレイ画面上に
    表示する工程と、 表示された代表オブジェクトの複数のオブジェクトアト
    リビュートの1つを変更する入力を受信する工程と、 変更されたオブジェクトアトリビュートを用いて、ディ
    スプレイ画面上に変更されたオブジェクトを再表示する
    工程と、 選択アイコンに関するデータ構造のアトリビュートとし
    て変更されたオブジェクトアトリビュートをメモリに保
    存する工程とを含むことを特徴とする請求項17記載の
    方法。
  21. 【請求項21】 前記複数のオブジェクトアトリビュー
    トの1つはオブジェクトが対話的なオブジェクトである
    ことを指定するアトリビュートであることを特徴とする
    請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 中央処理装置、メモリ、及び複数のア
    イコンを表示するアイコンメニュー領域とアイコンの1
    つを表示するグリッド領域とを含むディスプレイ画面を
    有するディスプレイ装置を含み、メニュー領域内の複数
    のアイコンはメモリに動作指示に関する複数の選択可能
    なアイコンを含むデータ処理システムにおけるプログラ
    ミングオーサリングシステムであって、 アイコンメニュー領域から第1の入力選択アイコンを受
    信する手段と、 選択アイコンに関し、該選択アイコンのための動作指示
    と該動作指示を特徴づける複数のアトリビュートとを含
    むデータ構造を前記メモリに保存する手段と、 データ構造に応じた新たなアイコンを前記グリッド領域
    上に表示する手段と、 前記アトリビュートの選択入力指定を受信及び保存する
    手段とを備えることを特徴とするプログラミングシステ
    ム。
  23. 【請求項23】 メモリ中の複数のアイコン要求領域
    は、複数の選択可能なアイコンを指定するのに用いら
    れ、複数のアイコン要求領域の1つは複数の指定可能な
    フィールドを有し、複数の指定可能なフィールドの1つ
    は複数の選択可能なアイコンのためのデータ構造に関す
    る複数のアトリビュートの1つに対応し、前記アトリビ
    ュートの選択入力指定を受信及び保存する手段は、 ディスプレイ画面上に選択アイコンに関する複数のアイ
    コン要求領域の1つを表示する手段と、 選択アイコンに関するデータ構造の複数のアトリビュー
    トの1つを指定する表示されたアイコン要求領域の指定
    可能なフィールドの1つに入力を受信する手段と、 データ構造をメモリに保存する手段とを備えることを特
    徴とする請求項22記載のプログラミングシステム。
  24. 【請求項24】 文エディタ応用ソフトウエアはメモリ
    内に保存され、ディスプレイ画面上に複数の指定可能な
    フィールドを含む文エディタウインドウを有し、複数の
    指定可能なフィールドの1つは複数の選択アイコンの1
    つに対応するデータ構造中の複数のアトリビュートのう
    ちの1つに対応し、文エディタは複数の選択アイコンを
    指定するために用いられ、前記アトリビュートの選択入
    力指定を受信及び保存する手段は、 文エディタ応用ソフトウエアの実行を開始する手段と、 文エディタ応用ソフトウエアを用いて、ディスプレイ画
    面上に文エディタウインドウを表示する手段と、 選択アイコンに関するデータ構造の複数のアトリビュー
    トの1つを指定する表示された文エディタウインドウの
    指定可能なフィールドの1つに入力を受信する手段と、 データ構造をメモリに保存する手段とを備えることを特
    徴とする請求項22記載のプログラミングシステム。
  25. 【請求項25】 オブジェクトエディタ応用ソフトウエ
    アはメモリ内に保持され、複数のオブジェクトエディタ
    オプションを含むオブジェクトエディタメニューを有
    し、オブジェクトエディタオプションの1つはメモリに
    保持されるオブジェクトアトリビュートを有する代表オ
    ブジェクトを指定するものであり、前記アトリビュート
    の選択入力指定を受信及び保存する手段は、 オブジェクトエディタ応用ソフトウエアの実行を開始す
    る手段と、 オブジェクトエディタ応用ソフトウエアを用いて、ディ
    スプレイ画面上にオブジェクトエディタメニューを表示
    する手段と、 複数のオブジェクトエディタオプションの1つを選択す
    る入力を受信する手段と、 選択されたオブジェクトエディタオプションのための指
    定に対応する代表オブジェクトをディスプレイ画面上に
    表示する手段と、 表示された代表オブジェクトの複数のオブジェクトアト
    リビュートの1つを変更する入力を受信する手段と、 変更されたオブジェクトアトリビュートを用いて、ディ
    スプレイ画面上に変更されたオブジェクトを再表示する
    手段と、 選択アイコンに関するデータ構造のアトリビュートとし
    て変更されたオブジェクトアトリビュートをメモリに保
    存する手段とを備えることを特徴とする請求項第22項
    記載のプログラミングシステム。
  26. 【請求項26】 前記複数のオブジェクトアトリビュー
    トの1つはオブジェクトが対話的なオブジェクトである
    ことを指定するアトリビュートであることを特徴とする
    請求項第25項記載のプログラミングシステム。
  27. 【請求項27】 中央処理装置、メモリ、及びディスプ
    レイ画面を有するディスプレイ装置を含み、前記メモリ
    は複数の代表オブジェクトを有し、ディスプレイ装置は
    複数のオブジェクトメニューオプションを有するオブジ
    ェクトメニューを表示するためのオブジェクト生成モー
    ドと複数の代表オブジェクトを含む複数のオブジェクト
    とを含む複数のディスプレイモードを含むディスプレイ
    画面を有し、複数のオブジェクトメニューオプションは
    複数の代表オブジェクトに対応するデータ処理システム
    における方法であって、 オブジェクト生成モードにおいて、複数のオブジェクト
    メニューオプションの1つを選択する選択信号を受信す
    る工程と、 選択されたオブジェクトメニューオプションに応じて、
    複数のアトリビュートを含む選択された代表オブジェク
    トに関するデータ構造を生成する工程と、 ディスプレイ画面上に選択された代表オブジェクトを表
    示する工程と、 選択された代表オブジェクトのデータ構造の複数のアト
    リビュートの1つを指定する入力を受信する工程と、 選択された代表オブジェクトのデータ構造の複数のアト
    リビュートをメモリに保存する工程と、 選択された代表オブジェクトに対応するデータ構造にお
    けるアトリビュートを用いて、新たに表示可能なオブジ
    ェクトとして選択された代表オブジェクトを再表示する
    工程とを備えることを特徴とする方法。
  28. 【請求項28】 中央処理装置、メモリ、及びディスプ
    レイ画面を有するディスプレイ装置を含み、前記メモリ
    は複数の代表オブジェクトを有し、ディスプレイ装置は
    複数のオブジェクトメニューオプションを有するオブジ
    ェクトメニューを表示するためのオブジェクト生成モー
    ドと複数の代表オブジェクトを含む複数のオブジェクト
    とを含む複数のディスプレイモードを含むディスプレイ
    画面を有し、複数のオブジェクトメニューオプションは
    複数の代表オブジェクトに対応するデータ処理システム
    におけるプログラミングシステムであって、 オブジェクト生成モードにおいて、複数のオブジェクト
    メニューオプションの1つを選択する選択信号を受信す
    る手段と、 選択されたオブジェクトメニューオプションに応じて、
    複数のアトリビュートを含む選択された代表オブジェク
    トに関するデータ構造を生成する手段と、 ディスプレイ画面上に選択された代表オブジェクトを表
    示する手段と、 選択された代表オブジェクトのデータ構造の複数のアト
    リビュートの1つを指定する入力を受信する手段と、 選択された代表オブジェクトのデータ構造の複数のアト
    リビュートをメモリに保存する手段と、 選択された代表オブジェクトに対応するデータ構造にお
    けるアトリビュートを用いて、新たに表示可能なオブジ
    ェクトとして選択された代表オブジェクトを再表示する
    手段とを備えることを特徴とするプログラミングシステ
    ム。
  29. 【請求項29】 中央処理装置、メモリ、ディスプレイ
    装置、及び映像ディスプレイシステムを含み、ディスプ
    レイ装置は編集モードとアイコンに対応するデータ構造
    の複数のアトリビュートを指定するための複数の映像制
    御オプションを有する映像制御要求領域を表示する映像
    編集モードとを含む複数のディスプレイモードを含むデ
    ィスプレイ画面を有し、映像ディスプレイシステムはデ
    ィスプレイ画面上に映像を表示するデータ処理システム
    における方法であって、 編集モードにおいて、映像編集モードを選択する選択信
    号を受信する工程と、 映像編集モードにおいて、ディスプレイ画面上に映像制
    御要求領域を表示する工程と、 映像ディスプレイシステムにより行われるべき動作を指
    示する選択信号を受信する工程と、 受信された選択信号に対応する複数のアトリビュートを
    含むデータ構造を生成する工程と、 前記アイコンの生成されたデータ構造をメモリに保存す
    る工程とを備えることを特徴とするデータ処理システ
    ム。
  30. 【請求項30】 中央処理装置、メモリ、ディスプレイ
    装置、及び映像ディスプレイシステムを含み、ディスプ
    レイ装置は編集モードとアイコンに対応するデータ構造
    の複数のアトリビュートを指定するための複数の映像制
    御オプションを有する映像制御要求領域を表示する映像
    編集モードとを含む複数のディスプレイモードを含むデ
    ィスプレイ画面を有し、映像ディスプレイシステムはデ
    ィスプレイ画面上に映像を表示するデータ処理システム
    におけるプログラミングシステムであって、 編集モードにおいて、映像編集モードを選択する選択信
    号を受信する手段と、 映像編集モードにおいて、ディスプレイ画面上に映像制
    御要求領域を表示する手段と、 映像ディスプレイシステムにより行われるべき動作を指
    示する選択信号を受信する手段と、 受信された選択信号に対応する複数のアトリビュートを
    含むデータ構造を生成する手段と、 前記アイコンの生成されたデータ構造をメモリに保存す
    る手段とを備えることを特徴とするプログラミングシス
    テム。
  31. 【請求項31】 第1メモリと第2メモリとを有し、第
    1及び第2メモリは複数のプレゼンテーションと複数の
    資源とを保存し、複数のプレゼンテーションの1つは複
    数のリンク付けされたデータ構造を含み、複数のリンク
    付けされたデータ構造はそれぞれが名前を有する複数の
    資源を指定するデータ処理システムにおける方法であっ
    て、 第1メモリから第2メモリに移動される複数のプレゼン
    テーションの1つを選択する入力を受信する工程と、 プレゼンテーションにより指定された複数の資源を明示
    するのに、選択されたプレゼンテーションのリンク付け
    されたデータ構造をスキャンする工程と、 明示された複数の資源に対応する選択されたプレゼンテ
    ーションの中に名前と場所のリストを生成する工程と、 生成されたリスト上で名前を変更する工程と、 生成されたリスト上で明示された複数の資源の名前を新
    たな名前に変更する工程と、 プレゼンテーションと生成されたリスト上で明示された
    資源とを第2メモリに移動する工程とを備えることを特
    徴とする方法。
  32. 【請求項32】 データ処理システムは更に第3メモリ
    を備え、第1メモリと第2メモリは所定のサイズで、第
    2メモリのサイズは第1メモリよりも小さく、複数のプ
    レゼンテーションと複数の資源とは第1メモリにサイズ
    を有し、プレゼンテーションにより指定された複数の資
    源を明示するのに、選択されたプレゼンテーションのリ
    ンク付けされたデータ構造をスキャンする工程は、 プレゼンテーションのサイズを決定する工程を含むこと
    を特徴とする請求項31記載の方法。
  33. 【請求項33】 明示された複数の資源のリストを生成
    する工程は、 資源リストにおいて生成されたリスト上で明示された資
    源の1つの第1メモリ内にサイズを生成する工程を含む
    ことを特徴とする請求項32記載の方法。
  34. 【請求項34】 プレゼンテーションのサイズと資源リ
    スト中の複数の資源のサイズとが第2メモリ以上であ
    り、プレゼンテーションと生成されたリストで明示され
    た資源とを第2メモリに移動する工程は、 プレゼンテーションとプレゼンテーションに対応する複
    数の資源とを第2及び第3メモリに移動する工程を含む
    ことを特徴とする請求項33記載の方法。
  35. 【請求項35】 第1メモリと第2メモリとを有し、第
    1及び第2メモリは複数のプレゼンテーションと複数の
    資源とを保存し、複数のプレゼンテーションの1つは複
    数のリンク付けされたデータ構造を含み、複数のリンク
    付けされたデータ構造はそれぞれが名前を有する複数の
    資源を指定するデータ処理システムにおける資源割当て
    システムであって、 第1メモリから第2メモリに移動される複数のプレゼン
    テーションの1つを選択する入力を受信する手段と、 プレゼンテーションにより指定された複数の資源を明示
    するのに、選択されたプレゼンテーションのリンク付け
    されたデータ構造をスキャンする手段と、 明示された複数の資源に対応する選択されたプレゼンテ
    ーションの中に名前と場所のリストを生成する手段と、 生成されたリスト上で名前を変更する手段と、 生成されたリスト上で明示された複数の資源の名前を新
    たな名前に変更する手段と、 プレゼンテーションと生成されたリスト上で明示された
    資源とを第2メモリに移動する手段とを備えることを特
    徴とするシステム。
  36. 【請求項36】 データ処理システムは更に第3メモリ
    を備え、第1メモリと第2メモリは所定のサイズで、第
    2メモリのサイズは第1メモリよりも小さく、複数のプ
    レゼンテーションと複数の資源とは第1メモリにサイズ
    を有し、プレゼンテーションにより指定された複数の資
    源を明示するのに、選択されたプレゼンテーションのリ
    ンク付けされたデータ構造をスキャンする手段は、 プレゼンテーションのサイズを決定する手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項35記載のシステム。
  37. 【請求項37】 明示された複数の資源のリストを生成
    する手段は、 資源リストにおいて生成されたリスト上で明示された資
    源の1つの第1メモリ内にサイズを生成する手段を備え
    ることを特徴とする請求項36記載のシステム。
  38. 【請求項38】 プレゼンテーションのサイズと資源リ
    スト中の複数の資源のサイズとが第2メモリ以上であ
    り、プレゼンテーションと生成されたリストで明示され
    た資源とを第2メモリに移動する手段は、 プレゼンテーションとプレゼンテーションに対応する複
    数の資源とを第2及び第3メモリに移動する手段を備え
    ることを特徴とする請求項37記載のシステム。
JP10791192A 1991-04-26 1992-04-27 マルチメディアオーサリングシステム及びプレゼンテーションシステムのための方法及び装置 Expired - Fee Related JP3411305B2 (ja)

Applications Claiming Priority (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US69186591A 1991-04-26 1991-04-26
US69196591A 1991-04-26 1991-04-26
US69198491A 1991-04-26 1991-04-26
US07/691965 1991-04-26
US07/692,230 US5317732A (en) 1991-04-26 1991-04-26 System for relocating a multimedia presentation on a different platform by extracting a resource map in order to remap and relocate resources
US07/691865 1991-04-26
US07/691984 1991-04-26
US07/692230 1991-04-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0659854A true JPH0659854A (ja) 1994-03-04
JP3411305B2 JP3411305B2 (ja) 2003-05-26

Family

ID=27505436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10791192A Expired - Fee Related JP3411305B2 (ja) 1991-04-26 1992-04-27 マルチメディアオーサリングシステム及びプレゼンテーションシステムのための方法及び装置

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0513553A3 (ja)
JP (1) JP3411305B2 (ja)
CA (1) CA2064508A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09505432A (ja) * 1994-09-12 1997-05-27 フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ ユーザがサービスを選択することが可能である方法、該方法を実行するためのシステム、該システムにおいて使用するサーバ及び該システムにおいて使用する機器
JP2008515116A (ja) * 2004-10-01 2008-05-08 グーグル インク. コンテンツへのアクセスの可変的な制御
US8832150B2 (en) 2004-09-30 2014-09-09 Google Inc. Variable user interface based on document access privileges
JP6498366B1 (ja) * 2018-07-10 2019-04-10 三菱電機株式会社 教示装置

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3958355B2 (ja) 1992-12-09 2007-08-15 セドナ・パテント・サービシズ・エルエルシー ケーブルテレビ配送システムのためのネットワーク・コントローラ
US7168084B1 (en) 1992-12-09 2007-01-23 Sedna Patent Services, Llc Method and apparatus for targeting virtual objects
US7835989B1 (en) 1992-12-09 2010-11-16 Discovery Communications, Inc. Electronic book alternative delivery systems
US9286294B2 (en) 1992-12-09 2016-03-15 Comcast Ip Holdings I, Llc Video and digital multimedia aggregator content suggestion engine
US5812862A (en) * 1993-05-10 1998-09-22 Apple Computer, Inc. Computer-human interface system for compound documents
WO1994027229A1 (en) * 1993-05-10 1994-11-24 Apple Computer, Inc. Computer-human interface system which manipulates parts between a desktop and a document
AU6826694A (en) * 1993-05-10 1994-12-12 Apple Computer, Inc. System for automatically determining the status of contents added to a document
US5745910A (en) * 1993-05-10 1998-04-28 Apple Computer, Inc. Frame structure which provides an interface between parts of a compound document
DE69426751T2 (de) * 1993-12-06 2001-09-06 Canon Kk Benutzerdefinierbares interaktives System
US5544305A (en) * 1994-01-25 1996-08-06 Apple Computer, Inc. System and method for creating and executing interactive interpersonal computer simulations
US5752056A (en) * 1994-03-02 1998-05-12 Apple Computer, Inc. System for binding document parts and handlers by fidelity of parts or by automatic translation of parts
AU695912B2 (en) * 1994-06-07 1998-08-27 Skillsoft Ireland Limited A computer based training system
US5675752A (en) * 1994-09-15 1997-10-07 Sony Corporation Interactive applications generator for an interactive presentation environment
JPH09212349A (ja) * 1996-01-31 1997-08-15 Mitsubishi Electric Corp コンテンツ作成支援システム
JP3100334B2 (ja) * 1996-04-26 2000-10-16 松下電器産業株式会社 マルチメディアタイトル編集装置及びこれに用いるスタイル作成装置
US5877761A (en) * 1996-07-12 1999-03-02 Sofmap Future Design, Inc. Method for smooth scrolling of text using window
US6031527A (en) * 1996-07-12 2000-02-29 Sofmap Future Design, Inc. Methods and systems for developing computer applications
US5974469A (en) * 1996-07-12 1999-10-26 Sofmap Future Design, Inc. System for managing communication between program modules
WO1998002823A2 (en) * 1996-07-12 1998-01-22 Sofmap Future Design Co., Ltd. Program modules and parameter files in a network
AU4334197A (en) * 1996-09-09 1998-03-26 Design Intelligence, Inc. Automatic layout and formatting of content for a design in medium
US5895476A (en) * 1996-09-09 1999-04-20 Design Intelligence, Inc. Design engine for automatic reformatting for design and media
US5895477A (en) * 1996-09-09 1999-04-20 Design Intelligence, Inc. Design engine for automatic layout of content
US5903902A (en) * 1996-09-09 1999-05-11 Design Intelligence, Inc. Design engine with tree and component structure
US5956737A (en) * 1996-09-09 1999-09-21 Design Intelligence, Inc. Design engine for fitting content to a medium
GB2335125A (en) * 1998-03-04 1999-09-08 Ibm System and method for creating or editing mutimedia presentation
US6513160B2 (en) 1998-06-17 2003-01-28 Opentv, Inc. System and method for promoting viewer interaction in a television system
US9009773B1 (en) 1998-06-30 2015-04-14 Cox Communications, Inc. Method and apparatus for providing broadcast data services
US6738079B1 (en) 2000-06-02 2004-05-18 Sun Microsystems, Inc. Graphical user interface layout customizer
US7047495B1 (en) 2000-06-30 2006-05-16 Intel Corporation Method and apparatus for graphical device management using a virtual console
US7793326B2 (en) 2001-08-03 2010-09-07 Comcast Ip Holdings I, Llc Video and digital multimedia aggregator
US7908628B2 (en) 2001-08-03 2011-03-15 Comcast Ip Holdings I, Llc Video and digital multimedia aggregator content coding and formatting
US20040145611A1 (en) * 2003-01-16 2004-07-29 Kaoru Ogawa Method, program, and system for editing contents of multimedia
EP1921575A1 (en) * 2006-11-08 2008-05-14 Respons ApS A computer with a user interface comprising adjacent hexagon components for illustrating workflows
US9304658B2 (en) 2007-12-30 2016-04-05 Qualcomm Incorporated On-screen menu buttons including multiple modes
CN103677588B (zh) * 2013-12-27 2017-03-01 联想(北京)有限公司 一种信息处理方法及电子设备
CN113961175B (zh) * 2021-12-16 2022-05-20 中电云数智科技有限公司 一种对图片文本进行处理的方法及计算机可读存储介质

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988007719A2 (en) * 1987-03-31 1988-10-06 Aimtech Corporation Apparatus for iconographically representing and executing a program

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09505432A (ja) * 1994-09-12 1997-05-27 フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ ユーザがサービスを選択することが可能である方法、該方法を実行するためのシステム、該システムにおいて使用するサーバ及び該システムにおいて使用する機器
US8832150B2 (en) 2004-09-30 2014-09-09 Google Inc. Variable user interface based on document access privileges
US9224004B2 (en) 2004-09-30 2015-12-29 Google Inc. Variable user interface based on document access privileges
JP2008515116A (ja) * 2004-10-01 2008-05-08 グーグル インク. コンテンツへのアクセスの可変的な制御
JP4869237B2 (ja) * 2004-10-01 2012-02-08 グーグル インコーポレイテッド コンテンツへのアクセスの可変的な制御
US8543599B2 (en) 2004-10-01 2013-09-24 Google Inc. Variably controlling access to content
US8639721B2 (en) 2004-10-01 2014-01-28 Google Inc. Variably controlling access to content
US8838645B2 (en) 2004-10-01 2014-09-16 Google Inc. Variably controlling access to content
JP6498366B1 (ja) * 2018-07-10 2019-04-10 三菱電機株式会社 教示装置
WO2020012558A1 (ja) * 2018-07-10 2020-01-16 三菱電機株式会社 教示装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0513553A3 (en) 1993-06-09
CA2064508A1 (en) 1992-10-27
JP3411305B2 (ja) 2003-05-26
EP0513553A2 (en) 1992-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3411305B2 (ja) マルチメディアオーサリングシステム及びプレゼンテーションシステムのための方法及び装置
US5317732A (en) System for relocating a multimedia presentation on a different platform by extracting a resource map in order to remap and relocate resources
US6484189B1 (en) Methods and apparatus for a multimedia authoring and presentation system
US5574843A (en) Methods and apparatus providing for a presentation system for multimedia applications
US5801687A (en) Authoring tool comprising nested state machines for use in a computer system
US6278455B1 (en) Pictorial interface for accessing information in an electronic file system
US5652714A (en) Method and apparatus for capturing transient events in a multimedia product using an authoring tool on a computer system
US6226785B1 (en) Method and apparatus for storing and replaying creation history of multimedia software or other software content
JP2752040B2 (ja) マルチメディア適用業務を作成する方法
US8145999B1 (en) System and method for audio creation and editing in a multimedia messaging environment
US8069421B2 (en) Methods and apparatus for graphical object implementation
EP1784709B1 (en) Multi-planar three-dimensional user interface
US8271962B2 (en) Scripted interactive screen media
JP4533007B2 (ja) 画像管理装置、画像管理方法、及びプログラム
US5950216A (en) Method and system for marking and subsequently retrieving a collection of objects within a multipage compound document utilizing selectable page numbered dialog boxes
US20080184139A1 (en) System and method for generating graphical user interfaces and graphical user interface models
JP4552147B2 (ja) 情報検索装置、情報検索方法及び情報検索プログラム
JP2005316955A (ja) ポータブル装置用の高度なナビゲーション技術
JP2009519552A (ja) 相互対話的な電子的にシミュレートされた環境の音声および映像制御
WO1994028480A1 (en) Interactive multimedia development system and method
Mark et al. Beginning iOS6 Development
Mark Beginning iOS 5 Development: Exploring the iOS SDK
Abrams et al. QSketcher: an environment for composing music for film
JP4381216B2 (ja) コンテンツ再生装置、携帯電話、コンテンツ再生方法、コンテンツ再生プログラム、およびコンテンツ再生プログラムを記録する記録媒体
US20040145611A1 (en) Method, program, and system for editing contents of multimedia

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020510

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030303

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees