JPH0659634B2 - マニピュレータ - Google Patents

マニピュレータ

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Publication number
JPH0659634B2
JPH0659634B2 JP3007220A JP722091A JPH0659634B2 JP H0659634 B2 JPH0659634 B2 JP H0659634B2 JP 3007220 A JP3007220 A JP 3007220A JP 722091 A JP722091 A JP 722091A JP H0659634 B2 JPH0659634 B2 JP H0659634B2
Authority
JP
Japan
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manipulator
small
manipulators
arm
boom
Prior art date
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JP3007220A
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JPH04217477A (ja
Inventor
昭彦 古賀
幸雄 田中
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0659634B2 publication Critical patent/JPH0659634B2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、宇宙ステーション等に
装備されるマニピュレータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】宇宙ステーション用マニピュレータにつ
いて従来例を説明すると、真空、低温等の宇宙環境に耐
えるほかに、広い作業範囲をカバーするためアームの長
い大型マニピュレータとともに、点検、保守等の細かい
作業を実施するために高精度のマニピュレータが必要に
なるなどの条件が要求され、大型マニピュレータに高精
度を同時に期待するのは工学的に制約があり、大型マニ
ピュレータの先端に高精度の小型マニピュレータを接続
し、前者は概略の位置決め用とし後者は必要な作業用と
して前者条件を満す親子式マニピュレータが計画されて
いる。
【0003】前記親子式マニピュレータの具体的な機構
は、図3に示すように前部にマニピュレータ操縦室1
a、エアロック2を有しマスト3、プラットホーム4が
配設されている与圧モジュール部1(人間が活動できる
通常環境部分)において、該与圧モジュール部1のマニ
ピュレータ操縦部1aの前部に、大型マニピュレータ
6,7のブーム6(上腕)基端側を連設し、大型マニピ
ュレータ6,7のアーム7(下腕)先端部に小型マニピ
ュレータ8を連設して、大型マニピュレータのアーム7
先端と小型マニピュレータ8の基部を遠隔操作により着
脱可能とし、大型マニピュレータによる単独作業も実施
できるように計画され、大型マニピュレータ6,7の単
独操作によってペイロードa(積荷)の移動、機取出し
などの作業、大、小型マニピュレータ6,7,8の組合
せ操作によって機器の点検、組立、保守などの作業を行
い作業エリアの拡大と高精度作業ができる構造になって
いる。
【0004】前記大、小型マニピュレータ6,7,8等
が設備されている与圧モジュール部1はスピースシャト
ル等によって宇宙空間に打上げられ、打上げ時および宇
宙空間におけるマニピュレータ不使用時は、他のシステ
ムの障害にならないように前記大、小型マニピュレータ
6,7,8は与圧モジュール部1側に収納しておく必要
があり、前記収納はマニピュレータ操縦の視界を妨げな
いこと、エアロック2部分を覆わないこと、ペイロード
aのプラットホーム上への配置スペースを格別に占有し
ないことなどの制約が必要となる。
【0005】大、小型マニピュレータ6,7,8の前記
収納手段としては、図4ないし図7に示すような方法が
考えられる。即ち、図4(A)(B)に示すように与圧
モジュール部1の上部に、大型マニピュレータのブーム
6、アーム7および小型マニピュレータ8を真直ぐに延
長して支持した状態で収納する方法、図5(A)(B)
に示すように大型マニピュレータのブーム6、アーム7
を前方に垂らし小型マニピュレータ8をプラットホーム
4上に支持させた状態で収納する方法、図6(A)
(B)に示すようにマニピュレータ操縦室1aの前方に
大型マニピュレータのブーム6を水平に保持し、同ブー
ム6下側にアーム7と小型マニピュレータ8を折畳み状
態で収納する方法、図7(A)(B)に示すようにマニ
ピュレータ操縦室1aの前側に沿わせかつ斜めに大型マ
ニピュレータのブーム6を配置し、同ブーム6上にアー
ム7と小型マニピュレータ8を折畳み状態で収納する方
法などがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記マニピュレ
ータにおいて、図4に示す大、小型マニピュレータ6,
7,8の収納方法では、マニピュレータ自身の納まりは
良いが、スペースシャトル等の貨物室に格納される与圧
モジュール部1の限界寸法が図示鎖線のように著しく拡
大されて、それに伴って与圧モジュール部1の直径が著
しく縮小されるため、人間が活動する貴重なスペース
(最大限に確保する必要がある)が縮少されることにな
って実用上の問題があり、図5に示す収納方法では、ペ
イロードaの配置スペースに制限を及ぼすとともに、エ
アロック2にアクセス時の障害になるなどの問題点があ
る。また、図6に示す収納方法では、特に打上げ時に必
要なマニピュレータの固定(クランプ)に難点があると
ともに、マニピュレータ操縦室1aの前方視界を悪くす
るなどの問題点があり、さらに、図7に示す収納方法
は、マニピュレータ操縦室1aの前方視界の妨げととも
に、エアロック2部に大型マニピュレータのアームとと
もに小型マニピュレータ8が近接し、同小型マニピュレ
ータ8の折畳み配置に技術的な問題があるなど、前記各
収納方法はいずれも前記のような問題点がある。
【0007】本発明は、前記のような問題点に対処する
ため開発されたものであって大型マニピュレータ上への
小型マニピュレータの折畳収納性能を高めることを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成を実施例に対応する図1及び図2を用
いて説明すると本発明は与圧モジュール部1のマニピュ
レータ操縦室1aの前部に位置して旋回操作される取付
コラム10を取付け、該取付コラム10の先端側に大型
マニピュレータのブーム6基端側を連設するとともに、
前記大型マニピュレータのアーム7先端側に、該アーム
7の軸心に交差する回転軸11を介して小型マニピュレ
ータ8をオーバーハングさせて連設したことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】そして本発明は上記の手段により大型マニピュ
レータ6,7のブーム6およびアーム7の長さは作業空
間をカバーするとともに操作性を加味して決定され、通
常、アーム7の方が長尺になっている場合が多く、アー
ム7を折畳むとブーム6よりも突出して収納性に不具合
が生ずるが、旋回操作される取付コラム10の先端部に
大型マニピュレータ6,7のブーム6基端側を連設して
いるので、図1に実線で示すように、与圧モジュール部
1の前面側に折畳み収納した際に、アーム7が取付コラ
ム10とブーム6に対して平行にかつ同長状態で折畳ま
れ、折畳まれた同アーム7が与圧モジュール部1の上方
に突設されず、また、図2に示すように取付コラム10
を所定角度旋回させることにより容易にエアロック2側
方で斜設状態に収納でき、かつ、必要に応じて取付コラ
ム10をさらに側方へ旋回操作して水平状態にするとマ
ニピュレータ操縦室1aの視界をさらに高めることがで
きる。
【0010】さらに、マニピュレータ使用の際は、図1
に示すように取付コラム10を鎖線で示すように上方へ
旋回操作することにより大型マニピュレータ6,7のブ
ーム6基部側をマニピュレータ操作室1aの上方に位置
でき、かつ取付コラム10の旋回操作によって大、小型
マニピュレータ6,7,8の操作範囲を著しく拡大でき
て、視認性とともに作業性能が著しく高められる。
【0011】さらに、大型マニピュレータ6,7のアー
ム7先端部に小型マニピュレータ8が回転軸11でオー
バーハングされて連設されているので、図2に示すよう
にアーム7に対して小型マニピュレータ8を所望のオフ
セットZ確保により容易にコンパクトに折畳み収納で
き、前記アーム7の折畳み収納とともに大、小型マニピ
ュレータ6,7,8がコンパクトに収納されて折畳み収
納性能が著しく高められ、前記のようなマニピュレータ
操縦室1aの視認性向上とともにエアロック2の出入に
全く支障を及ぼさない。さらにまた、前記小型マニピュ
レータ8の後側に大型マニピュレータ6,7側の治工具
13が配設されるため、大型マニピュレータ8の治工具
13による作業と小型マニピュレータ8による作業とを
同時に行うことができ、あるいは小型マニピュレータ8
を簡単に着脱でき、前記両作業を個別にできるなど、作
業性能が著しく高められている。
【0012】
【実施例】図1および図2に本発明の第1実施例を示し
ており、図中1は前部にマニピュレータ操縦室1aとエ
アロック2を有しマスト3とプラットホーム4が設けら
れた与圧モジュール部であって、該与圧モジュール部1
のマニピュレータ操縦室1a前面の上部には、適宜の機
構によって図1に鎖線および実線で示すように旋回操作
されるように軸12で取付コラム10が取付けられ、該
取付コラム10の先端側に大型マニピュレータ6,7の
ブーム6基端側が操作可能に連設されているとともに、
さらに、前記大型マニピュレータ6,7のアーム7先端
側に小型マニピュレータ8を前記アーム7の軸心に直角
に交差する回転軸11で図示のようにオーバーハングさ
せて連設し、前記小型マニピュレータ8の後側には大型
マニピュレータ6,7の先端工具あるいは汎用工具等の
治工具13が予め取付けられた構成になっており、前記
治工具13と小型マニピュレータ8は適宜の機構によっ
て迅速に着脱させて切換え使用できる構成になってい
る。
【0013】
【発明の効果】前述のように本発明は、旋回操作される
取付コラム10の先端部に大型マニピュレータ6,7の
ブーム6基端側を連設するとともに、大型マニピュレー
タ6,7のアーム7先端側に小型マニピュレータ8を回
転軸11でオーバーハングさせて連設した構成になって
おり、前記取付コラムにより視認性、作業性能とともに
折畳み収納性能が著しく高められ、大型マニピュレータ
の先端部に小型マニピュレータを回転軸でオーバーハン
グさせて連設したことにより大型マニピュレータへの小
型マニピュレータの折畳み収納性能とともに大、小型マ
ニピュレータの作業性能が著しく高められ、優れた折畳
み収納性能を有し作業性能が著しく向上されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】従来例を示す斜視図である。
【図4】図3の大,小型マニピュレータの折畳み収納の
各態様を示すもので(A)は側視図、(B)は平面図で
ある。
【図5】図3の大,小型マニピュレータの折畳み収納の
各態様を示すもので(A)は側視図、(B)は平面図で
ある。
【図6】図3の大,小型マニピュレータの折畳み収納の
各態様を示すもので(A)は側視図、(B)は平面図で
ある。
【図7】図3の大,小型マニピュレータの折畳み収納の
各態様を示すもので(A)は側視図、(B)は平面図で
ある。
【符号の説明】
1 与圧モジュール部 1a マニピュレータ操縦室 6 大型マニピュレータのブーム 7 大型マニピュレータのアーム 8 小型マニピュレータ 10 取付コラム 11 回転軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与圧モジュール部のマニピュレータ操縦
    室の前部に位置して旋回操作される取付コラムを取付
    け、該取付コラムの先端側に、大型マニピュレータのブ
    ーム基端側を連設するとともに、前記大型マニピュレー
    タのアーム先端側に、該アームの軸心に交差する回転軸
    を介して小型マニピュレータをオーバハングさせて連設
    したことを特徴とするマニピュレータ。
JP3007220A 1991-01-24 1991-01-24 マニピュレータ Expired - Lifetime JPH0659634B2 (ja)

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JP3007220A JPH0659634B2 (ja) 1991-01-24 1991-01-24 マニピュレータ

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JP3007220A JPH0659634B2 (ja) 1991-01-24 1991-01-24 マニピュレータ

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JPH04217477A JPH04217477A (ja) 1992-08-07
JPH0659634B2 true JPH0659634B2 (ja) 1994-08-10

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ID=11659917

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JP3007220A Expired - Lifetime JPH0659634B2 (ja) 1991-01-24 1991-01-24 マニピュレータ

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US3451224A (en) * 1967-06-20 1969-06-24 Gen Dynamics Corp Stowable underwater manipulator
JPS5867600A (ja) * 1981-10-20 1983-04-22 三菱電機株式会社 人工衛星の制御装置

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960305

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19961126