JPH0659599U - 伸縮梯子用の定滑車取付具 - Google Patents

伸縮梯子用の定滑車取付具

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JPH0659599U
JPH0659599U JP195893U JP195893U JPH0659599U JP H0659599 U JPH0659599 U JP H0659599U JP 195893 U JP195893 U JP 195893U JP 195893 U JP195893 U JP 195893U JP H0659599 U JPH0659599 U JP H0659599U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伸縮梯子の摺動操作による操作紐体の損傷を
防止する。 【構成】 互いに摺動自在に連結された親子梯子のいず
れか一方の側面に取り付けられる取付片部2と、この取
付片部2に設けられて、前記親子梯子を摺動させるため
の滑車機構を構成する定滑車8を回転自在に保持する滑
車保持部3とを備えた伸縮梯子用の定滑車取付具におい
て、前記滑車保持部3の側面に、前記親子梯子を摺動さ
せるための操作紐体10を梯子長手方向に挿通可能とし
た紐抱持部4を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、伸縮梯子に用いられる定滑車取付具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8に示すように伸縮梯子60は、親梯子20とこの一面側で摺動自在に保持 された子梯子30とを有し、親梯子20の側方にロープ等の操作紐体10が垂ら されるようになったものである。操作紐体10を下方へ引っ張り操作すれば子梯 子30を上方へ伸ばすことができ、その全長が所望長さに達する等したときに引 っ張り操作をやめれば、子梯子30側に設けられたフック片35が親梯子20の 踏桟25に係合して子梯子30の伸出状態を保持する機構になっている。またこ の状態から再び操作紐体10を少し引っ張れば、上記フック片35が踏桟25か ら外れて子梯子30を元の状態に縮めることができる機構になっている。
【0003】 ところで、操作紐体10の引っ張り操作を軽快なものとするため、図9に示す ように操作紐体10を滑車機構に掛け渡すようにしたものがある。この滑車機構 は、親梯子20の先端寄り側面から子梯子30側へ突出して設けられたブラケッ ト70により回転自在に保持された定滑車8と、子梯子30の側面に設けられた ブラケット40により回転自在に保持された動滑車50とを有して成る。定滑車 8のブラケット70には、その下方へ向けて牽引板75が取り付けられている。 従って操作紐体10は、その一端部が牽引板75に結び止められ、以後この牽引 板75から動滑車50、次に定滑車8へと順次巻き掛けられて、親梯子20側方 の引っ張り操作位置へと導かれるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
操作紐体10が、牽引板75に結び止められる端部側の部分105と、定滑車 8に巻き掛けられてその両側へ振り分けられる部分106,107との相互間で 擦れ合うのを防止するため、牽引板75はブラケット70に対して定滑車8の回 転中心に合わせて位置付けざるを得なかった。そのため、子梯子30を最も伸長 させた場合等に、動滑車50を保持するブラケット40の上端部が牽引板75に ぶつかって、操作紐体10の結び目を傷つけ、場合によっては切断するおそれが あった。
【0005】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであって、操作紐体が損傷を受けた り切断されたりすることがないようにした伸縮梯子用の定滑車取付具を提供する ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。 即ち、本考案は、互いに摺動自在に連結された親子梯子のいずれか一方の側面 に取り付けられる取付片部と、この取付片部に設けられて、前記親子梯子を摺動 させるための滑車機構を構成する定滑車を回転自在に保持する滑車保持部とを備 えた伸縮梯子用の定滑車取付具において、前記滑車保持部の側面に、前記親子梯 子を摺動させるための操作紐体を梯子長手方向に挿通可能とした紐抱持部が設け られていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案によれば、操作紐体の一端部が滑車保持部の側面に設けられた紐抱持部 により保持されるようになっているので、従来にあって必要とされていた牽引板 は不要となり、従って当然に、定滑車と動滑車との上下間には操作紐体と牽引板 との結び目も存在しない。そのため、子梯子を最も伸長させた場合等にも、操作 紐体が動滑車を保持するブラケットとぶつかることは決してない。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 図1乃至図4は本考案に係る定滑車取付具1の第1実施例を示すもので、この 定滑車取付具1は、図2に示すように長方形板状をした取付片部2と、この取付 片部2の先端部で長方形開口を横向きにして設けられた平らな角パイプ状の滑車 保持部3と、この滑車保持部3の側面で開口部を同一方向に向けるようにして設 けられた細い角パイプ状の紐抱持部4とを有して成る。この紐抱持部4は、滑車 保持部3の先端寄りに位置付けられている。これら取付片部2、滑車保持部3及 び紐抱持部4は、アルミ合金又は樹脂材等を押出又は引抜形成して成る一体化物 となっている。
【0009】 図1、図3及び図4に示すように上記滑車保持部3は、その長方形開口内で定 滑車8を回転自在に保持することができるようになっており、上記紐抱持部4は 、その開口内にロープ等の操作紐体10を挿通させることができるようになって いる。上記取付片部2は、親梯子20の先端部寄り側面に対して、滑車保持部3 を子梯子30側へ突出させ且つ紐抱持部4を子梯子30の側面と対向させるよう にしてネジ又はリベット6を用いて固定される。この状態では、滑車保持部3に より保持された定滑車8が子梯子30の側面と平行して回転する姿勢をとり、紐 抱持部4に挿通さた操作紐体10が親梯子20の長手方向に沿った姿勢を保持さ れるようになっている。紐抱持部4に挿通された操作紐体10の端部は、抜け止 めのためそれ単独で丸結びしてある。なお、図3に示すように紐抱持部4は、子 梯子30の側面にブラケット40により回転自在に保持された動滑車50に対し て、その外周溝の一側と合致するように位置付けられる。
【0010】 操作紐体10の巻き掛け順序は従来と略同様であり、上記紐抱持部4から動滑 車50を経て上記滑車保持部3内の定滑車8へと巻き掛けられた後、親梯子20 の側方の引っ張り操作位置(図1参照)へと導かれるようになっている。 図1に示すように操作紐体10において、紐抱持部4に保持される端部側部分 101と、ここから動滑車50に巻き付く部分102との間は、子梯子30の長 手方向と平行な状態になっている。すなわち、子梯子30を伸長等させることに よって、定滑車取付具1に動滑車50のブラケット40が接近し、仮にこのブラ ケット40が滑車保持部3にぶつかるようなことがあったとしても、これによっ て操作紐体10のどの部分も位置的干渉を受けるものではなく、損傷を受けるこ とは決してない。
【0011】 ところで、従来(図9参照)にあっては、操作紐体10における符号105の 部分が子梯子30の長手方向とは平行を成さない状態(即ち傾いた状態)にあり 、動滑車50が牽引板75に接近すればするほど、その傾斜度合も大きくなるも のであった。そのため、操作紐体10が動滑車50から外れ易くなるという欠点 があった。また、牽引板75と動滑車50との位置付けが、動滑車50の軸方向 において面一でないような場合には、操作紐体10の上記部分105が子梯子3 0の側面に対しても平行にはならない状態(即ち傾いた状態)になるが、この点 も、操作紐体10を動滑車50から外れ易くさせる一因となっていた。これに対 して本考案では、図1に示したように操作紐体10の部分間101〜102が子 梯子30の長手方向と平行である。しかも、図4に示すように上記部分間101 〜102は、子梯子30の側面に対しても平行な状態となっている。そのため、 定滑車取付具1に対して動滑車50がどんなに接近しようとも、操作紐体10が 動滑車50から外れることはなく、また動滑車50の回転も常に滑らかに維持さ れるという副次的効果が得られる。
【0012】 操作紐体10は、親梯子20の側方へ一端部を自由端として垂らすようにする ことが限定されるものではなく、図5に示すように親梯子20の側方では無端ル ープ状を成すように掛け渡すことも可能である。この場合には、親梯子20の先 端寄り部分に前記と同様に第1実施例の定滑車取付具1を取り付けると共に、親 梯子20の基部寄りには、第2実施例の定滑車取付具80を取り付けるようにす る。図6及び図7に示すようにこの定滑車取付具80も、基本的構成は取付片部 82と滑車保持部83と紐抱持部84とを有して成るものであるが、紐抱持部8 4は、滑車保持部83における第1実施例とは反対側の側面に設けられており、 且つ滑車保持部83の根元寄り(取付片部82寄り)に位置付けられるようにな っている。
【0013】 従って操作紐体10は、第1実施例の定滑車取付具1と、子梯子30の側面で ブラケット45により保持された上下2個の動滑車51,52のうち上側の動滑 車51との間で前記と同様に掛け渡された後、親梯子20の側方の引張操作位置 を経て、第2実施例の定滑車取付具80と、上記ブラケット45の下側の動滑車 52との間で、滑車保持部83の定滑車8、動滑車52、紐抱持部84へと掛け 渡され、この紐抱持部84によって抜け止め保持されるようになっている。
【0014】 このような構成であれば、子梯子30を縮ませた状態にあってブラケット45 がこの定滑車取付具80と接近しているときに、操作紐体10において動滑車5 2から紐抱持部84へ渡される部分103と、第1実施例の定滑車取付具1から 第2実施例の定滑車取付具80へ渡される部分104との相互が擦れ合うことを 防止できるものであり、これによって操作紐体10の損傷を防止できる利点があ る。
【0015】 なお、図示は省略するが、定滑車8及び動滑車50〜52より成る滑車機構が 子梯子30の側部に沿って配置される上記の各構成に限らず、これらが親梯子2 0の側部に沿って配置されるようにしてもよい。すなわち、取付片部2や82に 対してその側部(親梯子20の側方)へ突出するように滑車保持部3や83を設 けておくと共に、ブラケット40や45についても、子梯子30の側面に固定さ れる部分から、動滑車50〜52を保持する部分を親梯子20の側面へ突出させ るように形成しておくことにより、親梯子20の側面で操作紐体10が掛け渡さ れるようにするものである。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、上述の構成を具備するものであって、操作紐体の一端部が滑車保持 部と共に設けられた紐抱持部により保持されるようになっているので、従来にあ って必要とされていた牽引板は不要となり、従って当然に、定滑車と動滑車との 上下間には操作紐体と牽引板との結び目も存在しない。そのため、子梯子を最も 伸長させた場合にも、操作紐体が動滑車を保持するブラケットによって損傷させ られるおそれはない。また牽引板が不要であるから、部品点数が減少すると共に 、組み立て時の手間等も省け、全体としての製造コストの低廉化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る定滑車取付具の第1実施例を実施
した伸縮梯子を示す側面図である。
【図2】図1の定滑車取付具(第1実施例)を拡大して
示す斜視図である。
【図3】図1のA−A線拡大断面図である。
【図4】図1のB−B線矢視拡大図である。
【図5】本考案に係る定滑車取付具の第1実施例及び第
2実施例を同時に実施した伸縮梯子を示す側面図であ
る。
【図6】図5の定滑車取付具(第2実施例)を拡大して
示す斜視図である。
【図7】図5のC−C線拡大断面図である。
【図8】伸縮梯子を示す斜視図である。
【図9】図8のD部拡大図である。
【符号の説明】
1 定滑車取付具(第1実施例) 2 取付片部 3 滑車保持部 4 紐抱持部 8 定滑車 10 操作紐体 50 動滑車 80 定滑車取付具(第2実施例) 82 取付片部 83 滑車保持部 84 紐抱持部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに摺動自在に連結された親子梯子の
    いずれか一方の側面に取り付けられる取付片部と、この
    取付片部に設けられて、前記親子梯子を摺動させるため
    の滑車機構を構成する定滑車を回転自在に保持する滑車
    保持部とを備えた伸縮梯子用の定滑車取付具において、 前記滑車保持部の側面に、前記親子梯子を摺動させるた
    めの操作紐体を梯子長手方向に挿通可能とした紐抱持部
    が設けられていることを特徴とする伸縮梯子用の定滑車
    取付具。
JP1993001958U 1993-01-28 1993-01-28 伸縮梯子 Expired - Lifetime JP2500593Y2 (ja)

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JPH0659599U true JPH0659599U (ja) 1994-08-19
JP2500593Y2 JP2500593Y2 (ja) 1996-06-05

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003003775A (ja) * 2001-06-21 2003-01-08 Shinwa:Kk タラップ補助具
KR100949772B1 (ko) * 2009-07-14 2010-03-30 송일상 높이조절 사다리

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS528543U (ja) * 1975-07-07 1977-01-21

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