JPH065949Y2 - 4輪操舵装置 - Google Patents

4輪操舵装置

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JPH065949Y2
JPH065949Y2 JP10941987U JP10941987U JPH065949Y2 JP H065949 Y2 JPH065949 Y2 JP H065949Y2 JP 10941987 U JP10941987 U JP 10941987U JP 10941987 U JP10941987 U JP 10941987U JP H065949 Y2 JPH065949 Y2 JP H065949Y2
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JP
Japan
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steering
wheel steering
vehicle speed
control
rear wheel
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JP10941987U
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JPS6416977U (ja
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守恒 中田
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車等に適応され、前輪操舵と共に後輪を
同相や逆相に操舵するようにした4輪操舵装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、前輪を操舵する前輪操舵装置と、所定の検出手段
からの検出信号に基づいて後輪操舵制御を行なうコント
ローラを有する後輪操舵装置とを備えた4輪操舵装置と
しては、例えば、特開昭60−161266号(特願昭
59−15343号)の公報に記載されているようなも
のが知られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来装置にあっては、後輪操
舵装置のコントローラがあらゆる車速域で操舵角信号に
基づくデジタル制御により後輪操舵制御を行なうシステ
ムとなっていた為、前輪操舵角が±5〜2°以下の高車
速域では、操舵角信号の信号分解能の限界により目標性
能を得ることが出来ないという問題点があった。
尚、操舵角センサからの検出信号がアナログ信号であっ
てもマイコンのA/Dは8bitであり、360°のセ
ンシングを必要とすると分解能は約1.4degとな
る。
また、実後輪操舵量を検出し、目標後輪操舵量と比較し
ながら行なうフィードバック制御を採用し、目標性能に
近づけるようにする案もあるが、この場合には後輪操舵
量センサを取り付けなければならないし、更に制御内容
が複雑になってしまい、後輪操舵装置の制御系がコスト
高になる。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述のような問題点を解決することを目的と
してなされたもので、この目的達成のために本考案で
は、第1図のクレーム概念図に示すように、前輪を操舵
する前輪操舵装置1と、所定の検出手段2からの検出信
号に基づいて後輪操舵制御を行なうコントローラ3を有
する後輪操舵装置4とを備えた4輪操舵装置において、
前記検出手段2として、操舵角センサ201と操舵トル
クセンサ202と車速センサ203とを含み、前記コン
トローラ3は、車速が所定値以下の低車速時には操舵角
信号に基づいて後輪操舵制御を行ない、車速が所定値を
越えた高車速時には操舵トルク信号に基づいて後輪操舵
制御を行なう電子制御手段であることを特徴とする。
(作用) 本考案の4輪操舵装置では、車速が所定値以下の低車速
時には、操舵角センサ201からの操舵角信号に基づい
て後輪操舵制御が行なわれ、車速が所定値を越えた高車
速時には、操舵トルクセンサ202からの操舵トルク信
号に基づいて後輪操舵制御が行なわれる。
尚、低車速域では使用される操舵角領域は大きく、その
時の操舵トルク特性はかなり非線形特性を示すと共に、
切り増し切り戻し時の特性もヒステリシスにより大きく
異なっている。しかし、高車速域では使用される操舵角
領域が小さく、その時の操舵トルク特性はほぼ線形特性
に近く、後輪のアクティブ制御として十分使用可能であ
る。
従って、車速域による操舵角制御と操舵トルク制御との
使い分けによって、操舵角信号の分解能を高めることな
く、オープンループ制御により高車速域でも目標性能を
得ることが出来る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
尚、この実施例を述べるにあたって、前輪側に油圧パワ
ーステアリング装置を備えた自動車に適応された4輪操
舵装置を例にとる。
まず、構成を説明する。
実施例の4輪操舵装置は、第2図に示すように、前輪1
0を操舵する前輪操舵装置11と、後輪12を操舵する
後輪操舵装置13とを備えている。
前記前輪操舵装置11には、ハンドル14、ステアリン
グシャフト15、パワーステアリングギヤ16、サイド
ロッド17、ナックルアーム18が設けられている。
前記後輪操舵装置13には、油圧ポンプ19、油圧制御
バルブ20、シリンダアクチュエータ21、サイドロッ
ド22、ナックルアーム23が設けられている。
前記油圧ポンプ19は、パワーステアリングギヤ16か
ら油路24を介して操舵時に送られてくる加圧油で作動
する油圧モータ25により駆動され、前輪操舵用油圧系
とは別系統の後輪操舵用油圧を発生する様にしている。
前記油圧制御バルブ20は、3位置切換のソレノイドバ
ルブ構造であって、後述するコントローラ35からの制
御信号により、リザーブタンク26→吸込油路27→油
圧ポンプ19→吐出油路28を経過して送られてきた加
圧油を右操舵油路29に供給するか、左操舵油路30に
供給するかの切り換えと共に、ドレー油路31に戻す作
動を併用することで左右操舵油路29,30への供給油
圧制御が行なわれる。
前記シリンダアクチュエータ21には、両ロッドピスト
ン21a及びリターンスプリング21bを有する。
尚、後輪12のサスペンションとしては、マウントブッ
シュ40を介して車体に支持されたサスペンションメン
バ41と、該サスペンションメンバ41と後輪アクスル
とを連結するAアーム42及びサスペンションリンク4
3とが設けられている。
前記油圧制御バルブ20の作動制御を行なう後輪操舵制
御系としては、電気的信号により操舵角δf、操舵トル
クSt、車速Vを検出する操舵角センサ32、操舵トル
クセンサ33、車速センサ34と、マイコンを主体とす
る電子制御回路によるコントローラ35とが設けられて
いる。
尚、操舵角センサ32及び操舵トルクセンサ33は、ス
テアリングシャフト15の部分に設けられる。
また、コントローラ35は、車速Vが所定値V以下の
低車速時には操舵角信号(δf)に基づいて後輪操舵制
御を行ない、車速Vが所定値Vを越えた高車速時には
操舵トルク信号(St)に基づいて後輪操舵制御を行な
うオープンループ制御手段であり、前輪操舵角δfに対
する目標後輪操舵角δrの関係と、前輪操舵トルクS
tに対する目標後輪操舵角δrの関係とが予め設定さ
れている。
次に、作用を説明する。
(イ)低車速時 車速Vが所定値V以下の低車速時には、操舵角センサ
32からの操舵角信号(δf)に基づく、所謂、操舵角
制御モードで後輪操舵制御が行なわれる。
即ち、コントローラ35での制御処理作動の流れを示す
第3図のフローチャート図では、ステップa→ステップ
b→ステップcへと進む。
尚、この低車速時における具体的な目標後輪操舵角δr
は、以下に示す式であらわされる。
δr/δf=τ・s… この式でδfはセンサ信号により得る。
但し、A,Bは定数である。
(ロ)高車速時 車速Vが所定値Vを越えた高車速時には、操舵トルク
センサ33からの操舵トルク信号(St)に基づく、所
謂、操舵トルク制御モードで後輪操舵制御が行なわれ
る。
即ち、コントローラ35での制御処理作動の流れを示す
第3図のフローチャート図では、ステップa→ステップ
b→ステップdへと進む。
尚、この高車速時における具体的な目標後輪操舵角δr
は、以下に示す式であらわされる。
δr/δf=K+τ・s… この式で、δfは車速Vと操舵トルクStとによって求
める。
但し、A,B,C,Dは定数である。
次に、高車速時には、操舵トルク制御が好適であるとい
う理由を以下に述べる。
第1に、操舵トルクセンサ33として、通常、操舵トル
ク5kg/m程度をフルスケールとするが、この場合には
分解能が19.6g/bit(8bitA/Dの場合)
となり、微小トルクのセンシングが可能である。
第2に、低車速域では使用される操舵角領域は大きく、
その時の操舵トルク特性は、第4図に示すように、かな
り非線形特性を示すと共に、切り増し切り戻し時の特性
もヒステリシスにより大きく異なっている。しかし、高
車速域では使用される操舵角領域が小さく、その時の操
舵トルク特性は、第5図に示すように、ほぼ線形特性に
近く、後輪のアクティブ制御として十分使用可能であ
る。
以上説明してきたように、実施例の4輪操舵装置にあっ
ては、車速域によって操舵角制御モードと操舵トルク制
御モードとを使い分けするようにした為、操舵角信号
(δf)の分解能を高めることなく、オープンループ制
御により高車速域でも目標性能を得ることが出来るとい
う効果が得られる。
以上、実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体的
な構成はこの実施例に限られるものではなく、本考案の
要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても本
考案に含まれる。
例えば、具体的な後輪操舵制御内容に関しては実施例で
示した及び式に1次遅れ要素を付加した下記の式
の制御関数にて制御を行なうようにしても良い。
更に、遅れ要素として油圧系の遅れを利用することも出
来る。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案の4輪操舵装置にあっ
ては、前輪を操舵する前輪操舵装置と、所定の検出手段
からの検出信号に基づいて後輪操舵制御を行なうコント
ローラを有する後輪操舵装置とを備えた4輪操舵装置に
おいて、前記検出手段として、操舵角センサと操舵トル
クセンサと車速センサとを含み、前記コントローラは、
車速が所定値以下の低車速時には操舵角信号に基づいて
後輪操舵制御を行ない、車速が所定値を越えた高車速時
には操舵トルク信号に基づいて後輪操舵制御を行なう電
子制御手段であることを特徴とする為、車速域による操
舵角制御と操舵トルク制御との使い分けによって、操舵
角信号の分解能を高めることなく、オープンループ制御
により高車速域でも目標性能を得ることが出来るという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の4輪操舵装置を示すクレーム概念図、
第2図は実施例の4輪操舵装置を示す全体図、第3図は
実施例の4輪操舵装置のコントローラでの制御処理作動
の流れを示すフローチャート図、第4図は低車速時にお
ける操舵角−操舵トルク特性図、第5図は高車速時にお
ける操舵角−操舵トルク特性図である。 4輪操舵装置 1……前輪操舵装置 2……検出手段 201……操舵角センサ 202……操舵トルクセンサ 203……車速センサ 3……コントローラ 4……後輪操舵装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前輪を操舵する前輪操舵装置と、所定の検
    出手段からの検出信号に基づいて後輪操舵制御を行なう
    コントローラを有する後輪操舵装置とを備えた4輪操舵
    装置において、 前記検出手段として、操舵角センサと操舵トルクセンサ
    と車速センサとを含み、前記コントローラは、車速が所
    定値以下の低車速時には操舵角信号に基づいて後輪操舵
    制御を行ない、車速が所定値を越えた高車速時には操舵
    トルク信号に基づいて後輪操舵制御を行なう電子制御手
    段であることを特徴とする4輪操舵装置。
JP10941987U 1987-07-16 1987-07-16 4輪操舵装置 Expired - Lifetime JPH065949Y2 (ja)

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JP10941987U JPH065949Y2 (ja) 1987-07-16 1987-07-16 4輪操舵装置

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JP10941987U JPH065949Y2 (ja) 1987-07-16 1987-07-16 4輪操舵装置

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JPS6416977U JPS6416977U (ja) 1989-01-27
JPH065949Y2 true JPH065949Y2 (ja) 1994-02-16

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