JPH0659306A - シャッタ駆動装置 - Google Patents
シャッタ駆動装置Info
- Publication number
- JPH0659306A JPH0659306A JP21256092A JP21256092A JPH0659306A JP H0659306 A JPH0659306 A JP H0659306A JP 21256092 A JP21256092 A JP 21256092A JP 21256092 A JP21256092 A JP 21256092A JP H0659306 A JPH0659306 A JP H0659306A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- circuit
- temperature
- actuator
- data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Shutter-Related Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】周囲の温度によりシャッタの開閉時間が変動す
るのを補正する。 【構成】シャッタ動作時の温度を測定する温度センサ6
と抵抗Rの接続点を入力端子としてA/D変換回路7が
接続され、A/D変換回路7の出力端はCPU8の第1
入力端aに接続され、CPU8の出力端はアクチュエー
タ駆動回路9の第1入力端aに接続されている。アクチ
ュエータ1はアクチュエータ駆動回路9の出力端に接続
されている。アクチュエータ駆動回路9は、第2入力端
bに、シャッタ羽根4及び5の開成に同期してトリガ信
号が入来するとCPU8で演算された時間Tだけ正方向
に電流を通電しシャッタを開成し、時間T経過後逆方向
に通電し、シャッタを閉成する。CPU8に予め記憶さ
れた温度データに対応する補正データ表により時間Tが
補正される。
るのを補正する。 【構成】シャッタ動作時の温度を測定する温度センサ6
と抵抗Rの接続点を入力端子としてA/D変換回路7が
接続され、A/D変換回路7の出力端はCPU8の第1
入力端aに接続され、CPU8の出力端はアクチュエー
タ駆動回路9の第1入力端aに接続されている。アクチ
ュエータ1はアクチュエータ駆動回路9の出力端に接続
されている。アクチュエータ駆動回路9は、第2入力端
bに、シャッタ羽根4及び5の開成に同期してトリガ信
号が入来するとCPU8で演算された時間Tだけ正方向
に電流を通電しシャッタを開成し、時間T経過後逆方向
に通電し、シャッタを閉成する。CPU8に予め記憶さ
れた温度データに対応する補正データ表により時間Tが
補正される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周囲の温度によりシャ
ッタの開閉時間が変動するのを補正するシャッタ駆動装
置に関する。
ッタの開閉時間が変動するのを補正するシャッタ駆動装
置に関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】レンズシャッタのアクチュエ
ータの駆動装置は、従来より定電流駆動或いは定電圧駆
動でなされている。しかし、温度補償に関しては十分に
対応ができていない。アクチュエータに使用されるコイ
ル抵抗は正の温度係数を持ち、定電圧駆動では流れる電
流が温度により変化しトルクが変ることになりシャッタ
羽根の駆動スピードが変わり露出が不安定となる。一
方、定電流駆動ではコイル抵抗の温度特性には影響され
ないが機構部の温度による膨張、収縮には影響され、シ
ャッタ羽根の作動状態が変化し、露出が不安定となる。
ータの駆動装置は、従来より定電流駆動或いは定電圧駆
動でなされている。しかし、温度補償に関しては十分に
対応ができていない。アクチュエータに使用されるコイ
ル抵抗は正の温度係数を持ち、定電圧駆動では流れる電
流が温度により変化しトルクが変ることになりシャッタ
羽根の駆動スピードが変わり露出が不安定となる。一
方、定電流駆動ではコイル抵抗の温度特性には影響され
ないが機構部の温度による膨張、収縮には影響され、シ
ャッタ羽根の作動状態が変化し、露出が不安定となる。
【0003】温度変化によるフィルム面への露光量変化
を少なくするシャッタ制御装置は、実開昭59−104
130号(先例)に記載されている。この先例は、シャ
ッタ起動用接点、この接点を保持する保持部材等を温度
変化によって変位する部材で成し、前記接点の反転位置
と、前記保持部材の釈放位置とを温度変化に応じて位置
的に変化するように構成したものである。
を少なくするシャッタ制御装置は、実開昭59−104
130号(先例)に記載されている。この先例は、シャ
ッタ起動用接点、この接点を保持する保持部材等を温度
変化によって変位する部材で成し、前記接点の反転位置
と、前記保持部材の釈放位置とを温度変化に応じて位置
的に変化するように構成したものである。
【0004】この先例は温度変化によって位置的に変位
する部材で構成され、機械的に狭い範囲で変位するた
め、低温、常温、高温のうち一点だけを調整設定して
も、他点では露出限界をはずれる恐れがあり、低温、常
温、高温と3点の温度を変化させ調整設定する必要があ
った。そのため、組立工程では温度管理とともに複雑な
調整工程を必要としていた。
する部材で構成され、機械的に狭い範囲で変位するた
め、低温、常温、高温のうち一点だけを調整設定して
も、他点では露出限界をはずれる恐れがあり、低温、常
温、高温と3点の温度を変化させ調整設定する必要があ
った。そのため、組立工程では温度管理とともに複雑な
調整工程を必要としていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の事情に鑑み、本発
明は、周囲の温度を測定し、この測定データに対応す
る、測光回路の出力データを補正するデータ表を予め演
算回路に記憶し、この記憶されたデータ表のデータと測
光回路の出力データとを演算し、その出力でシャッタを
駆動するモータを制御せしめるよう構成したものであ
る。
明は、周囲の温度を測定し、この測定データに対応す
る、測光回路の出力データを補正するデータ表を予め演
算回路に記憶し、この記憶されたデータ表のデータと測
光回路の出力データとを演算し、その出力でシャッタを
駆動するモータを制御せしめるよう構成したものであ
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳
細に説明する。図1は本発明に係るシャッタ駆動装置の
一実施例図、図2は本発明に係るシャッタ駆動装置の制
御回路図、図3は本発明に係るシャッタ駆動装置のシャ
ッタ開口特性図である。 図1において、アクチュエー
タ1は正方向に通電すると反時計方向に回転し、逆方向
に通電すると時計方向に回転する。アクチュエータ1の
回転軸1aには腕2の一端が固着され、腕2の他端には
2aを軸芯としてアーム3の一端が回転自在に嵌合さ
れ、アーム3の他端には3aを軸芯としてシャッタ羽根
4、5の端部が回転自在に嵌合されている。シャッタ羽
根4、5は図示しない基板に植設された軸芯11に回転
自在に嵌合され、軸芯11を回転中心としてシャッタ羽
根4は時計方向に回転し、シャッタ羽根5は反時計方向
に回転することによりシャッタは開成する。
細に説明する。図1は本発明に係るシャッタ駆動装置の
一実施例図、図2は本発明に係るシャッタ駆動装置の制
御回路図、図3は本発明に係るシャッタ駆動装置のシャ
ッタ開口特性図である。 図1において、アクチュエー
タ1は正方向に通電すると反時計方向に回転し、逆方向
に通電すると時計方向に回転する。アクチュエータ1の
回転軸1aには腕2の一端が固着され、腕2の他端には
2aを軸芯としてアーム3の一端が回転自在に嵌合さ
れ、アーム3の他端には3aを軸芯としてシャッタ羽根
4、5の端部が回転自在に嵌合されている。シャッタ羽
根4、5は図示しない基板に植設された軸芯11に回転
自在に嵌合され、軸芯11を回転中心としてシャッタ羽
根4は時計方向に回転し、シャッタ羽根5は反時計方向
に回転することによりシャッタは開成する。
【0007】図2において、シャッタ動作時の温度を測
定する温度センサ6と抵抗Rの接続点を入力端子として
A/D変換回路7が接続され、A/D変換回路7の出力
端はCPU8の第1入力端aに接続され、CPU8の出
力端はアクチュエータ駆動回路9の第1入力端aに接続
されている。アクチュエータ1はアクチュエータ駆動回
路9の出力端に接続されている。 アクチュエータ駆動
回路9は、第2入力端bに、シャッタ羽根4及び5の開
成に同期してトリガ信号が入来するとCPU8で演算さ
れた時間Tだけ正方向に電流を通電しアクチュエータ1
を反時計方向に回転させてシャッタ羽根を開成し、この
時間T経過後逆方向に通電し、図示しない機構によりシ
ャッタ羽根の閉成完了と同期して閉成信号が第3入力端
cに入来するまでアクチュエータ1を時計方向に回転さ
せものである。尚、アクチュエータ駆動回路9は、定電
流駆動あるいは定電圧駆動のどちらでもよい。被写体の
明るさを測定する測光回路10の出力端はCPU8の第
2入力端bに接続されている。
定する温度センサ6と抵抗Rの接続点を入力端子として
A/D変換回路7が接続され、A/D変換回路7の出力
端はCPU8の第1入力端aに接続され、CPU8の出
力端はアクチュエータ駆動回路9の第1入力端aに接続
されている。アクチュエータ1はアクチュエータ駆動回
路9の出力端に接続されている。 アクチュエータ駆動
回路9は、第2入力端bに、シャッタ羽根4及び5の開
成に同期してトリガ信号が入来するとCPU8で演算さ
れた時間Tだけ正方向に電流を通電しアクチュエータ1
を反時計方向に回転させてシャッタ羽根を開成し、この
時間T経過後逆方向に通電し、図示しない機構によりシ
ャッタ羽根の閉成完了と同期して閉成信号が第3入力端
cに入来するまでアクチュエータ1を時計方向に回転さ
せものである。尚、アクチュエータ駆動回路9は、定電
流駆動あるいは定電圧駆動のどちらでもよい。被写体の
明るさを測定する測光回路10の出力端はCPU8の第
2入力端bに接続されている。
【0008】図3において、ラインA1は常温の開口特
性を示し、ラインA2は低温時の開口特性を示し、ライ
ンA3は高温時の開口特性を示す。低温時はラインA2
に示すように、通電時コイルに流れる電流が増加し、シ
ャッタ羽根の立上がりが早くなり露出オーバーとなり、
高温時はラインA3に示すように、通電時コイルに流れ
る電流が減少し、シャッタ羽根の立上がりが遅くなり露
出アンダーとなる。このような、温度によるシャッタ開
口特性の変化に対する時間Tのずれtnを図2に示すC
PU8に予めデータ表として記憶しておき、撮影時に温
度センサ6によるデータをA/D変換回路7を介してC
PU8に入力し、温度センサ6によるデータに該当する
常温開口特性による時間Tのずれtnをもって、T−t
n(低温時)又はT+tn(高温時)として補正するも
のである。
性を示し、ラインA2は低温時の開口特性を示し、ライ
ンA3は高温時の開口特性を示す。低温時はラインA2
に示すように、通電時コイルに流れる電流が増加し、シ
ャッタ羽根の立上がりが早くなり露出オーバーとなり、
高温時はラインA3に示すように、通電時コイルに流れ
る電流が減少し、シャッタ羽根の立上がりが遅くなり露
出アンダーとなる。このような、温度によるシャッタ開
口特性の変化に対する時間Tのずれtnを図2に示すC
PU8に予めデータ表として記憶しておき、撮影時に温
度センサ6によるデータをA/D変換回路7を介してC
PU8に入力し、温度センサ6によるデータに該当する
常温開口特性による時間Tのずれtnをもって、T−t
n(低温時)又はT+tn(高温時)として補正するも
のである。
【0009】次に、図を用いて本発明の動作を説明す
る。図示しないレリーズ信号に同期してトリガ信号が送
出されるとともに、アクチュエータ1が正方向に通電さ
れ、腕2は反時計方向に回転する。腕2の回転は軸芯2
a、アーム3、軸芯3aを介してシャッタ羽根4及び5
に伝達され、軸芯11を中心にしてシャッタ羽根4は時
計方向に、シャッタ羽根5は反時計方向に回転し、シャ
ッタは開成する。測光回路10によって測定された被写
体の明るさTと温度センサ6によるデータとにより、T
n=T−tn(低温時)又はTn=T+tn(高温時)
の演算がCPU8でなされ、時間Tnの後アクチュエー
タ1への電流が逆方向に通電され、アクチュエータ1は
時計方向に回転し、シャッタ羽根は閉成する。シャッタ
の閉成完了に同期して閉成完了信号がアクチュエータ駆
動回路9の第3入力端cに入来し、アクチュエータ9は
回転を停止する。
る。図示しないレリーズ信号に同期してトリガ信号が送
出されるとともに、アクチュエータ1が正方向に通電さ
れ、腕2は反時計方向に回転する。腕2の回転は軸芯2
a、アーム3、軸芯3aを介してシャッタ羽根4及び5
に伝達され、軸芯11を中心にしてシャッタ羽根4は時
計方向に、シャッタ羽根5は反時計方向に回転し、シャ
ッタは開成する。測光回路10によって測定された被写
体の明るさTと温度センサ6によるデータとにより、T
n=T−tn(低温時)又はTn=T+tn(高温時)
の演算がCPU8でなされ、時間Tnの後アクチュエー
タ1への電流が逆方向に通電され、アクチュエータ1は
時計方向に回転し、シャッタ羽根は閉成する。シャッタ
の閉成完了に同期して閉成完了信号がアクチュエータ駆
動回路9の第3入力端cに入来し、アクチュエータ9は
回転を停止する。
【0010】
【効果】以上説明したように、本発明に係るシャッタ駆
動装置は、予め測温回路のデータに対応する測光回路の
出力データを補正するデータ表を記憶しておき、周囲の
温度により、予め記憶されたデータを使用するので、組
立工程では常温で露光調整をすればよく、温度に対応し
た複雑な調整工程を必要としない。
動装置は、予め測温回路のデータに対応する測光回路の
出力データを補正するデータ表を記憶しておき、周囲の
温度により、予め記憶されたデータを使用するので、組
立工程では常温で露光調整をすればよく、温度に対応し
た複雑な調整工程を必要としない。
【図1】本発明に係るシャッタ駆動装置の一実施例図で
ある。
ある。
【図2】本発明に係るシャッタ駆動装置の制御回路図で
ある。
ある。
【図3】本発明に係るシャッタ駆動装置のシャッタ開口
特性図である。
特性図である。
1 アクチュエータ 2 腕 3 アーム 4 シャッタ羽根 5 シャッタ羽根 6 温度センサ 7 A/D変換回路 8 CPU 9 アクチュエータ駆動回路 10 測光回路
Claims (1)
- 【請求項1】外光を測光する測光回路と、 周囲の温度を測定する測温回路と、 この測温回路のデータに対応する前記測光回路の出力デ
ータを補正するデータ表を予め記憶し、前記データ表の
データと前記測光回路の出力データを演算する演算回路
と、 正転によりシャッタを開成し逆転によりシャッタを閉成
するアクチュエータと、 前記演算回路の出力により前記アクチュエータを駆動す
るアクチュエータ駆動回路とを備え、 前記測温回路のデータにより前記測光回路のデータを補
正してシャッタ開閉時間を制御することを特徴としたシ
ャッタ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21256092A JPH0659306A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | シャッタ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21256092A JPH0659306A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | シャッタ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0659306A true JPH0659306A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16624720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21256092A Pending JPH0659306A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | シャッタ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0659306A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014170022A (ja) * | 2013-03-01 | 2014-09-18 | Seiko Precision Inc | 撮像装置及びフォーカルプレーンシャッタ |
-
1992
- 1992-08-10 JP JP21256092A patent/JPH0659306A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014170022A (ja) * | 2013-03-01 | 2014-09-18 | Seiko Precision Inc | 撮像装置及びフォーカルプレーンシャッタ |
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