JPH06590A - 双ロール連鋳機及びそのロール冷却方法 - Google Patents

双ロール連鋳機及びそのロール冷却方法

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JPH06590A
JPH06590A JP14599091A JP14599091A JPH06590A JP H06590 A JPH06590 A JP H06590A JP 14599091 A JP14599091 A JP 14599091A JP 14599091 A JP14599091 A JP 14599091A JP H06590 A JPH06590 A JP H06590A
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JP
Japan
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rolls
roll
cooling
continuous casting
casting machine
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Application number
JP14599091A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Kimura
智明 木村
Yoshio Takakura
芳生 高倉
Tadashi Nishino
忠 西野
Katsunori Fukui
克則 福井
Takeshi Hanawa
武志 塙
Shinichi Yamashita
伸一 山下
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Hitachi Ltd
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】双ロール連鋳機でのロール表面における溶湯の
冷却を均一に行い、割れ発生を防止すると共に、板幅方
向に均一な厚みの板材を製造する。 【構成】2つのロール50,51の間に溶湯を注湯し、
2つのロール表面で冷却・造形されたシェル35をロー
ルを回転して圧着させ、板材を製造する。このロールの
表面下に多数の軸方向の冷却溝18を設け、これら冷却
溝に、1つのロール内では同方向に冷却材を流し、2つ
のロール間では互いに逆向きになるように冷却材を流
す。また、2つのロールに与える冷却材の流量を制御し
て、ロールの軸方向左右のシェルの厚みを調整し、板材
の曲りを修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2つのロール間に溶湯
を注湯し、各々のロール表面で溶湯を冷却凝固して形成
したシェルを2つのロール間の最狭隙部で圧着して板材
を製造する双ロール連鋳機及びそのロール冷却方法に係
わり、特に、表面割がなくかつ真直な板材を製造するの
に好適な双ロール連鋳機及びそのロール冷却方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】双ロール連鋳機でのロールの冷却は、ロ
ール表面下に設けられた軸方向の多数の冷却溝に冷却水
を流すことにより行われる。しかし、製造される板材の
板幅が大きくなると、冷却溝を流れる冷却水は軸方向へ
流下するにしたがって温度上昇が大になる。このためロ
ールの軸方向左右での冷却量は均一でなくなる。即ち、
冷却水の入側は冷却水温度が低いので冷却量が大、出口
側では冷却水温度が高いので冷却量が少なくなる。この
ため、ロールの軸方向左右において膨脹差を生じ、2つ
のロール間の隙間は冷却量が大きな側で大、冷却量が少
ない側で小となり、2つのロールの出側に製造される板
材の板幅方向に板厚寸法差を生じる。
【0003】このような問題を解決する手法が特開昭6
2−38743号公報に開示されている。この従来技術
ではロールの表面下に多数の軸方向の冷却溝を設け、こ
れらの冷却溝の隣り同士の冷却水の流れの方向が互いに
逆向きになるように冷却水が流される。このようにして
ロールの軸方向左右での冷却量をマクロ的に同じ量にす
ることにより、ロールの軸方向左右での膨脹差を小さく
し、板幅方向における板厚寸法差の小さい板材が製造さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開昭62−3874
3号公報に記載の方法はロール表面下の多数の冷却溝内
の冷却水の流れを隣り同士で互いに逆方向に流すので、
ロールの軸方向左右の平均的な温度は同じになる特徴を
有する。しかし、この方法は800mm程度以下の狭隙
材を製造する場合にはさしたる問題を生じさせずに操業
可能であるが、800mm幅を越える板幅の板材を製造
する場合には板幅端で割れを生じる欠点を有することが
判明した。
【0005】この理由を究明したところ、以下のような
原因で発生することが明らかにされた。ロール軸方向で
の冷却量の相違はロール軸方向でのロールの膨脹差だけ
でなくロール表面に冷却・造形されるシェルの厚みにも
影響を及ぼす。即ち、ロール表面に冷却・造形されるシ
ェルの厚みは冷却量の大きな冷却水入側では大、冷却量
の小さい出側では薄くなる。
【0006】そして、ロールの表面下を流れる冷却水の
温度は入側では30゜C程度であるが、1mのように長
い区間を軸方向に、溶湯に加熱されたロールを冷却して
流下すると、70〜80゜C程度に温度が上昇する。特
開昭62−38743号公報に記載の方法では、このよ
うに温度差の異なる冷却水が、ロール表面下の1つの円
周内に軸方向に交互に流れるため、冷却水の溝のピッチ
(通常20〜40mm)毎に溶湯の冷却量に相違が生
じ、これにより冷却・造形されるシェル厚の円周方向で
の分布は冷却溝のピッチに対応して波状のものになる。
このように不均一な波状のシェルが発生すると熱応力に
よりシェルには2つのロールの表面に造形されたシェル
を圧着する前に既に、あるいは圧着時の不均一な塑性流
動により割れが生じ、健全な製品を製造することができ
ない。
【0007】また、上記のようにロール表面に冷却・造
形されるシェルの厚みがロールの軸方向左右で異なる
と、これらシェルを2つのロールの最狭隙部で圧着して
板材を製造するとき、ロールの軸方向左右でシェル圧着
量に相違を生じ、ロール出側で板が曲る。一般に、この
曲りはシェル圧着量が大きい側での板材の押し出し速度
が大になるので、板材はシェルの圧着量の少ない側に曲
る。特開昭62−38743号公報自体はこのシェルの
造形に関しては言及していないが、結果的に、冷却溝内
の冷却水の流れを隣り同士で互いに逆方向に流し、ロー
ルの軸方向左右の平均的な温度は同じになるので、この
ようなロール軸方向における造形シェルの厚みの相違に
よる板材の曲りを抑制する作用がある。
【0008】しかし、2つのロール表面の左右に造形さ
れた2つのシェルの合計の厚みは、ロール表面の左右の
粗さ、注湯された溶湯のロール軸方向左右での流速分布
の相違等によっても偏差を生じる。このように圧着され
るシェルの厚みが異なると、上記と同様にシェル厚が大
きな方の押し出し量が大きくなり、ロールの出側で板材
は圧着量の少ない側に曲り、通板上の問題を生じるのみ
でなく真直ぐな板が得られない結果となる。
【0009】本発明の目的は、シェルの割れを防止し
て、良質な板材を製造することのできる双ロール連鋳機
及びそのロール冷却方法を提供することである。
【0010】本発明の他の目的は、シェルの割れ及び板
の曲りを防止して、良質な板材を製造することのできる
双ロール連鋳機及びそのロール冷却方法を提供すること
である。
【0011】本発明の更に他の目的は、シェルの割れを
防止して、板幅方向の板厚の均一な良質な板材を製造す
ることのできる双ロール連鋳機及びそのロール冷却方法
を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、互いに平行な1対の冷却されたロール間
に溶湯を連続的に供給し、前記溶湯が2つのロール表面
で冷却・造形されたシェルを2つのロール間の最狭隙部
で圧着して板材を製造する双ロール連鋳機のロール冷却
方法において、1対のロールの各々のロール表面下に多
数の軸方向の冷却溝を設け、これら冷却溝に、1つのロ
ール内では同方向に流れ、2つのロール間では互いに逆
向きに流れるように冷却材を流すようにしたものであ
る。
【0013】また、本発明は、上記ロール冷却方法にお
いて、更に、2つのロール間で互いに逆方向に流れる冷
却材の流量を独立して調整することにより1対のロール
の出側に製造される板材の曲りを修正するようにしたも
のである。
【0014】また、本発明は、上記ロール冷却方法にお
いて上記のように冷却溝に冷却材を流すと共に、1対の
ロールの出側に製造される板材の少なくとも板幅方向左
右の温度を測定し、2つのロール間で互いに逆方向に流
れる冷却材の流量を独立して調整することにより板材全
体の温度を制御するようにしたものである。
【0015】更に、本発明は、上記ロール冷却方法にお
いて上記のように冷却溝に冷却材を流すと共に、各ロー
ルに供給される冷却材の流量と各ロールから排水される
冷却材の温度とをそれぞれ測定し、この流量と温度の積
が2つのロール間で同じになるように2つのロール間で
互いに逆方向に流れる冷却材の流量を独立して調整する
ようにしたものである。
【0016】また、上記目的を達成するため、本発明
は、互いに平行な1対の冷却されたロール間に溶湯を連
続的に供給し、前記溶湯が2つのロール表面で冷却・造
形されたシェルを2つのロール間の最狭隙部で圧着して
板材を製造する双ロール連鋳機において、1対のロール
の各々のロール表面下に設けられた多数の軸方向の冷却
溝と、1対のロールの各々に冷却材を供給する手段と、
1対のロール内に設けられ、各ロールに供給された冷却
材を前記冷却溝に、1つのロール内では同方向に流れ、
2つのロール間では互いに逆向きに流れるように流す手
段とを設けたものである。更に、本発明は、上記双ロー
ル連鋳機において、2つのロール間で互いに逆方向に流
れる冷却材の流量を独立して調整する流量調整手段をさ
らに設けたものである。
【0017】また、本発明は、上記双ロール連鋳機にお
いて、1対のロールの出側に製造される板材の板幅方向
における板材の曲り量を検出する手段と、この検出曲り
量に基づき前記流量調整手段を制御する手段とをさらに
備えるものである。本発明の双ロール連鋳機は、代わり
に、1対のロールの出側に製造される板材の少なくとも
板幅方向左右の温度を測定する手段と、この検出温度に
基づいて流量調整手段を制御する手段とを備えてもよ
く、また、各ロールに供給される冷却材の流量を測定す
る手段と、各ロールから排水される冷却材の温度を測定
する手段と、この検出流量と温度に基づいて前記流量調
整手段を制御する手段とをさらに備えていてもよい。
【0018】
【作用】ロール表面下に設けられた多数の軸方向の冷却
溝に、1つのロール内では同方向に流れ、2つのロール
間では互いに逆向きに流れるように冷却材を流すことに
より以下の作用が得られる。
【0019】1つのロールでは、冷却材がロール表面下
を軸方向に流れる入側部の温度が低く、ここに冷却・造
形されるシェルの厚みは大となり、冷却材の排出側では
その逆になる。しかし、2つのロールの冷却は、互いに
逆向きになるように冷却材を流すので、板幅中心に関し
点対照的に冷却が行われ、2つのロール表面に冷却・造
形されるシェルの合計厚みはロール軸方向左右において
等しくなる。したがって、これを圧着することにより製
造される板材の板幅方向左右の厚みも同じになる。
【0020】そして、前述特開昭62−38743号公
報に記載の方法のように、1つのロール内の隣り同士の
冷却溝間に冷却材を互いに逆方向に流す方式において生
じた隣り同士の冷却溝間の冷却材の温度の相違はなく、
ロールの円周方向では冷却材の温度は同じである。した
がって、1つのロールの円周方向の温度も、またロール
表面に造形される円周方向のシェル厚みもほぼ均一なも
のになる。
【0021】なお、上記のようにロールの軸方向左右で
はロールの温度は冷却水の給水側は温度が低く、排水側
は温度が高くなる。これによりロール表面の左右に冷却
・造形されるシェル厚みは異なる。しかしこれはロール
胴長が1000mmの場合でも前記冷却材の温度差によ
るシェル厚みの相違は、板厚2mmの板材を製造する場
合、軸方向左右において20〜30μm程度である。こ
れは1000mmの長い区間でみると極めて緩やかな変
化であり、熱応力による割れを発生することはない。
【0022】また、2つのロール間で互いに逆方向に流
れる冷却材の流量を独立して調整することにより、2つ
のロールでの冷却材の平均温度がロールの軸方向左右で
変化し、2つのロール表面に造形されるシェルの合計厚
を調整できる。例えば、一方のロールの冷却溝を流れる
冷却材の流量を増加させたとき、そのロールの冷却材の
出口側でより強く冷却され、同じ側の2つのロールでの
冷却材の平均温度は低下し、その部分で冷却・造形され
るシェルの厚みが増加する。したがって、1対のロール
の出側に製造される板材に板幅方向の曲りが発生したと
き、2つのロール間で互いに逆方向に流れる冷却材の流
量を独立して調整することによりその板材の曲りを修正
できる。
【0023】板材の曲りの修正は、板材の曲り量を直接
検出して行ってもよいし、板材の板幅方向の温度分布を
測定して行ってもよい。後者の場合、溶湯内に存在する
シェルの厚みを間接的に測定しており、板幅方向の温度
が同じになるように2つのロールに流す冷却材の流量を
調整することにより、2つのロールでの最狭隙部でのシ
ェル圧着量を同じにし、真直な板を製造することができ
る。
【0024】また、板材の板幅方向左右の温度を測定
し、2つのロール間で互いに逆方向に流れる冷却材の流
量を独立して調整することにより板材全体の温度を制御
することにより、材質の優れた板材を製造することがで
きる。更に、各ロールに供給される冷却材の流量と各ロ
ールから排水される冷却材の温度とをそれぞれ測定し、
この流量と温度の積が2つのロール間で同じになるよう
に2つのロール間で互いに逆方向に流れる冷却材の流量
を独立して調整することにより、2つのロール間の冷却
熱量が均等になり、板幅方向の板厚が均等でかつ材質の
優れた板材を製造できる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4により
説明する。図2において、2つのロール50,51は相
対して平行に配置され、矢印A方向に回転させられる。
2つのロール50,51間にノズル32より溶湯が注湯
され、これがサイドダム6で堰止められ、溶湯のプール
33が形成される。ロール50,51の外表面にはスリ
ーブ1,30が設けられており、スリーブ1,30は、
ドラム2,40に嵌め合わされている。スリーブ1,3
0の下方であるドラム2,40の円筒面上にはには多数
の軸方向の冷却溝18が円周方向に形成され、スリーブ
1,30の冷却が行われる。
【0026】図1に示すように、サイドダム6はスプリ
ング7で支持されている。また、ドラム2,40はころ
がり軸受4を介し軸受箱5で支持されており、軸受箱5
はベース31に取付けられている。また、各々のドラム
の軸端3は図示しないモータ等に連結されている。ドラ
ム2,40を駆動すると、2つのロール50,51は回
転され、図2に示すようにスリーブ表面(ロール表面)
にシェル35が冷却・造形される。そして、この2つの
シェル35は2つのロール50,51の最狭隙部67で
圧着され、板材34が製造される。
【0027】ドラム2,40の中心部には軸方向の穴2
3,24が設けられ、更にこの穴23,24内に中空の
円筒管9,59がシール8,10を介して固定的に設け
られている。
【0028】このようなロール構造において、ロール5
0では冷却材は回転接手5の冷却材供給孔11よりドラ
ム端に設けられた溝65を経て中空の円筒管9に入る。
この冷却材は次に、穴24よりドラム2内に放射状に設
けた溝19に入り、円周状に設けられた集合溝20より
スリーブ1下方の冷却溝18を図1で右から左に流下
し、集合溝16に集められ、放射状の溝25を流下し、
穴24と円筒管9間の環状の隙間に入る。そして更に、
その隙間を流れ、ドラム端に設けられた溝66より回転
接手5の排出孔12に排出される。
【0029】ロール51では上記と逆方向に冷却材が流
れ、スリーブ30の下方で矢印で示すように図示左から
右に冷却材が流下する。
【0030】以上のように2つのロール50,51のス
リーブ1,30表面では溶湯の冷却を行う冷却材の流れ
は2つのロール間で互いに点対称的に行われる。したが
って、2つのスリーブ1,30表面(ロール表面)に点
対称的にシェル35が冷却・造形され、ロールの軸方向
左右での2つのシェル厚の合計が同じになり、最狭隙部
67で圧着された後の板材34の板幅方向の板厚も同じ
になる。
【0031】また、本実施例では、特開昭62−387
43号公報に記載の方法のように、1つのロール内の隣
り同士の冷却溝間に冷却材を互いに逆方向に流す方式に
おいて生じた隣り同士の冷却溝間の冷却材の温度の相違
はなく、ロール50,51の円周方向では冷却材の温度
は同じである。したがって、1つのロールの円周方向の
温度も、またロール表面に造形される円周方向のシェル
厚みもほぼ均一なものになる。そして、上記のようにロ
ールの軸方向左右ではロール50,51の温度は冷却水
の給水側は温度が低く、排水側は温度が高いので、1つ
のロール表面の左右に冷却・造形されるシェル厚みは異
なるが、ロール胴長が1000mmで板厚2mmの板材
を製造する場合、その冷却材の温度差によるシェル厚み
の相違は軸方向左右において20〜30μm程度であ
り。これは1000mmの長い区間でみると極めて緩や
かな変化であり、熱応力による割れを発生することはな
い。
【0032】次に、本実施例の板材の曲り防止制御につ
いて説明する。まず、板材の曲り防止制御の原理を説明
する。通常は上述したように2つのロールの表面に造形
されたシェル合計厚みはロールの軸方向左右同じである
が、スリーブ1,30の表面の粗さ、あるいは注湯され
た溶湯の流れはしばしば不均一なことのため、2つのロ
ール表面のシェル厚み合計は軸方向左右において多少の
誤差を生じる。このようなシェルを2つのロールの最狭
隙部で圧着すると、シェル厚の合計が大きい側は小さい
側に対しより速い速度で押し出すようになるので、板材
はシェル厚の合計の小さい側に曲る。
【0033】以上の点より、本実施例では、2つのロー
ル50,51で製造された板材34の板幅方向の曲りを
検出し、以下のように板材の曲りの修正を行う。
【0034】まず、2つのロール50,51で冷却材の
流量を変えた場合の冷却材温度は図3に示すようにな
る。即ち、ロール50へは冷却材が右から左へ、ロール
51へは逆方向に流れているとする。そして、冷却材の
流量をロール51に対してロール50で増加する。この
ようにすると、ロール左側の2つのロールでの冷却水の
平均温度は右側のそれより低下する。即ち、ロール左側
でより強く冷却され、左側で冷却・造形されるシェル厚
が増加する。したがって、各ロールへの冷却材の流量を
調整することにより2つのロール表面に造形されるシェ
ルの合計厚を調整できる。
【0035】これらのシェルの厚みは溶湯内に存在する
ため直接的な測定は困難である。しかし、シェルの厚み
に対応する情報は間接的には製造される左右の板の温度
分布、最終的には板の曲りなどから得ることが可能で、
これらの量の少なく共1個以上の量を検出し、かつこれ
らの偏差または検出値が所定値となるように2つのロー
ルに流す冷却材の流量を調整することにより、2つのロ
ールでの最狭隙部でのシェル圧着量を同じにし、真直な
板を製造することができる。
【0036】次に、本実施例の制御系を図4により説明
する。図4において、2つのロール50,51で製造さ
れた板材34の板幅方向の曲りが曲り検出器52で検出
される。この曲り検出器52は画像処理検出式であり、
検出器52の画像による板材34の板幅端が基準位置X
oよりXの位置に移動しておれば、ΔX=(Xo−X)
が板の曲り量となる。図4ではΔXが負の場合は板が右
側に曲っていることを示している。即ち、右側のシェル
厚合計が不足している。このためにはロール右側での冷
却を強化しなければならない。これは図3においてはロ
ール左側の冷却が強化されたのと反対であり、図3の場
合と逆になるように冷却材を流す必要がある。即ち、ロ
ール50の右から左への流量を少なく、ロール51の左
から右への流量を増加すればよい。一方、図4において
ΔXが正になるように、即ち、左側に板材が曲った際に
は、前記と逆方向に、図3と同様な冷却材の流し方をす
ればよい。
【0037】冷却材の調整は手動で行うことも可能であ
るが図4では自動で制御する。即ち、検出器52で測定
した板の曲り量、即ち、偏差量ΔXは制御盤55に送ら
れる。また、ロール50,51にはポンプ45によりタ
ンク46内の冷却材が給水管42,43を介して供給さ
れ、ロール50,51からの冷却材は排水管39,47
を介してタンク46に戻される。配水管39,47には
ロール50,51に供給される流量を調整するためのバ
ルブ48が配置され、給水管42,43にはロール5
0,51に供給される流量を検出する流量計41が配置
されている。流量計41で検出した流量もフィードバッ
ク制御のため制御盤55に送られる。制御盤55では、
検出器52で測定した板の曲がり量ΔXを0にする目標
流量を演算し、流量計41で検出した流量がこの目標流
量に一致するようバルブ48を作動し、ロール50,5
1に流す流量を調整する。冷却材は前述したように各々
のロール50,51内を互いに逆方向に流れ、回転接手
5を経てタンク46に戻される。以上により板材34の
曲りが修正される。なお、バルブ48は排出管側に設け
たが勿論、給水管側に設けてもよい。
【0038】以上においては、板の曲りを直接検出して
この曲りを修正するよう冷却材の流量を調整した。しか
し、別な場合には、板材34の板幅方向の温度分布は板
の曲りに近似的に対応しているので、簡便には、温度を
板幅方向に均一になるように修正することも有効な制御
となる。即ち、冷却度が大なる側の合計シェルの厚い側
では板の温度は低く、逆の側では温度は高くなる。した
がって、板の温度分布を板幅方向で均一になるように制
御すれば、左右均一なシェルの合計厚みを確保できるこ
とにつながる。具体的には、図4に想像線で示すよう
に、板材34の板幅方向左右の温度を測定する温度計6
0を配置し、この温度計60で測定した温度を制御盤5
5に送る。制御盤55では、その温度の偏差値ΔTを演
算し、その偏差値ΔTが0になるようにバルブ48を作
動し、ロール50,51に流す冷却材の流量制御を行
う。本実施例によっても、上記実施例と同様に板材の曲
りを修正することができる。
【0039】以上の実施例では、冷却材流量の制御とし
て板材の曲りを修正する場合について説明した。しか
し、冷却材流量の制御を別の目的に利用することができ
る。例えば、温度計60を備えることにより板幅全体の
温度制御も可能である。この場合にはロール50,51
への流量の偏差を制御するのではなく、各々への流量を
偏差なく増減する方法がとられる。即ち、温度計60で
板材34の板幅方向左右の温度を測定し、その温度がそ
れぞれ所定温度に維持されるよう制御盤55で冷却材の
流量を独立して調整する。これにより、板材全体の温度
が所定温度に制御され、材質の優れた板材を製造するこ
とができる。
【0040】また、他の例として、図4に想像線で示す
ように配水管39,47に温度計49を配置し、排水の
温度を測定し、この検出値を制御盤55に送る。制御盤
55では、これと流量計41で測定した流量との積より
2つのロール50,51での各々の冷却熱量を算出す
る。そして、この積の値が2つのロール50,51で同
じになるようにバルブ48を作動して、冷却材の流量を
独立して調整する。これにより、2つのロール50,5
1間の冷却熱量が均等になり、2つのロールで冷却・造
形されシェルの厚みを同じにすることができ、板幅方向
の板厚が均等でかつ材質の優れた板材を製造することが
できる。
【0041】なお、以上の実施例に係わる双ロール連鋳
機では、板厚1.5〜5.0mm、板幅600〜160
0mmの鋼材、非鉄のAl,Cu材が毎分130mの速
度で製造可能である。また、これに用いられるロールの
径は1200〜1500φmmである。冷却材としては
水、油等が使用可能である。
【0042】
【発明の効果】
(1)双ロール連鋳機のロール表面下に多数の軸方向の
冷却溝を設け、2つのロール間で互いに逆方向の流れと
なるように冷却材を流すので、2つのロール表面に冷却
・造形されるシェルの厚み分布が板幅中心に対し点対照
的に形成され、かつ1つのロールでは円周方向の冷却溝
間の冷却材の温度差が無くなる。このため、2つのロー
ルのシェルをそれらの最狭隙部で圧着して板材を製造す
る際に、割れのない、左右板厚の均一な板材が製造でき
る。
【0043】(2)上記1項において、2つのロールへ
の冷却材供給量を独立して調整するので板の曲りを修正
することができ、真直な板材の製造が可能である。
【0044】(3)双ロールで製造された板材の曲りあ
るいは板材の板幅方向の温度分布の検出値に基づき、上
記2項の冷却材調整を行うので、自動的に板材の曲りを
修正することができる。
【0045】(4)その他の状態量を適宜測定し、2つ
のロールへ供給される冷却材の流量制御を行うことによ
り、板材の曲り修正制御以外、板材全体の温度制御、ロ
ール冷却熱量の制御等を行い、材質の優れた板材を製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による双ロール連鋳機の水平
断面図である。
【図2】図1に示す双ロール連鋳機の部分断面正面図で
ある。
【図3】2つのロールでの冷却材流量調整による温度変
化の特性図である。
【図3】図1に示す双ロール連鋳機の制御系統図であ
る。
【符号の説明】
1,30 スリーブ 5A 回転継手 9,59 円筒管 18 軸方向冷却溝 34 板材 45 ポンプ 48 バルブ 49 温度計 50,51 ロール 52 板曲り検出器 55 制御盤 60 温度計
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による双ロール連鋳機の水平
断面図である。
【図2】図1に示す双ロール連鋳機の部分断面正面図で
ある。
【図3】2つのロールでの冷却材流量調整による温度変
化の特性図である。
【図4】図1に示す双ロール連鋳機の制御系統図であ
る。
【符号の説明】 1,30 スリーブ 5A 回転継手 9,59 円筒管 18 軸方向冷却溝 34 板材 45 ポンプ 48 バルブ 49 温度計 50,51 ロール 52 板曲り検出器 55 制御盤 60 温度計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西野 忠 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 福井 克則 山口県新南陽市野村南町4976番地 日新製 鋼株式会社周南製鋼所内 (72)発明者 塙 武志 山口県新南陽市野村南町4976番地 日新製 鋼株式会社周南製鋼所内 (72)発明者 山下 伸一 山口県新南陽市野村南町4976番地 日新製 鋼株式会社周南製鋼所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行な1対の冷却されたロール間
    に溶湯を連続的に供給し、前記溶湯が2つのロール表面
    で冷却・造形されたシェルを2つのロール間の最狭隙部
    で圧着して板材を製造する双ロール連鋳機のロール冷却
    方法において、 前記1対のロールの各々のロール表面下に多数の軸方向
    の冷却溝を設け、これら冷却溝に、1つのロール内では
    同方向に流れ、2つのロール間では互いに逆向きに流れ
    るように冷却材を流すことを特徴とする双ロール連鋳機
    のロール冷却方法。
  2. 【請求項2】 互いに平行な1対の冷却されたロール間
    に溶湯を連続的に供給し、前記溶湯が2つのロール表面
    で冷却・造形されたシェルを2つのロール間の最狭隙部
    で圧着して板材を製造する双ロール連鋳機のロール冷却
    方法において、 前記1対のロールの各々のロール表面下に多数の軸方向
    の冷却溝を設け、これら冷却溝に、1つのロール内では
    同方向に流れ、2つのロール間では互いに逆向きに流れ
    るように冷却材を流すと共に、2つのロール間で互いに
    逆方向に流れる冷却材の流量を独立して調整することに
    より前記1対のロールの出側に製造される板材の曲りを
    修正することを特徴とする双ロール連鋳機のロール冷却
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の双ロール連鋳機の冷却方
    法において、前記1対のロールの出側に製造される板材
    の板幅方向における板材の曲り量を検出し、その曲り量
    に基づき2つのロール間で互いに逆方向に流れる冷却材
    の流量を独立して調整して前記板材の曲りを修正するこ
    とを特徴とする双ロール連鋳機のロール冷却方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の双ロール連鋳機の冷却方
    法において、前記1対のロールの出側に製造される板材
    の板幅方向左右の温度を測定し、この板幅方向左右の温
    度が同じになるように2つのロール間で互いに逆方向に
    流れる冷却材の流量を独立して調整して前記板材の曲り
    を修正することを特徴とする双ロール連鋳機のロール冷
    却方法。
  5. 【請求項5】 互いに平行な1対の冷却されたロール間
    に溶湯を連続的に供給し、前記溶湯が2つのロール表面
    で冷却・造形されたシェルを2つのロール間の最狭隙部
    で圧着して板材を製造する双ロール連鋳機のロール冷却
    方法において、 前記1対のロールの各々のロール表面下に多数の軸方向
    の冷却溝を設け、これら冷却溝に、1つのロール内では
    同方向に流れ、2つのロール間では互いに逆向きに流れ
    るように冷却材を流すと共に、前記1対のロールの出側
    に製造される板材の板幅方向左右の温度を測定し、2つ
    のロール間で互いに逆方向に流れる冷却材の流量を独立
    して調整することにより板材全体の温度を制御すること
    を特徴とする双ロール連鋳機のロール冷却方法。
  6. 【請求項6】 互いに平行な1対の冷却されたロール間
    に溶湯を連続的に供給し、前記溶湯が2つのロール表面
    で冷却・造形されたシェルを2つのロール間の最狭隙部
    で圧着して板材を製造する双ロール連鋳機のロール冷却
    方法において、 前記1対のロールの各々のロール表面下に多数の軸方向
    の冷却溝を設け、これら冷却溝に、1つのロール内では
    同方向に流れ、2つのロール間では互いに逆向きに流れ
    るように冷却材を流すと共に、前記各ロールに供給され
    る冷却材の流量と各ロールから排水される冷却材の温度
    とをそれぞれ測定し、この流量と温度の積が2つのロー
    ル間で同じになるように2つのロール間で互いに逆方向
    に流れる冷却材の流量を独立して調整することを特徴と
    する双ロール連鋳機のロール冷却方法。
  7. 【請求項7】 互いに平行な1対の冷却されたロール間
    に溶湯を連続的に供給し、前記溶湯が2つのロール表面
    で冷却・造形されたシェルを2つのロール間の最狭隙部
    で圧着して板材を製造する双ロール連鋳機において、 前記1対のロールの各々のロール表面下に設けられた多
    数の軸方向の冷却溝と、 前記1対のロールの各々に冷却材を供給する手段と、 前記1対のロール内に設けられ、各ロールに供給された
    冷却材を前記冷却溝に、1つのロール内では同方向に流
    れ、2つのロール間では互いに逆向きに流れるように流
    す手段とを備えることを特徴とする双ロール連鋳機。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の双ロール連鋳機におい
    て、2つのロール間で互いに逆方向に流れる冷却材の流
    量を独立して調整する流量調整手段をさらに設けたこと
    を特徴とする双ロール連鋳機。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の双ロール連鋳機におい
    て、前記1対のロールの出側に製造される板材の板幅方
    向における板材の曲り量を検出する手段と、この検出曲
    り量に基づいて前記流量調整手段を制御する手段とをさ
    らに備えることを特徴とする双ロール連鋳機。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の双ロール連鋳機におい
    て、前記1対のロールの出側に製造される板材の少なく
    とも板幅方向左右の温度を測定する手段と、この検出温
    度に基づいて前記流量調整手段を制御する手段とをさら
    に備えることを特徴とする双ロール連鋳機。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の双ロール連鋳機におい
    て、前記各ロールに供給される冷却材の流量を測定する
    手段と、各ロールから排水される冷却材の温度を測定す
    る手段と、この検出流量と温度に基づいて前記流量調整
    手段を制御する手段とをさらに備えることを特徴とする
    双ロール連鋳機。
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Cited By (5)

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