JPH065901Y2 - 熱転写プリンタ - Google Patents
熱転写プリンタInfo
- Publication number
- JPH065901Y2 JPH065901Y2 JP1986027054U JP2705486U JPH065901Y2 JP H065901 Y2 JPH065901 Y2 JP H065901Y2 JP 1986027054 U JP1986027054 U JP 1986027054U JP 2705486 U JP2705486 U JP 2705486U JP H065901 Y2 JPH065901 Y2 JP H065901Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ribbon
- carriage
- mounting member
- head
- head mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J25/00—Actions or mechanisms not otherwise provided for
- B41J25/304—Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J35/00—Other apparatus or arrangements associated with, or incorporated in, ink-ribbon mechanisms
- B41J35/38—Feeding the ink ribbon to waste after use
Landscapes
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
- Common Mechanisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、タイプライタ、ワードプロセッサ、コンピュ
ータなどの出力機器として利用されている熱転写プリン
タに係り、特にそのインクリボンの剥離角度の改良に関
する。
ータなどの出力機器として利用されている熱転写プリン
タに係り、特にそのインクリボンの剥離角度の改良に関
する。
一般に、熱転写プリンタは、第５図に示すように、前面
にプラテンゴム２を張設されているプラテン１の前方下
方にプラテン１の長手方向に延在する円柱状の支持軸３
を有しており、この支持軸３に沿ってプラテン１の長手
方向に移動可能なキャリッジ４が配設されている。この
キャリッジ４には、インクリボン６の収納されたリボン
カセット５が搭載されるとともに、ヘッド取付部材７に
支持されたサーマルヘッド８がキャリッジ４と一体的に
プラテン１の長手方向に移動しうるように配設されてい
る。前記ヘッド取付部材７は前記支持軸３に揺動自在に
支持されており、このヘッド取付部材７には後方に突出
する案内板９が突設されている。この案内板９の後端に
は、ピン１０に揺動自在に支持された回転軸１１の先端
のコ字部１２が相対移動可能に嵌合されており、この回
転軸１１には、ばね１３の一端に取付けられ、このばね
１３によりヘッド取付部材７は回転軸１１および案内板
９を介してサーマルヘッド８がプラテン１に圧接する方
向に常時付勢されている。また、前記回転軸１１にはソ
レノイド１４が接続されており、このソレノイド１４が
駆動されると、ヘッド取付部材７はばね１３のばね力に
抗して第５図において時計方向に回動し、サーマルヘッ
ド８はプラテン１との接合状態を解除される。
にプラテンゴム２を張設されているプラテン１の前方下
方にプラテン１の長手方向に延在する円柱状の支持軸３
を有しており、この支持軸３に沿ってプラテン１の長手
方向に移動可能なキャリッジ４が配設されている。この
キャリッジ４には、インクリボン６の収納されたリボン
カセット５が搭載されるとともに、ヘッド取付部材７に
支持されたサーマルヘッド８がキャリッジ４と一体的に
プラテン１の長手方向に移動しうるように配設されてい
る。前記ヘッド取付部材７は前記支持軸３に揺動自在に
支持されており、このヘッド取付部材７には後方に突出
する案内板９が突設されている。この案内板９の後端に
は、ピン１０に揺動自在に支持された回転軸１１の先端
のコ字部１２が相対移動可能に嵌合されており、この回
転軸１１には、ばね１３の一端に取付けられ、このばね
１３によりヘッド取付部材７は回転軸１１および案内板
９を介してサーマルヘッド８がプラテン１に圧接する方
向に常時付勢されている。また、前記回転軸１１にはソ
レノイド１４が接続されており、このソレノイド１４が
駆動されると、ヘッド取付部材７はばね１３のばね力に
抗して第５図において時計方向に回動し、サーマルヘッ
ド８はプラテン１との接合状態を解除される。
第６図は前述したリボンカセット５の具体例を示すもの
であり、リボンカセット５内に収納されているインクリ
ボン６はその中間部をリボンカセット５の前面に形成さ
れたリボン取出口５Ａから外部に導出されており、この
外部に位置するインクリボン６は、リボン引込口５Ｂか
らリボンカセット５内に引込まれている。そして、回転
ドラム１５の矢印方向の回転によりインクリボン６は走
行するようになっている。さらに、外部に臨むインクリ
ボン６の背部のリボンカセット５には凹部１６が形成さ
れており、この凹部１６内に前記サーマルヘッド８が臨
むようになっている。
であり、リボンカセット５内に収納されているインクリ
ボン６はその中間部をリボンカセット５の前面に形成さ
れたリボン取出口５Ａから外部に導出されており、この
外部に位置するインクリボン６は、リボン引込口５Ｂか
らリボンカセット５内に引込まれている。そして、回転
ドラム１５の矢印方向の回転によりインクリボン６は走
行するようになっている。さらに、外部に臨むインクリ
ボン６の背部のリボンカセット５には凹部１６が形成さ
れており、この凹部１６内に前記サーマルヘッド８が臨
むようになっている。
ところで、従来の熱転写プリンタにおいては、第７図お
よび第８図に示すように、ワイヤ１７により第５図の支
持軸３に沿って移動されるキャリッジ４には、前記ヘッ
ド取付部材７が嵌合される凹部１８が形成されており、
ヘッド取付部材７はこの凹部１８内を第５図のばね１３
およびソレノイド１４の作用により前記プラテン１に対
し接離する方向に移動するようになっている。
よび第８図に示すように、ワイヤ１７により第５図の支
持軸３に沿って移動されるキャリッジ４には、前記ヘッ
ド取付部材７が嵌合される凹部１８が形成されており、
ヘッド取付部材７はこの凹部１８内を第５図のばね１３
およびソレノイド１４の作用により前記プラテン１に対
し接離する方向に移動するようになっている。
前述した構成によれば、ソレノイド１４の駆動を停止す
ることによりばね１３の作用によりヘッド取付部材７が
第５図において反時計方向に揺動して、第７図のヘッド
取付部材７が凹部１８内に位置している状態から第８図
のヘッド取付部材７がプラテン１側に突出する状態に移
行し、このときサーマルヘッド８はインクリボン６およ
び記録紙１９（第５図）をプラテン１との間に挟持し、
サーマルヘッド８の熱によりインクリボン６の所定位置
のインクを記録紙１９に転写せしめる。
ることによりばね１３の作用によりヘッド取付部材７が
第５図において反時計方向に揺動して、第７図のヘッド
取付部材７が凹部１８内に位置している状態から第８図
のヘッド取付部材７がプラテン１側に突出する状態に移
行し、このときサーマルヘッド８はインクリボン６およ
び記録紙１９（第５図）をプラテン１との間に挟持し、
サーマルヘッド８の熱によりインクリボン６の所定位置
のインクを記録紙１９に転写せしめる。
しかしながら、前述した従来の熱転写プリンタにおいて
は、第９図に示すように、サーマルヘッド８がインクリ
ボン６および記録紙１９を介してプラテン１に圧接して
いる状態におけるサーマルヘッド８の端部とリボンカセ
ット５のリボン引込口５Ｂとのなす角度θ、すなわちイ
ンクリボン６の剥離角度θは、サーマルヘッド８の前面
からリボンカセット５の突部２０までの距離をａとし、
サーマルヘッド８の端部からリボンカセット５のリボン
引込口５Ｂまでの距離をｂとすると剥離角度は、 θ＝ｔａｎ−１ａ／ｂ となり、この角度θはリボンカセット５の肉厚ｃがある
ために比較的小さな角度になってしまう。
は、第９図に示すように、サーマルヘッド８がインクリ
ボン６および記録紙１９を介してプラテン１に圧接して
いる状態におけるサーマルヘッド８の端部とリボンカセ
ット５のリボン引込口５Ｂとのなす角度θ、すなわちイ
ンクリボン６の剥離角度θは、サーマルヘッド８の前面
からリボンカセット５の突部２０までの距離をａとし、
サーマルヘッド８の端部からリボンカセット５のリボン
引込口５Ｂまでの距離をｂとすると剥離角度は、 θ＝ｔａｎ−１ａ／ｂ となり、この角度θはリボンカセット５の肉厚ｃがある
ために比較的小さな角度になってしまう。
そして、このように剥離角度θが小さいと、サーマルヘ
ッド８によりインクリボン６を加熱してこのインクリボ
ン６のインクを記録紙１９に転写する際に、印字しよう
とする部分の外周部位の記録紙１９にもインクが転写さ
れ、印字がつぶれて見にくくなるという問題点がある。
ッド８によりインクリボン６を加熱してこのインクリボ
ン６のインクを記録紙１９に転写する際に、印字しよう
とする部分の外周部位の記録紙１９にもインクが転写さ
れ、印字がつぶれて見にくくなるという問題点がある。
本考案は、このような従来のものにおける問題点を克服
し、大きな剥離角度をもって記録紙からインクリボンを
剥離するようにして鮮明な印字が行なえるようにした熱
転写プリンタを提供することを目的とする。
し、大きな剥離角度をもって記録紙からインクリボンを
剥離するようにして鮮明な印字が行なえるようにした熱
転写プリンタを提供することを目的とする。
本考案は、リボン取出口から外部に導出したインクリボ
ンをリボン引込口から内部に引込むように収納したリボ
ンカセットをキャリッジに搭載し、このキャリッジのプ
ラテン側に形成した凹部内にサーマルヘッドを支持する
ヘッド取付部材を前記プラテンに対し接離しうるように
配設した熱転写プリンタにおいて、前記凹部のキャリッ
ジ移動方向の幅を前記ヘッド取付部材の同方向の幅より
大きく形成して、前記サーマルヘッドが凹部側に位置し
ているときは前記キャリッジと前記ヘッド取付部材間に
介装されている弾性部材により前記リボンカセットのリ
ボン取出口側に押しつけられており、前記サーマルヘッ
ドが前記キャリッジの凹部からプラテン側に突出したと
きには前記ヘッド取付部が前記凹部内において前記弾性
部材の弾性力に抗して前記リボンカセットのリボン引込
口側に近接するように移動することを特徴としている。
ンをリボン引込口から内部に引込むように収納したリボ
ンカセットをキャリッジに搭載し、このキャリッジのプ
ラテン側に形成した凹部内にサーマルヘッドを支持する
ヘッド取付部材を前記プラテンに対し接離しうるように
配設した熱転写プリンタにおいて、前記凹部のキャリッ
ジ移動方向の幅を前記ヘッド取付部材の同方向の幅より
大きく形成して、前記サーマルヘッドが凹部側に位置し
ているときは前記キャリッジと前記ヘッド取付部材間に
介装されている弾性部材により前記リボンカセットのリ
ボン取出口側に押しつけられており、前記サーマルヘッ
ドが前記キャリッジの凹部からプラテン側に突出したと
きには前記ヘッド取付部が前記凹部内において前記弾性
部材の弾性力に抗して前記リボンカセットのリボン引込
口側に近接するように移動することを特徴としている。
本考案によれば、ヘッド取付部材がキャリッジの凹部か
らプラテン側に突出したときにヘッド取付部材が移動機
構によりリボンカセットの突部側に近接する位置をとる
ので、大きな剥離角度によりインクリボンを記録紙から
剥離することができ、所定の記録紙上にのみインクの転
写を行なって鮮明な印字を行なうことができる。
らプラテン側に突出したときにヘッド取付部材が移動機
構によりリボンカセットの突部側に近接する位置をとる
ので、大きな剥離角度によりインクリボンを記録紙から
剥離することができ、所定の記録紙上にのみインクの転
写を行なって鮮明な印字を行なうことができる。
以下、本考案を図面に示す実施例により説明する。な
お、前述した従来のものと同一ないし相当する符号につ
いては、図面中に同一の符号を付し、その説明は省略す
る。
お、前述した従来のものと同一ないし相当する符号につ
いては、図面中に同一の符号を付し、その説明は省略す
る。
第１図および第２図は本考案の第１実施例を示すもので
あり、本実施例においては、キャリッジ４を支持軸３
（第５図）に沿って移動するためのワイヤ１７はヘッド
取付部材７に取付けられており、このヘッド取付部材７
にキャリッジ４が従動するようになっている。
あり、本実施例においては、キャリッジ４を支持軸３
（第５図）に沿って移動するためのワイヤ１７はヘッド
取付部材７に取付けられており、このヘッド取付部材７
にキャリッジ４が従動するようになっている。
前記ヘッド取付部材７を嵌合するためにキャリッジ４に
形成されている凹部１８の、プラテン１の長手方向、す
なわちキャリッジ４の移動方向における幅は、前記ヘッ
ド取付部材７の同方向の幅より大きく形成されており、
この凹部１８は、キャリッジ４に搭載されているリボン
カセット５のリボン引込口５Ｂを越えてリボンカセット
５の端部に対応する位置まで延在している。また、前記
リボンカセット５のリボン取出口５Ａ側に対応する前記
凹部１８の側面１８Ａには、プラテン１側前端に傾斜状
のガイド面２０Ａを備えた突部２０が突設されており、
さらに、前記キャリッジ４およびヘッド取付部材７間に
は、ヘッド取付部材７を凹部１８の側面１８Ａに圧接す
ためのコイルばね２１が介装されている。
形成されている凹部１８の、プラテン１の長手方向、す
なわちキャリッジ４の移動方向における幅は、前記ヘッ
ド取付部材７の同方向の幅より大きく形成されており、
この凹部１８は、キャリッジ４に搭載されているリボン
カセット５のリボン引込口５Ｂを越えてリボンカセット
５の端部に対応する位置まで延在している。また、前記
リボンカセット５のリボン取出口５Ａ側に対応する前記
凹部１８の側面１８Ａには、プラテン１側前端に傾斜状
のガイド面２０Ａを備えた突部２０が突設されており、
さらに、前記キャリッジ４およびヘッド取付部材７間に
は、ヘッド取付部材７を凹部１８の側面１８Ａに圧接す
ためのコイルばね２１が介装されている。
つぎに、前述した実施例の作用について説明する。
第１図に示すようにキャリッジ４の凹部１８内にヘッド
取付部材７が位置している状態においては、ワイヤ１７
に接続されているヘッド取付部材７との間に介装されて
いるコイルばね２１によりキャリッジ４はリボンカセッ
ト５とともに第１図においてリボンカセットのリボン取
出口側に押しつけられ、ヘッド取付部材７の右側に凹部
１８の側面１８Ａが圧接している。このような状態にお
いて、ヘッド取付部材７をプラテン１側に突出すると、
ヘッド取付部材７が突部２０のガイド面２０Ａを摺動す
ることにより、ヘッド取付部材７に圧接している突部２
０のガイド面２０Ａが、コイルばね２１のばね力に抗し
て第１図において右側へ移動し、この結果、ヘッド取付
部材７に取付けられているサーマルヘッド８がプラテン
１に圧接する状態においては、サーマルヘッド８の左端
部とリボンカセット５のリボン引込口５Ｂとは、キャリ
ッジ４の移動方向においてほぼ同じ位置をとることにな
る。この結果、インクリボン６の剥離角度は大きな角度
になり、鮮明な印字を行なうことができる。
取付部材７が位置している状態においては、ワイヤ１７
に接続されているヘッド取付部材７との間に介装されて
いるコイルばね２１によりキャリッジ４はリボンカセッ
ト５とともに第１図においてリボンカセットのリボン取
出口側に押しつけられ、ヘッド取付部材７の右側に凹部
１８の側面１８Ａが圧接している。このような状態にお
いて、ヘッド取付部材７をプラテン１側に突出すると、
ヘッド取付部材７が突部２０のガイド面２０Ａを摺動す
ることにより、ヘッド取付部材７に圧接している突部２
０のガイド面２０Ａが、コイルばね２１のばね力に抗し
て第１図において右側へ移動し、この結果、ヘッド取付
部材７に取付けられているサーマルヘッド８がプラテン
１に圧接する状態においては、サーマルヘッド８の左端
部とリボンカセット５のリボン引込口５Ｂとは、キャリ
ッジ４の移動方向においてほぼ同じ位置をとることにな
る。この結果、インクリボン６の剥離角度は大きな角度
になり、鮮明な印字を行なうことができる。
なお、プラテン１からサーマルヘッド８を離間するため
にヘッド取付部材７がキャリッジ４の凹部１８内に後退
すると、キャリッジ４はコイルばね２１のばね力により
ヘッド取付部材７は図２の位置から図１の位置に移動
し、キャリッジ４およびヘッド取付部材７の相対位置は
最初の状態に戻る。
にヘッド取付部材７がキャリッジ４の凹部１８内に後退
すると、キャリッジ４はコイルばね２１のばね力により
ヘッド取付部材７は図２の位置から図１の位置に移動
し、キャリッジ４およびヘッド取付部材７の相対位置は
最初の状態に戻る。
第３図および第４図は本考案の第２実施例を示すもので
あり、本実施例においては、キャリッジ４を支持軸３
（第５図）に沿って移動するためのワイヤ１７はキャリ
ッジ４に取付けられており、このキャリッジ４にヘッド
取付部材７が従動するようになっている。
あり、本実施例においては、キャリッジ４を支持軸３
（第５図）に沿って移動するためのワイヤ１７はキャリ
ッジ４に取付けられており、このキャリッジ４にヘッド
取付部材７が従動するようになっている。
キャリッジ４に形成されている凹部１８のキャリッジ４
の移動方向における幅は、前述した実施例と同様、ヘッ
ド取付部材７の同方向の幅より大きく形成されており、
また、凹部１８の底面１８Ｂには角状の突起２２が突設
されている。一方、ヘッド取付部材７の背部には、この
突起２２に係合しうる２つの係合段部２３，２４が形成
されており、このうち左側の係合段部２３は右側の係合
段部２４より前方に位置している。さらに、前記キャリ
ッジ４およびヘッド取付部材７間にはヘッド取付部材７
をリボンカセットのリボン取出口側に押しつけるための
コイルばね２１が介装されている。
の移動方向における幅は、前述した実施例と同様、ヘッ
ド取付部材７の同方向の幅より大きく形成されており、
また、凹部１８の底面１８Ｂには角状の突起２２が突設
されている。一方、ヘッド取付部材７の背部には、この
突起２２に係合しうる２つの係合段部２３，２４が形成
されており、このうち左側の係合段部２３は右側の係合
段部２４より前方に位置している。さらに、前記キャリ
ッジ４およびヘッド取付部材７間にはヘッド取付部材７
をリボンカセットのリボン取出口側に押しつけるための
コイルばね２１が介装されている。
つぎに、前述した実施例の作用について説明する。
第３図に示すようにキャリッジ４の凹部１８内にヘッド
取付部材７が位置している状態においては、コイルばね
２１の作用によりヘッド取付部材７は凹部１８のリボン
カセットのリボン取出口側に位置しており、左側の係合
段部２３が突起２２に係合している。このような状態に
おいてヘッド取付部材７をプラテン１側に突出すると、
係合段部２３の突起２２に対する係合が解除されるの
で、このまま印字動作に入ることにより、まずワイヤ１
７に直接接続されているキャリッジ４のみが右側に移動
し、第４図に示すように、突起２２がリボンカセット５
の係合段部２４に係合した状態においてヘッド取付部材
７はキャリッジ４とともにリボンカセットのリボン引込
口側に移動する。この突起２２と係合段部２４とが係合
している状態においては、サーマルヘッド８はプラテン
１に圧接しており、この状態においてはサーマルヘッド
８の左側部とリボンカセット５のリボン引込口５Ｂとは
キャリッジ４の移動方向においてほぼ同じ位置をとるこ
とになる。したがって、インクリボン６の剥離角度は大
きな角度になり、前述した実施例と同様、鮮明な印字を
行なうことができる。
取付部材７が位置している状態においては、コイルばね
２１の作用によりヘッド取付部材７は凹部１８のリボン
カセットのリボン取出口側に位置しており、左側の係合
段部２３が突起２２に係合している。このような状態に
おいてヘッド取付部材７をプラテン１側に突出すると、
係合段部２３の突起２２に対する係合が解除されるの
で、このまま印字動作に入ることにより、まずワイヤ１
７に直接接続されているキャリッジ４のみが右側に移動
し、第４図に示すように、突起２２がリボンカセット５
の係合段部２４に係合した状態においてヘッド取付部材
７はキャリッジ４とともにリボンカセットのリボン引込
口側に移動する。この突起２２と係合段部２４とが係合
している状態においては、サーマルヘッド８はプラテン
１に圧接しており、この状態においてはサーマルヘッド
８の左側部とリボンカセット５のリボン引込口５Ｂとは
キャリッジ４の移動方向においてほぼ同じ位置をとるこ
とになる。したがって、インクリボン６の剥離角度は大
きな角度になり、前述した実施例と同様、鮮明な印字を
行なうことができる。
なお、ヘッド取付部材７をキャリッジ４の凹部１８内に
後退させるには、まず、キャリッジ４のみをリボンカセ
ットのリボン取出口側に移動し、突起２２にヘッド取付
部材７の係合段部２３が係合しうる位置に達したらヘッ
ド取付部材７を凹部１８内に移動させればよい。
後退させるには、まず、キャリッジ４のみをリボンカセ
ットのリボン取出口側に移動し、突起２２にヘッド取付
部材７の係合段部２３が係合しうる位置に達したらヘッ
ド取付部材７を凹部１８内に移動させればよい。
以上説明したように、本考案によれば、印字時にインク
リボンの剥離角度を大きくすることができ、この結果鮮
明な印字を行なうことができるという実用的な効果を奏
する。
リボンの剥離角度を大きくすることができ、この結果鮮
明な印字を行なうことができるという実用的な効果を奏
する。
第１図および第２図は本考案に係る熱転写プリンタの第
１実施例を示すサーマルヘッドの異なる位置における概
略平面図、第３図および第４図は本考案の第２実施例を
示すサーマルヘッドの異なる位置における概略平面図、
第５図は一般的な熱転写プリンタを示す概略側面図、第
６図は一般的なリボンカセットを示す平面図、第７図お
よび第８図は従来の熱転写プリンタを示すサーマルヘッ
ドの異なる位置における概略平面図、第９図は第７図お
よび第８図のものにおけるインクリボンの剥離角度を示
す平面図である。 １……プラテン、３……支持軸、４……キャリッジ、５
……リボンカセット、６……インクリボン、７……ヘッ
ド取付部材、８……サーマルヘッド、１４……ソレノイ
ド、１８……凹部、１９……記録紙、２０……突部、２
１……コイルばね、２２……突起、２３，２４……係合
段部。
１実施例を示すサーマルヘッドの異なる位置における概
略平面図、第３図および第４図は本考案の第２実施例を
示すサーマルヘッドの異なる位置における概略平面図、
第５図は一般的な熱転写プリンタを示す概略側面図、第
６図は一般的なリボンカセットを示す平面図、第７図お
よび第８図は従来の熱転写プリンタを示すサーマルヘッ
ドの異なる位置における概略平面図、第９図は第７図お
よび第８図のものにおけるインクリボンの剥離角度を示
す平面図である。 １……プラテン、３……支持軸、４……キャリッジ、５
……リボンカセット、６……インクリボン、７……ヘッ
ド取付部材、８……サーマルヘッド、１４……ソレノイ
ド、１８……凹部、１９……記録紙、２０……突部、２
１……コイルばね、２２……突起、２３，２４……係合
段部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ４１Ｊ 25/304 Ｂ４１Ｊ 25/30 Ｕ
Claims (1)
- 【請求項１】リボン取出口から外部に導出したインクリ
ボンをリボン引込口から内部に引込むように収納したリ
ボンカセットをキャリッジに搭載し、このキャリッジの
プラテン側に形成した凹部内にサーマルヘッドを支持す
るヘッド取付部材を前記プラテンに対し接離しうるよう
に配設した熱転写プリンタにおいて、前記凹部のキャリ
ッジ移動方向の幅を前記ヘッド取付部材の同方向の幅よ
り大きく形成して、前記サーマルヘッドが凹部側に位置
しているときは前記キャリッジと前記ヘッド取付部材間
に介装されている弾性部材により前記リボンカセットの
リボン取出口側に押しつけられており、前記サーマルヘ
ッドが前記キャリッジの凹部からプラテン側に突出した
ときには前記ヘッド取付部が前記凹部内において前記弾
性部材の弾性力に抗して前記リボンカセットのリボン引
込口側に近接するように移動することを特徴とする熱転
写プリンタ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986027054U JPH065901Y2 (ja) | 1986-02-26 | 1986-02-26 | 熱転写プリンタ |
| US07/001,034 US4750008A (en) | 1986-02-26 | 1987-01-07 | Thermal transfer printer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986027054U JPH065901Y2 (ja) | 1986-02-26 | 1986-02-26 | 熱転写プリンタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62138043U JPS62138043U (ja) | 1987-08-31 |
| JPH065901Y2 true JPH065901Y2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=12210357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986027054U Expired - Lifetime JPH065901Y2 (ja) | 1986-02-26 | 1986-02-26 | 熱転写プリンタ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
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| JP (1) | JPH065901Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5017942A (en) * | 1987-02-27 | 1991-05-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink ribbon cassette and recording apparatus which can be loaded with the ink ribbon cassette |
| JPS63254087A (ja) * | 1987-04-13 | 1988-10-20 | Sharp Corp | 印字装置 |
| GB2250716A (en) * | 1990-11-20 | 1992-06-17 | Esselte Dymo Nv | Lid-responsive release of thermal printhead in printer using cassetted ink-ribbon. |
| US5383733A (en) * | 1992-07-24 | 1995-01-24 | Summagraphics Corporation | Ribbon cassette for a printer |
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Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS5721471B2 (ja) * | 1972-03-27 | 1982-05-07 | ||
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-
1987
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US4750008A (en) | 1988-06-07 |
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