JPH0658835U - 多用途粉砕機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 食品の粉砕、カット、ジューサー及び遠心分
離機能を１つの粉砕機により行うことができるようにし
た多用途粉砕機を提供する。 【構成】 粉砕刃２が装着可能な回転軸３を含む粉砕機
の外筒１と、上記した外筒１内に挿入装着されるし、カ
ッター器５を含みカッター機能を遂行するカッター筒４
と、中心部を貫通する突出内壁６１を形成した残留物筒
６とジューサー機能を遂行するため漏斗型の回転ジュー
サー板７を回転軸３と結合し、又、軟らかい食品をジュ
ーサーする時には、回転ジューサー板７の代わりに遠心
分離型ジューサー板８を交替できるようにしてなる多用
途粉砕機。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、厨房で主婦等が簡便に食品を粉砕、カット、ジューサー及び遠心分 離をしておいしい飲食や野菜ジュース及び野菜汁を必要に応じて作ることができ るようにした多用途粉砕機に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来にも種々のミキサー機、粉砕機、カット器及び緑汁器等が知られていたが 、これは独立的な機能だけを備えていたため、主婦等が必要とする機能をみな購 入しなければならないので、経済的でないのみならず粉砕された飲食やジュース 及び汁を作る時にも必要とする製品を一々変えて使用することにより主婦の仕事 の能率も効率的に向上させることができなかったのである。しかし、このような 欠陥を補完しようとしてミキサー兼用粉砕機等も考案されたことがあったが、こ れまた主婦には使用上の不便等で十分な満足を与えることができなかった。 また、粉砕機等に安全装置が設置されていないので、やや小さい不注意に因り 人体に傷を加える危険性が常に内包されているので、注意を要しなければならな かったものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、このような点を鑑みてなされたものであり、その目的とするものは 種々の機能を複合的に使用することができるように１つに集めて使用することが できる多用途粉砕機であって、主婦等が必要とする料理や野菜（果実）ジュース 及び汁を作ろうとする時粉砕機に付随する部品、即ち、カッター刃、粉砕刃、回 転ジューサー板、遠心分離型ジューサー板等を交替しながら使用することができ るので便利である。 本考案の又他の目的は、粉砕機を安全に使用することができるように粉砕、カ ット、ジューサー機能等主婦が必要とする機能を選択して粉砕機を使用する時、 粉砕機の蓋を閉じるとモーターが作動されるし、みな使用した後蓋を開けるとモ ーターが自動に中止されるように安全装置を設置しておくことにより、安全事故 を未然に防止することができるのである。 更に、本考案の又他の目的は、種々の機能の部品をその機能により使用する時 、蓋の高さ調節具と押し棒の高さを用途により調整することができるようにする ものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の多用途粉砕機は、例えば、図１に示したように、粉砕機の外筒１内部 には粉砕刃２が装着可能な回転軸３とカッター器５を含みカットを遂行するカッ ター筒４と回転ジューサー板７が載置される残留物筒６を順次的に組立構成して なされたものである。 更に本考案の多用途粉砕機は、遠心分離を利用することができるように図５に 示したように、上記の残留物筒６中央上部に挿貫され回転軸３と結合されるよう に遠心分離型ジューサー板８を形成する。 そして、図６に示したように、本考案の蓋１１は高さ調節が可能するように蓋 の中央上部から下部に突出される垂直筒１１１を貫通して開口を形成し、上記垂 直蓋１１１の上部開口に挿入がされる押さえ棒１２は補助具を含み、上記垂直筒 １１１の下部開口にも高さ調節具を嵌めることができるようにした。これらは、 各々段を形成して補助具１４と高さ調節具１３を上下に移動させ内部作動に合う 高さを調節することができるので、対象物を安全に入れることができるようにす る。

【０００５】 また蓋の外周縁の両側端に下向されるように突出片１１２を形成することによ り、蓋１を開、閉する時、多用途粉砕機の作動が自動にＯＮ、ＯＦＦされるよう に安全装置を設置した。 このような構成を有する本考案は、例えば、乾いた食品である豆の粉等を作る 場合には粉砕機で粉砕し、肉を切るとかにんにくを切りきざむ用途である際には カッター器で押し堅めるし、果実及び野菜等を挽く場合にはジューサー器や緑汁 器又は遠心分離機を利用して容易に挽くとか搾ることができる。

【０００６】

【実施例】

以下本考案の作用効果を添付された図面に基づいてより詳細に説明すると次の 通りである。 図１は本考案が適用される多用途粉砕機の主要結合構成の断面図である。 上記図面に示したように、本考案が適用される多用途粉砕機の内部構成は既存 の通常的な粉砕機に設置されている外筒１があり、その中心部には粉砕刃２を装 着する回転軸３があり、外筒１の上部に内挿されカッター筒４が外筒１の外周縁 に掛けて結合されるように装着する。 そして、カッター筒４の中心部は中央が空突起部を形成していて、粉砕刃２の 回転中心軸がその中心突起部に湧き出るようになっているし、カッター器５はカ ッター筒４の中心突起部の内部に挿入され、回転軸３と一体になるように結合さ れるようになっていて、回転軸３が電動力を受けカッター器５及び粉砕刃２が同 時に回転するようにした。 即ち、乾いた食品だけを粉砕する際には粉砕刃２が回転軸に固定結合されてい るため乾いた食品を外筒１に入れて蓋１１を閉じた後、ボタンＳ／Ｗ１６を押さ えると粉砕刃２が回転しながら乾いた食品を粉砕する。

【０００７】 また、肉を切るとかにんにくを切りきざむ際には、カッター筒４を外筒１に内 挿して外周縁に掛かるように固定させた後、カッター器５はカッター筒４に形成 された突起部の内部に挿入して回転軸３と一体になるように結合させた後、肉や にんにくをカッター筒４に入れて蓋１１を閉じた後、ボタンＳ／Ｗ１６を押さえ るとカッター器５が回転しながら肉やにんにくを押し堅める。 そして、図２の分解斜視図で示したように外筒１に内挿されたカッター筒４の 内部には、中心に大きい開口を穿孔して突出内壁６１を形成した又他の残留物筒 ６を設置可能にして回転ジューサー板７が回転軸３と結合されながら突出内壁６ １に載置されるようにした。 上記回転ジューサー板７は、漏斗形態に形成されるし、底面には小さい突出刃 ７２が多数形成されているし、側面は微細な網でなされる通孔７１を形成してい て、その下端は長い結合軸７３を形成して回転軸３と結合させた後、汁を出すこ とができる野菜、果実等を切れ端にして回転ジューサー板７に入れて蓋１１を閉 じた後、ボタンＳ／Ｗ１６を押さえると回転ジューサー板７は、旋回されると同 時に蓋１１上部に形成された垂直筒１１１に押さえ棒１２を挿入して野菜及び果 実を押さえると、野菜や果実が挽かられて汁は微細な網でなされた通孔７１を通 じてカッター筒４に集まるようになり、回転ジューサー板７に漉された残留物、 即ち、汁が抜けた野菜や果実は残留物筒６に集まるようになる。

【０００８】 図３は、ジューサー機能だけを遂行する場合の実施例の斜視図であり、粉砕機 の外筒１に直接残留物筒６を内挿した後、回転ジューサー板７を回転軸３に結合 させて上記のように作用すると残留物は残留物筒６に、汁は外筒１に直接に集ま るようになる。 図４は、本考案の遠心分離による多用途粉砕機の実施例の結合構成図であり、 図２及び図３で説明された回転ジューサー板７の代用に遠心分離型ジューサー板 ８を回転軸３と結合して構成されたものである。 図５は、本考案に適用された図４構成の実施例の分解斜視図であり、特に汁が 多い軟らかい食品を遠心分離する時、回転ジューサー板７の代わりに遠心分離型 ジューサー板８を使用するためである。 上記遠心分離型ジューサー板８は、遠心分離台８１と遠心分離網８２に区分さ れるし両部材は相互締結が可能になっている。 即ち、遠心分離台８１の上端部に形成させた“Ｌ”形態の凹んだ締結部８１１ を多数有し底面には突出刃３２を形成させて遠心分離網８２の上端には凹んだ締 結部８１１に嵌めてまわした場合、締結が可能な突起８２１を形成させて両部材 を嵌合してまわすと一体に締結がされる。

【０００９】 また遠心分離台８１の下端は、回転軸３と結合可能な結合軸８１３を形成し、 また、底面には突出刃８１２が形成されていて回転軸３の旋回時結合軸８１３に より結合された遠心分離台８１と、これと一体に締結された遠心分離網８２が回 転するようになるのである。 この場合、軟らかい食品を遠心分離網８２に入れて蓋１１を閉じた後、ボタン Ｓ／Ｗ１６を押さえると回転軸３と一体に結合された遠心分離型ジューサー板８ が回転しながら遠心分離が作動して汁が作られるし、汁が抜けた軟らかい食品は 遠心分離により残留物筒６に集められるようになる。 上記で説明した蓋１１の開閉時なされる安全電源スイッチ９、１０とボタンＳ ／Ｗ１６との相互作動関係は次の回路図で具体的に説明しようとする。 図６は、本考案による粉砕機の蓋に対する斜視図である。蓋１１の上、下部に 突出されるように形成された垂直筒１１１は押さえ棒１２が挿入されるように内 部に開口を穿孔して外周縁に下向になるように突出片１１２を形成した。垂直筒 １１１の上、下部には凸端部を多数形成して、押さえ棒１２及び高さ調節具１３ が一定の高さで昇、下降できるので高さの調節を可能にし突出片１１２は粉砕機 の作動を安全にＯＮ，ＯＦＦさせる。

【００１０】 図７は、押さえ棒１２と補助具１４の結合状態を示した斜視図であって、押さ え棒１２の高、低を調節することができるように押さえ棒１２には結着突起１２ １、補助具１４には凸端部を多数形成した。即ち、粉砕機の使用時蓋１１上部中 心に形成された垂直筒１１１を通じて野菜及び切れ端になった果実等を入れて補 助具１４を嵌めた押さえ棒１２を垂直筒に挿入して野菜等を押さえるため押さえ 棒１２はジューサー作動を補助するのに用いられる。 この時、回転ジューサー板７で挽かれたジューサー材料は次第に回転ジューサ ー板の底面に敷かれるようになるので、押さえ棒１２を補助具１４から一定の高 さに抜き出して長く結着させた後、更に底面に敷かれたジューサー材料を押さえ ると完全に挽かれて圧着され搾られてジュースができるのである。 図８は、蓋の中心下端に形成された垂直筒に結合される高さ調節具の締結断面 図である。高さ調節具１３もまた、垂直筒１１１の結合突起１１３により高さ調 節が可能するように垂直筒１１１下端部の外面に結合されている。即ち、ジュー サーの材料を詰めて材料を挽く時、押さえ棒１２と共にジューサー板の底面に敷 かれた材料が充分に挽かれて搾られるように材料を押さえる高さを高さ調節具１ ３で高さの調節を保護する。

【００１１】 粉砕やカットをする時は、高さ調節具１３を垂直筒１１１に完全に挿入される ように縮小させて使用する。 図９は、本考案の回路図であり、粉砕機の作動時電源コンセントに印加された 電源（ＡＣ１１０／２００Ｖ）の接地線は、モーターＭの接地端子に連結し電源 の１線は切り換えスイッチを通じてモーターＭに直接印加され、また他の１線は ボタンスイッチ１６に連結してモーターＭの動力を駆動させる。 そして、粉砕機の安全電源スイッチ９、１０はボタンＳ／Ｗ１６と連結される ように粉砕機の右側取手１５内側に垂直するように設置する。 安全電源スイッチ９、１０は、蓋１１に形成された突出片１１２が接触する高 低位置により低速又は高速にモーターを回転させる。言い換えれば、粉砕、カッ ター、ジューサー機能によって部品（カッター筒、残留物筒等）を選択して装着 するため突出片１１２が取手１５の内側に垂直位置するにおいて、安全電源スイ ッチ９、１０の接触位置により粉砕（高速）、カット（低速）及び緑汁（低速） の機能を遂行する動作状態を説明すると次の通りである。 常用交流電源（ＡＣ１１０Ｖ／２２０Ｖ）は、コンデンサーＣによりＡＣ２２ ０Ｖに変圧した後、ボタンＳ／Ｗ１６と安全電源スイッチ９、１０を経てモータ ーＭに供給して回転力を加えるようにしている。

【００１２】 従って、粉砕機の使用時には外筒１に直接蓋１１を覆うようになるので蓋１１ の突出片１１２は、安全電源スイッチ１０に接触がなされるようになるので、こ の時、粉砕用高速ボタンＳ／Ｗ１６を押さえると、上記コンデンサーＣにより変 圧された交流電源（２２０Ｖ）が安全電源Ｓ／Ｗ１０を経てモーターＭに供給さ れモーターＭを高速に回転させる。 反面、カッター器と緑汁器の使用時には、カッター筒４が外筒１１に内挿され るので、その高さほど蓋１１の突出片１１２が高くなって安全電源スイッチ９に 接触されるので、この時、緑汁用低速ボタンＳ／Ｗ１６を押さえると、上記コン デンサーＣにより変圧された交流電源（ＡＣ２２０Ｖ）が減圧用ダイオードＤに より所定の電圧に降下された後、安全電源スイッチ９を経てモーターＭに供給さ れモーターＭを低速に回転させる。

【００１３】

【考案の効果】

以上のような本考案は、通常の粉砕、ミキサー、カット及びジューサーの全て の機能を１つの粉砕機によって遂行可能にすることは勿論、遠心分離の機能まで 遂行することができるので効果的に汁、ジュース、その他、必要とするものを容 易に得ることができるし、蓋の突出片によって安全スイッチと接点がなされるの で、ボタンスイッチを押さえても蓋が開けているとモーターの作動が中止される ので、常時、蓋を被せて使用しなければならないため安全であるので、安全事故 を未然に防止することができるので有用で実用的な効果があるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案が適用される多用途粉砕機の主要結合構
成図。

【図２】本考案が適用される多用途粉砕機の一部分解斜
視図。

【図３】本考案が適用されるジューサー器の実施例の斜
視図。

【図４】本考案の遠心分離による多用途粉砕機の実施例
の結合構成図。

【図５】図４の実施例の分解斜視図。

【図６】本考案の蓋の分解斜視図。

【図７】本考案の押し棒と補助具との結合状態を示した
斜視図。

【図８】本考案の蓋に締結された高さ調節具の断面図。

【図９】本考案の回路図。

【符号の説明】

１ 外筒 ２ 粉砕刃 ３ 回転軸 ４ カッター筒 ５ カッター器 ６ 残留物筒 ７ 回転ジューサー板 ８ 遠心分離型ジューサー板 １１ 蓋 １２ 押さえ棒 １３ 高さ調節具 １４ 補助具 １５ 取手

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 粉砕、カット及びジューサー機能が可能
   するように外筒と蓋を有する多用途粉砕機において、 上記外筒１内部底面に形成された回転軸３と結合された
   粉砕刃２と、 上記外筒１の外周縁に掛かるように挿入されて装着され
   たカッター筒４と、カッター機能を遂行する回転軸３の
   上部に挿入されられたカッター器５と、 中心部を貫通して突出内壁６１を形成した残留物筒６
   と、ジューサー機能を遂行するために漏斗型の側面には
   通孔７１を穿孔し底面には突出刃７２を備えて回転軸３
   と結合する結合軸７３を形成した回転ジューサー板７
   と、 上記外筒１の取手１６内側に安全電源スイッチ９、１０
   を垂直に形成して構成されたことを特徴とする多用途粉
   砕機。
2. 【請求項２】 回転ジューサー板７の代用に遠心分離を
   遂行することができるように上端部には“Ｌ”型の凹ん
   だ締結部８１１を有し、底面には突出刃８１２及び結合
   軸８１３を形成した遠心分離台８１と、 上記遠心分離台８１の締結部８１１に一体に結合される
   ように上端に突起８２１が形成された遠心分離網８２を
   有する遠心分離型ジューサー板８が構成されたことを特
   徴とする請求項１に記載の多用途粉砕機。
3. 【請求項３】 蓋１１の上、下部に突出されるように形
   成し内部には開口が穿孔された垂直筒１１１と、 上記蓋１１の外周縁には安全電源スイッチ９、１０と接
   点できるように下向に形成された突出片１１２と、 上記垂直筒１１１の開口に挿入され補助具１４と押さえ
   棒本体１２上に段を形成し多数の係止突起１２１を作っ
   て、これを移動させ係止させるようにして高さ調節が可
   能するように補助具１４を含む押さえ棒１２と、 上記垂直筒１１１の下部に挿入されて高さ調節具１３と
   垂直筒下部１１３上に段を形成し多数の係止突起を作っ
   て、これを移動させ係止するようにして高さを調節する
   高さ調節具１３を備えて構成されたことを特徴とする請
   求項１に記載の多用途粉砕機。