JPH0658826A - ロードセル - Google Patents

ロードセル

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Publication number
JPH0658826A
JPH0658826A JP4232841A JP23284192A JPH0658826A JP H0658826 A JPH0658826 A JP H0658826A JP 4232841 A JP4232841 A JP 4232841A JP 23284192 A JP23284192 A JP 23284192A JP H0658826 A JPH0658826 A JP H0658826A
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JP
Japan
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rigid body
portions
strain
body portion
load cell
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Pending
Application number
JP4232841A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazufumi Naito
和文 内藤
Michito Utsunomiya
道人 宇都宮
Hiroyuki Konishi
浩之 小西
Shotaro Tamai
庄太郎 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69225122T priority patent/DE69225122T2/de
Priority to DE69232155T priority patent/DE69232155T2/de
Priority to DE69215234T priority patent/DE69215234T2/de
Priority to EP96109868A priority patent/EP0738882B1/en
Priority to EP92121822A priority patent/EP0548927B1/en
Priority to EP94109401A priority patent/EP0616199B1/en
Priority to KR1019920025532A priority patent/KR100248879B1/ko
Priority to CN92113832A priority patent/CN1034767C/zh
Publication of JPH0658826A publication Critical patent/JPH0658826A/ja
Priority to US08/266,210 priority patent/US5512713A/en
Priority to US08/341,032 priority patent/US5539158A/en
Priority to US08/657,767 priority patent/US5756943A/en
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上下一対のビーム部間において各ビーム部と
平行に固定剛体部と可動剛体部とに架設されて歪検出部
材取付部が形成された3層構造の起歪体を有するロード
セルの生産性を向上させると共に、該ロードセルの耐久
性ならびに荷重検出精度を向上させることを目的とす
る。 【構成】 固定剛体部2および可動剛体部3を構成する
両端の剛体部構成部10,11および20,21とビー
ム部4,4とをそれぞれ有する上部部材12および下部
部材22と、これら上部部材12および下部部材22に
おける剛体部構成部間に挟まれた板金製の第1、第2中
間部材30,30とにより、前後、左右および上下方向
に対称形状の起歪体を形成すると共に、上記第1、第2
中間部材30,30の一側面を延長して歪検出部材取付
部30a,30aを構成し、該取付部30a,30aに
歪検出部材40を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子秤やその他の計量
器の荷重検出器として使用されるロードセル、特に該ロ
ードセルを構成する起歪体の構造および該起歪体に対す
るストレインゲージ等の歪検出部材の取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子秤やその他の計量器の荷重検出器と
してロードセルが使用されており、この種のロードセル
は、一般に、両端に位置する固定剛体部と可動剛体部と
の間に上下平行に一対のビーム部が架設されて中空四角
形状とされ、且つ上記両ビーム部にそれぞれ2箇所づつ
剛性を低くした起歪部(歪発生部)が設けられたロバー
バル機構をなす起歪体と、上記各起歪部にそれぞれ貼着
されたストレインゲージ等の歪検出部材と、該歪検出部
材を含む電気回路とで構成されており、上記固定剛体部
を例えば電子秤のベース側に固定すると共に、可動剛体
部を電子秤の計量皿に固定することにより、該計量皿を
介して可動剛体部に荷重が負荷された場合に、その荷重
に伴う各起歪部の変形量(歪量)を該部に貼着された各
歪検出部材により検出し、これに基づいて上記可動剛体
部に負荷された荷重を測定するように構成されたもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なロードセルを構成する起歪体の製造方法としては、両
端の剛体部と両剛体部間のビーム部とが一体形成された
中間成形品としての起歪体素材を鋳造し、この起歪体素
材を切削等により仕上げ加工して起歪体を成形する方法
や、鋳造もしくは機械加工等により剛体部とビームとを
個々に独立して成形し、これらを溶接まはた固定ボルト
等により一体化して起歪体を成形する方法等があるが、
いずれの場合にも鋳造加工やその後における機械加工を
必要とし、生産性が極めて悪かった。
【0004】特に、ロードセルとして、上下一対のビー
ム部間において各ビーム部と平行に固定剛体部と可動剛
体部とに架設されて歪検出部材取付部が設けられ、該取
付部に歪検出部材が取り付けられた3層構造の起歪体を
有するロードセルが知られているが、この3層構造の起
歪体を上記のように鋳造および機械加工により成形して
いたのでは、生産性が著しく低下することになる。
【0005】また、上記ような3層構造の起歪体を有す
るロードセルにおいては、歪検出部材取付部の位置およ
び該取付部に対する歪検出部材の取付位置を正確に設定
することが要求され、それらの位置に狂いが生じると歪
検出部材の耐久性が低下したり、あるいは荷重検出精度
が低下することになる。このため、上記歪検出部材取付
部の位置精度や歪検出部材の取付位置精度をいかに向上
させるかが課題とされていた。
【0006】そこで本発明は、電子秤やその他の計量器
の荷重検出器として使用されるロードセル、特に、上下
一対のビーム部間において各ビーム部と平行に固定剛体
部と可動剛体部とに架設されて歪検出部材取付部が形成
された3層構造の起歪体を有するロードセルの生産性を
向上させると共に、該ロードセルの耐久性ならびに荷重
検出精度を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0008】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、両端に位置する固定剛体部および
可動剛体部と、これらの剛体部間に平行に架設された上
下一対のビーム部とで中空四角形状に形成され、且つ上
記両ビーム部間において上記両剛体部間に架設された歪
検出部材取付部に歪検出部材が取り付けられたロードセ
ルにおいて、上記両剛体部の上半部を構成する剛体部構
成部および上方のビーム部を有する板金製の上部部材
と、上記両剛体部の下半部を構成する剛体部構成部およ
び下方のビーム部を有する板金製の下部部材と、上記固
定剛体部を構成する上部部材および下部部材における一
方の剛体部構成部間に挟まれた板金製の第1中間部材
と、上記可動剛体部を構成する上部部材および下部部材
における他方の剛体部構成部間に挟まれた板金製の第2
中間部材とで前後、左右および上下方向に対称形状の起
歪体を形成すると共に、上記第1、第2中間部材の一側
面を一対のビーム部間側に延長して上記歪検出部材取付
部を構成したことを特徴とする。
【0009】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2発明という)は、上記第1発明における中間部材
を、上部部材および下部部材における剛体部構成部間に
両端部が挟まれて固定剛体部から可動剛体部にかけて架
設された板金製の1枚板形状に構成すると共に、上記上
部部材および下部部材のビーム部間に位置する中間部材
の中央部に開口部を形成して上記歪検出部材取付部を構
成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】第1、第2発明によれば、上部部材、下部部材
および第1、第2中間部材がそれぞれ板金製とされ、こ
れらの各部材により起歪体が構成されているので、従来
のように、起歪体を製作する場合に、鋳造やその後にお
ける機械加工が不要となって、該起歪体の製造工程が簡
略化されて生産性が一段と向上する。しかも、上記各部
材により構成される起歪体が前後、左右および上下方向
に対称形状とされているので、該起歪体における固定剛
体部および可動剛体部の上半部または下半部を構成する
上部部材と下部部材とを単一の金型で成形することが可
能となり、これにより、生産性が更に一段と向上すると
共に、これに伴って、当該ロードセルの製造コストが低
減されることになる。
【0011】更に、上記起歪体が前後、左右および上下
方向に対称形状とされて全体としてロバーバル機構が構
成されているので、該起歪体における可動剛体部に荷重
が負荷された場合には、歪検出部材取付部に取り付けら
れた歪検出部材に可動剛体部に負荷された荷重に応じた
適正な歪が発生することになって、該歪検出部材による
荷重検出精度が向上することになる。
【0012】ところで、第1発明においては、通常、第
1中間部材と第2中間部材と歪検出部材との3つの部材
を予め一体化したうえで、該第1、第2中間部材を上部
部材および下部部材間に挟み込んでロードセル全体の組
み立てが行われる。このため、上記の3つの部材を相互
に適正な位置関係に位置決めする必要があるが、第2発
明によれば、中間部材が1枚板形状とされ、該中間部材
の中央部に形成された開口部に跨がって歪検出部材が取
り付けられることになるので、上記第1発明のように、
第1、第2中間部材および歪検出部材の3つ部材を相互
間のずれがないように適正に位置決めすることが不要と
なり、1枚板形状とされた中間部材に対して歪検出部材
を取り付けるだけで良く、その両者の位置決めを容易且
つ正確に行えることになって、組付け性ならびに生産性
が向上することになる。
【0013】また、上記第1発明によれば、第1、第2
中間部材と歪検出部材との間に組付け誤差がある状態で
該第1、第2部材を上部部材および下部部材間に挟み込
んだ場合には、該第1、第2部材の取付位置が上部部材
および下部部材により規制されて上記組付け誤差に起因
して歪検出部材に不要な初期荷重が作用し、該歪検出部
材の破損あるいは荷重検出精度の低下が懸念されるが、
第2発明によれば、1枚板形状の中間部材に対して歪検
出部材が正確に組み付けられた状態で該中間部材が上部
部材および下部部材間に挟み込まれることになるので、
歪検出部材に不要な初期荷重が作用することが確実に防
止されることになって、該歪検出部材ならびに当該ロー
ドセルの耐久性が向上すると共に荷重検出精度が向上す
ることになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】図1に示すように、本実施例に係るロード
セル1は、両端に位置する固定剛体部2および可動剛体
部3と、これらの剛体部2,3間に平行に架設された上
下一対のビーム部4,4とを有し、該ロードセル1の全
体が、上記両剛体部2,3の上半部を構成する剛体部構
成部10,11と上方のビーム部4とが一体形成された
板金製の上部部材12と、同じく上記両剛体部2,3の
下半部を構成する剛体部構成部20,21と下方のビー
ム部4とが一体形成された板金製の下部部材22と、上
記上部部材12および下部部材22における剛体部構成
部10,11および20,21間にそれぞれ挟み込まれ
た板金製の第1、第2中間部材30,30とで前後、左
右および上下方向に対称形とされた中空四角形状に構成
されていると共に、上記一対のビーム部4,4間におい
て第1、第2中間部材30,30に両端部が固定されて
歪検出部材40が設けられている。
【0016】次に、図2に基づいて、上記ロードセル1
の各構成部材の構造を更に詳しく説明すると、上記上部
部材12における両端の剛体部構成部10,11は、上
面部10a,11aおよび両側面部10b,11bと該
側面部10b,11bに連設されて水平方向に延びるフ
ランジ部10c,11cとを有すると共に、該上部部材
12における両剛体部構成部10,11間に架設された
ビーム部4は、上面部4aと両側面部4bとを有し、該
ビーム部4には、複数のノッチ5…5(切欠き)が形成
されて剛性が低くされた2箇所の起歪部6,6が設けら
れており、該上部部材12は、その長手方向および幅方
向の形状がそれぞれの方向の中心線に対して対称形に形
成されている。
【0017】なお、上記剛体部構成部10,11におけ
る上面部10a,11aには、取付用ボルト(図示せ
ず)が挿通される挿通孔10d,11dがそれぞれ形成
されている。
【0018】また、上記下部部材22も上部部材12と
同様の構成とされており、該下部部材22における両端
の剛体部構成部20,21は、下面部20a,21aお
よび両側面部20b,21bと該側面部20b,21b
に連設されて水平方向に延びるフランジ部20c,21
cとを有すると共に、該下部部材22における両剛体部
構成部20,21間に架設されたビーム部4は、下面部
4aと両側面部4bとを有し、該ビーム部4には、複数
のノッチ5…5(切欠き)が形成されて剛性が低くされ
た2箇所の起歪部6,6が設けられており、該下部部材
22は、その長手方向および幅方向の形状がそれぞれの
方向の中心線に対して対称形に形成されている。
【0019】なお、上記剛体部構成部20,21におけ
る下面部20a,21aには、取付用ボルト(図示せ
ず)が挿通される挿通孔20d,21dがそれぞれ形成
されている。
【0020】一方、上記第1、第2中間部材30,30
は、薄板形状の四角形に形成されていると共に、これら
の第1、第2中間部材30,30の一側部が歪検出部材
取付部30a,30aとされており、これらの取付部3
0a,30aに歪検出部材40を予め組み付けた状態
で、第1、第2中間部材30,30を上記上部部材12
および下部部材22間に挟み込んで各フランジ10c,
20cおよび11c,21cを例えばスポット溶接する
ことにより、図1に示すロードセル1が形成されるよう
になっている。
【0021】ここで、上記歪検出部材40の構成を図3
に基づいて更に詳しく説明すると、この歪検出部材40
は、薄板形状の金属基板41を有し、該金属基板41の
両側に各一対のノッチ41a…41aが形成されてお
り、各ノッチ41a間の部位が起歪部41b、41bと
され、これらの起歪部41b,41bに電気絶縁層42
を介して歪検出素子43が設けられている。この歪検出
素子43は、所定パターンに形成された金属箔でなる歪
検出用抵抗部43a,43aと導電部43b…43bと
で構成されていると共に、該導電部43bにフラットケ
ーブル44が半田付け等により接続され、上記歪検出用
抵抗部43a,43aの抵抗変化による電気信号がフラ
ットケーブル44によって取り出されるように構成され
ている。
【0022】そして、図4に示すように、上記ロードセ
ル1における固定剛体部2が取付ボルト50aにより電
子秤のベース51に固定されると共に、該ロードセル1
における可動剛体部3が取付ボルト50bにより電子秤
の計量皿52に固定されるようになっており、該計量皿
52に所定の計量物が載置された場合に、可動剛体部3
が固定剛体部2に対して下方に平行に移動し、その移動
に伴って発生する歪量が歪検出部材40により検出さ
れ、これに基づいて上記可動剛体部3に負荷された荷重
が測定されるようになっている。
【0023】上記の構成によれば、上部部材12、下部
部材22および第1、第2中間部材30,30がそれぞ
れ板金製とされ、これらの各部材によりロードセル1の
起歪体が構成されているので、従来のように、起歪体を
製作する場合に、鋳造やその後における機械加工が不要
となって、該起歪体の製造工程が簡略化されて生産性が
一段と向上する。しかも、上記各部材により構成される
ロードセル1の全体形状が前後、左右および上下方向に
対称形状とされているので、該ロードセル1における固
定剛体部2および可動剛体部3の上半部または下半部を
構成する上部部材12と下部部材22とを単一の金型で
成形することが可能となり、これにより、生産性が更に
一段と向上すると共に、これに伴って、当該ロードセル
1の製造コストが低減されることになる。
【0024】更に、上記ロードセル1が前後、左右およ
び上下方向に対称形状とされて全体としてロバーバル機
構が構成されているので、該ロードセルにおける可動剛
体部3に荷重が負荷された場合には、上記第1、第2中
間部材30,30の歪検出部材取付部30a,30aに
取り付けられた歪検出部材40に可動剛体部3に負荷さ
れた荷重に応じた適正な歪が発生することになって、該
歪検出部材40による荷重検出精度が向上することにな
る。
【0025】また、図5はロードセルの第2実施例を示
すもので、この本実施例のロードセル61は、両端に位
置する固定剛体部62および可動剛体部63と、これら
の剛体部62,63間に平行に架設された上下一対のビ
ーム部64,64とを有し、該ロードセル61の全体
が、上記両剛体部62,63の上半部を構成する剛体部
構成部70,71と上方のビーム部64とが一体形成さ
れた上記第1実施例と同様構成とされた板金製の上部部
材72と、同じく上記両剛体部62,63の下半部を構
成する剛体部構成部80,81と下方のビーム部64と
が一体形成された上記第1実施例と同様構成とされた板
金製の下部部材82と、上記上部部材72および下部部
材82における剛体部構成部70,80および71,8
1間に跨がって設けられた板金製の中間部材90とで前
後、左右および上下方向に対称形とされた中空四角形状
に構成されている。
【0026】そして、本実施例においては、上記中間部
材90が、図6に示すように1枚板形状とされていると
共に、該中間部材90の中央部に開口部91が形成さ
れ、その周縁部が歪検出部材取付部90a,90aとさ
れており、図6に鎖線で示すように、これらの取付部9
0a,90aに、上記第1実施例と同様構成とされた歪
検出部材100を予め組み付けた状態で、該中間部材9
0の両端部を上記上部部材72および下部部材82に形
成された各フランジ70c,80cおよび71c,81
c間に挟み込んで各フランジ部70c,80cおよび7
1c,81cを例えばスポット溶接することにより、図
5に示すロードセル61が形成されるようになってい
る。
【0027】上記の構成によれば、板金製の上部部材、
下部部材72,82および中間部材90によりロードセ
ル61の起歪体が構成されているので、第1実施例の場
合と同様に、該起歪体の製造工程が簡略化されて生産性
が一段と向上すると共に、該ロードセル61における固
定剛体部62および可動剛体部63の上半部または下半
部を構成する上部部材72と下部部材82とを単一の金
型で成形することが可能となり、これにより、生産性が
更に一段と向上し、これに伴って、当該ロードセル61
の製造コストが低減されることになる。
【0028】更に、上記ロードセル61が前後、左右お
よび上下方向に対称形状とされて全体としてロバーバル
機構が構成されているので、該ロードセルにおける可動
剛体部63に荷重が負荷された場合には、上記中間部材
90の歪検出部材取付部90a,90aに取り付けられ
た歪検出部材100に可動剛体部63に負荷された荷重
に応じた適正な歪が発生することになって、該歪検出部
材100による荷重検出精度が向上することになる。
【0029】特に、この第2実施例によれば、上記中間
部材90が1枚板形状とされ、該中間部材90の中央部
に形成された開口部91に跨がって歪検出部材100が
取り付けられることになるので、上記第1実施例のよう
に、第1、第2中間部材30,30および歪検出部材4
0の3つ部材を相互間のずれがないように適正に位置決
めすることが不要となり、1枚板形状とされた中間部材
90に対して歪検出部材100を取り付けるだけで良
く、その両者の位置決めを容易且つ正確に行えることに
なって、組付け性ならびに生産性が向上することにな
る。
【0030】ところで、上記第1実施例によれば、第
1、第2中間部材30,30と歪検出部材40との間に
組付け誤差がある状態で該第1、第2部材30,30を
上部部材12および下部部材22間に挟み込んだ場合に
は、該第1、第2部材30,30の取付位置が上部部材
12および下部部材22により規制されて上記組付け誤
差に起因して歪検出部材40に不要な初期荷重が作用
し、該歪検出部材40の破損あるいは荷重検出精度の低
下が懸念されるが、第2実施例によれば、1枚板形状の
中間部材90に対して歪検出部材100が正確に組み付
けられた状態で該中間部材90が上部部材72および下
部部材82間に挟み込まれることになるので、歪検出部
材100に不要な初期荷重が作用することが確実に防止
されることになって、該歪検出部材100ならびに当該
ロードセル61の耐久性が向上すると共に荷重検出精度
が向上することになる。
【0031】なお、上記中間部材90に形成された開口
部91の側縁部91a,91aの寸法を適宜に設定する
ことにより、歪検出部材100に負荷される荷重を制御
することができると共に、該歪検出部材100およびロ
ードセル61全体の熱伝導状態を制御することが可能と
なり、当該ロードセル61の温度変化に対する安定を向
上させることができる。
【0032】また、図7ないし図10は、固定剛体部も
しくは可動剛体部の他の実施例を示すもので、図7に示
す剛体部200は、上面部201aおよび両側面部20
1b,201bが一体成形された上方の剛体部構成部2
01と、下面部202aおよび両側面部202b,20
2bが一体成形された下方の剛体部構成部202と、両
剛体部構成部201,202間に挟まれた中間部材20
3とを有する形状とされている。これによれば、上記第
1、第2実施例における剛体部構成部に設けられた水平
方向のフランジ部が省略されることになって、全体の軽
量化が達成される。
【0033】また、図8に示す剛体部300は、上面部
301aおよび両側面部301b,301bが一体成形
された上方の剛体部構成部301と、下面部302aお
よび両側面部302b,302bが一体成形された下方
の剛体部構成部302と、両剛体部構成部301,30
2間に挟まれた中間部材303とを有する形状とされて
いると共に、各側面部301b,302bの下端部がそ
れぞれ内方に折り曲げられたものであり、これによれ
ば、剛体部300の剛性が向上することになる。
【0034】更に、図9に示す剛体部400は、上面部
401aと両側面部401b,401bおよび前面部4
01cが一体成形された上方の剛体部構成部401と、
下面部402aと両側面部402b,402bおよび前
面部402cが一体成形された下方の剛体部構成部40
2と、両剛体部構成部401,402間に挟まれた中間
部材403とを有する形状とされていると共に、上記各
前面部401c,402cの下端に水平方向に延びるフ
ランジ部401d,402dが形成されたものであり、
これによれば、剛体部400の剛性が更に向上すること
になる。
【0035】更に、図10に示す剛体部500は、上面
部501aと両側面部501b,501bおよび前面部
501cが一体成形された上方の剛体部構成部501
と、下面部502aと両側面部502b,502bおよ
び前面部502cが一体成形された下方の剛体部構成部
502と、両剛体部構成部501,502間に挟まれた
中間部材503とを有する形状とされていると共に、上
記各側面部501b,502bと前面部501c,50
2cの下端に水平方向に延びるフランジ部501d,5
02dが形成されたものであり、これによれば、剛体部
500の剛性が更に一段と向上することになる。
【0036】また、図11はビーム部の他の実施例を示
すもので、このビーム部600は、上面部600aと両
側面部600b,600bとが一体成形されていると共
に、各側面部600bの下端がそれぞれ内方に折り曲げ
られたものであり、これによれば、該ビーム部600の
剛性が向上し、該ビーム部600に設けられた起歪部6
01,601において確実に変形させることが可能にな
る。
【0037】更に、図12はビーム部に設けられるノッ
チの他の実施例を示すもので、この実施例におけるビー
ム部700には、長円形とされた一対のノッチ701,
701が形成されており、該ノッチ701,701によ
り4箇所の起歪部702…702が形成されることにな
る。
【0038】
【発明の効果】以上のように、第1、第2発明によれ
ば、板金製の上部部材、下部部材および第1、第2中間
部材により起歪体が構成されているので、従来のよう
に、起歪体を製作する場合に、鋳造やその後における機
械加工が不要となって、該起歪体の製造工程が簡略化さ
れて生産性が一段と向上する。しかも、上記各部材によ
り構成される起歪体が前後、左右および上下方向に対称
形状とされているので、該起歪体における固定剛体部お
よび可動剛体部の上半部または下半部を構成する上部部
材と下部部材とを単一の金型で成形することが可能とな
って、生産性が更に一段と向上すると共に、これに伴っ
て、当該ロードセルの製造コストが低減されることにな
る。
【0039】更に、上記起歪体が前後、左右および上下
方向に対称形状とされて全体としてロバーバル機構が構
成されているので、該起歪体における可動剛体部に荷重
が負荷された場合には、歪検出部材取付部に取り付けら
れた歪検出部材に可動剛体部に負荷された荷重に応じた
適正な歪が発生することになって、該歪検出部材による
荷重検出精度が向上することになる。
【0040】特に、第2発明によれば、中間部材が1枚
板形状とされ、該中間部材の中央部に形成された開口部
に跨がって歪検出部材が取り付けられることになるの
で、ロードセルの組み立て時において、上記第1発明の
ように、第1中間部材と第2中間部材と歪検出部材との
3つの部材を相互間のずれがないように適正に位置決め
することが不要となり、1枚板形状とされた中間部材に
対して歪検出部材を取り付けるだけで良く、その両者の
位置決めを容易且つ正確に行えることになって、組付け
性ならびに生産性を向上させることができる。
【0041】また、第2発明によれば、1枚板形状の中
間部材に対して歪検出部材が正確に組み付けられた状態
で該中間部材が上部部材および下部部材間に挟み込まれ
ることになるので、上記第1発明にように、第1、第2
中間部材と歪検出部材との間の組付け誤差に起因して該
歪検出部材に不要な初期荷重が作用することが確実に防
止されることになって、該歪検出部材ならびに当該ロー
ドセルの耐久性が向上すると共に荷重検出精度が向上す
ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係るロードセルを一部を断面に
して示す全体斜視図。
【図2】 本実施例に係るロードセルの分解斜視図。
【図3】 歪検出部材の斜視図。
【図4】 ロードセルの使用状態を示す使用状態説明
図。
【図5】 第2実施例に係るロードセルを一部を断面
にして示す全体斜視図。
【図6】 第2実施例のロードセルを構成する中間部
材の単体斜視図。
【図7】 他の実施例の剛体部の斜視図。
【図8】 他の実施例の剛体部の斜視図。
【図9】 他の実施例の剛体部の斜視図。
【図10】 他の実施例の剛体部の斜視図。
【図11】 他の実施例のビーム部の斜視図。
【図12】 ノッチ形状の他の実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
1,61 ロードセル 2,62 固定剛体部 3,63 可動剛体部 4,64 ビーム部 10,11,70,71 剛体部構成部 12,72 上部部材 20,21,80,81 剛体部構成部 22,82 下部部材 30,30 第1、第2中間部材 30a,30a 歪検出部材取付部 40,100 歪検出部材 90 中間部材 90a,90a 歪検出部材取付部 91 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉井 庄太郎 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地1 株式 会社石田衡器製作所滋賀工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に位置する固定剛体部および可動剛
    体部と、これらの剛体部間に平行に架設された上下一対
    のビーム部とで中空四角形状に形成され、且つ上記両ビ
    ーム部間において上記両剛体部間に架設された歪検出部
    材取付部に歪検出部材が取り付けられたロードセルであ
    って、上記両剛体部の上半部を構成する剛体部構成部お
    よび上方のビーム部を有する板金製の上部部材と、上記
    両剛体部の下半部を構成する剛体部構成部および下方の
    ビーム部を有する板金製の下部部材と、上記固定剛体部
    を構成する上部部材および下部部材における一方の剛体
    部構成部間に挟まれた板金製の第1中間部材と、上記可
    動剛体部を構成する上部部材および下部部材における他
    方の剛体部構成部間に挟まれた板金製の第2中間部材と
    で前後、左右および上下方向に対称形状の起歪体が形成
    されていると共に、上記第1、第2中間部材の一側面が
    一対のビーム部間側に延長されて上記歪検出部材取付部
    が構成されていることを特徴とするロードセル。
  2. 【請求項2】 両端に位置する固定剛体部および可動剛
    体部と、これらの剛体部間に平行に架設された上下一対
    のビーム部とで中空四角形状に形成され、且つ上記両ビ
    ーム部間において上記両剛体部間に架設された歪検出部
    材取付部に歪検出部材が取り付けられたロードセルであ
    って、上記両剛体部の上半部を構成する剛体部構成部お
    よび上方のビーム部を有する板金製の上部部材と、上記
    両剛体部の下半部を構成する剛体部構成部および下方の
    ビーム部を有する板金製の下部部材と、上記上部部材お
    よび下部部材における剛体部構成部間に両端部が挟まれ
    て固定剛体部から可動剛体部にかけて架設された1枚板
    形状の板金製の中間部材とで前後、左右および上下方向
    に対称形状の起歪体が形成されていると共に、上記一対
    のビーム部間に位置する中間部材の中央部に開口部が形
    成されて上記歪検出部材取付部が構成されていることを
    特徴とするロードセル。
JP4232841A 1991-12-27 1992-08-06 ロードセル Pending JPH0658826A (ja)

Priority Applications (12)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4232841A JPH0658826A (ja) 1992-08-06 1992-08-06 ロードセル
EP92121822A EP0548927B1 (en) 1991-12-27 1992-12-22 Load cell and weighing apparatus using the same
DE69232155T DE69232155T2 (de) 1991-12-27 1992-12-22 Wägezelle mit einer Platte mit einer Öffnung und überbrückendem Dehnungssensor
DE69215234T DE69215234T2 (de) 1991-12-27 1992-12-22 Kraftmessdose und diese verwendende Wiegevorrichtung
EP96109868A EP0738882B1 (en) 1991-12-27 1992-12-22 Load cell with a plate with an opening and bridging strain sensor
DE69225122T DE69225122T2 (de) 1991-12-27 1992-12-22 Wägezelle und entsprechende Wägevorrichtung
EP94109401A EP0616199B1 (en) 1991-12-27 1992-12-22 Load cell and weighing apparatus using the same
KR1019920025532A KR100248879B1 (ko) 1991-12-27 1992-12-24 로드셀과, 로드셀의 제조방법과, 로드셀을 이용한 계량장치 및, 그에 의한 계량방법
CN92113832A CN1034767C (zh) 1991-12-27 1992-12-26 测力计
US08/266,210 US5512713A (en) 1991-12-27 1994-06-27 Load cell having a hollow and a strain gauge formed on a substrate attached inside the hollow
US08/341,032 US5539158A (en) 1991-12-27 1994-11-15 Load cell and weighing apparatus including a strain sensor welded to a strain inducing device
US08/657,767 US5756943A (en) 1991-12-27 1996-05-31 Load cell

Applications Claiming Priority (1)

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JP4232841A JPH0658826A (ja) 1992-08-06 1992-08-06 ロードセル

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JP (1) JPH0658826A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990006221A1 (en) * 1988-11-25 1990-06-14 Fanuc Ltd Group control system of injection molding machines
DE4219687A1 (de) * 1992-06-16 1994-01-20 Richard Herbst Verfahren zum Betrieb einer Spritzgießmaschine mit Werkzeugsicherung
JP2015205525A (ja) * 2014-04-17 2015-11-19 株式会社タダノ 硬帆船

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WO1990006221A1 (en) * 1988-11-25 1990-06-14 Fanuc Ltd Group control system of injection molding machines
DE4219687A1 (de) * 1992-06-16 1994-01-20 Richard Herbst Verfahren zum Betrieb einer Spritzgießmaschine mit Werkzeugsicherung
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