JPH0658731B2 - 回転磁気ヘッド用コネクタ部材 - Google Patents

回転磁気ヘッド用コネクタ部材

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JPH0658731B2
JPH0658731B2 JP2149060A JP14906090A JPH0658731B2 JP H0658731 B2 JPH0658731 B2 JP H0658731B2 JP 2149060 A JP2149060 A JP 2149060A JP 14906090 A JP14906090 A JP 14906090A JP H0658731 B2 JPH0658731 B2 JP H0658731B2
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JP
Japan
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magnetic head
rotary
hole
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drum
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茂 山岸
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は回転磁気ヘッド用コネクタ部材に係り、特に自
動挿入,電気的接続が簡単に且つ信頼性高くなされ、自
動化,機械化の容易な構成の回転磁気ヘッド用コネクタ
部材を提供することを目的とする。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題) 従来の一般的な回転磁気ヘッド装置の一例の構造を第1
図に示す。
同図において、回転磁気ヘッド装置1は、下側の固定ド
ラム2と上側の回転ドラム3とよりなる。回転ドラム3
は、回転軸4に嵌合して、回転軸4に固着してあるフラ
イホィール5にネジ止めしてある。回転ドラム3の下面
には、先端に回転磁気ヘッド6を有するヘッドサポート
7がネジ8により固定してある。磁気ヘッド6は回転ド
ラム3と一体的に回転し、ドラム周面をスパイラル状に
添接走行する磁気テープ9に映像信号の記録再生を行
う。
ここで、回転磁気ヘッド6と外部の記録再生回路との間
での信号の伝達は、ロータリトランス10を介して行わ
れる。特に、磁気ヘッド6とロータリトランス10との
間の電気的接続は、リード線により一旦中継基板を介し
て行われている。
即ち、第2図に併せて示すように、第1のリード線11
は一端を磁気ヘッド6、他端をドラム上面に固定してあ
る中継基板12の端子13aに接続されてドラム3の貫
通孔3a内に挿通してあり、第2のリード線14が中継
基板12の別の端子13bに接続されてロータリトラン
ス側に引き出されている。特開昭51-25108号公報にも、
同様リード線を使用する装置が開示されている。
この様に、接続のためにリード線を使用しており、リー
ド線は、ビニール被覆されたフレキシブルな単芯である
ため、ドラム製造時の部品としてのパーツ供給の複雑
化、ドラム貫通孔への挿入の困難性等を持ち、又リード
線両端の被覆のストリップ、捻り位置決め固定、面倒な
端末処理等を必要とし、且つリード線の半田付けは手作
業により各本毎に位置決めして行われなければならず、
しかもリード線の処理及び半田付け作業を限られた狭い
空間で注意を払って行う必要があり、全体としての作業
には熟練を要し且つ作業性が悪く、しかも電気的信頼性
に欠けるという欠点があつた。最近のドラムの小型化,
ヘッド数の増加等により特に顕著になっている。
本発明は上記欠点を除去して、回転磁気ヘッドに関連す
る電気的接続を簡単且つ信頼性を高めて行い、自動化,
機械化の容易な構成としたものであり、以下図面と共に
その一実施例について説明する。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決し、回転磁気ヘッドに関連する電気的接
続を簡単且つ信頼性を高めて行い、自動化,機械化を容
易にするための手段として、一端を嵌入される回転ドラ
ムの貫通孔の径より外側に延び、ヘッドサポートの導電
パターンまで延在している折曲腕部とし、他端を該貫通
孔の径より内側に位置する端子部とされた導電性の細長
い形状の接続端子部材を、位置決め側面を持つ柱状体で
ある絶縁性材料製のコネクタ本体に該折曲腕部と該端子
部とを外部にそれぞれ突出した状態で長手方向に埋設し
てなり、該端子部側からドラム軸方向より、回転ドラム
の貫通孔に、位置決め側面により位置決め案内されて嵌
入され、嵌入完了位置において、前記折曲腕部が前記ヘ
ッドサポートの導電パターンに当接し、回転磁気ヘッド
と接続される構成であることを特徴とする回転磁気ヘッ
ド用コネクタ部材を提供しようとするものである。
(実施例) 第3図は本発明になる回転磁気ヘッド用コネクタ部材の
一実施例を使用した回転磁気ヘッド装置を示す。同図
中、第1図に示す構成部分と同一構成部分には同一符号
を付しその説明は省略する。この回転磁気ヘッド装置2
0において、21は本発明の一実施例のコネクタ部材で
あり回転ドラム3の孔3a内に嵌入してあり、また従来
設けられていた中継基板12は設けられていない。
コネクタ部材21は、第4図(A),(B),(C)に
示すように、合成樹脂製のコネクタ本体22内に導電性
の端子部材23a,23bを埋設してなる構成としてあ
る。コネクタ本体22は、第5図(A),(B),
(C)に示すように、断面が略半円形状の柱状体であ
り、長手方向に一対のスリット22a,22bが所定間
隔離間して形成してあり、下端はテーパ面22cとして
ある。端子部材23aは、第6図(A),(B),
(C)に示す一端を折曲腕部とされた細長い形状の平板
部材、端子部材23bは、同様に第7図(A),
(B),(C)に示す一端を折曲腕部とされた細長い形
状の平板部材としてあり、夫々本体部23a-1 ,23
b-1 をスリット22a,22b内に圧入されて固定して
あり、上下端側は外部にそれぞれ突出してある。即ちコ
ネクタ部材21は、コネクタ本体22の上側に一対の腕
部23a-2 ,23b-2 が右方及び左方に突き出し、下側
に端子部23a-3 ,23b-3 が突き出した形状としてあ
る。ここで腕部23a-2 ,23b-2 は先端に突起部23
a-2a,23b-2aを有し、水平面Hに対して斜め下方向に
角度α傾斜している。
コネクタ部材21は、第8図に示すようにドラム3の下
面(第3図中)側より自動供給され、孔3a内に端子部
側より圧入的に自動供給される。矢印Xは挿入方向をし
めす。
ここでヘッドサポート7はその端面7aが孔3aの開口
を一部塞いだ状態で取り付けてあり、コネクタ部材21
はコネクタ本体22の平面状側面22dを上記端面7a
に案内されて回動方向について突起部23a-2a,23
b-2aが各々ヘッドサポート7上の導電パターン24a,
24bに対向するように位置決めされて挿入される。ま
た挿入はテーパ面22cの作用により用意に行われる。
コネクタ部材21は、第9図に示すように、コネクタ本
体22の略全体が孔3a内に嵌入されるまで挿入され、
挿入の最終段階で、各端子部材23a,23bの腕部2
a-2 ,23b-2 がヘッドサポート上面に係止されて相
対的に上方に水平位置まで弾性変形する。
ここでコネクタ本体22は孔3a内に圧入されているも
のであり、上記腕部23a-2 ,23b-2 の弾揆力により
挿入方向とは逆方向の力を作用されるも、浮き上がるこ
とはなく、最終挿入位置に安定に保持される。従って、
コネクタ部材21が最終位置まで挿入された状態で、突
起部23a-2a,23b-2aが各々腕部23a-2 ,23b-2
の弾揆力により導電パターン24a,24bに圧接した
状態となる。
第8図,第9図に明示される如く、コネクタ部材21を
回転ドラム軸方向へ移動させるという単一方向の移動だ
けで、コネクタ部材21の孔3aへ挿入、ヘッドサポー
ト7上の導電パターン24a,24bに対する位置決
め、及び導電パターン24a,24bに対する突起部2
a-2a,23b-2aの係合圧接等を行うことができる。
また、回転ドラム3の上面側(コネクタ部材21の挿入
作業時には下面側)には、第10図に示すように、端子
部23a-3 ,23b-3 が突き出す。この突き出した端子
部23a-3 ,23b-3 を挿入した状態で、必要により折
り曲げることにより、コネクタ部材21の脱落を防止す
ると共に、リード線14との半田付けを容易にすること
ができる。
コネクタ部材21が挿入された状態で、圧接状態にある
突起部23a-2aと導電パターン24a、及び突起部23
b-2aと導電パターン24bとが第9図に示すように半田
付けされる。25a,25bは半田付け部を示す。
また、突出した端子部23a-3 ,23b-3 についてはロ
ータリトランス10より引き出されているリード線14
の端末が半田付けされる。これにより、磁気ヘッド6
が、導電パターン24a,24b、リード線14及びロ
ータリトランス10を介してドラム外部の記録再生回路
と電気的に接続される。
なお、コネクタ部材21が挿入された状態で、端子部2
a-3 ,23b-3 は各々固定的に配され従来の中継基板
上の端子と同様に機能するものであり、中継基板は特別
に設けられていない。
なお、コネクタ部材21の順次供給、ドラム貫通孔3a
内への嵌合、及び突起部23a-2a,23b-2aと導電パタ
ーン24a,24bとの半田付けは、機械化により自動
的に行われ得るものであり、電気的接続の信頼性が向上
し、生産性が向上する。
(発明の効果) 上述の如く、本発明は、回転磁気ヘッドを支持するヘッ
ドサポートが取付けられた回転ドラムの貫通孔内に、ヘ
ッドサポート取付け側より且つ回転ドラムの軸方向より
嵌入し取付けられる回転磁気ヘッド用コネクタ部材にお
いて、一端を嵌入される回転ドラムの貫通孔の径より外
側に延び、ヘッドサポートの導電パターンまで延在して
いる折曲腕部とし、他端を該貫通孔の径より内側に位置
する端子部とされた導電性の細長い形状の接続端子部材
を、位置決め側面を持つ柱状体である絶縁性材料製のコ
ネクタ本体に該折曲腕部と該端子部とを外部にそれぞれ
突出した状態で長手方向に埋設してなり、該端子部側か
らドラム軸方向より、回転ドラムの貫通孔に、位置決め
側面により位置決め案内されて嵌入され、嵌入完了位置
において、前記折曲腕部が前記ヘッドサポートの導電パ
ターンに当接し、回転磁気ヘッドと接続される構成とし
てあるため、部品としての自動搬送,供給,取扱い,管
理が容易であり、回転ドラムへの単一方向よりの搬送移
動により、回転ドラムの貫通孔に対する位置決め,案
内,挿入完了時の導電パターンに対する位置決め,接触
係合等の動作が一方向の移動のみにより行われるため、
回転磁気ヘッド装置の機械化,自動化が非常に容易にな
り、又磁気ヘッドとの電気的接続の信頼性,作業性を向
上し得る等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のリード線を使用した回転磁気ヘッド装置
の一例の断面図、第2図は第1図中上側回転ドラムを上
方よりみた斜視図、第3図は本発明になる回転磁気ヘッ
ド用コネクタ部材の一実施例を使用した回転磁気ヘッド
装置の一例の断面図、第4図(A),(B),(C)は
夫々本発明になるコネクタ部材の一実施例の平面図,側
面図,正面図、第5図(A),(B),(C)は夫々コ
ネクタ本体の平面図,側面図,正面図、第6図(A),
(B),(C)及び第7図(A),(B),(C)は夫
々端子部材の平面図,側面図,正面図、第8図は第4図
に図示されるコネクタ部材を回転ドラムの貫通孔に挿入
する状態を示す図、第9図は第4図に図示されるコネク
タ部材が挿入された状態でのコネクタ部材とヘッドサポ
ートとの電気的接続状態を拡大して示す図、第10図は
挿入されたコネクタ部材の端子部とリード線との電気的
接続状態を示す回転ドラムを上側よりみた斜視図であ
る。 2……固定ドラム、3……回転ドラム、 3a……貫通孔、6……回転磁気ヘッド、 7……ヘッドサポート、9……磁気テープ、 10……ロータリトランス、14……リード線、 20……回転磁気ヘッド装置、21……コネクタ部材、 22……コネクタ本体、23a,23b……端子部材、 23a-2 ,23b-2 ……腕部、 23a-2a,23b-2a……突起部、 23a-3 ,23b-3 ……端子部 24a,24b……導電パターン(導電部材)、 25a,25b……半田付け部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転磁気ヘッドを支持するヘッドサポート
    が取付けられた回転ドラムの貫通孔内に、ヘッドサポー
    ト取付け側より且つ回転ドラムの軸方向より嵌入し取付
    けられる回転磁気ヘッド用コネクタ部材において、 一端を嵌入される回転ドラムの貫通孔の径より外側に延
    び、ヘッドサポートの導電パターンまで延在している折
    曲腕部とし、他端を該貫通孔の径より内側に位置する端
    子部とされた導電性の細長い形状の接続端子部材を、位
    置決め側面を持つ柱状体である絶縁性材料製のコネクタ
    本体に該折曲腕部と該端子部とを外部にそれぞれ突出し
    た状態で長手方向に埋設してなり、該端子部側からドラ
    ム軸方向より、回転ドラムの貫通孔に、位置決め側面に
    より位置決め案内されて嵌入され、 嵌入完了位置において、前記折曲腕部が前記ヘッドサポ
    ートの導電パターンに当接し、回転磁気ヘッドと接続さ
    れる構成であることを特徴とする回転磁気ヘッド用コネ
    クタ部材。
JP2149060A 1990-06-07 1990-06-07 回転磁気ヘッド用コネクタ部材 Expired - Lifetime JPH0658731B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS527311Y2 (ja) * 1972-05-13 1977-02-16
JPS5125108A (ja) * 1974-08-27 1976-03-01 Sony Corp
JPS571422Y2 (ja) * 1978-03-13 1982-01-09

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