JPH0658321A - ボールジョイント - Google Patents

ボールジョイント

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JPH0658321A
JPH0658321A JP23424792A JP23424792A JPH0658321A JP H0658321 A JPH0658321 A JP H0658321A JP 23424792 A JP23424792 A JP 23424792A JP 23424792 A JP23424792 A JP 23424792A JP H0658321 A JPH0658321 A JP H0658321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
ball
ball joint
holder
spherical surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP23424792A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Niwa
進 丹羽
Shuichi Tagawa
秀一 田川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAGAWA KOGYOSHO KK
KYB Corp
Original Assignee
TAGAWA KOGYOSHO KK
Kayaba Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by TAGAWA KOGYOSHO KK, Kayaba Industry Co Ltd filed Critical TAGAWA KOGYOSHO KK
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Publication of JPH0658321A publication Critical patent/JPH0658321A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 相対回転方向を使用目的に応じて規制するこ
とができるボールジョントを提供することである。 【構成】 玉受け溝を形成するアウターホルダ3と、こ
の玉受け溝に相対回転自在にはめ込む球面4を形成した
インナーホルダ5とからなるボールジョイントにおい
て、上記玉受け溝あるいは球面4のいずれか一方に任意
の溝を形成するとともに、この溝内を摺動自在に移動す
るスチールボール20等のガイド部材を、溝を形成しな
い他方に設け、アウターホルダとインナーホルダとの相
対回転方向を上記溝とガイド部材とで任意に設定する構
成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2つの部材等を相対
回転自在に連結するボールジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示す従来のボールジョイント1
は、玉受け溝2を形成するアウターホルダ3と、この玉
受け溝2に相対回転自在にはめ込む球面4を形成したイ
ンナーホルダ5とから構成されていて、玉受け溝2を形
成したアウターホルダ3と球面4を形成したインナーホ
ルダ5とを、それぞれ連結したい部材に取付け、両部材
を回転自在に連係するものである。このようなボールジ
ョイント1を用いたものとして、例えば、農業用トラク
タのリフトシリンダ装置がある。
【0003】この農業用トラクタのリフトシリンダ装置
は、農業用トラクタ本体に取付けられた農作業用の水平
ロータリー7が、トラクタ本体の傾斜と関係なく、常に
接地面と水平になるように制御するものである。その構
成を図8〜10を参照して説明する。まず、農業用トラ
クタ本体(車両本体)の一部であるリフトアーム6と、
農業用トラクタ本体の後部に取付けられた水平ロータリ
7とがある。上記水平ロータリ7の一方には図示しない
固定リンクが取付けられており、又、水平ロータリ7の
他方と上記リフトアーム6との間にはリフトシリンダ8
が連結されている。
【0004】上記リフトシリンダ8にはストロークセン
サ9が取付けられていて、リフトシリンダ8のストロー
クを検出するようになっている。上記リフトシリンダ8
のリフトアーム6に対する取付構造は、図9、10に示
すように、ボールジョイント1を介して行なっており、
全ての方向への揺動を許容する構成になっている。又、
リフトシリンダ8は、シリンダチューブ10と、このシ
リンダチューブ10に移動可能に収容されその端部を突
出配置させたピストンロッド11とから構成されてい
る。上記ストロークセンサ9は上記シリンダチューブ1
0に取付けられている。
【0005】上記リフトシリンダ8のピストンロッド1
1の先端には逆U字状の連結部材12が固定されてお
り、一方、水平ロータリ7側からはプレート13が突設
されている。上記プレート13は連結部材12の間に挿
入・配置されていて、ピン14によって連結されてい
る。このように構成することにより、ピストンロッド1
1の軸線回りの回転は規制される。又、ストロークセン
サ9とピストンロッド11との連結構造は次のようにな
っている。まず、ピストンロッド11側には、図9〜1
0に示すように、リング状カラー15が回転自在に取付
けられており、一方、ストロークセンサ9側には略コ字
状をなすプレート16が連結されている。そして、この
プレート16をリング状カラー15に係合させることに
より回転可能に連結されている。
【0006】上記構成をなすリフトシリンダ装置におい
ては、次のような問題があった。すなわち、ストローク
センサ9がリフトシリンダ8の側部に露出した状態で併
設されており、かつ、ストロークセンサ9はその剛性が
それ程高いものではないので、何らかの外力の作用によ
って不用意に損傷してしまうことが懸念されている。
又、農業用トラクタは水田等で使用され、水や泥がスト
ロークセンサ9に飛散することもあり、それによって、
測定誤差が低下してしまうことも懸念されていた。
【0007】そこで、図11に示すような構成が考えら
れている。これは、ストロークセンサ9を何処か遠隔の
場所に設置し、リフトシリンダ8の側部にはワイヤ17
を配置し、このワイヤ17にストロークセンサ9を連結
したものである。つまり、ワイヤ17を介してリフトシ
リンダ8のストロークを検出して、それを遠隔な場所に
配置されたストロークセンサ9に伝達するものである。
このように構成することにより、上記したような問題は
解消されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成によ
るリフトシリンダ装置では、リフトシリンダ8はリフト
アーム6に対して、ボールジョイント1を介して連結さ
れており、全ての方向に揺動できるような構成になって
いる。そのため、シリンダチューブ10はその軸線回り
にも回転可能であり、一方ピストンロッド11は軸線回
りの回転を規制されているので、作動中、シリンダチュ
ーブ10が軸線回りに回転すると、ワイヤ17に捻じれ
が生じ引っ張られる。このため、リフトシリンダ8の実
際のストロークより大きい値がストロークセンサ9で検
出されるという不具合がある。このように従来のボール
ジョイント1では、相対回転方向を規制しなければなら
ないような場合には、用いるとができないという問題が
あった。
【0009】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、相対回転方向を使用目
的に応じて規制することができるボールジョイントを提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
この発明では、玉受け溝を形成するアウターホルダと、
この玉受け溝に相対回転自在にはめ込む球面を形成した
インナーホルダとからなるボールジョイントにおいて、
上記玉受け溝あるいは球面のいずれか一方に任意の溝を
形成するとともに、この溝内を摺動自在に移動するスチ
ールボール等のガイド部材を、溝を形成しない他方に設
け、アウターホルダとインナーホルダとの相対回転方向
を上記溝とガイド部材とで任意に設定する構成としてい
る。
【0011】
【作用】インナーホルダに形成した玉受け溝、あるいは
アウターホルダに形成した球面に溝を設け、この溝内を
スチールボール等のガイド部材が摺動自在に移動する
が、このガイド部材は、溝を形成していない側に設けて
いるので、このボールジョイントの相対移動方向は、溝
内を移動するガイド部材の移動方向と、溝内のガイド部
材を中心とした揺動方向とに規制され、捻じれ方向には
回転しない。
【0012】
【実施例】図1〜6はこの発明の実施例である。前記し
た従来例と同一の構成要素については同じ符号を用いる
とともに、その詳細な説明を省略する。図1〜4は第1
実施例である。ここでは、インナーホルダ5に形成した
球面4に図2のような円周溝18を形成している。ま
た、アウターホルダ3には、上記球面4と回転自在には
め合うアウターホルダ3の玉受け溝2と、アウターホル
ダ3の外側とを貫通する孔19を形成している。この孔
19は、球面4に形成した円周溝18に一致するように
なっていて、この孔19にガイド部材としてのスチール
ボール20を入れるとともに、セットスクリュで、スチ
ールボール20を円周溝18に押しつけるようにして孔
19をネジ止めしている。
【0013】上記スチールボール20は、円周溝18内
で摺動自在になっているので、アウターホルダ3とイン
ナーホルダ5とは、インナーホルダ5に形成した円周溝
18方向に相対回転するとともに、円周溝18内のスチ
ールボール20を中心とした揺動のみが可能となる。つ
まり、インナーホルダ5に形成した円周溝18方向の相
対回転は、図4に示すY方向の相対回転、あるいは揺動
であり、スチールボール20を中心とした動きは、図3
に示すX方向の揺動である。したがって、図4に示すよ
うな矢印Z方向の回転をすることはない。また、インナ
ーホルダ5に設けたリンク用のピン孔22を中心にし
て、Y方向の回転、揺動をすることもできる。
【0014】このように、インナーホルダ5の球面4に
形成した円周溝18と、アウターホルダ3に設けたスチ
ールボール20とで、インナーホルダ5とアウターホル
ダ3との相対回転方向を規制するので、例えば、従来例
に示したように、全方向に相対回転するボールジョイン
ト1のために、ストロークセンサ9に接続しているワイ
ヤ17が捻じれて正確なシリンダストロークを検出でき
ないというようなこともない。つまり、連結する2部材
間の相対回転方向を、目的に応じて規制しなければなら
ないような場合、円周溝18をその目的に応じた方向に
形成すれば、その目的に応じた方向のみに相対回転を規
制することができる。また、従来のボールジョイント1
を利用しているので、特別な回転方向、揺動量の規制た
めのブラケット等を設ける必要もない。
【0015】また、図5、6に示した第2実施例では、
球面4に形成する溝23を円周溝としないで、任意に設
定した長さにしている。このようにしておけば、相対回
転方向の規制とともに、その相対回転量あるいは揺動す
る範囲を規制することもできる。なお、第1、第2実施
例では、ガイド部材としてスチールボール20を用いて
溝内を摺動させているが、発明としては、円周溝18、
溝23内を摺動でき、かつ、これを中心にアウターホル
ダ3を揺動させるものであれば何でも構わない。同様
に、第1、第2実施例では、スチールボール20をセッ
トスクリュ21で押しつけているが、孔19にピンをた
たき込んだり、溶接したりする等のように、スチールボ
ール20を円周溝18、溝23に押しつけることができ
る手段であれば何でもよい。
【0016】
【発明の効果】インナーホルダとアウターホルダとの相
対回転方向を任意に規制できるので、目的に応じた相対
回転方向を選択できるとともに、それ以外の相対回転方
向、例えば捻じれ方向を規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の正面図である。
【図2】図1の側面部分断面図である。
【図3】第1実施例のX方向の揺動を示した略図であ
る。
【図4】第1実施例のY方向の揺動を示した略図であ
る。
【図5】第2実施例の要部を部分的に断面した略図であ
る。
【図6】第2実施例の要部を部分的に断面した略図であ
る。
【図7】従来例の正面図である。
【図8】従来のボールジョイントを用いたリフトシリン
ダ及びその近傍の取付部の構成を示す図である。
【図9】従来のボールジョイントを用いたリフトシリン
ダの取付状態を示す図である。
【図10】従来のボールジョイントを用いたリフトシリ
ンダの取付状態を示す図である。
【図11】従来のボールジョイントを用いたリフトシリ
ンダの取付状態を示す図である。
【符号の説明】
2 玉受け溝 3 アウターホルダ 4 球面 20 スチールボール 23 溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玉受け溝を形成するアウターホルダと、
    この玉受け溝に相対回転自在にはめ込む球面を形成した
    インナーホルダとからなるボールジョイントにおいて、
    上記玉受け溝あるいは球面のいずれか一方に任意の溝を
    形成するとともに、この溝内を摺動自在に移動するスチ
    ールボール等のガイド部材を、溝を形成しない他方に設
    け、アウターホルダとインナーホルダとの相対回転方向
    を上記溝とガイド部材とで任意に設定する構成としたボ
    ールジョイント。
JP23424792A 1992-08-10 1992-08-10 ボールジョイント Pending JPH0658321A (ja)

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JP23424792A JPH0658321A (ja) 1992-08-10 1992-08-10 ボールジョイント

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ID=16967983

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JP23424792A Pending JPH0658321A (ja) 1992-08-10 1992-08-10 ボールジョイント

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Cited By (4)

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