JPH0658277U - シール装置 - Google Patents
シール装置Info
- Publication number
- JPH0658277U JPH0658277U JP534093U JP534093U JPH0658277U JP H0658277 U JPH0658277 U JP H0658277U JP 534093 U JP534093 U JP 534093U JP 534093 U JP534093 U JP 534093U JP H0658277 U JPH0658277 U JP H0658277U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- seal
- seals
- sealed
- sealing device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Sealing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シールすべき圧力がシール4,5一つ当たり
の限界圧力より高くてもこれをシールすることができる
シール装置を提供する。 【構成】 複数のシール4,5と、これらのシール4,
5間の圧力を調整する圧力調整手段8と、を有し、シー
ルすべき圧力に対して複数のシール4,5を直列に並
べ、シール4,5間の圧力を圧力調整手段8によってシ
ール4,5一つ当たりの前後の圧力差がシール4,5一
つ当たりの限界圧力より小さくなるように調整する。
の限界圧力より高くてもこれをシールすることができる
シール装置を提供する。 【構成】 複数のシール4,5と、これらのシール4,
5間の圧力を調整する圧力調整手段8と、を有し、シー
ルすべき圧力に対して複数のシール4,5を直列に並
べ、シール4,5間の圧力を圧力調整手段8によってシ
ール4,5一つ当たりの前後の圧力差がシール4,5一
つ当たりの限界圧力より小さくなるように調整する。
Description
【0001】
本考案は、シール装置の改良に関する。本考案のシール装置は建設機械用の高 圧ポンプまたはカッタ用の高圧ジェット等の高圧機器に用いられる。
【0002】
従来のシール装置は、図5に示すように、パッキンaにバックアップリングb を付ける等して比較的高圧に耐え得るように設計されているが、シールすべき圧 力がシールの限界圧力より高くなると、この圧力をシールすることができない。
【0003】
本考案は以上の点に鑑み、シールすべき圧力がシール一つ当たりの限界圧力よ り高くてもこれをシールすることができるシール装置を提供することを目的とす る。
【0004】
上記目的を達成するため、本考案のシール装置は、シール一つ当たりの限界圧 力より高い圧力をシールするシール装置であって、複数のシールと、前記シール 間の圧力を調整する圧力調整手段と、を有するものである。
【0005】
シールすべき圧力に対して複数のシールを直列に並べ、シール間の圧力を圧力 調整手段によってシール一つ当たりの前後の圧力差がシール一つ当たりの限界圧 力より小さくなるように調整する。
【0006】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
【0007】 (第一実施例) 図1において、符号1はハウジング、符号2はハウジング1の内部において往 復動するシリンダであり、このシリンダ2が矢示する方向に押し込まれたときに 主室3にシール4,5一つ当たりの限界圧力P0 の二倍の圧力2P0 が生じ、こ の圧力2P0 が外部6へ洩れることが無いようにこれをシールする場合には、主 室3に対してシール4,5を二つ直列に並べ、この二つのシール4,5の間の副 室7の圧力を圧力調整手段8によってP0 となるように調整する。図上右側のシ ール4はシリンダ2の外周に固定されてハウジング1のの内壁と摺動し、図上左 側のシール5はシリンダ2の内周に固定されてシリンダ2の外周面と摺動するよ うになっている。そうすると主室3と副室7を仕切る図上右側のシール4の前後 の圧力差がP0 となるとともに副室7と外部6を仕切る図上左側のシール5の前 後の圧力差がP0 以下となり、左右のシール4,5に作用する圧力がともに限界 圧力P0 以下となるために、主室3に生じたシール4,5一つ当たりの限界圧力 P0 の二倍の圧力2P0 をシールすることができる。
【0008】 (第二実施例) 図2において、限界圧力P0 のシール4,5によってこの限界圧力P0 の二倍 の圧力2P0 をシールするためにハウジング1内に主室3と副室7を設け、シー ル4,5を二つ使用する。シリンダ2の移動に伴って圧力は上昇するが、主室3 および副室7がともにP0 となるときに右側のシール4が主室3と副室7を結ぶ 通路9を通過するように設計する(図3)。その後の圧力上昇に対して副室7の 圧力がP0 で一定となるようにこの圧力を圧力調整手段8で調整すれば、主室3 の圧力が目標の2P0 に達しても右側のシール4に作用する圧力は主室3と副室 7の圧力差P0 であり、したがって主室3に生じた二倍の圧力2P0 をシールす ることができる(図4)。この場合、圧力調整手段8は圧力調整弁のみである。
【0009】 尚、シールの数を三つ以上に増やせば増やす程、その数の分だけ、より高圧を シールすることができる。
【0010】
本考案は次の効果を奏する。すなわち、シールすべき圧力に対して複数のシー ルを直列に並べ、シール間の圧力を圧力調整手段によってシール一つ当たりの前 後の圧力差がシール一つ当たりの限界圧力より小さくなるように調整することに よって、シールすべき圧力がシール一つ当たりの限界圧力より高くてもこれをシ ールすることができる。またシールに掛かる負担が減るために、シールの寿命を 延ばすことができる。
【提出日】平成5年4月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【0007】 (第一実施例) 図1において、符号1はハウジング、符号2はハウジング1の内部において往 復動するシリンダであり、このシリンダ2が矢示する方向に押し込まれたときに 主室3にシール4,5一つ当たりの限界圧力P0 の二倍の圧力2P0 が生じ、こ の圧力2P0 が外部6へ洩れることが無いようにこれをシールする場合には、主 室3に対してシール4,5を二つ直列に並べ、この二つのシール4,5の間の副 室7の圧力を圧力調整手段8によってP0 となるように調整する。図上右側のシ ール4はシリンダ2の外周に固定されてハウジング1の内壁と摺動し、図上左側 のシール5はシリンダ2の内周に固定されてシリンダ2の外周面と摺動するよう になっている。そうすると主室3と副室7を仕切る図上右側のシール4の前後の 圧力差がP0 となるとともに副室7と外部6を仕切る図上左側のシール5の前後 の圧力差がP0 以下となり、左右のシール4,5に作用する圧力がともに限界圧 力P0 以下となるために、主室3に生じたシール4,5一つ当たりの限界圧力P 0 の二倍の圧力2P0 をシールすることができる。
【図1】本考案の第一実施例に係るシール装置の断面図
【図2】本考案の第二実施例に係るシール装置の断面図
【図3】同シール装置の作動を示す断面図
【図4】同シール装置の作動を示す断面図
【図5】従来例に係るシール装置の断面図
1 ハウジング 2 シリンダ 3 主室 4,5 シール 6 外部 7 副室 8 圧力調整手段 9 通路
Claims (1)
- 【請求項1】 シール(4)(5)一つ当たりの限界圧
力より高い圧力をシールするシール装置であって、複数
のシール(4)(5)と、前記シール(4)(5)間の
圧力を調整する圧力調整手段(8)と、を有するシール
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP534093U JPH0658277U (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | シール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP534093U JPH0658277U (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | シール装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0658277U true JPH0658277U (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=11608501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP534093U Withdrawn JPH0658277U (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | シール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0658277U (ja) |
-
1993
- 1993-01-27 JP JP534093U patent/JPH0658277U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19970508 |