JPH0658194U - ウォータポンプ - Google Patents

ウォータポンプ

Info

Publication number
JPH0658194U
JPH0658194U JP97093U JP97093U JPH0658194U JP H0658194 U JPH0658194 U JP H0658194U JP 97093 U JP97093 U JP 97093U JP 97093 U JP97093 U JP 97093U JP H0658194 U JPH0658194 U JP H0658194U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mechanical seal
filter member
impeller
pump housing
inlet passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP97093U
Other languages
English (en)
Inventor
健一 佐藤
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ユニシアジェックス filed Critical 株式会社ユニシアジェックス
Priority to JP97093U priority Critical patent/JPH0658194U/ja
Publication of JPH0658194U publication Critical patent/JPH0658194U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メカニカルシールへの異物侵入を長期にわた
り防止可能なようにフィルタを機能させることができ、
メカニカルシールの延命を図ることのできるウォータポ
ンプを提供する。 【構成】 ポンプハウジング(18)の羽根車(1)に
冷却液を導く液入口通路(22)に配設され、メカニカ
ルシール(10)への異物侵入が防止可能な交換自在の
フィルタ部材(21)を具備したウォータポンプ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ウォータポンプに関し、詳しくは、車両用エンジン等の冷却液循環 用に使用されるウォータポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のウォータポンプでは羽根車軸の周りにメカニカルシールが設け られており、このメカニカルシールによってポンプ室と軸受との間の軸周りが封 止されるように構成されている。図5は実開昭56−101,495号公報に開 示されているウォータポンプの構成例を示すもので、本例はメカニカルシールに ポンプ室側から異物が侵入し、侵入した異物がメカニカルシールの摺接面に噛み 込まれることにより摺接面が荒らされて、封止機能が損われるのを防止するよう にしたものである。
【0003】 ここで、1は羽根車、2は羽根車軸、3はフローティングシート4を羽根車1 側に保持しているカラー状の弾性パッキング、5は弾性パッキング6およびばね 7によりフローティングシート4に向けて偏倚され、これに摺接するシールリン グ、8はポンプハウジング、9はこのような摺接状態に保たれるメカニカルシー ル10をハウジング8側に保持するシールケースである。また、11は羽根車軸 2をポンプハウジング8に支承する軸受、12は軸受11とメカニカルシール1 0との間に設けられ、メカニカルシール10から洩れる蒸気やドレーンをドレー ン抜孔13を介して排出可能なドレーン室である。更にまた、本例ではメカニカ ルシール10の外周部に沿って、リテーナ14により保持されるフィルタ部材1 5を設け、フィルタ部材15によりポンプ室16側からメカニカルシール10の 摺接部、すなわちフローティングシート4に摺接するシールリング5の摺接部に 異物が侵入するのを防止している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上記従来例では、ポンプハウジング8と羽根車1本体との間の メカニカルシール10が設けられる狭い空間を利用して、フィルタ部材15が周 設されるために、フィルタ部材15自体の濾過面積が小さ過ぎる。そのために、 短期間のうちにフィルタ部材15に異物が堆積し、メカニカルシール10の摺接 部に冷却液が対流しなくなる。そこで、冷却液による冷却効果が薄れる結果、摺 接部が摩擦による発熱のために高温となり、摺接面に荒れが生じて水漏れの原因 となり、メカニカルシールとしての機能が損われるという問題があった。
【0005】 本考案の目的は、上述したような従来の問題に着目し、その解決を図るべく、 メカニカルシールへの異物侵入を長期にわたり防止可能なようにフィルタを機能 させることができ、メカニカルシールの延命を図ることのできるウォータポンプ を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案の第1の形態は、軸受を介して羽根車軸 を支承するポンプハウジングの前記羽根車軸周りに配設され、前記ポンプハウジ ングと羽根車との間を封止するようにしたメカニカルシールを有するウォータポ ンプにおいて、前記ポンプハウジングの前記羽根車に循環液を導く液入口通路に 配設され、前記メカニカルシールへの異物侵入が防止可能であり、交換自在なフ ィルタ部材を具備したことを特徴とするものである。
【0007】 また、本考案の第2の形態は、軸受を介して羽根車軸を支承するポンプハウジ ングの前記羽根車軸周りに配設され、前記ポンプハウジングと羽根車との間を封 止するようにしたメカニカルシールを有するウォータポンプにおいて、前記ポン プハウジングの前記羽根車に循環液を導く液入口通路に配設され、前記メカニカ ルシールへの異物侵入が防止可能であり、交換自在なフィルタ部材と、該フィル タ部材の目詰りを検知可能な目詰り検知手段とを具備したことを特徴とするもの である。
【0008】
【作用】
本考案によれば、液入口通路に導かれるポンプ循環液中に混入する異物が、羽 根車に到達する前に液入口通路に設けたフィルタ部材の濾過作用によって阻止さ れるもので、このようにフィルタ部材をポンプハウジングの液入口通路に設けた ことによって、フィルタ部材に十分な濾過面積を保持させることができ、かくし て目詰りの発生を抑制することができるのみならず、交換可能なことから目詰り の場合は容易に交換できる。また、本考案の第2の形態によれば目詰り検知手段 によりその目詰り発生を検知することができるので、かかる目詰りに対するユー ザの不安を解消し、ウォータポンプに対する信頼性を高めることができる。
【0009】
【実施例】
以下に、図面を参照しつつ本考案の実施例を具体的に説明する。
【0010】 図1は本考案の一実施例を示す。ここで、18はポンプハウジング、18Aは ポンプハウジング18と一体に形成されている冷却液入口通路部、また、13A および13Bはポンプハウジング18のドレーン室12形成部に穿設された蒸気 孔およびドレーン抜孔である。19は羽根車軸2の露出端部にハブ19Aを介し て固定されているポンプ駆動用のプーリであり、更に本例の場合、羽根車1はボ ス部1Aに羽根部1Bがかしめられた形で構成されていて、羽根車1の回転によ りその遠心力で入口通路18Aから導かれた冷却液がポンプ室16の吸入室16 A側から吐出室16B側に導かれる。なお、このような構成になるポンプハウジ ング18はエンジンの不図示のシリンダブロックにパッキング20を介してボル トにより液密に取付けられるものである。
【0011】 21は本考案にかかるフィルタ部材である。本例の場合、フィルタ部材21は 冷却液入口通路22に設けられるもので、23はポンプハウジング18側の冷却 液入口通路部18Aに接続される入口通路接続部材である。かくして、フィルタ 部材21を冷却液入口通路部18Aと入口通路接続部材23との間に挾持させた 状態に保つことができる。
【0012】 ついで、図2によりフィルタ部材21の構成について説明する。
【0013】 本例のフィルタ部材21は図1にも示したように冷却液入口通路22の通路面 積全体にわたって設けられるために十分な濾過面積を具えている。また、図2に 示すように、フィルタ部材21は、異物の捕捉が可能なフィルタ本体21Aと、 幾分荒目の網状に形成されフィルタ本体21Aを補強している補強材21Bと、 補強材21Bによって補強されたフィルタ本体21Aの周囲部を保持すると共に 冷却液入口通路22のフィルタ保持溝22Aに液密に保たれる弾性体の環状パッ キング21Cとを具えている。
【0014】 このように構成したウォータポンプにおいては、冷却液入口通路22に設けた 十分な濾過面積を有し、かつ5〜10μm程度の異物の侵入を阻止する機能を有 するフィルタ部材21を設けたことによって冷却液中の異物、例えば、シリンダ ブロックやシリンダヘッド内の鋳砂や配管の錆粉などのウォータポンプへの侵入 を阻止することができる。また、フィルタ部材21に仮に目詰りが発生するよう なことがあっても、容易にフィルタ部材21を取外し、新しいものと交換するな り、目詰りを掃除して再使用することができる。
【0015】 図3は本考案の第2の実施例を示す。ここで、21は先の実施例でも述べたよ うに冷却液入口通路22に設けたフィルタ部材であり、23はポンプハウジング 18側の冷却液入口通路部18Aに接続される入口通路接続部材である。かくし て、フィルタ部材21を冷却液入口通路部18Aと入口通路接続部材23との間 に挾持させた状態に保つことができる。また、24はフィルタ部材21の目詰り 状況を監視するために設けたインジケータ、25はフィルタ部材21を介して分 割される冷却液入口通路22の両側とインジケータ24との間をそれぞれ接続し ている液圧導入管、25Aおよび25Bは入口通路22から液圧導入管25への 圧力導入口である。
【0016】 図4はインジケータ24の構成を示す。なお本例によるインジケータ24は逆 止弁形態に構成されるもので、24Aは弁座24Bが形成されている第1ケーシ ング、24Cは球状の弁体、24Dは弁体24Cを弁座24Bに向けて偏倚させ ているばね、24Eはケーシング24Aに螺着され、ばね24Dの下端を支持す ると共にケーシング24Aと共に液圧通路26を有する第2ケーシング、24F はインジケータ24の内部を監視するための透明窓である。
【0017】 そこで、このように構成したインジケータ24においては、上述のフィルタ部 材21に仮に目詰りが生じたとしても、その目詰りによって生じる冷却液入口通 路22での差圧が、それぞれ圧力導入口25Aおよび25Bを介して伝達される ので、差圧が所定値以上になると、弁体24Cがばね24Dのばね力に抗して下 方に移動する。よって、このような弁動作を透明窓24Fにより監視することで 、目詰りを使用者に認識させることができる。
【0018】 なお、上述の実施例ではインジケータとして機械的構成による逆止弁形態のも のを用いたが、インジケータとしてはかかる形態のものに限る必要はなく、フィ ルタ部材21の上流側と下流側とでの冷却液の差圧が検知可能な手段であれば、 例えばダイヤフラムを使用するものなど、どのような形態のものであってもよい ことはいうまでもない。
【0019】 このように構成したウォータポンプにおいては、冷却液中の異物、例えば、シ リンダブロックやシリンダヘッド内の鋳砂や配管の錆粉などのウォータポンプへ の侵入を阻止することができるのみならず、フィルタ部材21に仮に目詰りが発 生するようなことがあっても、インジケータ24によって、その発生が認識され るので、容易にフィルタ部材21を取外し、新しいものと交換するなり、目詰り を掃除して再使用することができる。なお、かかるメンテナンスについては、オ ーナーズマニュアル等に分り易く手順を記載しておけばよい。更にまた、目視だ けでなく、インジケータ24における動作を電気信号に変えて、表示部などに表 示させるようにすることも可能である。
【0020】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案によれば、ポンプハウジングの前記羽根車に 循環液を導く液入口通路に配設され、前記メカニカルシールへの異物侵入が防止 可能であり、交換自在なフィルタ部材と、該フィルタ部材の目詰まりを検知可能 な目詰まり検知手段とを具備したので、十分な濾過面積をフィルタ部材に保たせ ることが可能となり、フィルタ交換のための期間を長くすることができるのみな らず、交換時期を認識することができて、容易にフィルタ交換若しくは手入を実 施することができる。
【0021】 また、メカニカルシールの摺接面を十分に保護しつつ、その摺接面に異物の交 らない冷却水を循環させることができるので、冷却水ポンプの機能が損われるの を防止し、ひいてはエンジン自体の性能維持に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成を示す断面図である。
【図2】本考案にかかるフィルタ部材の構成例を示す断
面図である。
【図3】本考案の他の実施例の構成を示す断面図であ
る。
【図4】本考案にかかるフィルタ目詰り検知手段(イン
ジケータ)の構成例を示す断面図である。
【図5】従来例の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 羽根車 2 羽根車軸 4 フローティングシート 5 シールリング 10 メカニカルシール 16 ポンプ室 16A 吸入室 16B 吐出室 18 ポンプハウジング 18A 冷却液入口通路部 21 フィルタ部材 22 冷却液入口通路 23 入口通路接続部材 24 インジケータ 24C 弁体 24F 透明窓 25 液圧導入管 25A,25B 圧力導入口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受を介して羽根車軸を支承するポンプ
    ハウジングの前記羽根車軸周りに配設され、前記ポンプ
    ハウジングと羽根車との間を封止するようにしたメカニ
    カルシールを有するウォータポンプにおいて、 前記ポンプハウジングの前記羽根車に循環液を導く液入
    口通路に配設され、前記メカニカルシールへの異物侵入
    が防止可能であり、交換自在なフィルタ部材を具備した
    ことを特徴とするウォータポンプ。
  2. 【請求項2】 軸受を介して羽根車軸を支承するポンプ
    ハウジングの前記羽根車軸周りに配設され、前記ポンプ
    ハウジングと羽根車との間を封止するようにしたメカニ
    カルシールを有するウォータポンプにおいて、 前記ポンプハウジングの前記羽根車に循環液を導く液入
    口通路に配設され、前記メカニカルシールへの異物侵入
    が防止可能であり、交換自在なフィルタ部材と、 該フィルタ部材の目詰りを検知可能な目詰り検知手段と
    を具備したことを特徴とするウォータポンプ。
JP97093U 1993-01-19 1993-01-19 ウォータポンプ Pending JPH0658194U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP97093U JPH0658194U (ja) 1993-01-19 1993-01-19 ウォータポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP97093U JPH0658194U (ja) 1993-01-19 1993-01-19 ウォータポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0658194U true JPH0658194U (ja) 1994-08-12

Family

ID=11488488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP97093U Pending JPH0658194U (ja) 1993-01-19 1993-01-19 ウォータポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0658194U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9751030B2 (en) Filter and filter element provided therefor
CA2776114C (en) Fluid filter assembly with sight glass
CA2440292C (en) Fluid filter with magnet and automatic bypass
EP2377593B1 (en) Power steering filter assembly
US20150343348A1 (en) System for detecting pressure differential between inlet and outlet of filter element
US20080053879A1 (en) Filter pressure indicator
WO2013126700A1 (en) Filter with shielded internal gasket
US5578221A (en) Fuel filter with improved hand primer
US8211302B2 (en) Filter assembly
CN109372758B (zh) 一种立式液下长轴泵
JPH0658194U (ja) ウォータポンプ
US20210394090A1 (en) Liquid filter
JPH0421067B2 (ja)
JP3872888B2 (ja) ストレーナ
US6637551B2 (en) Check ball filter for transmissions
JP2011125792A (ja) 縦形ストレーナ
US8021541B2 (en) Coolant inspection and filtering system patent
KR20200096665A (ko) 공기 분리를 포함하는 흡입 필터 장치
CN211550155U (zh) 带有压差报警推土机液压油箱
US20170100686A1 (en) Liquid Filter
CN111442009B (zh) 一种单向阀组件及液压马达
CN221003244U (zh) 一种能避免水封失效的汽车水泵
CN219796216U (zh) 一种y型过滤止回阀
CN116696785A (zh) 一种自冲洗渣浆泵
JPH0610076B2 (ja) 油圧マフラ−