JPH0658108B2 - アキシヤル・ピストン・コンプレツサ - Google Patents

アキシヤル・ピストン・コンプレツサ

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JPH0658108B2
JPH0658108B2 JP60233250A JP23325085A JPH0658108B2 JP H0658108 B2 JPH0658108 B2 JP H0658108B2 JP 60233250 A JP60233250 A JP 60233250A JP 23325085 A JP23325085 A JP 23325085A JP H0658108 B2 JPH0658108 B2 JP H0658108B2
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ball
plate
drive
ball cage
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憲一 川島
庸蔵 中村
邦彦 高尾
功 早瀬
由起夫 高橋
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Hitachi Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は自動車空調機用冷媒圧縮機に係り、特に高効率
でしかも振動が小さい容量可変のアキシヤルピストンコ
ンプレツサに関する。
〔発明の背景〕
従来の容量可変のアキシヤルピストンコンプレツサに
は、例えばUSP4061443号に記載されているように、
駆動軸と一体で回転する揺動板により、複数のピストン
コネクテイングロツド端のボールとボール継手を構成す
るソケツトプレート(回転しない)が揺動運動するよう
にし、前記ピストンにより、冷媒を吸入、圧縮するもの
があつた,この圧縮機は吸込み弁が不可欠なため、高速
運転時など冷媒流速が早い場合には吸込み弁での圧力損
失が大きく、体積効率の低下が避けられない。また、駆
動軸に対して傾いたソケツトプレートを前記駆動軸のま
わりに回転させるので、この揺動運動により振動が発生
するといつた欠点があつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、高速負荷で高熱運転時に体積効率が低
下せず、しかも、振動が小さいアキシヤルピストンコン
プレツサを提供することにある。
〔発明の概要〕
即ち、本発明では、駆動軸と共にピストン及びシリンダ
ブロックなどの圧縮機構部を回転させることによつて、
吸込みバルブが不用の構造とし、しかも、動力伝達機構
として等速継手を採用することにより、回転部分の慣性
力の不つり合いをなくして、振動を小さくしてある。
〔発明の実施例〕
以下、図に従つて本発明を詳細に説明する。第1図は本
発明のアキシヤルピストンコンプレツサの断軸断面積で
あり、現在、本圧縮機は最大ストロークで運転されてい
る状態を示している。まず、本圧縮機の構造を説明す
る。駆動軸1にはシリンダブロック2が、メタルフロー
ヤ圧入などの方法で、駆動軸1と一体で回転するように
固定されている。また、この駆動軸1にはインナーレー
ス3がかん合され、該インナーレース3は同インナーレ
ースに固定されたピン4と、駆動軸1の軸方向に穿かれ
た溝5により、駆動軸11に対して軸方向には移動する
が、回転方向には相対運動が0となるようにしてある。
また、詳細は第8図を用いて後述するが、前記インナー
レースの外周には複数の溝6が設けられ、それぞれの溝
にはボール7が設置されている。これらのボール7はボ
ールゲージ8により保持され、ボール7の外側部はそれ
ぞれ、ドライブプレート9の内周面に設けられた溝10
に組み込まれており、これらによつて等速継手機構が構
造されている。このため、ドライブプレート9は駆動軸
1と同期回転する。また、ドライブプレート9にはピス
トン11の数だけボール12が回転自在に設けられてお
り、このボールにはコネクテイングロツド13、同ロツ
ドの他端にはボール14、同ボールに回転自在にピスト
ン11が設けられ、このピストンは前記シリンダブロッ
ク2に設けられたシリンダ15にかん合されている。ま
た、シリンダブロック2の等速継手と反対側端面にはバ
ルブプレート16が設けられ、同プレートは前記等速継
手、シリンダブロック2などを収納するように設けられ
たチヤンバ17に固定されている。即ち、バルブプレー
ト16はシリンダブロック2の端面との間で摺動する。
同バルブプレートは第2図に示したように、吸込みポー
ト22及び吐出しポート18、前記吐出しポート18を
閉じるように弁板19とその外側には弁支え20が設け
られ、吐出し弁装置を構成している。また、弁支え20
は弁板19と共にボルト21でバルブプレート16に固
定されている。吸込みポートの設置位置と大きさについ
て述べると、第2図において、破線で示したシリンダ2
3は上死点に、又シリンダ24は下死点にあるものとす
る。吸込みポートの開始位置は、駆動軸1の回転中心O
と上死点シリンダ23との吸込みポート側接線Oaから
角度αだけ、駆動軸の回転方向に移動してある。この角
度αは次のようにして決定する。即ち、ピストン頂部に
はピストンが上死点にあるときにピストンがバルブプレ
ートに衝突しないようにすきま((以下、トツプクリア
ランスと称する)が設けられる。このトツプクリアラン
スδは部品の寸法公差によつて最大値と最小値が決まる
が、特に高効率を要求されない往復動機械では平均すき
まは約0.1mmである。このすきま(以下、クリアラン
スボリユームと称する)に存在する高圧高温のガスはシ
リンダブロックの回転と共にピストンストロークが大と
なるため膨張し、圧力が低下する。同圧力が吸込みがガ
ス圧力以下となつて初めて、シリンダ内にガスを吸入す
る。したがつて、吸込みポートの開始点はクリアランス
ボリユーム内のガスの圧力が吸込みガス圧力Pに等し
くなつた点とすれば良い。そこで、この圧力となる角度
αを計算する。
容量可変の圧縮機では、容量制御している時は熱負荷に
対して圧縮機の容量が過大である時だから、この時の効
率は必ずしも最高効率である必要はない。むしろ、ピス
トンストロークが最大のときは熱負荷に対して圧縮機の
容量が等しいかあるいは不足しているときである。した
がつて、この場合には体積効率を最大にする必要があ
る。このような場合の代表的な運転条件としては夏期に
自動車がアイドリング運転か又は40km/h以下の走行
中に生ずる。ここで、ピストン半径をR,ドライブプ
レートの最大傾点角度をθso,ドライブプレート側のコ
ネクテイングロツドボールル継手の配置半径をRコネ
クテイングロツドの長さをL,駆動軸1の回転角度を
θとすると、上死点位置にあるピストンのストローク
トツプリアランス=δ 冷媒ガスの断熱指数をn,吐出しガス圧力をPd(但
し、クリアランスボリユーム内ガスの圧力は吐出しガス
圧力Pdに等しいとする)とすると、クリアランスボリ
ユーム膨張行程の圧力Pは である。Pが吸込みガス圧力Pに等しくなるSを計
算し、(1),(2)式からθを計算すれば α=θ である。
一方、シリンダブロック2とバルブプレートの摺動面に
は油膜が存在し、この油膜で相隣れるシリンダ間をシー
ルしている。今、上死点位置にあるシリンダ23に対し
てシリンダブロック回転方向側の相隣れるシリンダとの
間には厚さtのシールランドがある。シリンダの配置半
径をR、気筒数をZ、ピストン半径をRとすれば、
このtによるシール角度(αと同方向に考える)θは であり、 α>θ のときには吸込みポートの開始点をαとしなければ、ク
リアランスボリユーム内圧力がPまで低下しないうち
に、シリンダが吸込みポートと連通するため、動力損失
が生ずる。一方、α≦θのときには吸込みポート開始点
角度をθとしなければならない。この理由は、(1)α
は圧縮機の運転条件により変化するので、前記した車速
が40km/h以外の領域でも常にα≦θであるとは限ら
ないこと、(2)上死点位置のシリンダから吸込みポー
トへのガスの流入を防止することによつて、動力損失を
低減するため、シール長さが必要であること、などであ
る。例えば、理論吐出し量が120cm3、ピストン半径
=16mm、最大ストローク25mm、6気筒の圧縮機
ではα=13゜であり、θ=8゜である。よつて、吸込
みポート開始点角度はOaよりα即ち13゜進んだ点と
するのが良い。
つぎに、吸込みポートの終了点角度について述べる。第
2図において、下死点にあるピストン24に吸込みポー
ト側で接する直線Obを基準としてβだけ吸込みポート
の終了点を進角してある。この理由は圧縮機が高速度で
運転されている場合、ピストンが下死点に至つた時にシ
リンダ内圧力が吸込みガス圧力Pより低圧となること
がある。このような場合に体積効率を向上させるには、
シリンダ内圧力を吸込みガス圧力まで上昇させる必要が
ある。このために、吸込みポートをβだけ進角させるこ
とにより、(1)シリンダへガスを吸込む時間を長くす
る、(2)ガスの慣性力を利用して、シリンダ内にガス
を押し込む、ことができる。一般に、往復動式の場合、
下死点ではピストンスピードは0であるので、βは小さ
いが、実験的にβを求めると、第3図の如く、βに対し
て体積効率は変化する。即ち、圧縮機回転速度Ncに対
してβ=0のときの体積効率ηに対し、βを大として
行くと、全体的には体積効率は向上する。今、アイドリ
ングの回転速度をNc1とすると、同回転速度では、βを
β,βまではηはηvoより向上するが、βとな
ると、ηははηvoに等しくなる。これは、圧縮機回転
速度が小さいため、ピストン下死点に至つた時にはシリ
ンダ内圧がpに近いため、βの増加に伴つてηは上
昇しない。逆に、βをβのように大きくすると、ピス
トンは圧縮行程に入り、シリンダ内容積が減少するた
め、理論容積が減じて体積効率は低下する。これに対し
て、回転速度がNc2より大きい場合にはβの増大に伴つ
て体積効率は向上するが、Nc1<N<Hc2ではβがβ
となると、行程容積が減少するためにηはβのと
きに比べて低下する。自動車用空調機ではアイドリング
などのように圧縮機が低速回転で運転された場合に冷房
能力が必要であるから、低速運転時に体積効率が良いこ
とが望まれる。したがつて、βはβ以下とすることが
望ましい。前出の構造の圧縮機ではβは約6゜である
ところから、 0<β≦6゜ とするのが良い。
なお、吸込みポート22の半径方向の幅Bは最大ピスト
ン直径である。本構造の吸込みポートでは吸込み弁が不
用であるため、特に高熱負荷で大流量時における吸込み
ポート部の圧力損失がほとんど0である。このため、圧
縮機回転速度Nに対する体積効率ηは第5図に示し
たような特性となる。即ち、(a)は従来の如く、吸込
み弁がある場合(b)は本発明の如く吸込み弁が無い場
合の特性を示す。このように、低速回転時には流速が小
さいので、吸込み弁での圧力損失が少ないため、両者に
大きな差はない。しかし、高速回転となるに従つて、冷
媒の流速が大となるため、に吸込み弁無い場合にはη
の低下量が少くなる。前記した圧縮機の例では4000rpm
での体積効率上昇量は約10%に達する。
バルブプレート16にはチヤンバーとの間のまわり止め
ピンを打つための小孔25が設けてある。また、第4図
に示したようにバルブプレート円板面とチヤンバとの間
には高圧室26と低圧室27とが形成され、同室はそれ
ぞれ吐出し孔51及び吸込み孔52で図示しない冷凍サ
イクルと接続されている。なお、高圧室26の周囲には
Oリング溝28が設けてあり、ここに設置したOリング
64で高圧室26から低圧室27への冷媒もれを防止し
ている。
つぎに、第2図に於て、バルブプレート16には前記高
圧室26に収納されるように、バイパス弁29が設けら
れている。このバイパス弁の構造を第6図に示す。バル
ブプレート16には前記チヤンバ17の高圧室26側に
円錘状に開いた小孔30内に弁体31がばね32で前記
小孔に押しつけられている。弁体31の直径は前記小孔
30の最大直径より僅かに小さく、また、弁体は円錘台
形状であり、弁体はシリンダブロック側で小孔30より
飛び出ないように、しかも、シリンダブロックと弁体と
の間に大きなすきまができないようにしてある。この理
由は前記すきまに存在する圧縮された冷媒が後段のシリ
ンダ内に混入し、再圧縮動力が増加するのを防止するた
めである。
また、弁体には3本のガイド34が突出しており、この
ガイドはケース33内面をすべるようにしてある。ケー
ス33の開口端にはバルブプレート小孔30の円錘角度
と同一角度の面取りを施してあるので、ケースは小孔に
対して同芯となる。また、ケースの開口端部には少くと
も1ケ所に切欠き35が設けてあり、ケースはボルト3
6でバルブプレートに固定されている。このバイパス弁
装置29は、圧縮機始動時にシリンダ内に液冷媒や油が
溜まつていた場合のいわゆる液圧縮をを防止するための
ものである。即ち、液圧縮などでシリンダ内圧が異常に
上昇すると、弁体31はばね32の押しつけ力に打ち勝
つて、第5図右方に移動し、弁は開く、冷媒は小孔30
と弁体引のすきまからケース33の切欠き35を通つて
高圧室26に流出する。前記小孔30の位置は(1)可
能な限り下死点に近くに設置する、(2)圧縮行程の後
半はシリンダ内圧が上昇するので、異常高圧となつた時
には液が逃げるようにする、などを満足しなければなら
ない、このためには吐出しポート18にシリンダブロッ
ク反回転側で接するシリンダ37にシリンダブロック反
回転側で接するようにバイバス弁の小孔30を設けけれ
ばよい。こうすることによつて、吸込みポート22にシ
リンダブロック回転側で接するシリンダ39が回転して
(即ち圧縮行程に入る)、バイパス弁の小孔30にシリ
ンダ反回転側で接するシリンダ38の位置までに至る角
度γの間はバイパス弁には連通しないが、シリンダ38
から後のシリンダ位置ではシリンダはバイパス弁か又は
吐出し弁に連通するため、シリンダ内圧は異常に上昇す
ることはない。前出の圧縮機の側でははγは51゜、吸
込みポートの進角角度を6゜とすると、51゜の間の体
積減少割合は0.777である。このことは、39の位置に
あるシリンダ内の液量がシリンダ全容積の0.777までに
は異常高圧となることはないことを示している。
つぎに、第1図に於て、ガスの圧縮によつてドライブプ
レート9に働くラジアル荷重及びスラスト荷重はストロ
ーク制御プレート40で受ける。即ち、ストローク制御
プレート40の円柱状突出部41とドライブプレート9
の円柱状突出部42でラジアルすべり軸受を構成してい
る。また、ドライブプレート9とストローク制御プレー
ト40の間にはスラストころ軸受43が設けてある。ス
トローク制御プレートに働くラジアル荷重はチヤンバ1
7に固定され、しかもストローク制御プレート40に固
定されたガイドプレート44のガイド溝45を貫通する
ように設けられたガイドピン46に働く。また、ストロ
ーク制御プレート40に働くスラスト力は前記ガイドピ
ンと後述するばね47に働き、この力はフロントカバー
48で支える。高圧室26からシリンダブロックをドラ
イブプレート方向に押す力はスラスト軸受49を介して
フロントカバー48で支える。フロントカバー48は複
数のボルト50でチヤンバー17に固定され、Oリング
53で気密を保つている。また、フロントカバー48に
はOリング54で外周をシールされたカバープレート5
5がC形リング56で固定されており、これと駆動軸1
にかん合され、しかも駆動軸との間をOリングシールさ
れた回転子57とで軸シールを構成している。駆動軸1
はラジアル軸受58及び59とでラジアル荷重を支え
る。また、駆動軸1の大気開放側端にはキー60が設け
られ、これより図示しない電磁クラツチでエンジンのク
ランクプーリからベルトで動力が伝達される。
つぎに、本圧縮機のストローク制御法について述べる。
まず、その機構はフロントカバー48にボール61で回
転自在に保持されたピン62にばね47が組み込まれる
と共に、ピン62はストローク制御プレート40の外周
部に回転自在に設けられた回転子63を慣通している。
第1図の状態ではストローク制御プレートは最大傾転の
状態を示しており、ばねは圧縮されている。この状態
で、各ピストンに作用するガス圧縮力によりストローク
制御プレートの傾転角を大きくする力(以下、単に転倒
力と称し、ガイドピン46を支点として回転倒力により
ストローク制御プレートを転倒させるモーメントを転倒
モーメントMと称する)をFとし、クランク室64
の圧力により、ピストンを第1図で右方向に移動させる
力をF(Fによりストローク制御プレートの傾転角
を小とする方向に働く復元モーメントMを生ずる)ば
ね47のばね力をF(Fによりストローク制御プレ
ートの傾転角度を小とする方向にモーメントMを生ず
る)とすれば、これらの力によるガイドピン46を支点
としたモーメントの和は0であるから、 M+M+M=0 が成立する。ここで、第7図において、ガイドピン46
から各力が作用する点までの長さを、それぞれF作用
点までの長さをL,F作用点までの長さをL、F
作用点までの長さをLとすると、 M=F×L=F×L=F×L である。ここで、Fは常に駆動軸中心位置に作用し、
ガイドピンの位置は変化しないのでLは一定である。
また、第1図ではストローク制御プレートが最大傾転角
度であるので、Lは一定である。しかし、Lは駆動
軸回転角度によつて、異なるほか、P,Pによつて
も異なる。まず、P,Pを一定とすると、駆動軸が
ある位置 θ=0から 2π/Z ここに、Z:ピストン数 だけ回転する後続のピストンが回転して来て先行ピスト
ンがあつた元の位置に重なるから、Z本のピストンに作
用するガス圧縮力の合力及び転倒モーメントはθ=0
の時の値となる。
ここで、0≦θ≦2π/Z間の転倒モーメントの変動
は最大値/最小値は約1.6であるが、圧縮機構部の慣
性力を考慮すれば上記のモーメントの変動によるドライ
ブプレートの振動は小さい。
そこで、2π/Z間の転倒モーメントMの平均値と復
元モーメントMとからばね47のばね力F*を計算
すると、第8図のようになる。第8図はPをパラメー
タとして、pを変化させたときにM,Mとつり合
うFを計算したものである(但し、P=Pであ
る)。この結果、Pには無関係に蒸発器の着霜限界圧
力PsoでFは一定値となつていることがわかる。この
結果ばね47の力Fをストローク制御プレートが最大
傾転時にFsoに設定しておくことにより、PがPd1
d4に変化したとしても、Pは最大Ps1から最小Ps2
の範囲に制御できる。即ち、PがPd1のとき、P
s2より低下したとすると、ばね47の設定値Fsoによ
る復元モーメントMがMとMの合成モーメントよ
り大となるから、ストローク制御プレート40の傾転角
が小さくなる方向に移動し、ピストンストロークは減少
する。
つぎに、ストローク制御プレートの傾転角を変える機構
を述べる。第9図は第1図のII−II矢視図であり、第1
0図はストローク制御プレート40が最小傾転角すなわ
ち、ピストンストロークが0の状態を示す。第9図と第
10図に於て駆動軸1と同期回転するインナーレース3
の外周面65は球面となつており、その球の中心を通つ
て駆動軸1の回転中心に直角な面(第10図では直線で
示してある)をA−Aとする。このインナーレース外周
には等ピツチで6本の軸方向にストレートな溝6が設け
られている。この溝形状は楕円の1部で溝にボール7を
押しつけたとき、ボール7は溝に2点で接触する。即
ち、溝の底部付近ではボールとの間にすきまができるよ
うにしてある。つぎに、インナーレース3の外周球面と
同じ大きさの内周球面を有するボールケージ8がインナ
ーレース外周球面に対して回転自在に組み込んである。
このボールケージ8にはボール7が駆動軸の軸方向に単
独では移動しない様ボール直径より僅かに小さい(約1
0μm)窓が設けられている。この窓の中心面(第10
図では直線で示してある)をB−Bとする。この窓には
それぞれボール7がはさみ込まれている。更にボールケ
ージの外周は球面としてあり、この球の中心を通り、ボ
ールケージの最大外径部を通る面(第10図では直線で
示してある)をC−Cとする。第10図の状態では直線
C−Cは駆動軸1に直角である。つぎに、ボールケージ
の外側にはドライブプレート9が設けてある。ドライブ
プレートの内周は円筒であり、その内径は前記ボールケ
ージの外周球面の直径より僅かに大きくしてあり、ドラ
イブプレートは前記ボールケージに対して回転自在とな
っている。また、ドライブプレート9の内周円筒面には
軸方向にストレートな溝10が設けてある。この溝10
の形状は楕円の一部であり、ボール7を溝に押しつけた
状態では溝10とは2点で接触する。即ち、溝底部付近
では溝とボールの間にすきまがある。第10図の状態で
はボール7の中心面B−BからA−Aまでのオフセツト
量とC−Cまでのオフセツト量が等しくなるようにボー
ルケージの内周球面と外周球面を形成する。この形式の
継手はダブルオフセツト等速継手と称され、上記のオフ
セツト量を等しくすれば、駆動軸1に対してドライブプ
レート9の傾転角がどの角度あつても、駆動軸1の回転
角速度とドライブプレート9の回転角速度は常に等し
い。また、ドライブプレート9はドライブプレートの軸
のまわりに回転するため、ドライブプレートなどの慣性
力のバランスがとれるので機体に、振動が生ずることは
ない。第10図のインナーレース位置は第1図のインナ
ーレース位置に比べて図の右側に移動している。この距
離はピストン配置半径、ボール継手のボール12の配置
半径、コネクテイングロツドの長さ(ボール12の中心
からボール14の中心までの長さ)ストローク制御プレ
ー40の最大傾転角及び最小傾転角度、前記オフセツト
量などによつて決定される。
つぎに、第1図の状態から第10図の状態までストロー
ク制御プレートの傾転角が変わると、ガイドピン46の
まわりにストローク制御プレートが回転しながら位置を
変える。即ち、ガイドプレート44上にある仮想のガイ
ドピン46の中心が、ストローク制御プレートの傾転角
度を、上死点位置でのトツプクリアランスを一定に保ち
つつ次第に小さくして行つた時に描く軌跡となるように
ガイド溝の形状を形成してある。
第10図ではストローク制御プレートの傾転角度を0と
したが、実際には傾点角を0のまま高速回転で運転する
必要はない(傾転角0では冷房負荷が0であることを意
味し、この場合には圧縮機の運転を停止すれば良い)。
一般に軽熱負荷でしかも高速運転時には傾転角は小さく
なるが、熱負荷が0でなければ、最小傾転角時の容量を
最大容量時の約20%(最大容積時の容積によつてこの
比率は異なるが、前記した例のような容量の圧縮機では
約20%である)である。このときには上記した例の圧
縮機での最小傾転角度は3.9゜である。極めて軽熱負
荷でしかも高速回転で運転されると、最小ストローク時
でも蒸発圧力が低下し、蒸発器に着霜することがある。
したがって、蒸発器フイン温度を検出して圧縮機の運転
を停止するなどの着霜防止機能を持たせる必要がある。
このような機能を有する冷凍システムにおいては前記し
た最大容積に対する最小容積の比率を30%程度として
も実際には圧縮機運転時と停止時の吐出し空の温度むら
による不快感はない。このときには、最小傾転角度は約
5.9゜である。このようにして設計された最小傾転角
度にストローク制御プレートの傾転角を設定するには、
第1図に於て駆動軸1に設けた溝5のシリンダブロック
側端部を軸シール側に移動することによつて達成でき
る。
つぎに、本圧縮機の潤滑系について述べる。本圧縮機の
潤滑法ははねかけ潤滑である。原理的には圧縮行程中に
ピストンとシリンダとのすきまを通つてシリンダ内部か
らクランク室に流入するブローバイガスに含まれる油を
クランク室底部に溜め、この油をドライブプレートなど
の回転によつて攪拌し、この油で潤滑する。クランク室
圧力が上昇するのを防止するため、第1図と第4図に示
したように、チヤンバ内壁面に設けた溝66で、ブロー
バイガスを低圧室27に戻す構造としてある。尚第1図
での溝66は最下位置に設けるよう図示してあるが、同
図では溝の形状を示したものであり、設置する位置はク
ランク室内の油の流出を防止するために、高位置に設け
るのが良い、また、ラジアル軸受59の潤滑にはベアリ
ングハウジングと低圧室27とを連通するような流路を
チヤンバ17とバルブプレート16の当接面に設け、ラ
ジアル軸受を低圧ガス中に開放することにより、行う。
第11図はストローク制御プレート傾転角を制御するた
めのばねの設置位置を変更した例を示す。本実施例では
上記ばね47をスラスト軸受49とインナレース3の間
に設けてある。この構造ではばね47のばね力Fso*を
第7図を参照すれば、第1図のばね力に比べてL/L
倍だけ大きくしなければならないが、部品数が少いこ
と、構造が簡単なこと、組立てが容易であるなどの利点
がある。
本発明ではダブルオフセツト継手とばね47を組合せる
ことによつて、ピストンストロークを変化させ、圧縮機
の容量を可変としたものについてのみ説明したが、ピス
トンストロークを変化させる必要がない場合(即ち、ス
トローク制御プレートの傾転角度が一定)には第12図
に示す構造とする。この場合にはダブルオフセツト継手
のインナレース3を駆動軸1に圧入などの方法で固定
し、フロントカバー48をクランクケース側に凹めてス
ラスト軸受43を支える面68を形成してある。この場
合にはダブルオフセツト継手は動力伝達の他にはシリン
ダとピストンの位置を確実に決めるだけに使用される
が、第1図に示したピストンストローク制御形の圧縮機
と比べると、フロントカバー48、駆動軸1チヤンバ1
7以外の部品は共用できるため、一定容量形と可変容量
形をシリーズ化できる。したがつて、量産効果を向上で
きる。
つぎに、第13図は他の構造の等速継手の断面図であ
る。この等速継手では駆動軸1の回転軸をEE,ドライ
ブプレート9の回転軸中心をDD,ボール7の中心の配
置面をFF,ボールの中心をOとしたとき、Oから軸D
Dに直角におろした線と軸DDとの交点をG、Oから軸
EEに直角におろした線と軸EEとの交点をHとしたと
き、面FFが角GOHの2等分線となるようインナレー
ス3、ボールケージ8の外周球面及び内周球面を形域し
てある。ドライブプレート9の傾転角度を変えてピスト
ンストロークを変化させる場合は第1図のダブルオフセ
ツト形等速継手と同様にインナレース3を駆動軸の軸方
向に移動できるようにし、駆動軸1に溝5を設け、この
溝にインナレースに固定されたピン4を組み合わせるこ
とにより、インナレースの位置を変える。
第14図は本発明の他の実施例を示す。潤滑条件が悪い
とシリンダブロック外径部で焼損しやすい。これに対し
て、本圧縮機では第14図に示したように、シリンダブ
ロック2のバルブフレート当接面側開口部に円筒部13
0を設け、ここに、摺動子131を設けた。更に、第1
5図に詳細を示したように、円筒部130外周とシリン
ダ内周の段部と摺動子131の間にばね132をはさみ
込んである。摺動子は例えばテフロンやルーローンなど
の材質や、これらをコーテイングした部材でり、この摺
動子131は円筒部133で半径方向の動きを拘束され
ている。また、摺動子の内径はシリンダ内径より約10
〜20μm小さい、また、ばねの構造は第16図に示し
たように、円環状ばね鋼134周囲に幅が狭い突出部1
35を設け、この突出部U字形に曲げた構造とし、円筒
部130にばね132と摺動子131を組み込んだ状態
では、摺動子131はシリンダブロック端面よりわずか
に飛び出た構造としてある。即ち、バルブプレートを組
み込んだ状態では摺動子のみで接触する。
このとき、摺動子131とバルブプレート接触面の面圧
は、第17図から、バルブプレートをシリンダブロ
ック側に押す力Fクランク室圧力P(=P)によつてシリンダブロッ
クをバルブプレートに押しつける力F、は バルブプレートとシリンダブロックを引き離す力F
は両者間に働く圧力Pによつて決まる ここに、Pはシリンダ内圧力 摺動子をバルブプレートに押す力F摺動子をバルブプレートから離す力F摺動子をバルブプレートに押しつけるばね力をFとす
る。摺動子とバルブプレート接触面積Aは だから,面圧Pである。この面圧Pはこのような摺動子を設けない場
合の面圧Pより大きいが、シリンダブロツク摺動面あ
るいはバルブプレート摺動面にテフロンなどのコーテイ
ングを施すより寸法密度が出やすいと云つた効果があ
る。
一方、この面圧Pを小さくするには、第2図に於て、
バルブプレート16をチヤンバに固定し、バルブプレー
ト16が軸方向に移動しないようにする。このときには
(11)式に於て、F=0とおくと、 である。F〜Fのうち、Fが最大であり、 F=0とすることによつて、第6図及び(12)式からわ
かるように、FとFがほぼ等しく、Fと(F
)はほぼ等しいため、P′は となつて、Fを小さくすればP′を0に近くするこ
とができ、耐摩耗性、耐焼付性を向上できると云つた効
果がある。
つぎに、第18図は溝30とすべり子31の間に入れる
ばねの他の構造を示したもので、例えばピアノ線のよう
な線をコイル状に巻いたものである。この構造とすると
ばねは極めて簡単に生産できるとつた効果がある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、シリンダブロックを回転させることに
よつて、吸込み弁が不用になるため、体積効率が良く、
しかも動力伝達構及び容量制御機構に等速継手を採用し
ているので、振動が小さいといつた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のアキシヤルピストンコンプ
レツサの縦断面図、第2図はバルブプレートの平面図、
第3図は吸込みポートの終了点角度を示す図、第4図は
第1図のI−I矢視図、第5図は本圧縮機の体積効率を
示す図、第6図はバイパス弁の構造図、第7図はストロ
ーク制御プレートに作用するモーメントの釣合いを示す
図、第8図は容量制御時のばね力の計算結果を示す図、
第9図は第1図のII−II矢視図、第10図はピストンス
トロークが0のときの構造を示す図、第11図は本発明
の他の実施例を示す図、第12図は容量一定のアキシヤ
ルピストンコンプレツサの構成図、第13図は他の形式
の等速継手の構造を示す図である。第14図は本発明の
他の実施例のアキシヤルピストンコンプレツサの縦断面
図、第15図及び第16図は第14図の要部詳細を示す
図、第17図は第14図の実施例の効果を示す図、第1
8図は本発明の他の実施例の要部を示す図である。 1……駆動軸、2……シリンダブロック、11……ピス
トン、9……ドライブプレート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早瀬 功 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所佐和工場内 (72)発明者 高橋 由起夫 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所佐和工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸、駆動軸に固定され、しかも複数の
    シリンダを有し、駆動軸と同心で回転するシリンダブロ
    ック、前記シリンダにそれぞれ組み込まれたピストン、
    該ピストンに継合されたコネクティングロッド、該コネ
    クティングロッドの前記ピストン4と反対側端をそれぞ
    れ継合したドライブプレート、前記シリンダブロックの
    前記ドライブプレートとは反対側に設けられたバルブプ
    レート、これらの部品を覆うように設けられたチャン
    バ、チャンバ開口部を塞ぐフロントカバーとから構成さ
    れ、前記バルブプレートをチャンバに固定し、駆動軸と
    同期して回転するインナレース、該インナレース外周に
    設けた3本以上の等ピッチに設置された溝にそれぞれ組
    み合わされたボール、前記各ボールを駆動軸の軸方向に
    単独で移動することを防止するためのボールケージ、前
    記ボールケージの外側に前記ボールを組み合わせるため
    の溝を有する前記ドライブプレートとで等速継手を構成
    すると共に、前記バルブプレートには吐出し弁装置及び
    吸込みポートを設けたことを特徴とするアキシャルピス
    トンコンプレッサ。
  2. 【請求項2】吸込みポートの開始点を幾何学的に決定さ
    れる位置から ここで、P:吸込みガス圧力(絶対圧力) P:吐出しガス圧力(絶対圧力) L:コネクティングロッド長さ n :断熱指数 r:コネクティングロッドのドライブプレー ト側継手部の配置半径 θso:ドライブプレートの最大傾転角度 δ :トップクリアランス で計算される角度αだけ駆動軸回転方向に移動したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアキシャルピ
    ストンコンプレッサ。
  3. 【請求項3】吸込みポートの終了点位置を幾何学的に決
    まる位置から6゜以内で駆動軸回転方向に移動したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアキシャルピ
    ストンコンプレッサ。
  4. 【請求項4】インナレースの外周面を球面とし、該球面
    部に3本以上の等ピッチで溝を設け、該溝にそれぞれボ
    ールを組み合わせ、このボールが単独で駆動軸方向に移
    動しない様に各々のボール中心を同一面内に保持するボ
    ールケージを設け、しかも該ボールケージの内周面は前
    記インナレース外周球面に対して回転自在になるように
    球面とし、かつ、外周面を球面としてあり、該ボールケ
    ージの外側に設置されたドライブプレートの内周を前記
    ボールケージ外周球と略同一の直径の同筒とし、該円筒
    面にボールケージより外周側に突出した前記ボールの一
    部を組み込むような溝を設けた継手において、駆動軸の
    回転軸と前記ドライブプレートの回転中心軸とが交差し
    ない状態において、ボールケージのボール配置面から、
    インナレース外周球の中心を通って駆動軸に直角な面ま
    での距離と、前記ボール配置面からボールケージ外周球
    の中心を通って駆動軸に直角な面までの距離とが等しい
    構造の継手としたことを特徴とする特許の請求範囲第1
    項記載のアキシャルピストンコンプレッサ。
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