JPH0657746U - 車載用スピーカの前面シール構造 - Google Patents

車載用スピーカの前面シール構造

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JPH0657746U
JPH0657746U JP145593U JP145593U JPH0657746U JP H0657746 U JPH0657746 U JP H0657746U JP 145593 U JP145593 U JP 145593U JP 145593 U JP145593 U JP 145593U JP H0657746 U JPH0657746 U JP H0657746U
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JP
Japan
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speaker
vehicle
speaker unit
sealing material
partition wall
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Application number
JP145593U
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English (en)
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雅人 川井
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車載用スピーカの前面と内装板との間をシール
する構造に関し、スピーカユニットと車両の内装板との
間のシールを確実に行なって、スピーカグリルの目詰ま
りや汚れ、音漏れなどを防止し、かつシール材の接着強
度を高めることを目的とする。 【構成】スピーカユニットのエッジフランジと車両の内
装板との間をリング状の弾性シール材でシールする構造
において、スピーカユニットをスピーカボックス11に固
定し、スピーカボックス11と一体に、スピーカユニット
のエッジフランジ4fを囲むように環状に隆起した隔壁20
を形成し、この環状隔壁20と、車両の内装板15に形成さ
れた開口縁15aとの間に、環状の弾性シール材16を挟ん
で、前記環状隔壁20に接着してなる構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車載用スピーカの前面と内装板との間をシールする構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来のスピーカユニットの正面図とb−b断面図である。コーン型のス ピーカユニットにおいては、ヨーク1外周に固定されたフレーム2の内側に、コ ーン3が支持されている。すなわち、コーン3の外側のエッジフランジ4fが、フ レーム2の外周のフランジ部2fに積層接着されている。そして、コーン3の中央 にセンターキャップ6が取り付けられ、該センターキャップ6の外周位置に連結 されたコイルボビン7にコイル8が巻かれている。
【0003】 このスピーカユニットは、フレームフランジ2fを、ネジ9で車両側の支持部材 10等に取り付ける構造になっているが、車両の内装材とスピーカユニットとの間 のシールを要する構造の場合は、図5のように、スピーカボックス11を車両側に 取り付ける構造になっている。
【0004】 すなわち、図4(b) と同じ要領で、スピーカユニットのフランジ部2fをスピー カボックス11の前面にネジ止めし、スピーカボックス11の側面に設けたフランジ 12を、ドアなどのインナ13に固定する。そして、エッジフランジ4fをフレームフ ランジ2fに接着するに際して、円弧状の矢紙14を重ねて治具で挟み、矢紙14をエ ッジフランジ4fに接着する。ただし、取り付けネジ9の部分は、矢紙14を接着で きないので、図4(a) のように取り付けネジ9の部分を避けて接着する。
【0005】 矢紙14は、エッジフランジ4fとフレームのフランジ2fを接着する際の密着性確 保のほかに、スピーカが鳴動する際のエッジ部4の振幅を確保する役目も有るの で、矢紙14の前面がエッジ4より十分高くなるようにしている。
【0006】 車両の内装板15に形成された開口21の縁15aと前記の矢紙14との間に、発砲ウ レタン等から成るリング状のシール材16を挟み圧縮した状態で、両面接着テープ などで接着することにより、内装板15とスピーカユニット間の寸法バラツキを吸 収したり、振動によるビビリ音の発生を防止するクッションの役目を果たすとと もに、空気が流通できないようにシールしている。内装板15の開口21は、多数の 孔を有する蓋板に布を被せてなる布製グリル19で塞がれていて、車室内とコーン 3との間は、通気性が確保されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記のように矢紙14と内装板15の開口縁15aとの間にシール材16を 挟んで接着したとしても、取り付けネジ9の部分で矢紙14が中断しているので、 すき間22が生じ、シール性を低下させている。
【0008】 そのために、車両のドアの外板17と内装板15との間の空間18と内装板15の内側 の車室内との間で、取り付けネジ9付近のすき間22および布製のグリル19を通っ て空気が出入り可能となる。その結果、ドアガラス側から侵入した粉塵が、取り 付けネジ9付近のすき間を通過して、布製のグリル19の目詰まりによる音質不良 を来したり、布製のグリル19が粉塵を阻止するフィルターとなり、粉塵の付着に よって布製グリルが汚れるなどの問題が生じている。また、取り付けネジ9の周 りのすき間22から、空間18側に音が漏れる恐れもある。
【0009】 シール材16は、矢紙14に両面接着テープなどで貼り付けているが、矢紙14の表 面がザラザラしていて接着剤とのなじみが悪いために、シール材16の接着強度が 不足し、矢紙14から剥がれやすいなどの問題がある。また矢紙14は、耐環境性が 悪いため、風雨がドアの内部空間18に浸入したり、真夏の炎天下など、急激な環 境変化を繰り返し受ける間に、矢紙14が変質したり、反るなどの変形で、シール 性が低下したり、シール材16の剥離を来たし易い。
【0010】 本考案の技術的課題は、このような問題に着目し、スピーカユニットと車両の 内装板との間のシールを確実に行なって、スピーカグリルの目詰まりや汚れ、音 漏れなどを防止し、かつシール材の接着強度を高めることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
図1は本考案による車載用スピーカの前面シール構造の基本原理を説明する断 面図である。本考案は、スピーカユニットのエッジフランジと車両の内装板との 間をリング状の弾性シール材でシールする構造を対象とする。そして、スピーカ ユニットをスピーカボックス11に固定し、スピーカボックス11と一体に、スピー カユニットのエッジフランジ4fを囲むように環状に隆起した隔壁20を形成し、こ の環状隔壁20と、車両の内装板15に形成された開口縁15aとの間に、環状の弾性 シール材16を挟んで、前記環状隔壁20に接着した構成になっている。
【0012】
【作用】
このように、スピーカフレームの取り付けネジ9より外側において、スピーカ ユニットのエッジフランジ4fを囲むように環状隔壁20を形成し、内装板15の開口 縁15aとの間に、環状の弾性シール材16を挟んで接着してあるため、環状隔壁20 と内装板15との間に存在する物は環状の弾性シール材16のみとなり、従来のよう なすき間が生じないので、シールが確実となる。
【0013】 その結果、従来のように、取り付けネジ9の付近のすき間22から、粉塵を含ん だ空気が布製のグリル側に流れて、布製グリルの目詰まりによる音質低下や布製 グリルの汚れを来すといった問題が解消される。また、接着剤と樹脂製スピーカ ボックスの環状隔壁20とのなじみが良いので、シール材16を確実に貼り付けるこ とができ、シール材16が剥がれる恐れがない。
【0014】 シール材16は、矢紙に接着しないので、矢紙の経時的な変質や変形でシール力 が低下したり、シール材16の剥離を来すなどの問題も解消される。さらに、従来 のように矢紙14にシール材16を貼り付ける必要がないため、矢紙14を省くことで 、部品点数および接着工数の削減によるコストダウンが可能となる。
【0015】
【実施例】
図2は本考案による車載用スピーカの前面シール構造の実施例を示す断面図で ある。スピーカボックス11は、側面のフランジ12を介してドアのインナ13等に固 定されている。本考案のスピーカボックス11は、ポリプロピレンの強化樹脂を用 いて、スピーカボックス11と一体に、スピーカユニットのエッジフランジ4fを囲 むように環状隔壁20が形成されている。
【0016】 一方、ポリプロピレン樹脂などから成る内装板15には、開口21の縁15aが、環 状隔壁20と対向するように、しかもスピーカユニット側に隆起するように一体形 成されており、この環状縁15aとスピーカボックス11の環状隔壁20との間に、環 状の弾性シール材16を挟んで圧縮し、接着している。すなわち、スピーカボック ス11のフランジ12をドアなどのインナ13に固定した状態で、スポンジ等からなる シール材16が、環状縁15aと環状隔壁20との間で圧縮されている。
【0017】 スピーカユニット側は、図4に示すような従来のスピーカユニットをそのまま 使用しても差支えないが、部品点数を削減してコストダウンを図る上からは、矢 紙を省くことが好ましい。
【0018】 すなわち、前者のように、図4に示す矢紙14が接着されたままのスピーカユニ ットを用いた場合でも、その外側の環状隔壁20と環状のシール材16によって、完 全にシールされ、空気の流通が不可能となっている。したがって、矢紙14が接着 されたままのスピーカユニットを用いても何ら支障はないので、従来構造の在庫 のスピーカユニットを有効利用できる。
【0019】 しかしながら、本考案によって環状隔壁20を設けた構造では、シール材を矢紙 14に接着する必要性はないので、図3にも示すように、シール材を接着するため の矢紙14を省くことができる。また、エッジ4の外周のフランジ4fをフレームフ ランジ2fに接着するには、矢紙14に代わる治具の上に、エッジフランジ4f、フレ ームフランジ2fの順に重ねて、スピーカユニットの自重で接着することもできる ので、接着に際しては矢紙14は必ずしも必要ではない。
【0020】 このように、治具を用いて接着することで、矢紙14は使用せず、部品点数の削 減と、矢紙14とエッジフランジ4f間の接着工数の削減によって、コストダウンを 実現できる。
【0021】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、スピーカボックス11と一体に、スピーカユニッ トのエッジフランジ4fを囲むように環状に隆起した隔壁20を形成し、この環状隔 壁20と、車両の内装板15との間に、環状の弾性シール材16を挟んで環状隔壁20に 接着する構造になっている。
【0022】 そのため、従来の矢紙に接着する場合と違って、樹脂製の環状隔壁20の表面が 滑らかなため、接着性にすぐれており、シール材16が剥がれる恐れない。耐環境 性の悪い矢紙にシール材を接着する構造に比べて、経時変化による矢紙の変質や 変形に起因するシール性の低下やシール材の剥離などの問題も生じない。
【0023】 また、環状隔壁20は連続して隆起しており、矢紙のように中断部が生じること はないので、空気の流通を完全に遮断でき、スピーカグリルの目詰まりや汚れを 確実に防止でき、かつ音漏れの恐れもない。しかも、矢紙を用いる必要がなくな り、部品点数および矢紙の接着工数の削減によるコストダウンの効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による車載用スピーカの前面シール構造
の基本原理を説明する断面図である。
【図2】本考案による車載用スピーカの前面シール構造
の実施例を示す断面図である。
【図3】本考案による車載用のスピーカユニットの実施
例を示す正面図である。
【図4】従来のスピーカユニットの正面図と中心断面図
である。
【図5】従来のスピーカを車両に実装した状態を示す断
面図である。
【符号の説明】
2 スピーカユニットのフレーム 2f フレーム外周のフランジ 3 コーン 4 エッジ 4f エッジ外周のフランジ部(エッジフランジ) 9 取り付けネジ 10 車両側の支持部材 11 スピーカボックス 12 スピーカボックス側面のフランジ 13 ドアなどのインナ 14 矢紙 15 内装板 15f 開口の縁 16 弾性シール材 17 ドアの外板 18 ドア中の空間 19 布製のグリル 20 環状隔壁 21 開口 22 矢紙が中断しているすき間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカユニットのエッジフランジと車
    両の内装板との間をリング状の弾性シール材でシールす
    る構造において、 スピーカユニットをスピーカボックス(11)に固定し、ス
    ピーカボックス(11)と一体に、スピーカユニットのエッ
    ジフランジ(4f)を囲むように環状に隆起した隔壁(20)を
    形成し、この環状隔壁(20)と、車両の内装板(15)に形成
    された開口縁(15a)との間に、環状の弾性シール材(16)
    を挟んで、前記環状隔壁(20)に接着してなることを特徴
    とする車載用スピーカの前面シール構造。
JP145593U 1993-01-25 1993-01-25 車載用スピーカの前面シール構造 Pending JPH0657746U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016225919A (ja) * 2015-06-02 2016-12-28 アルパイン株式会社 車載用スピーカ
JP2017060051A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 アルパイン株式会社 車載用スピーカ
US10362378B2 (en) 2016-03-29 2019-07-23 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Microphone

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH063746B2 (ja) * 1983-03-11 1994-01-12 九州日立マクセル株式会社 充電式小型電気機器

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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 19980818