JPH0657704B2 - ジメチル無水マレイン酸の製造方法 - Google Patents

ジメチル無水マレイン酸の製造方法

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JPH0657704B2
JPH0657704B2 JP60177026A JP17702685A JPH0657704B2 JP H0657704 B2 JPH0657704 B2 JP H0657704B2 JP 60177026 A JP60177026 A JP 60177026A JP 17702685 A JP17702685 A JP 17702685A JP H0657704 B2 JPH0657704 B2 JP H0657704B2
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maleic
amino
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    • C07C51/56Preparation of carboxylic acid anhydrides from organic acids, their salts, their esters or their halides, e.g. by carboxylation
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、マレイン酸、フマル酸、無水マレイン酸ま
たはこれらの混合物をN−アシル化ヘテロ環状アミジン
類またはその塩類の存在下で高温にて反応させることに
よるジメチル無水マレイン酸の製造方法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕
無水マレイン酸、マレイン酸および/またはフマル酸2
モルからのジメチル無水マレイン酸の製造方法はドイツ
公開出願第2,233,862号および同2,233,
889号によつて知られており、その反応は昇温して、
第一級または第二級N原子を有する少なくとも1モルの
アミジンの存在下で行われている。反応混合液を酸加水
分解したときにのみ良好な収率が得られている。更に、
多量のアミジンを用いることは不利であると考えられて
いる。
〔問題点を解決するための手段〕
従つて、本発明は、マレイン酸、フマル酸および/また
は無水マレイン酸の2当量を、アミジン、アミジン塩ま
たはその混合物の存在下少なくとも90℃の温度で、反
応させることによるジメチル無水マレイン酸の製造方法
であつて、アミジンが式Iで示されるものであり、アミ
ジン塩が式IIで表わされるものであることを特徴とする
方法である。
〔式中、R1はアシルであり、R2は水素原子、脂肪族若
しくは芳香族炭化水素基またはアシルであるか、または
1とR2が一緒になつて1,2−ジカルボン酸のジアシ
ル基を表わし、Yは無機または有機プロトン酸のアニオ
ンであり、nは1〜3の整数であり、Xは−N=C基
と一緒になつて置換されているかまたは置換されていな
い5〜6員のヘテロ環基(この基は他にヘテロ原子を有
していてもよい。)を形成する。〕 本発明の方法においては、マレイン酸、無水マレイン酸
またはこれらの1:1混合物(モル比)を使用すること
が好ましい。
他にヘテロ原子を有していてもよい、非置換若しくは置
換された5−または6−員ヘテロ環基であつて、Xが と一緒になつて形成する基の例は、イミダゾリル、ピラ
ゾリル、トリアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、
オキサジアゾリル、チアジアゾリル、オキサゾリル、ピ
リジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニルお
よびトリアジニル基である。
これらの基が更に置換されている場合には、例えばフツ
素、塩素若しくは臭素のようなハロゲン、フエニル基、
炭素原子数が1〜4のアルキル若しくはアルコキシ基、
アミノ基、各アルキル部分の炭素原子数が1〜4のモノ
アルキルアミノ若しくはジアルキルアミノ基またはヒド
ロキシル基を有することができ、更には他のホモあるい
はヘテロ環と縮合することもできる。好ましい置換基は
ハロゲン、C1〜C4のアルキルおよびC1〜C4のアルコ
キシである。縮合した5−あるいは6−員ヘテロ環シス
テムは:ベンズイミダゾール、ベンゾチアゾール、ベン
ズオキサゾール、プテリン、プリン、キノリン、イソキ
ノリン、ナフチリジン、フタラジン、シンノリン、キナ
ゾリンおよびキノキサリンである。
Xが と一緒になつて形成される5−または6−員ヘテロ環基
は更に置換されていないことが好ましい。ヘテロ環は2
−チアゾリル基、特に2−ピリジニル基が好ましい。
式Iのアミジン類は公知であるか、または式Ia 〔式中、Xは式Iの場合と同じ意味を表し、R2′はR2
で定義したように水素原子または脂肪族または芳香族炭
化水素基である。〕で示される化合物をアシル化するそ
れ自体公知の方法によつて製造することができる。
適当な式Iaの原料アミジン類の例は:2−アミノイミ
ダゾール、2−アミノベンズイミダゾール、3−アミノ
ピラゾール、3−アミノ−5−メチルピラゾール、3−
アミノ−4−ブロモ−5−メチルピラゾール、3−アミ
ノ−1−フエニルピラゾール、3−アミノ−1,2,4
−トリアゾール、3,5−ジアミノ−1,2−4−トリ
アゾール、4−アミノ−1,2,3,−トリアゾール、
2−アミノ−1,3−チアゾール、3−アミノイソチア
ゾール、2−アミノ−5−クロロチアゾール、2−アミ
ノ−4−フエニルチアゾール、2−アミノベンゾチアゾ
ール、2−アミノ−6−ブロモベンゾチアゾール、2−
アミノ−4,6−ジブロモベンゾチアゾール、3−アミ
ノ−4−フエニルフラザン、3−アミノ−4−メチルフ
ラザン、3−アミノイソキサゾール、2−アミノオキサ
ゾール、2−アミノベンズオキサゾール、2−アミノピ
リジン、2−アミノ−3−メチルピリジン、2−アミノ
−4−メチルピリジン、2−アミノ−6−メチルピリジ
ン、2−アミノ−5−ブロモピリジン、2−アミノ−6
−ブロモピリジン、2−アミノ−5−クロロピリジン、
2−アミノ−3,5−ジクロロピリジン、2−アミノ−
3,5−ジクロロピリジン、2−アミノ−3−メチルア
ミノピリジン、2,6−ジアミノピリジン、2,3−ジ
アミノピリジン、2−アミノピラジン、2−アミノピリ
ミジン、6−アミノ−2−クロロピリミジン、6−アミ
ノ−2,4−ジメチルピリミジン、2−アミノ−5−ブ
ロモ−4,6−ジメチルピリミジン、2−アミノ−6−
クロロピリミジン、2−アミノ−4,6−ジクロロピリ
ミジン、6−アミノ−2,4−ジクロロピリミジン、2
−アミノ−4,6−ジメチルピリミジン、4,6−ジア
ミノピリミジン、6−アミノ−4−メチルピリミジン、
3−アミノピリダジン、2−アミノ−1,3,5−トリ
アジン、2,4,6−トリアミノ−1,3,5−トリア
ジン、2−アミノ−4,6−ジクロロ−1,3,5−ト
リアジン、2−アミノ−4,6−ジメチル−1,3,5
−トリアジン、4−アミノ−6−ヒドロキシ−2−メチ
ル−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−
メチル−1,3,5−トリアジン、8−アミノプリン、
2−アミノプリン、6−アミノプリン(アデニン)、2
−アミノ−6−ブロモプリン、2−アミノ−6−クロロ
プリン、6−アミノ−2,8−ジクロロプリン、8−ア
ミノ−2,6−ジクロロプリン、6−アミノ−2−メチ
ルプリン、2,8−ジアミノプリン、6,8−ジアミノ
プリン、7−メチル−2,6,8−トリアミノプリン、
1−アミノイソキノリン、2−アミノキノリン、2,4
−ジアミノキノリン、2−アミノ−1,7−ナフチリジ
ン、2−アミノ−1,5−ナフチリジン、2−アミノ−
6,7−ジメチル−1,8−ナフチリジン、2−アミノ
−キノキサリン、2,3−ジアミノキノキサリン、4−
アミノキナゾリンである。
式IIのアミジン塩類が本発明のプロセスで用いられる場
合には、nは1〜3の整数であり、Yは好ましくはギ
酸、酢酸、プロピオン酸、塩化水素酸、臭化水素酸、硫
酸またはリン酸のアニオンである。しかしながら、Yは
最も好ましくは炭素原子数が2〜4の脂肪族モノカルボ
ン酸のアニオン、特に酢酸(n=1)である。これらの
塩類は、通常の方法で式Iのアミジンを相当する酸と処
理することによつて製造することができる。この製造
は、本発明の反応の場所で直接行うことができ、また単
離した塩を反応に用いることができる。
脂肪族炭化水素基としてのR2は好ましくは分岐してい
るか、または特に線状のC1−C12のアルキル、好まし
くはC1−C6アルキルまたはC5−C7のシクロアルキル
であり、芳香族炭化水素基としてのR2はC6−C12のア
リール、C−C16のアラルキル、C7−C16のアルカ
リール(alkaryl)またはC8−C16のアルカラルキル
(alkaralkyl)である。例としては、メチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ
ル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デ
シル、ドデシル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シ
クロヘプチル、フエニル、ナフチル、ベンジル、2−フ
エニルエチル、メチルフエニル、エチルフエニルおよび
メチルベンジルが挙げられる。R2は好ましくはハロゲ
ン原子である。
アシルとしてのR1およびR2は炭素原子1〜12を有す
るものが好ましい。アシル基は式R3CO(式中、R
3は、炭炭素原子数が好ましくは1〜6の線状または分
岐状のアルキル、環の炭素原子が好ましくは5〜7のシ
クロアルキル、炭素原子数が6〜12のアリールまたは
炭素原子数が7〜12のアリールである)で示されるも
のである。アシルの例としてはホルミル、アセチル、プ
ロピオニルおよびベンゾイルであり、アセチルとプロピ
オニルが特に好ましい。
1とR2が一緒になつて1.2−ジカルボン酸のジアシ
ル基を表わす場合には、その基はR12が結合している
N−原子と一緒になつて、5員のイミド環を形成する。
ジアシル基は、例えばC1−C12アルキル、ハロゲン好
ましくは塩素、またはシアノまたはフエニルによつて置
換されており、式-CO-R4-CO-(式中、R4は2個のカル
ボニル基が1.2−位に結合している2価の脂肪族また
は芳香族炭化水素基である。)で示されるものである。
適当なジアシル基の例は、1.2−シクロヘキシレン、
1.2−シクロペチレン、エチレン、エセニレンおよび
1.2−フエニレンである。ジアシル基が誘導される
1.2−ジカルボン酸の例は、1.2−シクロペンタン
ジカルボン酸および1.2−シクロヘキサンジカルボン
酸、コハク酸、アルキル化コハク酸類例えばメチルコハ
ク酸、ジメチルコハク酸、エチルコハク酸、プロピルコ
ハク酸、イソプロピルコハク酸、ブチルコハク酸、ペン
チルコハク酸、ヘキシルコハク酸、オクチルコハク酸、
デシルコハク酸、ドデシルコハク酸、フエニルコハク酸
またはジフエニルコハク酸、マレイン酸類例えばマレイ
ン酸、メチルマレイン酸、ジメチルマレイン酸、エチル
マレイン酸、プロピルマレイン酸、フエニルマレイン
酸、ジフエニルマレイン酸、シアノマレイン酸、1−フ
エニル−2−メチルマレイン酸および1−メチル−2−
シアノマレイン酸、フタル酸、クロロフタル酸、ジクロ
ロフタル酸、テトラクロロフタル酸またはテトラブロモ
フタル酸である。最も好ましくは、R1とR2が一緒にな
つて表わすジアシル基は、フタル酸類、マレイン酸類ま
たはコハク酸類から誘導されるものである。
本発明の反応は反応成分に対して不活性な有機溶媒中で
行われる。そのような溶媒の例は、置換されていないか
または塩素化されている芳香族炭化水素例えばベンゼ
ン、トルエン、キシレン類、クロロベンゼンまたはジク
ロロベンゼン類、ジアルキルスルホキシド類例えばジメ
チルスルホキシド、メチルセロソルブ、ヘキサメチルホ
スホリツクトリアミド、低級モノカルボン酸のN,N−
ジアルキルアミド類例えばジメチルホルムアミド若しく
はジメチルアセトアミド、またはカルボン酸の低級ジア
ルキルエステル類、例えばジメチルカーボネート若しく
はジエチルカーボネートである。これらの溶媒の混合物
も使用することができる。一般式IIのアミジン塩が直接
反応の場所で調製される場合には、使用される酸例えば
脂肪族のC2−C4カルボン酸、特に酢酸も溶媒として用
いられる。
好ましい具体例によれば、本発明の反応は溶媒を添加せ
ずに、または特に無水の酢酸中で行われる。
反応温度は、好ましくは90〜200℃、さらに好まし
くは110〜180℃である。反応は、適当な場合には
加圧下で行われる。
緩衝化合物、例えば酢酸ナトリウムのようなアルカリ金
属アセテートも反応混合物に添加してもよい。無水マレ
イン酸のみを使用する場合には水を添加すると好都合で
あり、その量は使用する無水マレイン酸の量に対して0.
5〜20重量%がよい。
式IおよびIIの化合物は、マレイン酸、フマル酸および
/または無水マレイン酸2モルあたり少なくとも1モル
までの量で用いられる。驚くべきことであるが、式Iの
アミジンまたは式IIのアミジン塩は触媒量の使用でも充
分であること、および反応成分に対して、好ましくは1
〜20モル%、特に1〜10モル%、さらに好ましくは
5〜10モル%使用したときに高収率が得られることが
見出された。従つて触媒量の使用が好ましい。反応生成
物の単離と精製は、通常の方法、例えば蒸留、水蒸気蒸
留、抽出または結晶化によつて行われる。
〔発明の効果〕
反応生成物が、酸加水分解を行うことなく直接単離でき
ることは本発明の方法に特有の長所であり、従つて、高
収率を達成することができる。このプロセスではアミジ
ン化合物は定量的な収率で回収される。
ジメチル無水マレイン酸はジメチルマレイン酸イミジル
基を有する感光性ポリマー(ドイツ公開出願第2626
769号参照)製造の有用な中間体である。
〔実施例〕
本発明を下記の実施例によつて更に詳しく説明する。%
は重量に基づくものである。
実施例1: マレイン酸116g(1.0モル)とN−(ピリジ−2−
イル)−3,4−ジメチルマレインイミド20.2g(0.1
モル)を氷酢酸300m中で48時間還流加熱した。
残留物を次に水蒸気蒸流する。留出物を濾過し、濾過物
を乾燥して、融点が91−93℃のジメチル無水マレイ
ン酸42.8g(68%)を得た。残留水相をエーテルで抽
出することによつて、更にジメチル無水マレイン酸7.89
g(12.3%)が単離された。
実施例2: 1時間かけて、N−(ピリジ−2−イル)−3,4−ジ
メチルマレインイミド20.2g(0.1モル)および水9m
(0.5モル)を氷酢酸400mに溶かした沸騰溶液
に無水マレイン酸98.0g(1.0モル)を添加した。次い
で混合液を22時間還流煮沸した。実施例1と同様に後
処理を行い、融点92−93℃のジメチル無水マレイン
酸52.4g(83%)を得た。
実施例3: 無水マレイン酸98g(1.0モル)を氷酢酸300m
に溶かした溶液を、N−(ピリジ−2−イル)−3,4
−ジメチルマレインイミド20.2g(0.1モル)を氷酢酸
100m中に溶かした沸騰溶液に20分かけて滴下し
た。次いで、水9m(0.5モル)を氷酢酸50mに
溶かした溶液を1時間かけて滴下し、混合液を更に20
時間煮沸した。実施例1と同様に処理して融点91−9
3℃のジメチル無水マレイン酸50.8g(80.6%)を得
た。
実施例4: マレイン酸58.0g(0.5モル)、無水マレイン酸49.0g
(0.5モル)およびN−(ピリジ−2−イル)−3,4
−ジメチルマレインイミド20.2g(0.1モル)を氷
酢酸300mに溶かした溶液を6時間還流煮沸した。
氷酢酸を除去し、残留物を次いで15分間150℃に加
熱する。残留物を引続き水蒸気蒸留して、生成したジメ
チル無水マレイン酸が実施例1と同様にして単離され
た。収率:37.1g(59%)。
実施例5−14: マレイン酸58g(0.5モル)、無水マレイン酸49g
(0.5モル)およびアミジンあるいはアミジン塩の溶液
を氷酢酸300mに溶かし、混合液を48時間還流加
熱した。氷酢酸を除去し、次いで残留物を水蒸気蒸留
し、生成したジメチル無水マレイン酸(DMA)を実施
例1に従つて単離した。結果等の詳細は下記の表に示
す。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マレイン酸、フマル酸および/または無水
    マレイン酸の2当量からジメチル無水マレイン酸の1当
    量を製造する方法であって、 マレイン酸、フマル酸および/または無水マレイン酸の
    反応が、マレイン酸、フマル酸および/または無水マレ
    イン酸の量に対して1〜20モル%の触媒量のアミジ
    ン、アミジン塩またはその混合物の存在下、90〜20
    0℃の温度範囲で行われ、アミジンが式Iで示され、ア
    ミジン塩が式IIで示されるものであることを特徴とす
    るジメチル無水マレイン酸の製造方法。 〔式中、R1はアシルであり、R2は水素原子、脂肪族も
    しくは芳香族炭化水素基またはアシルであるか、または
    1とR2が一緒になって、1,2−ジカルボン酸のジア
    シル基を表わし、Yは無機または有機プロトン酸のアニ
    オンであり、nは1〜3の整数であり、Xは −N=C基 と一緒になって置換されているかまたは置換されていな
    い5〜6員のヘテロ環基(この基は他のヘテロ原子を有
    していてもよい。)を形成する。〕
  2. 【請求項2】反応が不活性溶媒の存在下で行われる特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】溶媒が炭素原子数2から4の脂肪族カルボ
    ン酸、特に酢酸である特許請求の範囲第2項に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】無水マレイン酸のみを使用する場合に、無
    水マレイン酸の量に対して0.5〜20重量%の水が添加
    される特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】ヘテロ環が2−ピリジル基または2−チア
    ゾリル基である特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】脂肪族炭化水素基としてのR2がC1〜C12
    のアルキル基またはC5〜C7のシクロアルキル基であ
    り、芳香族炭化水素基としてのR2がC2〜C12のアリー
    ル基、C7〜C16のアラルキル基、C7〜C16のアルカリ
    ールまたはC8〜C16のアルカラルキルである特許請求
    の範囲第1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】アシルとしてのR1およびR2がアセチルま
    たはプロピオニルである特許請求の範囲第1項に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】R1とR2が一緒になって表わすジアシル基
    がフタル酸、マレイン酸またはコハク酸から誘導される
    ものである特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】Yが炭素原子数2〜4個の脂肪族モノカル
    ボン酸のアニオン、特にアセテートアニオンである特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】マレイン酸、無水マレイン酸またはこれ
    らの1:1混合物を使用する特許請求の範囲第1項に記
    載の方法。
JP60177026A 1984-08-15 1985-08-13 ジメチル無水マレイン酸の製造方法 Expired - Lifetime JPH0657704B2 (ja)

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JPS6153277A JPS6153277A (ja) 1986-03-17
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US (1) US4644069A (ja)
EP (1) EP0174272B1 (ja)
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JPH07172115A (ja) * 1993-12-21 1995-07-11 Shuji Ichinohe 貝がら入りスタッドレスタイヤセフティー

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