JPH0657497U - 食品の殺菌・脱臭用洗浄水の製造装置 - Google Patents

食品の殺菌・脱臭用洗浄水の製造装置

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JPH0657497U
JPH0657497U JP004074U JP407493U JPH0657497U JP H0657497 U JPH0657497 U JP H0657497U JP 004074 U JP004074 U JP 004074U JP 407493 U JP407493 U JP 407493U JP H0657497 U JPH0657497 U JP H0657497U
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JP
Japan
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water
ozone
food
chlorine
mixing device
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Application number
JP004074U
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English (en)
Inventor
俊 岸岡
Original Assignee
株式会社田村金属製作所
三ッ矢機械産業株式会社
俊 岸岡
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Publication date
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 食品殺菌・脱臭用オゾン含有洗浄水の製造装
置を安価に提供する。 【構成】 オゾナイザ−(1)の出口を、給水路(9)
(17)に設けた混合装置(8)に接続する。この混合
装置(8)に塩素等の食品用殺菌薬液流路(19)を着
脱自在に接続する。したがって、オゾン水単独と、オゾ
ン水に塩素水等を混合した混合水とを作ることができ、
オゾン水のみ必要であれば、食品用殺菌薬液流路(1
9)を必要としたので、安価な装置となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、食品を殺菌・脱臭するための洗浄水の製造装置に関するものである 。
【0002】
【従来の技術とその課題】
食品衛生法で知られるごとく、塩素水と並び、オゾン水(オゾン含有水)によ って食品を消毒・洗浄したり、オゾン含有氷によって食品を保冷することが行わ れている。
【0003】 ところでオゾンは、細胞壁など原形質への直接破壊作用を行うので、消毒効果 は顕著であるが、しばらくすると酸素に戻って残留性がないため、殺菌・脱臭の ためには、塩素や銀イオン等の残留性のある消毒剤を添加する必要がある、とい う問題があった。
【0004】 一方、塩素水、例えば200ppmの次亜塩素酸ナトリウムによって野菜等を 消毒すれば、塩素臭が残るので、更に水道水によって再洗浄する、という問題が あった。
【0005】 ところが、かかる2つの問題を同時に解決したイオン水および/または塩素水 の製造装置がないため、食品加工業者等において、その出現が強く要請されてい る。 本考案の目的は、かかる要請に応じることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の要旨とするところは、オゾナイザ−(1)の出口に連通したオゾン含 有気体流路(6)を、給水路(9)(17)に介在した混合装置(8)に接続し 、該混合装置(8)に、食品用殺菌薬液を流す薬液流路(19)を着脱自在に接 続したことを特徴とする食品の殺菌・脱臭用洗浄水の製造装置にある。
【0007】
【実施例】
本考案を添付図面に示す実施例により詳細に述べる。 図1は本考案の実施例の概略系統図、図2は図1の要部詳細図である。
【0008】 本実施例は野菜の洗浄・消毒に好適なオゾン水および/または塩素水の製造装 置に好適であるが、肉、チ−ズ、いか、帆立て貝等の冷凍保存用氷や、数の子、 しらす等の殺菌用洗浄水の製造装置にも適用できるものである。
【0009】 図1において、(X)はオゾン水製造装置、(Y)は塩素水添加装置であって 、これらの装置(X)および(Y)は着脱自在にセットされるようになっている 。したがって、オゾン水のみを製造する場合は(X)の装置を単独で使用し、オ ゾン混合塩素水を製造する場合は、(X)および(Y)の装置を併用する。これ らの着脱装置には、周知のワンタッチによるパイプ接続具を用いる。
【0010】 さて、図1において、1は公知の無声放電式オゾナイザ−で、その原料ガスに 空気を用いている。そのため、原料流入路2には強制送込機(コンプレッサ−、 ファン、真空ポンプ等)3、流量弁4および除湿装置5が設けられている。 オゾナイザ−1の出口のオゾン流路6は、電磁弁7を介して混合装置8に連通 している。
【0011】 この混合装置8の給水流入路9には、1対の3方弁10,11を介して構成さ れた第1および第2のバイパス12,13と、これらのバイパス12,13の上 流側にはフロ−スイッチ付電磁弁(流れがあると自動的に開となる)14および 安全弁付減圧弁15が設けられて給水管(水道管)33に連通している。この第 1のバイパス12は、オゾン水単独製造のときに使用するので、そこを流れる給 水量は特に調節する必要がない。第2のバイパス13は、塩素水添加のときに使 用するので、そこを流れる給水量は常に一定とする必要があるため、定量コ−ン 16を介在させている。
【0012】 この混合装置8の給水流出路17には、オゾン水単独製造後、装置不使用時に この給水流出路17の開口部へ大気からの雑菌が浸入して装置全体に蔓延するの を防止するため、銀カセット18を介在させている。 この混合装置8には、前記オゾン流路6の他に、塩素水流路19が接続されて いる。この塩素水流路19は、流量計20、流量弁21および薬注ポンプ22を 介して薬注タンク22aに連通している。
【0013】 次に、混合装置8について詳細に述べる。図2の(A)の縦断面図および(B )の平面図において、この混合装置8は1対の吸入用枝管23,23を有するエ ジェクタ−で構成されている。すなわち、エジェクタ−本体24には1対の吸入 用枝管23,23より上流側に高さ約2mmの空間形成用突起部25を周設してい る。これらの枝管23には、前記オゾン流路6が連通した第1の逆止弁26と、 塩素水流路19が連通した第2の逆止弁27とがそれぞれ接続されている。また 、エジェクタ−本体24内には枝管23より下流側に負圧形成用ピン28が管中 心点を通って横設されている。また、これらの第1および第2の逆止弁26,2 7は、ボ−ル29と、このボ−ル29を押圧するバネ30と、これらを保持する ためるのジョイントカラ−31とから構成されている。
【0014】 したがって、この混合装置8では、給水を図2の矢印方向に流すと、エジェク タ−本体24内では、突起部25で規制された径の水流がピン28に衝突して流 出するが、このピン28の上流側では、意外にも本体管壁に負圧が発生し、この 負圧により1対の枝管23,23から、導入量を一定とするために若干加圧され たオゾン含有気体および塩素水が吸入される。そして、吸入された両流体は、通 常のエジェクタ−機構と違い、エジェクタ−本体24の管体が絞られていないの で、きわめて微細化され、特にオゾン含有気体の気泡は微細化されて給水に均一 混合される。そこで、O3 と塩素は各種の反応を起こし、活性酸素を生成する。 したがって、殺菌力を高めることができる。なお、負圧発生の原理は、水路管に おいて水流の上流に向い、翼をセットすれば、この翼には当然揚力が発生するが 、この負圧原理が変形したものと考えられる。
【0015】 次に、本実施例の作用を述べる。オゾン水および/または塩素水の製造の場合 について述べる。特に、オゾン水および塩素水の混合洗浄水の製造について述べ ると、薬注タンク22aに、200ppmの次亜塩素酸ナトリウム水を入れ、給 水管33と連通した後、流量弁4、電磁弁7,14、第2のバイパス13、流量 弁21を開として、オゾナイザ−1、強制送込機3および薬注ポンプ22等を駆 動すると、給水流入路9には一定量の給水が流れる一方、オゾン流路6にはオゾ ン含有気体が流れ、しかも、塩素水流路19には塩素水が流れ、これらが混合装 置8により混合されて給水流出路17から所定の洗浄水が流出する。
【0016】 かかるオゾン・塩素混合洗浄水によれば、オゾンによる強力な殺菌力に加えオ ゾンで無臭化されて塩素イオンによる持続性殺菌力のある洗浄水となる。したが って、この洗浄水によれば、オゾンの非浸透性と塩素の浸透性により、野菜等の 隅々迄殺菌が行われ、その上、塩素量を減量化してビタミンCの破壊も防止でき 、その上、塩素臭が残らず、再度の水洗も不要となる。
【0017】 この殺菌状態を実験例でみると、刻み玉葱の場合、そのままのもの、200p pm次亜塩素酸ナトリウム、および、本実施例のオゾン・塩素洗浄水を用意して 、各10分間の浸漬では、これらの3つにおける一般雑菌の個数は1.9×10 2 個/1g、2×10個/1g、4×10個/1g(加工7日後の実測)であっ た。 なお、給水に塩素量の多い水道水を用いる場合は塩素水添加装置(Y)はセッ トする必要がない。 また、本考案の殺菌用薬液は、次亜塩のみならず、銀イオン、銅イオン、安定 化二酸化塩素からなる殺菌液でもよく、本明細書では、これらを金属オキソと総 称している。
【0018】
【考案の効果】
本考案によれば、オゾン含有気体流路を接続した混合装置に、食品用殺菌薬を 流す薬液流路を接続したので、オゾン水単独製造ができると共に、オゾン水の殺 菌力を補完する食品用殺菌薬液を添加した洗浄水が得られるので、殺菌・脱臭用 洗浄水に好都合となる。 しかも、薬液流路を着脱自在としたので、装置全体が簡素化して、全体として きわめて安価な装置にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の概略系統図である。
【図2】図1の要部詳細図である。
【符号の説明】
1…オゾナイザ−、6…オゾン流路、8…混合装置、9
…給水流入路、17…給水流出路、19…塩素水流路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オゾナイザ−(1)の出口に連通したオ
    ゾン含有気体流路(6)を、給水路(9)(17)に介
    在した混合装置(8)に接続し、該混合装置(8)に、
    食品用殺菌薬液を流す薬液流路(19)を着脱自在に接
    続したことを特徴とする食品の殺菌・脱臭用洗浄水の製
    造装置。
JP004074U 1993-01-18 1993-01-18 食品の殺菌・脱臭用洗浄水の製造装置 Pending JPH0657497U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005118642A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Sumitomo Precision Prod Co Ltd 水処理方法及び装置並びに水処理用エジェクタ
JP2014008440A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Koki:Kk オゾン含有水溶液の製造方法、製造装置およびオゾン含有水溶液
KR20220010818A (ko) * 2020-07-20 2022-01-27 (주)서광코퍼레이션 오존을 이용한 소독 및 용존산소 공급을 위한 장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03249990A (ja) * 1990-02-28 1991-11-07 Hanshin Suido Kigyodan 上水の高度処理方法

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