JPH0657446U - 噴霧装置 - Google Patents

噴霧装置

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JPH0657446U
JPH0657446U JP264293U JP264293U JPH0657446U JP H0657446 U JPH0657446 U JP H0657446U JP 264293 U JP264293 U JP 264293U JP 264293 U JP264293 U JP 264293U JP H0657446 U JPH0657446 U JP H0657446U
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JP
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nozzle
spray
liquid
spraying device
vapor
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Application number
JP264293U
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English (en)
Inventor
伸一 今井
Original Assignee
サンデン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 白霧が発生することのない、二流体式の噴霧
装置を提供する。 【構成】 蒸気液タンク1と、蒸気用液体を気化させる
気化器5と、気化された蒸気用液体を噴霧する第1ノズ
ル7と、噴霧用液体を収容する噴霧液タンク11と、噴
霧液タンク11に接続され、第1ノズル前方で第1ノズ
ルと直交する方向に開口された第2ノズル15を有し、
第1ノズルの下流部に拡散ファン20を設けた噴霧装
置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一液体を気化器により気化させて噴霧し、該噴霧を利用して他の噴 霧用液体を同時に噴霧させるようにした、いわゆる二流体噴霧式の液体噴霧装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、この種従来の噴霧装置を示している。図において31は蒸気用液体3 2を収容する蒸気液タンク、33は蒸気液タンク31内に下端を挿入された給液 パイプ、34は給液パイプ33中に介装された電磁式のポンプ、35は給液パイ プ33の上端を入口に接続された気化器、36は気化器35の出口に取り付けら れた第1ノズル、37は噴霧用液体38を収容する噴霧液タンク、39は噴霧液 タンク37内に下端を挿入された吸液パイプ、40は吸液パイプ39の上端に取 り付けられた第2ノズル、41は両ノズル36、40を所定の位置関係で保持す るノズル保持具である。
【0003】 両ノズル36、40は、それぞれ小径の金属製のパイプ材から成り、第2ノズ ル40は第1ノズル36の前方に該第1ノズル36の中心線と実質的に直交する 向きに配置されている。
【0004】 このような噴霧装置においては、気化器35を例えば所定温度に加熱した状態 でポンプ34を作動させ、蒸気液タンク31内に収容された蒸気用液体32を気 化器35に送り込むことにより、該蒸気用液体32は気化器35内で気化され、 第1ノズル36から噴霧される。この吹き出し蒸気によって第2ノズル40の先 端部分にベンチュリ作用に基づく負圧が発生し、該負圧によって噴霧液タンク3 7内の噴霧用液体38が吸液パイプ39を介して第2ノズル40の先端へと吸い 上げられ、該噴霧用液体38が前記吹き出し蒸気と衝突して霧化され蒸気ととも に噴霧される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述のような噴霧装置においては、噴霧が肉眼で白く見える、いわ ゆる白霧が生じることがある。この白霧は、使用者に不安感を与えるおそれがあ り、解決すべき問題として残されている。
【0006】 本考案は、このような問題点に着目し、白霧の生じない噴霧装置を提供するこ とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的に沿う本考案の噴霧装置は、蒸気用液体を収容する蒸気液タンクと、 該蒸気液タンクから送給される蒸気用液体を気化させる気化器と、該気化器によ り気化された蒸気用液体を噴霧する第1ノズルと、噴霧用液体を収容する噴霧液 タンクと、該噴霧液タンクに接続され、前記第1ノズルの前方に該第1ノズルと 実質的に直交する方向に開口された第2ノズルと、を備えた噴霧装置において、 噴霧を拡散させるための拡散手段を設けたものから成る。
【0008】 この目的に沿うもう一つの本考案の噴霧装置は、蒸気用液体を収容する蒸気液 タンクと、該蒸気液タンクから送給される蒸気用液体を気化させる気化器と、該 気化器により気化された蒸気用液体を噴霧する第1ノズルと、噴霧用液体を収容 する噴霧液タンクと、該噴霧液タンクに接続され、前記第1ノズルの前方に該第 1ノズルと実質的に直交する方向に開口された第2ノズルと、を備えた噴霧装置 において、噴霧の拡散部に加熱手段を設けたものから成る。
【0009】 このうよな噴霧装置においては、気化器を所定の温度に加熱した状態で、蒸気 液タンク内に収容されている蒸気用液体を気化器に送り込むことにより、蒸気用 液体は気化器内で気化され、第1ノズルから噴霧される。この吹き出し蒸気にお いて第2ノズルの先端にベンチュリ作用に基づく負圧が発生し、この負圧によっ て噴霧液タンク内の噴霧用液体が第2ノズルの先端へ吸い上げられ、噴霧用液体 が前記の吹き出し蒸気と衝突して霧化され、蒸気とともに噴霧される。
【0010】 そして、請求項1に係る本考案装置では、噴霧を拡散させるための拡散手段を 設けたので、噴霧が十分に拡散され、白霧が発生する程の噴霧濃度には至らず、 白霧の発生が防止される。また、この拡散作用により噴霧はより広範囲に均一に 送り出される。
【0011】 請求項4に係る本考案装置では、噴霧の拡散部に加熱手段を設けたので、拡散 部での気化が促進され、噴霧の微粒化の程度がより進んで白霧の発生が防止され る。
【0012】
【実施例】
以下に、本考案の噴霧装置の望ましい実施例を、図面を参照して説明する。 図1は、本考案の第1実施例に係る噴霧装置を示している。図においては、1 は蒸気用液体2、たとえば水または精製水を収容する蒸気液タンク、3は蒸気液 タンク1内に下端を挿入された給液パイプ、4は給液パイプ3中に介装された電 磁式のポンプをそれぞれ示している。
【0013】 給液パイプ3の上端には、気化器5の入口が接続されている。気化器5は、中 に気化素子(図示略)を内蔵し、ヒータ6による加熱によって、給液パイプ3を 介して送給されてきた蒸気用液体2を気化させるようになっている。気化器5の 出口側には、第1ノズル7が設けられており、気化された蒸気用液体2の蒸気が 第1ノズル7から噴霧される。なお、8は、気化器の温度検出用サーミスタであ る。
【0014】 噴霧用液体9は、噴霧液タンク11内に収容されており、該噴霧液タンク11 内には、吸液パイプ13の下端が挿入され、吸液パイプ13の上端には、第2ノ ズル15が設けられている。
【0015】 第2ノズル15は、第1ノズル7の前方に配置され、該第1ノズル7と実質的 に直交する方向に開口されている。
【0016】 第2ノズル15と、第1ノズル7は、ノズルホルダ17に、所定の位置関係に 保たれるように保持されている。
【0017】 拡散部30の前方つまり、第1ノズル7の下流部には、噴霧を拡散させるため の拡散ファン20が設けられている。
【0018】 図1に示すように構成された実施例装置においては、気化器5によって気化さ れ噴霧された蒸気用液体2の蒸気の流れによる負圧生成によって、噴霧液タンク 11から噴霧用液体9が吸液パイプ13を介して吸い上げられる。そして、吸い 上げられた噴霧用液体9は、第2ノズル15から噴出されて、蒸気用液体2の蒸 気と衝突して霧化され、蒸気用液体2の蒸気とともに噴霧される。
【0019】 噴霧は拡散部30にて拡散され、さらに拡散部30の前方、つまり第1ノズル 7の下流部に設けられた拡散ファン20によって拡散される。この拡散作用によ って白霧を消滅させることができる。
【0020】 また、前記拡散手段により、噴霧はより均一化され、広範囲に送り出される。
【0021】 一方、図2に上記第1実施例の変化例を示すように、第1ノズル7の上流部に 拡散ファン20が設けられた場合においても、実線矢印で示すような拡散ファン 20からの送風により、拡散部30での気流が速められ、噴霧が拡散部30にて 滞留することなく前方に送られ、広く拡散されるので白霧を消失させることがで きる。
【0022】 図3は、第2実施例に係る噴霧装置を示している。この装置においては、拡散 部30の周囲に加熱ヒータ25により構成された加熱手段が設けられている。こ のため拡散部30が加熱ヒータ25により加熱され、拡散部30での温度が上昇 する。
【0023】 従って、噴霧の気化が一層促進されるので白霧が消失する。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の請求項1ないし3に係る噴霧装置によるときは 、いわゆる二流体式の液体噴霧装置において、第1ノズルの上流部若しくは下流 部に拡散手段を設けたので、噴霧の拡散が迅速に行われ、白霧を消失させること ができる。
【0025】 また、請求項4ないし5に係る噴霧装置によるときは、いわゆる二流体式の液 体噴霧装置において、拡散部に加熱手段を設けたので、当該部での噴霧の気化が 促進され、上記と同様に白霧を消失させることができる。
【0026】 従って、使用者に白霧による不安感を与えない噴霧装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る噴霧装置の概略構成
図である。
【図2】図1の装置の変形例に係る噴霧装置の概略構成
図である。
【図3】本考案の第2実施例に係る噴霧装置の概略構成
図である。
【図4】従来の噴霧装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 蒸気液タンク 2 蒸気用液体 3 給液パイプ 4 ポンプ 5 気化器 6 ヒータ 7 第1ノズル 9 噴霧用液体 11 噴霧液タンク 13 給液パイプ 15 第2ノズル 17 ノズルホルダ 20 拡散ファン 25 加熱ヒータ 30 拡散部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気用液体を収容する蒸気液タンクと、
    該蒸気液タンクから送給される蒸気用液体を気化させる
    気化器と、該気化器により気化された蒸気用液体を噴霧
    する第1ノズルと、噴霧用液体を収容する噴霧液タンク
    と、該噴霧液タンクに接続され、前記第1ノズルの前方
    に該第1ノズルと実質的に直交する方向に開口された第
    2ノズルと、を備えた噴霧装置において、噴霧を拡散さ
    せるための拡散手段を設けたことを特徴とする噴霧装
    置。
  2. 【請求項2】 前記拡散手段が前記第1ノズルより下流
    に設けられたファンからなる請求項1の噴霧装置。
  3. 【請求項3】 前記拡散手段が前記第1ノズルより上流
    に設けられたファンからなる請求項1の噴霧装置。
  4. 【請求項4】 蒸気用液体を収容する蒸気液タンクと、
    該蒸気液タンクから送給される蒸気用液体を気化させる
    気化器と、該気化器により気化された蒸気用液体を噴霧
    する第1ノズルと、噴霧用液体を収容する噴霧液タンク
    と、該噴霧液タンクに接続され、前記第1ノズルの前方
    に該第1ノズルと実質的に直交する方向に開口された第
    2ノズルと、を備えた噴霧装置において、噴霧の拡散部
    に加熱手段を設けたことを特徴とする噴霧装置。
  5. 【請求項5】 前記加熱手段が前記拡散部の周囲に設け
    られたヒータからなる請求項4の噴霧装置。
JP264293U 1993-01-07 1993-01-07 噴霧装置 Pending JPH0657446U (ja)

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JP264293U JPH0657446U (ja) 1993-01-07 1993-01-07 噴霧装置

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