JPH065725U - パンチプレスの潤滑装置 - Google Patents

パンチプレスの潤滑装置

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JPH065725U
JPH065725U JP40010690U JP40010690U JPH065725U JP H065725 U JPH065725 U JP H065725U JP 40010690 U JP40010690 U JP 40010690U JP 40010690 U JP40010690 U JP 40010690U JP H065725 U JPH065725 U JP H065725U
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lubricating oil
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宣孝 有馬
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、グリスに代えて潤滑油をパンチ
プレスにおけるラムの駆動装置の各給油部に供給すると
共に回収して再利用する。 【構成】 タレットパンチプレス1の上部フレーム37
に設けた上下動自在なラム21の駆動装置23における
各駆動部の給油部に潤滑油ポンプユニット57から潤滑
油を供給する。各駆動部で使用された潤滑油は上部フレ
ーム37の底部内に形成した油受部73に溜り、さらに
回収通路71を経て潤滑油ポンプユニット57に回収さ
れて、再度、潤滑油ポンプユニット57から各油給部に
供給するようにして、潤滑油の再利用を図った。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、パンチプレスの潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパンチプレスでは、その駆動部を潤滑するのに、一般にグリスを用いて おり、所定の時間毎にバッジ式に補給している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述のグリスによる潤滑では、稼動中にクランク軸や、ラムのガイド等より、 グリスが滴下して被加工材に付着し、事後に脱脂を行なわなければならない。
【0004】 また、一度使用したグリスは再使用できず長時間の連続稼動する場合には、グ リスを供給するポンプのタンク容量に限度があるため、度々補給しなければなら ない。
【0005】 したがって、従来のグリスに代えて潤滑油を用いて、駆動装置の各給油部に潤 滑油を供給すると共に、使用した潤滑油を回収して再利用できるようにしたパン チプレスの潤滑装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、ラムの上下動によりパンチとダイと を協働せしめてワークにパンチング加工を行なうパンチプレスにして、前記ラム の駆動装置を備えたフレームの底部内に油受部を形成し、この油受部を回収通路 を介して潤滑油ポンプユニットに連結すると共に、潤滑油ポンプユニットを前記 駆動装置の各給油部に連結することを特徴とするものである また、前記駆動装置を構成するクランク軸に、クランク軸の回転数を検出する 被検出部を設けると共に、この被検出部に対応して検出装置を設けてなることを 特徴とするものである。
【0007】
【作用】
この考案のパンチプレスの潤滑装置を採用することにより、給油部を装備した フレームの底部をシールして油受部が形成してあるので、クランク軸やラムの潤 滑部等から滴下する潤滑油は油受部に溜り、その底部に溜った潤滑油は油圧ポン プユニットへと送られる。
【0008】 そして、油圧ポンプユニットに送られた潤滑油は、油圧ポンプユニットのポン プによって、前記クランク軸や、ラムの潤滑部に送られる。
【0009】 すなわち、潤滑油は油圧ポンプユニットからパンチの駆動装置部に送られ、滴 下した潤滑油は、フレームの油受部で受け止められ、ポンプユニットに還流して 潤滑するものであって、従来のグリスのように被加工物上に滴下することがなく 、回収して再使用できるものである。
【0010】 そして、回収して、再使用することができるので、プレス機の連続長時間運転 にも対応し得るものである。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】 図2を参照するに、パンチプレス機としての1種であるタレットパンチプレス 1はふところ部3を備えた門型フレーム5で構成されている。このタレットパン チプレス1には、板状のワークWを支持する固定テーブル7と、ワークWをX軸 方向(図2において紙面に対し直行する方向),Y軸方向(図2において左右方 向)へ移動せしめてワークWの位置決めを行なうワーク位置決め装置9,および 複数のパンチ11を装着した円盤状の上部タレット13と、前記各パンチ11と 対応して複数のダイ15を装着した下部タレット17が備えられている。 また 、前記フレーム5には、上部タレット13のパンチ11を打撃するストライカ1 9を備えたラム21が上下動自在に設けられており、このラム21の上下動は前 記フレーム5内に設けられた詳細を後述する駆動装置23により行なわれるもの である。
【0013】 前記固定テーブル7は、フレーム5のふところ部3の下方に位置する下部フレ ーム25に設けられ、またワーク位置決め装置9は下部フレーム25に架設した レール27を介してY軸方向へ移動自在に支承されたキャレッジベース29と、 このキャレッジベース29上に架設されたレール31を介してX軸方向へ移動自 在に支承されたキャレッジ33と、さらに、このキャレッジ33に設けられた複 数のワーククランプ35とで構成されている。したがって、ワーククランプ35 にクランプされたワークWは、キャレッジベース29をY軸方向へ、キャレッジ 33をX軸方向へ移動せしめることにより、X軸,Y軸方向へ移動されることに なる。
【0014】 前記ふところ部3の上方に位置する上部フレーム37に回転軸39を介して上 部タレット13が、前記下部フレーム25に回転軸41を介して下部タレット1 7がそれぞれ同期をとって回転自在に支承されていて、複数のパンチ11,ダイ 15が選択されると共に、加工位置に割出されて位置決めされるものである。
【0015】 前記ラム21を上下動せしめる駆動装置23の具体的な拡大詳細図が図1に示 されている。図1において、上部フレーム37には、軸受ブラケット43,43 を介してクランク軸45が支架されており、このクランク軸45の一方の端部に は、フライホイール47がクラッチアンドブレーキ装置49を介して装着されて おり、このフライホイール47には図示省略のベルトを介して駆動モータが設け られている。
【0016】 前記クランク軸45の他方の端部にはドグ51が固定されており、このドグ5 1の周辺に臨ませてドグ51の回転数をカウントするカウント用のセンサ53が 設けられ、このセンサ53はNC装置55に連結され、さらに、このNC装置5 5は、潤滑油ポンプユニット57に連結されている。
【0017】 また、クランク軸45の中央部の偏心部45Eには、コネクティングロッド5 9の一端が軸受61を介して嵌挿されている。
【0018】 次に、前記上部フレーム37の下部には、ラムガイド63が固定されていて、 このラムガイド63には、下部に前記ストライカ19を装着したラム21が軸受 65を介して摺動自在に嵌入されている。
【0019】 このラム21の上端は、二股状に形成されており、この二股部には、前記コネ クティングロッド59の他端が装着されていて、ラムピン67によって、ラム2 1とコネクティングロッド59とが連結されている。
【0020】 また、ラムガイド63における内面の上下には軸受65,65の中間位置に油 溜部69が設けてあり、この油溜部69は、回収通路71に連通させてあり、回 収通路71は、潤滑油ポンプユニット57に連結されている。
【0021】 また、上部フレーム37の底部とラム21との間隙には、油受部としての油溜 73が形成されており、この油溜73は、前記回収通路71に連通させてある。 以上のような、ラム21の駆動装置23に対する給油機構としては、潤滑油ポ ンプユニット57のポンプ75の送油が分配弁77で分岐されて、各回転部およ び摺動部に送られるようにしてある。
【0022】 すなわち、クランク軸45の軸受79,79には、プラグ81,81によって 、またコネクティングロッド59の軸受61にはプラグ83によって、さらにラ ム21の軸受65には、プラグ85によって、給油されるようにしてある。
【0023】 尚、符号87は、各給油に設けたオイルシールを示している。
【0024】 この実施例に係る装置は、上述のように構成してあるので、潤滑油ポンプユニ ット57のポンプ75によって送られた潤滑油は分配弁77によって、クランク 軸45の軸受79、コネクティングロッド59の軸受61、ラム21の軸受65 等の各潤滑部に分配して送られ、これらの部位を潤滑することができ、リークし た潤滑油は回収通路71を経て潤滑油ポンプユニット57に還流する。
【0025】 すなわち、従来のグリースによる潤滑のようにリークしたグリスが加工機上に 落下してこれを汚すことがなく、リークした潤滑油も完全に回収しての循環使用 できることとあいまって頻繁な補給を必要としない。
【0026】 上述の循環潤滑作用をさらに詳述すると、クランク軸45を回転させるとクラ ンク軸45に固定したドグ51も同期して回転し、この回転数は、センサー53 によってカウントされる。
【0027】 予め、作動部に対する潤滑のサイクル(回転数を基にして例えば1000回目 とか2000回目)を定めてNC装置55に入力しておくと、センサー53のカ ウントに応じて、NC装置55から潤滑油ポンプユニット57に指令が伝達され 、ポンプ75が作動し、潤滑油が各作動部に送られ、該部を潤滑することができ る。
【0028】 そして、各作動からリークした潤滑油は上部フレーム37の底部で受け止めら れ、回収通路71を経て潤滑油ポンプユニット57に還流する。
【0029】 すなわち、この実施例では、作動部を潤滑するのにグリスに代えて潤滑油を用 いるが故に、リークした潤滑油を回収して再使用でき、潤滑油の補給回数を減ら せて長時間の運転ができるものである。
【0030】 なお、この考案は、前述した実施例に限定されるこなく、適宜の変更を行なう ことにより、その他の態様で実施し得るものである。
【0031】
【考案の効果】
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、この考案によれば、パンチ プレスのラムを上下動せしめる駆動装置の各軸受にリークする潤滑油を供給する と共に、リークする潤滑油を回収して、パンチプレス機等を汚すことがなく、回 収した潤滑油を再使用して、プレス機械の長時間運転を可能にすることができる 。
【0032】 また、クランク軸の回転数を検出するセンサを設けたことにより、潤滑油を定 期的に送給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る主要部を示し、ラムを上下動せ
しめる駆動装置の拡大断面図である。
【図2】この考案を実施する一実施例のタレットパンチ
プレス機の正面概略図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス(パンチプレス) 11 パンチ 13 上部タレット 15 ダイ 17 下部タレット 19 ストライカ 21 ラム 23 駆動装置 45 クランク軸 51 ドグ 53 センサ 55 NC装置 57 潤滑油ポンプユニット 61,65 軸受 69 油溜部 71 回収通路 73 油溜 77 分配弁 79 軸受 81,83,85 プラグ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラムの上下動によりパンチとダイとを協
    働せしめてワークにパンチング加工を行なうパンチプレ
    スにして、前記ラムの駆動装置を備えたフレームの底部
    内に油受部を形成し、この油受部を回収通路を介して潤
    滑油ポンプユニットに連結すると共に、潤滑油ポンプユ
    ニットを前記駆動装置の各給油部に連結することを特徴
    とするパンチプレスの潤滑装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動装置を構成するクランク軸に、
    クランク軸の回転数を検出する被検出部を設けると共
    に、この被検出部に対応して検出装置を設けてなること
    を特徴とする請求項1記載のパンチプレスの潤滑装置。
JP1990400106U 1990-12-05 1990-12-05 パンチプレスの潤滑装置 Expired - Lifetime JP2528520Y2 (ja)

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JP2013027909A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Aida Engineering Ltd プレス機械の潤滑剤回収装置
CN108067554A (zh) * 2017-12-30 2018-05-25 宁波澳玛特高精冲压机床股份有限公司 一种冲床导柱进油、集油结构

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JPS6243679U (ja) * 1985-09-06 1987-03-16

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