JPH0657006B2 - マルチトランシーバ - Google Patents

マルチトランシーバ

Info

Publication number
JPH0657006B2
JPH0657006B2 JP63006269A JP626988A JPH0657006B2 JP H0657006 B2 JPH0657006 B2 JP H0657006B2 JP 63006269 A JP63006269 A JP 63006269A JP 626988 A JP626988 A JP 626988A JP H0657006 B2 JPH0657006 B2 JP H0657006B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transceiver
bus
collision
station
transceiver unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63006269A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01181352A (ja
Inventor
直政 花野
大 宇梶
Original Assignee
平河ヒュ−テック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 平河ヒュ−テック株式会社 filed Critical 平河ヒュ−テック株式会社
Priority to JP63006269A priority Critical patent/JPH0657006B2/ja
Publication of JPH01181352A publication Critical patent/JPH01181352A/ja
Publication of JPH0657006B2 publication Critical patent/JPH0657006B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はCSMA/CD方式を用いたローカルエリアネ
ットワーク(以下、LANという)の通信媒体路に接続
されたトランシーバに接続されるマルチトランシーバに
関し、特に、複数の端末を接続できると共に接続された
端末相互間でデータ伝送が可能なマルチトランシーバに
関する。
〔従来の技術〕
上記LANとして、米国ゼロックス社のイーサネットで
代表されるCSMA/CD方式(確率的競合回避手段を
もった完全分散型対等プロトコル)によるメディアアク
セスが知られている。このLANは1本の同軸ケーブル
を通信媒体路として、例えば、10Mbp/sの高速伝送路を
実現するもので、各ステーション毎に設けられたトラン
シーバによってステーション相互間でデータの送受信が
可能となっている。このトランシーバはステーションか
らの送信データを受けて同軸ケーブルへ信号を送出する
送信器と、同軸ケーブル上の信号を受信する受信器と、
同軸ケーブル上に同時に2つの送信が行われているか
(即ち、送信衝突)を検出する衝突検出器を有してお
り、1台のステーションだけが同軸ケーブルを専有して
送信を行う構成となっている。
第3図(a)は同軸ケーブル1に複数のトランシーバ2a
〜2dを取り付けたものである。各トランシーバ2a〜
2dは送信器、受信器および衝突検出器を有しており、
それぞれツイストペアケーブルからなるトランシーバケ
ーブル3によりステーション4a〜4dに接続されてい
る。トランシーバ2a〜2dは同軸ケーブル1に対して
高インピーダンスのT型分岐回路を構成し、トランシー
バ相互間の間隔が2.5mの整数倍となっている。これは
トランシーバがT型接続であるためインピーダンスの不
連続による不要な微小反射が避けられず、多数のトラン
シーバをランダム間隔で取り付けた場合は、この反射波
の重なりで正しい伝送が出来なくなる事があるが、2.5
mの整数倍で取り付けると反射波の位相が打ち消しあ
い、全体ではそれ程大きな反射量にならない為である。
これに対し、近年コントローラのLSI化が普及して端
末を安価に製造できるようになり、CSMA/CD方式
のインターフェースをもったコンピュータやパーソナル
コンピュータ等の端末機器が多くなったため、1箇所で
数台〜十数台の端末を使用する必要が生じ、マルチトラ
ンシーバの使用が行われるようになっている。
第3図(b)はこのマルチトランシーバ5を使用したLA
Nを、第3図(c)はマルチトランシーバの回路図を示
す。第3図(b)に図示のようにマルチトランシーバ5は
同軸ケーブル1上のトランシーバ6にトランシーバケー
ブル3で接続されている。そして、マルチトランシーバ
5はトランシーバケーブル3によって8台のステーショ
ン7a〜7hに接続されている。
以下、第3図(b)および(c)に基づいて動作を説明する。
データを転送する場合 例えば、マルチトランシーバ5のステーションチャンネ
ル8aにトランシーバケーブル3で接続されているステ
ーション7aから同軸ケーブル1経由で他のステーショ
ンにデータを転送する場合、先ず、ステーション7aか
らデータをトランシーバケーブル3に伝送すると、マル
チトランシーバ5のステーションチャンネル8aでは送
信線から入力されたデータがパルストランス9を経てラ
インレシーバ10に入る。ラインレシーバ出力は送信バス
11に接続されており、この送信バス11を経てトランシー
バチャンネル12のゲート13に至る。レシーバではデータ
が受信されたときフレーム検出回路で検出したデータの
フレーム信号を制御バス14を経て中継制御回路15に伝送
する。中継制御回路15では、伝送されたフレーム信号に
より、ゲート13とゲート16を開く。従って、送信データ
はトランシーバチャンネルの送信線のラインドライバを
経て送信線に伝送すると同時に、ゲート16を経て受信バ
ス17に至る。受信バス17にはステーションチャンネル8
aよりのデータが伝送されている為ステーションチャン
ネル8b〜8hを経てそれぞれに接続されているステー
ション7b〜7hは自局より送信してはいけないという
識別ができる。トランシーバチャンネル12のラインドラ
イバより伝送されたステーションチャンネル8aよりの
データは同軸ケーブル1に接続されているトランシーバ
6に至り、同軸ケーブル1に送出されるとともに、その
データは逆戻りしてトランシーバチャンネル12の受信線
に接続されているラインレシーバでデータを受けゲート
16を経て受信バス17に至る。
データを受信する場合 ステーション7aがデータを受信する場合は、同軸ケー
ブル1に接続されているトランシーバ6がデータを受信
し、トランシーバケーブル3を経てトランシーバチャン
ネル12の受信線にデータを送る。ラインレシーバはこの
データをゲート16に伝える。ラインレシーバにはフレー
ム検出回路が設けられており、データを受信すると検出
フレーム信号を中継制御回路15に送る。中継制御回路15
では、同軸ケーブル1側からデータを受信した事を認識
してゲート16を開いて受信バス17にデータを送る。ステ
ーションチャンネル8a〜8hはこのデータを受信し、
ステーション7a〜7hに伝える。ステーション7aで
は自局へのデータであることを認識してデータを取り込
む。この取り込みはパケット信号の先頭に受信先、発信
元等が表示されていることによって行われるものであ
る。
衝突 (1)同軸ケーブルでの衝突 同軸ケーブル1で衝突が発生したときは、同軸ケーブル
1に接続されているトランシーバ6の衝突検出回路が動
作して、例えば、5MHzあるいは10MHzのJAM信号をト
ランシーバケーブル3の衝突線に送出する。衝突線に接
続されているラインレシーバはこのJAM信号を中継制
御回路15に送り、中継制御回路15では同軸ケーブル1で
衝突が発生した事を認識して衝突バス18上にJAM信号
を送出し、ゲート19とパルストランス9を経由してステ
ーション7a〜7hに衝突が生じている事を伝送する。
これにより、各ステーション7a〜7hは衝突信号の受
信により自局より送信してはいけないという識別ができ
る。
(2)ステーションチャンネル間での衝突 ステーション7a〜7hのいずれか2台で送信したとき
は、送信バス11にデータが2種類送出されデータの衝突
を起こす。中継制御回路15は、この衝突を検出して制御
バス14を経て衝突バス18にJAM信号を送出し、ステー
ションチャンネル8a〜8hを経てステーション7a〜
7hに伝送する。同時にゲート20を開いてJAM信号を
送信線に送出し同軸ケーブル1のトランシーバ6を経て
同軸ケーブルにJAM信号を送出する。従って、同軸ケ
ーブル1に接続されたトランシーバ6は同軸ケーブルに
はデータを送出してはいけない事を認識する。
なお、第3図(c)におけるAC電源回路21及び電源制御
回路22は中継制御回路15の駆動と、中継制御回路で制御
される各ゲートの開閉と、JAM信号の発振を行う為に
必要とされるものである。
従って、このようなマルチトランシーバは一種の中継機
能を有しており、同軸ケーブルの一箇所の分岐により複
数のステーションを使用出来るようにし、かつ、複数の
ステーション中の2つのステーション間でもデータの送
出、受信を可能としている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、以上で述べたマルチトランシーバによると、中
継機能を有しているため、回路規模が大きくなり、ステ
ーション側からはそれに必要な電力を供給することがで
きない。従って、中継制御回路専用の駆動電源が必要と
なり、電源コンセントの近傍に設置するためレイアウト
上の制限が課せられている。また、駆動電源が必要であ
ると共に中継機能を有するため、マルチトランシーバ自
体が大きくなっている。更に、駆動電源から常に電力が
供給されるため、電源、さらには、マルチトランシーバ
の寿命が短いという不都合もある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、マルチトラ
ンシーバの配置の自由度の拡大および小型化を図るた
め、CSMA/CD方式(Carrier Sense Multiple Acc
ess with collision Detection)のLAN(Local Area
Network)の伝送路に接続されたトランシーバにN台の
STN(station)を接続するためのマルチトランシー
バにおいて、 マルチトランシーバは、STNからの送信信号を受けて
トランシーバへ信号を送出する第1の送信器と、トラン
シーバからの信号を受信する第1の受信器と、信号衝突
を検出する第1の衝突検出器とを有する単一の第1のマ
ルチトランシーバユニット(UT1)と、 第1のマルチトランシーバユニット(UT1)の第1の
送信器、受信器及び衝突検出器に対応して設けられる第
2の送信器、受信器及び衝突検出器と、STNから供給
される直流電圧を所定の電圧に変換するDC/DC変換
器とを有するN台のSTNがそれぞれ接続されるN台の
第2のマルチトランシーバユニット(UT2)と、 第1のマルチトランシーバユニット(UT1)にN台の
第2のマルチトランシーバユニット(UT2)を並列接
続する送信バス、受信バス及び電源バスを有する回路バ
スとを備え、 N台の第2のマルチトランシーバユニット(UT2)
は、DC/DC変換器によって変換された直流電圧によ
って駆動され、第1のマルチトランシーバユニット(U
T1)は、電源バスから供給される第2のマルチトラン
シーバユニットが駆動される直流電圧によって駆動さ
れ、STNから供給される直流電圧は、電源バスを介し
て伝送路に接続されたトランシーバへ供給されることを
特徴とするマルチトランシーバを提供する。
なお、上記第1のマルチトランシーバユニット(UT
1)は、STNから、第2のマルチトランシーバユニッ
ト(UT2)及び電源バスを介して供給される直流電圧
を所定の電圧に変換するDC/DC変換器を有する構成
とすることもできる。
〔作用〕
以上の構成により、第1のマルチトランシーバユニット
で受信したトランシーバからの信号は第2のマルチトラ
ンシーバユニットに送出され、第2のマルチトランシー
バユニットに接続されたステーションに送出される。一
方、ステーションから送出された信号は第2のマルチト
ランシーバユニットを介して第1のマルチトランシーバ
ユニットに送られ、第1のマルチトランシーバユニット
からトランシーバに送出される。信号衝突がある場合、
第1のマルチトランシーバユニットの衝突検出器から第
2のマルチトランシーバユニットの衝突検出器にJAM
信号が送られ、各ステーションに送出される。各ステー
ションでは衝突を認識してデータ送出を停止する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図(a)は本発明の基本構成を示すもので、通信媒体
路となる同軸ケーブル31にトランシーバ32が接続され、
トランシーバ32とマルチトランシーバ33がツイストペア
ケーブルからなるトランシーバケーブル34によって接続
されている。マルチトランシーバ33は第1のトランシー
バユニットUT1と、複数の第2のトランシーバユニッ
トUT2とからなっており、第2のトランシーバユニッ
トUT2はそれぞれ1対1で対応する各ステーションS
1〜Snにトランシーバケーブル34によって接続されてい
る。第2図(a)はマルチトランシーバ33の回路図であっ
て、第2のトランシーバユニットの直流電圧変換器から
給電される例を示す。マルチトランシーバ33の第1のト
ランシーバユニットUT1および第2のトランシーバユ
ニットUT2はそれぞれ、別個の筐体内に配置されてお
り、ステーションが増加する場合には第2のトランシー
バユニットUT2をビルディングブロック方式で増設で
きるようになっている。また、トランシーバケーブル34
と第1のトランシーバユニットUT1および第2のトラ
ンシーバユニットUT2との接続は各ユニットの筐体に
設けられたコネクタによって行われる。第1のトランシ
ーバユニットUT1は送信線側に接続されたパルストラ
ンスPT,ラインドライバLD,受信器増幅回路REC AM
P,衝突検出器COL DET,受信バッファRBからなる送信
機構と、受信線側に接続されたパルストランスPT,ラ
インレシーバLR、送信ドライバTDからなる受信機構
と、衝突線側に接続されたパルストランスPT,前記衝
突検出器COL DETに接続された送信線のラインドライバ
LDの出力端子に接続されたラインレシーバLRからな
る衝突検出機構と、LSI電源バスと、単に内部を通過
する電源線を有してなり、送信機構,受信機構,衝突検
出機構はバス終端抵抗(RO)を接続した送信バス,受
信バスにそれぞれ接続される。ここでR0は送信バス,
受信バスの終端インピーダンスを示し、これによりバス
上のインピーダンスが決定される。トランシーバケーブ
ル34により各ステーションS1〜Snが接続される第2の
トランシーバユニットUT2は、受信線側に接続された
パルストランスPT,ラインドライバLD,受信器増幅
回路REC AMP,受信バッファRBからなる受信機構と、
衝突線側に接続されたパルストランスPT,ラインドラ
イバLD,衝突検出器COL DETからなる衝突検出機構
と、送信線側に接続されたパルストランスPT,ライン
レシーバLR,送信ドライバTDからなる送信機構と、
電源線側に接続された直流電圧変換器(DC/DC CONV)と
ダイオードD1,D2を接続してなる電源ライン機構とか
らなり、前述した第1のトランシーバユニットUT1同
様、各端は、送信バス,受信バス,電源バスの各バスに
それぞれ接続される。
第2図(a)の一点鎖線の中の小さな方形の破線で包囲し
た回路はLSI1個で実現可能であり、例えば、米国A
MD社のAM7996で市場に提供されている。
これら第1および第2のトランシーバユニットUT1,
UT2はCSMA/CD方式を用いたLAN用マルチト
ランシーバの各ユニットであり、LSIが使用できる。
第2のトランシーバユニットUT2における直流電圧変
換器(DC/DC CONV)は+12Vの外部電圧からLSIに供
給する電圧(例えば、Vs=−9V)を作るものであ
り、この直流電圧変換器にはダイオードD1が接続され
て上記電圧が供給されるようになっている。一方、ダイ
オードD2は第1および第2のトランシーバユニットU
T1,UT2を経て、トランシーバケーブル34を経由し
て、各ステーションからの電力を同軸ケーブル側のトラ
ンシーバ32に供給するものである。なお、送信バス,受
信バス,電源バス,およびLSI電源バスは第2のトラ
ンシーバユニットUT2をN台接続可能とするものであ
り、第2のトランシーバユニットUT2はコネクタによ
って接続される。
次に第1図(a)および第2図(a)を参照して、他系列のス
テーションにデータを伝送する場合を説明する。
例えば、第1図(a)のステーションS1よりデータを伝送
する場合は、ステーションS1よりトランシーバケーブ
ル34を経て、マルチトランシーバ33を構成する第2のト
ランシーバユニットUT2の送信線にデータを送出す
る。この送信線に入力したデータ信号はパルストランス
PT,ラインレシーバLR,送信ドライバTDを経て、
送信バスに至る。そして、送信バスから第1のトランシ
ーバユニットUT1の受信バッファRB,受信器増幅回
路REC AMP,ラインドライバLD,パルストランスPT
を経て、送信線に至り、トランシーバケーブル34を経由
して同軸ケーブル31に接続されたトランシーバ32に至
り、同軸ケーブル31に送出される。アドレスを指定した
データ信号の場合は図示されない、他系列の指定ステー
ションに至り、指定ステーションを経由して第1のトラ
ンシーバユニットUT1の受信線に戻る。この第1のト
ランシーバユニットUT1の受信線に戻った信号はパル
ストランスPT,ラインレシーバLR,送信ドライバT
Dを経て受信バスに至り、第2のトランシーバユニット
UT2の受信バッファRB,受信器増幅回路REC AMP,
ラインドライバLD,パルストランスPTを経て、受信
線に入りステーションS1に戻り、データの送出,受信
を可能とする。このとき、マルチトランシーバ33側のス
テーションで複数のステーションから送出があった場合
は、第1のトランシーバユニットUT1の衝突検出器CO
L DETが作動し、ラインドライバLDにJAM信号を送
出し、このJAM信号をLSIの外部のラインレシーバ
LRで受け、受信バスを経由して第2のトランシーバユ
ニットUT2の衝突検出器COL DETに至る。この衝突検
出器COL DETは衝突線を経て各ステーションにJAM信
号を送出し、回線上で衝突が発生していることを認識
し、データ送出を停止する。また、ステーションS1
り同軸ケーブル31に接続したトランシーバ32を経由して
同軸ケーブル31上にデータを送出するのと同時に他系列
のステーションから同軸ケーブル31にデータを送出する
と衝突が発生する。このときトランシーバ32では衝突検
出器が作動し、トランシーバケーブル34の衝突線を経て
JAM信号を送出してくる。このJAM信号により受信
バスを経て第2のトランシーバユニットUT2の衝突検
出器COL DETが作動しステーションS1は同軸ケーブル上
で衝突を確認し、データ送出を停止する。同軸ケーブル
31を使用し、図示しない他系列のステーションよりマル
チトランシーバ33の各ステーションS1〜Snでデータを
受信する場合は、前述した送信の操作と逆になる。この
ような構成において、マルチトランシーバの電源は各ス
テーションS1〜Snの電源をトランシーバケーブル34を
経て電源線より電源バスに接続されている。マルチトラ
ンシーバ33の電源を各ステーションの電源に適用できる
のはマルチトランシーバ33をLSIで構成したため、は
じめて可能になるものである。破線で囲んだ各LSIの
電源は、前記電源線を経て第2のトランシーバユニット
UT2に設けられた直流電圧変換器(DC/DC CONV)を経
てSG,VSにより供給される。なおダイオードD1,D2
はワイヤードオアを可能とする目的で付加しているもの
である。
第1図(b)はマルチトランシーバ33を2段にしてそれに
接続されるステーションを2段に接続した場合を示すも
のである。
第1図(c)はマルチトランシーバ33を構成する第1のト
ランシーバユニットUT1をターミネータTRMに変更
し、第2のトランシーバユニットUT2に接続されたス
テーションS1〜SnでミニLANを構成してステーショ
ン2局間でデータ伝送を可能としたものである。第2図
(b)はその回路図であり、その作動を説明する。ターミ
ネータTRMは第1のトランシーバユニットUT1のバ
スの一端にバスのインピーダンスを決定する抵抗R
O(例えばRO=200Ω)を設けることによって構成され
る。ステーションS1よりの送信データは第2のトラン
シーバユニットUT2の送信線,パルストランスPT,
ラインレシーバLR,送信ドライバTDを経て、送信バ
スに入り、ターミネータTRMを経て受信バスに至り、
ステーションS2の第2のトランシーバユニットUT2
の受信バッファRB,受信器増幅回路REC AMP,ライン
ドライバLD,パルストランスPTを経て、受信線に入
りトランシーバケーブル34を経てステーションS2に送
出される。この例において、ステーションをさらに増加
してSnとし、S1ステーションにS2とSnの2つのステ
ーションが同時に送信した場合は、S1ステーションの
衝突検出器COL DETが作動し、ラインドライバLD,パ
ルストランスPTを経て、衝突線に衝突検出信号を出
し、ステーションS1を経由して送信線に入りS2,Sn
局の衝突線に衝突検出信号を送信する。
第1図(d)は第1図(c)を多段化した実施例である。これ
ら第1図(c),(d)においては、IEEEスタンダード80
2.3に規定される通信媒体を同軸ケーブルから送信バス
と受信バスに変更するとともに、そのバスがターミネー
タTRMにより接続されることで同軸ケーブルと同一の
機能を果たすようにしても良い。なお、IEEEスタン
ダード802.3で規定される同軸ケーブルはインピーダン
ス50Ωに限定されるが本システムの場合はバスのインピ
ーダンスを高く(例えばRO=200Ω)することにより消
費電力の低減が可能である。
第2図(c)はマルチトランシーバ33の回路図であって第
1のトランシーバユニットに直流電圧変換器(DC/DC)
を内蔵する例を示す。この場合は第2のトランシーバユ
ニットと同様にステーションの直流電源から給電される
ため、第2図(a)に示すダイオードD1,及びLSI電源
バスは不要となる。更に、第2のトランシーバユニット
内の直流電圧変換器は第1のトランシーバユニットへの
給電としなくて済むため第2図(a)における実施例より
小型化と長寿命化が図れる。信号系統の動作は第2図
(a)と同一である。
〔発明の効果〕
以上説明した通り、本発明のマルチトランシーバによれ
ば、トランシーバとN台のステーションとの中継を行う
第1のマルチトランシーバユニットとN台のステーショ
ンのそれぞれに対応する第2のマルチトランシーバユニ
ットを備え、これらを回路バスで接続するため、第1の
マルチトランシーバユニットを小型にでき、全体を小型
化することができる。また、第1及び第2のマルチトラ
ンシーバユニットの電力が各ステーションから供給され
るため、電力供給のために電源コンセント近傍にマルチ
トランシーバを設置しなければならないというレイアウ
ト上の制限は無くなり、かつ、各マルチトランシーバユ
ニットへの電力供給がステーションの使用時に限られる
ので、マルチトランシーバの寿命が長くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b),(c),(d)は本発明の構成の各例を示すブ
ロック図。第2図(a),(b),(c)は本発明のマルチトラン
シーバの各実施例の回路図。第3図(a),(b)は従来のト
ランシーバのブロック図。第3図(c)はそのマルチトラ
ンシーバの回路図。 符号の説明 1,31…同軸ケーブル 2a〜2d,6…トランシーバ 3,34…トランシーバケーブル 4a〜4d,7a〜7h…ステーション 5…マルチトランシーバ 8a〜8h…ステーションチャンネル 11…送信バス 12…トランシーバケーブル 13,16,19,20…ゲート 14…制御バス 15…中継制御回路 17…受信バス 18…衝突バス 20…電源 21…電源制御回路 32…トランシーバ 33…マルチトランシーバ 34…トランシーバケーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CSMA/CD方式(Carrier Sense Mult
    iple Access with collision Detection)のLAN(Lo
    cal Area Network)の伝送路に接続されたトランシーバ
    にN台のSTN(station)を接続するためのマルチト
    ランシーバにおいて、 前記マルチトランシーバは、前記STNからの送信信号
    を受けて前記トランシーバへ信号を送出する第1の送信
    器と、前記トランシーバからの信号を受信する第1の受
    信器と、信号衝突を検出する第1の衝突検出器とを有す
    る単一の第1のマルチトランシーバユニット(UT1)
    と、 前記第1のマルチトランシーバユニット(UT1)の前
    記第1の送信器、受信器及び衝突検出器に対応して設け
    られる第2の送信器、受信器及び衝突検出器と、前記S
    TNから供給される直流電圧を所定の電圧に変換するD
    C/DC変換器とを有する前記N台のSTNがそれぞれ
    接続されるN台の第2のマルチトランシーバユニット
    (UT2)と、 前記第1のマルチトランシーバユニット(UT1)に前
    記N台の第2のマルチトランシーバユニット(UT2)
    を並列接続する送信バス、受信バス及び電源バスを有す
    る回路バスとを備え、 前記N台の第2のマルチトランシーバユニット(UT
    2)は、前記DC/DC変換器によって変換された前記
    直流電圧によって駆動され、前記第1のマルチトランシ
    ーバユニット(UT1)は、前記電源バスから供給され
    る前記第2のマルチトランシーバユニットが駆動される
    前記直流電圧によって駆動され、前記STNから供給さ
    れる前記直流電圧は、前記電源バスを介して前記伝送路
    に接続されたトランシーバへ供給されることを特徴とす
    るマルチトランシーバ。
  2. 【請求項2】前記第1のマルチトランシーバユニット
    (UT1)は、前記STNから、前記第2のマルチトラ
    ンシーバユニット(UT2)及び前記電源バスを介して
    供給される前記直流電圧を前記所定の電圧に変換するD
    C/DC変換器を有する請求項1記載のマルチトランシ
    ーバ。
JP63006269A 1988-01-14 1988-01-14 マルチトランシーバ Expired - Fee Related JPH0657006B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63006269A JPH0657006B2 (ja) 1988-01-14 1988-01-14 マルチトランシーバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63006269A JPH0657006B2 (ja) 1988-01-14 1988-01-14 マルチトランシーバ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01181352A JPH01181352A (ja) 1989-07-19
JPH0657006B2 true JPH0657006B2 (ja) 1994-07-27

Family

ID=11633711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63006269A Expired - Fee Related JPH0657006B2 (ja) 1988-01-14 1988-01-14 マルチトランシーバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0657006B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63214039A (ja) * 1987-03-03 1988-09-06 Toshiba Corp マルチトランシ−バ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63214039A (ja) * 1987-03-03 1988-09-06 Toshiba Corp マルチトランシ−バ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01181352A (ja) 1989-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6175556B1 (en) Remote powered ethernet repeater
US4959833A (en) Data transmission method and bus extender
US4918688A (en) Method and apparatus for coupling computer work stations
EP0093623B1 (en) Transceiver multiplexor
US4809361A (en) Optical composite transceiver
EP0196347B1 (en) Infrared communication system
AU687026B2 (en) Method and apparatus for connecting nodes for a computer network
KR920002900B1 (ko) 통신회로망 장치
KR870005522A (ko) 세선형 멀티포트 중계기
US4959829A (en) Dual cable communication system
US4658396A (en) Redundancy arrangement for a local area network
AU705395B2 (en) Antenna alarm detection system
US4602364A (en) Local area data communication network
US5187605A (en) Optical transceiver
WO1997023077A9 (en) Method for in-band communication of management information in a backplane architecture of a stackable ethernet repeater
JPS5819044A (ja) 電気−光インタフエ−ス回路
US4700342A (en) Remote repeater in transmission bus system
US5703883A (en) Expandable repeater controller
JPH0657006B2 (ja) マルチトランシーバ
US7421051B2 (en) Radio communication system and method, wireless network forming device, radio transmission unit and method, and radio reception unit and method
JP3333117B2 (ja) 無線通信ユニット
CN216356761U (zh) 一种基于光端机的can远距离通信系统
KR920007747Y1 (ko) Lan 접속용 송수신 장치
CN116800556A (zh) 不限节点数量的串行总线组网的mBUS总线通讯方法
JPS6249739A (ja) スタ−カプラ装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees